JP2000065724A - 分光光度計 - Google Patents
分光光度計Info
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- JP2000065724A JP2000065724A JP10239808A JP23980898A JP2000065724A JP 2000065724 A JP2000065724 A JP 2000065724A JP 10239808 A JP10239808 A JP 10239808A JP 23980898 A JP23980898 A JP 23980898A JP 2000065724 A JP2000065724 A JP 2000065724A
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Abstract
り出すことを防止する。 【解決手段】 装置の電源をONにすると、制御部38
により光源用電源部36をONにしてランプ2を点灯す
る。基準位置検出続行判断部28により、信号処理回路
26を介して送られるセル装着センサ20の検出信号か
ら、セルが装着されているか否かを判定する。セルが装
着されている場合、基準位置検出部32による原点位置
を検出する動作を続行し、光センサ14からの電気信号
及びグレーティング駆動用モータ16に送る駆動用パル
ス信号に基づいてグレーティング10の原点位置を検出
し、記憶部34に記憶する。セルが装着されていない場
合、基準位置検出部32及び制御部38を介して、原点
位置を検出する動作を中断し、表示部40にエラーメッ
セージを表示する。
Description
を照射して試料成分を検出する分光光度計に関するもの
である。分光光度計は単独でも、又は液体クロマトグラ
フなどの検出部としても用いられる。
成図である。ランプ2からの光は、レンズやミラーから
なる集光系4により、スリット6に集光される。スリッ
ト6を通過した光は、ミラー8を介して、グレーティン
グ(分光素子)10に送られる。光はグレーティング1
0により分光され、特定波長の光がフローセル12に照
射される。セル12からの光は、光センサ14により検
出される。
用モータ16により回転し、セル12に様々な波長の光
を送る。また、グレーティング10の角度を決定する際
に基準になる所定の角度の位置(ホームポジション)を
検出するグレーティングホームポジションセンサ18が
備えられている。電源投入時にグレーティング10の原
点位置を検出する分光光度計では、電源を投入すると、
ランプ2が点灯し、グレーティング駆動用モータ16に
よりセンサ18方向にグレーティング10を回転させ
る。センサ18が反応してONからOFFになるとグレ
ーティング10の回転は止められ、グレーティング10
はホームポジションになる。
4により検出し、モニタしながら、グレーティング駆動
用モータ16を駆動させて、ホームポジションからグレ
ーティング10を1パルスづつ回転させ、あらかじめ定
められた一定角度範囲を走査し、最もセル透過光量が大
きくなるグレーティング10の位置を求め、その位置を
グレーティング10からセル12に0次光が入射する位
置(原点位置、0次光位置ともいう)として記憶する。
動用モータ16のパルス数と波長とのあらかじめ決めら
れた関係式から、希望の波長に対応する原点位置からの
パルス数を算出し、そのパルス数だけグレーティング1
0を回転させ、波長設定を行なう。グレーティングの原
点位置の検出は、自動波長校正時にも行なわれる。ま
た、自動波長正確さのチェック時には、基準輝線が入射
する分光素子の基準輝線位置の検出が行なわれる。ここ
では、分光素子の原点位置及び基準輝線位置を基準位置
という。このような方式の長所は、実際の光をモニタし
て基準位置を決めるため、コンパクトな設計でも波長精
度のよい装置が得られることである。
レファレンスセルからの透過光を使用して、分光素子の
基準位置を割り出す機能を有するタイプの分光光度計で
は、装置立上げ時や波長校正時、波長正確さのチェック
時には、セルが装着されていないと正しい値が求められ
ない。セルを装着していない状態で、電源投入、波長構
成、又は波長正確さのチェックを行なってしまうと、分
光素子の基準位置の検出が正確になされないため、その
後の波長設定において誤った波長に設定されたり、誤っ
た波長正確さの判断が行なわれるおそれがあった。しか
し、セルを装着してから、電源の投入や波長校正、波長
正確さチェックを行なうように取扱い説明書で注意を喚
起するのみであった。
素子の基準位置を割り出すことを防止する機能を備えた
分光光度計を提供することを目的とするものである。
は、光源からの光を分光素子により分光して特定波長の
光をセルに照射する光学系と、様々な波長をセルに照射
するために分光素子の角度を変化させる分光素子駆動手
段と、セルからの光を検出する光検出手段と、光検出手
段及び分光素子駆動手段からの電気信号に基づく情報に
よりセルに0次光又は基準輝線が入射する分光素子の基
準位置を検出する基準位置検出部とを備えた分光光度計
であって、セルが装着されているか否かを検出するセル
装着センサと、基準位置検出部の動作時に、セル装着セ
ンサの検出信号によりセルが装着されていないと判定し
たときには、基準位置検出部の動作を中断させる基準位
置検出続行判断部とを備えたものである。
チェック時において、基準位置検出部を動作させて分光
素子の基準位置を検出するときに、基準位置検出続行判
断部によりセル装着センサをモニタする。セルが正常に
装着されているときは、原点位置の検出、波長校正又は
波長正確さのチェックを続行し、セルが装着されていな
い場合は、基準位置の検出を中断し、その後の動作も中
断する。
が装着されていないことを表示部に表示させる機能をさ
らに備えることが好ましい。その結果、セルが装着され
ていないことをオペレータに知らせることができる。
図3は、その実施例を表す一部ブロック図を含む概略構
成図である。図1と同じ部分には同じ符号を付す。セル
装着位置にセル装着センサ20が備えられており、フロ
ーセル22にはセル装着センサ20に対応した位置に突
起24が設けられている。突起24がセル装着センサ2
0に位置することにより、セル装着センサ20のON/
OFFが切り替わる。ここではフローセルを用いている
が、本発明に装着されるセルはフローセルに限定される
ものではない。また、セル装着センサ20としては、透
過型フォトインターラプター、反射型フォトインターラ
プター、メカニカルスイッチなど、セルの装着を検出で
きるセンサであればとのような方式のものでも用いるこ
とができる。
6、及びセル22の装着の有無を判定し、セルが装着さ
れていないと判定したときには、基準位置検出部の動作
を中断させる基準位置検出続行判断部28を介して、基
準位置検出時の動作を制御する基準位置検出部32に接
続されている。光センサ14も、信号処理回路30を介
して、基準位置検出部32に接続されている。基準位置
検出部32には基準位置検出動作に使用する光センサ1
4の検出信号、グレーティングの位置情報及び検出した
基準位置を記憶する記憶部34が接続されている。基準
位置検出部32は、ランプ(光源)2に接続された光源
用電源部36、及びグレーティング駆動用モータ16の
動作を制御する制御部38にも接続されている。グレー
ティング駆動用モータ16及び制御部38により本発明
の分光素子駆動手段を実現する。また、グレーティング
のホームポジションを検出するグレーティングホームポ
ジションセンサ18も制御部38に接続されている。
出部32及び制御部38は、CPU44に含まれ、CP
U44では、例えば検出成分の濃度演算なども行なわれ
る。制御部38には、キー入力部42及びセル未装着時
にセルが装着されていないことを表示する表示部40が
接続されている。表示部40は、例えばモニタに文字や
絵で表示したり、またレーザダイオードやブザーなど、
オペレータにセルが装着されていないこと伝えることが
できる手段であれば何でもよい。
表すフローチャートである。電源投入時には分光素子の
原点位置を検出する。図2、図3及び図4を用いて、そ
の動作を説明する。装置の電源をONにすると、制御部
38により光源用電源部36をONにしてランプ2を点
灯する。
ているか否かを検出し、その検出信号を信号処理回路2
6を介して基準位置検出続行判断部28に送り、基準位
置検出続行判断部28によりセルが装着されているか否
かを判定する。セルが装着されている場合、基準位置検
出部32による原点位置を検出する動作を続行し、光セ
ンサ14からの電気信号及びグレーティング駆動用モー
タ16に送る駆動用パルス信号に基づいてグレーティン
グ10の原点位置を検出し、記憶部34に記憶する。セ
ルが装着されていない場合、原点位置を検出する動作を
中断し、基準位置検出部32及び制御部38を介して、
表示部40にエラーメッセージを表示する。
ェック時の動作を表すフローチャートである。この動作
では分光素子の基準輝線位置を検出する。図2、図3及
び図5を用いて、その動作を説明する。電源投入時と同
様に、ランプ2を点灯した後、基準位置検出続行判断部
28によりセルが装着されているか否かを判定する。セ
ルが装着されていない場合、自動波長正確さのチェック
の動作を中断し、表示部40にエラーメッセージを表示
する。
部32による基準輝線位置を検出する動作を続行し、光
センサ14からの電気信号及びグレーティング駆動用モ
ータ16に送る駆動用パルス信号に基づいて基準輝線位
置を求める。求めた基準輝線位置における指示波長と文
献値との誤差を算出し、予め記憶された仕様の範囲内で
あるか否かを判定する。誤差が仕様範囲を越えた場合、
表示部40に“Fail(否)”を表示し、誤差が仕様
範囲を越えていることをオペレータに知らせる。誤差が
仕様範囲内の場合、表示部40に“Pass(正)”を
表示し、誤差が仕様範囲内であり、この分光光度計の波
長精度が正しいことをオペレータに知らせる。
作を表すフローチャートである。この動作では分光素子
の原点位置と基準輝線位置を検出する。図2、図3及び
図6を用いて、その動作を説明する。電源投入時と同様
に、ランプ2を点灯した後、基準位置検出続行判断部2
8によりセルが装着されているか否かを判定する。セル
が装着されていない場合、自動波長校正時の動作を中断
し、表示部40にエラーメッセージを表示する。
部32により、原点位置を検出し、さらに基準輝線位置
を求める。その原点位置及び基準輝線位置から指示波長
の補正係数を算出し、その補正係数を記憶部34に記憶
する。この実施例では、セル装着センサ及び基準位置検
出続行判断部は、セルが装着されているか否かを判定す
るだけであるが、セル装着センサを多連又は複数にする
ことにより、セルの種類も認識する機能を持たせ、セル
の種類により波長を自動で校正するようにしてもよい。
されているか否かを検出するセル装着センサを備え、基
準位置検出部の動作時に、基準位置検出続行判断部によ
りセルが装着されていないと判定したときには、基準位
置検出部の動作を中断するようにしたので、分光素子の
原点位置の検出時、波長校正時及び波長正確さのチェッ
ク時に誤ってセルが装着されていなかったために起こる
設定波長の間違いといった人為的な失敗を未然に防ぐこ
とができる。また、分析時に、セル装着センサ及び基準
位置検出続行判断部によりセルが装着されていないと判
定したときには分析を中断するようにしておくと、セル
が装着されていない状態でデータを採るという失敗も回
避できる。
成図である。
ャートである。
を表すフローチャートである。
ーチャートである。
Claims (1)
- 【請求項1】 光源からの光を分光素子により分光して
特定波長の光をセルに照射する光学系と、様々な波長を
セルに照射するために分光素子の角度を変化させる分光
素子駆動手段と、セルからの光を検出する光検出手段
と、光検出手段及び分光素子駆動手段からの電気信号に
基づく情報によりセルに0次光又は基準輝線が入射する
分光素子の基準位置を検出する基準位置検出部とを備え
た分光光度計において、 セルが装着されているか否かを検出するセル装着センサ
と、 前記基準位置検出部の動作時に、前記セル装着センサの
検出信号によりセルが装着されていないと判定したとき
には、前記基準位置検出部の動作を中断させる基準位置
検出続行判断部とを備えたことを特徴とする分光光度
計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23980898A JP3712098B2 (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 分光光度計 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23980898A JP3712098B2 (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 分光光度計 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000065724A true JP2000065724A (ja) | 2000-03-03 |
JP3712098B2 JP3712098B2 (ja) | 2005-11-02 |
Family
ID=17050172
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23980898A Expired - Lifetime JP3712098B2 (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 分光光度計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3712098B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009293977A (ja) * | 2008-06-03 | 2009-12-17 | Hitachi High-Technologies Corp | 分光光度計および分光光度計の検定方法 |
CN106352980A (zh) * | 2016-08-17 | 2017-01-25 | 中国电子科技集团公司第四十研究所 | 一种有限转角电机直驱的高精度光栅定位装置及方法 |
CN113348363A (zh) * | 2019-03-13 | 2021-09-03 | 株式会社岛津制作所 | 液相色谱仪 |
-
1998
- 1998-08-26 JP JP23980898A patent/JP3712098B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009293977A (ja) * | 2008-06-03 | 2009-12-17 | Hitachi High-Technologies Corp | 分光光度計および分光光度計の検定方法 |
CN106352980A (zh) * | 2016-08-17 | 2017-01-25 | 中国电子科技集团公司第四十研究所 | 一种有限转角电机直驱的高精度光栅定位装置及方法 |
CN113348363A (zh) * | 2019-03-13 | 2021-09-03 | 株式会社岛津制作所 | 液相色谱仪 |
CN113348363B (zh) * | 2019-03-13 | 2024-02-09 | 株式会社岛津制作所 | 液相色谱仪 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3712098B2 (ja) | 2005-11-02 |
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