JP2000064887A - スロットル開度初期学習故障判定方法 - Google Patents

スロットル開度初期学習故障判定方法

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JP2000064887A
JP2000064887A JP10237343A JP23734398A JP2000064887A JP 2000064887 A JP2000064887 A JP 2000064887A JP 10237343 A JP10237343 A JP 10237343A JP 23734398 A JP23734398 A JP 23734398A JP 2000064887 A JP2000064887 A JP 2000064887A
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throttle
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throttle valve
closing mechanism
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Sadao Takagi
定夫 高木
Akira Fukami
章 深見
Masao Takeda
正朗 竹田
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Daihatsu Motor Co Ltd
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Daihatsu Motor Co Ltd
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    • Y02T10/40Engine management systems

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  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】スロットルセンサの断線等の故障が生じている
際に、スロットル初期学習を実施すると、故障のために
学習を完了しないことがある。 【解決手段】吸気系1に取り付けられるスロットルバル
ブ2をアイドル運転状態において少なくとも機関回転数
に基づいて直接に開閉制御する開閉機構及びスロットル
バルブ2の開度を検出する開度検出器を一体的に具備す
る内燃機関において、開閉機構をアイドル回転制御時に
おける全開及び全閉となるように駆動して、その全開及
び全閉時のスロットル開度を学習するスロットル開度初
期学習時の故障を判定する方法であって、開閉機構を全
開状態と全閉状態とに作動させた際の開度検出器の出力
を検出し、開閉機構による全開及び全閉の少なくとも一
方になるように駆動している際に開度検出器の出力が無
変化状態のままあらかじめ設定された所定時間が経過し
た際に開閉機構及び開度検出器の少なくとも一方の異常
を検出し、開閉機構による全開及び全閉時の基準となる
出力を暫定的に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、主として、内燃機
関のアイドル回転をスロットルバルブを直接開閉して制
御するアイドル回転制御システムにおけるスロットル開
度初期学習故障判定方法に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、内燃機関のアイドル運転時のアイ
ドル回転数を目標回転数になるように、スロットルバル
ブを迂回する空気通路に設けた制御弁の開度を制御し、
空気通路に流れる空気量を調整するアイドル回転制御に
おいて、アイドル回転数と目標回転数との偏差を基準値
と比較し、この偏差が基準値を越えたときにアイドル回
転制御を実行する装置に故障が生じたと判定する故障判
定装置が知られている(例えば、特開平10−1106
48号公報)。 【0003】また、ステッピングモータ等を有したアク
チュエータにより直接スロットルバルブの開度すなわち
スロットル開度を調整して、アイドル運転時の吸入空気
量を調整してアイドル回転を制御するとともに、スロッ
トル開度に基づいて燃料供給量を制御するものも知られ
ている。このようなアイドル回転制御のための機構を有
するものでは、制御精度を確保するために、アクチュエ
ータによる全開及び全閉状態における基準となるスロッ
トル開度でのスロットルセンサの出力を記憶しておく必
要がある。 【0004】このために、車両製造工場内で、出荷まで
に、アクチュエータによる全開及び全閉位置における基
準出力を学習している。すなわち、このいわゆるスロッ
トル開度の初期学習は、スロットルバルブ、アクチュエ
ータ及びスロットルセンサを含むスロットルボディが内
燃機関に組み付けられた後、アクチュエータを制御する
制御装置に最初に通電されると、制御装置はアクチュエ
ータを駆動してスロットルバルブをアイドル回転制御で
要求される全開位置、つまりアクチュエータを全開駆動
状態にしてアイドル回転制御における最大開度となるま
で開成し、その開成位置を所定時間保持してスロットル
開度センサからの出力信号を安定した際に読み取り、そ
の後スロットルバルブを全閉位置まで閉成し、その閉成
位置を所定時間保持してスロットル開度センサからの出
力信号を安定した際に読み取り、それぞれ基準開度とし
て保存するものである。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】ところで、スロットル
センサが断線していたり、あるいは何らか原因でアクチ
ュエータが作動しないと、上記したスロットルバルブの
初期学習が不可能なことがある。すなわち、スロットル
センサが断線していると、その出力はスロットルバルブ
がアイドル回転制御における全開に開成されても、全閉
にされても、常に同じ値となる。また、アクチュエータ
が作動しない場合にも、スロットルセンサの出力が変化
しないことになる。このような場合、初期学習ではスロ
ットルセンサの出力が安定するまで読み取らないので、
初期学習が完了しなかったり、正常な基準開度が得られ
ないことになる。したがって、この後、内燃機関を運転
すると、ドライバビリティが低下したり、排気ガスが悪
化したりした。 【0006】本発明は、このような不具合を解消するこ
とを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような手段を講じたものであ
る。すなわち、本発明に係るスロットル開度初期学習故
障判定方法は、スロットルバルブの開度を検出する開度
検出器の出力が所定時間の間変化しない状態が持続した
場合に、開閉機構及び開度検出器の少なくとも一方の異
常を判定し、スロットルバルブのアイドル回転制御にお
ける全開及び全閉時の基準となる出力を暫定的に設定す
るように構成している。 【0008】 【発明の実施の形態】本発明は、吸気系に取り付けられ
るスロットルバルブをアイドル運転状態において少なく
とも機関回転数に基づいて直接に開閉制御する開閉機構
及びスロットルバルブの開度を検出する開度検出器を一
体的に具備する内燃機関において、開閉機構をアイドル
回転制御時における全開及び全閉となるように駆動し
て、その全開及び全閉時のスロットル開度を学習するス
ロットル開度初期学習時の故障を判定する方法であっ
て、開閉機構を全開状態と全閉状態とに作動させた際の
開度検出器の出力を検出し、開閉機構による全開及び全
閉の少なくとも一方になるように駆動している際に開度
検出器の出力が無変化状態のままあらかじめ設定された
所定時間が経過した際に開閉機構及び開度検出器の少な
くとも一方の異常を検出し、開閉機構による全開及び全
閉時の基準となる出力を暫定的に設定することを特徴と
するスロットル開度初期学習故障判定方法である。 【0009】このような構成のものであれば、所定時間
が経過した後に開閉機構及び開度検出器の少なくとも一
方に異常を検出するので、スロットル開度の初期学習に
おいて故障が生じた際に速やかに初期学習を未完の状態
で終了することが可能になる。したがって、故障と判断
できずに初期学習に費やす無駄時間を極端に短縮するこ
とが可能になる。しかも、異常を検出した場合にはスロ
ットルバルブのアイドル回転制御における全開及び全閉
時の基準となる出力を暫定的に設定するので、そのまま
で運転されたとしてもドライバビリティの低下を防止で
きるとともに、排気ガスを良好な状態に保つことが可能
になる。 【0010】 【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。図1に概略的に示したエンジン100は自動
車用のもので、例えば3気筒のものである。図1には、
その1気筒分の構成を示してある。同図において、その
吸気系1には図示しないアクセルペダルに応動して開閉
するスロットルバルブ2が配設され、その下流側にはサ
ージタンク3が設けられている。このエンジン100
は、アイドル回転制御のための吸入空気量の調整を、ス
ロットルバルブ2を迂回するバイパス通路の空気流量を
調整して行う形式のものではなく、アイドリング運転時
にスロットルバルブ2自体を直接開閉して吸入空気量を
微調整する、いわゆるスロットルバルブ直動式アイドル
回転制御方式が適用される形式のものである。 【0011】このため、スロットルバルブ2を内蔵する
スロットルボディ110は、図2に模式的に示すよう
に、スロットルバルブ2を支持する回転軸113と、回
転軸113に固定されるスロットルリンク114及びレ
バー115と、レバー115を押動する開閉機構をなす
電動式のISCアクチュエータ116と、回転軸113
に連結されてスロットルバルブ2の開度すなわちスロッ
トル開度に対応する電気信号を出力するスロットルセン
サ16とを備える。回転軸113は、スロットルバルブ
2が閉成する回転方向に付勢してある。スロットルリン
ク114には、アクセルワイヤ114aが連結してあ
り、アクセルペダルを押圧操作することにより、アクセ
ルワイヤ114aが引かれて、回転軸113が付勢力に
抗して回転し、スロットルバルブ2が開成するものであ
る。 【0012】ISCアクチュエータ116は、モータ1
16aとギア装置116bとを備え、モータ116aが
回転することにより、ギア装置116bを介してロッド
116cが進退作動し、モータ116aが停止するとギ
ア装置116bによりその位置でロッド116cは自己
保持される構成である。このロッド116cの先端に
は、レバー115により押圧された際にオンとなるアイ
ドルスイッチ116dが一体的に取り付けられている。
通常、アクセルペダルが踏まれていない状態では、スロ
ットルボディ110の内壁との間に所定の間隙を形成し
た状態でスロットルバルブ2が閉成しており、レバー1
15がロッド116cの先端に当接する。この場合、ロ
ッド116cが最も引き込まれた位置までに引き代を残
して保持されており、スロットルバルブ2は実質的な制
御開始位置に停止している。 【0013】スロットルバルブ2自体は、この制御開始
位置よりさらに閉成する方向に移動することができ、I
SCアクチュエータ116とは別に、機械的に閉成方向
への移動を停止させるストッパ(図示しない)がスロッ
トルボディ110の外壁に設けてある。このストッパに
てスロットルバルブ2が停止する全閉状態つまりISC
アクチュエータ116の動作範囲の限界の手前で、アイ
ドルスイッチ116dはオフとなる。ISCアクチュエ
ータ116は、この位置からさらにロッド116cを引
き込んだところで、動作範囲の限界となる。 【0014】サージタンク3に連通する吸気系1の吸気
マニホルド4の一方の端部近傍には、さらに燃料噴射弁
5が設けてあり、この燃料噴射弁5を、電子制御装置6
により制御するようにしている。また排気系20には、
排気ガス中の酸素濃度を測定するためのO2センサ21
が、図示しないマフラに至るまでの管路に配設された三
元触媒22の上流の位置に取り付けられている。このO
2センサ21からは、酸素濃度に対応して電圧信号hが
出力される。 【0015】電子制御装置6は、中央演算処理装置7
と、記憶装置8と、入力インターフェース9と、出力イ
ンターフェース11とを具備してなるマイクロコンピュ
ータシステムを主体に構成されている。入力インターフ
ェース9には、エンジン回転数NE、気筒判別、及びク
ランク角度基準位置を検出するためのカムポジションセ
ンサ14から出力される回転数信号Ne、気筒判別信号
G1、及び回転角信号すなわちクランク角度基準位置信
号G2、車速を検出するための車速センサ15から出力
される車速信号c、スロットルバルブ2の開度すなわち
スロットル開度を検出するためのスロットルセンサ16
から出力されるスロットル開度信号d、スロットルバル
ブ2の閉成状態を検出するためのアイドルスイッチ11
6dから出力されるIDL信号k、エンジン100の冷
却水温を検出するための水温センサ17から出力される
水温信号e、上記したO2センサ21から出力される電
圧信号h等が入力される。一方、出力インターフェース
11からは、燃料噴射弁5に対して燃料噴射信号f、ス
パークプラグ18に対してイグニッションパルスg、I
SCアクチュエータ116のモータ116aを駆動する
ための駆動信号pが、それぞれ出力されるようになって
いる。 【0016】電子制御装置6は、スロットルセンサ16
から出力されるスロットル開度信号dに基づくスロット
ル開度TAとカムポジションセンサ14から出力される
回転数信号Neに基づくエンジン回転数NEとを主な情
報として基本噴射時間TPすなわち基本燃料噴射量を決
定する。そして、定常時ではフィードバック制御を実行
するために、O2センサ21からの電圧信号hに基づい
て設定されるA/Fフィードバック補正係数FAF、そ
の学習値KGやその他の補正係数によりその基本噴射時
間TPを補正して有効噴射時間TAUを決定し、決定し
た有効噴射時間TAUに基づく噴射量の燃料を、エンジ
ン回転に同期して噴射するプログラムが電子制御装置6
には格納してある。 【0017】また、電子制御装置6は、吸気系1に取り
付けられるスロットルバルブ2をアイドル運転状態にお
いて少なくともエンジン回転数に基づいて直接に開閉制
御する開閉機構たるISCアクチュエータ116及びス
ロットルバルブ2の開度を検出する開度検出器たるスロ
ットルセンサ16を一体的に具備するエンジン100に
おいて、ISCアクチュエータ116をアイドル回転制
御における全開及び全閉となるように駆動して、その全
開及び全閉時のスロットル開度を学習するアイドル開度
初期学習時の故障を判定する方法であって、ISCアク
チュエータ116を全開状態と全閉状態とに作動させた
際のスロットルセンサ16の出力を検出し、ISCアク
チュエータ116による全開及び全閉の少なくとも一方
になるように駆動している際にスロットルセンサ16の
出力が無変化状態のままあらかじめ設定された所定時間
が経過した際にISCアクチュエータ116及びスロッ
トルセンサ16の少なくとも一方の異常を検出し、IS
Cアクチュエータ116による全開及び全閉時の基準と
なる出力を暫定的に設定するようにプログラムしてあ
る。 【0018】この実施例におけるアイドル回転制御プロ
グラムの概要は、図3及び4に示すようなものである。
このプログラムは、所定時間、例えば6.67m秒毎に
繰り返し実行されるものである。まず、ステップS1で
は、スロットル開度の初期学習(以下、スロットル初期
学習と略称する)を実施していないか否かを判定する。
スロットル初期学習は、スロットルボディ110がエン
ジン100に組付けられて始めて電子制御装置6に通電
された、つまりイグニッションスイッチがオンされた際
に実施されるものである。ステップS2では、学習実行
カウンタが所定の学習フェイル判定時間例えば5秒が経
過したことを計時したか否かを判定する。ステップS3
では、スロットルバルブをアイドル回転制御における全
開状態、つまりアイドル回転制御でのISCアクチュエ
ータ116による最大開成状態にして全開側の学習が終
了したか否かを判定する。ここで言う全開状態とは、ア
クセルペダルを踏み込んでスロットルバルブ2を全開状
態にすることではなく、ISCアクチュエータ116を
全開駆動してスロットルバルブ2を最大限に開成した状
態を指す。ステップS4では、ISCアクチュエータ1
16を全開方向に駆動する駆動信号を出力(ISC全開
方向駆動出力)する。ステップS5では、ISCアクチ
ュエータ116を全閉方向に駆動する駆動信号を出力
(ISC全閉方向駆動出力)する。 【0019】ステップS6では、スロットルセンサ16
の出力つまりスロットル開度信号dが変化しないか否か
を判定する。ステップS7では、ISC全開方向駆動を
行ってからスロットルセンサ16の出力が変化しない状
態が所定時間例えば200m秒経過したか否かを判定す
る。これは、スロットル開度信号dが安定した状態にな
ったか否かを判定するものである。ステップS8では、
スロットルセンサ16の出力があらかじめ設定された上
下限ガード値の範囲内に収まっているか否かを判定す
る。ステップS9では、全開側の学習が完了したとし
て、全開側学習完了フラグTAMINBfixをセット
(=1)し、ISC全開方向の駆動を停止する。 【0020】ステップS10では、スロットルセンサ1
6の出力が変化しないか否かを判定する。ステップS1
1では、スロットルセンサ16の出力が変化しない状態
が所定時間例えば200m秒経過したか否か、つまり全
閉状態でスロットル開度信号dが安定した否を判定す
る。ステップS12では、スロットルセンサ16の出力
があらかじめ設定された上下限ガード値の範囲内に収ま
っているか否かを判定する。ステップS13では、全閉
側の学習が完了したとして、全閉側学習完了フラグTA
MINAfixをセット(=1)し、ISC全閉方向の
駆動を停止する。ステップS14では、初期学習完了フ
ラグをセット(=1)するとともに、初期学習フェイル
フラグをセット(=1)する。 【0021】このような構成において、スロットル初期
学習が未だに実施されていない場合は、学習実行カウン
タが学習フェイル判定時間を計時せず、かつ全開側の学
習が終了していないので、制御はステップS1〜S4を
実行し、スロットルセンサ16の出力すなわちスロット
ル開度信号dが変化している間は、ステップS6を実行
後、別のルーチンを実行する。そして、ISC全開方向
駆動を実施している間にスロットル開度信号dが安定し
て、所定時間変化しない状態で、かつ上下限ガード値の
範囲内に収まっている場合は、制御は、ステップS1〜
S4→S6→S7〜S9と進み、全開側の学習を完了す
る。この後、同様にして、ISC全閉方向駆動を実行し
て、スロットル開度信号dが安定して、所定時間変化し
ない状態で、かつ上下限ガード値の範囲内に収まってい
る場合は、制御は、ステップS1〜S3→S5→S10
〜S13と進み、全閉側の学習を完了して、スロットル
初期学習を完了する。 【0022】一方、例えばスロットルセンサ16が断線
している場合は、スロットルバルブ2を変化させても、
図5に示すように、スロットル開度信号dは変化しない
とともに、想像線で示す正常な値とはかけ離れた上下限
ガード値の範囲内に収まらない異常な値を呈する。この
場合、スロットル初期学習が開始されてから学習フェイ
ル判定時間を経過するまでは、ステップS1〜S4→S
6〜S8を実行し、スロットル初期学習実施後学習フェ
イル判定時間を経過した時点で、ステップS1→S2→
S14と実行して初期学習フェイルフラグをセットす
る。したがって、今回のスロットル学習制御において異
常を検出するものである。したがって、この場合には、
初期学習フェイルフラグの状態を監視して、スロットル
センサ16の学習初期値としてあらかじめ設定した設計
中央値を暫定的に設定し、エンジン100を運転できる
状態にするものである。なお、ISCアクチュエータ1
16のモータ116aが回転せずに、スロットル開度信
号dが異常を呈した場合も同様に処理され、異常が検出
される。 【0023】このように、スロットルセンサ16やIS
Cアクチュエータ116に異常が生じている場合、スロ
ットル学習制御に要する時間が学習フェイル判定時間経
過することによりその異常を判定するので、スロットル
学習制御に無駄な時間を費やすことを防止することがで
きる。しかも、異常を判定した場合に、暫定的にスロッ
トル初期学習の学習初期値を設定するので、工場におけ
る生産ラインにおいてエンジン100の始動が不可能に
なるといった不具合を回避することができる。さらに、
初期学習フェイルフラグを設定するので、検査ラインに
おいて異常が何であるかを的確に把握することができ、
スロットルセンサ16及びISCアクチュエータ116
が不良のままで出荷されると言った不具合を防止するこ
とができる。 【0024】なお、本発明は以上に説明した実施例に限
定されるものではない。上記実施例では、ISCISC
アクチュエータ116のロッド116cが進退作動する
ものを説明したが、スロットルバルブの回転軸を回動さ
せる構成のものであってもよい。また、基本燃料噴射量
は、エンジン回転数と吸入空気量あるいは吸入空気圧と
に基づいて決定されるものであってもよい。 【0025】その他、各部の構成は図示例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。 【0026】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、所定時
間が経過した後に開閉機構及び開度検出器の少なくとも
一方に異常を検出するので、スロットル開度の初期学習
において故障が生じた際に速やかに初期学習を未完の状
態で終了することができる。したがって、故障と判断で
きずに初期学習に費やす無駄時間を極端に短縮すること
ができる。しかも、異常を検出した場合にはスロットル
バルブのアイドル回転制御における全開及び全閉時の基
準となる出力を暫定的に設定するので、そのままで運転
されたとしてもドライバビリティの低下を防止できると
ともに、排気ガスを良好な状態に保つことが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例を示す概略構成説明図。 【図2】同実施例のスロットルボディの構成を模式的に
示す概略構成説明図。 【図3】同実施例の概略的な制御手順を示すフローチャ
ート。 【図4】同実施例の概略的な制御手順を示すフローチャ
ート。 【図5】同実施例の作用説明図。 【符号の説明】 1…吸気系 2…スロットルバルブ 6…電子制御装置 7…中央演算処理装置 8…記憶装置 9…入力インターフェース 11…出力インターフェース 16…スロットルセンサ 116…ISCアクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹田 正朗 大阪府池田市桃園2丁目1番1号 ダイハ ツ工業株式会社内 Fターム(参考) 3G084 BA05 CA03 DA27 DA33 EA11 EB11 EB17 EB22 EC03 FA05 FA10 FA29 FA33 FA38 FA39 3G301 JA21 JB02 JB09 KA07 LA01 NA08 ND01 ND22 NE16 NE17 NE19 NE23 PA01Z PA07Z PA11Z PA13Z PA14Z PD03A PE01Z PE03Z PE04Z PE05Z PE08Z PF01Z

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】吸気系に取り付けられるスロットルバルブ
    をアイドル運転状態において少なくとも機関回転数に基
    づいて直接に開閉制御する開閉機構及びスロットルバル
    ブの開度を検出する開度検出器を一体的に具備する内燃
    機関において、開閉機構をアイドル回転制御時における
    全開及び全閉となるように駆動して、その全開及び全閉
    時のスロットル開度を学習するスロットル開度初期学習
    時の故障を判定する方法であって、 開閉機構を全開状態と全閉状態とに作動させた際の開度
    検出器の出力を検出し、 開閉機構による全開及び全閉の少なくとも一方になるよ
    うに駆動している際に開度検出器の出力が無変化状態の
    ままあらかじめ設定された所定時間が経過した際に開閉
    機構及び開度検出器の少なくとも一方の異常を検出し、 開閉機構による全開及び全閉時の基準となる出力を暫定
    的に設定することを特徴とするスロットル開度初期学習
    故障判定方法。
JP10237343A 1998-08-24 1998-08-24 スロットル開度初期学習故障判定方法 Pending JP2000064887A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007231833A (ja) * 2006-03-01 2007-09-13 Denso Corp 内燃機関の排気制御装置
JP2022142611A (ja) * 2021-03-16 2022-09-30 ダイハツ工業株式会社 内燃機関の制御装置、スロットルバルブ開度の初期学習方法

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