JP2000063550A - 脂取り紙およびその製法 - Google Patents
脂取り紙およびその製法Info
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Abstract
である。 【解決手段】 ポリオレフィンフイルムを延伸して多孔
化してなる多孔質フイルムからなる脂取り紙であり、特
にポリプロピレンとポリエチレンとが交互に積層された
三層以上の積層フイルムを延伸して多孔化してなる積層
多孔質フイルムが好ましい。
Description
を有する脂取り紙に関する。更に詳しくは、本発明はポ
リオレフィンフイルムを延伸して多孔化してなる脂取り
紙に関し、顔面等の皮膚表面に分泌された脂分、めが
ね、ガラス窓、靴等の脂分や汚れを拭き取るのに使用す
ることができる。
物繊維、特に麻繊維を原料として抄紙した物が使用され
ている。特に、化粧時に顔面の脂取り紙としては、金箔
打ち紙が使用されている。例えば、特開平6−3196
64号公報には、植物や合成パルプ原料に無機質填料を
配合して抄紙した化粧用脂取り紙が提案されている。ま
た、特開昭54−38852号公報には、植物性繊維中
に透明性合成樹脂体を配合し抄紙した化粧用脂取り紙が
提案されている。さらにまた、特開平8−158293
号公報には、和紙等の原紙の一面に熱可塑性樹脂コーテ
ィングフイルムを熱転写した脂取り紙が提案されてい
る。
く、使用済みの面がわかりにくい、夏場の様な皮脂の分
泌量が多い時期には複数使う必要がある等の問題点があ
った。
を解決し、丈夫で吸収力の高い脂取り紙を提供すること
を課題とする。
ンフイルムを延伸して多孔化してなる多孔質フイルムか
らなる脂取り紙に関する。また、本発明は、ポリオレフ
ィンフイルムを、5〜200%延伸し、次いで100〜
400%延伸することを特徴とする脂取り紙の製法に関
する。
本発明は、多孔化していないポリオレフィンフイルムを
延伸して多孔化して得られる脂取り紙に関する。本発明
におけるポリオレフィンとしては、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリブテンおよびその共重合体等が挙げら
れるが、特にポリエチレン、ポリプロピレンが好適に使
用される。更に、ポリプロピレンは立体規則性の高いも
のが好ましく、またポリエチレンは高密度ポリエチレン
が好ましいが中密度ポリエチレンでもよい。これらのも
のは微細で均一な孔径とするための多孔化が容易でかつ
フイルムとしての強度が高いため好ましい。ポリオレフ
ィンには界面活性剤、老化防止剤、可塑剤、着色剤等の
添加剤が適宜含まれていてもよい。ポリオレフィンフイ
ルムは単層でもよいが、積層フイルムとすると強度、脂
の吸着量が増すので好ましく、特にポリプロピレンとポ
リエチレンとが交互に積層された三層以上の積層フイル
ムとすると脂の吸着量が増すとともに、フイルムとして
の触感が良くなりかつ柔軟性が増すため、脂取り紙とし
て好ましい。積層数は、ポリプロピレンとポリエチレン
とが交互に積層されておれば、例えば四層でも五層でも
よく、また各層を構成するポリプロピレン及びポリエチ
レンはそれぞれ各層で分子量が異なっていてもよい。 積
層フイルムは、フイルムの厚みが均一で延伸により多孔
化する性質を備えていれば、共押出しで一度に積層され
たものでも、別々に成形して得られたポリエチレンフイ
ルムとポリプロピレンフイルムとを積層したものでもよ
い。しかし成形機等の設備、成形操作の容易さ等を考慮
すると後者の別々に成形する方が有利である。積層フイ
ルムの各層のフイルムの厚みは、延伸、多孔化後の積層
多孔質フイルムの厚み、用途等とも関係しているが、普
通には各フイルムとも5〜20μm、さらには5〜15
μmが適当である。成形方法は、Tダイによる溶融成形
が好適であるが、インフレーション法や湿式溶液法等を
採用することもできる。フイルムをTダイによる溶融成
形する場合、一般にそれぞれの樹脂の溶融温度より20
〜60℃高い温度で、ドラフト比10〜1000、好ま
しくは100〜500のドラフト比で行われ、また引取
速度は特に限定はされないが通常10〜50m/mi
n.で成形されるが、特に得られたフイルムの複屈折及
び弾性回復率が、延伸後のフイルムの孔径、空孔率、層
間剥離強度、機械的強度等に影響する。
10×10-3〜25×10-3、好ましくは11×10-3
〜23×10-3で、150℃で30分熱処理後の100
%伸長時の弾性回復率が80〜94%、好ましくは84
〜92%の範囲にあるのが好適である。またポリエチレ
ンフイルムは、その複屈折が20×10-3〜48×10
-3、好ましくは25×10-3〜45×10-3で、50%
伸長時の弾性回復率が20〜80%、好ましくは25〜
75%の範囲にあるのが好適である。ポリプロピレンフ
イルムとポリエチレンフイルムの複屈折がこれらの範囲
をはずれると、多孔化が十分にできないので適当ではな
く、また弾性回復率が上記範囲をはずれた場合も多孔化
の程度が十分でなくなるので好ましくない。
用し、直交ニコル下でベレックコンペンセータを用いて
測定された値である。また、弾性回復率は、次の式
(1)及び(2)による。式(1)はポリプロピレンフ
イルムの場合、式(2)はポリエチレンフイルムの場合
である。なお、ポリプロピレンフイルムは150℃で3
0分熱処理後、25℃、65%相対湿度において試料幅
10mm、長さ50mmで引張試験機にセットし50m
m/min.の速度で100%まで伸長した後、直ちに
同速度で弛緩させたものを測定し、またポリエチレンフ
イルムは、25℃、65%相対湿度において試料幅15
mm、長さ2インチで引張試験機にセットし2インチ/
min.の速度で50%まで伸長した後、1分間伸長状
態で保持しその後同速度で弛緩させたものを測定した。
ンフイルムとポリエチレンフイルムは、熱圧着によって
積層される。三枚のフイルムの積層においては、これを
加熱されたロール間を通し熱圧着される。詳細には、フ
イルムが3組の原反ロールスタンドから巻き出され、加
熱されたロール間でニップされ圧着されて積層される。
積層は、各フイルムの複屈折及び弾性回復率が実質的に
低下しないように熱圧着することが必要である。また三
枚は、特に表と裏がポリプロピレンで真ん中がポリエチ
レンになるように積層するのが、フイルムのカールがな
く、外傷も受け難く積層多孔質フイルムの耐熱性、機械
的強度等がよいので好適である。
着温度は、120〜140℃、更に好ましくは125〜
135℃が好適である。温度が低すぎるとフイルム間の
剥離強度が弱くその後の延伸工程で剥がれが生じ、また
逆に高すぎるとポリエチレンが溶融しフイルムの複屈折
及び弾性回復率が大きく低下し、所期の課題を満たす積
層多孔質フイルムが得られない。ニップ圧は1〜3kg
/cm2、巻き出し速度は0.5〜8m/min.が適
当である。また積層フイルムの剥離強度は、3〜60g
/15mmの範囲が好適である。積層フイルムの厚み
は、特に制限されないが一般には20〜60μmが適当
である。
る。熱処理は加熱空気循環オーブンもしくは加熱ロール
により定長もしくは3%〜10%の緊張下で行われる。
熱処理温度は、110〜140℃、好ましくは115〜
130℃の範囲が好適である。温度が低いと十分に多孔
化せず、また高すぎるとポリエチレンの溶融が生じて不
都合である。熱処理時間は3秒〜3分間程度でよい。
化し積層多孔質フイルムにする。延伸は、低温延伸した
後高温延伸するのが好ましい。いずれか一方の延伸だけ
ではポリプロピレンとポリエチレンが十分に多孔化され
なかったり、層間剥離強度が低くなったりして脂取り紙
としての特性が悪くなる。
延伸される。低温延伸の温度はマイナス20℃〜プラス
50℃、特に20〜35℃が好ましい。この延伸温度が
低すぎると作業中にフイルムの破断が生じ易く、逆に高
すぎると多孔化が不十分になるので好ましくない。低温
延伸の倍率は5〜200%、好ましくは10〜100%
の範囲である。延伸倍率が低すぎると、所定の空孔率が
小さいものしか得られず、また高すぎると所定の空孔率
と孔径のものが得られなくなるので上記範囲が適当であ
る。本発明において低温延伸倍率(E1)は次の式
(3)に従う。式(3)のL1は低温延伸後のフイルム
寸法を意味し、L0は低温延伸前のフイルム寸法を意味
する。
延伸される。高温延伸は普通には加熱空気循環オーブン
中で延伸ロールの周速差で延伸される。段数は特に制限
されないが7〜14段が適当である。高温延伸の温度は
70〜130℃、特に80〜125℃が好ましい。この
範囲を外れると十分に多孔化されないので適当でない。
また高温延伸は低温延伸の温度より40〜100℃高い
温度で行うのが好適である。高温延伸の倍率は100〜
400%の範囲である。延伸倍率が低すぎると、空孔率
が小さくなり脂の吸着量が低下し、また高すぎると強度
が低下しすぎるので上記範囲が好適である。本発明にお
いて高温延伸倍率(E2)は次の式(4)に従う。式
(4)のL2は高温延伸後のフイルム寸法を意味し、L1
は低温延伸後のフイルム寸法を意味する。
た後、高温延伸の温度より5〜45℃高い温度で熱処理
する。熱処理は、延伸時に作用した応力残留によるフイ
ルムの延伸方向への収縮を防ぐために予め延伸後のフイ
ルム長さが10〜50%減少する程度熱収縮させる方法
や延伸方向の寸法が変化しないように規制して加熱処理
する一般に熱固定とよばれている方法等で行われる。こ
の熱処理によって寸法安定性のよい所期の課題を満たす
ことができる層間剥離強度の高い積層多孔質フイルムが
得られる。
造条件の選択によっても多少異なるが、空孔率は20〜
90%、好ましくは30〜70%、極大孔径は0.02
〜20μm、好ましくは0.05〜5.0μmである。
空孔率が低すぎると脂取り紙として使用したときの機能
が十分でなく、また大きすぎると機械的強度が悪くな
る。また極大孔径が小さすぎると脂吸着量が不十分にな
る。
る。また積層多孔質フイルムのカール度は5mm以下、
好ましくは3mm以下、更には2mm以下である。層間
剥離強度が低いと、例えばフイルムの剥がれ、カール、
伸び等が生じ易く製品の品質面で問題がある。積層多孔
質フイルムの全体の厚みは用途に応じて適宜選択され特
に制限はないが、脂取り紙の場合機械的強度、性能、小
型化等の面から20〜50μmが適当である。
るが、本発明はこれら一実施例に限定されるものではな
い。
使用し、数平均分子量70000、重量平均分子量48
0000、メルトインデックス3のポリプロピレン(宇
部興産株式会社製、宇部ポリプロF103EA)を、2
00℃で溶融押出した。吐出フイルムは90℃の冷却ロ
ールに導かれ、25℃の冷風が吹きつけられて冷却され
た後、32m/min.で引き取られた。このときのド
ラフト比は366であった。得られた未延伸ポリプロピ
レンフイルムの膜厚は12μm、複屈折は14.7×1
0-3、弾性回復率は150℃、60分熱処理後で88.
2%であった。
mのTダイを使用し、密度0.968、メルトインデッ
クス5.5の高密度ポリエチレン(三井石油化学株式会
社製、ハイゼックス2208J)を、173℃で溶融押
出した。吐出フイルムは115℃の冷却ロールに導か
れ、25℃の冷風が吹きつけられて冷却された後、40
m/min.で引き取られた。このときのドラフト比は
448であった。得られた未延伸ポリエチレンフイルム
の膜厚は11μm、複屈折は27.1×10-3、50%
伸長時の弾性回復率は29.6%であった。
伸ポリエチレンフイルムとを使用し、両外層がポリプロ
ピレンで内層がポリエチレンのサンドイッチ構成の3層
の積層フイルムを次のようにして製造した。三組の原反
ロールスタンドから、未延伸ポリプロピレンフイルムと
未延伸ポリエチレンフイルムをそれぞれ巻き出し速度
5.4m/min.で巻き出し、加熱ロールに導き温度
125℃、線圧1.8kg/cmで熱圧着し、その後同
速度で50℃の冷却ロールに導いて巻き取った。このと
きの速度は5.4m/min.、巻き出し張力はポリプ
ロピレンフイルムが3kg、ポリエチレンフイルムが
0.9kgであった。得られた積層フイルムは膜厚34
μmで、剥離強度は16g/15mmであった。
された熱風循環オーブン中に導かれ5%の緊張下で11
3秒通過熱処理された。次いで熱処理した積層フイルム
は、35℃に保持されたニップロール間で20%低温延
伸された。このときのロール間は350mm、供給側の
ロール速度は1.6m/min.であった。引き続き1
10℃に加熱された熱風循環オーブン中に導かれ、ロー
ル周速差を利用してローラ間で総延伸量115%になる
まで高温延伸された後、125℃に加熱されたロールで
16.7%緩和させて25秒間熱固定され、連続的に積
層多孔質フイルムを得た。
拭き取り率の測定結果を表1に示す。吸油率及び拭き取
り率の測定は、以下のような特開平6−346351号
公報記載の方法と同様な方法で行った。 吸油率 5cm×5cmのサンプル(重量:A)を25℃の菜種
油の液面に浮かべ、30分間静置浸漬する。浸漬したサ
ンプルを軽く拭き紙ウエス上で5分間放置した後、重量
(C)を測定する。そして、次式でサンプルの重さ1g
当たりの吸油率を算出する。 吸油率(%)={(C−A)/A}×100 拭き取り率 フェロ板の上に乗せたサンプル(5cm×8cm)に、
100gの荷重を均一にかける。サンプルの拭き取り方
向に菜種油0.025gをフェロ板上に滴下し、20秒
間自然拡散させる。サンプルをおよそ10cm/sec
の一定速度で、10cm移動させ拭き取る。拭き取り前
のサンプル重量(W1)と拭き取り後の重量(W2)か
ら、拭き取った菜種油の重量(D)を算出し、拭き取り
率を次式で算出する。 拭き取り率(%)=(D/0.025)×100
使用し、密度0.964、メルトインデックス0.3の
高密度ポリエチレン(三井石油化学株式会社製、ハイゼ
ックス5202B)を、163℃で溶融押出した。吐出
フイルムは125℃の冷却ロールに導かれ、25℃の冷
風が吹きつけられて冷却された後、10m/min.で
引き取られた。このときのドラフト比は120であっ
た。得られた未延伸ポリエチレンフイルムの膜厚は38
μm、複屈折は31.6×10-3、50%伸長時の弾性
回復率は41.3%であった。
℃に加熱された熱風循環オーブン中に導かれ10%の緊
張下で150秒通過熱処理された。次いで熱処理したフ
イルムは、35℃に保持されたニップロール間で50%
低温延伸された。このときのロール間は350mm、供
給側のロール速度は1.2m/min.であった。引き
続き80℃に加熱された熱風循環オーブン中に導かれ、
ロール周速差を利用してローラ間で延伸量100%まで
高温延伸された後、108℃に加熱されたロールで1
6.7%緩和させて28秒間熱固定され、連続的にポリ
エチレン単層多孔質フイルムを得た。
拭き取り率の測定結果を表1に示す。
然和紙(金箔打ち紙)[(株)志々田清心堂製]とし、
比較例2では土佐和紙[カネボウコスメット(株)製)
とし、また比較例3では100%植物繊維[コーセーコ
スメニエンス(株)製]として吸油率及び拭き取り率の
測定を行った。その結果を表1に示す。
取り紙を提供することができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 ポリオレフィンフイルムを延伸して多
孔化してなる多孔質フイルムからなる脂取り紙。 - 【請求項2】 ポリプロピレンとポリエチレンとが交
互に積層された三層以上の積層フイルムを延伸して多孔
化してなる積層多孔質フイルムからなる請求項1記載の
脂取り紙。 - 【請求項3】 前記ポリオレフィンフイルムを延伸し
て多孔化してなる極大孔径が0.02〜20μm、空孔
率が20〜90%の積層多孔質フイルムからなる請求項
1または請求項2記載の脂取り紙。 - 【請求項4】 ポリオレフィンフイルムを、5〜20
0%延伸し、次いで100〜400%延伸することを特
徴とする脂取り紙の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24068498A JP3952605B2 (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 脂取り紙およびその製法 |
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JP24068498A JP3952605B2 (ja) | 1998-08-26 | 1998-08-26 | 脂取り紙およびその製法 |
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JP3952605B2 JP3952605B2 (ja) | 2007-08-01 |
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005139227A (ja) * | 2003-11-04 | 2005-06-02 | Chisso Corp | ポリオレフィン樹脂脂取りフィルム |
JP2017500070A (ja) * | 2013-10-18 | 2017-01-05 | セルガード エルエルシー | 多孔膜ワイパー並びに製造および使用の方法 |
JP2017512615A (ja) * | 2014-03-19 | 2017-05-25 | セルガード エルエルシー | 型押しされた微細孔膜ワイプならびにその製造方法および使用方法 |
CN112980073A (zh) * | 2021-02-05 | 2021-06-18 | 江苏厚生新能源科技有限公司 | 一种可除油脂的自清洁微孔膜材料及其制备方法 |
-
1998
- 1998-08-26 JP JP24068498A patent/JP3952605B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP4742213B2 (ja) * | 2003-11-04 | 2011-08-10 | Jnc株式会社 | ポリオレフィン樹脂脂取りフィルム |
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CN111466810A (zh) * | 2013-10-18 | 2020-07-31 | 赛尔格有限责任公司 | 多孔膜擦拭件及其制造与使用方法 |
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US10953591B2 (en) | 2014-03-19 | 2021-03-23 | Celgard, Llc | Embossed microporous membrane wipes and methods of manufacture and use thereof |
CN112980073A (zh) * | 2021-02-05 | 2021-06-18 | 江苏厚生新能源科技有限公司 | 一种可除油脂的自清洁微孔膜材料及其制备方法 |
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