JP2000066273A - 高倍率撮影装置 - Google Patents

高倍率撮影装置

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JP2000066273A
JP2000066273A JP10236979A JP23697998A JP2000066273A JP 2000066273 A JP2000066273 A JP 2000066273A JP 10236979 A JP10236979 A JP 10236979A JP 23697998 A JP23697998 A JP 23697998A JP 2000066273 A JP2000066273 A JP 2000066273A
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JP10236979A
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Tadashi Goto
正 後藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高倍率撮影を極めて容易にかつ安価な装置で
実現する。 【解決手段】 フィルムを装填したカメラ本体31の前
面に取り付けた距離設定フレーム32に、拡大率に応じ
た撮影レンズ6・極端に絞った絞り7・シャッター8を
設けると共に、中間部35にストロボ10及びその駆動
用のコンデンサ37・回路基板38・電池39を設け、
前端部に取り付けたガイド板36に被写体領域を画定す
る前部開口4を形成する。前部開口4の位置に被写体を
位置させ、カメラ本体31に設けたレリーズボタン11
を押すことにより、その信号を信号ケーブル40を介し
て距離設定フレーム32に伝達し、シャッターに連動さ
せてストロボを発光して撮影する。至近距離の拡大撮影
時に必要な種々の撮影条件を何ら設定する必要がなく、
レリーズボタンを押すだけの簡単な操作で、深い被写界
深度にてかつ鮮明な拡大映像が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高倍率撮影装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、至近距離のマクロ撮影を行うに
は、一般的に高価な専用機材を用いて行うなどしていた
が、そのような専用機材を用いた撮影であっても、十分
なマクロ撮影についての知識と専門的な技術とが無けれ
ば、良好な撮影結果を得ることが困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】マクロ撮影において、
さらに接写率の高い(映像倍率の高い)高倍率撮影にあ
っては、撮影に対する困難さが増幅されるため、専門家
に依存せざるを得ないため、そのような高倍率撮影写真
をデータ処理の手段として有効活用し得る各種産業・医
療・教育・研究などの多方面において資料としての高倍
率撮影に対する要望及び必要性を感じても、そのような
資料作りを断念してしまい、多用されるに至っていない
といっても過言ではない。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、撮影の熟練者でない者であっても極めて容易に撮影
可能でありかつ安価な高倍率撮影装置を実現するため
に、本発明に於いては、フィルム装填部材を着脱自在に
取り付け可能な取付部を有する距離設定フレームと、被
写体領域を画定するべく前記距離設定フレームの前記取
付部とは相反する遊端部に設けられた前部開口と、前記
前部開口により画定された前記被写体領域を照射するべ
く前記距離設定フレームの側部に設けられたストロボラ
イトと、少なくとも前記被写体領域に位置する被写体を
前記フィルム装填部材内のフィルム面上に結像させるた
めのレンズ、及び自然光では鮮明に撮影できないが前記
被写体領域に照射されたトロボライトからの光の強度に
適合した小さな絞り開度を画定するべく前記レンズに関
連して設けられた絞り部材を含むレンズアセンブリとを
有するものとした。
【0005】これによれば、距離設定フレームの前部開
口により画定された被写体領域内に被写体を位置させる
ことにより、被写体までの的確な距離及び撮影範囲が決
定されると共に、撮影時に強制的にストロボを発光させ
ると共にその条件に適合する絞りをもって撮影すること
から、極めて近距離の被写体に対しても深い被写界深度
にてかつ鮮明な映像が得られる撮影を容易に行うことが
できる。
【0006】また、前記フィルム装填部材が、通常のロ
ールフィルムのためのフィルム巻き上げ機構及びレリー
ズボタンを有するものであることにより、通常のロール
フィルムを用いる一般的なカメラ操作で撮影することが
できる。あるいは、前記フィルム装填部材が、インスタ
ントフィルムのためのカートリッジを装填するべく適合
されているものによれば、インスタントフィルムカメラ
用のフィルムカートリッジを用いた撮影を行うことがで
き、撮影したその場で確認することができる。
【0007】あるいは、前記距離設定フレームの遊端部
が、前記前部開口を中央に画定した平坦な板部材を有す
ることによれば、例えばテーブル上に置いた被写体を撮
影する際に距離設定フレームを安定した状態に置くこと
ができる。
【0008】また、前記距離設定フレームの側面に、前
記被写体領域を側方から視認可能な少なくとも1つの側
部切り抜き部を有することによれば、被写体の状態を視
認しつつ撮影することができる。
【0009】また、前記距離設定フレームの前記レンズ
アセンブリの側方部分に、前記ストロボライトを駆動す
るための部品が配設されていることによれば、距離設定
フレームに設けたレンズや絞りを外囲する部分に比較的
大きな空間が存在し得ることから、その部分を有効活用
することができる。
【0010】また、前記距離設定フレームに、前記スト
ロボライトの照射方向に対して相反する側から前記被写
体領域を照射するためのバックストロボアダプタを更に
取り付けたことによれば、被写体に対して裏側から光を
当てた撮影を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0012】図1は、本発明に基づく高倍率撮影装置の
全体を示す斜視図である。本装置は、図に示されるよう
に、例えばAPSフィルムを装填可能なカメラ本体31
の前面に着脱自在であって使用時には一体的に取り付け
られる距離設定フレーム32を有する。その距離設定フ
レーム32は、カメラ本体31の前面にバヨネット結合
部33により公知のバヨネット結合された円筒状基端部
34と、基端部34と一体に形成された中間部35と、
その中間部35の前端部(被写体側)に取り付けられた
ガイド板36とにより構成されている。
【0013】基端部34内には、図2に併せて示される
ように、同軸的に撮影レンズ6が設けられていると共
に、撮影レンズ6の光軸上に絞り7とシャッター8とが
それぞれ同軸的に設けられており、これら撮影レンズ6
・絞り7・シャッター8によりレンズアセンブリが構成
されている。
【0014】中間部35は、上記レンズアセンブリを設
けられた部分の両側方(図における左右)にて空室を画
定するように形成されている。それら左右の中間部35
にはガイド板36の前端部に向けて照射するためのスト
ロボ10がそれぞれ設けられていると共に、各中間部3
5内にはストロボ駆動部品としてのコンデンサ37と回
路基板38とがそれぞれ受容されている。
【0015】また、左右の中間部35の間であって上記
レンズアセンブリの図1における上方部分には、中間部
35の一部としての半円筒部35aが突設されている。
その半円筒部35a内にはストロボ10及びシャッター
8の駆動用電源としての電池39が受容されている。そ
れらストロボ駆動部品が、比較的コンパクト化し得るレ
ンズアセンブリの側方に空けられたスペースに収められ
るため、部品配置のスペース効率が良い。
【0016】上記ガイド板36は、距離設定フレーム3
2の前端部に取り付けられた状態で前方に先細りとなる
テーパ状となる左右の両側壁部を有するように1枚の長
板を曲折してなる。ガイド板36の上記両側壁部間の端
面(前面)は平坦に形成されており、その前面の中央部
に図1に示されるように十字形をなす前部開口4が設け
られている。その前部開口4の十字形の中央の四つ角を
結んだ矩形状をなす領域が被写体領域になり、その被写
体領域内に被写体を位置させて撮影を行う。
【0017】これにより、被写体領域を外部から確認で
き、ファインダをのぞいて被写体領域を確認する必要が
ないため、極めて至近距離の被写体を撮影する際にカメ
ラを持った手を伸ばして撮影することもでき、そのよう
な場面での撮影をも容易に行うことができる。
【0018】撮影の際にはガイド板36の前面に設けら
れた前部開口4内に被写体を位置させる際の位置や向き
の視認を、1枚の長板を曲折した形状のガイド板36に
より覆われていない側方(図1における上下方向)から
行うことができる。さらに、ガイド板36の上記テーパ
状をなす両側壁部にも、図1に示されるように側部切り
抜き部としての窓9をそれぞれ設けている。これによ
り、被写体に対して四方から位置や向きなどを視認する
ことができ、望み通りの撮影結果を得ることができる。
【0019】また、上記したように、ガイド板36が突
出方向に先細りになるテーパ状に形成されていることに
より、被写体の周囲に出っ張りがあるような場合でも、
それらに邪魔されることなく、ガイド板36の突出端
(前端)の位置を被写体に合わせることができる。な
お、ガイド板36は、拡開側の両端部を自身の弾発復元
力により中間部35の前端部に弾発的に係合しており、
それにより着脱自在であるため、被写体に応じてガイド
板36を付け替えることができ、例えば図2の想像線に
示されるテーブルT上に本装置を置いた状態で撮影する
際に安定性を求める場合には、前面を広くしたガイド板
に付け替えれば良い。。
【0020】また、本実施の形態にあっては中間部35
から信号ケーブル40を延出し、その信号ケーブル40
の遊端部に設けたコネクタ41をカメラ本体31に差し
込み可能にし、カメラ本体31のレリーズボタン11に
よる信号の伝達を可能にしている。これにより、レリー
ズボタン11を押すことにより、シャッター8が所定の
シャッタースピード(例えば1/90秒)で開き、スト
ロボ10が同期して発光する。なお、実際の露光時間
は、シャッタースピードではなく、ストロボ発光時間
(高速度撮影相当)で決定される(絞りが極端に絞られ
ている)ため、手に持ったままでの撮影においても手振
れ状態の映像とはならない。
【0021】本装置にあっては、撮影時に強制的にスト
ロボ10を発光させると共に、自然光ではフィルムを露
光できないがストロボ光(例えばガイドNO.10)で
は露光し得る条件に適合する絞り(例えばF:44以
上)をもって撮影する。これにより、例えばガイド板3
6の前部開口4による被写界領域面に対して光軸前後方
向に5〜7mm(例えばフィルム上で等倍〜2倍)程度
の被写界深度を有し、極めて近距離の被写体に対しても
深い被写界深度にてかつ鮮明な映像が得られる。
【0022】さらに、中間部35には選択スイッチ42
が設けられており、その選択スイッチ42を操作するこ
とにより、左右のストロボ10を同時またはいずれか一
方を選択的に切り替えることができるようにしている。
これにより、被写体に対する光の当たり具合が変わり、
被写体の形状や透明度に応じた良好な映像を得ることが
できる。
【0023】また、前記したようにカメラ本体31にバ
ヨネット結合部33を介して距離設定フレーム32が着
脱自在であることから、レンズ位置などを変えて拡大率
を変えた別の距離設定フレーム32を付け替えることが
できる。これにより、種々の拡大率による撮影を行うこ
とができ、被写体に応じた適切な拡大率による映像結果
を容易に得ることができる。本図示例におけるAPSフ
ィルムを用いた場合には、フィルム上で0.5〜4倍程
度の倍率になるように拡大率を設定した距離設定フレー
ム32を用いるのが最適であり、これは、APSフィル
ムの通常のプリントで2.8〜23倍(面積比で8〜5
00倍)程度に拡大された映像を得られることになる。
【0024】逆に、カメラ本体を取り替えることもでき
る。本図示例ではAPSフィルムを装填可能なカメラ本
体31としたが、例えば図2の想像線に示されるように
35mmフィルム装填用カメラ本体31′を共通の距離
設定フレーム32に取り付けることができる。
【0025】また、APSフィルムにあっては、途中で
フィルムを巻き戻して、別のAPSフィルムにより撮影
した後に再度途中で巻き戻したフィルムを装填し直して
撮影途中の箇所までフィルムを巻き取り、再撮影可能で
あることから、途中で距離設定フレーム32を別の倍率
のものに容易に取り替えることができる。また、35m
mフィルム用のカメラ本体31′を用いた場合には、そ
のカメラ本体31′側に例えばフォーカルプレーンシャ
ッターを設けておけば、フィルム途中での距離設定フレ
ーム32の交換が可能である。または、カメラ本体に開
閉可能な遮光板を設けておくことにより、フィルムの巻
き戻しをすることなく、距離設定フレーム32の交換を
行うことができる。なお、インスタントフィルムパック
やそのカートリッジにあってはフィルム1枚ずつが遮光
されていることから、距離設定フレーム32の交換は何
ら問題なく可能である。
【0026】図3は、本発明に基づく第2の実施の形態
を示す図であり、図2と同様の部分については同一の符
号を付してその詳しい説明を省略する。この図3のもの
にあっては、フィルム装填部材としてインスタントフィ
ルム用フィルムカートリッジ31″を距離設定フレーム
32に取り付けるようにしたものである。この図3に示
されるものにあっては、フィルムカートリッジ31″に
レリーズボタン11を設け、前記実施の形態と同様に信
号ケーブル40を接続することにより、前記と同様の撮
影を行うことができる。
【0027】このインスタントフィルムを用いたものに
よれば、撮影したその場で映像の確認をすることがで
き、撮影結果が想像し難い高拡大率の映像を撮影する度
に確認することができ、撮り直しを防止することができ
る。
【0028】なお、図3の想像線に示されるように、距
離設定フレーム32から延長された信号ケーブル40の
遊端部にスイッチボックス43を設け、そのスイッチボ
ックス43に電源スイッチ44とレリーズボタン11′
とを設けるようにしても良い。このようにすることによ
り、フィルムカートリッジとして市販のインスタントフ
ィルムパックケースを用い、そのフィルムパックケース
と距離設定フレーム32とをアタッチメントを介して結
合することにより、市販のインスタントフィルムフィル
ムパックケースをそのまま使用することができる。
【0029】図4は、本発明に基づく第3の実施の形態
を示す図であり、この場合も図2と同様の部分について
は同一の符号を付してその詳しい説明を省略する。この
図4のものにあっては、距離設定フレーム32の前端部
に前記ガイド板36の代わりにバックライト付きアダプ
タ51が取り付けられている。このバックライト付きア
ダプタ51は、例えばテーブルT上に載置した状態で撮
影可能なようにその載置側を平坦に形成された箱形のケ
ーシング52を有している。
【0030】ケーシング52の図における左右端近傍に
は、カメラ本体31側に延出する互いに平行な一対の取
付弾性脚片53が一体的に設けられており、それら取付
弾性脚片53を前記と同様に距離設定フレーム32の前
端部に弾発係合させて、距離設定フレーム32にケーシ
ング52が取り付けられている。
【0031】ケーシング52には、距離設定フレーム3
2に設けられている両ストロボ10の一方の発光が被写
体領域に照射されることを遮蔽すると共にその発光を取
り込むためのガイド筒54がそのストロボ10近傍に達
するまで突設されている。また、ケーシング52内に
は、ガイド筒54内に照射されることになる上記ストロ
ボ10の発光を受光するためのフォトセンサ58と、距
離設定フレーム32のストロボ10の照射方向に対して
相反する側から照射するための左右一対の対向ストロボ
55と、それら対向ストロボ55を駆動するためのコン
デンサ56及び電池57とがそれぞれ設けられている。
【0032】また、ケーシング52の距離設定フレーム
32側の図における上面には、前記ガイド板36と同様
のガイド板36′が設けられており、そのガイド板3
6′には前記と同様の前部開口4が形成されていると共
に、上記一対の取付弾性脚片53も一体的に形成されて
いる。なお、本図示例では、扁平U字形断面形状のガイ
ド板36′を用いているが、前記実施の形態のように略
凸形をなすガイド板36をそのまま用いても良い。いず
れの場合にも、ガイド筒54を挿通させるための孔を設
けておき、ガイド板の前端部にケーシング52を取り付
けるが、ケーシング52のガイド板側対向面の形状を凹
設しておき、その凹部にガイド板の前端部をはめ込むよ
うに位置決めしたり、別個の図示されない締結手段(ね
じ止めやクリップなど)で一体化するようにしても良
い。
【0033】前部開口4の図における下側の近接した位
置にステージガラス59が配設され、そのステージガラ
ス59の図における下側に拡散板60が配設されてい
る。このステージガラス59上であって前部開口4によ
る被写体領域内に被写体を載置して、前記と同様に撮影
を行う。この時、一方のストロボ10の発光をガイド筒
54を介してフォトセンサ58により検出したら、その
検出信号に応じて対向ストロボ55を発光させるため、
被写体に対して、カメラ本体31側のストロボ10と対
向ストロボ55とを同期発光させることができる。対向
ストロボ55の光は拡散板60を介して拡散され、ステ
ージガラス59全体が光ることになる。
【0034】また、選択スイッチ42により、距離設定
フレーム32側の2つのストロボ10を前記と同様に選
択的に発光させることができる。両者を同時に発光させ
た場合には、ガイド筒54に遮蔽されていない方のスト
ロボ10と、ステージガラス59裏面側からの対向スト
ロボ55とにより、反射光及び透過光による照明効果を
得ることができる。それに対して、ガイド筒54側のス
トロボ10のみを発光させた場合には、透過光のみの照
明効果が得られ、ガイド筒54に遮蔽されていない方の
ストロボ10のみを発光させた場合には、対向ストロボ
55が発光することができないため、反射光のみの照明
効果が得られることになる。
【0035】このようにすることにより、反射光によら
ないで透過光による撮影に適した被写体(例えば透明な
物体やシルエットを撮影したいもの)を撮影したり、透
過光と反射光とを併用して物体の状態をより良く撮影す
ることができる。
【0036】
【発明の効果】このように本発明によれば、至近距離の
拡大撮影時に必要な種々の撮影条件を何ら設定する必要
がなく、距離設定フレームの前部開口により画定された
被写体領域内に被写体を位置させてレリーズボタンを押
すだけの簡単な操作で、被写体を深い被写界深度にてか
つ鮮明な拡大映像が得られる撮影を行うことができる。
また、距離設定フレーム側に至近距離の拡大撮影条件が
設定されていることから、フィルム装填部材に通常のロ
ールフィルムやインスタントフィルムカメラ用のフィル
ムカートリッジなど種々のフィルムのものを用いること
ができ、フィルムの形態が限定されず、気軽に撮影する
ことができる。あるいは、距離設定フレームの遊端部を
平坦にすることにより、例えばテーブル上に置いた安定
した状態での撮影が可能であるため、被写体に対する細
かな位置決めなどを容易に行うことができる。また、距
離設定フレームの側面に側部切り抜き部を設けることに
より、被写体の状態を好適に視認でき、ファインダのぞ
いて被写体領域を確認するなどの煩わしさがない。ま
た、距離設定フレームのレンズアセンブリの側方部分に
ストロボライト用駆動部品を配設することにより、比較
的大型の部品をレンズや絞りを外囲する比較的大きな空
間に収めることができ、装置全体の大型化を防止し得
る。また、バックストロボアダプタを更に取り付けるこ
とにより、反射光のみならず、透過光を用いた撮影を行
うことができ、種々の被写体に対して好適な映像を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく高倍率撮影装置の全体を示す斜
視図。
【図2】本発明に基づく高倍率撮影装置の使用状態を示
す要部破断平面図。
【図3】第2の実施の形態を示す図2に対応する図。
【図4】第3の実施の形態を示す図2に対応する図。
【符号の説明】
4 前部開口 6 撮影レンズ 7 絞り 8 シャッター 9 窓 10 ストロボ 11 レリーズボタン 31 カメラ本体 32 距離設定フレーム 33 バヨネット結合部 34 円筒状基端部 35 中間部 36 ガイド板 40 信号ケーブル 43 スイッチボックス 51 バックライト付きアダプタ 55 対向ストロボ 58 フォトセンサ 59 ステージガラス 60 拡散板

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム装填部材を着脱自在に取り付け
    可能な取付部を有する距離設定フレームと、 被写体領域を画定するべく前記距離設定フレームの前記
    取付部とは相反する遊端部に設けられた前部開口と、 前記前部開口により画定された前記被写体領域を撮影信
    号入力により強制的に照射するべく前記距離設定フレー
    ムの側部に設けられたストロボライトと、 少なくとも前記被写体領域に位置する被写体を前記フィ
    ルム装填部材内のフィルム面上に結像させるためのレン
    ズ、及び自然光では鮮明に撮影できないが前記被写体領
    域に照射されたトロボライトからの光の強度に適合した
    小さな絞り開度を画定するべく前記レンズに関連して設
    けられた絞り部材を含むレンズアセンブリとを有するこ
    とを特徴とする高倍率撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルム装填部材が、通常のロール
    フィルムのためのフィルム巻き上げ機構及びレリーズボ
    タンを有することを特徴とする請求項1に記載の高倍率
    撮影装置。
  3. 【請求項3】 前記フィルム装填部材が、インスタント
    フィルムのためのカートリッジを装填するべく適合され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の高倍率撮影装
    置。
  4. 【請求項4】 前記距離設定フレームの遊端部が、前記
    前部開口を中央に画定した平坦な板部材を有することを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の高
    倍率撮影装置。
  5. 【請求項5】 前記距離設定フレームの側面に、前記被
    写体領域を側方から視認可能な少なくとも1つの側部切
    り抜き部を有することを特徴とする請求項1乃至請求項
    4のいずれかに記載の高倍率撮影装置。
  6. 【請求項6】 前記距離設定フレームの前記レンズアセ
    ンブリの側方部分に、前記ストロボライトを駆動するた
    めの部品が配設されていることを特徴とする請求項1乃
    至請求項5のいずれかに記載の高倍率撮影装置。
  7. 【請求項7】 前記距離設定フレームに、前記ストロボ
    ライトの照射方向に対して相反する側から前記被写体領
    域を照射するためのバックストロボアダプタを更に取り
    付けたことを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれ
    かに記載の高倍率撮影装置。
JP10236979A 1998-08-24 1998-08-24 高倍率撮影装置 Withdrawn JP2000066273A (ja)

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