JP2000063971A - スパッタリングターゲット - Google Patents
スパッタリングターゲットInfo
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- JP2000063971A JP2000063971A JP10233158A JP23315898A JP2000063971A JP 2000063971 A JP2000063971 A JP 2000063971A JP 10233158 A JP10233158 A JP 10233158A JP 23315898 A JP23315898 A JP 23315898A JP 2000063971 A JP2000063971 A JP 2000063971A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スパッタリングにおいて、薄膜形成の際に生
じるヒロック発生が少なく、エッチングによるパターン
の加工性に優れるとともに、バリアメタルを必要としな
いMo又はWを添加したAl合金からなるスパッタリン
グターゲットとその製造方法とを提供すること。 【解決手段】 アルミニウム(Al)に、3〜10質量
%のMo又はWを添加した高融点金属アルミニウム合金
からなるスパッタリングターゲットであって、前記高融
点金属アルミニウム合金は、Mo−Al合金又はW−A
l合金からなり、酸素含有量100ppm以下であり、
前記Mo−Alは、MoAl12,MoAl5 ,及びMo
Al4 金属間化合物の内の少なくとも一種の化合物を有
し、前記W−Al合金は、WAl12,WAl5 ,及びW
Al4 の内の少なくとも一種の化合物を有し、前記化合
物は、ガラス破片状に均一に分散し、質量密度比99%
以上である。
じるヒロック発生が少なく、エッチングによるパターン
の加工性に優れるとともに、バリアメタルを必要としな
いMo又はWを添加したAl合金からなるスパッタリン
グターゲットとその製造方法とを提供すること。 【解決手段】 アルミニウム(Al)に、3〜10質量
%のMo又はWを添加した高融点金属アルミニウム合金
からなるスパッタリングターゲットであって、前記高融
点金属アルミニウム合金は、Mo−Al合金又はW−A
l合金からなり、酸素含有量100ppm以下であり、
前記Mo−Alは、MoAl12,MoAl5 ,及びMo
Al4 金属間化合物の内の少なくとも一種の化合物を有
し、前記W−Al合金は、WAl12,WAl5 ,及びW
Al4 の内の少なくとも一種の化合物を有し、前記化合
物は、ガラス破片状に均一に分散し、質量密度比99%
以上である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体デバイス及
び液晶表示デバイスの配線材料として、アルミニウム
(Al)にモリブデン(Mo)またはW(タングステ
ン)等の高融点金属を3質量%以上10質量%以下添加
したMo−Al又はW−Al合金からなるのスパッタリ
ングターゲットとその製造方法に関する。
び液晶表示デバイスの配線材料として、アルミニウム
(Al)にモリブデン(Mo)またはW(タングステ
ン)等の高融点金属を3質量%以上10質量%以下添加
したMo−Al又はW−Al合金からなるのスパッタリ
ングターゲットとその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子デバイス等において、例え
ば、半導体デバイスの高集積化及び液晶表示デバイスの
大型化に伴う配線幅は、細線化になる傾向にある。これ
まで配線材料には、主にAl(アルミニウム)合金が用
いられている。
ば、半導体デバイスの高集積化及び液晶表示デバイスの
大型化に伴う配線幅は、細線化になる傾向にある。これ
まで配線材料には、主にAl(アルミニウム)合金が用
いられている。
【0003】しかし、配線内の電流密度の増加(配線温
度の上昇)により配線寿命の劣化が生じる問題やAl配
線内には常に応力が存在し、電流が流れなくても400
K程度の温度で長時間保持するだけでAlの結晶粒界を
通じた拡散によりボイドまたはヒロックが生じる問題が
指摘されている。この不良対策としては銅(Cu)を始
めチタン(Ti),マグネシウム(Mg),錫(S
n),パラジウム(Pd)等の金属添加が提案されてい
る。このうち、Cu配線の実用化にはエッチング困難で
Cuが酸化しやすく、さらに酸化膜への拡散係数が大き
いためバリアメタルが必要となる等課題が多く、その他
の添加金属についても上述した不良対策として問題解決
までには、達していないことが現状である。
度の上昇)により配線寿命の劣化が生じる問題やAl配
線内には常に応力が存在し、電流が流れなくても400
K程度の温度で長時間保持するだけでAlの結晶粒界を
通じた拡散によりボイドまたはヒロックが生じる問題が
指摘されている。この不良対策としては銅(Cu)を始
めチタン(Ti),マグネシウム(Mg),錫(S
n),パラジウム(Pd)等の金属添加が提案されてい
る。このうち、Cu配線の実用化にはエッチング困難で
Cuが酸化しやすく、さらに酸化膜への拡散係数が大き
いためバリアメタルが必要となる等課題が多く、その他
の添加金属についても上述した不良対策として問題解決
までには、達していないことが現状である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、バリアメタルを
必要としない配線材料としては、熱処理で粒界に均一に
凝集しやすく、一旦粒界に凝集したらそこに固定されて
エレクトロマイグレーションによる電子流によっても容
易に拡散しない特性を持つMoやWをAlに添加するこ
とが有効であることの知見を得た。
必要としない配線材料としては、熱処理で粒界に均一に
凝集しやすく、一旦粒界に凝集したらそこに固定されて
エレクトロマイグレーションによる電子流によっても容
易に拡散しない特性を持つMoやWをAlに添加するこ
とが有効であることの知見を得た。
【0005】そこで、本発明の一般的な技術的課題は、
上記問題発生の少ないMo−AlおよびW−Al合金ス
パッタリングターゲットの新しい素材を開発し提供する
ことにある。
上記問題発生の少ないMo−AlおよびW−Al合金ス
パッタリングターゲットの新しい素材を開発し提供する
ことにある。
【0006】また、本発明の特別の技術的課題は、スパ
ッタリングにおいて、薄膜形成の際に生じるヒロック発
生が少なく、エッチングによるパターンの加工性に優れ
るとともに、バリアメタルを必要としないMo又はWを
添加したAl合金からなるスパッタリングターゲットと
その製造方法とを提供することにある。
ッタリングにおいて、薄膜形成の際に生じるヒロック発
生が少なく、エッチングによるパターンの加工性に優れ
るとともに、バリアメタルを必要としないMo又はWを
添加したAl合金からなるスパッタリングターゲットと
その製造方法とを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、バリアメ
タルを必要としない配線材料として、MoまたはWをど
の程度範囲に添加すれば良いか検討した結果、まず配線
の電気抵抗値は10μΩcm程度であれば良いという知
見を得た。電気抵抗値10μΩcm程度にするにはMo
またはWを3〜10質量%(重量%)添加すればよいこ
とがわかった。
タルを必要としない配線材料として、MoまたはWをど
の程度範囲に添加すれば良いか検討した結果、まず配線
の電気抵抗値は10μΩcm程度であれば良いという知
見を得た。電気抵抗値10μΩcm程度にするにはMo
またはWを3〜10質量%(重量%)添加すればよいこ
とがわかった。
【0008】高融点金属であるMoあるいはWは、Al
との金属間化合物を生成しやすく、硬くて脆い性質があ
るが、熱に対して安定である。微細なAl配線内にMo
またはWと、Alとの金属間化合物が生成、分散するこ
とによってAlのエレクトロマイグレーションに対する
バリア役割を果たすことができれば、ボイドまたはヒロ
ックといった配線の不良対策として期待がよせられる。
また、エッチングによるパターンの加工性に優れている
ことの知見を得た。
との金属間化合物を生成しやすく、硬くて脆い性質があ
るが、熱に対して安定である。微細なAl配線内にMo
またはWと、Alとの金属間化合物が生成、分散するこ
とによってAlのエレクトロマイグレーションに対する
バリア役割を果たすことができれば、ボイドまたはヒロ
ックといった配線の不良対策として期待がよせられる。
また、エッチングによるパターンの加工性に優れている
ことの知見を得た。
【0009】これらの知見に基づいて、本発明者は、M
oまたはWを添加金属としたMo−AlあるいはW−A
l合金からなるスパッタリングターゲットを用い、薄膜
形成の際のボイドやヒロックの発生が少なく、エッチン
グによるパターンの加工性に優れ、さらにターゲット中
の酸素含有量が100ppm以下であるMo−Al及び
W−Al合金スパッタリングターゲットを得、本発明を
為すに至ったものである。
oまたはWを添加金属としたMo−AlあるいはW−A
l合金からなるスパッタリングターゲットを用い、薄膜
形成の際のボイドやヒロックの発生が少なく、エッチン
グによるパターンの加工性に優れ、さらにターゲット中
の酸素含有量が100ppm以下であるMo−Al及び
W−Al合金スパッタリングターゲットを得、本発明を
為すに至ったものである。
【0010】即ち、本発明によれば、アルミニウム(A
l)に、3〜10質量%のMo又はWを添加した高融点
金属アルミニウム合金からなるスパッタリングターゲッ
トであって、前記高融点金属アルミニウム合金は、Mo
−Al合金又はW−Al合金からなり、酸素含有量10
0ppm以下であり、前記Mo−Alは、MoAl12,
MoAl5 ,及びMoAl4 金属間化合物の内の少なく
とも一種の化合物を有し、前記W−Al合金は、WAl
12,WAl5 ,及びWAl4 の内の少なくとも一種の化
合物を有し、前記化合物は、ガラス破片状に均一に分散
し、質量密度比99%以上であることを特徴とするスパ
ッタリングターゲットが得られる。
l)に、3〜10質量%のMo又はWを添加した高融点
金属アルミニウム合金からなるスパッタリングターゲッ
トであって、前記高融点金属アルミニウム合金は、Mo
−Al合金又はW−Al合金からなり、酸素含有量10
0ppm以下であり、前記Mo−Alは、MoAl12,
MoAl5 ,及びMoAl4 金属間化合物の内の少なく
とも一種の化合物を有し、前記W−Al合金は、WAl
12,WAl5 ,及びWAl4 の内の少なくとも一種の化
合物を有し、前記化合物は、ガラス破片状に均一に分散
し、質量密度比99%以上であることを特徴とするスパ
ッタリングターゲットが得られる。
【0011】また、本発明によれば、前記スパッタリン
グターゲットにおいて、半導体デバイス及び液晶表示デ
バイスのMo−Al合金又はW−Al合金の配線材料の
形成に用いられることを特徴とするスパッタリングター
ゲットが得られる。
グターゲットにおいて、半導体デバイス及び液晶表示デ
バイスのMo−Al合金又はW−Al合金の配線材料の
形成に用いられることを特徴とするスパッタリングター
ゲットが得られる。
【0012】また、本発明によれば、前記スパッタリン
グターゲットを製造する方法であって、Mo又はWの棒
材又はMo又はWの粉末からなる高融点金属材料とAl
インゴットを用いて、真空溶解法によって前記スパッタ
リングターゲットを製造するスパッタリングターゲット
の製造方法が得られる。
グターゲットを製造する方法であって、Mo又はWの棒
材又はMo又はWの粉末からなる高融点金属材料とAl
インゴットを用いて、真空溶解法によって前記スパッタ
リングターゲットを製造するスパッタリングターゲット
の製造方法が得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。
て説明する。
【0014】本発明においては、Al合金ターゲットの
製造において、純度99.99%以上のAlインゴット
と、純度99.9%以上のMo又はWの粉末又は棒を用
いた。
製造において、純度99.99%以上のAlインゴット
と、純度99.9%以上のMo又はWの粉末又は棒を用
いた。
【0015】また、電子デバイス等に悪影響を及ぼす放
射性元素,アルカリ金属等の不純物含有量を極力低減し
たものが好ましく、溶解過程で不純物として生ずる酸化
物は除去する必要がある。
射性元素,アルカリ金属等の不純物含有量を極力低減し
たものが好ましく、溶解過程で不純物として生ずる酸化
物は除去する必要がある。
【0016】ターゲットの作製は、MoあるいはW棒
と、Alインゴットを原料とする場合とMoあるいはW
粉末とAlインゴットを原料とする場合がある。真空溶
解法で得たMo−Al合金は冷間圧延,冷間鍛造,及び
熱処理を施すことによってガラス破片状の金属間化合物
を均一に分散させること、質量密度比99%以上で、酸
素含有量は100ppm以下にすることが可能である。
と、Alインゴットを原料とする場合とMoあるいはW
粉末とAlインゴットを原料とする場合がある。真空溶
解法で得たMo−Al合金は冷間圧延,冷間鍛造,及び
熱処理を施すことによってガラス破片状の金属間化合物
を均一に分散させること、質量密度比99%以上で、酸
素含有量は100ppm以下にすることが可能である。
【0017】以下、本発明の実施の形態によるターゲッ
トの製造について具体的に説明する。
トの製造について具体的に説明する。
【0018】(第1の実施の形態)水素雰囲気で還元し
たMo棒、直径φ1mm×長さL50mmを8質量%に
なるよう金型の底面にセットし、減圧アルゴン雰囲気下
でAlインゴット(99.99%)を真空溶解しMo−
A1合金のバルクを得て熱処理を行った。
たMo棒、直径φ1mm×長さL50mmを8質量%に
なるよう金型の底面にセットし、減圧アルゴン雰囲気下
でAlインゴット(99.99%)を真空溶解しMo−
A1合金のバルクを得て熱処理を行った。
【0019】このMo−A1合金バルクを冷間鍛造後、
再度真空溶解を行って得たMo−A1バルクは冷間圧
延、熱処理を施し一種類以上からなる金属間化合物がガ
ラス破片状に均一に分散し、質量密度比が99.5%
で、酸素含有量が91ppmであるMo−Al合金ター
ゲット用素材を得た。
再度真空溶解を行って得たMo−A1バルクは冷間圧
延、熱処理を施し一種類以上からなる金属間化合物がガ
ラス破片状に均一に分散し、質量密度比が99.5%
で、酸素含有量が91ppmであるMo−Al合金ター
ゲット用素材を得た。
【0020】同Mo−Al合金はφ102(4'')mm
×T10mmに仕上げターゲットとし、マグネトロンス
パッタで基板に蒸着しターゲット組成とスパッタ膜との
組成比を調べたところ差異はなく、電気抵抗値も8μΩ
cmになった。
×T10mmに仕上げターゲットとし、マグネトロンス
パッタで基板に蒸着しターゲット組成とスパッタ膜との
組成比を調べたところ差異はなく、電気抵抗値も8μΩ
cmになった。
【0021】(第2の実施の形態)水素雰囲気で還元し
たMo粉末、粒径4μm(Fsss)をAlインゴット
円板積層の間に8質量%になるよう装入セットし、減圧
アルゴン雰囲気下で真空溶解しMo−Al合金のバルク
を得た。
たMo粉末、粒径4μm(Fsss)をAlインゴット
円板積層の間に8質量%になるよう装入セットし、減圧
アルゴン雰囲気下で真空溶解しMo−Al合金のバルク
を得た。
【0022】このMo−Al合金バルクを冷間鍛造後、
再度真空溶解を行い、冷間圧延、熱処理を施し一種類以
上からなる金属間化合物がガラス破片状に均一に分散
し、質量密度比が99.2%で、酸素含有量が88pp
mであるMo−Al合金ターゲット用素材を得た。
再度真空溶解を行い、冷間圧延、熱処理を施し一種類以
上からなる金属間化合物がガラス破片状に均一に分散
し、質量密度比が99.2%で、酸素含有量が88pp
mであるMo−Al合金ターゲット用素材を得た。
【0023】同Mo−Al合金はφ102(4'')×T
10mmに仕上げターゲットとし、マグネトロンスパッ
ターで基板に蒸着しターゲット組成とスパッタ膜との組
成比を調べたところ差異はなく、電気抵抗値も10μΩ
cmになった。
10mmに仕上げターゲットとし、マグネトロンスパッ
ターで基板に蒸着しターゲット組成とスパッタ膜との組
成比を調べたところ差異はなく、電気抵抗値も10μΩ
cmになった。
【0024】(第3の実施の形態)水素雰囲気で還元し
たW棒、直径φ1mm×長さL5mm、を8質量%にな
るよう金型の底面にセットし、減圧アルゴン雰囲気下で
Alインゴット(純度99.99%)を真空溶解しW−
Al合金バルクを得て熱処理を行った。
たW棒、直径φ1mm×長さL5mm、を8質量%にな
るよう金型の底面にセットし、減圧アルゴン雰囲気下で
Alインゴット(純度99.99%)を真空溶解しW−
Al合金バルクを得て熱処理を行った。
【0025】このW−A1合金バルクを冷間鍛造後、再
度真空溶解を行って得たW−Al合金バルクは冷間圧
延、熱処理を施し一種類以上からなる金属問化合物がガ
ラス破月状に均一に分散し、質量密度比が99.6%
で、酸素含有量が75ppmであるW−Al合金ターゲ
ット用素材を得た。
度真空溶解を行って得たW−Al合金バルクは冷間圧
延、熱処理を施し一種類以上からなる金属問化合物がガ
ラス破月状に均一に分散し、質量密度比が99.6%
で、酸素含有量が75ppmであるW−Al合金ターゲ
ット用素材を得た。
【0026】同W−Al合金はφ102(4'')mm×
T10mmに仕上げターゲットとし、マグネトロンスパ
ッターで基板に蒸着しターゲット組成とスパッタ膜との
組成比を調べたところ差異はなく、電気抵抗値も10μ
Ωcmになった。
T10mmに仕上げターゲットとし、マグネトロンスパ
ッターで基板に蒸着しターゲット組成とスパッタ膜との
組成比を調べたところ差異はなく、電気抵抗値も10μ
Ωcmになった。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、半導体デバイス及び液晶表示デバイスのAl配線内
にMoまたはWを3〜10質量%以下添加することによ
って、主要製造工程であるエッチングによるパターンの
加工性に優れたMo−AlおよびW−AI合金スパッタ
リングターゲットを製造することができ、今後のA1合
金ターゲットへの要求に対応することができる。
は、半導体デバイス及び液晶表示デバイスのAl配線内
にMoまたはWを3〜10質量%以下添加することによ
って、主要製造工程であるエッチングによるパターンの
加工性に優れたMo−AlおよびW−AI合金スパッタ
リングターゲットを製造することができ、今後のA1合
金ターゲットへの要求に対応することができる。
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H01L 21/285 301 H01L 21/285 301R
Claims (3)
- 【請求項1】 アルミニウム(Al)に、3〜10質量
%のMo又はWを添加した高融点金属アルミニウム合金
からなるスパッタリングターゲットであって、前記高融
点金属アルミニウム合金は、Mo−Al合金又はW−A
l合金からなり、酸素含有量100ppm以下であり、 前記Mo−Alは、MoAl12,MoAl5 ,及びMo
Al4 金属間化合物の内の少なくとも一種の化合物を有
し、 前記W−Al合金は、WAl12,WAl5 ,及びWAl
4 の内の少なくとも一種の化合物を有し、 前記化合物は、ガラス破片状に均一に分散し、質量密度
比99%以上であることを特徴とするスパッタリングタ
ーゲット。 - 【請求項2】 請求項1記載のスパッタリングターゲッ
トにおいて、半導体デバイス及び液晶表示デバイスのM
o−Al合金又はW−Al合金の配線材料の形成に用い
られることを特徴とするスパッタリングターゲット。 - 【請求項3】 請求項1記載のスパッタリングターゲッ
トを製造する方法であって、Mo又はWの棒材又はMo
又はWの粉末からなる高融点金属材料とAlインゴット
を用いて、真空溶解法によって前記スパッタリングター
ゲットを製造するスパッタリングターゲットの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10233158A JP2000063971A (ja) | 1998-08-19 | 1998-08-19 | スパッタリングターゲット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10233158A JP2000063971A (ja) | 1998-08-19 | 1998-08-19 | スパッタリングターゲット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000063971A true JP2000063971A (ja) | 2000-02-29 |
Family
ID=16950638
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10233158A Pending JP2000063971A (ja) | 1998-08-19 | 1998-08-19 | スパッタリングターゲット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000063971A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8458811B2 (en) | 2010-03-25 | 2013-06-04 | The Governors Of The University Of Alberta | Micro/nano devices fabricated from Cu-Hf thin films |
WO2016025968A1 (de) | 2014-08-20 | 2016-02-25 | Plansee Se | Metallisierung für ein dünnschichtbauelement, verfahren zu deren herstellung und sputtering target |
-
1998
- 1998-08-19 JP JP10233158A patent/JP2000063971A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8458811B2 (en) | 2010-03-25 | 2013-06-04 | The Governors Of The University Of Alberta | Micro/nano devices fabricated from Cu-Hf thin films |
WO2016025968A1 (de) | 2014-08-20 | 2016-02-25 | Plansee Se | Metallisierung für ein dünnschichtbauelement, verfahren zu deren herstellung und sputtering target |
US11047038B2 (en) | 2014-08-20 | 2021-06-29 | Plansee Se | Metallization for a thin-film component, process for the production thereof and sputtering target |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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