JP2000063092A - 昇降装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造が簡単で、安価になると共に、チェーン
やワイヤなどをシールして油汚損等に対応できる昇降装
置を実現することを目的とするものである。 【解決手段】 基台に対して垂直に固設された固定支持
部材と、当該固定支持部材にその延在方向に摺動自在に
嵌着された可動支持部材と、当該可動支持部材を前記基
台に対して接近離間させるための駆動部と、前記可動支
持部材にその延在方向に摺動自在に嵌着された作動腕保
持部材とからなり、前記可動支持部材の前記基台と反対
側の端部近傍に滑車が回転自在に固設されており、前記
固定支持部材と前記作動腕保持部材とは前記滑車に案内
される可撓性牽引部材にて接続されており、前記可動支
持部材が前記駆動部によって一方に移動すると前記作動
腕保持部材も前記可動支持部材と同方向に２倍の移動量
だけ移動することを特徴とする昇降装置。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、重量物を上下動さ
せたり水平方向に運搬する際に、当該重量物を昇降させ
るのに使用される昇降装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、例えばドラム缶に充填されて
いる内容物を当該ドラム缶ごと移動するために、フォー
クリフトの様な２本の支柱を有する装置にて、当該ドラ
ム缶を把持もしくはこれを底から支えて移動させてい
た。

【０００３】このような従来の装置では、基部の２本の
断面がＩ型もしくはコ字状の固定支持部材に、夫々やは
り断面がＩ型もしくはコ字状の可動支持部材がローラを
介して摺動自在に装着されており、左右の部材の間に備
えられているチェーンや駆動装置によって、可動支持部
材に装着されている作動腕保持部材を上下動するもので
あった。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】前述のような従来の装
置では、構造が複雑になり、高価となるばかりでなく装
置自体の重量も大きなものとなっていた。

【０００５】また、その構造上の必然性から、作動腕が
装着されている側でチェーンや金属製のワイヤが剥きだ
し状態となっており、例えば食品や薬品を搬送する場
合、チェーンやワイヤ等に塗布されている油等の微末が
被搬送物に付着し、当該被搬送物を汚損する虞があっ
た。

【０００６】本発明は、かかる従来装置の課題に鑑みて
なされたもので、支持部材が単一のものであっても充分
被搬送物を昇降でき、またチェーンなどの部材を囲繞す
ることの可能な昇降装置を実現せんとするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】第１の発明は、基台に対
して垂直に固設された固定支持部材と、当該固定支持部
材にその延在方向に摺動自在に嵌着された可動支持部材
と、当該可動支持部材を前記基台に対して接近離間させ
るための駆動部と、前記可動支持部材にその延在方向に
摺動自在に嵌着された作動腕保持部材とからなり、前記
可動支持部材の前記基台と反対側の端部近傍に滑車が回
転自在に固設されており、前記固定支持部材と前記作動
腕保持部材とは前記滑車に案内される可撓性牽引部材に
て接続されており、前記可動支持部材が前記駆動部によ
って一方に移動すると前記作動腕保持部材も前記可動支
持部材と同方向に２倍の移動量だけ移動することを特徴
とする昇降装置である。

【０００８】本発明では、固定支持部材と作動腕保持部
材とは滑車に案内されるチェーンやワイヤ等の可撓性牽
引部材にて接続されており、滑車が装着されている可動
支持部材が油圧シリンダ等の駆動部によって一方に移動
すると、前記作動腕保持部材も前記可動支持部材と同方
向に２倍の移動量だけ移動することになる。

【０００９】第２の発明は、前記第１の発明を前提とし
て、可撓性牽引部材の外部に、当該可撓性牽引部材と一
体的に移動する可撓性蓋部材が装着されている昇降装置
である。

【００１０】本発明では、可撓性牽引部材の外部に、当
該可撓性牽引部材と一体的に移動する可撓性蓋部材が装
着されているので、前記可撓性牽引部材が可撓性蓋部材
にてシールされ、可撓性牽引部材がチェーンや金属製の
ワイヤのように油が塗布されているものであっても、当
該油が被搬送物の方向に飛び散ることが防止される。

【００１１】第３の発明は、第１もしくは第２の発明を
前提としており、基台は水平方向に移動可能に構成さ
れ、固定支持部材は角筒状を呈しており内部に可動支持
部材を駆動するための油圧シリンダが鉛直に内挿されて
おり、前記固定支持部材の外側に当該固定支持部材が内
挿され得るこれも角筒状の可動支持部材が嵌着され、前
記可動支持部材の更に外側に当該可動支持部材が内挿さ
れ得るこれも角筒状の作動腕保持部材が嵌着されている
昇降装置である。

【００１２】本発明では、固定支持部材は角筒状を呈し
ており内部に可動支持部材を駆動するための油圧シリン
ダが鉛直に内挿されており、前記固定支持部材の外側に
当該固定支持部材が内挿され得るこれも角筒状の可動支
持部材が嵌着され、前記可動支持部材の更に外側に当該
可動支持部材が内挿され得るこれも角筒状の作動腕保持
部材が嵌着されているように、どの部材も角筒状である
ので、各部材が単一であっても回転する事がなく被搬送
物を的確に保持し搬送することができる。

【００１３】第４の発明は、第２の発明もしくは第３の
発明を前提とし、可撓性牽引部材はチェーンもしくは金
属製のワイヤにて形成されている昇降装置である。

【００１４】本発明では、可撓性牽引部材はチェーンも
しくは金属製のワイヤにて形成されているので、装置全
体をコンパクトに且つ強靭に形成することができる。

【００１５】第５の発明は、第３もしくは第４の発明を
前提とし、作動腕支持部材には、水平方向に延在する作
動腕の基端部が固設されている昇降装置である。

【００１６】本発明では、作動腕支持部材には、水平方
向に延在する作動腕の基端部が固設されているので、当
該作動腕で被搬送物を把持したりその底部を支承するこ
とが可能となる。

【００１７】第６の発明は、前記第５の発明を前提と
し、可撓性牽引部材は、可動支持部材の、作動腕が延在
している側の側壁の上端近傍に回転自在に固設されてい
る滑車に案内され、当該側壁の表裏に渡って張架されて
いる昇降装置である。

【００１８】本発明では、可撓性牽引部材は、可動支持
部材の、作動腕が延在している側の側壁の表裏に渡って
張架されているので、重量物である被搬送物に近い側で
作動腕が駆動させるので、安定して被搬送物を昇降させ
ることができる。

【００１９】第７の発明は、前記第６の発明を前提と
し、可動支持部材の作動腕が延在している側の外側壁
に、可撓性牽引部材の延在方向に沿って延在し、当該可
撓性牽引部材の両側を覆うガイドレールが固設されてお
り、前記ガイドレールの前記作動腕が延在している側に
ベルト状の可撓性蓋部材が摺動自在に装着され、前記可
撓性牽引部材は前記ガイドレールと可撓性蓋部材によっ
て囲繞されている昇降装置。

【００２０】本発明では、可撓性牽引部材の両側を覆う
ガイドレールが固設されており、前記ガイドレールの作
動腕が延在している側にベルト状の可撓性蓋部材が摺動
自在に装着され、前記可撓性牽引部材は前記ガイドレー
ルと可撓性蓋部材によって囲繞されているので、可撓性
牽引部材であるチェーンや金属ワイヤなどがより完全に
シールされることになる。

【００２１】第８の発明は、前記第７の発明を前提と
し、可撓性蓋部材はゴム、プラスチックもしくは金属薄
板にて形成されている昇降装置である。

【００２２】本発明では、可撓性蓋部材はゴム、プラス
チックもしくは金属薄板にて形成されているので、当該
材料を適宜選択することによって種々の製品に対応する
ことができる。

【００２３】

【発明の実施の形態】図１は本発明の一実施の形態の縦
断面図、図２は図１におけるＡ−Ａ水平断面そして図３
は要部の斜視図である。

【００２４】これらの図において、１は基台で、その前
後に車輪２が回転自在に装着されており、作業者が取手
（図示せず）を把持して操作することによって水平移動
するものである。

【００２５】前記基台１の後部には、鉛直方向に延在す
る角筒状の固定支持部材３が立設固定されており、その
後部側壁の上端に固定ガイドローラ４が保持部材によっ
て回転自在に装着されている。

【００２６】固定ガイドローラ４は、後述する可動支持
部材１０の後部内側壁に転接し、前記固定支持部材３に
対して、可動支持部材１０を円滑に摺動させるためのも
のである。

【００２７】また、前記固定支持部材３の前部側壁の上
端に、可撓性牽引部材としてのチェーン５の固定端が固
定部材を介して堅固に固着されている。

【００２８】更に、前記固定支持部材３の中央より若干
後方に、可撓性蓋部材としての厚さが０．１ｍｍ程度の
ステンレス性のシールベルト６の固定端が固定部材７を
介して固着されている。

【００２９】前記固定支持部材３の内部には駆動部とし
ての油圧シリンダ８が鉛直方向に立設されており、その
底部は前記基台１に固設されており、ピストンロッド９
の上端は、これも鉛直方向に延在する角筒状の可動支持
部材１０の頂部に固設されている。

【００３０】可動支持部材１０は、前記固定支持部材３
よりもその水平断面が大であって、当該固定支持部材３
に対して上下方向に摺動自在に嵌着されており、その前
部側壁の上端には、滑車としてのチェーンホイール１１
が、固定部材によって回転自在に装着されている。なお
当該チェーンホイール１１は歯を有するスプロケットで
あるが、歯を有さない単なる円筒状のホイールでもよ
い。

【００３１】また、前記チェーンホイール１１の上方に
は、前記シールベルト６をガイドするガイドローラ１
２、１３、１４、１５が回転自在に装着されている。

【００３２】なお、ガイドローラ１３は前記シールベル
ト６の張力を調節するテンションローラの役を果たすも
ので、上下方向に若干移動可能に構成されている。

【００３３】前記可動支持部材１０の前部側壁の下端に
は、可動ガイドローラ１６が保持部材によって回転自在
に装着されている。

【００３４】可動ガイドローラ１６は、前記固定支持部
材３の前部外側壁に転接し、前記固定ガイドローラ４と
共に、可動支持部材１０を前記固定支持部材３に対して
円滑に摺動させるためのものである。

【００３５】前記可動支持部材１０の前部外側壁には、
これも鉛直方向に延在する断面がコ字に類似する形状
（図２参照）のガイドレール１７が固着されている。

【００３６】当該ガイドレール１７は、前記シールベル
ト６をガイドし、当該シールベルト６と共に前記チェー
ン５を囲繞して、当該チェーン５からの油沫の飛散を防
止するものである。

【００３７】前記移動支持部材１０には、水平断面が長
方形状で、当該移動支持部在よりは短いが鉛直方向に延
在する角筒状の作動腕保持部材１８が摺動自在に嵌着さ
れている。

【００３８】前記作動腕保持部材１８の前部側壁には前
方に延出する作動腕１９の基端部が堅固に固設され、当
該作動腕１９の自由端部側に、被搬送物を保持するため
のクランパーやフォーク（図示せず）が装着されてい
る。

【００３９】作動腕保持部材１８の後部側上部の内部に
は、前記移動支持部材の後部外側壁に転接する可動ガイ
ドローラ２１が、支持部材によって回転自在に装着さ
れ、また、作動腕保持部材１８の前部側下部の内部に
は、前記移動支持部材の前部外側壁に転接する可動ガイ
ドローラ２０が、支持部材によって回転自在に装着され
ている。

【００４０】これらの可動ガイドローラ２０、２１は作
動腕保持部材１８を前記可動支持部材１０に対して円滑
に摺動させるためのものである。

【００４１】前記作動腕保持部材１８の前部側壁の上部
には、前記チェーン５の可動端が固定部材を介して堅固
に固着されており、また、前記チェーン５よりも前方に
シールベルト６の可動端が固定部材２２を介して固着さ
れている。

【００４２】従って、チェーン５は、固定支持部材３
と、可動支持部材１０のチェーンホイール１１と、作動
腕保持部材１８との間に張架され、シールベルト６も固
定支持部材３と、可動支持部材１０のガイドローラ１
２、１３、１４、１５と、作動腕保持部材１８との間に
張架され、両者は一体となって動作することになる。

【００４３】２３は固定支持部材３の外側壁に固着され
たスライドパッドで、２４は作動腕保持保持部１８の内
側壁に固着されたスライドパッドである。

【００４４】而して、図１に矢印で示すように、油圧シ
リンダ８が動作してピストンロッド９が上方に所定寸法
（Ｌ）だけ移動すると、それに従って可動支持部材１０
およびチェーンホイール１１も上方に所定寸法（Ｌ）だ
け移動するが、チェーン５とシールベルト６の固定端は
固定支持部材３に固定されているので、チェーン５とシ
ールベルト６の可動端は所定寸法の２倍の寸法（２Ｌ）
だけ上昇し、同時に作動腕保持部材１８も所定寸法の２
倍の寸法（２Ｌ）だけ上昇することになり、結果として
被搬送物も所定寸法の２倍の寸法（２Ｌ）だけ持ち上げ
られることになる。

【００４５】なお、この際前記チェーン５は常時シール
ベルト６とガイドレール１７によって囲繞されているの
で、当該チェーン５に塗布されている潤滑油が被搬送物
に被着したり、作業者が誤ってチェーン５に接触して汚
損されることもなくなる。

【００４６】可撓性牽引部材としては、チェーンの他に
金属製や樹脂製のワイヤを利用することができ、また可
撓性蓋部材としては金属製のシールベルトの他に、樹脂
やゴム製のベルトを使用することもできる。

【００４７】

【発明の効果】第１の発明では、固定支持部材と作動腕
保持部材とは滑車に案内されるチェーンやワイヤ等の可
撓性牽引部材にて接続されており、滑車が装着されてい
る可動支持部材が油圧シリンダ等の駆動部によって一方
に移動すると、前記作動腕保持部材も前記可動支持部材
と同方向に２倍の移動量だけ移動することになる。

【００４８】従って、構造が簡単で安価な昇降装置を実
現することができる。

【００４９】第２の発明では、可撓性牽引部材の外部
に、当該可撓性牽引部材と一体的に移動する可撓性蓋部
材が装着されているので、前記可撓性牽引部材が可撓性
蓋部材にてシールされ、可撓性牽引部材がチェーンや金
属製のワイヤのように油が塗布されているものであって
も、当該油が被搬送物の方向に飛び散ることが防止され
る。

【００５０】従って、被搬送物や作業者が油などで汚損
されることがなくなる。

【００５１】第３の発明では、固定支持部材は角筒状を
呈しており内部に可動支持部材を駆動するための油圧シ
リンダが鉛直に内挿されており、前記固定支持部材の外
側に当該固定支持部材が内挿され得るこれも角筒状の可
動支持部材が嵌着され、前記可動支持部材の更に外側に
当該可動支持部材が内挿され得るこれも角筒状の作動腕
保持部材が嵌着されているように、どの部材も角筒状で
あるので、各部材が単一であっても回転する事がなく被
搬送物を的確に保持し搬送することができる。

【００５２】従って、構造が簡単となり軽量で安価な昇
降装置を実現することができる。第４の発明では、可撓
性牽引部材はチェーンもしくは金属製のワイヤにて形成
されているので、装置全体をコンパクトに且つ強靭に形
成することができる。

【００５３】第５の発明では、作動腕支持部材には、水
平方向に延在する作動腕の基端部が固設されているの
で、当該作動腕で被搬送物を把持したりその底部を支承
することが可能となる。

【００５４】第６の発明では、可撓性牽引部材は、可動
支持部材の、作動腕が延在している側の側壁の表裏に渡
って張架されているので、重量物である被搬送物に近い
側で作動腕が駆動させるので、安定して被搬送物を昇降
させることができる。

【００５５】第７の発明では、可撓性牽引部材の両側を
覆うガイドレールが固設されており、前記ガイドレール
の作動腕が延在している側にベルト状の可撓性蓋部材が
摺動自在に装着され、前記可撓性牽引部材は前記ガイド
レールと可撓性蓋部材によって囲繞されているので、可
撓性牽引部材であるチェーンや金属ワイヤなどがより完
全にシールされることになる。

【００５６】第８の発明では、可撓性蓋部材はゴム、プ
ラスチックもしくは金属薄板にて形成されているので、
当該材料を適宜選択することによって種々の製品に対応
することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施の形態の縦断面図である。

【図２】本発明の一実施の形態の水平断面図である。

【図３】本発明の一実施の形態の要部斜視図である。

【符号の説明】

１ 基台 ２ 車輪 ３ 固定支持部材 ４ 固定ガイドローラ ５ チェーン（可撓性牽引部材） ６ シールベルト（可撓性蓋部材） ７ 固定部材 ８ 油圧シリンダ（駆動部） ９ ピストンロッド １０ 可動支持部材 １１ チェーンホイール（滑車） １２ ガイドローラ １３ ガイドローラ １４ ガイドローラ １５ ガイドローラ １６ 可動ガイドローラ １７ ガイドレール １８ 作動腕保持部材 １９ 作動腕 ２０ 可動ガイドローラ ２１ 可動ガイドローラ ２２ 固定部材 ２３ スライドパッド ２４ スライドパッド

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】基台に対して垂直に固設された固定支持部
   材と、当該固定支持部材にその延在方向に摺動自在に嵌
   着された可動支持部材と、当該可動支持部材を前記基台
   に対して接近離間させるための駆動部と、前記可動支持
   部材にその延在方向に摺動自在に嵌着された作動腕保持
   部材とからなり、前記可動支持部材の前記基台と反対側
   の端部近傍に滑車が回転自在に固設されており、前記固
   定支持部材と前記作動腕保持部材とは前記滑車に案内さ
   れる可撓性牽引部材にて接続されており、前記可動支持
   部材が前記駆動部によって一方に移動すると前記作動腕
   保持部材も前記可動支持部材と同方向に２倍の移動量だ
   け移動することを特徴とする昇降装置。
2. 【請求項２】可撓性牽引部材の外部に、当該可撓性牽引
   部材と一体的に移動する可撓性蓋部材が装着されている
   請求項１記載の昇降装置。
3. 【請求項３】基台は水平方向に移動可能に構成され、固
   定支持部材は角筒状を呈しており内部に可動支持部材を
   駆動するための油圧シリンダが鉛直に内挿されており、
   前記固定支持部材の外側に当該固定支持部材が内挿され
   得るこれも角筒状の可動支持部材が嵌着され、前記可動
   支持部材の更に外側に当該可動支持部材が内挿され得る
   これも角筒状の作動腕保持部材が嵌着されている請求項
   １もしくは請求項２記載の昇降装置。
4. 【請求項４】可撓性牽引部材はチェーンもしくは金属製
   のワイヤにて形成されている請求項２もしくは請求項３
   記載の昇降装置。
5. 【請求項５】作動腕支持部材には、水平方向に延在する
   作動腕の基端部が固設されている請求項３もしくは請求
   項４記載の昇降装置。
6. 【請求項６】可撓性牽引部材は、可動支持部材の、作動
   腕が延在している側の側壁の上端近傍に回転自在に固設
   されている滑車に案内され、当該側壁の表裏に渡って張
   架されている請求項５記載の昇降装置。
7. 【請求項７】可動支持部材の作動腕が延在している側の
   外側壁に、可撓性牽引部材の延在方向に沿って延在し、
   当該可撓性牽引部材の両側を覆うガイドレールが固設さ
   れており、前記ガイドレールの前記作動腕が延在してい
   る側にベルト状の可撓性蓋部材が摺動自在に装着され、
   前記可撓性牽引部材は前記ガイドレールと可撓性蓋部材
   によって囲繞されている請求項６記載の昇降装置。
8. 【請求項８】可撓性蓋部材はゴム、プラスチックもしく
   は金属薄板にて形成されている請求項７記載の昇降装
   置。