JP2000064052A - プラズマcvd装置 - Google Patents

プラズマcvd装置

Info

Publication number
JP2000064052A
JP2000064052A JP10237665A JP23766598A JP2000064052A JP 2000064052 A JP2000064052 A JP 2000064052A JP 10237665 A JP10237665 A JP 10237665A JP 23766598 A JP23766598 A JP 23766598A JP 2000064052 A JP2000064052 A JP 2000064052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
substrate
holder
plasma
plasma cvd
jig
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10237665A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoko Kuji
智子 久慈
Masayasu Suzuki
正康 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
Priority to JP10237665A priority Critical patent/JP2000064052A/ja
Publication of JP2000064052A publication Critical patent/JP2000064052A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 プラズマ生成が基板取付け金具に影響されな
いプラズマCVD装置を提供する。 【解決手段】 磁気ディスク用の基板7の両面に保護膜
を成膜するために、基板7の周辺部を、外方から数箇所
の金属製のホルダー金具13でチャッキングして、その
チャッキング部分以外のホルダー金具13を絶縁物12
で外装して外部との絶縁をとる。ホルダー金具13は支
持部14に固定され、必要によって左右に開いたり、高
さを調節したりすることができる。そして、基板7がセ
ットされた基板取付用治具2をプラズマCVD装置の平
行板陽極間にセットして、直流電圧をバイアスにしてC
VD成膜を行なう際、絶縁物12により一様な電界がで
き均質な所定の薄膜が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は基板表面に成膜する
プラズマCVD装置に関する。 【0002】 【従来の技術】イオンと電子が混在し全体として中性を
保つ状態で、それらが中性分子との衝突により生成され
る励起された原子や分子、遊離原子が存在するプラズマ
は、化学的に極めて活性であり、これを利用して低温で
薄膜を基板上に形成するプラズマCVD装置が、半導体
プロセス、窒化膜形成、アモルファスSiによる太陽電
池製作、磁気ディスク基板の保護膜形成などに用いられ
ている。この薄膜形成においては、プラズマ中にイオン
化や励起に好適なエネルギーをもった電子をいかにして
高密度で均等に分布した形状に作るかが重要である。そ
のために2極放電形、磁場収束形(マグネトロン放電
形)、無電極放電形が現在多く用いられており、更にこ
れらが組みあわせられ、電極の形状も板型、コイル型な
ど変形されたものがある。従来の2極放電形のプラズマ
CVD装置の基本型(図2)について説明する。1は真
空チャンバ、2は基板取付用治具(陰極)、3は陽極、
4はプラズマ、5は電界、6は高周波電源、7は基板、
15はヒータ、9はガス供給部、10は真空排気系であ
る。真空排気系10は主としてメカニカルブースタを用
いているが、DP(油拡散ポンプ)、ターボ分子ポンプ
などが到達圧力の低下や流量を大きく取ることができる
という意味で用いられている。真空チャンバ1は真空排
気系10により真空排気され、ガス供給部9から所定の
反応ガスを流しながら、真空チャンバ1内の圧力を0.
1〜2.0Torrにし、ヒータ15により基板7の温
度を200〜400℃の所定の温度に保ち、高周波電源
6により陽極3に高周波を印加して、基板取付用治具
(陰極)2と陽極3との間にプラズマ4を生成する。最
初の電子は光、電界5などにより基板取付用治具(陰
極)2の表面あるいは空間にでき、これが気体分子と衝
突してイオンを生成し、このイオンが基板取付用治具
(陰極)2に流入するとき電子を引き出し、この電子が
陽極3に向かって直進し流入するまでに気体分子と衝突
し、一瞬のうちに成長して大きなプラズマ4となる。こ
のプラズマ4中に基板7をセットして、活性化されたガ
ス分子空間で化学反応を利用して、基板7上に所定の薄
膜を形成する。基板7は陰極2として使われている金属
製の基板取付用治具(陰極)2上にセットされて、その
電極は大地に接地されている。この基板取付用治具(陰
極)2の電極の形状と陽極3の形状と、その両者の相対
配置状態により、プラズマ4中にイオン化や励起に好適
なエネルギーをもった電子が高密度で均等に分布するこ
とになる。そして基板7の上方片面に所定の薄膜がCV
Dで形成される。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】従来のプラズマCVD
装置は、以上のように構成されているが、基板7の片面
のみの成膜であれば上記のような構造でもよいが、基板
7の両面に成膜することが要求される場合がある。例え
ば、磁気ディスク用の基板7上に保護膜を形成する場合
などがある。この場合、図3は基板取付用治具2を示す
ものあり、基板7の円周部分の数箇所を導電性のホルダ
ー金具13(図4に先端部分を示す)で円周方向からチ
ャッキングする構造の基板取付用治具2により、基板7
を保持している。図5に示す両面成膜用プラズマCVD
装置では、磁気ディスク用の基板7の両面にプラズマ4
が生成できるようにしているが、保護膜を成膜する場
合、基板7に対して高周波電源によってバイアスを印加
するときは、プラズマ電荷は基板取付用治具2の形状に
大きく依存するので、基板7に対して直流電源11によ
ってバイアスを印加する方法が使われている。しかし、
基板7の円周部分からチャッキングしている図4に示す
導電性のホルダー金具13が空間に存在すると、プラズ
マ4中にイオン化や励起に好適なエネルギーをもった電
子が高密度で均等に分布しない。そのため基板7に形成
された薄膜の膜厚や膜質が一様でないという問題があっ
た。 【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであって、プラズマCVD装置において基板両面
に同時に薄膜を形成するとき、基板取付用治具2による
影響を少なくし、一方基板7との導通をとることがで
き、一様な膜厚、膜質の成膜ができるプラズマCVD装
置を提供することを目的とする。 【0005】 【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明のプラズマCVD装置は、基板を保持するホル
ダー金具の、基板と接触する個所以外の部分を絶縁物で
外装したことを特徴とする。 【0006】本発明のプラズマCVD装置は、上記のよ
うに構成されており、基板を保持するホルダー金具の外
表面を絶縁物で外装して、プラズマ生成に対する影響を
少なくし、ホルダー金具の基板と接触する部分のみを絶
縁物で覆わない構造にして、基板と治具先端部の導通を
とり、プラズマを基板上に一様に分布させることができ
る。 【0007】 【発明の実施の形態】本発明のプラズマCVD装置の一
実施例を図1により説明する。基板取付用治具2は支持
部14に磁気ディスク用の基板7を保持するため、基板
7の円周部分を数箇所からチャッキングできるようにホ
ルダー金具13が設けられている。ホルダー金具13の
治具先端部を図4に示す。そのホルダー金具13は支持
部14に取り付けられ、基板7のセット時に、ホルダー
金具13を左右に開けたり、高さを調節したりすること
ができる。本発明は、図に示すように基板7と接触する
部分を除いたホルダー金具13の表面を絶縁物12で外
装し、外部と電気的に絶縁することに特徴がある。磁気
ディスク用の基板7を取り付けるときは、ホルダー金具
13の高さを所定値にして、ホルダー金具13を左右に
開き、上方から基板7をホルダー金具13の中央にセッ
トする。この状態で基板7がホルダー金具13に電気的
に接触することになる。 【0008】図5に示す構造の真空チャンバ1の両陽極
3間の中央に、基板取付用治具2が機械的にセット(大
量生産時にはライン工程としてセット)され、真空チャ
ンバ1がメカニカルブースタなどを用いて真空に排気さ
れる。真空排気系10はDP(油拡散ポンプ)、ターボ
分子ポンプなどが到達圧力の低下や流量を大きく取るこ
とができるので、使用するガス、成膜の種類などによっ
てはこれらが使用される。そして、成膜のために必要な
ガスをガス供給部9から真空チャンバ1内に流す。これ
らのガスに対しても耐性を持つ絶縁物12が、ホルダー
金具13の表面に使用される。そのため成膜の種類によ
って絶縁物12の材質も変わる。内部の圧力を0.1〜
2.0Torrにし、真空チャンバ1のヒータ15(こ
こでは表示していない)により、磁気ディスク用の基板
7の温度を200〜400℃の所定の温度に保ち、直流
電源11により陽極3に直流を印加して、基板取付用治
具2のホルダー金具13と導通を持った基板7(陰極)
と、陽極3との間にプラズマ4を生成する。プラズマ4
は、基板取付用治具2のホルダー金具13の外部を包む
絶縁物12により、生成を乱されることが無く、プラズ
マ中にイオン化や励起に好適なエネルギーをもった電子
が高密度で均等に基板7の上に分布する。したがって所
定の膜厚で均質な一様性のある高品質の薄膜を成膜する
ことができる。 【0009】 【発明の効果】本発明のプラズマCVD装置は、上記の
ように構成されており、基板取付用治具のホルダー金具
の外部が絶縁物によって包まれているので、基板と陽極
間の電界が一様になりプラズマ中にイオン化や励起に好
適なエネルギーをもった電子が高密度で均等に基板上に
分布する。そのため一様性のある高品質の薄膜を成膜す
ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明のプラズマCVD装置の基板取付用治
具の一実施例を示す図である。 【図2】 従来の片面成膜用プラズマCVD装置を示す
図である。 【図3】 従来の両面成膜用プラズマCVD装置の基板
取付用治具を示す図である。 【図4】 従来の基板取付用治具の先端部を示す図であ
る。 【図5】 両面成膜用プラズマCVD装置を示す図であ
る。 【符号の説明】 1…真空チャンバ 2…基板取付用治具(陰極) 3…陽極 4…プラズマ 5…電界 6…高周波電源 7…基板 9…ガス供給部 10…真空排気系 11…直流電源 12…絶縁物 13…ホルダー金具 14…支持部 15…ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K030 FA01 GA02 KA47 5F045 AD06 AD07 AD08 AE19 AE21 BB02 DP03 DP09 EH09 EH14 EH20 EM02 EM09

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】基板表面に成膜するプラズマCVD装置に
    おいて、基板を保持するホルダー金具を、基板と接触す
    る個所以外を絶縁物で外装したことを特徴とするプラズ
    マCVD装置。
JP10237665A 1998-08-24 1998-08-24 プラズマcvd装置 Pending JP2000064052A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10237665A JP2000064052A (ja) 1998-08-24 1998-08-24 プラズマcvd装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10237665A JP2000064052A (ja) 1998-08-24 1998-08-24 プラズマcvd装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000064052A true JP2000064052A (ja) 2000-02-29

Family

ID=17018701

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10237665A Pending JP2000064052A (ja) 1998-08-24 1998-08-24 プラズマcvd装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000064052A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007213730A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Tdk Corp 基板保持装置及び磁気記録媒体の製造方法
JP2010159465A (ja) * 2009-01-09 2010-07-22 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 直流プラズマcvd装置及びそれを用いたダイヤモンドの製造方法
WO2013030959A1 (ja) * 2011-08-30 2013-03-07 三菱電機株式会社 プラズマ成膜装置およびプラズマ成膜方法

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007213730A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Tdk Corp 基板保持装置及び磁気記録媒体の製造方法
JP2010159465A (ja) * 2009-01-09 2010-07-22 Shin-Etsu Chemical Co Ltd 直流プラズマcvd装置及びそれを用いたダイヤモンドの製造方法
WO2013030959A1 (ja) * 2011-08-30 2013-03-07 三菱電機株式会社 プラズマ成膜装置およびプラズマ成膜方法
JPWO2013030959A1 (ja) * 2011-08-30 2015-03-23 三菱電機株式会社 プラズマ成膜装置およびプラズマ成膜方法
US9297075B2 (en) 2011-08-30 2016-03-29 Mitsubishi Electric Corporation Plasma deposition apparatus and plasma deposition method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001155899A (ja) プラズマプロセス装置およびプラズマ装置を用いたプロセス
US20200035456A1 (en) Magnetically enhanced and symmetrical radio frequency discharge apparatus for material processing
JPH10251849A (ja) スパッタリング装置
JP2000064052A (ja) プラズマcvd装置
JP4875527B2 (ja) プラズマ発生装置およびこれを用いた薄膜形成装置
JP3911555B2 (ja) シリコン系薄膜の製造法
JPH0776781A (ja) プラズマ気相成長装置
JPS62254419A (ja) プラズマ付着装置
JPH0237963A (ja) 通電加熱部材
US6060131A (en) Method of forming a thin film by plasma chemical vapor deposition
JP3683044B2 (ja) 静電チャック板とその製造方法
JP4531193B2 (ja) スロットアンテナを用いたカーボンナノチューブ薄膜形成ecrプラズマcvd装置及び該薄膜の形成方法
JPH01191779A (ja) ハイブリッドプラズマによる薄膜合成法及び装置
JPH07310186A (ja) プラズマcvd法および装置
JPH10195663A (ja) プラズマ放電装置
JPH05214538A (ja) プラズマcvd方法及び装置
JP2549398B2 (ja) 二酸化硅素薄膜の成膜方法
JPH0614478Y2 (ja) 薄膜形成装置
JPH03271368A (ja) 薄膜形成装置
JP5995468B2 (ja) 膜電極接合体の製造方法
JPH08291381A (ja) アーク放電型pvd装置
JPS60123021A (ja) アモルフアス半導体膜生成装置
JP2004143542A (ja) プラズマcvd用電極
JPH04314864A (ja) 基体表面のプラズマクリーニング方法
JPH05320895A (ja) ダイアモンド薄膜の形成装置および形成方法