JP2000065780A - 酸素濃度センサのヒータ制御装置 - Google Patents

酸素濃度センサのヒータ制御装置

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JP2000065780A
JP2000065780A JP10232472A JP23247298A JP2000065780A JP 2000065780 A JP2000065780 A JP 2000065780A JP 10232472 A JP10232472 A JP 10232472A JP 23247298 A JP23247298 A JP 23247298A JP 2000065780 A JP2000065780 A JP 2000065780A
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heater
power
sensor element
impedance
oxygen concentration
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JP10232472A
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English (en)
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Michio Nakamura
道夫 中村
Takayoshi Honda
隆芳 本多
Yoshio Konuma
良男 小沼
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Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 酸素濃度センサのヒータ電力算出のための回
路を簡単化する。 【解決手段】 サブマイコン18は、ヒータデューティ
Dutyを制御すると共に、ヒータ15に電力を供給す
る電源の電圧VB をA/D変換器34を介して取り込
み、ヒータ15の印加電圧の代用情報として電源電圧V
B を用いて、次のいずれかの式でヒータ電力を算出す
る。 ヒータ電力=VB 2 /R×Duty 又は、ヒータ電力
=VB 2 ×Duty ここで、Rはヒータ抵抗値である。ヒータ抵抗値Rは安
定領域でほぼ一定となるため、ヒータ抵抗値Rは定数と
見なせる。従って、ヒータ電力を算出するのに必要な未
知の情報(変数)は、ヒータ印加電圧Vの代用情報であ
る電源電圧VB とヒータデューティDutyのみとな
る。ヒータデューティDutyは、サブマイコン18自
身が制御するため、その制御値をそのまま利用すれば良
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、酸素濃度センサの
センサ素子を加熱するヒータへの供給電力を算出する機
能を備えた酸素濃度センサのヒータ制御装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、例えば自動車の空燃比制御システ
ムでは、排気ガス中の酸素濃度を酸素濃度センサにより
検出し、この酸素濃度センサの検出値に基づいて、エン
ジンに吸入する混合気の空燃比をフィードバック制御す
るようにしている。一般に、酸素濃度センサは、その出
力電圧の温度依存性が大きいため、酸素濃度の検出精度
を良好に維持するには素子温度を適温(活性温度)に保
つ必要がある。そのため、酸素濃度センサにヒータを付
設し、このヒータの発熱により素子温度を活性温度(例
えば約700℃以上)に保つようにヒータへの通電を制
御するようにしたものがある。
【0003】このシステムでは、例えば、特開平8−2
71475号公報に示すように、ヒータ印加電圧(ヒー
タの両端の電圧差)とヒータ電流を検出し、検出したヒ
ータ印加電圧とヒータ電流とを乗算してヒータへの供給
電力(以下「ヒータ電力」という)を算出し、このヒー
タ電力に基づいて酸素濃度センサの異常診断を実施する
ようにしたものがある。また、算出したヒータ電力を目
標電力に一致させるようにヒータの通電を制御すること
で、酸素濃度センサのセンサ素子温度を活性温度に保つ
ように制御するようにしたものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のシステムでは、ヒータ電力を算出するために、ヒー
タ印加電圧(ヒータ両端の電圧差)を検出する回路とヒ
ータ電流検出回路が必要となり、その分、回路構成が複
雑化してコスト高になるという欠点がある。しかも、ヒ
ータ電力を算出するマイクロコンピュータは、ヒータ印
加電圧とヒータ電流の信号をA/D変換して取り込むた
め、A/D変換の回数が多くなり、その分、ヒータ電力
の演算速度が遅くなるという欠点もある。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たものであり、従ってその目的は、ヒータ電力の算出の
ための回路構成を簡単化できて、低コスト化の要求を満
たすことができると共に、ヒータ電力の演算速度も高速
化できる酸素濃度センサのヒータ制御装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の酸素濃度センサのヒータ制御装
置は、ヒータの通電率をヒータ制御手段により制御する
と共に、前記ヒータに電力を供給する電源の電圧を電源
電圧検出手段により検出し、前記電源電圧と前記ヒータ
の通電率とに基づいてヒータ電力をヒータ電力算出手段
により算出するものである。
【0007】一般に、ヒータ電力は、次式により算出さ
れる。 ヒータ電力=V2 /R×Duty ……(1) V:ヒータ印加電圧 R:ヒータ抵抗値 Duty:ヒータ通電率(デューティ) ここで、ヒータ印加電圧Vは、電源電圧の変化に応じて
変化するため、ヒータ印加電圧Vを電源電圧で代用する
ことが可能である。また、ヒータ抵抗値Rは安定領域で
ほぼ一定となるため、ヒータ抵抗値Rは定数と見なせ
る。従って、ヒータ電力を算出するのに必要な未知の情
報(変数)は、ヒータ印加電圧Vの代用情報である電源
電圧VB とヒータ通電率Dutyのみとなり、これら2
つの情報から次式によりヒータ電力の情報を得ることが
できる。 ヒータ電力=VB 2 ×Duty ……(2)
【0008】尚、上式のように、電源電圧VB とヒータ
通電率Dutyのみを用いて算出したヒータ電力は、実
際のヒータ電力と数値(絶対値)が異なるが、データ処
理上は、ヒータ電力のスケール(単位)をVB 2 ×Du
tyに換算して評価することで、前記(1)式で実際の
ヒータ電力を算出する場合と実質的に同じ制御を行うこ
とが可能である。
【0009】一般に、ヒータ電力算出手段は、マイクロ
コンピュータによって構成され、従来より、このマイク
ロコンピュータには、他の処理を行うために、電源電圧
の情報も取り込まれる。従って、電源電圧の情報は、従
来より他の処理のために取り込んでいた電源電圧の情報
をそのまま利用すれば良い。また、ヒータ通電率はヒー
タ制御手段(マイクロコンピュータ)自身が制御するた
め、その制御値をそのまま利用すれば良い。この結果、
従来のヒータ電力算出方法と比較して、ヒータ印加電圧
検出回路やヒータ電流検出回路が不要となると共に、新
たな回路の追加を必要とせず、回路構成を簡単化でき
て、低コスト化の要求を満たすことができる。しかも、
ヒータ印加電圧とヒータ電流のA/D変換が不要となる
ため、従来と比較して、A/D変換の回数を2回分、少
なくすることができて、ヒータ電力の演算速度を高速化
することができる。
【0010】この場合、請求項2のように、電源電圧と
ヒータ通電率に加え、ヒータ抵抗値も考慮してヒータ電
力を算出するようにしても良い。これにより、ヒータ電
力をより精度良く算出することができる。この場合、ヒ
ータ抵抗値は、安定領域で一定となるため、予め設定し
た固定値を用いれば良く、勿論、ヒータ抵抗値を検出又
は算出するようにしても良い(具体的な算出方法の一例
を後述する)。
【0011】また、請求項3のように、センサ素子温度
が一定の時に、ヒータ電力を算出すると良い。つまり、
センサ素子温度が一定の時(例えばアイドルが安定した
状態の時)には、ヒータ抵抗値も一定と推定できるた
め、センサ素子温度が一定の時に、ヒータ電力を算出す
れば、ヒータ抵抗値を用いなくても、或は、ヒータ抵抗
値を固定値としても、ヒータ電力の情報を精度良く算出
することができる。
【0012】また、請求項4のように、ヒータ電力を所
定期間の平均値又は積算値で算出しても良い。このよう
にすれば、瞬時的な電源電圧変動やノイズ等の影響を少
なくして、精度の良いヒータ電力の情報を得ることがで
きる。尚、ヒータ電力の平均値又は積算値を算出する所
定期間は、一定期間(一定の算出回数)でも良いが、ヒ
ータ電力等に応じて変化させても良い。
【0013】また、請求項5のように、ヒータ電力算出
手段で算出したヒータ電力を目標電力に一致させるよう
にヒータの通電率を制御するようにしても良い。つま
り、ヒータ電力に応じてヒータ発熱量、ヒータ温度が変
化し、ヒータ温度に応じてセンサ素子温度が変化するた
め、ヒータ電力を目標電力に一致させるように制御すれ
ば、センサ素子温度を目標とする活性温度に保つように
制御することができる。
【0014】或は、請求項6のように、センサ素子のイ
ンピーダンス(抵抗値)を素子インピーダンス検出手段
により検出し、センサ素子のインピーダンスを目標イン
ピーダンスに一致させるようにヒータの通電率を制御
し、或は、該センサ素子のインピーダンスから算出した
センサ素子温度を目標温度に一致させるようにヒータの
通電率を制御するようにしても良い。つまり、センサ素
子温度に応じてセンサ素子のインピーダンスが変化する
ため、センサ素子のインピーダンス又はそれから算出し
たセンサ素子温度のいずれか一方を用いて、それを目標
値に一致させるように制御すれば、センサ素子温度を目
標とする活性温度に保つように制御することができる。
【0015】また、請求項7のように、ヒータ電力に基
づいて、センサ素子のインピーダンス又は目標インピー
ダンスを補正し、或は、センサ素子のインピーダンスか
ら算出したセンサ素子の温度又は目標温度を補正するよ
うにしても良い。つまり、センサ素子が劣化すると、図
5に示すように、センサ素子温度とインピーダンスとの
関係がずれ、それに伴って、センサ素子温度を目標温度
に制御するのに必要なヒータ電力もずれる。従って、ヒ
ータ電力に基づいて、センサ素子のインピーダンス又は
目標インピーダンス、或はセンサ素子温度又は目標温度
を補正すれば、センサ素子の劣化による特性のずれを適
正に補正することができ、センサ素子の劣化の影響を排
除した信頼性の高いヒータ制御を行うことができる。
【0016】また、請求項8のように、ヒータ電力が劣
化判定電力以上の時にセンサ素子の劣化と判断して、前
記補正を行うようにすると良い。このようにすれば、実
際にセンサ素子が劣化して補正が必要になった時のみ、
補正を行うことができ、補正の時期を適正化することが
できる。
【0017】この場合、請求項9のように、酸素濃度セ
ンサが新品の時にヒータ電力算出手段で算出したヒータ
電力に基づいて劣化判定電力を算出するようにしても良
い。このようにすれば、酸素濃度センサが新品の時(つ
まり劣化のない状態の時)のヒータ電力を基準にして劣
化判定電力を設定することができるので、酸素濃度セン
サの特性ばらつきがあっても、酸素濃度センサ毎に適正
な劣化判定電力を設定することができる。
【0018】また、請求項10のように、酸素濃度セン
サが新品の時にヒータ電力算出手段で算出したヒータ電
力に関する情報(以下「新品時ヒータ電力」という)を
不揮発性メモリに記憶しておき、酸素濃度センサが新品
でない時にヒータ電力算出手段で算出したヒータ電力を
不揮発性メモリに記憶された新品時ヒータ電力と比較し
てその比較結果に応じてセンサ素子のインピーダンス又
は目標インピーダンスを補正するようにしても良い。つ
まり、新品時ヒータ電力とその後のヒータ電力との関係
からセンサ素子の劣化度合が推定できるため、新品時ヒ
ータ電力とその後のヒータ電力との比較結果に応じてセ
ンサ素子のインピーダンス又は目標インピーダンスを補
正すれば、酸素濃度センサの特性ばらつきがあっても、
酸素濃度センサ毎にセンサ素子の劣化度合に応じてイン
ピーダンス又は目標インピーダンスを適正に補正するこ
とができる。
【0019】或は、請求項11のように、酸素濃度セン
サが新品の時にヒータ電力算出手段で算出したヒータ電
力とセンサ素子のインピーダンス又は目標インピーダン
スとの関係を不揮発性メモリを記憶しておき、酸素濃度
センサが新品でない時にヒータ電力算出手段で算出した
ヒータ電力と不揮発性メモリに記憶されたデータとに基
づいてセンサ素子のインピーダンス又は目標インピーダ
ンスを補正するようにしても良い。このようにしても、
上述した請求項10の場合と同じく、酸素濃度センサ毎
にセンサ素子の劣化度合に応じてインピーダンス又は目
標インピーダンスを適正に補正することができる。
【0020】また、請求項12のように、センサ素子の
インピーダンスを素子インピーダンス検出手段により検
出し、センサ素子のインピーダンスに基づいてヒータの
抵抗値をヒータ抵抗値算出手段により算出するようにし
ても良い。つまり、図6に示すように、ヒータ温度とセ
ンサ素子温度との間には相関関係があるため、ヒータ温
度に応じて変化するヒータ抵抗値と、センサ素子温度に
応じて変化するセンサ素子インピーダンスとの間にも相
関関係がある。従って、センサ素子インピーダンスに基
づいてヒータ抵抗値を算出することができ、このヒータ
抵抗値を用いてヒータ電力を算出すれば、ヒータ抵抗値
(ヒータ温度)が変化しても、ヒータ電力を精度良く算
出することができる。特に、酸素濃度センサとして、ヒ
ータをセンサ素子に密着させるように積層した、いわゆ
るヒータ積層型の酸素濃度センサを用いる場合は、セン
サ素子とヒータと間の伝熱性が極めて良いため、ヒータ
温度(ヒータ抵抗値)とセンサ素子温度(センサ素子イ
ンピーダンス)との相関性(温度追従性)が極めて良
く、センサ素子インピーダンスからヒータ抵抗値を精度
良く算出することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】[実施形態(1)]以下、本発明
を空燃比制御システムに適用した実施形態(1)を図1
乃至図6に基づいて説明する。
【0022】まず、図1に基づいてシステムの概略構成
を説明する。エンジン11の排気管12には、酸素濃度
センサ13が設置されている。この酸素濃度センサ13
は、限界電流式の酸素濃度センサ(空燃比センサ)であ
り、排気ガス中の酸素濃度(空燃比)にほぼ比例する限
界電流を発生する。この酸素濃度センサ13のセンサ素
子14は、活性温度が高く(約700℃以上)、しか
も、活性温度範囲が狭いため、排気ガスの熱のみでは、
活性温度範囲を維持することが困難である。そこで、こ
の酸素濃度センサ13には、ヒータ15を内蔵し、この
ヒータ15の発熱によりセンサ素子14の温度を活性温
度範囲に維持するようにヒータ15への通電を制御す
る。
【0023】本実施形態(1)では、ヒータ15とセン
サ素子14との間の伝熱性を良くするために、ヒータ1
5をセンサ素子14に密着させるように積層した、いわ
ゆるヒータ積層型の酸素濃度センサ13を用いている。
但し、本発明は、コップ状に形成されたセンサ素子の内
側に隙間を持たせてヒータを配置した、いわゆるコップ
型の酸素濃度センサを用いても良い。
【0024】この酸素濃度センサ13は、センサ制御回
路16によって制御される。センサ制御回路16には、
ホストマイクロコンピュータ(以下「ホストマイコン」
と略記する)17との間でデータを送受信するサブマイ
クロコンピュータ18(以下「サブマイコン」と略記す
る)が設けられている。ホストマイコン17は、エンジ
ン11全体の制御を行う主体となるマイクロコンピュー
タであり、そのROM(図示せず)に記憶された点火・
噴射制御プログラムに従って演算した点火指令信号と噴
射指令信号を点火装置(図示せず)と燃料噴射弁(図示
せず)に出力して点火・噴射動作を制御する。
【0025】一方、サブマイコン18は、CPU21、
ROM22(記憶媒体)、RAM23、バックアップR
AM24、EEPROM等の不揮発性メモリ25を内蔵
し、センサ素子14の印加電圧を制御するために、印加
電圧指令信号をD/A変換器26を介して素子印加電圧
制御回路27に出力し、通常の酸素濃度検出時には、こ
の素子印加電圧制御回路27によってセンサ素子14の
印加電圧(センサ素子14の両端の電圧差)を所定電圧
で保持するように制御する。素子印加電圧制御回路27
には、排気ガス中の酸素濃度に応じてセンサ素子14に
生じる素子電流を検出する電流検出回路28が内蔵さ
れ、この電流検出回路28で検出された素子電流に応じ
た電圧がA/D変換器29を介して酸素濃度検出信号と
してサブマイコン18内に取り込まれる。また、センサ
素子14の印加電圧もA/D変換器29を介してサブマ
イコン18内に取り込まれる。
【0026】更に、センサ素子14のインピーダンス
(素子抵抗)が素子温度に応じて変化することに着目
し、サブマイコン18は、センサ素子14のインピーダ
ンスを検出し、そのインピーダンスからセンサ素子温度
を算出する。尚、センサ素子14のインピーダンス検出
方法は、センサ素子印加電圧Vo を酸素濃度検出時の電
圧(基準電圧)からインピーダンスを検出するための電
圧(掃引電圧)に切り換え、その時の電圧変化ΔVo
と、その電圧変化ΔVo によって生じる電流変化ΔIに
応じた電圧変化ΔVi とからインピーダンスZ=ΔVo
/ΔIを算出する(この検出方法の詳細は例えば特開平
9−292364号公報に記載されている)。この機能
が特許請求の範囲でいう素子インピーダンス検出手段に
相当する。
【0027】また、サブマイコン18は、Duty信号
をヒータ制御回路30に入力して、このヒータ制御回路
30によってヒータ15の通電率Duty(発熱量)を
制御する。ヒータ制御回路30は、図2に示すように、
ヒータ15の一端とグランド側との間の通電路にスイッ
チング素子、例えばMOSFET31を接続し、このM
OSFET31のゲートとサブマイコン18のDuty
信号出力ポートとを信号線32で接続すると共に、この
信号線32をプルダウン抵抗32によってグランド側に
接続した構成となっている。ヒータ15の他端は、電源
(バッテリ)に接続され、電源電圧VB が印加される。
この電源電圧VB は、A/D変換器34を介してサブマ
イコン18内に取り込まれ、電源電圧VB が検出され
る。この機能が特許請求の範囲でいう電源電圧検出手段
に相当する。
【0028】サブマイコン18は、ROM22に記憶さ
れた図3のヒータ制御ルーチンをCPU21により所定
時間毎又は所定クランク角毎に実行することで、ヒータ
電力を目標電力に一致させるようにヒータ15の通電率
(以下「ヒータデューティ」という)Dutyを制御
し、特許請求の範囲でいうヒータ制御手段としての役割
を果たす。
【0029】本ルーチンが起動されると、まずステップ
101で、センサ素子14の温度又はインピーダンスに
応じて目標電力P1を算出する。ここで、目標電力P1
は、ヒータ15の通電開始後に最大電力に設定され、セ
ンサ素子14の温度を目標温度(活性温度)に速やかに
昇温させる。その後、センサ素子14の温度が目標温度
に近付くと、センサ素子14の過昇温を防ぐために、セ
ンサ素子14の温度又はインピーダンスに応じて、目標
電力P1が徐々に低下する。そして、センサ素子14の
温度が目標温度に到達して安定した後は、その状態を保
持するように、目標電力P1が設定される。
【0030】次のステップ102で、電源電圧VB 、ヒ
ータ抵抗値R、ヒータ瞬時電力P0を次式により算出す
る。 P0=VB 2 /R ……(3) ここで、ヒータ抵抗値Rは、図4及び図6に示すよう
に、安定領域でほぼ一定となるため、予め設定した固定
値を用いる。但し、このヒータ抵抗値Rを検出又は算出
するようにしても良い(具体的な算出方法の一例は後述
する実施形態(6)で説明する)。
【0031】従来のヒータ電力の算出方法では、ヒータ
印加電圧(ヒータ両端の電圧差)とヒータ電流を用いて
ヒータ電力を算出したが、本実施形態(1)では、ヒー
タ印加電圧が電源電圧VB の変化に応じて変化する点に
着目し、ヒータ印加電圧の代用情報として電源電圧VB
を使用する。また、ヒータ抵抗値Rは安定領域でほぼ一
定となるため、ヒータ抵抗値Rは定数(固定値)として
取り扱う。従って、ヒータ電力を算出するのに必要な未
知の情報(変数)は、ヒータ印加電圧の代用情報である
電源電圧VB のみとなる。この場合、電源電圧VB は、
A/D変換器34を介してサブマイコン18内に取り込
まれる。上記ステップ102の処理が特許請求の範囲で
いうヒータ電力算出手段としての役割を果たす。
【0032】尚、ヒータ抵抗値Rは定数(固定値)であ
るため、ヒータ瞬時電力P0の算出式からヒータ抵抗値
Rを省略して、次式によりヒータ瞬時電力P0を算出し
ても良い。 P0=VB 2 ……(4) この式により算出したヒータ瞬時電力P0は、実際のヒ
ータ電力と数値(絶対値)が異なるが、データ処理上
は、ヒータ電力のスケール(単位)をVB 2 に換算して
評価することで、前記(3)式でヒータ電力を算出する
場合と実質的に同じ制御を行うことが可能である。尚、
上記ステップ102の処理が特許請求の範囲でいうヒー
タ電力算出手段としての役割を果たす。
【0033】次のステップ103で、目標電力P1をス
テップ102で算出したヒータ瞬時電力P0で割り算し
て今回のヒータデューティDuty(i) を求める。 Duty(i) =P1/P0
【0034】この後、ステップ104で、ヒータデュー
ティDuty(i) の信号をMOSFET31のゲートに
出力し、ヒータ15のデューティを制御して、ヒータ電
力を目標電力に一致させるように制御し、センサ素子1
4の温度を目標とする活性温度に保つように制御する。
【0035】以上説明したヒータ制御ルーチンによって
ヒータデューティDutyを制御した場合の一例が図4
に示されている。ヒータ15の通電開始後、センサ素子
14の温度が低い間は、ヒータデューティDutyが最
大値(100%)で制御され、センサ素子14の温度を
目標温度(例えば700℃)に速やかに昇温させる。そ
の後、センサ素子14の温度が目標温度に近付くと、セ
ンサ素子14の過昇温を防ぐために、ヒータデューティ
Dutyが徐々に低下する。そして、センサ素子14の
温度が目標温度に到達して安定した後は、ヒータデュー
ティDutyが一定となる。この安定領域では、図6に
示すように、センサ素子14の温度、インピーダンス、
ヒータ温度、ヒータ抵抗値も一定となる。
【0036】以上説明した実施形態(1)では、ヒータ
印加電圧の代用情報である電源電圧VB 、ヒータデュー
ティDuty及びヒータ抵抗値Rを用いてヒータ電力を
算出する際に、ヒータ抵抗値Rを定数(固定値)として
取り扱うので、ヒータ電力を算出するのに必要な未知の
情報(変数)は、電源電圧VB のみとなる。この電源電
圧VB の情報は、従来より他の処理のために取り込んで
いた電源電圧VB の情報をそのまま利用すれば良い。こ
の結果、本実施形態(1)では、従来のヒータ電力算出
方法と比較して、ヒータ印加電圧検出回路やヒータ電流
検出回路が不要となると共に、新たな回路の追加を必要
とせず、回路構成を簡単化できて、低コスト化の要求を
満たすことができる。しかも、ヒータ印加電圧とヒータ
電流のA/D変換が不要となるため(電源電圧VB のA
/D変換は従来も行っていた)、従来と比較して、A/
D変換の回数を2回分、少なくすることができて、ヒー
タ電力の演算速度を高速化することができる。
【0037】[実施形態(2)]ところで、図5及び図
6に示すように、センサ素子温度が高くなるほど、セン
サ素子インピーダンス(抵抗値)が低下する特性があ
る。この特性に着目し、センサ素子インピーダンスを検
出して、このセンサ素子インピーダンスを目標インピー
ダンスに一致させるようにヒータデューティDutyを
制御すれば、センサ素子温度を目標とする活性温度に保
つように制御することができる。
【0038】しかし、センサ素子14が劣化すると、図
5に示すように、同じインピーダンス値でも、実際のセ
ンサ素子温度が新品(劣化無し)の時よりも高くなる。
従って、センサ素子14が劣化した状態で、新品の時と
同じ目標インピーダンスで制御すると、センサ素子温度
が目標とする活性温度よりも高く制御されてしまい、酸
素濃度の検出精度が低下するばかりか、センサ素子14
の過昇温により劣化が促進されて、センサ素子14の寿
命が益々短くなるという悪循環に陥る。
【0039】そこで、図7乃至図11に示す本発明の実
施形態(2)では、センサ素子14が劣化している時
に、その劣化の度合に応じて目標インピーダンスを補正
するようにしている。
【0040】図7に示すセンサ素子劣化補正ルーチン
は、サブマイコン18のROM22に記憶され、CPU
21により所定時間毎又は所定クランク角毎に実行さ
れ、特許請求の範囲でいう補正手段としての役割を果た
す。本ルーチンが起動されると、まずステップ201
で、ヒータ電力積算条件が成立しているか否かを判定す
る。ここで、ヒータ電力積算条件は、例えばアイドル安
定領域であることである。図4及び図6に示すように、
アイドル安定領域では、センサ素子14の温度とヒータ
抵抗値も一定となり、ヒータデューティDuty、ヒー
タ電力も一定となる。従って、このアイドル安定領域
で、ヒータ電力を算出すれば、過渡変化の影響を受けな
い、信頼性の高いヒータ電力を算出することができる。
もし、アイドル安定領域でなければ、ヒータ電力積算条
件が不成立となり、以降の処理を行うことなく、本ルー
チンを終了する。
【0041】一方、アイドル安定領域であれば、ヒータ
電力積算条件が成立し、ステップ202に進み、ヒータ
電力Pa を算出し、これを前回までのヒータ電力積算値
Psに加算してヒータ電力積算値Ps を更新する。 Ps =Ps +Pa ここで、ヒータ電力Pa は、次の(5)式又は(6)式
のいずれかで算出すれば良い。両式において、ヒータデ
ューティDutyは、サブマイコン18自身が制御する
ため、その最新値であるヒータデューティDutyを利
用すれば良い。 Pa =VB 2 /R×Duty ……(5) Pa =VB 2 ×Duty ……(6) VB :電源電圧 R:ヒータ抵抗値(固定値又は算出値) Duty:ヒータデューティ
【0042】ヒータ電力積算後、ステップ203に進
み、積算回数Cをカウントする積算カウンタをカウント
アップして、ステップ204に進み、積算回数Cが予め
設定した所定回数Kに達したか否かを判定する。もし、
積算回数Cが所定回数Kに達していなければ、以降の処
理を行うことなく、本ルーチンを終了する。これによ
り、積算回数Cが所定回数Kになるまで、ヒータ電力P
a の積算を繰り返す。
【0043】その後、積算回数Cが所定回数Kになった
時点で、ステップ205に進み、ヒータ電力積算値Ps
を積算回数Cで割り算して平均ヒータ電力Pav(=Ps
/C)を算出した後、積算回数Cのカウンタをクリアす
る(ステップ206)。以上説明したステップ201〜
206の処理が特許請求の範囲でいうヒータ電力算出手
段としての役割を果たす。
【0044】次のステップ207で、平均ヒータ電力P
avが劣化判定電力Pk 以上であるか否かによって、セン
サ素子14が劣化しているか否かを判定する。ここで、
劣化判定電力Pk は、予め実験、シミュレーション等に
より設定された固定値が用いられる。このステップ20
7で、平均ヒータ電力Pavが劣化判定電力Pk より小さ
い場合は、センサ素子14が劣化無しと判断され、目標
インピーダンスを補正せずに本ルーチンを終了する。
【0045】一方、平均ヒータ電力Pavが劣化判定電力
Pk 以上の場合は、センサ素子14が劣化していると判
断され、ステップ300に進み、図8に示す目標インピ
ーダンス補正ルーチンを実行し、次のようにして目標イ
ンピーダンスを補正する。
【0046】図8の目標インピーダンス補正ルーチンで
は、まずステップ301で、センサ素子14の劣化度合
を評価する指標として、平均ヒータ電力Pavと劣化判定
電力Pk との差分Sを算出し、次のステップ302で、
図9に示す、差分Sをパラメータとするインピーダンス
補正値Zs のマップを検索し、差分Sに応じてインピー
ダンス補正値Zs を算出する。尚、図9のマップは、予
め実験、シミュレーション等により設定され、サブマイ
コン18のROM22に記憶されている。
【0047】次のステップ303で、現在の目標インピ
ーダンスZg にインピーダンス補正値Zs を加算するこ
とで、目標インピーダンスZg をセンサ素子14の劣化
度合(差分S)に応じて補正し、本ルーチンを終了す
る。
【0048】尚、図8の目標インピーダンス補正ルーチ
ンでは、ステップ302で、インピーダンス補正値Zs
を図9のマップより算出するようにしたが、これに代え
て、図10に示す目標インピーダンス補正ルーチンを用
い、予め実験、シミュレーション等により、差分S(劣
化度合)を変数とする補正関数H(S)を設定してお
き、ステップ302aで、この補正関数H(S)にステ
ップ301で算出した差分S(劣化度合)を代入してイ
ンピーダンス補正値Zs を算出するようにしても良い。
尚、補正関数H(S)は、例えば次式で設定しても良
い。 H(S)=K1×S+K2 ここで、K1,K2は、予め実験、シミュレーション等
により設定された定数である。
【0049】また、図8、図10の目標インピーダンス
補正ルーチンでは、センサ素子14の劣化度合を評価す
る指標として、平均ヒータ電力Pavと劣化判定電力Pk
との差分Sを算出したが、平均ヒータ電力Pavと劣化判
定電力Pk との比を劣化度合を評価する指標として算出
し、これに基づいて目標インピーダンスZg を補正する
ようにしても良い。
【0050】本実施形態(2)では、サブマイコン18
のROM22に記憶された図11のヒータ制御ルーチン
をCPU21により所定時間毎又は所定クランク角毎に
実行することで、センサ素子インピーダンスZを目標イ
ンピーダンスZg に一致させるようにヒータデューティ
Dutyを制御する。本ルーチンが起動されると、まず
ステップ401で、センサ素子インピーダンスZを算出
する。具体的には、センサ素子印加電圧Vo を酸素濃度
検出時の電圧(基準電圧)からインピーダンスを検出す
るための電圧(掃引電圧)に切り換え、その時の電圧変
化ΔVo と、その電圧変化ΔVo によって生じる電流変
化ΔIに応じた電圧変化ΔVi とからインピーダンスZ
=ΔVo /ΔIを算出する。
【0051】この後、ステップ402で、センサ素子イ
ンピーダンスZと目標インピーダンスZg との差分ΔZ
(=Z−Zg )に応じてマップ又は補正関数によりヒー
タデューティ補正値Ds を算出する。ここで用いるマッ
プ又は補正関数は、予め実験、シミュレーション等によ
り設定され、サブマイコン18のROM22に記憶され
ている。
【0052】次のステップ403で、現在のヒータデュ
ーティDutyをヒータデューティ補正値Ds で補正す
る。尚、ヒータデューティDutyの初期値は、イグニ
ッションスイッチのオン直後に起動される初期化ルーチ
ン(図示せず)により例えば100%に設定される。こ
の後、ステップ404で、ヒータデューティDutyの
信号をMOSFET31のゲートに出力し、ヒータ15
のデューティを制御して、センサ素子インピーダンスZ
を目標インピーダンスZg に一致させるように制御し、
センサ素子14の温度を目標とする活性温度に保つよう
に制御する。以上説明した本実施形態(2)において
も、前記実施形態(1)と同様の効果を得ることができ
る。
【0053】[実施形態(3)]上記実施形態(2)で
用いた図7のセンサ素子劣化補正ルーチンでは、ヒータ
電力Pa の積算を、積算回数Cが所定回数Kになるまで
繰り返すようにしたが、本発明の実施形態(3)で用い
る図12のセンサ素子劣化補正ルーチンでは、ヒータ電
力積算値Ps が予め設定された所定値Pk1以上となるま
でヒータ電力Paの積算を繰り返す(ステップ204
a)。その他のステップの処理は、図7の各ステップの
処理と同じである。
【0054】前述した図5のインピーダンス特性から明
らかなように、センサ素子14が劣化するに従って、セ
ンサ素子インピーダンスZが高くなり、センサ素子温度
が実際よりも低く検出されて、ヒータ電力Pa が増加す
る傾向がある。このため、センサ素子14が劣化するに
従って、ヒータ電力積算値Ps が所定値Pk1以上となる
までの期間が短くなり、目標インピーダンスZg の更新
サイクル(更新の時間間隔)が短くなる。これにより、
センサ素子14の劣化が進むに従って(換言すれば、目
標インピーダンスZg のずれが大きくなるに従って)、
目標インピーダンスZg が頻繁に更新されるようにな
り、センサ素子14の劣化度合に応じた頻度で目標イン
ピーダンスZg が更新される。
【0055】[実施形態(4)]前記実施形態(2),
(3)では、図7のステップ207、図12のステップ
207で用いる劣化判定電力Pk は、予め実験、シミュ
レーション等により設定された固定値を用いたが、本発
明の実施形態(4)では、図13に示す劣化判定電力算
出ルーチンによって、酸素濃度センサ13が新品の時
(つまり劣化のない状態の時)のヒータ電力を基準にし
て劣化判定電力Pk を設定する。
【0056】図13の劣化判定電力算出ルーチンは、図
7又は図12のセンサ素子劣化補正ルーチンと同じく、
所定時間毎又は所定クランク角毎に実行される。本ルー
チンが起動されると、まずステップ501で、酸素濃度
センサ13が新品であるか否かを判定する。ここで、新
品とは、新車時又は酸素濃度センサ13の交換直後で且
つ劣化判定電力Pk が算出されていない状態の時を意味
する。従って、新品でない場合には、既に劣化判定電力
Pk が設定されているので、以降の処理を行わずに本ル
ーチンを終了する。
【0057】これに対し、酸素濃度センサ13が新品で
ある場合には、ステップ502に進み、ヒータ電力積算
条件が成立しているか否かを、例えばアイドル安定領域
であるか否かによって判定し、ヒータ電力積算条件が不
成立であれば、以降の処理を行うことなく、本ルーチン
を終了する。
【0058】一方、ヒータ電力積算条件が成立していれ
ば、ステップ503に進み、新品時のヒータ電力Pa を
算出し、これを前回までのヒータ電力積算値Pn に加算
して新品時のヒータ電力積算値Pn を更新する。 Pn =Pn +Paここで、新品時のヒータ電力Pa は、
前記実施形態(2)と同じく、次のいずれかの式で算出
すれば良い。 Pa =VB 2 /R×Duty 又は、Pa =VB 2 ×D
uty VB :電源電圧 R:ヒータ抵抗値(固定値又は算出値) Duty:ヒータデューティ
【0059】新品時のヒータ電力積算後、ステップ50
4に進み、積算回数Cn をカウントする積算カウンタを
カウントアップして、ステップ505に進み、積算回数
Cnが予め設定した所定回数Kn に達したか否かを判定
する。もし、積算回数Cn が所定回数Kn に達していな
ければ、以降の処理を行うことなく、本ルーチンを終了
する。これにより、積算回数Cn が所定回数Kn になる
まで、新品時のヒータ電力Pa の積算を繰り返す。
【0060】その後、積算回数Cn が所定回数Kn にな
った時点で、ステップ506に進み、新品時のヒータ電
力積算値Pn を積算回数Cn で割り算して新品時の平均
ヒータ電力Pkn(=Pn /Cn )を算出する。この後、
ステップ507で、新品時の平均ヒータ電力Pknに余裕
電力Aを加算して、劣化判定電力Pk を算出する。 Pk =Pkn+A
【0061】ここで、余裕電力Aは、新品時(劣化のな
い時)のヒータ電力のばらつきを考慮して、劣化の誤判
定を防止するように設定されている。尚、余裕電力A
は、予め実験等により設定した固定値を用いても良い
が、新品時の平均ヒータ電力Pknに基づいて算出した
り、或は、ヒータ電力積算値Pn の積算期間中のヒータ
電力Pa のばらつきの程度(例えば最大値と最小値の差
分、標準偏差等)を算出して、それから余裕電力Aを設
定するようにしても良い。劣化判定電力Pk の算出後
に、積算回数Cn のカウンタをクリアして(ステップ5
08)、本ルーチンを終了する。
【0062】このようにして算出された劣化判定電力P
k は、サブマイコン18の不揮発性メモリ25に記憶さ
れる。本実施形態(4)でも、図7又は図12のセンサ
素子劣化補正ルーチンを所定時間毎又は所定クランク角
毎に実行して、ステップ207で、不揮発性メモリ25
から劣化判定電力Pk を読み込み、この劣化判定電力P
k と平均ヒータ電力Pavとを比較してセンサ素子14の
劣化判定を行い、劣化が検出された時には、図8又は図
10の目標インピーダンス補正ルーチンによって、劣化
度合に応じて目標インピーダンスZg を補正する。
【0063】以上説明した本実施形態(4)では、酸素
濃度センサ13が新品の時(つまり劣化のない状態の
時)の平均ヒータ電力Pknを基準にして劣化判定電力P
k を設定するので、酸素濃度センサ13の特性ばらつき
があっても、酸素濃度センサ13毎に適正な劣化判定電
力Pk を設定することができ、特性ばらつきによる劣化
の誤判定を防止できて、劣化判定精度を向上することが
できる。
【0064】尚、本実施形態(4)では、新品時の平均
ヒータ電力Pknに基づいて設定した劣化判定電力Pk を
不揮発性メモリ25に記憶し、その後は、この不揮発性
メモリ25から読み込んだ劣化判定電力Pk と平均ヒー
タ電力Pavとを比較して目標インピーダンスZg を補正
するようにしたが、新品時に算出した平均ヒータ電力P
knとセンサ素子インピーダンスZとの関係を不揮発性メ
モリ25に記憶しておき、その後は、算出した平均ヒー
タ電力Pavと不揮発性メモリ25に記憶されたデータと
に基づいて目標インピーダンスZg を補正するようにし
ても良い。
【0065】[実施形態(5)]前記実施形態(2)〜
(4)は、いずれも平均ヒータ電力Pavを劣化判定電力
Pk と比較して劣化判定を行うようにしたが、本発明の
実施形態(5)では、センサ素子14が劣化するに従っ
て、図5及び図6に示すように、センサ素子インピーダ
ンスZが高くなるという特性に着目し、始動から所定期
間経過後のセンサ素子インピーダンスZを劣化判定値Z
k と比較して劣化判定を行う。
【0066】この処理は、図14に示すセンサ素子劣化
補正ルーチンによって次のようにして行われる。まず、
ステップ601で、センサ素子温度が所定温度に達する
タイミングを推定するために、始動から所定時間内か否
かを判定し、所定時間内でなければ、以降の処理を行う
ことなく、本ルーチンを終了する。
【0067】始動から所定時間内であれば、ステップ6
02に進み、前記実施形態と同様の方法でヒータ電力P
a を算出し、これを前回までのヒータ電力積算値Ps に
加算して始動後のヒータ電力積算値Ps を更新する。こ
の後、ステップ603で、始動後のヒータ電力積算値P
s が予め実験等で設定された所定値Pk 以上になったか
否かを判定し、始動後のヒータ電力積算値Ps が所定値
Pk 未満であれば、以降の処理を行うことなく、本ルー
チンを終了する。
【0068】その後、始動後のヒータ電力積算値Ps が
所定値Pk 以上になった時点で、センサ素子14の温度
が所定温度に達したと判断して、ステップ604に進
み、その時点のセンサ素子インピーダンスZが劣化判定
値Zk 以上であるか否かで、センサ素子14が劣化して
いるか否かを判定する。この際、センサ素子インピーダ
ンスZは、前記実施形態(2)と同じ方法で算出され
る。このステップ604で、センサ素子インピーダンス
Zが劣化判定値Zk より小さい場合は、センサ素子14
が劣化していないと判断され、目標インピーダンスを補
正せずに本ルーチンを終了する。
【0069】一方、センサ素子インピーダンスZが劣化
判定値Zk 以上の場合は、センサ素子14が劣化してい
ると判断され、ステップ300に進み、前述した図8又
は図10に示す目標インピーダンス補正ルーチンを実行
し、目標インピーダンスを補正する。
【0070】以上説明した本実施形態(5)では、始動
後に、センサ素子14の温度が所定温度に達するタイミ
ングを判断するために、始動後のヒータ電力積算値Ps
が所定値Pk 以上になったか否かを判断するようにした
が、図4に示すように、始動からセンサ素子14の温度
が活性温度(目標温度)付近に昇温するまでの間は、ヒ
ータデューティDutyが100%に保持されるため、
始動後の経過時間が設定時間Tに達した時点で、センサ
素子14の温度が所定温度に達した判断して、劣化判定
を行うようにしても良い。
【0071】尚、エンジン11の停止時間が短く、酸素
濃度センサ13が十分に冷えていない状態で再始動(温
間再始動)する場合には、始動後のヒータ電力積算値P
s や経過時間からはセンサ素子14の温度が推測できな
いため、冷却水温等により温間再始動と判断される場合
は、劣化判定を中止するようにしても良い。また、セン
サ素子14の初期温度は、外気温の影響を受けて変化
し、それに応じて、センサ素子14の温度が所定温度に
達するまでの時間が変化するため、外気温に応じて所定
値Pk (又は前記設定時間T)を補正するようにしても
良い。或は、外気温が所定温度範囲内の時のみ、上述し
た劣化判定を行うようにしても良い。
【0072】[実施形態(6)]前記各実施形態では、
ヒータ電力を算出する際に用いるヒータ抵抗値Rを固定
値としたが、本発明の実施形態(6)では、図15に示
すヒータ抵抗値算出ルーチンによってヒータ抵抗値をセ
ンサ素子インピーダンスに基づいて算出する。つまり、
図6に示すように、ヒータ温度とセンサ素子温度との間
には相関関係があるため、ヒータ温度に応じて変化する
ヒータ抵抗値と、センサ素子温度に応じて変化するセン
サ素子インピーダンスとの間にも相関関係がある。従っ
て、センサ素子インピーダンスに基づいてヒータ抵抗値
を算出することが可能である。特に、酸素濃度センサ1
3として、ヒータ15をセンサ素子14に密着させるよ
うに積層した、いわゆるヒータ積層型の酸素濃度センサ
を用いる場合は、センサ素子14とヒータ15と間の伝
熱性が極めて良いため、ヒータ温度(ヒータ抵抗値)と
センサ素子温度(センサ素子インピーダンス)との相関
性が極めて良く、センサ素子インピーダンスからヒータ
抵抗値を精度良く算出することができる。
【0073】図15に示すヒータ抵抗値算出ルーチン
は、所定時間毎又は所定クランク角毎に実行され、特許
請求の範囲でいうヒータ抵抗値算出手段としての役割を
果たす。本ルーチンが起動されると、まずステップ70
1で、センサ素子インピーダンスZを前記実施形態
(2)と同じ方法で算出する。この後、ステップ702
で、図16に示す、センサ素子インピーダンスZをパラ
メータとするヒータ抵抗値Rのマップを検索し、センサ
素子インピーダンスZに応じてヒータ抵抗値Rを算出す
る。図16のマップは、予め実験、シミュレーション等
により設定され、サブマイコン18のROM22に記憶
されている。尚、マップに代えて、予め実験、シミュレ
ーション等により、センサ素子インピーダンスZを変数
とする関数を設定しておき、この関数にセンサ素子イン
ピーダンスZを代入してヒータ抵抗値Rを算出するよう
にしても良い。
【0074】以上のようにして算出したヒータ抵抗値R
は、前記(3)式又は(5)式でヒータ電力を算出する
のに用いられる。このようにすれば、ヒータ抵抗値R
(ヒータ温度)が変化しても、ヒータ電力を精度良く算
出することができる。従って、アイドル安定領域以外で
も、ヒータ電力を精度良く算出することができる。
【0075】尚、センサ素子14の劣化度合(平均ヒー
タ電力Pavと劣化判定電力Pk との差分S)に応じて、
マップ又は関数によりセンサ素子インピーダンスZを補
正してから、該センサ素子インピーダンスZに基づいて
ヒータ抵抗値Rを算出するようにしても良い。
【0076】[その他の実施形態]前記各実施形態で
は、図8又は図10のルーチンにより、センサ素子14
の劣化度合(平均ヒータ電力Pavと劣化判定電力Pk と
の差分S)に応じて目標インピーダンスZg を補正する
ようにしたが、目標インピーダンスZg の補正に代え
て、センサ素子14の劣化度合に応じてセンサ素子イン
ピーダンスZを例えば次式により補正するようにしても
良い。 Z=Z−Zs ここで、Zs は、図8又は図10のステップ302,3
02aと同じ処理により算出されるインピーダンス補正
値である。このように、センサ素子インピーダンスZを
補正すれば、目標インピーダンスZg を補正するのと全
く同じ効果を得ることができる。
【0077】また、センサ素子温度はセンサ素子インピ
ーダンスZに基づいて算出することができるため、セン
サ素子インピーダンスZから算出したセンサ素子温度を
目標温度に一致させるようにヒータデューティDuty
を制御するようにしても良い。この場合、センサ素子1
4の劣化度合に応じてセンサ素子温度又は目標温度を上
記の補正方法と同じ方法で補正するようにしても良い。
【0078】また、図7、図12の各センサ素子劣化補
正ルーチンでは、ヒータ電力積算値Ps を積算回数Cで
割り算して平均ヒータ電力Pavを求め、この平均ヒータ
電力Pavを劣化判定電力Pk と比較して劣化判定するよ
うにしたが、平均ヒータ電力Pavを算出する処理(ステ
ップ205)を省き、ヒータ電力積算値Ps を所定値
(C×Pk )と比較して劣化判定するようにしても良
い。
【0079】また、前記実施形態(2)〜(6)では、
センサ素子インピーダンスZを目標インピーダンスZg
に一致させるようにヒータデューティDutyを制御す
るようにしたが、インピーダンスの逆数であるアドミタ
ンスを算出し、これを目標アドミタンスに一致させるよ
うにヒータデューティDutyを制御するようにしても
良い。この場合も、センサ素子14の劣化度合に応じて
アドミタンス又は目標アドミタンスを上記の補正方法と
同じ方法で補正するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態(1)における酸素濃度検出システム
の概略構成を示すブロック図
【図2】酸素濃度センサのヒータ制御回路の構成を示す
回路図
【図3】実施形態(1)のヒータ制御ルーチンの処理の
流れを示すフローチャート
【図4】(a)〜(c)は始動後のセンサ素子温度、ヒ
ータ抵抗値、ヒータデューティDutyの経時的変化の
一例を示すタイムチャート
【図5】センサ素子温度とセンサ素子インピーダンスと
の関係を示す特性図
【図6】(a)〜(d)は始動後のセンサ素子温度、セ
ンサ素子インピーダンス、ヒータ温度、ヒータ抵抗値の
経時的変化の一例を示すタイムチャート
【図7】実施形態(2)のセンサ素子劣化補正ルーチン
の処理の流れを示すフローチャート
【図8】実施形態(2)の目標インピーダンス補正ルー
チン(その1)の処理の流れを示すフローチャート
【図9】インピーダンス補正値算出マップの一例を概念
的に示す図
【図10】目標インピーダンス補正ルーチン(その2)
の処理の流れを示すフローチャート
【図11】実施形態(2)のヒータ制御ルーチンの処理
の流れを示すフローチャート
【図12】実施形態(3)のセンサ素子劣化補正ルーチ
ンの処理の流れを示すフローチャート
【図13】実施形態(4)の劣化判定電力算出ルーチン
の処理の流れを示すフローチャート
【図14】実施形態(5)のセンサ素子劣化補正ルーチ
ンの処理の流れを示すフローチャート
【図15】実施形態(6)のヒータ抵抗値算出ルーチン
の処理の流れを示すフローチャート
【図16】ヒータ抵抗値算出マップの一例を概念的に示
す図
【符号の説明】
11…エンジン、12…排気管、13…酸素濃度セン
サ、14…センサ素子、15…ヒータ、17…ホストマ
イコン、18…サブマイコン(ヒータ制御手段,電源電
圧検出手段,ヒータ電力算出手段,素子インピーダンス
検出手段,補正手段)、25…不揮発性メモリ、29…
A/D変換器、30…ヒータ制御回路、31…MOSF
ET(スイッチング素子)、34…A/D変換器。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素濃度センサのセンサ素子を加熱する
    ヒータへの通電を制御することで、該センサ素子の温度
    を制御する酸素濃度センサのヒータ制御装置において、 前記ヒータの通電率を制御するヒータ制御手段と、 前記ヒータに電力を供給する電源の電圧を検出する電源
    電圧検出手段と、 前記電源電圧と前記ヒータの通電率とに基づいて該ヒー
    タへの供給電力(以下「ヒータ電力」という)を算出す
    るヒータ電力算出手段とを備えていることを特徴とする
    酸素濃度センサのヒータ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記ヒータ電力算出手段は、前記電源電
    圧と前記ヒータの通電率に加え、前記ヒータの抵抗値も
    考慮して前記ヒータ電力を算出することを特徴とする請
    求項1に記載の酸素濃度センサのヒータ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記ヒータ電力算出手段は、前記センサ
    素子の温度が一定の時に、前記ヒータ電力を算出するこ
    とを特徴とする請求項1又2に記載の酸素濃度センサの
    ヒータ制御装置。
  4. 【請求項4】 前記ヒータ電力算出手段は、前記ヒータ
    電力を所定期間の平均値又は積算値で算出することを特
    徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の酸素濃度セ
    ンサのヒータ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記ヒータ制御手段は、前記ヒータ電力
    算出手段で算出したヒータ電力を目標電力に一致させる
    ように前記ヒータの通電率を制御することを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載の酸素濃度センサのヒ
    ータ制御装置。
  6. 【請求項6】 前記センサ素子のインピーダンスを検出
    する素子インピーダンス検出手段を備え、 前記ヒータ制御手段は、前記センサ素子のインピーダン
    スを目標インピーダンスに一致させるように前記ヒータ
    の通電率を制御し、或は、該センサ素子のインピーダン
    スから算出したセンサ素子温度を目標温度に一致させる
    ように前記ヒータの通電率を制御することを特徴とする
    請求項1乃至4のいずれかに記載の酸素濃度センサのヒ
    ータ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記ヒータ電力算出手段で算出したヒー
    タ電力に基づいて、前記センサ素子のインピーダンス又
    は目標インピーダンスを補正し、或は、前記センサ素子
    のインピーダンスから算出した前記センサ素子の温度又
    は目標温度を補正する補正手段を備えていることを特徴
    とする請求項6に記載の酸素濃度センサのヒータ制御装
    置。
  8. 【請求項8】 前記補正手段は、前記ヒータ電力算出手
    段で算出したヒータ電力が劣化判定電力以上の時に、セ
    ンサ素子の劣化と判断して、前記補正を行うことを特徴
    とする請求項7に記載の酸素濃度センサのヒータ制御装
    置。
  9. 【請求項9】 前記補正手段は、前記酸素濃度センサが
    新品の時に前記ヒータ電力算出手段で算出したヒータ電
    力に基づいて前記劣化判定電力を算出することを特徴と
    する請求項8に記載の酸素濃度センサのヒータ制御装
    置。
  10. 【請求項10】 前記酸素濃度センサが新品の時に前記
    ヒータ電力算出手段で算出したヒータ電力に関する情報
    (以下「新品時ヒータ電力」という)を記憶する不揮発
    性メモリと、 前記酸素濃度センサが新品でない時に前記ヒータ電力算
    出手段で算出したヒータ電力を前記不揮発性メモリに記
    憶された新品時ヒータ電力と比較してその比較結果に応
    じて前記センサ素子のインピーダンス又は目標インピー
    ダンスを補正する補正手段とを備えていることを特徴と
    する請求項6に記載の酸素濃度センサのヒータ制御装
    置。
  11. 【請求項11】 前記酸素濃度センサが新品の時に前記
    ヒータ電力算出手段で算出したヒータ電力と前記センサ
    素子のインピーダンス又は目標インピーダンスとの関係
    を記憶する不揮発性メモリと、 前記酸素濃度センサが新品でない時に前記ヒータ電力算
    出手段で算出したヒータ電力と前記不揮発性メモリに記
    憶されたデータとに基づいて前記センサ素子のインピー
    ダンス又は目標インピーダンスを補正する補正手段とを
    備えていることを特徴とする請求項6に記載の酸素濃度
    センサのヒータ制御装置。
  12. 【請求項12】 前記センサ素子のインピーダンスを検
    出する素子インピーダンス検出手段と、 前記素子インピーダンス検出手段で検出した前記センサ
    素子のインピーダンスに基づいて前記ヒータの抵抗値を
    算出するヒータ抵抗値算出手段とを備えていることを特
    徴とする請求項2に記載の酸素濃度センサのヒータ制御
    装置。
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