JP2000063264A - 安定化されたタンパク質組成物 - Google Patents
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Abstract
供。 【解決手段】 本発明は、安定化されたタンパク質組成
物、このような安定化されたタンパク質組成物の製造方
法、このような安定化されたタンパク質組成物を哺乳類
に投与するための投与形態に関する。さらに、本発明の
安定化されたタンパク質組成物は、畜牛における乳腺炎
を含めた感染症を治療および予防するために、療法的有
効量のG−CSF、例えばウシG−CSFを、安定化緩
衝液例えばHEPES、TESまたはTRICINEと
組合せて含有する。
Description
パク質組成物に関する。本発明の安定化された組成物
は、療法的有効量のタンパク質、例えばコロニー刺激因
子、例えばウシ顆粒球コロニー刺激因子(bG−CS
F)を哺乳類、例えばヒト、ウシ、ブタ、ウマ、ヤギ、
ヒツジ、イヌおよびネコに持続する期間中供給するのに
有用である。特に、本発明の安定化された組成物は、H
EPES、TESおよびTRICINEがin vivo およ
びin vitroで持続する期間のタンパク質活性を保持し得
るような安定化緩衝剤を含有する。
CSFの製剤は、in vitroおよびin vivo 活性の保存寿
命を延長するよう製剤化するのが依然として難しい。こ
のようなタンパク質の製剤は、有効な治療のために、適
切な期間、それらの活性および生物学的完全性を保持し
なければならない。さらに、このようなタンパク質の製
剤は、医薬として許容される方法で製造可能で且つ動物
に投与可能でなければならない。
乾燥形態で提供されており、長期間タンパク質活性を保
持する保存条件下でin vitroで保持されている。凍結乾
燥製剤は、医薬として許容される希釈剤、例えば注射用
滅菌水を用いて使用前に再構成される。タンパク質の製
剤組成物は、液体形態でも提供されている。このような
液体タンパク質製剤は、特に高温での、長期間に亘るタ
ンパク質活性の損失のために、保存で保持するのが難し
い。
(凍結乾燥)であれ液体形態であれ、動物への例えば皮
下注射による投与後の活性の突然の損失を伴わずに動物
に投与するのは難しい。注射部位でのタンパク質活性の
急速な損失のため、有効な療法のためには適用範囲の所
望期間中毎日投与する必要があるために、動物における
感染を治療するにはタンパク質は不便である。顆粒球コ
ロニー刺激因子(G−CSF)、例えばウシ顆粒球コロ
ニー刺激因子(bG−CSF)は、二次構造の損失およ
びジスルフィドインターチェンジ、ならびにその後の活
性の損失のために、40℃以上では不安定である。この
活性の損失は、ウシの体温が約40℃で、注射部位は生
理学的pH範囲であるために、注射部位で起こる。
製剤が知られている。米国特許第5,104,651 号(Boone
等、1992年4月14日発行)は、1000μmho
s/cm未満の伝導率を有する、3.0〜3.7の範囲
のpHのG−CSFと酸の製剤組成物に言及する。米国
特許第4,992,271 号(Fernandes 等、1991年2月1
2日発行)は、pH6.8〜7.8で水性ベースの担体
媒質中に溶解された生物学的に活性な組換えインターロ
イキン2タンパク質を含有し、さらにヒト血清アルブミ
ンのようなタンパク質のための安定剤を含有する製剤組
成物に言及する。
1986年11月18日発行)は、低温殺菌前に安定化
量の糖または還元糖およびアミノ酸とタンパク質とを混
合することにより熱感受性治療的活性タンパク質が低温
滅菌される低温殺菌化治療的活性タンパク質組成物に言
及する。米国特許第4,645,830 号(Yasushi 等、198
7年2月24日発行)は、溶液中にpH3〜6でインタ
ーロイキン2、ヒト血清アルブミンおよび還元化合物を
含有する安定インターロイキン2組成物に言及する。
987年3月3日発行)は、ポリビニルピロリドンを用
いたヒト繊維芽細胞インターフェロンを安定化する方法
に言及する。米国特許第4,675,184 号(Hasegawa等、1
987年6月23日発行)は、インターフェロン、3価
または多価糖アルコール、有機緩衝液および製剤担体ま
たは希釈剤を含有するウイルス感染を治療するための組
成物であって、約3〜6のpHを有する組成物に言及す
る(これらの記載内容はすべて、参照により本明細書中
に含まれる)。
は、顆粒球コロニー刺激因子(G−CSF)である。顆
粒球コロニー刺激因子(G−CSF)は、コロニー刺激
因子として知られているいくつかの糖タンパク質増殖因
子の1つである。このようなコロニー刺激因子は、造血
前駆細胞(haemopoietic progenitor cell)の増殖を支
持し、特定の骨髄前駆細胞の増殖およびそれらの顆粒球
への分化を刺激する。さらに、G−CSFは、好中球性
顆粒球コロニー形成を刺激し、in vitroでネズミ骨髄単
球性白血病性細胞の末期分化を誘導し得る。G−CSF
は、好中球の機能的活性を刺激して殺微生物活性増強を
引き起こすことも示されている。G−CSFは、174
個のアミノ酸の既知のアミノ酸配列を有する。
製されている。ヒトG−CSFをコードするDNAのク
ローニングおよび発現は既知である(Nagata, S. et a
l.,Nature, 319, 415-418(1986))。WO-A-8604606お
よびWO-A-8604506は、ヒトG−CSFをコードする遺伝
子を記載する。米国特許第5,606,024 号(Boone 等、1
997年2月25日発行)および米国特許第5,472,857
号(1995年12月5日発行)は、イヌ顆粒球コロニ
ー刺激因子(cG−CSF)をコードするDNA配列な
らびに、イヌまたはネコのような動物に有効量のヒトお
よびイヌG−CSFを投与することによりこのような動
物における感染の治療または予防方法を記載する。
9年3月7日発行)は、ヒトG−CSF様ポリペプチド
を記載する。欧州特許出願第719860号(1996年7月
3日公開)は、天然ウシ顆粒球コロニー刺激因子(bG
−CSF)、bG−CSFをコードするDNA配列およ
び有効量のG−CSFを動物に投与することによる動物
における乳腺炎の治療または予防方法を記載する。WO-A
-8702060は、ヒトG−CSF様ポリペプチド、それらを
コードする配列およびそれらの製造方法を記載する。米
国特許第4,833,127 号(Ono 等、1989年5月23日
発行)は、新規の生物学的に活性なヒト顆粒球コロニー
刺激因子を記載する。欧州特許出願第612,846 号(19
94年8月31日公開)は、ある種のG−CSF類似体
およびこのような類似体を含有する組成物を記載する
(これらの記載内容はすべて、参照により本明細書中に
含まれる)。
ルレンスに必要な特定の微生物標的をターゲッティング
するというよりむしろ、動物の免疫受容能を増大する抗
感染薬として有用である。非特異的免疫応答をターゲッ
ティングして微生物感染に対する抵抗力の増大をもたら
す獣医学に用いられるその他の市販の薬剤は多くない。
利用可能な制御手段は、従来の抗菌薬および限定数の生
化学的薬剤に限られている。畜牛における乳汁回収期に
関連した経済的損失は、従来の抗菌薬の用途を限定す
る。近年のワクチンは限定数の種を標的にし、これらの
薬剤の領域効能は広範に変化する。最も成功したワクチ
ン(大腸菌J5)は、内毒素汚染に関連した安全性問題
のために、それらの世界的使用が制限されている。
者に影響を及ぼす大疾病問題である。乳腺炎に関連した
米国内での経済的損失は、年間10億ドルを超える。こ
れらの損失は、死亡率、乳汁廃棄、乳汁産生における急
性および慢性疾患、早期採集の増大、ならびに薬物およ
び獣医師労働経費に関連がある。分娩周囲期の酪農雌ウ
シは、乳腺の細菌感染に対するそれらの感受性を増大す
る免疫応答(好中球機能)の損傷を示す。この感受性増
大の衝撃は、新規の臨床的乳房内感染の約40%が仔ウ
シ出産後、最初の2週間以内に起きるということにより
例示される。乳腺炎は、広範な種々の細菌病原体、例え
ばグラム陽性菌およびグラム陰性菌に関連する。
いくつかは、大腸菌(Escherichiacoli)、スタフィロ
コッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus)、スト
レプトコッカス・アガラクチェ(Streptococcus agalac
tiae) 、ストレプトコッカス・ウベリス(Streptococcu
s uberis)、ストレプトコッカス・ディスガラクチァ
(Streptococcus dysgalactiae)、アエロバクター・ア
エルギノーサ(Aerobacter aerogenes)、クレブシエラ
・ニューモニア(Klebsiella pneumoniae)およびシュー
ドモナス・アエルギノーサ(Pseudomonas aeruginosa)
である。これらの病原体は、乳頭管を通って乳腺に入
り、乳汁産生組織の炎症を生じて、瘢痕組織を形成させ
て、これが乳汁産生能力の恒久的損失を引き起こし得
る。乳腺炎の種々の形態を以下に挙げる:乳腺感染、慢
性乳腺炎、臨床的乳腺炎および無症状性乳腺炎。
の雌ウシにおけるそれらの効用を制限する多数の欠点を
有する。乳腺炎を制御するための抗生物質療法は血管が
あることが見出されている。正常免疫受容能を回復させ
て、乳腺炎の発生数および重症度を低減させるのに有用
な生物療法薬が必要とされる。
牛に影響を及ぼすもう一つの一般的疾患である。ウシ呼
吸器疾患は、飼育用地へのまたは牧場への輸送後に畜牛
を襲う疾患で、畜牛に影響を及ぼす種々のストレス、例
えば離乳、去勢、角切り、絶食、過密、感染性作因への
曝露、食餌変化および温度変化が、いくつかの既知の病
原体のいずれかによる感染と組合さって引き起こされ
る。パスツレラ・ヘモリチカ(Pasteurella haemolyti
ca)は、畜牛の呼吸器系に損傷を引き起こすこのような
一般的病原体の1つである。種々の生殖系疾患を含めた
いくつかのさらに別の感染性疾患も、ヒト、ブタ、ウ
シ、イヌ、ネコ、ウマ、ヤギおよびヒツジに影響を及ぼ
すことが知られている。畜牛で発生するこのような疾患
の一例が子宮炎である。
期間中ずっと治療的に有効である安定したタンパク質組
成物が必要である。さらに、in vitro保存寿命および保
存の延長を提供するタンパク質の製剤が必要とされる。
よび安定化緩衝剤を含んで成る安定化されたタンパク質
組成物であって、持続する期間中、治療レベルのこのよ
うなタンパク質を保持し得る組成物に関する。本発明の
特定の態様としては、生理学的pHにある安定化された
タンパク質組成物が挙げられる。本発明の他の態様とし
ては、安定化されたタンパク質組成物が生理的温度にあ
る安定化されたタンパク質組成物が挙げられる。本発明
のその他の特定の態様としては、安定化緩衝剤がHEP
ES、TESおよびTRICINEから成る群から選択
される安定化されたタンパク質組成物が挙げられる。
持続する期間が少なくとも約3日間である安定化された
タンパク質組成物が挙げられる。本発明のさらに別の特
定の態様としては、タンパク質がコロニー刺激因子、ソ
マトトロピン、インターロイキン、インターフェロン、
サイトカイン、抗体および抗原から成る群から選択され
る安定化されたタンパク質組成物が挙げられる。本発明
のさらに特定の態様としては、タンパク質がヒトG−C
SF、ウシG−CSFおよびイヌG−CSFから成る群
から選択される安定化されたタンパク質組成物が挙げら
れる。本発明のさらに特定の態様としては、タンパク質
がG−CSFであり、G−CSFが0.01〜5mg/
mlの範囲の濃度で存在する安定化されたタンパク質組
成物が挙げられる。
ンパク質がG−CSFであり、安定化緩衝剤がHEPE
S、TESおよびTRICINEから成る群から選択さ
れる安定化されたタンパク質組成物が挙げられる。本発
明のその他のさらに特定の態様としては、タンパク質が
G−CSFであり、そして安定化緩衝剤が約0.05M
〜約2Mの範囲の濃度で存在する安定化されたタンパク
質組成物が挙げられる。本発明のさらに別の特定の態様
としては、タンパク質がG−CSFであり、そして組成
物が生理学的pHにある安定化されたタンパク質組成物
が挙げられる。
タンパク質がG−CSFであり、そして組成物が生理学
的温度にある安定化されたタンパク質組成物が挙げられ
る。本発明のさらに特定の態様としては、タンパク質が
ウシG−CSFである安定化されたタンパク質組成物が
挙げられる。本発明のその他の特定の態様としては、タ
ンパク質がウシG−CSFであり、そしてbG−CSF
が0.001〜5mg/mlの範囲の濃度で存在する安
定化されたタンパク質組成物が挙げられる。本発明のそ
の他の特定の態様としては、タンパク質がウシG−CS
Fであり、安定化緩衝剤がHEPES、TESおよびT
RICINEから成る群から選択される安定化されたタ
ンパク質組成物が挙げられる。
タンパク質がウシG−CSFであり、そして安定化緩衝
剤が約0.05M〜約2Mの範囲の濃度で存在する安定
化されたタンパク質組成物が挙げられる。本発明のさら
に別の特定の態様としては、タンパク質がウシG−CS
Fであり、そして組成物が生理学的pHである安定化さ
れたタンパク質組成物が挙げられる。本発明のさらに別
の特定の態様としては、タンパク質がウシG−CSFで
あり、そして組成物が生理学的温度である安定化された
タンパク質組成物が挙げられる。
ク質組成物は、HEPES緩衝液中にウシG−CSFを
含んで成る組成物である。さらに好ましくは、HEPE
S緩衝液は、約0.05M〜約2Mの範囲の濃度で存在
する。このようなウシG−CSF製剤は、好ましくは生
理学的pH、例えばpH7.5である。さらに、このよ
うな好ましいウシG−CSF製剤は、少なくとも3日〜
7日間、またはそれ以上の間の持続する期間中、治療レ
ベルのウシG−CSFを保持し得る。
組成物はHEPES緩衝液中にウシG−CSFを含んで
成る組成物であって、保存寿命および保存の延長を提供
し得る。好ましくは、HEPES緩衝液は、約0.05
M〜約2Mの範囲の濃度で存在する。さらに好ましく
は、このような組成物は、約4.0〜約7.5好ましく
は4.0のpHで、約40℃未満、好ましくは約4℃の
温度に保持される。保存寿命および保存の延長は、約3
週間〜約18ヶ月の範囲、好ましくは約6週間〜約1年
の範囲である。
して許容される安定化緩衝剤を含んで成る哺乳類への非
経口投与のための安定化されたタンパク質組成物の医薬
として許容される投与形態であって、組成物が持続する
期間中治療レベルのこのようなタンパク質を維持し得
る、そしてタンパク質が持続する期間中哺乳類に治療利
益を提供するのに十分な量で存在する投与形態に関す
る。本発明の特定の態様としては、投与形態が粘度改質
剤および界面活性剤から成る群から選択される成分をさ
らに含んで成る医薬として許容される投与形態が挙げら
れる。
剤を一緒にする工程を含んで成る哺乳類への非経口投与
のための医薬として許容される投与形態の安定化された
タンパク質組成物の製造方法であって、安定化されたタ
ンパク質組成物が持続する期間中、治療レベルのこのよ
うなタンパク質を保持することができ、そしてタンパク
質が少なくとも約3日間哺乳類に対する防護を提供する
のに十分な量で存在する方法に関する。本発明はさら
に、療法的有効量の安定化されたタンパク質組成物を哺
乳類に投与することを含んで成る哺乳類における感染の
治療または予防方法であって、安定化されたタンパク質
組成物がタンパク質および安定化緩衝剤を含んで成り、
組成物が持続する期間中このようなタンパク質の治療レ
ベルを保持し得ることを特徴とする方法に関する。
がG−CSFである哺乳類における感染のこのような治
療または予防方法が挙げられる。本発明はさらに、療法
的有効量の安定化G−CSF組成物を哺乳類に投与する
ことを含んで成る畜牛における乳腺炎、子宮炎またはウ
シ呼吸器疾患の治療または予防方法であって、安定化G
−CSF組成物がG−CSFおよび安定化緩衝剤を含ん
で成り、組成物が持続する期間中、このようなタンパク
質の治療レベルを保持し得ることを特徴とする方法に関
する。
組成物を哺乳類に投与することを含んで成る、持続する
期間中に哺乳類においてタンパク質を治療レベルに保持
する方法であって、安定化されたタンパク質組成物がタ
ンパク質および安定化緩衝剤を含んで成り、組成物が持
続する期間中、このようなタンパク質の治療レベルを保
持し得ることを特徴とする方法に関する。本発明の特定
の態様としては、持続する期間中の哺乳類における治療
レベルのタンパク質の保持方法であって、安定化緩衝剤
がHEPES、TESおよびTRICINEから成る群
から選択される方法が挙げられる。
続する期間中の哺乳類における治療レベルのタンパク質
のこのような保持方法であって、持続する期間が少なく
とも約3日間である方法が挙げられる。本発明のその他
の特定の態様としては、持続する期間中の哺乳類におけ
る治療レベルのタンパク質のこのような保持方法であっ
て、タンパク質がコロニー刺激因子、ソマトトロピン、
サイトカイン、抗体および抗原から成る群から選択され
る方法が挙げられる。サイトカインの特定の例として
は、インターロイキン、例えばインターロイキン1〜1
8、並びにインターフェロン、例えばインターフェロン
α、βおよびガンマが挙げられる。
する期間中の哺乳類における治療レベルのタンパク質の
このような保持方法であって、タンパク質がヒトG−C
SF、ウシG−CSFおよびイヌG−CSFから成る群
から選択される方法が挙げられる。本発明のさらに他の
特定の態様としては、持続する期間中に哺乳類において
治療レベルのG−CSFを保持する方法であって、G−
CSFが0.01〜5mg/mlの範囲の濃度で存在す
ることを特徴とする方法が挙げられる。
持続する期間中に哺乳類において治療レベルのG−CS
Fを保持する方法であって、安定化緩衝剤がHEPE
S、TESおよびTRICINEから成る群から選択さ
れることを特徴とする方法が挙げられる。本発明のさら
に他の特定の態様としては、持続する期間中に哺乳類に
おいて治療レベルのG−CSFを保持する方法であっ
て、安定化緩衝剤が約0.05M〜約2Mの範囲の濃度
で存在することを特徴とする方法が挙げられる。本発明
のさらに他の特定の態様としては、持続する期間中に哺
乳類において治療レベルのG−CSFを保持する方法で
あって、G−CSFがウシG−CSFであることを特徴
とする方法が挙げられる。
持続する期間中に哺乳類において治療レベルのbG−C
SFを保持する方法であって、bG−CSFが0.01
〜5mg/mlの範囲の濃度で存在することを特徴とす
る方法が挙げられる。本発明のさらに他の特定の態様と
しては、持続する期間中に哺乳類において治療レベルの
bG−CSFを保持する方法であって、安定化緩衝剤が
HEPES、TESおよびTRICINEから成る群か
ら選択されることを特徴とする方法が挙げられる。本発
明のさらに他の特定の態様としては、持続する期間中に
哺乳類において治療レベルのbG−CSFを保持する方
法であって、安定化緩衝剤が約0.05M〜約2Mの範
囲の濃度で存在することを特徴とする方法が挙げられ
る。
質を有する一次容器、および医薬として許容される安定
化緩衝剤を有する二次容器を含んで成る、安定化された
タンパク質組成物を哺乳類に投与するためのキットであ
って、一次容器の療法的有効量のタンパク質が、二次容
器の医薬として許容される安定化緩衝剤と組合わされ、
持続する期間中の哺乳類におけるこのようなタンパク質
の治療レベルを保持し得るキットに関する。本発明の特
定の態様としては、タンパク質が少なくとも3日間、哺
乳類に対する防護を提供するのに十分な量で存在するキ
ットが挙げられる。
FおよびHEPES緩衝液を含んで成り、in vivo で少
なくとも3日間、哺乳類において治療レベルのウシG−
CSFを保持し得る安定化されたタンパク質組成物であ
って、約7.5のpHを有し、ほぼ生理学的温度または
40℃の温度にある組成物である。このような組成物
は、哺乳類が雌ウシである場合に特に有用である。特
に、HEPES緩衝液は約0.05M〜約2Mの範囲の
濃度で存在する。HEPES緩衝液が約1Mの濃度で存
在する場合が特に好ましい。好ましくはウシG−CSF
は約0.01〜5mg/mlの範囲の濃度で存在する。
最も好ましくは、bG−CSFの濃度は約0.1mg/
mlである。
SFおよびHEPES緩衝液を含んで成る安定化された
タンパク質組成物であって、約3週間〜約18ヶ月の範
囲の長期保存寿命を提供し得る組成物に関する。HEP
ES緩衝液が約0.05M〜約2Mの範囲の濃度で存在
する場合は特に好ましい。組成物が約7.5のpHであ
り、そして組成物の温度が約40℃未満である場合も好
ましく、最も好ましくは約4℃である。長期保存寿命が
約6ヶ月〜約1年である場合も特に好ましい。あるい
は、長期保存寿命を可能にするこのような安定化された
組成物は、約40℃の組成物温度で保持され得る。
質組成物がin vivo およびin vitroの両方で持続する期
間のタンパク質活性を保持し得るように、タンパク質、
特に哺乳類、例えばヒト、イヌ、ネコ、ヤギ、ヒツジ、
ウマおよびブタにおける感染の治療に有用なタンパク質
が、安定化緩衝剤、例えばHEPES、TESおよびT
RICINEのタンパク質への付加により安定化され得
る、という意外な発見を基礎にした安定化されたタンパ
ク質組成物に関する。in vivo 活性に関しては、本発明
の安定化されたタンパク質組成物は、持続する期間中、
哺乳類における治療的有効レベルのこのようなタンパク
質を保持し得る。
供する安定化緩衝剤、例えばHEPESまたはTES中
のbG−CSFの持続放出性(持続活性)製剤である。
bG−CSFは、約40℃の温度で変性し、そして中性
pHで不安定である、ということが知られている。これ
は、生理学的pHが中性に近く、雌ウシの体温が約40
℃であるために、問題である。
は、天然タンパク質、単離または精製されたタンパク
質、あるいは組換え的に産生されたタンパク質であり得
る。化学的に修飾されたタンパク質もすべて、本発明の
範囲内に含まれる。タンパク質の化学的修飾としては、
例えばメチオニン酸化、システインS−アルキル化およ
びβ−メルカプトエタノールを用いたジスルフィド付
加、リジンアミノ基のアルキル化等が挙げられる。本発
明の安定化されたタンパク質組成物中に用いるのに好ま
しいタンパク質はG−CSFであり、最も好ましいのは
タンパク質bG−CSFである。
因子、例えばその天然形態の顆粒球コロニー刺激因子、
ならびにその変異体(variant)および突然変異体(muta
nt)、例えば1つ又はそれ以上のアミノ酸欠失、置換お
よび/または付加を有する組換え変異体を意味する。こ
のような変異体および突然変異体は、哺乳類における治
療的利益を提供するためのすべてのまたは十分な生物学
的活性を保有する。その天然形態のG−CSFは、17
4個のアミノ酸を有するタンパク質を包含する糖タンパ
ク質であり、ある形態は3つの付加的アミノ酸を有す
る。両形態とも、5個のシステイン残基を有し、そのう
ちの4個は2つのジスルフィド結合を形成し、1個は遊
離形態である。
に用いるのに適したタンパク質のその他の例としては、
例えばアクチビン、接着分子、例えばL−セレクチン、
CD−18およびICAM−1、ケモカイン、走化性因
子、エリスロポエチン、増殖因子、インヒビン、インス
リン、インターフェロン、例えばα、βおよびγ、イン
ターロイキン、例えばインターロイキン1〜18、レプ
チン、マクロファージ炎症性タンパク質、マクロファー
ジ遊走阻止因子、マクロファージ刺激タンパク質、ニュ
ートロフィン、好中球阻止因子、オンコスタチン、ソマ
トスタチン、ソマトトロピン(全種、例えばブタ、ウシ
またはヒト)、幹細胞因子、腫瘍壊死因子、トロンボポ
エチン、ならびに前記のタンパク質すべてに対する細胞
関連および可溶性受容体、そして哺乳類に投与した場合
に有益なまたは治療的結果を提供し得るその他のいずれ
かのおよびあらゆるタンパク質が挙げられる。
に用い得る特定のタンパク質の例を、表1〜表6に示
す。本発明の安定化されたタンパク質組成物中に用い得
るその他のタンパク質としては、R&D Systems Catalogu
e, 614 McKinley Place NE, Minneapolis MN 55413, US
A (この記載内容は、参照により本明細書中に含まれ
る)に記載されているものが挙げられる。
ト、イヌ、ウシ、ブタ、ヤギ、ヒツジ、ウマおよびネコ
における感染の治療または予防に有用なものである。こ
のような感染は、細菌感染または原生動物感染であり、
あるいはウイルスにより引き起こされ得る。本明細書中
で用いる場合は、別記しない限り、「感染」という用語
は、哺乳類において生じる細菌、原生動物、真菌および
ウイルス感染、ならびに本発明の安定化されたタンパク
質組成物を投与することにより治療または予防され得る
このような感染に関連した疾病を含む。
用いて治療され得る感染性疾患としては、スタフィロコ
ッカス・アウレウス(Staphylococcus aureus)、エシェ
リシア・コリ(Escherichia coli) 、ストレプトコッカ
ス・ウベリス(Streptococcus uberis)、ストレプトコ
ッカス・ディスガラクチア(Streptococcus dysgalact
iae)、ストレプトコッカス・アガラクチア(Streptococ
cus agalactiae)、クレブシエラ・スペーシス(Klebsi
ella sp.) 、コリネバクテリウム・スペシス(Corynebu
cterium sp.)に関連するがこれらに限定されない畜牛の
感染性疾患、例えばウシ乳腺炎;ウシの伝染性鼻気管炎
ウイルス(IBR)、パラインフルエンザウイルス(P
I3)、ウシのウイルス性下痢ウイルス(BVD)、パ
スツレラ・ヘモリチカ(Pasteurella haemolytica)、パ
スツレラ・ムルトシダ(Pasteurella multocida)およ
びヘモフィルス・ソムナス(Haemophilus somnus)に関
連するがこれらに限定されないウシ呼吸器疾患;生殖系
疾患、例えば子宮炎;ならびに大腸菌およびアイメリア
属に関連するが、これらに限定されないウシの下痢が挙
げられるが、これらに限定されない。
用いて治療され得る感染性疾患のその他の例としては、
イヌの感染性疾患、例えば膿皮症、ならびにケンネル咳
とも呼ばれるイヌの呼吸器疾患が挙げられるが、これら
に限定されない。本発明の安定化されたタンパク質組成
物は、感染症の治療または予防以外の治療的利益を提供
するために用い得る。感染症の治療または予防以外の治
療的利益または作用の一例は、イヌおよびネコに組換え
ヒトG−CSFを投与して、化学療法誘導性骨髄抑制を
改善し、癌治療プロトコールをより攻撃的にさせること
である。
という用語は、別記しない限り、長時間、治療レベルの
タンパク質を保持することを示す。タンパク質のこのよ
うな保持治療レベルは、本発明の安定化されたタンパク
質組成物を哺乳類に投与後に、またはin vitroでは使用
前または保存中に生じる。本発明のタンパク質組成物の
安定度は、例えば本明細書に記載した方法を用いて、初
期濃度に対する%対時間により確定され得る。
た組成物は、タンパク質が持続する期間中、その治療的
または有益な作用を提供し得るように、保持治療レベル
のタンパク質を提供する。本明細書中で用いる場合、別
記しない限りは、「持続する期間」という用語は、本発
明の安定化されたタンパク質組成物の哺乳類への投与
後、あるいはin vitroでは使用前、または保存中に、治
療レベルのタンパク質が保持される期間を示す。
例えば、水またはPBS中のタンパク質の対照溶液を用
いて比較した場合、安定化緩衝剤の存在を伴わない哺乳
類への同一タンパク質の投与により成され得るよりも長
い期間、哺乳類における有益なまたは治療的作用を提供
する。あるいは、in vitro保存条件下では、タンパク質
治療レベルの持続する期間は、例えば、水またはPBS
中のタンパク質の対照溶液を用いて比較した場合、安定
化緩衝剤の存在を伴わない条件下での同一タンパク質の
保存により成され得るよりも長い期間タンパク質の安定
度増大を提供する。好ましくは、持続する期間は少なく
とも3日である。最も好ましくは、持続する期間は約7
日またはそれ以上である。
り、「治療レベル」という用語は、種々の投与レジメン
で治療効果を提供するタンパク質の量を指す。このよう
な量はあ、当業者には容易に確定される。タンパク質の
量は、感染の種類および重症度、投与経路等によってい
る。「安定化緩衝剤」とは、本発明の安定化された組成
物のタンパク質と組合わせた場合に、安定化されたタン
パク質組成物を提供し、この組成物が持続する期間中、
治療レベルのこのようなタンパク質を保持し得るいくつ
かの緩衝液のいずれかを意味する。
知の方法により確定される場合、タンパク質活性を測定
することにより確定され得る。好ましくは、安定化緩衝
剤は、生理学的pHで作用する。安定化緩衝剤として
は、有機緩衝液、例えば一般的に「良好な緩衝液」と呼
ばれ、6〜8.5の範囲で作用する両イオン性緩衝液、
が挙げられるが、これらに限定されない。このような安
定化緩衝剤の例としては、HEPES(N−2−ヒドロ
キシエチルピペラジン−N−2−エタンスルホン酸)、
TES(N−トリス(ヒドロキシメチル)メチル−2
アミノエタンスルホン酸)およびTRICINE(N−
トリス(ヒドロキシメチル)メチルグリシン)、カコジ
ル酸、ビス(2−ヒドロキシエチル)−イミノ−トリス
(ヒドロキシメチル)メタン(BISTRIS)、ピペ
ラジンN,N‘ビス−(2 エタンスルホン酸)(PI
PES)、イミダゾールおよびトリス(ヒドロキシメチ
ル)アミノメタン(TRIS)が挙げられる。本発明の
安定化されたタンパク質組成物中に用い得る緩衝液の例
を、表7に示す。
pHは、約4.0〜約8の範囲である。本明細書中で用
いる場合、「生理学的pH」とは、別記しない限り、哺
乳類、例えばヒト、ウシ、ブタ、ウマ、ヤギ、ヒツジ、
イヌおよびネコで認められるpHの範囲を指す。哺乳類
の生理学的pHは、一般に約6.5〜約8.0の範囲内
である。本発明の安定化されたタンパク質組成物の温度
は、約20℃〜約50℃の範囲である。
度」とは、別記しない限り、哺乳類、例えばヒト、ウ
シ、ブタ、ウマ、ヤギ、ヒツジ、イヌおよびネコで認め
られる体温の範囲を指す。哺乳類の生理学的温度は、一
般に約37℃〜約40℃の範囲内である。哺乳類の生理
学的温度のいくつかの例を以下に示す:ヒト 37℃;
ウシ 39℃;ネコ 38℃;イヌ 39℃;ヤギ 3
9℃;ウマ 37℃;そしてブタ 37℃。
ク質組成物は、HEPES緩衝液、TES緩衝液および
TRICINE緩衝液から選択される安定化緩衝剤中
に、タンパク質としてG−CSFを、さらに好ましくは
ウシG−CSFを含有する。その結果生じる安定化され
たタンパク質組成物は、ウシの生理学的pHで、そして
40℃のウシの生理学的温度で、少なくとも3日間の持
続する期間中、治療的有効レベルにbG−CSFの活性
を保持し得る。
そして一般に利用可能な組合せ技法を用いて、タンパク
質および安定化緩衝剤を一緒にすることにより、調製し
得る。安定化されたタンパク質組成物の特定の製造方法
には、当業者に既知のタンパク質精製方法にしたがって
調製された精製形態のタンパク質の使用が含まれる。
種々の濃度の、例えば0.05M〜2Mの緩衝液濃度の
いくつかの緩衝液、例えばHEPES、TES、TRI
CINEまたはその他の緩衝液の各々の中に、特定のタ
ンパク質を溶解し得る(最大溶解度まで)。さらに、溶
液のpHは、典型的には約pH4.0〜約8.0に変わ
り得る。特定の緩衝液中のタンパク質の最大溶解度は、
当業者に既知の従来の手段により決定され得る。
図された哺乳類の生理学的温度で溶液を保存し得る。溶
液中に存在するタンパク質の量は、時間の関数として決
定し得る。溶液中のタンパク質の治療的レベルは、時間
の関数としてのタンパク質の回収率%をモニタリングす
ることにより決定され得る。残留するタンパク質の量ま
たはタンパク質の回収率%を、治療的利益に必要なタン
パク質の既知の限界値(閾値)レベルと比較する。
治療的利益に必要なタンパク質の既知の限界値(閾値)
レベルと等しいかまたはそれより大きい日数として、持
続する期間を決定し得る。安定化緩衝剤として有効な緩
衝液は、特定のタンパク質と組合せた場合に、持続する
期間中、即ち安定化緩衝剤の非存在下で哺乳類に同一タ
ンパク質を投与することにより可能であるよりなぎ期
間、タンパク質の治療的レベルの保持を提供するもので
ある。
タンパク質の活性を測定することにより決定され得る。
タンパク質のアンフォールディング(unfolding)温度
(Tm)は、タンパク質に関する溶液安定度およびin v
ivo 安定度のマーカーとして用い得る。特定のタンパク
質のアンフォールディング温度は、タンパク質がその二
次構造を、典型的にはその活性を失い、そして当業者に
既知の方法、例えば示差走査熱量計を用いて決定され得
る温度を指す。
に存在するタンパク質の量は、約0.1mg/ml〜約
5mg/mlの範囲である。G−CSFに関しては、好
ましい範囲は、約0.1mg/ml〜約3mg/mlで
ある。本発明の安定化されたタンパク質組成物の一例
は、bG−CSFおよびHEPES緩衝液を含有する組
成物であるが、この場合、bG−CSFは約0.1〜約
5mg/mlの範囲の濃度で存在し、そしてHEPES
緩衝液は約0.1M〜約2Mの範囲の濃度で存在する。
さらに好ましくは、bG−CSF濃度は、約0.1mg
/ml〜約3mg/mlの範囲内である。
別の例は、bG−CSFおよびTES緩衝液を含有する
組成物であるが、この場合、bG−CSFは約0.1〜
約5mg/mlの範囲の濃度で存在し、そしてTES緩
衝液は約0.1M〜約2Mの範囲の濃度で存在する。さ
らに好ましくは、bG−CSF濃度は、約0.1mg/
ml〜約3mg/mlの範囲内である。本発明の安定化
されたタンパク質組成物のさらに別の例は、bG−CS
FおよびTRICINE緩衝液を含有する組成物である
が、この場合、bG−CSFは約0.1〜約5mg/m
lの範囲の濃度で存在し、そしてTRICINE緩衝液
は約0.1M〜約2Mの範囲の濃度で存在する。さらに
好ましくは、bG−CSF濃度は、約0.1mg/ml
〜約3mg/mlの範囲内である。
は、当業者に既知の従来の手段を用いて、凍結形態また
は凍結乾燥形態で調製し得る。凍結乾燥形態のタンパク
質は、安定感漿液を用いて再構成し得る。あるいは、溶
液は、すぐに用いるために、液体形態で保存し得る。好
ましくは、本発明の安定化されたタンパク質組成物は、
長期保存中にその活性を保持する液体形態である。本発
明の安定化されたタンパク質組成物は、経口的に、非経
口的(皮下、血管内、腹腔内および筋肉内)に、例えば
吸入により鼻腔に、口腔内にまたは皮内に、あるいは当
業者に既知の形態を用いた還流法により、投与し得る。
非経口投与が好ましい。
れたタンパク質組成物は、当業者に既知の、または明ら
かな従来の方法により、医薬として許容される投薬形態
に処方し得る。本発明の安定化されたタンパク質組成物
の医薬として許容される投薬形態は、好ましくは皮下投
与に適している。皮下投与のための医薬として許容され
る投薬形態は、典型的には約20ml以下の用量を有し
(例えばウマおよびウシに投与するために)、滅菌性
(哺乳類に適している)であり、さらに、哺乳類に十分
耐容される、即ち注射部位に感知可能な腫脹、疼痛また
は壊死を誘発しない。
薬形態は、その他の医薬として許容される成分、例えば
界面活性剤または洗剤、粘度改質剤、糖またはタンパク
質を含有し、付加成分は、有効、安全な製剤投与に適し
た量で存在する。例えば、本発明の安定化されたタンパ
ク質組成物の医薬として許容される投薬形態は担体、安
定剤、希釈剤および/または防腐剤を用いて、一般に認
められている慣習にしたがって、処方し得る。希釈剤と
しては、水、食塩水、デキストロース、マンニトール、
ソルビトールおよびラクトースが特に挙げられる。安定
剤としては、アルブミンが挙げられる。適切なその他の
ビヒクルおよび添加剤は、当業者には既知であるか、あ
るいは明らかになる。
は、療法的有効量のタンパク質を有する一次容器、およ
び医薬として許容される安定化緩衝剤を有する二次容器
から成るキット中に提供され得る。タンパク質は固体、
例えば凍結または凍結乾燥形態、あるいは液体形態であ
る。次に、二次容器の医薬として許容される安定化緩衝
剤と併合した場合に、一次容器の療法的有効量のタンパ
ク質が持続する期間中、哺乳類においてこのようなタン
パク質の治療レベルを保持し得るように、安定化緩衝剤
をタンパク質と併合し、哺乳類に投与する。
3日間、哺乳類に防護を提供するのに十分な量でタンパ
ク質が存在するキットが含まれる。本発明の医薬として
許容される投薬形態は、約0.1μg/kg〜約50μ
g/kg、好ましくは約1μg/kg〜約25μg/k
g、最も好ましくは約3μg/kg〜約25μg/kg
の範囲である。最も好ましい投薬形態は、bG−CSF
の使用に関しては約24μg/kgである。用量は、少
なくとも約3日間有効である。以下に示した実施例は本
発明の特定の実施態様の説明であって、本発明はそれら
に限定されない。
CINE緩衝液中のbG−CSFの持続安定度 0.1M、1Mおよび2Mの緩衝液濃度を、3つの各緩
衝液、即ちHEPES(N−2−ヒドロキシエチルピペ
ラジン−N−2−エタンスルホン酸)、TES(N−ト
リス(ヒドロキシメチル)メチル−2 アミノエタンス
ルホン酸)およびTRICINE(N−トリス(ヒドロ
キシメチル)メチルグリシン)に関して調製した。
手した。各緩衝液のpHを、水酸化ナトリウム(J.T. B
aker, USA )を用いて7.5に調整した。0.2μGV
フィルター(Millipore USA )を用いて、緩衝液を滅菌
濾過した。調製した緩衝液濃度を以下に示す:HEPE
S緩衝液:0.1M、1Mおよび2M;TES緩衝液:
0.1M、1Mおよび2M;TRICINE緩衝液:
0.1M、1Mおよび2M。
TRICINEおよびHEPES中で、4.69mgの
大量bG−CSF(53.3%の効力を基礎にして)を
25ml容量フラスコに付加し、次にこれを適切な緩衝
液濃度を有する容量にして、0.1mg/mlのbG−
CSFを含有する溶液を調製した。表1に示した各緩衝
液濃度で、各緩衝液、TES、TRICINEおよびH
EPES中で、93.8mgの大量bG−CSF(5
3.3%の効力を基礎にして)を25ml容量フラスコ
に付加し、次にこれを適切な緩衝液濃度を有する容量に
して、0.1mg/mlのbG−CSFを含有する溶液
を調製した。
ンパク質結合フィルター(Millipore G.V.)を通して濾
過した。1mlの容量の各製剤を1mlバイアルに入れ
た後、40℃のオーブンに9日間入れた。調製されたb
G−CSF緩衝液安定化溶液は、(1)HEPES緩衝
液 0.1M、1Mおよび2M中;(2)TES緩衝液
0.1M、1Mおよび2M中;(3)TRICINE
緩衝液 0.1M、1Mおよび2M中に0.1mg/m
lのbG−CSFであった。試料は3日毎に各バイアル
から取り出して、サイズ排除HPLC(SEC−HPL
C)により分析した。結果を図1〜6、ならびに表8お
よび9に示す。
−CSF溶液の回収率%(残存)を時間の関数として示
す。溶液は40℃で保存した。
−CSF溶液の回収率%(残存)を時間の関数として示
す。溶液は40℃で保存した。
び2Mの種々の濃度のHEPES、TESおよびTRI
CINE緩衝液中の、40℃の保存条件下で、pH7.
5での0.1mg/ml bG−CSF溶液の安定度を
示す。図1〜3に示すように、緩衝液濃度が1Mおよび
それ以上に増大すると、bG−CSF活性の安定度また
は保持は改善した。0.1mg/ml bG−CSFで
は、1M HEPES中のbG−CSFの回収率は90
%であった(図1)。
び2Mの種々の濃度のHEPES、TESおよびTRI
CINE緩衝液中の、40℃の保存条件下で、pH7.
5での2.0mg/ml bG−CSF溶液の安定度を
示す。この場合も、図4〜6に示すように、緩衝液濃度
が1Mおよびそれ以上に増大すると、bG−CSF活性
の安定度または保持は改善した。表8および9,ならび
に図1〜6に示したデータは、緩衝液HEPES、TE
SおよびTRICINEの存在が、3〜9日間の持続す
る期間中のbG−CSFの活性を有意に保持することを
示す。
TESおよび1M TRICINE緩衝液中に処方した
bG−CSFのin vivo 性能 水、1M HEPES、1M TESおよび1M TR
ICINE緩衝液中に配合したbG−CSFのin vivo
検定を、仔ウシで実施した。24μg/kg用量を仔ウ
シに投与し、PMN(好中球)数をモニタリングした。
図7は、水、1M HEPES、1M TESおよび1
M TRICINE緩衝液中に処方したbG−CSFで
処置したウシに関する総末梢血PMN数(0時間値の制
御%として表される)を示す。3つの緩衝液はすべて、
1回注射から約100時間の適用範囲を示した。これ
は、3つの緩衝液すべてが、注射部位でのin vivo での
タンパク質活性の持続する期間を提供することを実証す
る。
に及ぼすHEPES緩衝液の作用 約7.0〜約8.5のpH範囲で、0.1mg/mlの
濃度で、下記のように種々の緩衝液系で、bG−CSF
を配合した。全試料を、充填前に0.2ミクロンフィル
ター(Millipore G.V.)で濾過した。試料を40℃で安
定度に関して設置し、下記のように、逆相HPLC(R
P HPLC)、SEC HPLCおよびバイオアッセ
イにより7〜10日間、モニタリングした。bG−CS
Fのアンフォールディング温度は、VP−DSC顕微熱
量計システム(USA )により測定した。
トG−CSF(米国))(対照として使用)、HEPE
S緩衝液(pH7.4)、PBS(pH7.0)、Hank
s 緩衝液(市販、米国)および重炭酸緩衝液を含めた種
々の緩衝液系中でのbG−CSFの安定度の比較を提示
する。結果は、1M HEPES中に配合されたbG−
CSFが試験した全製剤の内で最も安定であり、 Neupo
gen (登録商標)緩衝液(pH4.0)に対しても同様
の安定度を示した。bG−CSFは従来、中性または生
理学的pH条件で、約40℃またはそれ以上の温度で不
安定であることが分かっていたので、図8に示したよう
なHEPES緩衝液中でのbG−CSFの安定度は、意
外で且つ予期せぬことであった。PBS(pH7.
0)、Hanks緩衝液および重炭酸緩衝液中で処方したb
G−CSFは、安定でなかった。これは、表10に記載
したように確証された。
録商標)およびHEPES緩衝液中のbG−CSFはい
かなる活性も失わなかった。図示したように、それぞれ
初期値と比較して、PBC中のbG−CSFは活性が1
0分の1になり、Hanks および重炭酸緩衝液中のbG−
CSFは100〜1000分の1であった。図9は、4
0℃での1000mM、500mM、100mM、50
mMおよび20mM HEPES緩衝液中のbG−CS
Fの安定度に及ぼすHEPES緩衝液濃度の作用を示
す。図9に示すように、HEPESの濃度を低減する
と、bG−CSFの安定度の有意な損失が認められた。
のサーモグラムである。最大温度47℃を示す上方のサ
ーモグラムは、pH7.5でPBS中に配合したbG−
CSFに関するものであり、最大温度59℃を示す下方
のサーモグラムは、pH7.5で1M HEPES中で
配合したbG−CSFに関する。HEPES緩衝液の非
存在下では、pH7.5でのbG−CSFのアンフォー
ルディング温度は約40℃(開始温度)であったが、一
方1M HEPES中のbG−CSFはアンフォールデ
ィング温度の10°Cの上昇を生じる。アンフォールデ
ィング温度の増大は、安定化を示す。
合したbG−CSFのin vivo 性能 1M HEPES緩衝液中に配合したbG−CSFのin
vivo 検定を、仔ウシで実施した。12μg/kg用量
を仔ウシに投与し、白血球(WBC)およびPMN(好
中球)数をモニタリングした。結果を図11に示す。%
PMN(好中球)対時間のプロットである図11は、3
つの製剤:水中bG−CSF(対照)、1M HEPE
S中bG−CSF、および1M HEPES+10%ポ
ラキサマー中bG−CSFの比較である。図11に示す
ように、PMN数は3日間または72時間、限界値(閾
値)(防護関連レベル)を超えている。製剤当たり6匹の
ウシを試験した。
(polaxamer)中bG−CSFを用いて、24μg/kg
用量を仔ウシに投与した二次試験では、1回注射が約2
00時間の防護を、あるいは約8日間のカバレージ(co
verage) を提供した。この結果は、HEPES緩衝液が
bG−CSFのin vivo 安定度を改善し、次に活性の持
続する期間を、したがってこのタンパク質の供給を提供
することを実証する。
SFの溶解度 1M HEPES中のpH7.5でのbG−CSFの溶
解度を決定した。bG−CSF 約80mgを30ml
の1M HEPES緩衝液(pH7.5)に溶解させ
た。タンパク質溶液を0.2ミクロンGV Millipore フ
ィルターを通して濾過し、次に50mlの限外濾過セル
に移した。セルは、10,000分子量(MW)カット
オフを示す低タンパク質結合膜を備えていた。限外濾過
セルを用いて、タンパク質溶液を濃縮した。種々の時点
で、試料をセルから取り出して、310nmでのUV−
Vis分析(光散乱を測定)により分析し、RP HP
LCにより濃縮した。
ロットした。310nmでの吸光度は濃度に伴って直線
状に増大し、飽和時には、310nmで曲線が突然折れ
て、吸光度は310nmで劇的に増大する。これが起き
た濃度が最大溶解度である。この方法は当業者には既知
であり、典型的にはタンパク質溶解度の確定に用いられ
る。図12に示すように、pH7.5での1M HEP
ES中のbG−CSFの最大溶解度は、約5mg/ml
である。タンパク質の最大溶解度は、曲線が折れ曲がっ
た時点の濃度で示される。約5mg/mlの濃度では、
310nmの吸光度の突然の増大が認められ、これはタ
ンパク質の最大溶解度に対応する。
ィング温度に及ぼすHEPES、TESおよびTRIC
INE緩衝液の作用 1M HEPES、2M HEPES、1M TES、
2M TESおよび1M TRICINE中に0.5m
g/mlのbG−CSFを含有する溶液、ならびに1M
HEPES、2M HEPES、1M TES、2M
TESおよび1M TRICINE中に2mg/ml
のbG−CSFを含有する溶液を調製した。これらの溶
液は、実施例1に記載したのと同様の方法で調製した。
PBS(ダルベッコのリン酸緩衝化生理食塩水,pH
7.4)を用いて、対照溶液を調製した。bG−CSF
溶液のpHはpH7.5であった。bG−CSFのアン
フォールディング温度は、20〜90℃の範囲の温度
で、60度/時間の走査速度を用いて、示差走査熱量計
(Microcal Inc., USA)により決定した。結果を表11
に示す。
に関する溶液安定度およびin vivo安定度のマーカーと
して用いた。表11の結果は、1Mおよびそれより高い
濃度でHEPES、TESまたはTRICINE緩衝液
中に配合したbG−CSFのアンフォールディング温度
(Tm)がPBS対照と比較して有意に高かったことを
示す。3つの緩衝液は、約2〜11℃だけTmを上げ
た。緩衝液濃度は、Tmの上昇の程度に実質的に影響を
及ぼした。bG−CSFのTmは、緩衝液濃度が増大す
ると上昇した。HEPES濃度を1Mから2Mに上げる
と約3℃上昇し、TES濃度を1Mから2Mに上げると
約5℃上昇した。bG−CSF濃度を増大すると、bG
−CSFのTmは低下した。
SF濃度を0.5mg/mlから2mg/mlに増大す
ると、約2℃の低下が認められた。TES緩衝液は、2
Mの緩衝液濃度および0.5mg/mlのbG−CSF
濃度で、bG−CSFのTmを11℃以上上昇せしめ
た。表11の結果は、3つの緩衝液(HEPES、TE
SおよびTRICINE)すべてが、PBSと比較し
て、bG−CSFのTmを有意に上昇せしめることを示
す。2M TES中に配合したbG−CSFは、他の緩
衝液に比して、最高溶液安定度を示した。
ヒトおよびウシG−CSF製剤の安定度の比較 0.15mg/mlのhG−CSFおよびbG−CSF
の製剤を、リン酸緩衝液(ダルベッコのPBS,pH
7.4)および1M HEPES緩衝液(1MHEPE
S,pH7.5)中で調製した。製剤を1mlバイアル
に入れ(充填容量 400μl)、40℃で10日間保
存した。サイズ排除クロマトグラフィー(SEC−HP
LC)および肉眼的検査により3日毎に試料を検定し
た。図13は、1M HEPES緩衝液中のヒトG−C
SFの安定度が、PBSと比較して、有意に改善された
ことを示す。ヒトG−CSFは、PBS中にpH7.4
で配合した場合、40℃で10日間に及ぶ分解を示した
が、一方1M HEPES緩衝液中に配合した場合には
65%の回収率が観察された。
HEPESおよびPBS製剤において、ヒトG−CSF
よりやや良好な安定度を示すことを明示している。1M
HEPES製剤中のウシG−CSFの約80%の回収
率が40℃で10日後に観察されたが、一方、ヒトG−
CSFの約65%の回収率が観察された。両方のタンパ
ク質、即ちウシおよびヒトG−CSFは、1M HEP
ES緩衝液中ではPBS中よりも実質的により安定して
いる。
およびウシG−CSFの安定度 0.1mg/mlのhG−CSFおよびbG−CSFの
製剤を、1M HEPES緩衝液(1M HEPES,
pH7.5)中で調製した。製剤を1mlバイアルに入
れ(充填容量 400μl)、40℃で10日間保存し
た。サイズ排除クロマトグラフィー(SEC−HPL
C)および肉眼的検査により3日毎に試料を検定した。
図15は、1M HEPES製剤中のウシG−CSFお
よびヒトG−CSFの安定度を示す。ウシG−CSFの
約90%の回収率、およびヒトG−CSFの約70%の
回収率が、40℃で10日後に認められた。
剤pHの作用 0.1mg/mlのbG−CSF溶液の製剤を、pH
4.0および7.5で、1M HEPESおよび1M
TES緩衝液中に配合した。製剤を1mLバイアル(充
填容量400μl)に入れ、40℃にて10日間貯蔵し
た。サイズ排除クロマトグラフィー(SEC−HPL
C)により3日毎に試料を検定した。図16および18
に示したように、40℃で10日後のbG−CSFの回
収率は、pH4.0では約100%であったが、これに
比して、図17および19に示したように、bG−CS
FをpH7.5で配合した場合には、約80〜85%の
回収率が観察された。
TES製剤中のbG−CSFの長期熱安定性試験の6ヶ
月サンプリング この試験に含まれた製剤を以下に示す。1.0M HE
PESの市販製剤はGibco BRL (ロット番号10164
36)から入手し、一方1.0M TESは、Fluka Sc
ientificから入手した粉末(ロット番号RA1260
2)から調製した。緩衝液pH値を7.5に調整した。
bG−CSFは、Bioprocess(ロット番号BP185−
11)から53.3%の純度で提供された。
ES中の0.1mg/mlおよび2.0mg/mlのb
G−CSFの製剤を調製した。試料保存には、1.0m
lの充填容量を用いて13mm 1888Gray T/Fスト
ッパー(ロット番号R05619−7487)を有する
3.5mlフリント1型バイアル(ロット番号R041
05−7322)を用いた。試料保存およびプルポイン
トの要約を表12に示す。各製剤の5つのバイアルを、
各検定時点のために保存した。
前に、10倍に希釈した。
0、40℃)から採取し、bG−CSF効力に関して、
RPおよびSE HPLCにより検定した。各試料を3
回検定した。濃度は、予め決定された標準曲線を用いて
算出した。開始時bG−CSF濃度に対する%を各分析
のために決定し、各製剤に関して、各時点で、平均を算
出した。平均%開始時bG−CSF濃度対時間を、各保
存温度に関してプロットし、bG−CSF効力の低減を
グラフに描いた。図20および21は、5℃で保存した
試料に関して、それぞれ、RPおよびSE HPLCに
より得られた結果である。30℃で保存した試料に関し
て得られた結果を図22および23に示し、一方40℃
で保存した試料に関して得られた結果は図24および2
5に示されている。1.0M TES中の0.1mg/
mlタンパク質製剤を除いて、5℃および30℃で保存
した試料に、bG−CSF分解はほとんど認められなか
った。
HEPES緩衝液の安定化能力 以下で考察する注目のタンパク質のTm値を、MicroCa
l, VP−DSC型顕微熱量測定を用いて、リン酸緩衝
液およびHEPES緩衝液の両方で確定した。Aldrich
からのNa2 HPO4 (ロット番号08019PQ)を
用いて25mMリン酸緩衝溶液を調製し、pHを7.5
に調整した。1.0M HEPES緩衝液(pH=7.
5、ロット番号1016436)は、Gibco BRL から入
手した。緩衝液交換は、攪拌限外濾過セル 8010型
(Amicon, Inc.)を、タンパク質のサイズによって、YM
10またはYM30 Diaflo(登録商標)限外濾過膜(Amico
n,Inc.)と組合せて、成し遂げた。
(ロット番号41509−217−2) 2.0mg
を、2.0mlのMilli-Q 水中で再構成した。5回交換
後、再構成タンパク質 1.0mlを、YM10膜を用
いて25mM リン酸緩衝液中に移した。残りの1.0
mlを次に1.0M HEPES緩衝液中で交換した。
試料を1.0mg/ml タンパク質濃度に調製した
後、顕微熱量測定により分析した。pSTの顕微熱量計
分析は、リン酸およびHEPES緩衝液中の両方で2回
実施した。
631−22−7)を、2.97の濃度でBioprocessか
ら入手した。 Bioprocess から受理した試料を2つのア
リコートに分けた。1.0mlのタンパク質を25mM
リン酸緩衝液中で交換し、残りのNIFを1.0M
HEPES緩衝液中で交換した。各々の場合に、YM3
0膜を用いて5回の交換を実施した。適切な緩衝液中で
溶液を1.0mg/ml濃度に調製し、Tm値を微小熱
量測定(microcalorimetory)で決定した。試験した生物
療法タンパク質を表13に列挙するが、それらのそれぞ
れのTm値は、リン酸およびHEPES緩衝液に関して
確定した値である。
の安定度の増大を提供することを示す。
換えウシ顆粒球コロニー刺激因子(rbG−CSF)の
持続性in vivo 活性 ウシ顆粒球コロニー刺激因子(bG−CSF)はBiopro
cess Research andDevelopment-Pfizer(Groton, CT)
から、マンニトールはE.M. Industries (Hawthorne,,
NY)から、1xダルベッコのリン酸緩衝液(PBS)は
GibcoBRL(Grand Island, NY)から、クエン酸ナトリウ
ムおよび酢酸ナトリウムはAldrich (Milwaukee, WI )
から、Tween-80、塩化ナトリウムおよび塩酸はJ.T. Ba
ker (Phillipsburg, USA )から入手した。
フィー(SEC) RP−HPLCおよびSECにより、溶液安定度をモニ
タリングした。RP−HPLCは、0.1%TFA H
20(溶媒A)および0.1%TFA CAN(溶媒
B)の移動相を用いて、Vydac, Protein C4 カラムを用
いて実施した。流量:1ml/分;UV検出:220n
m;温度:25℃。サイズ排除クロマトグラフィーを、
TosoHaas, TSK-GEL SW XL,7.8mm IDx30c
mカラムを用いて実施した。移動相:0.05Mクエン
酸緩衝液(pH5.75)中の0.3M NaCl;流
量:1ml/分;UV検出:280nm;温度:25
℃。
度(TD)を測定した。約1mlの溶液をセルに載せ、
参照プラセボ製剤に対して約10°C/分の速度で動か
した。円二色性 温度走査測定アクセサリーを装備した円二色性分光計
(CD* ORD Model J-710/720-Japan Spectroscopic C
o., LTD )を用いて、bG−CSFの二次構造をモニタ
リングした。
殖検定(BMC検定)を用いて決定した。骨髄細胞を、
大腿骨を取り出して、3cc/23G注射器およびHank
s 平衡化食塩溶液(Gibco BRL )を用いて骨から骨髄を
静かにフラッシュさせることにより、雌CF1マウス
(Charles River )の大腿骨から無菌的に収穫した。細
胞懸濁液をナイロンスクリーンに通して濾過し、破砕屑
を除去し、次に室温で1100rpmで10分間、遠心
分離した。上清を捨て、10%ウシ胎仔血清( Gibco B
RL)、1%ペニシリンストレプトマイシン(10,00
0単位/ml)、1%L−グルタミン(Gibco BRL )を
補充したRPM1培地(Gibco BRL ) 15ml中にペ
レットを再懸濁した。
胞を定量し、細胞濃度を調整して収量を6.67x10
5 細胞/mlとした。約105 個の細胞を96ウエルプ
レートの各ウエルに付加した。次にウシ顆粒球コロニー
刺激因子製剤を種々の濃度で各ウエルに(3通りに)付
加した。37℃、(5%CO2 )3日間で3日インキュ
ベーション後、3 H−チミジン(New England Nuclear,
Boston, Mass )を2μCi/mlの最終濃度で各ウエ
ルに付加した。放射線標識を37℃(5%CO 2 )で少
なくとも18時間継続した。
Brandel 細胞収穫器(Biomedical Research and Develo
pment Laboratories, Gaithersburg, Maryland)を用い
てガラス96ウエルファイバーマット上に細胞を収穫し
た。Wallac 1205 Betaplate液体シンチレーションカウ
ンター(Wallac, Gaithersburg, Maryland)を用いて、
活性を測定した。bG−CSFの活性は、培地制御数/
分(フォールド・オーバー・バックグラウンド)により
試料数/分を分けることにより、測定した。3またはそ
れ以上のフォールド・オーバー・バックグラウンドの活
性は、陽性と考えられた。
で、bG−CSF製剤のin vivo 活性を試験した。ウシ
は、Animal Health Research Center at Terre Haut, I
ndianaから購入し、輸送して、試験に割り当てる前に、
最低2日間、施設に順化させた。ほとんどのウシを1つ
の試験に用いた後、少なくとも1週間休息させ、次に二
次試験に割り当てた。ウシは2個より多くの試験には用
いなかった。
全般的健康状態並びに総白血球(WBC)数および鑑別
白血球数を査定することにより、試験開始の3日前にウ
シを予備スクリーニングした。一般に、直腸温度が≧1
04度で、総WBC数が<4000/mm3 または>1
2,000/mm3 〜であるウシは試験から排除した。
0日目に、処置前にウシを採血し、計量した。24μg
/kg bG−CSF製剤の用量は、体重に基づいて各
ウシに関して処置時点で計算し、頸部の前肩胛骨領域に
皮下注射により投与した。処置後の予定時間に、頸部か
ら静脈穿刺によりWBC/鑑別数に関して、EDTA抗
凝固剤中に血液試料を収集した。
1:250希釈液を用いて、Nova Celltrak I 血球計数
器で実施した。鑑別WBC計数は、Diff-Quik 染色セッ
ト(Dade)で染色した乾燥血液塗抹を用いて実施した。
100WBCのすべてを計数し、100x油浸レンズお
よび12.5x接眼レンズ(総倍率=1250x)を有
するZeiss 光学顕微鏡で鑑別した。
よび温度の影響 表14は、bG−CSFの安定度に及ぼす温度の影響を
示す。bG−CSFの溶液安定度に及ぼす温度の作用
は、RP−HPLC、SEC−HPLC、バイオアッセ
イおよび肉眼観察により追跡調査した(製剤:0.1m
g/mlのbG−CSF、5%マンニトール、10mM
酢酸緩衝液、0.004%Tween-80,pH4.0)。
表14から分かるように、40℃より高い温度ではbG
−CSFの安定性に不連続性が認められる。
両方により、40℃以上で親タンパク質ピークの損失が
認められる。高温での親ピークの消失の後には、溶液中
の粒子の増大が生じる。これは、肉眼で、そして310
nmでの光散乱のモニタリングにより観察された。40
℃で3週間保存したウシG−CSF溶液は、活性が5℃
および30℃の場合の10〜100分の1であった。5
0℃にて3週間後、5℃および30℃で保存した溶液よ
りbG−CSFは100〜1000分の1であった。
に及ぼす温度の作用を追跡した。bG−CSFのCDス
ペクトルを図26に示す。スペクトルは、bG−CSF
の二次構造がbG−CSFと構造的に非常に似ているヒ
トG−CSFと同様にほとんどa螺旋であることを示唆
する。変性温度(TD)を決定するために、種々の温度
でCDスペクトルを調べた。図27は、温度の一関数と
しての222nmの波長(a−螺旋に特徴的な波長)で
のモル楕円率のプロットである。40℃と50℃の間
で、モル楕円率は増大しているが、これはbG−CSF
の二次構造の損失および変性を示す。
影響も査定した。安定度に及ぼすpHの影響だけを表記
し、温度による変性の作用は表記しないために、溶液を
30℃(bG−CSFのTDは40〜50℃の間)で保
存した。表15は、30℃で2週間に及ぶpHの関数と
してのbG−CSFの安定度を要約する。タンパク質活
性損失は、pHが上昇すると増大する。データは、低p
Hでは、bG−CSF中のシステインがプロトン化さ
れ、それゆえ製剤が一増安定になることを示唆する。高
pHでは、この遊離システインはジスルフィド交換反応
に関与し、不安定性の原因になると考えられる。
S緩衝液の影響 pH7.5の1M HEPES緩衝液中に配合したbG
−CSFは、40℃で数日間保存した場合でも、高い溶
液安定度を示す、ということを本発明者らは観察した。
bG−CSFは中性pHで不安定で、40℃以上の温度
では変性することが、従来知られていたために、これは
予期せぬことであった。図28は、40℃の保存温度で
pH7.5でのbG−CSFの溶液安定度に及ぼすHE
PES緩衝液の影響を示す。bG−CSFの安定度は、
HEPES緩衝液の濃度が低下すると、有意に低下し
た。
1M HEPESの作用を、微小熱量測定により測定し
た。図10は、bG−CSFのTDで2つの製剤(1M
HEPESを用いた場合と用いない場合)を比較した
サーモグラムである。HEPES緩衝液の非存在下で
は、吸熱遷移の開始は約40℃であるが、一方1M H
EPES緩衝液中に配合したbG−CSFは約50℃の
TD開始を有する。変性温度の増大は、通常は安定化を
示す。
は評価した。図29は、WBC数対時間のプロットで、
1M HEPES中に処方したbG−CSFを「対照」
製剤と比較したものである。「対照」とは、5%マンニ
トール、10mM 酢酸緩衝液、Tween-80,pH4.0
を含有する製剤を指す。
4〜30時間だけの間、200%のベースラインレベル
(感染に対する防護に関連したレベル)の限界値(閾
値)を上回っている。しかしながら、bG−CSFを1
M HEPES中で配合した場合は、PMN数は、最低
3日間または72時間、限界値(閾値)を超えたままで
ある(いくつかの場合には、VVTCはほぼ1週間、限
界値(閾値)を超えたままである)。
vitroでの安定剤として役立つだけでなく、bG−CS
Fのin vivo 性能を多少改善することを示唆する。bG
−CSF性能に及ぼすHEPES緩衝液を用いて観察さ
れた予期せぬ結果は、同様の緩衝液、例えばMOPS、
HEPPS、TESおよびTRICINEの研究を促し
た。これらの緩衝液も、HEPES緩衝液と同様にbG
−CSFのin vitro安定度の改良を示した。bG−CS
FをTES緩衝液およびTRICINE緩衝液中で処方
したin vivo 試験を実施した結果、両製剤はHEPES
製剤と同様に、雌ウシにおけるbG−CSFのin vivo
活性の延長を引き起こした。
を処方すると、in vivo でのbG−CSFの持続性活性
がもたらされる。この持続性活性は、注射部位でのbG
−CSFの安定度改良の結果であると思われる。中性p
Hおよび40℃の温度でのpG−CSFの溶液安定度
は、bG−CSFを1M HEPES中で処方した場合
には、有意に改良された。その他の有機緩衝液、例えば
MOPS、HEPPS、TESおよびTRICINE
も、bG−CSFの安定度の改良をもたらした。
S緩衝液濃度で、40℃の保存条件下で、時間の関数と
しての、0.1mg/bG−CSF溶液 1mlの安定
度(回収%)を示す。
衝液濃度で、40℃の保存条件下で、時間の関数として
の、0.1mg/bG−CSF溶液 1mlの安定度
(回収%)を示す。
INE緩衝液濃度で、40℃の保存条件下で、時間の関
数としての、0.1mg/bG−CSF溶液 1mlの
安定度(回収%)を示す。
S緩衝液濃度で、40℃の保存条件下で、時間の関数と
しての、2mg/bG−CSF溶液 1mlの安定度
(回収%)を示す。
衝液濃度で、40℃の保存条件下で、時間の関数として
の、2mg/bG−CSF溶液 1mlの安定度(回収
%)を示す。
INE緩衝液濃度で、40℃の保存条件下で、時間の関
数としての、2mg/bG−CSF溶液 1mlの安定
度(回収%)を示す。
TES緩衝液および1M TRICINE緩衝液中で製
剤化したbG−CSFで処置された畜牛に関する総末梢
血PMN(0時間での対照値に対する%として表す)を
示す。
pH4.0)、HEPES緩衝液(pH7.4)、PB
S(pH7.0)、Hanks 緩衝液(pH8.5)および
重炭酸緩衝液(pH8.2)中での、時間の関数として
のbG−CSFの安定度(mg/ml 濃度)を示す。
M、100mM、50mMおよび20mMのHEPES
緩衝液中での、時間の関数としてのbG−CSFの安定
度(mg/ml 濃度)を示す。
2つのサーモグラム(kcal/mol/deg)対温
度(℃)を示す。最高温度47℃を示す上方のサーモグ
ラムは、pH7.5でPBS中に製剤化したbG−CS
Fに関するものであり、最高温度59℃を示す下方のサ
ーモグラムは、pH7.5で1M HEPES中で製剤
化したbG−CSFに関する。
(対照)、1M HEPES中bG−CSF、および1
M HEPES+10%ポラキサマー中bG−CSFに
関する、時間の関数としての畜牛における%PMN(好
中球)のプロットを示す。
SF濃度(mg/ml)により測定した場合の、pH
7.5の1M HEPES緩衝液中のbG−CSFの溶
解度を示す。
液中およびPBS中のウシG−CSFの安定度(初期濃
度に対する%)を示す。
液中およびPBS中のヒトG−CSFの安定度(初期濃
度に対する%)を示す。
衝液中のヒトG−CSFおよびウシG−CSFの安定度
(初期濃度に対する%)を比較する。
EPES緩衝液中のbG−CSFの初期濃度に対する%
対時間(日)を示す。
EPES緩衝液中のbG−CSFの初期濃度に対する%
対時間(日)を示す。
ES緩衝液中のbG−CSFの初期濃度に対する%対時
間(日)を示す。
ES緩衝液中のbG−CSFの初期濃度に対する%対時
間(日)を示す。
P HPLCによる初期bG−CSF濃度に対する%対
時間(週)の結果を示す。
E HPLCによる初期bG−CSF濃度に対する%対
時間(週)の結果を示す。
RP HPLCによる初期bG−CSF濃度に対する%
対時間(週)の結果を示す。
SE HPLCによる初期bG−CSF濃度に対する%
対時間(週)の結果を示す。
RP HPLCによる初期bG−CSF濃度に対する%
の結果を示す。
SE HPLCによる初期bG−CSF濃度に対する%
対時間(週)の結果を示す。
スペクトルである。
の波長でのモル楕円率のプロットである。
度のHEPES中でのbG−CSFの初期濃度に対する
%対時間(日)を示す。
bG−CSF対対照製剤に関する、WBC対注射後の時
間(時間)のプロットである。
Claims (29)
- 【請求項1】 タンパク質および安定化緩衝剤を含んで
成る安定化されたタンパク質組成物であって、持続する
期間中、治療レベルのこのようなタンパク質を保持し得
る組成物。 - 【請求項2】 タンパク質がコロニー刺激因子、ソマト
トロピン、サイトカイン、抗体および抗原から成る群か
ら選択される請求項1に記載の組成物。 - 【請求項3】 タンパク質がコロニー刺激因子である請
求項2に記載の組成物。 - 【請求項4】 タンパク質がヒトG−CSF、ウシG−
CSFおよびイヌG−CSFから成る群から選択される
請求項3に記載の組成物。 - 【請求項5】 タンパク質がウシG−CSFである請求
項4に記載の組成物。 - 【請求項6】 生理学的pHにある請求項1または5に
記載の組成物。 - 【請求項7】 約4.0〜約7.5のpHにある請求項
1または5に記載の組成物。 - 【請求項8】 生理学的温度にある請求項1または5に
記載の組成物。 - 【請求項9】 安定化緩衝剤がHEPES、TESおよ
びTRICINEから成る群から選択される請求項1ま
たは5に記載の組成物。 - 【請求項10】 持続する期間が少なくとも約3日間で
ある請求項1または5に記載の組成物。 - 【請求項11】 持続する期間がin vivo で少なくとも
約3日間である請求項1または5に記載の組成物。 - 【請求項12】 G−CSFが0.01〜5mg/ml
の範囲の濃度で存在する請求項4または5に記載の組成
物。 - 【請求項13】 安定化緩衝剤が約0.05M〜約2M
の範囲の濃度で存在する請求項1、4または5に記載の
組成物。 - 【請求項14】 安定化緩衝剤がHEPESであり、約
1Mの濃度で存在する請求項5に記載の組成物。 - 【請求項15】 タンパク質および医薬として許容され
る安定化緩衝剤を含んで成る哺乳類への非経口投与のた
めの安定化されたタンパク質組成物の医薬として許容さ
れる投与形態であって、組成物が持続する期間中治療レ
ベルのこのようなタンパク質を維持することができそし
てタンパク質が予定期間中哺乳類に療法的利益を提供す
るのに十分な量で存在する投与形態。 - 【請求項16】 投与形態が粘度改質剤および界面活性
剤から成る群から選択される成分をさらに含んで成る請
求項15に記載の医薬として許容される投与形態。 - 【請求項17】 タンパク質が約0.01〜5mg/m
lの範囲の濃度で存在するウシG−CSFであり、安定
化緩衝剤がHEPES、TESおよびTRICINEか
ら成る群から選択され、哺乳類が雌ウシであり、予定期
間が少なくとも約3日間であり、そして組成物が約7.
5のpHにある請求項15に記載の医薬として許容され
る投与形態。 - 【請求項18】 緩衝液がHEPESであり、約0.0
5M〜約2Mの範囲の濃度で存在する請求項17に記載
の医薬として許容される投与形態。 - 【請求項19】 ウシG−CSFが約0.1μg/kg
〜約50μg/kgの範囲の用量で投与される請求項1
8に記載の医薬として許容される投与形態。 - 【請求項20】 タンパク質と安定化緩衝剤を一緒にす
る工程を含んで成る哺乳類への非経口投与のための医薬
として許容される投与形態の安定化されたタンパク質組
成物の製造方法であって、安定化されたタンパク質組成
物が持続する期間中、治療レベルのこのようなタンパク
質を保持することができ、そしてタンパク質が少なくと
も約3日間哺乳類に対する防護を提供するのに十分な量
で存在することを特徴とする製造方法。 - 【請求項21】 療法的有効量の安定化されたタンパク
質組成物を哺乳類に投与する工程を含んで成る哺乳類に
おける感染の治療または予防方法であって、安定化され
たタンパク質組成物がタンパク質および安定化緩衝剤を
含んで成り、組成物が少なくとも約3日間の持続する期
間中このようなタンパク質の治療レベルを保持し得るこ
とを特徴とする方法。 - 【請求項22】 療法的有効量の安定化G−CSF組成
物を雌ウシに投与することを含んで成る畜牛における乳
腺炎、子宮炎またはウシ呼吸器疾患の治療または予防方
法であって、安定化されたG−CSF組成物がG−CS
Fおよび安定化緩衝剤を含んで成り、組成物が少なくと
も3日間の持続する期間中、このようなタンパク質の治
療レベルを保持し得ることを特徴とする方法。 - 【請求項23】 安定化されたタンパク質組成物を哺乳
類に投与することを含んで成る、持続する期間中の哺乳
類におけるタンパク質を療法レベルに保持する方法であ
って、安定化されたタンパク質組成物がタンパク質およ
び安定化緩衝剤を含んで成り、組成物が少なくとも約3
日間の持続する期間中、このようなタンパク質の治療レ
ベルを保持し得ることを特徴とする方法。 - 【請求項24】 タンパク質が約0.01〜5mg/m
lの範囲の濃度で存在するウシG−CSFであり、安定
化緩衝剤がHEPES、TESおよびTRICINEか
ら成る群から選択され、そして組成物が約7.5のpH
である請求項20、21、22または23に記載の方
法。 - 【請求項25】 療法的有効量のタンパク質を有する一
次容器、および医薬として許容される安定化緩衝剤を有
する二次容器を含んで成る安定化されたタンパク質組成
物を哺乳類に投与するためのキットであって、一次容器
の療法的有効量のタンパク質が、二次容器の医薬として
許容される安定化緩衝剤と組合わされており、少なくと
も3日間の持続する期間中、哺乳類におけるこのような
タンパク質の治療レベルを保持し得るキット。 - 【請求項26】 前記タンパク質が約0.01〜5mg
/mlの範囲の濃度で存在するウシG−CSFであり、
安定化緩衝剤がHEPES、TESおよびTRICIN
Eから成る群から選択され、そして組成物が約7.5の
pHにある請求項25に記載のキット。 - 【請求項27】 ウシG−CSFおよびHEPES緩衝
液を含んで成る安定化されたタンパク質組成物であっ
て、約3週間〜約18ヶ月の範囲の長期保存寿命を提供
し得る組成物。 - 【請求項28】 HEPES緩衝液が約0.05M〜約
2Mの範囲の濃度にある組成物であって、約7.5のp
H及び約40℃未満の温度を有する、請求項27に記載
の組成物。 - 【請求項29】 温度が約4℃である請求項28に記載
の組成物。
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