JP2000064179A - 液体柔軟剤組成物 - Google Patents

液体柔軟剤組成物

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JP2000064179A JP10231591A JP23159198A JP2000064179A JP 2000064179 A JP2000064179 A JP 2000064179A JP 10231591 A JP10231591 A JP 10231591A JP 23159198 A JP23159198 A JP 23159198A JP 2000064179 A JP2000064179 A JP 2000064179A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 保存安定性の高い液体柔軟剤組成物を得る。 【解決手段】 (A)分子中に少なくとも1つのエステ
ル基を有する4級アンモニウム化合物又は3級アミンの
無機もしくは有機酸塩 0.1〜20重量%、(B)ア
ミノ変性シリコーン 0.01〜5重量%及び(C)分
子中にアルキル基又はアルケニル基とエチレンオキシ基
を有し、アルキル基又はアルケニル基の分子量に対する
エチレンオキシ基の平均分子量の比が10〜250で、
全体の平均分子量が1,000〜40,000であるポ
リオキシエチレンアルキル又はアルケニルエーテル
0.001〜5重量%を含有する液体柔軟剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、柔軟性及び風合い
付与効果が高く、保存安定性が優れた液体柔軟剤組成物
に関する。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】現在、
家庭用柔軟剤として市販されている製品は、少量で各種
繊維に対して良好な柔軟性付与効果を示すため、殆どが
ジ(硬化牛脂アルキル)ジメチルアンモニウムクロライ
ドに代表されるような1分子中に1〜2個の長鎖アルキ
ル基を有する第4級アンモニウム塩を柔軟基剤とするも
のである。 【0003】特表平5−508889号公報、特表平5
−509342号公報には、風合いを改善するため、上
記の柔軟基剤に加えてミクロ乳化アミン官能シリコーン
を配合した組成物が開示されている。さらに、柔軟剤基
剤についても生分解性を改善するための検討が進めら
れ、特開平5−230001号公報、特開平8−928
75号公報、特開平5−35108号公報等には、分子
中にエステル基を含有する柔軟基剤が開示されている。 【0004】しかし、このような柔軟基剤は、製造当初
は柔軟性の付与効果及び生分解性に優れるものの、貯蔵
中に柔軟基剤がエステル基部分で加水分解するため、柔
軟性付与効果が著しく低下してしまう。また、シリコー
ンと組み合わせた場合、貯蔵中に分離して、柔軟性や風
合いの付与効果が低下する問題も生じる。 【0005】本発明は、柔軟性や風合いの付与効果を損
なうことなく、保存安定性を高めた液体柔軟剤組成物を
提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、下記の
(A)、(B)及び(C)成分を含有する液体柔軟剤組
成物を提供するものである。 (A)分子中に少なくとも1つのエステル基を有する4
級アンモニウム化合物又は3級アミンの無機もしくは有
機酸塩 0.1〜20重量% (B)下記一般式(1)で表されるシリコーン化合物
0.01〜5重量% 【0007】 【化2】 【0008】[式中、R2は炭素数1〜3のアルキル基
であり、Xは分子中に少なくとも1つのアミド基、アミ
ノ基もしくはヒドロキシル基を有する側鎖であり、R1
はR2又はXと同一の基を示し、aは1〜1,000、
bは10〜10,000の数で、重量平均分子量が5,
000〜2,000,000となる数を示す。] (C)分子中にアルキル基又はアルケニル基とエチレン
オキシ基を有し、アルキル基又はアルケニル基の分子量
に対するエチレンオキシ基の平均分子量の比が10〜2
50で、全体の平均分子量が1,000〜40,000
であるポリオキシエチレンアルキル又はアルケニルエー
テル 0.001〜5重量% 【0009】 【発明の実施の形態】本発明で用いる(A)成分は、分
子中に少なくとも1つのエステル結合を有する4級アン
モニウム化合物又は3級アミン化合物の無機もしくは有
機酸塩であり、そのほか酸アミド結合又はエーテル結合
を含んでいてもよい。無機酸塩としては、塩酸塩、硝酸
塩、燐酸塩、硫酸塩等を挙げることができ、有機酸塩と
しては、炭素数2〜18の飽和又は不飽和の脂肪酸塩、
乳酸塩、グリコール酸塩、クエン酸塩、マレイン酸塩等
を挙げることができる。 【0010】4級アンモニウム化合物及び3級アミン化
合物は、長鎖結合基を有することができる。この場合の
長鎖結合基としては、炭素数11〜36の直鎖もしくは
分岐鎖のアルキル基又はアルケニル基と、エステル基、
酸アミド結合又はエーテル結合を含む直鎖又は側鎖を有
することもある長鎖結合基を挙げることができる。この
長鎖結合基を構成する直鎖もしくは分岐鎖のアルキル基
又はアルケニル基部分は、ステアリン酸、パルミチン酸
等の飽和脂肪酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸
等の不飽和高級脂肪酸のほか、牛脂、豚脂、パーム油、
パーム核油、オリーブ油等の天然油脂を分解、精製して
得られる脂肪酸から由来するものである。これらの中で
も特に、オレイン酸、ステアリン酸、牛脂脂肪酸、硬化
牛脂脂肪酸、パーム油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、硬化
パーム核油脂肪酸が好適である。なお、不飽和高級脂肪
酸としては、立体異性体がシス体又はトランス体であっ
ても、両者の混合物であってもよいが、特にシス体/ト
ランス体の比率が25/75〜100/0(重量比)で
あることが好ましい。 【0011】第3級アミン化合物の長鎖結合基がエーテ
ル結合を含む場合には、牛脂、豚脂、パーム油、オリー
ブ油を還元して得られるアルコール由来のほか、それら
からゲルベ反応によって得られる合成アルコールも使用
できる。 【0012】(A)成分は、下記一般式(2)及び一般
式(3)で表される化合物が好ましい。 【0013】 【化3】 【0014】[式中、R3、R5は、同一又は異なってい
てもよい炭素数10〜20のアルキル基又はアルケニル
基を示し;Q1、Q2は、同一又は異なっていてもよく、
−COO−、−CONR9−、−O(CO)−、−NR9
CO−(ここで、R9は水素原子、炭素数1〜3のアル
キル基又はヒドロキシアルキレン基を示す。)を示し、
1、Q2の少なくとも1つは−COO−又は−O(C
O)−を示し;R4、R6は、炭素数1〜5のアルキレン
基を示し;R7、R8は、炭素数1〜3のアルキル基もし
くはヒドロキシアルキレン基又はR3−Q1−R4−を示
し、HYは上記した無機酸又は有機酸を示し、Y-はハ
ロゲン原子等の陰イオンを生成するものを示す。] より具体的には下記の化合物を挙げることができる。 【0015】 【化4】【0016】また、(A)成分としては、下記一般式で
表される化合物を用いることもできる。 【0017】 【化5】 【0018】(A)成分の含有量は、優れた柔軟性を付
与するため、0.1〜20重量%であり、好ましくは
0.5〜10重量%である。 【0019】本発明で用いる(B)成分は、下記一般式
(1)で表されるシリコーン化合物である。 【0020】 【化6】 【0021】[式中、R2は炭素数1〜3のアルキル基
を示し、Xは分子中に少なくとも1つのアミド基、アミ
ノ基又はヒドロキシル基を有する側鎖を示し、R1はR2
又はXと同一の基を示し、aは1〜1,000、bは1
0〜10,000の数で、重量平均分子量が5,000
〜2,000,000となる数を示す。] アミノ基を有する側鎖Xとしては、下記のものを挙げる
ことができる。 −C36−NH2 −C36−NH−C24−NH2 −C36−NH−C24−NH−C24−NH2 −C36−N(CH3)2 -C36−N(CH3)−C24−N(CH3)2 −C36−N(CH3)−C24−N(CH3)−C24−N
(CH3)2 これらの側鎖Xを有する一般式(1)の化合物は、例え
ば下記の反応により合成することができる。 【0022】 【化7】【0023】分子内にヒドロキシル基を有する側鎖Xと
しては、糖由来残基が好ましい。このような糖由来残基
は、D−グルコース、D−ガラクトース、D−アロー
ス、D−アルドース、D−マンノース、D−グロース、
D−イドース、D−タロース等の還元性単糖に由来する
アルドン酸のラクトン;マルトース、セロビオース、ラ
クトース、キシロビオース、イシマルトース、ニゲロー
ス、コージビオース等の還元性2糖に由来するアルドン
酸のラクトン;及び還元性3糖以上のオリゴ糖に由来す
るアルドン酸のラクトンを用いてシリコーンに導入する
ことができる。糖残基導入方法としては、上記アミノ変
性シリコーンと上記糖ラクトンを溶媒中加熱混合するこ
とにより、アミド基を介在してシリコーンに導入する方
法を適用できる。 【0024】分子内にアミド基を有する側鎖Xは、上記
アミノ変性シリコーンと炭素数1〜20の飽和もしくは
不飽和の脂肪酸又はその誘導体とのアミド化反応を適用
して導入できる。その他、酢酸エチル等の溶媒を使用
し、硫酸ジエチル、p−トルエンスルホン酸メチル等の
硫酸、スルホン酸のメチル又はエチルエステルを触媒と
して、側鎖に1級アミンを有するアミノ変性シリコーン
と一般式(4)の化合物を反応させる方法も適用でき
る。 【0025】 【化8】 【0026】[式中、R11は、水素原子、炭素数1〜2
2のアルキル基、シクロアルキル基、アラルキル基又は
アリール基を示し、nは2又は3を示す。] aは好ましくは1〜100、bは好ましくは50〜2,
000の数で、重量平均分子量が好ましくは10,00
0〜1,000,000となる数を示す。 【0027】(B)成分の含有量は、好ましい風合いを
付与するため、0.01〜5重量%であり、好ましくは
0.1〜5重量%である。 【0028】本発明で用いる(C)成分のポリオキシエ
チレンアルキル又はアルケニルエーテルは、分子中にア
ルキル基又はアルケニル基とエチレンオキシ基を有する
ものである。 【0029】(C)成分におけるアルキル基又はアルケ
ニル基の分子量(M1)に対するエチレンオキシ基の平
均分子量(M2)の比(M2/M1=E)は、10〜25
0であり、好ましくは10〜200である。(C)成分
の平均分子量は、1,000〜40,000であり、好
ましくは2,000〜30,000である。 【0030】(C)成分としては、下記のものを挙げる
ことができる。エマノーン3170(ポリオキシエチレ
ンモノステアレート、分子量3300、E=13)、エ
マノーン3199(ポリオキシエチレンモノステアレー
ト、分子量7000、E=27)、エマノーン3299
(ポリオキシエチレンジステアレート、分子量850
0、E=17)、エマルゲン2200(ポリオキシエチ
レンセチルエーテル、分子量7000、E=31)、エ
マルゲン3200(ポリオキシエチレンセチルエーテ
ル、分子量6000、E=24)、ビスサーフS(エマ
ルゲン3200とブタンジエポキシドとの反応物、分子
量10000〜20000、E>30)、ビスサーフC
T(エマルゲン2200とビニルシクロヘキサンジエポ
キシドとの反応物、分子量20000〜30000、E
>30)。 【0031】(C)成分の含有量は、保存安定性を高
め、使いやすい粘度に保つため、0.001〜5重量%
であり、好ましくは0.01〜2重量%である。 【0032】本発明の組成物には、その他の添加剤とし
て、(C)成分以外の非イオン界面活性剤(アルキル鎖
の炭素数が8〜18で、エチレンオキサイド付加モル数
が10〜30のポリオキシエチレンアルキルエーテルが
好ましい)、脂肪酸(炭素数が12〜22のものが好ま
しい)、抗菌剤(イソチアゾリン骨格を有するものが好
ましい)、有機酸(コハク酸及びクエン酸が好まし
い)、溶媒(エチレングリコール、プロピレングリコー
ル及び重量平均分子量が5000以内のポリエチレング
リコールが好ましい)、無機塩(食塩、塩化アンモニウ
ム、塩化カルシウムが好ましい)、その他(香料、色
素)を配合することが好ましい。 【0033】 【実施例】製造例1 下記の製造例(I)〜(III)により、(A)成分の4級ア
ンモニウム化合物を製造した。 【0034】(I)N−メチルエタノールアミンとアク
リロニトリルの付加物より、公知の方法[J.Org.Chem.,2
6,3409,(1960)]で合成したN−(2−ヒドロキシエチ
ル)−N−メチル−1,3−プロピレンジアミン66g
と硬化牛脂脂肪酸284gを、撹拌機、温度計及び脱水
管を備えた4つ口フラスコに仕込み、180℃まで昇温
した。その温度で約10時間、生成する水を留去しなが
ら加熱した結果、表1記載の(I)の化合物を主成分と
する反応物300gを得た。得られた反応物の酸価、ケ
ン化価、水酸基価、全アミン価、3級アミン価を測定
し、反応物の組成を調べた結果、ジアルキル体が86重
量%、モノアルキルアミド体が10重量%、未反応脂肪
酸が4重量%であった。また、ガスクロマトグラフィー
による分析から、未反応のN−(2−ヒドロキシエチ
ル)−N−メチル−1,3−プロピレンジアミンが反応
物中に0.1重量%含有されていた(特開平5−230
001号公報参照)。 【0035】(II)上記の(I)で得られた化合物30
0gを8−アセチル化蔗糖を添加した工業用アルコール
60gに溶解し、撹拌機、温度計及び圧力計を備えたオ
ートクレーブに仕込み、2,6−ジ−tert−ブチル−p−
クレゾール(B.H.T)を0.15g加えて、メチル
クロライド28gを圧入した。100℃で約8時間反応
させた結果、表1記載の(II)の化合物を主成分とする
反応物390gを得た。反応物の固形分は85重量%で
あり、アミン価の測定から、4級化反応率は96%であ
った。また、4級化されていないアミンのジアルキル体
/モノアルキル体の比率は、85/15(重量比)であ
った(特開平5−230001号公報参照)。 【0036】(III)N−メチルジエタノールアミン60
gと硬化牛脂脂肪酸273gを、(I)と同じ4つ口フ
ラスコに仕込み、190℃まで昇温した。その温度で約
10時間、生成する水を留去しながら加熱し、一般式
(5)において、R14がメチル基、mが2、nが2であ
り、R12、R13が硬化牛脂脂肪酸残基である化合物を主
成分とする反応物315gを得た。 【0037】 【化9】 【0038】得られた反応物の酸価、ケン化価、水酸基
価、全アミン価、3級アミン価を測定し、反応物の組成
を調べた結果、ジアルキル体が92重量%、モノアルキ
ル体が5重量%、未反応脂肪酸が3重量%であった。次
に、得られた化合物300gを8−アセチル化蔗糖を添
加した工業用アルコール60gに溶解し、(II)と同じ
オートクレーブに仕込み、B.H.T0.15gを加え
て、メチルクロライド31gを圧入した。100℃で約
8時間反応させた結果、表1の(III)の化合物を主成
分とする反応物390gを得た。反応物の固形分は85
重量%であった。アミン価の測定から、4級化反応率は
96%であった。また、4級化されていないアミンのジ
アルキル体/モノアルキル体の比率は95/5(重量
比)であった。 【0039】 【表1】 【0040】製造例2 下記の製造例(i)、(ii)により、(B)成分を製造し
た。 【0041】(i)糖変性シリコーンの製造 東芝シリコーン(株)社製アミノ変性シリコーンTSF
4704を50g(アミン当量20000)と2−プロ
パノール500g、グルコノラクトン0.68g(アミ
ンに対して1.5mol倍)を加え、80℃で10時間撹
拌した。その後、2−プロパノールを留去し、得られた
オイルを水で数回洗浄し、乾燥させて糖変性シリコーン
を得た。 【0042】(ii)アミド変性シリコーンの製造 2.14g(0.0139モル)と2−エチル−2−オ
キサゾリン3.31g(0.33モル)を脱水した酢酸
エチル70gに溶解し、窒素雰囲気下、5時間加熱還流
し、末端反応性ポリ(N−プロピオニルエチルイミン)
を得た。次に、東芝シリコーン製TSF4703(アミ
ン当量1600)63.8g(アミンとして0.011
6モル)の50%酢酸エチル溶液を一括して加え、10
時間加熱還流した。反応混合物を減圧濃縮し、アミド変
性シリコーンを得た。 【0043】実施例1〜5、比較例1〜4表2に示す組
成(重量%表示。残部は水である。)の液体柔軟剤組成
物を調製し、下記に示す基準で保存安定性を評価した。
結果を表2に示す。 【0044】(A)成分:製造例1で合成した化合物
(I)〜(III) (B)成分: B−1:東芝シリコーン製TSF4705(アミノ変性
シリコーン、アミン当量4000) B−2:糖変性シリコーン(製造例2(i)で得たもの) B−3:アミド変性シリコーン(製造例2(ii)で得たも
の) 比較例として、ポリジメチルシロキサン(東レ・ダウコ
ーニング SM8705)を用いた。 (C)成分: C−1:ビスサーフCT(分子量20000〜30000、E>3
0) C−2:エマノーン3170(分子量3300、E=13) C−3:エマルゲン2200(分子量7000、E=31) その他の成分 D−1:ポリオキシエチレンラウリルエーテル(平均エ
チレンオキサイド付加モル数(EO)47) D−2:ポリオキシエチレンアルキルエーテル(アルキ
ル鎖が1級直鎖(炭素数が12〜14)であり、EOが
12) D−3:炭素数16〜18の硬化牛脂由来脂肪酸 プロキセルBDN:イソチアゾリン系抗菌剤(ゼネカ社
製) ポリエチレングリコール:重量平均分子量1000。 【0045】<分離容量の測定>表2の柔軟剤組成物
を、直径24mm、高さ250mmのパイレックスグラス製
円柱状容器(スリ付き栓有り、容量目盛り付き)に50
ml入れ、密閉した後、40℃/80%の条件で3ヶ月保
存した。室温に戻した後、下部の透明液体部分の容量を
容器の目盛りから読みとった。 【0046】<加水分解率の測定>酸価(AV)及びケ
ン化価(SV)から下式で4級アンモニウム塩の加水分
解率を測定した。 加水分解率(%)=[1-{(保存後のSV−保存後のAV)
/(保存前のSV−保存前のAV)}]×100 【0047】 【表2】 【0048】実施例1〜5の組成物は、殆ど分離してお
らず、加水分解率も小さいことから、保存安定性が高い
ことが確認された。さらに、これらの結果からも明らか
なとおり、長期保存後においても高い柔軟性、風合い付
与効果を有していることも確認された。 【0049】 【発明の効果】本発明の液体柔軟剤組成物は、エステル
基を有する柔軟基剤とシリコーンとを併用しているにも
かかわらず、柔軟基剤の加水分解及び組成物の分離が抑
制され、保存安定性が高い。このため、長期保存後にお
いても優れた柔軟性及び風合い付与効果を有している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田方 秀次 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 (72)発明者 小倉 信之 和歌山県和歌山市湊1334 花王株式会社研 究所内 Fターム(参考) 4L033 AC02 AC15 BA14 BA86 CA48 CA64

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 下記の(A)、(B)及び(C)成分を
    含有する液体柔軟剤組成物。 (A)分子中に少なくとも1つのエステル基を有する4
    級アンモニウム化合物又は3級アミンの無機もしくは有
    機酸塩 0.1〜20重量% (B)下記一般式(1)で表されるシリコーン化合物
    0.01〜5重量% 【化1】 [式中、R2は炭素数1〜3のアルキル基を示し、Xは
    分子中に少なくとも1つのアミド基、アミノ基又はヒド
    ロキシル基を有する側鎖を示し、R1はR2又はXと同一
    の基を示し、aは1〜1,000、bは10〜10,0
    00の数で、重量平均分子量が5,000〜2,00
    0,000となる数を示す。] (C)分子中にアルキル基又はアルケニル基とエチレン
    オキシ基を有し、アルキル基又はアルケニル基の分子量
    に対するエチレンオキシ基の平均分子量の比が10〜2
    50で、全体の平均分子量が1,000〜40,000
    であるポリオキシエチレンアルキル又はアルケニルエー
    テル 0.001〜5重量%
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JP2007247101A (ja) * 2006-03-16 2007-09-27 Kao Corp 水性組成物
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