JP2000065930A - 車両用レーダ装置 - Google Patents

車両用レーダ装置

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JP2000065930A
JP2000065930A JP10240655A JP24065598A JP2000065930A JP 2000065930 A JP2000065930 A JP 2000065930A JP 10240655 A JP10240655 A JP 10240655A JP 24065598 A JP24065598 A JP 24065598A JP 2000065930 A JP2000065930 A JP 2000065930A
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distance
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reflected signal
phase difference
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Masahiro Onishi
雅弘 大西
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Nissan Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 探査信号を連続的に掃引し、サンプリングタ
イミングの調整によって任意の方位における反射体から
の反射信号を検出して距離演算する。 【解決手段】 掃引手段6によって信号送出手段5及び
反射信号受信手段1の向きを所定の2軸方向に掃引し、
この間に、信号送出手段によって光又は電磁波を正弦波
変調した探査信号7を送出し、反射信号受信手段によっ
て探査信号の送出方向からの反射信号8を連続的に受信
し、さらに位相差検出手段14が掃引手段の掃引範囲全体
において、探査信号と反射信号との位相差を連続的に求
める。そして、A/D変換手段15が位相差検出手段の出
力する位相差信号を、所定のサンプリングタイミング毎
にA/D変換してDCオフセット信号を出力し、距離演
算手段3がこのA/D変換手段の出力するDCオフセッ
ト信号に基づいて反射物標までの距離を算定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用レーダ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用レーダ装置として、図11
に示す構成のものが知られている。この従来の車両用レ
ーダ装置について説明する。1は反射信号受信部、2は
送出された光信号と反射信号受信部1が受信したその反
射信号との時間差を検出する時間検出部、3は時間検出
部2で検出された時間差結果から前方の反射体までの距
離を算定する距離計測部である。また、4は光信号を送
り出す光信号送出部、5は光信号を送出する方向を可変
する光方向変更部、6は光信号変更部5の光送出方向を
制御する光方向制御部である。そして、7は光方向変更
部5により送出方向が変更される光出力信号であり、8
は前方の反射物標からの反射信号である。
【0003】図12は、図11における光方向変更部5
の詳しい構成を示したものである。光信号送出部4から
送り出されてきた光信号7を、鏡のような反射面9を回
転させることにより、その反射方向により左右、上下方
向を変更しながら前方へ送り出す。そこで、光信号7を
上下左右に2次元的に掃引することにより、前方の反射
物標までの距離、信号の反射強度などを2次元測定す
る。
【0004】この車両用レーダ装置10による掃引方法
を図13に基づいて説明する。最初にY1列において光
信号7をX方向1〜nまで掃引し、次にY方向に1ステ
ップ変更し、同様にY2列において光信号7をX方向1
〜nまで掃引する。物標に反射して戻ってくる光反射信
号8が存在する方位、つまり距離が検出される方位にお
いて前方に反射物標があると判断する。このような測定
原理の車両用レーダ装置10を搭載した車両上から光信
号7を前方に送出し、前方の車両までの距離を測定する
のである。
【0005】次に、図14により掃引時の測定方法を説
明する。送出する光信号7は最初、X1Y1の場所で送
出され、反射体からの反射信号8が受信される。そして
この方位を算出する。次に、光信号7を光方向変更部5
によりX2Y1に移動させる。そしてその方位の距離を
算出する。同様にして、光方向変更部5が光信号7をX
nY1まで順次移動させながら、各方位ごとに距離を測
定し、横方向Y1列の距離情報を測定する。次に、Y方
向に1ステップ、X1Y2に移動し、Y2の1列に対し
て同様に距離測定を行う。
【0006】同様にして、Y方向に1段ずつずらしなが
らX方向にX1〜Xnの距離測定を繰り返し、最終的に
Ymの列おいてX1〜Xnまで距離測定を行うことによ
って2次元全体の距離測定を行うのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
車両用レーダ装置にあっては、例えば、図15に示す反
射物標11が存在していれば、同図(a)に示したよう
に#1,#2の送出方向が設定されている場合、L1と
L2の距離は算出できるが、この間での距離情報は得ら
れない。このため、図15(b)に示すように、#3の
方位にも信号が送られるように掃引の移動量を変更しな
くてはならない。このような変更のために掃引の移動ス
テップ数を増加させようとすると、図16に示すように
1列の測定時間の上限が限られている場合、1つ1つの
ステップ毎の測定時間を短くする必要が出てくる。さら
に、図11における光方向変更部5の反射面9の移動量
をさらに細かく設定する必要がある。
【0008】車両用レーダ装置として使用する場合、処
理を行い、車間距離の警報、車両の制御などを行おうと
すると、測定時間には長くても100ms以上かけるこ
とは望ましくない。ところが、1画面分すなわち、図1
3におけるX方向、Y方向の全面積分の測定を行う場
合、1画面測定時間(100ms)をX,Y方向の分割
数(ステップ数)で割った時間が1ステップ当たりの測
定時間である。そのため、ステップ数を増やそうとする
と、それぞれの測定時間が減少していくことになる。例
えば、ステップ数を10000個とをすると、1ステッ
プの測定にかけられる時間は100ms/10000
で、10μs以下の時間に設定する必要がある。また、
測定ステップ数を増加させると、さらに高速で移動させ
る必要が出てくる。
【0009】このように、従来の車両用レーダ装置にあ
っては、位置測定点毎(つまり、上記でいうステップ
毎)に光信号の送受信から距離の算出までを行っていた
ために、測定点数が制約されるという問題点があった。
特に機械系の微小な移動制御という点で困難を極めるも
のであった。
【0010】この発明は、このような従来の問題点に鑑
みてなされたものであって、光又は電磁波信号を連続的
に掃引させながら、サンプリングタイミングを調整する
ことによって任意の方位における反射体からの反射信号
を検出し、距離測定できる車両用レーダ装置を提供する
ことを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の車両用
レーダ装置は、光又は電磁波を正弦波変調した探査信号
を送出する信号送出手段と、前記信号送出手段の前記探
査信号の送出方向からの反射信号を受信する反射信号受
信手段と、前記信号送出手段及び反射信号受信手段の向
きを所定の1軸方向に掃引する掃引手段と、前記掃引手
段が掃引した範囲全体において、前記探査信号と前記反
射信号との位相差を連続的に求める位相差検出手段と、
前記位相差検出手段の出力する位相差信号を、所定のサ
ンプリングタイミング毎にA/D変換してDCオフセッ
ト信号を出力するA/D変換手段と、前記A/D変換手
段の出力するDCオフセット信号に基づいて反射物標ま
での距離を算定する距離演算手段とを備えたものであ
る。
【0012】請求項1の発明の車両用レーダ装置では、
掃引手段によって信号送出手段及び反射信号受信手段の
向きを所定の1軸方向に掃引し、この間に、信号送出手
段によって光又は電磁波を正弦波変調した探査信号を送
出し、反射信号受信手段によって探査信号の送出方向か
らの反射信号を連続的に受信し、さらに位相差検出手段
が掃引手段の掃引範囲全体において、探査信号と反射信
号との位相差を連続的に求める。
【0013】そして、A/D変換手段が位相差検出手段
の出力する位相差信号を、所定のサンプリングタイミン
グ毎にA/D変換してDCオフセット信号を出力し、距
離演算手段がこのA/D変換手段の出力するDCオフセ
ット信号に基づいて反射物標までの距離を算定する。
【0014】これによって、掃引手段の掃引動作は連続
的に行いながら、その掃引範囲においてサンプリングタ
イミングによって設定されたポイント毎の距離測定が行
え、掃引制御を行う機械系の動きには変更を加えること
なく、サンプリングタイミングを適宜に設定することに
より、任意のステップ幅で反射物標までの距離測定がで
きるようになる。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の車両用レー
ダ装置において、前記掃引手段が、前記信号送出手段及
び反射信号受信手段の向きを上下、左右の2軸方向に掃
引するようにしたものであり、当該車両用レーダ装置の
前方の反射物標に対する2次元的な距離測定ができる。
【0016】請求項3の発明は、請求項1又は2の車両
用レーダ装置において、さらに、前記位相差検出手段の
出力する位相差信号をサンプリングするタイミングを変
化させるタイミング可変手段を備えたものであり、掃引
手段の掃引動作には変更を加えることなく、必要な任意
の等間隔で、あるいは不等間隔のステップ幅で反射物標
までの距離測定ができる。
【0017】請求項4の発明は、請求項1〜3の車両用
レーダ装置において、さらに、前記反射信号受信手段の
受信した反射信号の受信強度を検出する信号強度検出手
段と、前記反射信号の受信強度が予め設定された所定値
以上であるポイントについて、前記距離演算手段に距離
演算を実行させる判定手段とを備えたものであり、反射
物標の一部が遠方に存在する場合や、まったく存在しな
い領域については、物標無しと見なして距離測定を行わ
ないことにより、ノイズをサンプリングすることにより
不要な距離計測を行わないようにすることができる。
【0018】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
掃引手段の掃引動作を連続的に行いながら、その掃引範
囲においてサンプリングタイミングによって設定された
ポイント毎の距離測定が行え、掃引制御を行う機械系の
動きには変更を加えることなく、サンプリングタイミン
グを適宜に設定することにより、任意のステップ幅で反
射物標までの距離測定が行える。また掃引範囲内の距離
測定のステップ幅を増加させる場合にも、機械系に変更
を加えることなくサンプリングタイミングを細かくする
だけで済む。
【0019】請求項2の発明によれば、掃引手段が信号
送出手段及び反射信号受信手段の向きを上下、左右の2
軸方向に掃引するようにしたので、当該車両用レーダ装
置の前方の反射物標に対する2次元的な距離測定ができ
る。
【0020】請求項3の発明によれば、請求項1又は2
の発明において、さらに、位相差検出手段の出力する位
相差信号をサンプリングするタイミングを変化させるタ
イミング可変手段を備えたので、掃引手段の掃引動作に
は変更を加えることなく、必要な任意の等間隔で、ある
いは不等間隔のステップ幅で反射物標までの距離測定が
できる。
【0021】請求項4の発明によれば、反射物標の一部
が遠方に存在する場合やまったく存在しない領域につい
ては、物標無しと見なして距離測定を行わないようにし
たので、ノイズをサンプリングすることにより不要な距
離計測を行わないようにすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
に基づいて詳説する。図1はこの発明の第1の実施の形
態を示している。図1において、図11に示した従来例
と同一の符号を付した部分は同一の構成を有するもので
ある。この発明の特徴とするところは、光信号送出部4
の出力する光信号に正弦波変調をかけ、送出タイミング
をコントロールする制御部12、反射信号受信部1の受
信した反射信号の受信強度を測定する受信強度測定部1
3、反射信号受信部1の受信した反射信号を復調し、D
Cオフセット信号を出力する位相復調部14、位相復調
部14の求めたDCオフセット信号を所定のタイミング
毎にA/D変換して出力するA/D変換部15、このA
/D変換部15に対して、制御部12の出力するタイミ
ング信号によりサンプリングタイミングを設定するタイ
ミング発生部16、受信強度測定部13が測定した反射
信号8の受信強度が所定値以上であるかどうかによって
反射物標が存在しているかどうかを判定する判定部1
7、この判定部17が所定の受信強度以上であると判定
した場合に、A/D変換部15の出力を受け付け、それ
に基づいて反射物標までの距離を計測する距離計測部3
を備えている。
【0023】なお、光方向変更部5は光方向制御部6に
より、従来例と同様に図13に示したようにXY2次元
の掃引を行い、これによって、本発明の車両用レーダ装
置が、前方の物標までの距離、信号の反射強度を2次元
測定できるようにする。
【0024】次に、上記構成の車両用レーダ装置の動作
を説明する。光信号送出部4は制御部12により正弦波
により変調された光信号を出力する。この光信号は光方
向変更部5により出射方向を2次元的に掃引するように
変更しながら、光信号7として前方に送出される。光方
向変更部5の光信号7の出力方向の変更制御機構は図1
2に示したものと同じである。
【0025】つまり、図13に示したように、最初のY
1の1列において左右X方向に連続的に方位を変えなが
ら光信号7を出力する。これにより、光信号7をY1列
について左右X方向に連続的に掃引する。Y1列の掃引
が終了すれば、1ステップ下側に移動し、同様にY2列
において左右X方向に連続的に掃引する。以下、同様の
動作を繰返し、2次元的な掃引を行う。
【0026】車両用レーダ装置10から出力される光信
号7は、前方に車両その他の反射物標があるとそれに反
射されて反射信号8となり、レーダ装置10に戻ってき
て反射信号受信部1で受信される。
【0027】図2においてAに示すように、反射信号8
は、反射物標までの距離に応じた位相の遅れ(位相差
δ)を持って反射信号受信部1で受信される。そしてこ
の反射信号8が反射信号受信部1で受信されて位相復調
部14に入力される。位相復調部14では、ラジオ受信
機に採用されているFM復調回路と同様の機能により、
同図においてBに示すように、送出光信号7と受信反射
信号8とのかけ算によって両信号間の位相差δに対応す
るオフセットを持った信号を得、A/D変換部15にお
いてDCオフセットσをディジタル信号に変換し、所定
のサンプリングタイミング毎に距離計測部3に出力す
る。距離計測部3は、A/D変換部15の出力するDC
オフセット電圧σに対する距離を算出し、前方の反射物
標までの距離として出力する。
【0028】一方、反射信号受信部1で受信された反射
信号8は受信強度測定部13において図2においてCに
示すようにその受信強度ζに応じた信号に変換される。
図3は、この受信反射信号8の強度と受信信号電圧との
関係を示しており、判定部17は、受信信号8の強度電
圧が設定値Vt以下であれば反射信号無しと判定する。
【0029】そこで距離計測部3は、判定部17が反射
信号有りの判定信号を出力している場合に限り、A/D
変換部15からのオフセット電圧σに基づいて距離演算
を行い、前方物標までの距離として出力し、判定部17
が反射信号無しの判定をしている場合にはA/D変換部
15からのオフセット電圧σに対する距離演算を行わな
い。
【0030】いま、図4に示す運転状況での車両用レー
ダ装置10による前方の反射物標11までの距離測定動
作を説明する。レーダ装置10から光信号7が水平に掃
引されると、図5に示すように、位相復調部14の出力
として、反射物標11に反射した反射信号8がレーダ装
置10からの距離に応じてDCオフセットσを持った連
続的な受信信号Dとして得られる。
【0031】そして、この受信信号Dに対して、A/D
変換部15が所定のサンプリングタイミング毎にDCオ
フセット成分σを変換していくと、距離計測部3が距離
計測を行う。このとき、A/D変換のサンプリングタイ
ミングの時間間隔Δtは、光信号7の光方向変更部5の
動きに連動する必要がなく、それぞれ独立に動作させる
ことができる。すなわち、光方向変更部5は光信号7を
左右方向に連続的に変化させながら送出し、したがっ
て、反射信号受信部1も反射信号8を連続的に受信する
が、A/D変換部15はタイミング発生部16によって
設定されたサンプリングタイミングに基づき、所定の時
間間隔Δt毎にDCオフセット成分σを出力することが
できるのである。
【0032】このことは、従来例では、水平方向の分解
能を上げるためには、水平方向のステップ幅を細かく
し、ステップ数を増加させる必要があったのが、本発明
では、サンプリングタイミングの間隔Δtを任意に設定
することによってステップ数を増加させたのと同等の効
果が得られる。つまり、図6及び図7に示したように、
時間間隔Δtが従来の掃引の移動幅に相当するが、本発
明の場合、この時間間隔Δtは機械的な調整ではなく、
電気的なタイミング設定により可変とすることができる
ので、必要に応じてほとんど任意に細かくできる。
【0033】また、従来では光信号7の送出側での掃引
の間隔が決められてしまうので反射物標11からの反射
信号8の受信間隔も掃引間隔で決まり、それ以外のタイ
ミングでは反射信号8が受信できなくて、データが得ら
れないが、本発明の場合には、光信号7の送出が連続的
であり、したがって、反射信号8の受信も連続的である
ので、A/D変換のサンプリングタイミングΔtを任意
に狭くしても(反射物標11が前方に存在している限
り)反射信号8が得られることになり、どのポイントの
距離情報も取出すことができる。しかも、図8に示した
ように、光信号7の送出、反射信号8の受信制御系が距
離計測系から独立した構成であるので、A/D変換部1
5のDCオフセット信号σの出力時間間隔Δtを細かく
設定しても、従来のように1列の測定時間を増加させる
ことはない。
【0034】さらに、本発明の場合、受信強度測定部1
3によって受信反射信号8の強度ζを監視し、所定値
(電圧換算でVt)以上でなければ、距離計測を行わな
いようにしている。すなわち、図9に示すように、反射
体11の一部の距離が遠方にあるために、あるいは存在
しないために反射体からの信号が存在しない場合、次の
ように動作する。反射体11が存在しない掃引箇所にお
いては、受信信号7はノイズとなる。これをA/D変換
すると、ノイズを変換することになるためにランダムな
電圧となり、これから距離演算を行おうとすればランダ
ムな距離が算出されてしまう。そこで、図10に示した
ように、判定部17において、受信強度測定部13によ
り測定される受信信号強度ζがあらかじめ設定された信
号強度Vtを超えない場合、A/D変換の値の如何にか
かわらず反射体無しとして距離演算を行わないことに
し、設定値Vt以上の場合にA/D変換部15のデータ
から距離を算定するのである。
【0035】尚、上記の実施の形態では、A/D変換部
15のサンプリングタイミングの時間間隔Δtは一定と
したが、これを不等間隔とし、距離測定の分解能を上げ
たい部分では時間間隔Δtを狭くし、そうでない部分で
は時間間隔Δtを広くとる設定にすることができる。
【0036】また、上記の実施の形態における位相復調
部14は、送信光信号7と受信信号8とを掛け合わせ、
その信号をローパスフィルタに通して正弦波を除去して
DCオフセット信号のみを取出し、これをA/D変換部
15に与える構成とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1つの実施の形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図2】上記の実施の形態における位相復調部、A/D
変換部、受信強度測定部の動作を示す説明図。
【図3】上記の実施の形態における受信信号強度と反射
信号の有無の判定基準グラフ。
【図4】上記の実施の形態による距離測定シチュエーシ
ョンの一例を示す説明図。
【図5】上記の距離測定シチュエーションにおける受信
反射信号を示す波形図。
【図6】上記の距離測定シチュエーションにおけるDC
オフセット信号を示す波形図。
【図7】上記の距離測定シチュエーションにおけるA/
D変換部のサンプリングタイミングに対応する掃引幅を
示す説明図。
【図8】本発明による1列掃引時間と距離測定時間との
関係を示す説明図。
【図9】本発明による1列掃引時の受信信号波形を示す
波形図。
【図10】図9の1列掃引時の受信信号波形に基づく反
射物標の有無判定動作を示す説明図。
【図11】従来例の構成を示すブロック図。
【図12】従来例における光方向変更部の内部構造を示
す斜視図。
【図13】車両用レーダ装置による2次元掃引を示す説
明図。
【図14】従来例の掃引動作と測定時間との関係を示す
説明図。
【図15】従来例の問題点を説明する説明図。
【図16】従来例による掃引ステップ幅を増加させた場
合の所要測定時間の変化を示す説明図。
【符号の説明】
1 反射信号受信部 3 距離計測部 4 光信号送出部 5 光方向変更部 6 光方向制御部 7 光信号 8 反射信号 12 制御部 13 受信強度測定部 14 位相復調部 15 A/D変換部 16 タイミング発生部 17 判定部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5J070 AA01 AB16 AC02 AC13 AE01 AE20 AF03 AG07 AH31 AH34 AK22 AK40 5J084 AA05 AA10 AB01 AB17 AC02 AD02 AD03 AD12 BA01 BA11 BA31 BA50 BB28 CA04 CA07 CA12 CA19 CA23 CA24 CA25 CA49 DA01 DA09 EA04 EA07

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光又は電磁波を正弦波変調した探査信号
    を送出する信号送出手段と、 前記信号送出手段の前記探査信号の送出方向からの反射
    信号を受信する反射信号受信手段と、 前記信号送出手段及び反射信号受信手段の向きを所定の
    1軸方向に掃引する掃引手段と、 前記掃引手段が掃引した範囲全体において、前記探査信
    号と前記反射信号との位相差を連続的に求める位相差検
    出手段と、 前記位相差検出手段の出力する位相差信号を、所定のサ
    ンプリングタイミング毎にA/D変換してDCオフセッ
    ト信号を出力するA/D変換手段と、 前記A/D変換手段の出力するDCオフセット信号に基
    づいて反射物標までの距離を算定する距離演算手段とを
    備えて成る車両用レーダ装置。
  2. 【請求項2】 前記掃引手段は、前記信号送出手段及び
    反射信号受信手段の向きを上下、左右の2軸方向に掃引
    することを特徴とする請求項1に記載の車両用レーダ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記位相差検出手段の出力する位相差信
    号を、サンプリングするタイミングを変化させるタイミ
    ング可変手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2
    に記載の車両用レーダ装置。
  4. 【請求項4】 前記反射信号受信手段の受信した反射信
    号の受信強度を検出する信号強度検出手段と、 前記反射信号の受信強度が予め設定された所定値以上で
    あるポイントについて、前記距離演算手段に距離演算を
    実行させる判定手段とを備えたことを特徴とする請求項
    1〜3のいずれかに記載の車両用レーダ装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103869294A (zh) * 2012-12-11 2014-06-18 英飞凌科技股份有限公司 补偿接收机中的缓慢变化中频dc偏移

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