JP2000066350A - カメラ用印画シート及びカメラ - Google Patents

カメラ用印画シート及びカメラ

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JP2000066350A
JP2000066350A JP10237142A JP23714298A JP2000066350A JP 2000066350 A JP2000066350 A JP 2000066350A JP 10237142 A JP10237142 A JP 10237142A JP 23714298 A JP23714298 A JP 23714298A JP 2000066350 A JP2000066350 A JP 2000066350A
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data
chip
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Toshiaki Iwabuchi
寿章 岩渕
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の写真撮影に加えて、印画面を汚すこと
なく画像以外の各種のデータを記録することが可能なカ
メラ用印画シート及びカメラを提供する。 【解決手段】 カメラ用印画シートAには、印画紙10
0の裏面に貼り付けられれる補強シート110、120
の間にICチップ140を埋設している。このICチッ
プ140は、アンテナ150を介して無線通信を行う機
能を有する。一方、インスタントカメラBには、ICチ
ップ140と無線通信を行う無線通信部210、及びデ
ータ入力装置220、230、データ再生装置240、
250が設けられている。そして、データ入力装置22
0、230で入力したデータを無線通信によってICチ
ップ140に伝送し記憶する。また、ICチップ140
に記憶したデータを無線通信により読み出し、データ再
生装置240、250で再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに装着さ
れ、カメラにより撮影した画像を印画するためのカメラ
用印画シート及びカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、いわゆるインスタントカメラ
においては、所定の印画紙(カメラ用印画シート)を装
着して被写体を撮影することにより、ポジ画像を印画紙
上に印画し、数10秒程度でカラー写真や白黒写真を作
製できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
インスタントカメラでは、撮影した被写体の画像のみを
印画紙に印画するものであり、画像以外のデータを記録
しようとした場合、例えば日付けについては、印画紙の
上に画像とともに記録できるが、その他の各種データ、
例えば被写体の説明やその時の天候、あるいは撮影にま
つわるメッセージ等を文字データとして任意に記録する
ことはできなかった。また、メッセージ、ボイスメモ、
産声、その他の環境音等を音響データとして任意に記録
することもできなかった。
【0004】そこで本発明の目的は、通常の被写体の撮
影による画像の印画に加えて、印画面を汚すことなく、
画像以外の各種のデータを記録することが可能なカメラ
用印画シート及びカメラを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のカメラ用印画シ
ートは、前記目的を達成するため、カメラに装着され、
カメラにより撮影した画像を印画するためのカメラ用印
画シートにおいて、前記カメラにより撮影した画像を印
画するための印画面の裏側に、無線通信機能を備えたI
Cチップを設け、前記カメラに設けた無線通信部との無
線通信により画像以外のデータを前記ICチップ内のメ
モリに記憶するようにしたことを特徴とする。また本発
明のカメラは、被写体を撮影し、その画像をカメラ用印
画シートに印画するカメラおいて、前記カメラ用印画シ
ートに設けられた無線通信機能を備えたICチップと無
線通信を行い、画像以外のデータを前記ICチップに記
憶するようにしたことを特徴とする。
【0006】本発明のカメラ用印画シートにおいて、印
画面には、カメラにより撮影した画像が印画される。ま
た、印画面の裏側に設けたICチップでは、その無線通
信機能によってカメラに設けた無線通信部との無線によ
る交信を行い、カメラ側で入力された画像以外のデータ
を受信する。そして、受信したデータをICチップ内の
メモリに記憶する。これにより、このカメラ用印画シー
トを所定の再生装置にかけることにより、ICチップの
メモリに記憶したデータを再生し、文字データや音響デ
ータとして出力できる。したがって、印画面に記録した
画像とともに、各種の文字データや音響データを多用途
に用いることができ、カメラ用印画シートの利用価値を
向上することができる。
【0007】本発明のカメラにおいて、印画シートの印
画面に、被写体を撮影した画像を印画するとともに、カ
メラ用印画シートに設けられたICチップと無線通信を
行い、画像以外のデータをICチップのメモリに記憶す
る。例えば、カメラに設けられたデータ入力装置より入
力した被写体の説明やその時の天候、あるいは撮影にま
つわるメッセージ等を文字データとして任意に記録する
ことはできる。また、メッセージ、ボイスメモ、産声、
その他の環境音等を音響データとして任意に記録するこ
とができる。したがって、印画面に記録した画像ととも
に、各種の文字データや音響データを多用途に用いるこ
とができ、カメラの利用価値を向上することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるカメラ用印画
シート及びカメラの実施の形態について説明する。図1
は、本発明によるカメラ用印画シートAの一例を示す断
面図である。図示のように、このカメラ用印画シートA
は、写真画像が印画される印画面を有する印画紙100
と、この印画紙100の裏面に積層される一対の補強シ
ート110、120と、この補強シート110、120
の間に挟持された状態で配置されるICチップ140
と、ICチップ140に接続されたアンテナ150と、
補強シート110と印画紙100とを結合する接着層1
60とを有している。
【0009】ICチップ140は、後述のようにアンテ
ナ150を介して無線通信を行う機能と、データを蓄積
するメモリとを有し、インスタントカメラ側に設けた後
述する無線通信部からのアクセスに応じて、画像以外の
文字データ(日時、被写体、天候等)や音響データ(メ
ッセージ、ボイスメモ、産声等)を無線通信部より受信
して記憶し、また、このようにメモリに記憶したデータ
を再生して、無線通信部に送信する機能を有する。IC
チップ140は、100μm以下の小さいものを用いる
ことにより、印画シートAの湾曲によるチップの破損を
防止している。
【0010】また、アンテナ150は、電波を効率よく
送受するための十分な大きさを有している。また、補強
シート110、120は、それぞれ合成樹脂よりなり、
ICチップ140及びアンテナ150を熱溶着によって
密閉状態で埋設している。また、アンテナ150、補強
シート110、120、及び接着層160は、一定の可
撓性を有し、印画紙100の湾曲に対応するようになっ
ている。
【0011】図2は、本例におけるインスタントカメラ
Bの概要を示す説明図である。本例のインスタントカメ
ラBは、例えば拡散転写法を用いて被写体の写真撮影を
行うものであり、ネガ印画紙上に像を複写し、ポジ印画
紙と密着させて現像を行うことにより、ネガ印画紙上の
未露光部の銀塩をポジ印画紙上に拡散させて転写像を得
るようにしたものである。図2に示すように、このイン
スタントカメラBは、被写体を撮像するカメラ部200
と、カメラ用印画シートAのICチップ140との間で
無線通信を行う無線通信部210と、無線通信部210
を介してICチップ140に書き込むためのデータを入
力する2種類のデータ入力装置220、230と、無線
通信部210を介してICチップ140からのデータを
再生するための2種類のデータ再生装置240、250
と、電源供給用の電源部260とを有する。
【0012】カメラ部200は、被写体を撮像して上述
したカメラ用印画シートAに画像を印画するものであ
り、光学系、シャッタ機構、AF機構、印画シートAの
装着機構等から構成されている。無線通信部210は、
無線通信用のアンテナ212を有し、このアンテナ21
2をカメラ部200の所定位置にセットされた印画シー
トAのアンテナ150に対して近接する位置に配置した
ものである。無線通信部210のアンテナ212と印画
シートAのアンテナ150とを近接配置することによ
り、微小電力による効率のよい無線伝送を行えるように
するとともに、周囲に電波が漏れることを回避し、例え
ばインスタントカメラB内に他の印画シートが収容され
ている場合でも、対象となる撮影中の印画シートだけと
無線通信を行うようになっている。なお、電波の周囲へ
の漏洩を防止するため、無線通信部210のアンテナ2
12と印画シートAのアンテナ150とによる無線通路
と周囲とを電磁的にシールドするような構造としてもよ
い。
【0013】また、データ入力装置220、230のう
ち、一方のデータ入力装置220は、音響データを入力
するためのマイク222を有し、マイク222から入力
された音響信号を信号処理して送信用の音響データに変
換し、無線通信部210に出力するものである。このよ
うにマイク222を付加したことで、簡便に音声情報を
入力することができる。また、他方のデータ入力装置2
30は、文字データを入力するためのキー入力装置であ
り、例えばテンキーやファンクションションキーより構
成されている。ユーザは、所定の手順でキー入力を行う
ことにより、日時、被写体、天候等の文字入力を行う。
【0014】なお、この種のインスタントカメラBに設
けることができるキー入力装置は、規模的に小さいもの
に限られるが、入力できるデータの種類を限定すること
により、少ないキーの数でも対応できるように構成して
いる。また、このキー入力の際に、後述するLCD表示
器252によるガイダンス画面を用いることにより、効
率よく文字データを入力できる構成となっている。そし
て、データ入力装置230は、このようにキー入力され
たデータを送信用の文字データに変換し、無線通信部2
10に出力する。なお、このデータ入力装置230は、
本例のインスタントカメラBにおける他の各種キー入力
にも用いられるものである。
【0015】また、データ再生装置240、250のう
ち、一方のデータ再生装置240は、音響データを出力
するためのスピーカ242を有し、無線通信部210か
ら入力された音響データを信号処理して出力用の音響信
号に変換し、スピーカ242に出力するものである。ま
た、他方のデータ再生装置250は、文字データを表示
するためのLCD表示器252を有し、無線通信部21
0から入力された文字データを信号処理して表示用の文
字データに変換し、LCD表示器252に出力するもの
である。なお、LCD表示器252は、本例のインスタ
ントカメラBにおける他の各種表示にも用いられるもの
であり、上述したデータ入力装置230におけるデータ
入力の際のガイダンス表示等も行うようになっている。
電源部260は、乾電池または充電池等により、インス
タントカメラBの各部に電源を供給する。
【0016】以上のようなカメラ用印画シートA及びイ
ンスタントカメラBは、カメラ用印画シートAをインス
タントカメラBに装填して、所定の手順により撮影作業
を行うことにより、被写体の映像がカメラ部200によ
り撮像され、印画紙100に印画される。そして、この
撮影の際に、所定の操作を行うことにより、データ入力
装置220より音響信号、あるいはデータ入力装置23
0より文字データを入力し、これを無線通信部210を
介してICチップ140に書き込むようにする。なお、
このように画像以外のデータを記憶する動作タイミング
として、撮影作業を行う際に同時に行うようにすること
も可能であるし、また、撮像作業とは無関係に行うよう
にすることも可能である。
【0017】また、一旦撮像済の印画シートAをインス
タントカメラBに再び装填し、データの書き込みだけを
行うことも可能である。したがって、撮像済の印画シー
トAの写真を見ながら、データとして記憶させる内容を
吟味して入力するというような処理も可能である。ま
た、被写体を撮像できるタイミングよりも、音響データ
を捉えるタイミングの方が早くくる場合には、未使用の
印画シートAをセットした後、初めに音響データの入力
と、記憶を行った後、その印画シートAにより撮像を行
うような使用方法も可能である。すなわち、カメラ部2
00の撮像系の処理とは分離して、データ入力装置22
0、230によるデータ入力動作を行うようにすれば、
種々の幅広い使用形態で活用することが可能である。
【0018】また、以上のようにしてICチップ140
に記憶したデータを、所定の操作により無線通信部21
0からアクセスして読み出し、データ再生装置240で
音響データを再生し、スピーカ242で出力させたり、
データ再生装置250で文字データを再生し、LCD表
示器252で表示させたりすることができる。このよう
に、インスタントカメラB自体に再生装置を設けたこと
から、例えば記憶したデータを直に再生することがで
き、適正に記憶されているか否かを容易に確認できる。
【0019】また、以上のようにして、インスタントカ
メラBにおいて被写体の撮像とともに、画像以外のデー
タを記憶した印画シートAは、インスタントカメラB以
外の再生装置にかけて、データの再生を行うようにする
ことができる。ここで、再生装置の構成としては、イン
スタントカメラBで説明した再生系(無線通信部21
0、データ再生装置240、250、スピーカ242、
LCD表示器252)と同様の構成を有するものとし、
同様の動作によって、印画シートAのデータを再生する
ものとする。また、図2に示す構成では省略している
が、インスタントカメラBに外部の入力装置や再生装置
と接続するためのインタフェースを設けることにより、
外部の入力装置で入力されたデータをインタフェースを
介して無線通信部210に送り、印画シートAのICチ
ップ140に書き込んだり、あるいは、ICチップ14
0から読み出したデータを、無線通信部210よりイン
タフェースを介して外部の再生装置に送り、この再生装
置で再生するというようなシステムを構成することも可
能である。
【0020】図3は、以上のようなカメラ用印画シート
AにおけるICチップ140の内部回路の構成を示すブ
ロック図であり、図4は、ICチップ140に対するデ
ータの記録、再生を行う無線通信部210の構成例を示
すブロック図である。以下、これらの図に基づいて、両
者の構成、及び動作について説明する。まず、図3にお
いて、アンテナ(アンテナ150)2は、無線通信部2
10からの電波を受信し、受信した電波に対応する信号
を同調回路3および電源回路12に供給するものであ
る。同調回路3は、アンテナ2より供給された信号か
ら、ICチップ140と無線通信部210との間の通信
に用いられる搬送波周波数を抽出するものである。増幅
回路4は、入力された信号を所定のレベルにまで増幅し
た後、出力するものである。復調回路5は、搬送波周波
数に変調された信号を復調し、対応する所定のデータに
変換するものである。通信制御回路6は、データの送受
信を切り換えるものである。
【0021】マイコン(マイクロコンピュータ)7は、
ROM8に記億された制御プログラムに従って各部を制
御するものである。また、通信制御回路6を介して供給
されたデータのうち、記億しておく必要のあるデータを
適宜、EEPROM9に供給するものである。変調回路
10は、通信制御回路6より供給されたデータを搬送波
周波数の信号に変調し、出力するものである。増幅回路
11は、変調回路10より供給された搬送波周波数に変
調された信号を、通信に必要なレベルにまで増幅するも
のである。そして、アンテナ2は、増幅回路11によっ
て増幅された搬送波周波数の信号を電波によって送宿す
る。
【0022】次に、このような構成によるICチップ1
40の動作について説明する。まず、無線通信部210
から送信された電波を受信し、それをEEPROM9に
記憶させる場合の処理手順について説明する。アンテナ
2によって受信された電波は、対応する電気信号に変換
され、同調回路3に供給される。同調回路3は、アンテ
ナ2より供給された信号のうち、所定の搬送渡周波数に
対応する信号だけを抽出し、増幅回路4に供給する。増
幅回路4は、同調回路3より供給された信号を所定の信
号レベルにまで増幅した後、復綱回路5に供給する。
【0023】復調回路5は、増幅回路4より供給された
信号を復調し、通信制御回路6に供給する。通信制御回
路6は、この場合、受信モードに切り換えられており、
復調回路5より供給された信号をディジタルのデータに
変換した後、マイコン7に供給する。通信制御回路6よ
りマイコン7に供給されたデータは、マイコン7により
記憶しておくべきデータであるか否かが判定され、判定
の結果に基づいて、適宜、EEPROM9に供給きれ、
記憶される。アンテナ2より供給された電気信号は、電
源回路12にも供給される。ここでは、無線通信部21
0から送信される搬送波との電磁結合により、エネルギ
が取り出され、必要な電力が各部に供給される。このよ
うに、ICチップ140には、外部から電源が供給され
る。
【0024】次に、通信制御回路6より供給された無線
通信部210からのデータ(コマンド)が、EEPRO
M9に記億されているデータの伝送要求である場合の動
作について説明する。マイコン7は、通信制御回路6を
介してデータの送信要求に対応するデータ(コマンド)
を受信すると、EEPROM9から、そこに記億されて
いるデータを読み出し、読み出したデータを通信制御回
路6に供給する。通信制御回路6は、動作モードを送信
モードに切り換え、マイコン7より供給されたデータを
変調回路10に供給する。変調回路10は、通信制御回
路6より供給された信号を搬送波周波数に変調し、増幅
回路11に供給する。増幅回路11は、変調回路10よ
り供給された信号を、通信に必要なレベルにまで増幅す
る。増幅回路11によって増幅された信号は、アンテナ
2を介して送信される。
【0025】次に、図4において、アンテナ22は、I
Cチップ140に対して所定の信号を送信したり、IC
チップ140との間の通信を行うために、所定の搬送波
の送受信を行うものである。また、ICチップ140に
対して電源を供給するための磁界を発生するようにもな
されている。同調回路23は、アンテナ22より供給さ
れた信号から、ICチップ140と無線通信部210と
の間の通信に用いられる搬送波周波数を抽出するもので
ある。増幅回路24は、入力された信号を所定のレベル
にまで増幅した後、出力するものである。復調回路25
は、搬送波周波数に変調された信号を復調し、所定のデ
ータに変換するものである。通信制御回路26は、デー
タの送受信を切り換えるとともに、通信を制御するもの
である。
【0026】マイコン27は、ROM28に記億された
制御プログラムに従って各部を制御するものである。ま
た、通信制御回路26を介して供給されたデータを適
宜、RAM29に供給する。変調回路30は、通信制御
回路26より供給されたデータを搬送波周波数の信号に
変調し、出力するものである。増幅回路31は、変調回
路30より供給された搬送波周波数に変調された信号
を、通信に必要なレベルにまで増幅するものである。そ
して、アンテナ22は、増幅回路31によって増幅され
た搬送波周波数の信号を電波によって送信する。
【0027】次に、このような構成による無線通信部2
10の動作について説明する。まず、ICチップ140
から送信されたデータを受信する場合の動作たついて説
明する。アンテナ22によって受信されたICチップ1
40からの搬送波は、対応する電気信号に変換された
後、同調回路23に供給される。同調回路23は、アン
テナ22より供給された信号から、所定の撤送波周波数
の信号を抽出し、増幅回路24に供給する。
【0028】増幅回路24は、同調回路23より供給さ
れた信号を所定の信号レベルにまで増幅した後、復調回
路25に供給する。復調回路25は、搬送波周波数に変
調された信号を復調し、通信制御回路26に供給する。
通信制御回路26は、受信モードに切り換えられ、復調
回路25より供給された信号をディジタルのデータに変
換した後、マイコン27に供給する。マイコン27は、
通信制御回路26より供給されたデータを一旦RAM2
9に記億させる。そして、RAM29に記億されたデー
タは、通信線32を介してデータ再生装置に出力され
る。
【0029】次にデータ伝送要求が発生し、無線通信部
210からICチップ140に対して、所定のデータを
伝送する場合の動作について説明する。その場合、必要
に応じて通信線32を介してデータ入力装置からマイコ
ン27に対し、ICチップ140に記億させたいデータ
等が伝送される。マイコン27は、通信線32を介して
供給されたデータまたはRAM29に記憶されているデ
ータを通信制御回路26に供給する。
【0030】通信制御回路26は、マイコン27より供
給されたデータをアナログの信号に変換した後、変調回
路30に供給する。変調回路30は、通信制御回路26
より供給された信号を所定の搬送波周波数の信号に変調
し、増幅回路31に供給する。増幅回路31は、変調回
路20より供給された信号を通信に必要なレベルにまで
増幅した後、アンテナ22を介して送信する。アンテナ
22を介して送信された信号は、ICチップ140のア
ンテナ2によって受信され、上述のようにしてEEPR
OM9に書き込まれる。以上のようにして、メモリカー
ドAと無線通信部210との間で、データの送受信を行
うことができる。
【0031】なお、以上はICチップ140と無線通信
部210との間で双方向にデータを伝送する例について
説明したが、上述したインスタントカメラAの無線通信
部210において、被写体を撮影して印画する場合に
は、ICチップ140に対してデータを送信する動作が
主体となり、逆に撮影済の印画シートAについてデータ
の再生を行う場合には、ICチップ140からデータを
受信する動作が主体となる。また、以上の例は、いわゆ
るインスタントカメラを例に説明したが、本発明はこれ
に限らず、可撓性を有するカード上の印画シートを1枚
ずつ装着して撮影するような各種のカメラとそのカメラ
用の印画シートに適用し得るものである。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明のカメラ用印
画シートでは、カメラにより撮影した画像を印画するた
めの印画面の裏側に、無線通信機能を備えたICチップ
を設け、カメラに設けた無線通信部との無線通信により
画像以外のデータをICチップ内のメモリに記憶するよ
うにした。したがって、印画面に記録した画像ととも
に、各種の文字データや音響データを多用途に用いるこ
とができ、カメラ用印画シートの利用価値を向上するこ
とができる。特に、凹凸のないシート状の媒体に、文字
や音声を記憶させることができるので、通常は取扱が容
易であるとともに、データの記録、再生を非接触で行え
るため、写真を傷つけることがない。
【0033】また、本発明のカメラでは、カメラ用印画
シートに設けられた無線通信機能を備えたICチップと
無線通信を行い、画像以外のデータをICチップに記憶
するようにした。したがって、印画面に記録した画像と
ともに、各種の文字データや音響データを多用途に用い
ることができ、カメラの利用価値を向上することができ
る。特に、データの記録、再生を非接触で行えるため、
写真を傷つけることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるカメラ用印画シートの一例を示す
断面図である。
【図2】図1に示すカメラ用印画シートを利用したイン
スタントカメラの概要を示す説明図である。
【図3】図1に示すカメラ用印画シートにおけるICチ
ップの内部回路の構成を示すブロック図である。
【図4】図2に示すカメラに設けられる無線通信部の一
例を示すブロック図である。
【符号の説明】
A……カメラ用印画シート、B……インスタントカメ
ラ、100……印画紙、110、120……補強シー
ト、140……ICチップ、150……アンテナ、16
0……接着層、200……カメラ部、210……無線通
信部、220、230……データ入力装置、240、2
50……データ再生装置、260……電源部。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラに装着され、カメラにより撮影し
    た画像を印画するためのカメラ用印画シートにおいて、 前記カメラにより撮影した画像を印画するための印画面
    の裏側に、無線通信機能を備えたICチップを設け、前
    記カメラに設けた無線通信部との無線通信により画像以
    外のデータを前記ICチップ内のメモリに記憶するよう
    にした、 ことを特徴とするカメラ用印画シート。
  2. 【請求項2】 前記ICチップには、無線通信用のアン
    テナが接続され、前記ICチップとアンテナは一対の補
    強シートによって挟持され、前記補強シートを前記印画
    シートの印画面の裏側に貼付することにより、印画シー
    トに取付けられていることを特徴とする請求項1記載の
    カメラ用印画シート。
  3. 【請求項3】 被写体を撮影し、その画像をカメラ用印
    画シートに印画するカメラおいて、 前記カメラ用印画シートに設けられた無線通信機能を備
    えたICチップと無線通信を行い、画像以外のデータを
    前記ICチップに記憶するようにした、 ことを特徴とするカメラ。
  4. 【請求項4】 音響信号を入力する音響入力装置を有
    し、前記音響入力装置より入力した音響信号を前記IC
    チップに記憶するようにしたことを特徴とする請求項3
    記載のカメラ。
  5. 【請求項5】 画像以外のデータを外部より入力するデ
    ータ入力装置を有し、前記データ入力装置より入力した
    音声を前記ICチップに記憶するようにしたことを特徴
    とする請求項3記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 前記カメラ用印画シートのICチップと
    無線通信を行い、前記ICチップに記憶されたデータを
    再生する再生装置を設けたことを特徴とする請求項3記
    載のカメラ。
  7. 【請求項7】 前記画像以外のデータは、日時、被写
    体、天候の少なくとも1つを示す文字データであること
    を特徴とする請求項3記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 前記画像以外のデータは、メッセージ、
    ボイスメモ、産声の少なくとも1つを示す音響データで
    あることを特徴とする請求項3記載のカメラ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003296677A (ja) * 2002-04-05 2003-10-17 Konica Corp 記憶体を保持したプリントシートおよびプリント方法
US7048194B2 (en) * 2002-03-27 2006-05-23 Seiko Epson Corporation Printing paper with memory element mounted thereon and printing technique using such printing paper
JP2018128623A (ja) * 2017-02-10 2018-08-16 昌栄印刷株式会社 ボイスカード、ボイスカードの製造方法、画像音声データ再生システム、及び画像音声データの再生方法

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