JP2000064098A - 合金パイプおよびその製造方法 - Google Patents

合金パイプおよびその製造方法

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    • F28D2021/0059Other heat exchangers for particular applications; Heat exchange systems not otherwise provided for for petrochemical plants

Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要不可欠なクリープ強度と必要とされる熱
伝達能力の両方を有する新規な管を提供し、またその製
造方法を提供すること。 【解決手段】 耐クリープ性合金を含み、非円形の内部
プロファイルを有する遠心鋳造管であって、断面におい
て、その内部プロファイルの長さが、全プロファイルを
包含する最小の円の周よりも少なくとも10%長いこと
を特徴とする遠心鋳造管。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合金パイプすなわ
ち管と、そのような管類の製造方法に関する。詳細には
本発明は、化学プロセス工業に使用され特に石油化学プ
ロセスに使用される管類に関する。
【0002】
【従来の技術】世界は、現代生活の一部であるプラスチ
ック、化学肥料、その他の化学製品などの必須材料を供
給するための石油化学プラントに依存している。コスト
および汚染を低減しつつ生産高および能率を高めること
に対する要求は、プラントの設計および運転に不断の注
意および改善が必要であることを意味する。
【0003】そのような改善によって利益を得ることが
できるプラントの中心となる領域すなわち主要な領域は
主燃焼炉であり、例えば、熱分解クラッキングプロセス
を用いてエチレンを生成する「水蒸気分解(クラッキン
グ)」炉や、引き続くアンモニアやメタノールなどへ変
換のための水素を生成する1次「水蒸気改質」炉などが
ある。
【0004】これらのプロセスは大量のエネルギー(燃
料および熱)を消費し、およびさらに炉の材料、特にプ
ロセス管を、工業上最も有害な環境のいくつかにさら
す。したがって、耐用年数、効率、および性能に必要と
される改善を実現するため、最も改良された合金を選択
することが非常に望ましい。
【0005】熱分解および改質炉技術は、1つの共通要
素、すなわち煙管の効率に依存している。燃焼式加熱炉
は、相当な時間にわたって、極めて高い温度において連
続的に運転しなければならない。一般に、分解炉は10
50〜1120℃の範囲内で運転され、推定寿命は例え
ば5年から7年である。およそ12年の推定寿命を有す
る水蒸気改質炉は、一般に900〜1000℃の範囲の
管温度で運転することができる。煙管用に最良の合金を
選択することによって、複数の効率の向上を1つの決定
で実現することができる。
【0006】石油化学工業で使用される燃焼式加熱炉に
必要な高温合金の範囲は、時として混乱をもたらすおそ
れがある。なぜなら、その大部分が「ASTM」や「A
SME」などの国際仕様に含まれないためである。加え
て、これらの合金はその商標名によりしばしば知られて
いる。実際には、燃焼式加熱炉の管のための選択に関し
て一般に適している、合金の小さな一群が存在する。こ
の群の範疇において、主要な性質は、存在する重要な合
金用元素の量の影響を受け、そしてこれらは以下のよう
に要約することができる。
【0007】ニッケル:安定したオーステナイト構造を
付与し、高温強度と良好な延性の両方に寄与する。ニッ
ケルは、高温での合金の浸炭および腐蝕速度を低減する
主要な元素でもある。
【0008】クロム:酸化クロムに富む粘着性の管表面
皮膜の形成により、高温浸炭に対する抵抗性をもたら
す。クロムは、炭化物の形成により高温強度にも寄与す
る。
【0009】炭素:オーステナイト系安定剤であり、お
よび高温強度および耐クリープ性の制御に関して、明ら
かに最も重要な元素である。炭素は、第1の樹枝状晶間
炭化物(interdendritic carbides)を形成もし、および
使用中に、きわめて重要な第2の炭化物をマトリックス
中に析出もさせ、それらはクリープによる損傷を低減す
る。
【0010】ニオブ:クリープ強度を改善し、および溶
接性も改善する炭化物の安定性を改善する。
【0011】ケイ素:クロムと同様に、ケイ素は酸化物
皮膜の形成に寄与し、それは浸炭抵抗性を高める。
【0012】上記成分を様々な量で有し、およびその結
果として様々な品質を有する利用可能な合金の範囲が存
在する。しかし、一般的に、そのような合金は、以下の
成分を表示される割合で含み、その残りは鉄を含む。
【0013】
【表1】
【0014】本発明は主として、クリープに対するその
抵抗性を考慮して、本明細書中で「耐クリープ性合金」
と定義する合金に関する。しかし、適切な材料とするこ
とができ、およびしたがって「耐クリープ性合金」とい
う用語の範囲内であるとみなされる鋳造スーパーアロ
イ、ニッケルをベースとする金属間化合物、およびおそ
らくはアルミニウム化鉄(iron aluminides)などのそ
の他の材料が存在する。
【0015】やはり本発明の範囲内にある、「耐クリー
プ性合金」の別の定義は、100000時間の平均応力
破断値を参照することであり、その値は、用いるべき合
金およびその寸法を選択するときに、炉の設計者に最も
使用される値である。したがって、本発明の別の態様に
おいては、この試験において、1000℃において6M
Paより大きい値、および好ましくは10MPaより大
きい値を有する合金に関する。
【0016】炭素鋼ベースの耐クリープ性合金の優れた
高温特性、高い炭素含有量、および鋳造粒度がこれらの
合金の可塑性および展性を減少させるため、このような
耐クリープ性合金を容易に鍛造することができず、およ
び鋳造が、必要とされる管類および取付け部品の製造に
用いることが可能な、実質上唯一の製作方法である。そ
の他の耐クリープ性合金の場合も同様である。したがっ
て、本発明は鋳造耐クリープ性合金のみに関する。
【0017】2つの主な炉のタイプ(水蒸気分解−エチ
レン、水蒸気改質−水素)はそれぞれが異なる問題を提
示しており、最適な合金の選択がオペレータおよび設計
者にどのように著しい利益をもたらすことができるかを
示すため、それぞれを別々に考えることができる。
【0018】1.水蒸気分解炉 熱分解炉は、炉壁に入って炉壁から出て、炉内を通る流
路を形成する管状コイルを収容する断熱処理されたボッ
クスから、基本的に構成される。必要とされる熱分解反
応(水蒸気および炭化水素からエチレンへの転換)は吸
熱性であるため、炉の側部および/または底部に位置す
るバーナーが、コイルの外側表面を加熱する。何種類か
の炉は水平コイルを使用するが、大多数は、垂直に取り
付けられたコイルを使用する。
【0019】供給原料(ナフサ、液化プロパンガス、ま
たはエタンのようなもの)は水蒸気と混合され、加圧下
(約2〜5Kg/cm2)で炉内に送られる。一般に、
上方にある対流部は、下方にある放射ゾーンのバーナー
からの熱の対流によって、流入する供給原料を予熱す
る。いったん対流部を通過すると、供給原料は、熱分解
部すなわち放射部に入る。この主部は、典型的には12
〜14メートルの長さ、および50〜100mmの範囲
で変動する直径である管で構成される。大部分の設計で
は、これらの管は垂直に配列される。それらは、炉のバ
ーナーによって950〜1150℃に加熱され、その管
を通して、それをエチレンに分解するのに十分な熱が供
給原料に伝達される。運転中に、コイルのより高温部の
内側にはコークス層が蓄積し、およびこのコークスは、
必要とされる間隔で実施される脱コークス操作を用い
て、コークスを燃焼することにより除去しなければなら
ない。高温運転中に付着するコークスおよび供給原料に
接触するときに、コイル合金自体は浸炭され、そのため
このプロセスは時間とともにより過酷になり、合金特性
に劇的な影響を及ぼす。したがってエチレンの生成は、
合金がさらされる可能性のある最も攻撃的な環境の1つ
である。
【0020】浸炭、熱サイクル、クリープ損傷、および
コークスの蓄積を含む数種の可能な損傷機構に抵抗する
ため、種々の領域における最適な性能が必要とされてい
る。浸炭は、延性、クリープ強度、および溶接性のよう
な合金特性を低下させる。浸炭に対する抵抗性は、コイ
ルの内表面上の保護被膜を生成すること、および合金含
有量の高い管を使用することによって改善することがで
きる。ケイ素およびクロムはこの保護酸化物被膜の発達
に寄与する。しかしこの酸化物被膜は、脱コークス操作
中または熱サイクル中に損傷を受ける可能性があり、可
能な場合には復元すべきである。ニッケル含有量を増加
させることは、炭素吸収を抑制する有効な一方法であ
る。
【0021】2.水蒸気改質(触媒)炉 改質炉の設計者またはオペレータにとって問題は若干異
なるが、最適な合金の選択によって同様の効率上の利益
が可能である。熱分解炉の場合と同様に、数種類の異な
るデザインの炉が存在するが、改質炉の管の合金に対す
る要求は同じである。1次水蒸気改質炉は、水素自体を
生成する、あるいはアンモニアやメタノールのような製
品の製造に使用するために、炭化水素および水蒸気の供
給原料を水素の豊富なガスに転化するのに用いられる。
改質炉の管に触媒を充填し、そして一般に28〜43K
g/cm2の範囲で変動する高圧力下において、供給原
料をその管を通過させる。その管は、炉内のバーナーに
より、875〜1000℃の温度に加熱される。管から
出るとき、反応ガスはマニホールド内に放出され、2次
改質装置に移送される。
【0022】このプロセスに伴う温度および圧力のた
め、改質炉の管に対する主要な損傷機構はクリープであ
り、およびしたがってその管に関して最強の合金を選択
することは、いくつかの設計上および運転上の利益をも
たらすことができる。腐蝕は、通常は重大な問題ではな
い。
【0023】したがって、耐クリープ性合金で構成され
た管は、管の寿命を延ばすこと、および炉の効率を高め
ることに有益である。
【0024】しかし上述のように、水蒸気分解炉および
水蒸気改質炉の双方のためのこのような管を製造するた
めの唯一の実用的な方法は、遠心鋳造によるものであ
る。その方法において、金型の内側に液状合金の層が形
成されるような高速で回転している管状金型の端部に溶
融合金を注入する。
【0025】合金がいったん凝固したら、金型の回転を
停止し、そしてそのように形成された管を押し出すこと
ができる。その長さに沿って、その管を中ぐりして、必
要とする内径を付与する。いずれの不純物もその合金よ
り常に軽く、およびしたがって管の内側に「浮く」。し
たがって、いずれの不純物も、中ぐり工程によって除去
される。いずれにせよ、完成した管の内側プロファイル
は円形である。
【0026】しかし、1980年代には、エチレン製造
用の複数の新しい設計の水蒸気分解炉が開発され、そし
てそれは収率を著しく改善した。これらの設計は、炭化
水素供給原料ガスが加熱コイル内をより速く移動するこ
とに依存する。ガスの十分な加熱を確実にするために、
改良された熱伝達が必要とされ、そして、これは、小さ
い径の中ぐり(内腔)、薄肉の管、ならびにフィンすな
わち縦溝を有する内側プロファイルを有する管を使用す
ることによって対処されてきた。ガスの流れを改善する
ために、縦溝付き管に旋条をつけることも提案された。
【0027】これまで、このような縦溝をつけることや
フィンを付けることは、適切なプロファイルを有して鍛
造されることおよび/または押出成形することが可能な
展性材料のみを用いることによって、経済的に形成する
ことができる。しかし、少なくともその使用を魅力的に
する性質の多くを損なうことなしに、鋳造耐クリープ性
合金を押出成形することができない。一方、展性材料
は、分解炉の環境において長く耐え抜くために必要不可
欠なクリープ強度を有しておらず、およびしたがって、
その性質の改善が必要であることが長い間認識されてき
た。
【0028】耐クリープ性合金の鋳造管に沿って螺旋形
状の溶接線を付着させることが提案されているが、これ
は最低限の改良を有するにすぎない。
【0029】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、これらの問題に対処し、必要不可欠なクリープ強
度、および必要とされる熱伝達能力の両方を有する新規
な管、およびその製造方法を提供することである。
【0030】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様にに
おいて、耐クリープ性合金(上記定義された)を含み、
および非円形の内部プロファイルを有する遠心鋳造管が
提供される。その非円形の内部プロファイルは、横断面
において、内部プロファイルの長さが、全プロファイル
を包含する最小の円の周よりも少なくとも10%長くな
っている。
【0031】前記プロファイルは、典型的には対称であ
るが、必ずしもそうではない。プロファイルは実質上正
弦曲線状であることが好ましい。好ましくは、前記正弦
曲線状プロファイルの振幅に対するピッチの比は、2か
ら4の間であることが好ましく、約3であることが好ま
しい。ここで、前記正弦曲線状プロファイルのピッチと
は、前記最小の円の円周をそのプロファイルのピーク数
で割った値を意味する典型的には、管は、外側層に半径
方向に向いた柱状結晶粒、および内側層に等軸結晶粒を
含むマクロ組織を有するが、必ずしもそうではない。前
記最小の円は、内側層に位置してもよい。
【0032】いずれにせよ、本発明によるパイプおよび
管は、例えば加熱処理によって、引き続いてあるいは中
間工程として改質されない限り、鋳造ミクロ組織および
鋳造マクロ組織を有するということが、本発明の少なく
とも1つの態様の特徴である。加熱処理は、ミクロ組織
の1つの態様、すなわち粒子の構成成分を改質するが、
物理的形状は実質上影響を受けないままである。さら
に、ある場合には、(そしてこれは耐クリープ性合金を
用いてさえも実行可能である)、パイプを大きい半径で
の熱間曲げを必要とし、これも同様に合金のマクロ組織
に影響を与える。
【0033】本発明は、上記定義した管を含む、熱分解
炉または改質炉も提供する。
【0034】本発明の第2の態様によれば、耐クリープ
性合金(前記定義された)管の内腔内に最終プロファイ
ルを形成する方法が提供され、この方法は、前記内部プ
ロファイルを含む管の所望の最終プロファイルに相応す
る外部プロファイルを有する電極を、管の第1端部から
その第2端部まで引っ張る工程と、管のターゲット区域
と電極との間のスペースを横切って電位差をかけて、電
流を管と電極の間を流す工程と、管に沿って電解液を送
って前記電流を流すことを可能にして、管のターゲット
区域の表面から金属が離れて電解液の溶液に入る工程
と、前記間の空間を実質上一定であり続けるように、管
に沿って電極を引っ張る速度を維持する段階とを含む。
【0035】前記電流は、ターゲット区域にわたり、2
0アンペア/cm2と80アンペア/cm2との間の電流
密度であることが好ましく、および30アンペア/cm
2と70アンペア/cm2との間の電流密度であることが
好ましく、約50アンペア/cm2の電流密度であるこ
とがより好ましい。前記引っ張る速度は毎分2mmと2
0mmとの間であってもよく、好ましくは毎分5mmと
7mmとの間である。
【0036】好ましくは、材料は、管の開始時プロファ
イル(starting profile)の全ての表面から除去される。
したがってその管は、好ましくは円形であって、前記最
終プロファイル(end profile)をはめ込むことができる
最大の円の直径よりも小さい最大直径を有する開始時プ
ロファイルを有する。
【0037】好ましくは、電解液は、加工の領域内に新
しい電解液を維持し、かつ溶液中に入り込む金属を取り
除くのに十分な速度で、管の第1端部から第2端部へと
流れる。正確な体積流量は、総電流負荷およびターゲッ
トの面積を含めた多くの要素に依存する。
【0038】好ましくは、前記スペースは、0.2mm
と0.7mmとの間であり、好ましくは約0.5mmで
ある。
【0039】好ましくは、前記電極は、ターゲット区域
が増大するように、引っ張る方向に対して傾斜してい
る。
【0040】本発明の第3の態様によれば、開始時プロ
ファイルを有する管の内側にプロファイルを加工するた
めの、電気化学的加工装置が提供され、前記装置は、加
工される管を取り付けるための開始および終端取付け手
段であって、それぞれが管の一端を密封し、管の1方の
端に電解液を供給し、他端から電解液を排出することに
適合する開始および終端取り付け手段と、前記最終プロ
ファイルと相応するプロファイルを有し、および前記取
付け手段の一方の開口部を密封した状態で通って延びて
いる絶縁された導体ロッドの端部に取り付けられる電極
と、管と電極の間に電圧を接続するための電源接続手段
と、電流が管のターゲット区域と電極との間を通過し、
および金属が管を離れて電解液の溶液に入るときに、管
の内腔へと電極を前進させ、前記管の最終プロファイル
を加工するための、前記ロッドの前記他方の端に動作可
能に接続された引っ張り手段とを備え、前記ロッドは、
前記引っ張り手段が前記取付け手段の他方に接触するこ
となしに、前記電極がいずれの取付け手段の領域の内部
にあることができるのに、十分に長いものである。
【0041】好ましくは、その最終プロファイルは、そ
の断面において、最終プロファイルの長さが最終プロフ
ァイル全体を包含する最小の円の円周よりも少なくとも
10%長い、非円形である。
【0042】好ましくは、前記電極は、引っ張りの方向
において前端部および後端部を有し、前記後端部が一定
の横断面の最終部分を有することが好ましく、その長さ
が2mm未満であることが好ましい。
【0043】好ましくは、前記電極は、後端部から前端
部に向かって細くなり、前記前端部の横断面は、管の開
始時プロファイルの最小直径以下の全直径を有する。
【0044】好ましくは、前記最終プロファイルは、実
質的に正弦曲線状である複数の山部および谷部を有す
る。この場合において、前記電極は、その前端部が前記
最終プロファイルの山部から管の内腔材料を除去しない
ように、絶縁された部分を有してもよい。一方、その後
端部の近傍において、絶縁された部分を持たなくてもよ
く、したがって材料は、管の内腔の円周全体から除去さ
れる。
【0045】好ましくは、前記電極は、前部ガイドおよ
び後部ガイドを備え、前部ガイドは管の開始時プロファ
イルに相応する断面を有し、および後部ガイドは管の最
終プロファイルに相応するプロファイル、および電解液
の通過を可能にするために提供される手段を有する。
【0046】好ましくは、前記通過手段は、円形であ
り、かつ前記最終プロファイルの山部上の隙間のない滑
り嵌めであって、電解液が最終プロファイルの谷部を流
れる後部ガイドを含む。
【0047】好ましくは、前記通過手段は、その表面に
スロットを有する前記前部ガイドを含む。
【0048】好ましくは、前記ロッドは、前記開始取付
け手段を通過して延びる。しかし、さらに、絶縁された
ロッドの延長部は、前記終端取付け手段の開口を密封状
態で通過し、前記ロッドの延長部は、電源接続手段およ
び電極に接続されて、より多くの電力を電極に供給す
る。
【0049】さらにその他の態様では、本発明は熱分解
炉または改質炉の管を形成する方法も提供し、前記方法
は、溶融した耐クリープ性合金(前記定義した)を提供
し、その合金を回転する管状金型で鋳造して、中心の長
手方向に内腔を有する管状半加工品を形成する工程と、
好ましくはその半加工品を機械的に中ぐりして所定の半
径を有する円形内腔を形成する工程と、成形された電極
を管に沿って引っ張り、同時に管に沿って電解液を流
し、および管と電極の間に電流を通しながら、内腔の内
側のプロファイルを電気化学的に加工する工程とを含
む。
【0050】本発明を、添付の図面を参照しながら例を
挙げて以下にさらに述べる。
【0051】
【発明の実施の形態】図1に、壁および/または床にバ
ーナーを有する炉ボックス10内の、パイプすなわち管
の典型的な配置を示す。2つの系統の注入口12および
14があり、その中に、約350℃から約800℃の間
の温度において、供給原料および水蒸気が導入される。
供給原料は、ナフサ、液化プロパンガス、またはエタン
であってもよく、そして第1通路16内で、反応剤の温
度が800℃と950℃との間まで上昇する。2本の中
間通路18では、温度は850℃と1050℃との間ま
で上昇し、最終通路20に入る前に、その温度は105
0℃〜1150℃に接近する。生成物であるエチレン
は、排出口22から排出される。
【0052】それらのガスは、1平方センチメートル当
たり約2〜5kgの圧力下において供給される。管は、
注入口および排出口がヒール24、26上に支持され、
一方、中間通路は吊り下げられたスターラップ(stirru
p)28で支持された状態で、垂直に配列されている。加
えて、それぞれの管は、炉10の底部において、脚柱3
0上に支持されている。
【0053】管の質量、管が作動する際の温度、管に応
力を加える圧力、および管の耐用年数は、時間の経過に
伴う管の変形に向けて、全てが重なり合って、管の反り
(管の長さが約10メートルであることを記憶された
い)をもたらし、および、同様に可能である膨れは、管
の任意の部分を炉の壁に接触させるであろうし、あるい
はさらに言えば管の任意の部分が互いに接触するであろ
う。
【0054】変形の問題に加え、管のコークス化の問題
も、管材料の浸炭の問題も存在する。熱サイクルもまた
応力が増大させ、およびしたがって相当な量の研究によ
り、様々な好ましい性能をもたらす合金組成を同定され
てきた。本発明は、主としてクリープ強度に関し、それ
は考慮される高温における経時的な管の歪みを防止する
が、同様に、浸炭も対処される問題点である。
【0055】下記の表2は、本出願人によって販売され
る一群の合金の公称の組成を示し、そのそれぞれは、独
特の知られている特徴を有する。
【0056】
【表2】
【0057】上に示した合金組成物のそれぞれは、前記
において定義した「耐クリープ性合金」であり、炭素お
よびニッケルの含有量が多いもののみであるが(例えば
表2の合金4から7)、それらは、クリープ強度の点
で、鍛造可能な材料よりも著しく良好である。
【0058】例えば、下記の表3は、標準「10000
0時間」クリープ破断強度試験において、表2の4種類
の合金と従来技術の鍛造材料(W1およびW2)とを比
較しており、その値はN・mm-2(MPa)で与えられ
る。(*は、データが得られなかったことを示す。)
【0059】
【表3】
【0060】一方、鋳造材料は、そのクリープ強度にも
かかわらず、良好な耐浸炭性も同様に有する。いずれに
せよ、表2の合金は、それらの優れた鋳造したままの性
質を損なうことなしに、圧延も押出しもできず、および
したがって、内部にフィンを付けたプロファイルを有す
る管の使用を必要とする、最近開発された改良型熱分解
技術において、表2の合金を用いることはできない。そ
のプロファイルは、管内のガスに接触する管の表面積を
増加させて、熱伝達率を高めることができる。新しいプ
ロセスは、管コイル内のガスのより速やかな通過、およ
びしたがって炉のコイル内でのより短い滞留時間を伴う
ために、このプロファイルによる表面積の増加が必要で
ある。したがって、鍛造合金管を用い、そして図2
(a)、図3(a)、図4(a)、図5(a)、および
図6、ならびに上記表3に、その管の特徴を示す。
【0061】一方、図2(b)、図3(b)、図4
(b)、および図5(b)は、耐クリープ性合金を遠心
鋳造して構成した対応する管の特徴を示し、そして、こ
れら2つの管の性能を以下に比較する。この実施例で
は、各管50a、50bは、約70mmの外径、および
それぞれがその内表面上に12個のフィン(山部)52
a、52bを有する。それぞれのフィンは、管に沿って
長手方向に延び、および約4.5mmの山部高さを有す
る。それぞれの管の谷部から谷部までの内径は、約50
mmである。
【0062】それぞれの管の分光分析による組成を、以
下の表4に示す。
【0063】
【表4】
【0064】その2種類の合金組成物の微量元素/汚染
物質の間で、著しい差はなかった。先行技術の鍛造フィ
ン付き管は、基本的になお「25/35−Cr/Ni」
ベースであるが、少ない炭素含有量を有し、およびニオ
ブを含まない。代わりに、チタンおよびアルミニウムを
強化剤として添加されていた。
【0065】2種類の試料の外側表面仕上げは特に重要
ではなく、適切な表面仕上げによって同様の状態にする
ことができる。しかし、内腔表面54a、54bは異な
っていた。表面仕上げの測定を、フィン52aの間の谷
部56aの底部、フィン52bの間の谷部56bの底部
に沿って、長手方向に実施し、以下の値を得た。
【0066】鍛造フィン付き管:RA:80CLAマイ
クロインチ(0.00008インチ−2.0μm) 鋳造管H39W: RA:130CLAマイクロインチ
(0.00013インチ−3.3μm) これらの両方は、中ぐり管用の標準の「125CLA」
仕上げに十分に匹敵する。しかし、この2種類の異なる
内腔仕上げの注意深い視覚的検査は、鍛造フィン付き管
試料は、主にフィンの最上部に沿って、著しく細かい長
手方向の表面亀裂または刻み目58を示し(図3(a)
参照)、一方、本発明による管では、内腔の全領域、す
なわち谷部56bとフィン52bの両方が、均一な仕上
げすなわちテクスチャを有することを明らかにした。鍛
造管のフィンの最上部を横切る粗さは130CLAマイ
クロインチよりも粗く、およびおそらく300CLAマ
イクロインチと同程度であると推測されている。より重
要なことは、このようなフィンの表面の刻み目および損
傷が、使用中に、コークス形成および浸炭の優先的に行
われる部位として作用するおそれがあるということであ
る。
【0067】それぞれの試料の完全に横方向の薄片をミ
クロエッチングした。鍛造フィン付き管は、図2(a)
において見ることができるように、その壁全体にわたり
均一な微粒子等軸組織を示した。しかし、図2(b)に
おいて、鋳造H39W試料は、管50bの外側層60の
周りに半径方向に配列された微細で方向性を持つ柱状結
晶粒、および中間層64から内表面54bにかけての小
さい等軸層のマクロ組織を示した。
【0068】特に非常に速い凝固速度を有する小管の場
合に、マクロ組織は変化する傾向があり、そこでは柱状
組織が壁全体を占めることが可能であるとはいえ、本発
明の1つの態様は、内部の等軸層62に束縛されるフィ
ン部52b、56bを有する。しかし、浸炭は、より粗
い柱状結晶粒の場合よりも微細な等軸結晶粒において速
やかに発生し、および等軸組織は柱状組織ほど強くない
という証拠が増えつつある。したがって、本発明のさら
に好ましい態様は、壁の厚さを真っ直ぐに横切る方向に
柱状結晶粒にされている管を提供する。
【0069】各試料について長手方向のミクロ断面を準
備して、比較を可能にした。図4(a)および図5
(a)は、それぞれ、先行技術の鍛造管の壁表面近傍の
断面および内腔表面の断面を示す。一方、図4(b)お
よび図5(b)は、それぞれ、本発明による鋳造管の壁
表面近傍の断面および内腔表面の断面を示す。
【0070】このように図4(a)において、鍛造フィ
ン付き管試料が平均サイズG3を有する多面体結晶粒を
有し、一方図4(b)においては、H39W試料が、G
5に相当する平均「亜結晶粒」サイズを有する1次樹枝
状晶間の共晶炭化物およびオーステナイト系樹枝状結晶
を有する典型的な鋳造したままのミクロ組識を有する。
【0071】図5(a)において、鍛造管は、深さ90
μmまでのより微細な多面体結晶粒の層、および内腔表
面には若干の微細な粒状析出を有し(この層は、押出し
操作中の内腔表層の汚染による可能性がある)、一方、
図5(b)において、H39W試料は鋳造したままであ
る。
【0072】しかし、鍛造フィン付き管を越える本発明
の管の主な長所を図6に示す。図6は、上記表3で与え
られた値のいくつかをプロットしたグラフである。この
グラフおよび表3から、本発明による少なくともいくつ
かの管は、先行技術に比べて相当に優れたクリープ破断
強度を有していることがわかる。このことは、熱分解の
オペレータに、例えば、寿命の特性を維持しながら、よ
り薄肉の管を使用し、それによって熱伝達率を高めるこ
とを可能にする。あるいはまた、本発明による管は、対
応する鍛造材料よりも高い温度で、またはより長い期間
にわたって、運転することができる。慣用の錬鋼よりも
大きな強度を持たない耐クリープ性合金でさえ(例えば
100000時間応力破断値が、1000℃においてわ
ずか約6MPaのもの)、耐浸炭性に関連する別の長所
を有している。
【0073】本発明による管は、本発明の別の態様によ
る方法で製造することができる。
【0074】例えば、溶融合金は、必要な組成を有し
て、最初に調製する。次いでこの合金を回転する円筒金
型に注入し、合金を金型の外側に向かって回転加工す
る。回転速度は約1500rpmであり、および凝固す
る管の内腔に約100Gを発生させる。合金が十分に冷
却しおよび凝固したとき、金型を停止し、未処理の管半
加工品を金型から押し出す。
【0075】次いで(必要に応じて)、半加工品の内側
層を機械的に加工し、所定の内腔径を有する半加工品を
製造する。
【0076】図7を参照して、次に、半加工品の管80
を、開始取付け手段82と終端取付け手段84の間に取
り付ける。これらの取付け手段は、管半加工品80の開
口端の周りを密封し、図示しない手段によって管80の
内腔に沿いポンプ送液される電解液を、86において入
れて、および88において出すことを可能にする。管8
0に沿って間隔を空けて設けられた電気的クランプ90
は、管80に電力を提供する。電極ロッド92は、開始
取付け手段82の開口部94を通って延びている。ロッ
ド92の一端には電極があり(図7には示していな
い)、その他端には電源接続ブロック96がある。ラッ
ク100に接続した駆動手段98は、電源接続ブロック
96を図7の右から左へ引っ張り、その一端の電極とと
もにロッド92を管80の内腔内へと押込む。電極が管
80の内腔内を進行中に、電源接続ブロック96、電極
ロッド92、電極、管80、および電気的クランプ90
の間を十分な電流が流れる。電流用駆動手段は図示して
いない。これと同時に電解液を、電極ロッド92および
電極を通過させて、および管80の内腔を貫いてポンプ
送液する。電極の近傍においては、管の内腔を機械加工
されて、電極が管80の内腔へと侵入することを可能に
する。
【0077】図8〜図13を参照すると、これらは本発
明による装置の第1の実施形態の特徴を示す。図8にお
いて管80は、その中を電極104が引っ張られる円形
の内腔102を有する。電極ロッド92は電極104の
後端部に接触し、それに電力を供給する。さらに、電極
ロッド延長部92aが電極の前面106に接触し、その
端部上に、電極の中心内腔110内を延びるねじを切っ
たシャフト108を有する。シャフト108は、電極ロ
ッド92の対応するねじを切った内腔112内にねじ込
まれる。したがって、電極104はロッド92と92a
との間に固定される。
【0078】電極104は、ロッド延長部92aの周囲
の絶縁材料のスリーブである、前部ガイド114を有す
る。前部ガイド114は、半径方向に延び、かつ内腔1
02内の隙間のない滑り嵌めであるスパイダ状突起(spi
der finger)116を有する。スリーブ114の前方に
おいて、ロッド92aは、絶縁カバー118を有し、そ
の絶縁カバー118は、ロッド92aおよびスリーブ1
18と管80の内腔102との間に環状ギャップ120
を残すのに十分に薄い。電解液は、環状ギャップ120
内を流れ、突起116の間の分割された空間122を通
過する。
【0079】図10〜図12を参照すると、電極104
は、その断面が実質上円錐台形である外表面124を有
するが(図10参照)、図11および図12からわかる
ように、実際には電極の外表面には、谷部128によっ
て分離された一連の隆起(山部)126を有する溝が付
けられている。電極104の後面132の端部におい
て、電極の表面124の短い部分(最終部分)130
は、電極および管80の縦軸150に平行である。
【0080】図8に戻ると、後面132に接して、後部
ガイド136のカラー134が配置されている。後部ガ
イド136は、電極ロッド92の周囲に配置されるスリ
ーブでもある。後部ガイド136の後方において、ロッ
ド92は絶縁スリーブ138を有している。以下にさら
に説明するように、電極104が管80内を引っ張られ
ると、フィン52bおよび谷部56bが、管80の新し
い内腔102a(最終プロファイルを有する)内に形成
される。したがって後部ガイド136は、ピーク52b
上で隙間のない滑り嵌めの状態にある円筒形部分137
を有する。同様に(フィンの付いた)環状スペース12
0aが、ロッド92の絶縁体138を取り巻いて、電解
液が流れることを可能にする。しかし、後部ガイド13
6の円筒形部分137では、谷部56bにおいてのみ、
流れが起こる。
【0081】以下にさらに説明する理由により、電解液
の流れの方向も図8の矢印Xの方向であり、および、電
極104と管80との間の電流によって、管80の内腔
102の材料が加工されて溶液中に入るので、電極表面
124に近接する区域にわたる内腔102内に、作業面
(ターゲット区域)が発生する。表面は、電極が管80
に接触する前に加工されるため、電極と内腔の間にスペ
ース140が発生する。その内腔のプロファイルは、電
極104の進み面124のプロファイルと実質上相応す
るものである。さらに、電解液の流れのための流体経路
を完成させるのはこのスペース140であり、(フィン
の付いた)環状スペース120aから始まり、ガイドス
リーブ137の周りの谷56b、スペース140、分割
された部分122、および環状スペース120に至る。
【0082】カラー134は、電極の後面132のエッ
ジプロファイル130に一致する外周面142を有する
ことに留意されたい。このため、スペース140はカラ
ー134を越えて後方に延びる。
【0083】図10を参照すると、毎秒Xメートルの速
さで図10の矢印Xの方向に移動する際に、面124
(端部(最終部分)130を除く)は、事実上、矢印R
の方向で内腔102の面に向かって前進する。内腔10
2は、Xsinθに等しい速さRで加工される。ただし
θは面124の傾斜角度である。電極は、面の加工速度
が調和する場合にのみ、この速さで進むことができ、お
よびそれは、とりわけ電極の全面積にわたる電流密度に
依存する。この面積は電極ロッド92の断面積よりも非
常に大きいため、ロッド92の電流容量が、内腔内を通
る電極の進行速度を制限する。この理由のために、ロッ
ド延長部92aを設け、そのロッド延長部92aは電極
104に対する電流供給の電流容量がほぼ2倍にし、お
よびしたがって電極が、管80内を非常に速く進むこと
を可能にする。
【0084】上述のように、電極104の表面130
は、内腔102の加工される面に向かって進まないが、
管80の最終プロファイル102aのための最終サイジ
ング操作とみなすべきである。
【0085】同様に、管80の内腔の全周が電極104
によって加工されることに留意されたい。図13は、管
80内の電極の進行を示す概略図である。セグメントA
内の斜線領域は、管80の内腔内を、電極104が図1
2の点Aまで進んだときの内腔102の加工の程度を示
す。ここで、電極の前部突起148のみが管80の内表
面102に接近し、溝151の加工を開始する。電極が
点Bおよび点Cに達すると、溝151は、深さおよび周
のサイズが大きくなり、点Dに達すると、内腔102の
全周の加工を開始する。最終的に、点Fにおいて、谷部
56bおよび山部(フィン)52bの全範囲が形成され
る。電極と、最終的に形成される最終プロファイル12
0aとの間のスペース140を示すセクタFにおいて、
電極表面130が示されていることに留意されたい。
【0086】最後に、図9(a)および図9(b)を参
照すると、管80は開始取付け手段82と終端取付け手
段84の間に取り付けられて示され、それらの手段に接
して管80の両端が密封されている。それぞれの取付け
手段82、84は、それぞれ、電極ハウジング162、
172を備える。開始ハウジング162には、注入口1
64を通して加圧下で電解液が供給される。同様に、終
端ハウジング172は電解液排出口174を有する。ま
た、それぞれのハウジングは、それぞれ、中央開口部1
68、178を有するパッキン箱166、176を有
し、その中央開口部を、それぞれ、電極ロッド92とロ
ッド延長部92aが通過する。開口部168、178
は、それぞれのロッド92、92aと隙間のない滑り嵌
めの状態にあり、およびそれぞれのロッドに接して密封
して電解液の漏れを防ぐ。最後に、ロッド92、92a
の各端部には電源接続手段96があり、および、電極1
04を開始ハウジング162から管80を通して終端ハ
ウジング172へと前進させるために、それら電源接続
手段の少なくとも1つには、駆動リンク装置が設けられ
る。
【0087】図8〜図12を参照しながら説明した装置
は、図2(b)、図3(b)、図4(b)、および図5
(b)を参照して説明したような小径内腔パイプに適し
ている。しかし、より大きい直径のパイプの場合、図1
4〜図21に示す装置が好ましい。本質的に、この装置
は同一の原理で作動するので、構造上の相違点のみを詳
細に論じる。相違点がある場合を除いて、類似の部分に
は上記使用したものと同様の参照番号を付し、相違点が
ある場合には、その類似の部分を、例えば104’のよ
うに、プライムを用いて示す。
【0088】図14において、スプラインガイド表面1
16’を有する前部ガイド114’を備えた電極10
4’によって、管80’を加工しようとするところであ
る。ガイド114’は絶縁材料で形成され、ボルト11
7によって電極104’にボルト締めされている。電極
104’自体は、電極ロッド92’の端部にボルトで固
定された中間ブロック105に、ボルトで固定されてい
る。カラー134’は、電極104’の後面(trailing
surface)132’の後方に取り付けられ、続いて後部ガ
イド136’を取り付ける。絶縁体138’は、ロッド
92’の周囲に配置されている。ロッド92’の断面積
に対する電極作業領域の面積の差の増大したスケールの
ために、単一の電極ロッド92’のみを必要とする。し
かし、電極104の作業面124’をさらに傾斜させ
て、作業面積をさらに増大することが可能であり、およ
び、そのような場合には、単独の電極ロッド92’では
十分ではない恐れがあり、上記図8の実施形態に示すロ
ッド92aのような延長ロッド(図示せず)が必要とな
るであろう。
【0089】図15および図16を参照すると、電極1
04’は前記図8〜図12の実施形態よりも丈夫であ
る。前記図8〜図12の実施形態の突起148は鋭く、
およびしたがって機械的損傷を受けるが、一方、この実
施形態の突起148’は、それに機械的強度を付与する
ために半径方向に深さを有している。しかしこれは、半
径方向に外側に延び、および隣接する突起148’の間
の溝145を充填する歯147を有するマスク149
(図18(a)、図18(b)参照)の使用を必要とす
る。歯147を、図15および図16の両方に示す。図
16では、前部ガイド114’の一部115が、歯14
8’の前面105に接する状態を示す。そのために、い
ずれの表面加工も実施するものは、依然として電極10
4’の傾斜表面124’のみである。電極104’は同
様に、サイジング領域130’を有する。
【0090】図17(a)および図17(b)は、スパ
イダ状脚部116’と、電解液を流すための扇形スペー
ス122’とを有する前部ガイドを示す。図19は、カ
ラー134’を示す。
【0091】電極ロッド92’のサイズが増大したた
め、電極が10〜15cmの直径を有する場合、電極の
電流容量は約8000アンペアである。したがって、電
源接続ブロック96’(図20および図21参照)は、
ボルト97のリングによって電極ロッド92’に固定さ
れる。6個の現実の電気端子95がブロック96’にボ
ルトで固定されて示されており、および、そこを通し
て、電極ロッド92’に対して電力が供給される。同様
に、図20において、開口部168’を有するパッキン
箱166’が示され、その開口部168’を通してロッ
ドが延びている。この配列の大きさを考慮して、接続ブ
ロック96’は、支持表面91上に支持されたローラ9
3上に支持されている。
【0092】前述の実施形態の場合と同様に、図14の
実施形態での電解液の流れの方向は、図14の矢印Xの
方向である。流れがこの方向であるため、この実施形態
および図6の実施形態の双方において、汚染されていな
い電解液が、仕上げレッジ(サイジング領域)130’
と管80の最終的な内腔の最終プロファイル102aと
の間のスペース140を満たす。これは、最も精密な表
面仕上げ、および電極のプロファイルとの相応性を保証
する。
【0093】上述のように、電流密度は、管の内腔内を
通る電極が引っ張られる速度の決定因子の1つであり、
したがって、引っ張られる速度をできるだけ速くするた
めにこの電流密度をできるだけ高くするべきである。現
在のところ、ターゲット区域にわたる約30アンペア/
cm2と約70アンペア/cm2との間の電流密度が、実
施可能である。
【0094】電解液は、ナトリウムまたはカリウムの硝
酸塩、塩化物塩または臭化物塩、およびそれらの可能な
混合物のような無機塩の水溶液でよい。1つの好ましい
電解液は、約1.18の比重、および約8.5から約
9.5までのpHを有する硝酸ナトリウム溶液である。
そのようなアルカリ性塩溶液は、管表面を加工した後ほ
ぼ直ちに、金属が水酸化物の塩として溶液中に沈澱する
という長所を有し、したがって、電解液は容易に濾過さ
れ、使用後再循環される。
【0095】電解液の操作温度は、好ましくは約38℃
と約42℃との間である。これは、操作の初期の間に電
解液を温める加熱手段と、加工が進み、および流れる電
流によって熱が発生する際に電解液を冷却する冷却手段
とを前提とする。電解液の温度をこの好ましい範囲内に
維持するために、その温度をモニタすることも前提とす
る。そのような温度規制手段は図示していない。
【0096】別の電解液は、硫酸、硝酸、塩酸のような
鉱酸である。例えば、温度が20℃と30℃との間にお
いて、約200g/lから約250g/lの濃度におけ
る硝酸を使用することができ、あるいは、温度が30℃
から35℃で濃度が約180g/lから約240g/l
の硫酸を使用することができる。鉱酸電解液は、金属が
電極表面上に堆積するのを制限するために、電流の逆転
を定期的に必要とするという欠点を有する。
【0097】当業者が理解するようなその他の電解液
も、本発明の範囲内である。
【0098】
【発明の効果】前述のように、本発明は、水蒸気分解
炉、水蒸気改質炉などの高温にさらされる炉における使
用に適し、必要なクリープ強度、および必要とされる熱
伝達能力の両方を有する新規な管を提供することができ
る。また、本発明は前記の管の製造に有用な方法を提供
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱分解炉の管の配置を示す斜視図である。
【図2】(a)は従来技術による鍛造フィン付き管の断
面図であり、(b)は本発明による管の対応する部分を
示す図である。
【図3】(a)は従来技術による鍛造フィン付き管の内
部の表面プロファイルを示す図であり、(b)は本発明
による管の対応する部分を示す図である。
【図4】(a)は従来技術による鍛造フィン付き管につ
いて、その壁がエッチングされたミクロ組織を示す図で
あり、(b)は本発明による管の対応する部分を示す図
である。
【図5】(a)は従来技術による鍛造フィン付き管の、
内腔に沿った長手方向断面の、エッチングされたミクロ
組織を示す図であり、(b)は本発明による管の対応す
る部分を示す図である。
【図6】鍛造フィン付き管と、本発明により製造した管
の、100000時間の応力破断値を比較するグラフで
ある。
【図7】本発明による管を電気化学的に加工するのに適
する装置の概略図である。
【図8】本発明による装置の管の領域内の電極を通る断
面図である。
【図9】(a)は開始取付け手段に電極がある場合の図
8の装置を示す図であり、(b)は終端取付け手段に電
極がある場合の図8の装置を示す図である。
【図10】図8の電極の側面の断面図である。
【図11】図8の電極を、図10の矢印Bの方向から見
た矢視図である。
【図12】図8から図11に示す電極の側面図である。
【図13】電極が管の内腔内を通過するにつれて、管の
内腔の加工が進行する状態を示す概略図である。
【図14】本発明による装置の第2の実施形態の電極の
側断面図である。
【図15】図16の矢印Aの方向から見た端面の矢視図
である。
【図16】図14の電極の側断面図である。
【図17】(a)は図14の前部ガイドの側面図であ
り、(b)は図14の前部ガイドを、図17(a)の矢
印Bの方向から見た端面図である。
【図18】(a)図14のマスクの端面図であり、
(b)は図12の電極とともに使用するマスクの側断面
図である。
【図19】図16の電極用後部ガイドの一部を示す側断
面図である。
【図20】本発明の第2の実施形態による装置の、電極
ロッドに対する電源接続手段の取付け配置を示す側断面
図である。
【図21】本発明の第2の実施形態による装置の、電極
ロッドに対する電源接続手段の取付け配置を示す端面図
である。
【符号の説明】
52b フィン(山部) 56b 谷部 80 管 82 開始取付け手段 84 終端取付け手段 90 電気的クランプ 92 電極ロッド 92a 電極ロッド延長部 94 開口部 96 電源接続ブロック 98 駆動手段 100 ラック 102 内腔 102a 内腔の最終プロファイル 104 電極 106 電極の前面 108 ねじを切ったシャフト 110 中心内腔 112 ねじを切った内腔 114 前部ガイド 116 スパイダ状突起 118 スリーブ(絶縁カバー) 120 環状ギャップ 120a 環状スペース 122 分割されたスペース 130 最終部分(エッジプロファイル) 132 後面 134 カラー 136 後部ガイド 137 円筒形部分(ガイドスリーブ) 138 絶縁スリーブ(絶縁体) 140 スペース 142 外周面 150 縦軸
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Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐クリープ性合金を含み、非円形の内部
    プロファイルを有する遠心鋳造管であって、断面におい
    て、その内部プロファイルの長さが、全プロファイルを
    包含する最小の円の周よりも少なくとも10%長いこと
    を特徴とする遠心鋳造管。
  2. 【請求項2】 前記プロファイルが対称的であり、好ま
    しくは実質上正弦曲線状プロファイルであることを特徴
    とする請求項1に記載の管。
  3. 【請求項3】 前記正弦曲線状プロファイルが、前記最
    小の円の周をそのプロファイルのピーク数で割った値を
    意味するピッチを有し、前記正弦曲線状プロファイルの
    振幅に対する前記ピッチの比が2と4との間であり、好
    ましくは約3であることを特徴とする請求項2に記載の
    管。
  4. 【請求項4】 前記合金は、100000時間試験にお
    いて、1000℃において6MPaより大きく、および
    好ましくは10MPaより大きな平均応力破断値を有す
    るか、あるいは前記管は、その断面全体に鋳造したまま
    の結晶粒組織を有することを特徴とする請求項1から3
    のいずれか1つに記載の管。
  5. 【請求項5】 前記管のマクロ組織が、その断面全体に
    わたり半径方向に向いた柱状結晶粒を含むか、あるい
    は、前記管のマクロ組織が、外側層中の半径方向に向い
    た柱状結晶粒、および内側層の等軸結晶粒を含み、前記
    最小の円が前記内側層に位置することを特徴とする請求
    項4に記載の管。
  6. 【請求項6】 請求項1から5のいずれか1つに記載の
    管を含むことを特徴とする熱分解炉または改質炉。
  7. 【請求項7】 請求項1から5のいずれか1つに記載の
    管の形成方法であって、前記方法が、開始時プロファイ
    ルを有する前記管を遠心鋳造する工程を含み、およびさ
    らに、 管の第1端からその第2端まで電極を引っ張る工程であ
    って、前記電極は、前記管の前記内部プロファイルを含
    む所望の最終プロファイルに相応する外部プロファイル
    を有するものである工程と、 前記管のターゲット区域と前記電極との間のスペースを
    横切って電位差を加えて、前記管と前記電極との間に電
    流を流す工程と、 前記電流を流すことを可能にするために、管に沿って電
    解液を流し、およびその結果、金属が前記管の前記ター
    ゲット区域の表面から離れて電解液の溶液に入る工程
    と、 前記スペースが実質上一定であり続けるように、管に沿
    って電極を引っ張る速度を維持する工程とを含むことを
    特徴とする方法。
  8. 【請求項8】 前記電流は、前記ターゲット区域にわた
    り、20アンペア/cm2と80アンペア/cm2との
    間、好ましくは30アンペア/cm2と70アンペア/
    cm2との間、より好ましくは約50アンペア/cm2
    電流密度を有し;および/または、前記引っぱる速度
    は、毎分2mmと毎分20mmとの間、好ましくは毎分
    5mmと毎分7mmとの間であり;および/または、前
    記スペースは、0.2mmと0.7mmとの間であっ
    て、好ましくは約0.5mmであり;および/または、 前記管は、好ましくは円形であって、前記最終プロファ
    イルにはめ込むことが可能な最大の円の直径よりも小さ
    い最大直径を有する開始時プロファイルを有し;および
    /または、 前記電極が、引かれる方向に対して傾斜して、管のター
    ゲット区域が増加し、および/または、 a)前記電解液は無機塩の水溶液を含み、前記塩が、好
    ましくはナトリウムまたはカリウムの硝酸塩、塩化物お
    よび臭化物からなる群の1つまたは複数から選択され
    る、好ましくは硝酸ナトリウムであり、および前記電解
    液は好ましくは35℃と45℃との間、より好ましくは
    38℃と42℃との間の温度に維持され、および/また
    は前記電解液は、1.1から1.25までの間、好まし
    くは約1.18の比重であり、および/または前記電解
    液は、8と10との間、好ましくは8.5から9.5ま
    での間のpHであり、あるいは、 b)前記電解液は、鉱酸、好ましくは硫酸、硝酸、また
    は塩酸を含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 請求項7または8に記載の方法を実施す
    るための電気化学的加工装置であって、前記装置は加工
    される管を取り付けるための開始および終端取付け手段
    であって、それぞれが管の一端を密封すること、および
    管の一端に電解液を供給し、他端において使用済みの電
    解液を排出することに適合した開始および終端取付け手
    段と前記最終プロファイルに相当するプロファイルを有
    し、前記取付け手段の1つの中の開口部を密封した状態
    で通って延びる絶縁された導体ロッドの一端に取り付け
    られる電極と、 管と電極の間で電圧を接続するための電源接続手段と、 電流が前記管のターゲット区域と前記電極の間を流れ、
    および金属が前記管を離れて前記電解液の溶液に入ると
    きに、前記電極を管の内腔内へと前進させ、前記管内の
    前記最終プロファイルを加工するために、前記ロッドの
    前記他端に動作可能に接続された引っぱり手段とを備
    え、 前記ロッドは、前記引っぱり手段が前記取付け手段の他
    方に接触することなしに、前記電極がいずれの取付け手
    段の領域内に存在することができるのに、十分に長いこ
    とを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】 前記最終プロファイルは非円形であ
    り、断面において、前記最終プロファイルの長さが、全
    プロファイルを包含する最小の円の円周よりも少なくと
    も10%長く、および/または、 前記電極は、引かれる方向内に前端部および後端部を有
    し、前記後端部は、好ましくはその長さが2mmより短
    い一定の横断面の最終部分を有し、前記電極は、好まし
    くは前記後端部から前記前端部にかけて次第に細くな
    り、前記前端部の断面は、前記管の開始時プロファイル
    の最小直径以下の総直径を有することを特徴とする請求
    項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記最終プロファイルは、山部と谷部
    を有する実質上の正弦曲線状であり、前記電極は、好ま
    しくはその前端部に、管の内腔の材料を前記最終プロフ
    ァイルの山部から除去しないように、絶縁された複数の
    部分を有し、および、好ましくはその後端部の近傍にお
    いて絶縁された部分を持たないので、管の内腔の全円周
    の周囲の材料が除去されることを特徴とする請求項9ま
    たは10に記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記電極が前部ガイドおよび後部ガイ
    ドを備え、前部ガイドが管の開始時プロファイルに相応
    する断面を有し、後部ガイドが管の最終プロファイルに
    相応するプロファイルを有し、管に沿って電極を通過す
    る電解液の通過を可能にする流路手段を設けることを特
    徴とする請求項9から11のいずれか1つに記載の装
    置。
  13. 【請求項13】 前記後部ガイドが円形であり、それが
    前記最終プロファイルの山部において隙間のない滑り嵌
    めの状態であることによって最終プロファイルと一致
    し、前記流路手段が最終プロファイルの複数の谷部を含
    むことを特徴とする請求項11および12に記載の装
    置。
  14. 【請求項14】 前記流路手段が、その表面にスロット
    を有する前記前部ガイドを含むことを特徴とする請求項
    12または13に記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記ロッドが前記開始取付け手段を通
    って延び、および好ましくは、絶縁されたロッド延長部
    が前記終端取付け手段の開口を密封状態で通過し、前記
    ロッド延長部もまた前記電源接続手段および電極に接続
    されて、より多くの電力を電極に供給することを可能に
    することを特徴とする請求項9から14のいずれか1つ
    に記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記電解液が無機塩の水溶液を含み、
    前記塩は好ましくはナトリウムまたはカリウムの硝酸
    塩、塩化物および臭化物からなる群の1つまたは複数か
    ら選択され、好ましくは硝酸ナトリウムであり、および
    前記電解液は、好ましくは35℃と45℃との間、より
    好ましくは38℃と42℃との間の温度に維持され、お
    よび/または前記電解液は、1.1と1.25との間、
    好ましくは約1.18の比重であり、および/または前
    記電解液は、8と10との間、好ましくは8.5と9.
    5との間のpHであることを特徴とする請求項9から1
    5のいずれか1つに記載の装置。
  17. 【請求項17】 前記電解液は、鉱酸、好ましくは硫
    酸、硝酸、または塩酸を含むことを特徴とする請求項9
    から15のいずれか1つに記載の装置。
  18. 【請求項18】 熱分解炉、または改質炉の管を形成す
    る方法であって、 a)溶融耐クリープ性合金を準備する工程と、 b)回転管状金型で合金を鋳造し、中央内腔を有する管
    状半加工品を形成する工程と、 c)一致するよう成形された電極を、管に沿って引っ張
    り、同時に管に沿って電解液を流し、および管と電極の
    間に電流を流すことにより、前記内腔の内側の非円形プ
    ロファイルを電気化学的に加工する工程とを含むことを
    特徴とする方法。
  19. 【請求項19】 前記工程c)の前に、前記半加工品を
    中ぐりして、所定の半径の円形内腔にすることを特徴と
    する請求項18に記載の方法。
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