JP2000064733A - 複層ガラスパネル - Google Patents

複層ガラスパネル

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JP2000064733A
JP2000064733A JP10235460A JP23546098A JP2000064733A JP 2000064733 A JP2000064733 A JP 2000064733A JP 10235460 A JP10235460 A JP 10235460A JP 23546098 A JP23546098 A JP 23546098A JP 2000064733 A JP2000064733 A JP 2000064733A
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JP
Japan
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protective tape
sealing material
double glazing
glass
face
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10235460A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidemi Nakai
日出海 中井
Masaki Mamiya
昌樹 間宮
Shigeki Nagasaka
繁喜 長坂
Toshiaki Kitazoe
敏昭 北添
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nippon Sheet Glass Co Ltd filed Critical Nippon Sheet Glass Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空隙部を有機系のシール材で作業性良く密閉
しながら、そのシール機能の早期劣化を招くことなく、
保護テープによって、複層ガラスの周縁部の破損防止や
取り扱いの安全性を図ることができるようにする。 【解決手段】 板面が互いに対向する一対の板ガラス4
間に形成した空隙部6を、両板ガラス間の周縁部に沿っ
て設けた有機系のシール材8で密閉して複層ガラス1を
構成し、シール材を挟む両板ガラスに亘って一連に貼着
されて、複層ガラスの端面を保護する保護テープ3に通
気性を備えさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、板面が互いに対向
する一対の板ガラス間に形成した空隙部を、両板ガラス
間の周縁部に沿って設けた有機系のシール材で密閉して
複層ガラスが構成され、前記複層ガラスの端面を保護す
る保護テープが、前記シール材を挟む両板ガラスに亘っ
て一連に貼着されている複層ガラスパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】上記複層ガラスパネルは、空隙部を常温
でも作業性良く密閉できるように有機系のシール材を使
用し、複層ガラスの周縁部の破損防止や取り扱いの安全
性を図るために、複層ガラスの端面に、シール材を挟む
両板ガラスに亘って保護テープを一連に貼着したもので
あるが、従来、ポリプロピレン樹脂等をテープ状に成形
した通気性を備えない保護テープを貼着している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この為、シール材の接
着強度が早期に低下して、そのシール機能が早期に劣化
し易い欠点がある。つまり、複層ガラス端面と保護テー
プとの間に雨水などが浸入することがあるが、保護テー
プが通気性を備えないために、侵入した水が複層ガラス
端面と保護テープとの間に長期に亘って滞留し、有機系
のシール材がその水によって膨潤して接着強度が早期に
低下し易くなることがあるからである。
【0004】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あって、空隙部を有機系のシール材で作業性良く密閉し
ながら、そのシール機能の早期劣化を招くことなく、保
護テープによって、複層ガラスの周縁部の破損防止や取
り扱いの安全性を図ることができるようにすることを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の特
徴構成は、板面が互いに対向する一対の板ガラス間に形
成した空隙部を、両板ガラス間の周縁部に沿って設けた
有機系のシール材で密閉して複層ガラスが構成され、前
記複層ガラスの端面を保護する保護テープが、前記シー
ル材を挟む両板ガラスに亘って一連に貼着されている複
層ガラスパネルであって、前記保護テープに通気性が備
えられている点にある。
【0006】つまり、複層ガラス端面と保護テープとの
間に雨水などが浸入しても、保護テープが通気性を備え
ているために、侵入した水が複層ガラス端面と保護テー
プとの間に滞留しにくくなり、有機系のシール材がその
水によって膨潤するおそれが少ないので、接着強度が早
期に低下しにくい。
【0007】従って、空隙部を有機系のシール材で作業
性良く密閉しながら、そのシール機能の早期劣化を招く
ことなく、保護テープによって、複層ガラスの周縁部の
破損防止や取り扱いの安全性を図ることができる
【0008】請求項2記載の発明の特徴構成は、前記保
護テープに通気孔を形成して、前記通気性を備えさせて
ある点にある。
【0009】つまり、通気性を備えない材質の保護テー
プであっても、その保護テープに通気性を備えさせるこ
とができ、有機系のシール材の膨潤を簡便に防止でき
る。
【0010】請求項3記載の発明の特徴構成は、前記保
護テープを編み物で構成して、前記通気性を備えさせて
ある点にある。
【0011】つまり、保護テープの全面に亘って万遍な
く通気性を備えさせることができ、有機系のシール材の
膨潤を確実に防止できる。
【0012】請求項4記載の発明の特徴構成は、前記シ
ール材の前記保護テープ側に対向する面が、その保護テ
ープ側から離間するように凹入する凹面に形成されてい
る点にある。
【0013】つまり、保護テープとシール材との間に空
隙部が形成されるので、保護テープと複層ガラス端面と
の間に侵入した水が蒸発し易いとともに、その空隙部を
通って流れ易くなり、侵入した水の排出を促進すること
ができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。 〔第1実施形態〕図1は、複層ガラス1の端面2に、そ
の端面2を保護する保護テープ3が貼着されている複層
ガラスパネルAを示す。
【0015】前記複層ガラス1は、図2に示すように、
板面を互いに対向させた一対の板ガラス4間にスぺーサ
5を介在させて、それら両板ガラス4間に空隙部6を形
成し、スペーサ5を有機系(ブチルゴム系)の一次シー
ル材7にて各板ガラス4に接着するとともに、その空隙
部6を両板ガラス4間の周縁部に沿って設けた有機系
(ポリサルファイド系)の二次シール材8で密閉して構
成されている。
【0016】前記保護テープ3は、シリコーン樹脂製の
テープ素材3aの一側面に貼着用の粘着層3bを設け
て、二次シール材8を挟む両板ガラス4の板面に亘って
一連に貼着され、図3に示すように、多数の通気孔9を
形成して通気性を備えさせてある。
【0017】図3(イ)は、円形の通気孔9をテープ幅
方向の中央部に沿って一定ピッチPで形成してある保護
テープ3を示し、図3(ロ)は、矩形の通気孔9をテー
プ幅方向の中央部に沿って一定ピッチPで形成してある
保護テープ3を示し、図3(ハ)は、円形の通気孔9を
テープ幅方向の中央部と両側部とに沿って一定ピッチP
で形成してある保護テープ3を示し、これらの保護テー
プ3のいずれかを選択して複層ガラス1の端面2に貼着
してある。尚、〔表1〕は、保護テープ3と通気孔9と
の好適な組み合わせ寸法例を示している。
【0018】
【表1】
【0019】〔第2実施形態〕図4は、保護テープ3
を、例えば布テープなどの糸状の材料を編んだテープ素
材3aで構成して、通気性を備えさせてある実施形態を
示し、この保護テープ3を複層ガラス1の端面2に貼着
して、複層ガラスパネルAを構成するようにしてある。
その他の構成は、第1実施形態と同様である。
【0020】〔第3実施形態〕図5は、二次シール材8
の保護テープ3側に対向する面が、その保護テープ3側
から離間するように凹入する凹面8aに形成されている
実施形態を示す。その他の構成は、第1実施形態又は第
2実施形態と同様である。
【0021】〔その他の実施形態〕 1.上記実施形態では、有機系のシール材としてブチル
ゴム系やポリサルファイド系のシール材を示したが、例
えばシリコーン系やウレタン系のシール材を使用しても
良い。 2.通気性を備えた保護テープとしては、上記実施形態
で示したもの以外に、不織布で構成したものであっても
良い。 3.複層ガラスを構成する板ガラスとしては、型板ガラ
スや磨りガラス,網入りガラス,強化ガラス,熱線や紫
外線の吸収機能を付与したガラス,熱線反射機能を付与
したガラスなどがあり、その種類は任意に選定できる。 4.保護テープに通気性を備えさせる為に形成する通気
孔の形状は円形や矩形に限定されず、例えば三角形や楕
円形であっても良い。また、単に針状のものを突き通し
て形成したものであっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】複層ガラスパネルの斜視図
【図2】複層ガラスパネルの要部断面図
【図3】保護テープの平面図
【図4】第2実施形態を示す保護テープの斜視図
【図5】第3実施形態の複層ガラスパネルを示す要部断
面図
【符号の説明】
1 複層ガラス 2 端面 3 保護テープ 4 板ガラス 6 空隙部 8 シール材 8a 凹面 9 通気孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長坂 繁喜 大阪府大阪市中央区道修町三丁目5番11号 日本板硝子株式会社内 (72)発明者 北添 敏昭 大阪府大阪市中央区道修町三丁目5番11号 日本板硝子株式会社内 Fターム(参考) 2E016 BA07 BA10 CA01 CB01 CC02 FA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板面が互いに対向する一対の板ガラス間
    に形成した空隙部を、両板ガラス間の周縁部に沿って設
    けた有機系のシール材で密閉して複層ガラスが構成さ
    れ、 前記複層ガラスの端面を保護する保護テープが、前記シ
    ール材を挟む両板ガラスに亘って一連に貼着されている
    複層ガラスパネルであって、 前記保護テープに通気性が備えられている複層ガラスパ
    ネル。
  2. 【請求項2】 前記保護テープに通気孔を形成して、前
    記通気性を備えさせてある請求項1記載の複層ガラスパ
    ネル。
  3. 【請求項3】 前記保護テープを編み物で構成して、前
    記通気性を備えさせてある請求項1記載の複層ガラスパ
    ネル。
  4. 【請求項4】 前記シール材の前記保護テープ側に対向
    する面が、その保護テープ側から離間するように凹入す
    る凹面に形成されている請求項1〜3のいずれか1項記
    載の複層ガラスパネル。
JP10235460A 1998-08-21 1998-08-21 複層ガラスパネル Withdrawn JP2000064733A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007039299A (ja) * 2005-08-05 2007-02-15 Nippon Sheet Glass Co Ltd 複層ガラス
JP2011202361A (ja) * 2010-03-24 2011-10-13 Lixil Corp 開口部装置及びその製造方法
JP2021188502A (ja) * 2020-06-03 2021-12-13 上田▲りょ▼業有限公司 横引き窓及び横引き窓の下枠

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JP7265794B2 (ja) 2020-06-03 2023-04-27 上田▲りょ▼業有限公司 横引き窓及び横引き窓の下枠

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