JP4357973B2 - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Description
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の内燃機関の制御装置において、前記機関の温度を示す機関温度パラメータ(TW)を検出する機関温度パラメータ検出手段を備え、前記設定放置期間(TWAIT1)は、前記機関の停止時点に検出された機関温度パラメータ(TW)に応じて設定されることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、設定放置期間は、機関停止時点に検出された機関温度パラメータに応じて設定されるので、機関停止時の機関温度に適した期間だけ放置される。したがって、機関温度があまり高くない状態で停止したときは、放置期間を短縮して、異常判定を迅速に行うことが可能となる。
(第1の実施形態)
図1は本発明の第1の実施形態にかかる内燃機関及びその制御装置の構成を示す図であり、エンジン1の吸気管2の途中にはスロットル弁3が配されている。スロットル弁3にはスロットル弁開度(TH)センサ4が連結されており、当該スロットル弁3の開度に応じた電気信号を出力して電子制御ユニット(以下「ECU」という)5に供給する。
一方、スロットル弁3の直ぐ下流には、吸気管内絶対圧(PBA)センサ7が設けられており、この絶対圧センサ7により電気信号に変換された絶対圧信号はECU5に供給される。
ECU5には、エンジン1のクランク軸(図示せず)の回転角度を検出するクランク角度位置センサ10が接続されており、クランク軸の回転角度に応じた信号がECU5に供給される。クランク角度位置センサ10は、エンジン1の特定の気筒の所定クランク角度位置でパルス(以下「CYLパルス」という)を出力する気筒判別センサ、各気筒の吸入行程開始時の上死点(TDC)より所定クランク角度前のクランク角度位置で(4気筒エンジンではクランク角180度毎に)TDC信号パルスを出力するTDCセンサ及びTDCパルスより短い一定クランク角周期(例えば30度周期)で1パルス(以下「CRKパルス」という)を発生するCRKセンサから成り、CYLパルス、TDCパルス及びCRKパルスがECU5に供給される。これらのパルスは、燃料噴射時期、点火時期等の各種タイミング制御及びエンジン回転数(エンジン回転速度)NEの検出に使用される。
ステップS18では、熱源をオンさせる。すなわち、吸気温度センサ8と一体に構成された吸入空気量センサ12のホットワイヤへの電力供給を開始し、吸気温度センサ8を加熱する。さらに熱源オンフラグFHSONを「1」に設定する(ステップS19)。本実施形態では、熱源をオンすることにより、吸気温度センサ8を約40℃程度まで加熱する。
ΔTA=TA−TAINI
ステップS21では、熱源をオンした時点から第2待機時間TWAIT2が経過したか否かを判別し、経過前は直ちに本処理を終了する。ステップS21の答が肯定(YES)となると、ステップS24に進む。
ステップS36では、エンジン1が始動されてから第3待機時間TWAIT3が経過したか否かを判別し、この答が否定(NO)である間は、吸気温度(吸気温度センサ出力)TAを、ステップS15で記憶した初期吸気温度TAINIに設定する(ステップS37)。
また第1待機時間TWAIT1は、エンジンを停止した時点のエンジン冷却水温TWが高いほど長く設定されるので、エンジン停止時のエンジン温度の影響を除き、正確な判定を行うことができる。
ステップS41では、エンジン運転中における吸気温度センサ出力TAの最大変化量ΔTARUNが、所定変化量DTHRUN(例えば10℃)以上であるか否かを判別する。最大変化量ΔTARUNは、エンジン運転中における吸気温度センサ出力TAの最小値と最大値の差として算出される。最大変化量ΔTARUNが所定変化量DTHRUN以上であるときは、吸気温度センサ8は正常と判定できるので、エンジン停止後に異常判定処理を実行する必要がない。したがって、実施条件フラグFEXCを「0」に設定し(ステップS46)、異常判定処理の実行しないようにする。これにより、吸入空気量センサ12のホットワイヤによる吸気温度センサ8の加熱が不要となり、電力消費を節約することができる。
ステップS51では、異常検出終了フラグFTMRENDが「1」であるか否かを判別する。異常検出終了フラグFTMRENDは、異常の有無の判定が終了すると、ステップS59で「1」に設定される。最初はFTMREND=0であるので、ステップS52に進み、イグニッションスイッチがオンされているか否かを判別する。イグニションスイッチがオフであるときは直ちに本処理を終了する。
図9は、本発明の第2の実施形態にかかる吸気温度センサの異常判定処理のフローチャートである。図9の処理は、図3のステップS16を削除して、ステップS23を追加するとともに、ステップS24をステップS24aに変更したものである。これ以外の点は、第1の実施形態と同一である。
本実施形態では、吸気温度センサ8の加熱期間に相当する第2待機時間TWAIT2を固定値にしたため、吸気温度変化量ΔTAは、外気温によって変動する可能性がある。そこで、エンジン冷却水温TWを外気温パラメータとして使用し、エンジン冷却水温TWに応じて判定閾値DTHを設定している。これにより、正確な異常判定を行うことができる。
2 吸気管
5 電子制御ユニット(温度センサ加熱手段、異常判定手段、判定禁止手段、吸入空気量センサ異常検出手段、期間計測異常検出手段)
8 吸気温度センサ
9 エンジン冷却水温センサ
12 吸入空気量センサ(熱源)
22 サブマイコン
24 タイマ(放置期間計測手段、加熱期間計測手段)
Claims (11)
- 内燃機関に取り付けられ、前記機関の吸気温度を検出する温度センサの異常検出装置を備える内燃機関の制御装置において、
前記異常検出装置は、
前記温度センサを加熱するための熱源と、
前記機関の停止後に前記熱源により前記温度センサを加熱する温度センサ加熱手段と、
該温度センサ加熱手段による加熱前後の前記温度センサ出力に応じて、前記温度センサの異常判定を行う異常判定手段とを備え、
前記温度センサ加熱手段による加熱中または加熱後に前記機関が始動したときには、設定始動後期間に亘って、加熱前の前記温度センサの出力を用いて前記機関の制御を行い、
前記設定始動後期間は、加熱前の前記温度センサ出力と、機関始動時の前記温度センサ出力との差に応じて設定されることを特徴とする内燃機関の制御装置。 - 前記熱源は、前記機関の吸入空気量を検出する吸入空気量センサに設けられていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記温度センサ加熱手段は、前記機関の停止時点から設定放置期間経過した後に前記温度センサを加熱することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記機関の温度を示す機関温度パラメータを検出する機関温度パラメータ検出手段を備え、前記設定放置期間は、前記機関の停止時点に検出された機関温度パラメータに応じて設定されることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の制御装置。
- 外気温を示す外気温パラメータを検出する外気温パラメータ検出手段を備え、前記温度センサ加熱手段による加熱期間は、検出した外気温パラメータに応じて設定されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
- 外気温を示す外気温パラメータを検出する外気温パラメータ検出手段を備え、前記異常判定手段は、前記加熱前後の前記温度センサ出力の変化量が判定閾値以下であるとき、前記温度センサが異常であると判定し、前記判定閾値を前記外気温パラメータが高いほど大きな値に設定することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記機関の停止前の運転状態において、前記温度センサの出力が所定値以上変化した場合には、前記異常判定手段による異常判定を禁止する判定禁止手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記熱源に電力を供給する電源の出力電圧が所定電圧以下である場合には、前記異常判定手段による異常判定を禁止する判定禁止手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記吸入空気量センサの異常を検出する吸入空気量センサ異常検出手段と、前記吸入空気量センサの異常が検出された場合には、前記異常判定手段による異常判定を禁止する判定禁止手段とを備えることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記機関の停止時点からの経過時間を計測する放置期間計測手段と、該放置期間計測手段の異常を検出する期間計測異常検出手段と、前記放置期間計測手段の異常が検出された場合には、前記異常判定手段による異常判定を禁止する判定禁止手段とを備えることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の制御装置。
- 前記温度センサ加熱手段による加熱期間を計測する加熱期間計測手段と、該加熱期間計測手段の異常を検出する期間計測異常検出手段と、前記加熱期間計測手段の異常が検出された場合には、前記異常判定手段による異常判定を禁止する判定禁止手段とを備えることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
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