JP2000062946A - 払出装置 - Google Patents

払出装置

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JP2000062946A
JP2000062946A JP10233998A JP23399898A JP2000062946A JP 2000062946 A JP2000062946 A JP 2000062946A JP 10233998 A JP10233998 A JP 10233998A JP 23399898 A JP23399898 A JP 23399898A JP 2000062946 A JP2000062946 A JP 2000062946A
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JP10233998A
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English (en)
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Masafumi Kitaguchi
雅史 北口
Noriji Narutaki
▲玄▼司 鳴滝
Kiyoshi Arikata
清 有方
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Okura Yusoki KK
Original Assignee
Okura Yusoki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小形で設置スペースが小さく、物品Bを1列
毎に切り離して確実に払い出すことができる払出装置20
を提供する。 【解決手段】 複数列に連続した状態で供給される複数
の物品Bを1列毎に払い出す払出装置20である。供給さ
れる物品Bのうち供給方向先頭側の1列分の物品Bを切
離位置32に停止させる停止手段33を設ける。切離位置32
の1列分の物品Bを保持してその切離位置32に隣接する
送出位置34に移動させる切離手段35を設ける。送出位置
34に移動された1列分の物品Bをその列方向に沿って送
り出す送出手段36を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数列に連続した
状態で供給される複数の物品を1列毎に払い出す払出装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、飲料容器のペットボト
ル、瓶、缶などの物品は、それら物品の製造工場での製
造後、パレット上に複数段に積載されて飲料工場などに
輸送され、飲料工場などでパレット上から1段ずつ荷降
ろしされるとともに1列毎に払い出されて搬送されなが
ら、飲料などの内容物の充填が行なわれる。
【0003】そして、パレット上から1段ずつ荷降ろし
されて複数列に連続した状態で供給される複数の物品を
1列毎に払い出すために払出装置が用いられている。こ
の払出装置は、図5に示すように、物品1が供給されて
くる供給方向aと直交する払出方向bにクロスコンバイ
ナ2が長く延設され、このクロスコンバイナ2の搬送速
度が物品1の供給速度より速いこと、およびクロスコン
バイナ2の両側のガイド3の下流側の間隔が狭まること
で、クロスコンバイナ2の下流側に行くにしたがって物
品1を徐々に1列にするようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
払出装置では、長く延設されたクロスコンバイナ2で物
品1を徐々に1列にするため、大形で(長尺で)、大き
な設置スペースを必要とするとともに、クロスコンバイ
ナ2の途中で物品1のブリッジ状態が発生して払出不能
が起こりやすい問題がある。
【0005】特に、横断面ほぼ長方形の角形のペットボ
トルの場合には、クロスコンバイナ2の途中でブリッジ
状態になりやすく、また、ペットボトルの向きが一定に
ならない問題がある。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、小形で設置スペースが小さく、物品を1列毎に切
り離して確実に払い出すことができる払出装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の払出装置
は、複数列に連続した状態で供給される複数の物品を1
列毎に払い出す払出装置において、前記供給される物品
のうち供給方向先頭側の1列分の物品を切離位置に停止
させる停止手段と、前記切離位置の1列分の物品を保持
してその切離位置に隣接する送出位置に移動させる切離
手段と、前記送出位置に移動された1列分の物品をその
列方向に沿って送り出す送出手段とを具備しているもの
である。
【0008】そして、複数列に連続した状態で供給され
る複数の物品のうち供給方向先頭側の1列分の物品を切
離位置に停止させ、この切離位置の1列分の物品を切離
手段で保持してその切離位置に隣接する送出位置に移動
させ、送出位置に移動された1列分の物品を送出手段で
その列方向に沿って送り出すので、従来に比べて小形で
設置スペースが小さくなり、物品を1列毎に切り離して
確実に払い出すことが可能となる。
【0009】請求項2記載の払出装置は、請求項1記載
の払出装置において、切離手段は、1列分の物品を係脱
可能に保持する複数のクランプ体、これらクランプ体を
切離位置から送出位置に順次移動させる移動機構を有し
ているものである。
【0010】そして、切離手段は、1列分の物品を係脱
可能に保持する複数のクランプ体、これらクランプ体を
切離位置から送出位置に順次移動させる移動機構を有し
ているので、物品を切離位置から送出位置に連続的に移
動させることが可能となり、物品の払出能力が向上す
る。
【0011】請求項3記載の払出装置は、請求項1また
は2記載の払出装置において、切離手段は、切離位置に
供給された1列分の物品を上昇させてその物品の上部側
を切離手段に保持させる昇降台を有し、送出手段は、切
離位置から送出位置への1列分の物品の移動時に下方に
退避されるとともに、1列分の物品が送出位置に移動さ
れた後に上昇してその1列分の物品の下部側を支持する
支持台を有し、前記昇降台および支持台を昇降させる駆
動手段を備えているものである。
【0012】そして、切離手段は、切離位置に供給され
た1列分の物品を上昇させてその物品の上部側を切離手
段に保持させる昇降台を有し、かつ、送出手段は、切離
位置から送出位置への1列分の物品の移動時に下方に退
避されるとともに、1列分の物品が送出位置に移動され
た後に上昇してその1列分の物品の下部側を支持する支
持台を有するので、1列分の物品を確実に切り離すこと
が可能となる。
【0013】請求項4記載の払出装置は、請求項3記載
の払出装置において、送出手段は、1列分の物品の上部
側が切離手段で保持されるとともに下部側が支持台で支
持された状態において、それら切離手段と支持台との間
から1列分の物品をその列方向に沿って送り出す送出機
構を有しているものである。
【0014】そして、送出手段は、1列分の物品の上部
側が切離手段で保持されるとともに下部側が支持台で支
持された状態において、それら切離手段と支持台との間
から1列分の物品をその列方向に沿って送り出す送出機
構を有しているので、物品が倒れたりすることなく、物
品の姿勢が安定した状態で確実に送り出すことが可能と
なる。
【0015】請求項5記載の払出装置は、請求項1ない
し4いずれか記載の払出装置において、物品は、上部側
にネック部を有するボトル状であり、切離手段は、前記
物品のネック部に係合して保持するものである。
【0016】そして、物品は、上部側にネック部を有す
るボトル状であり、かつ、切離手段は、物品のネック部
に係合して保持するので、切離手段で物品を確実に保持
して移動させることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1ないし図4を参照して説明する。
【0018】図3に払出装置を備えた荷降装置の平面
図、図4に払出装置を備えた荷降装置の正面図を示す。
【0019】荷降装置は、図示しないが、パレット上に
複数の物品とセパレートシートとが交互に複数段積載さ
れるとともに最上段にトップフレームが積載された状態
の実パレットPが搬入され、この実パレットP上から物
品を1段ずつ荷降ろしして1列毎に送り出すように構成
されている。
【0020】物品としては、ペットボトル、瓶、缶など
があり、本実施の形態では(図1および図2参照)、上
部側にネック部nを有するペットボトルを物品Bとして
説明するもので、ネック部nの周囲にはリング状の突起
を有している。
【0021】そして、荷降装置は、搬入位置11でフォー
クリフトなどによって搬入される実パレットPを受け入
れて荷降位置12に搬送するコンベヤ13、荷降位置12の実
パレットP上からトップフレームおよびセパレートシー
トを取り外すトップフレーム・セパレートシート移載機
構14、トップフレーム・セパレートシート移載機構14に
よって取り外されたトップフレームおよびセパレートシ
ートを回収するトップフレーム・セパレートシート回収
機構15、荷降位置12の実パレットP上の1段分の物品B
を荷降ろしする物品移載機構16、物品移載機構16で荷降
ろしされた1段分の物品Bを受け入れて搬送するコンベ
ヤ17、コンベヤ17で搬送される1段分の物品Bをその搬
送方向と直交する方向に押し出す押出機構18、押出機構
18で押し出される物品Bを搬送する物品供給手段として
のコンベヤ19、コンベヤ19で供給される物品Bを供給方
向と直交する方向に1列毎に払い出す払出装置20、払出
装置20で1列毎に払い出される物品Bを搬送するコンベ
ヤ21、荷降位置12で荷降ろしによって空となった空パレ
ットを搬送するコンベヤ22、コンベヤ22で搬送される空
パレットを回収する空パレット回収機構23を備えてい
る。
【0022】物品移載機構16は、荷降位置12上からコン
ベヤ17上にわたって設けられる枠体24を有し、この枠体
24の中央域に1段分の物品Bを載置可能とする台部25が
配設されているとともに、枠体24に沿って1段分の物品
Bを実パレットP上から台部上、および台部上からコン
ベヤ17上に移載する移載手段26が移動可能に配設されて
おり、枠体24は実パレットP上の物品Bの高さ位置およ
びコンベヤ17の高さ位置に対応して昇降される。
【0023】コンベヤ19は、例えばベルトコンベヤにて
構成され、複数列に連続した状態で複数の物品Bを払出
装置20に対して供給する。
【0024】次に、図1に払出装置の右側面図、図2に
払出装置の背面図を示す。
【0025】払出装置20は、床面に設置されるフレーム
31を有し、このフレーム31に、コンベヤ19で供給される
物品Bのうち供給方向先頭側の1列分の物品Bを切離位
置32に停止させる停止手段としてのストッパ33、切離位
置32の1列分の物品Bを保持してその切離位置32に隣接
する送出位置34に移動させる切離手段35、送出位置34に
移動された1列分の物品Bをその列方向に沿ってコンベ
ヤ21へ送り出す送出手段36が配設されている。
【0026】そして、切離位置32は、コンベヤ19の供給
方向の端部に沿って隣接する位置に形成され、送出位置
34は、切離位置32のコンベヤ19とは反対側に沿って隣接
する位置に形成され、それぞれ1列分の物品Bが配置可
能に構成されている。
【0027】また、ストッパ33は、切離手段35の後述す
る昇降台68上に立設され、コンベヤ19で搬送されてくる
物品Bの下部側が当接してその物品Bを停止させるよう
に構成されている。
【0028】また、切離手段35は、切離位置32および送
出位置34の上方において、フレーム31に吊り下げ支持さ
れる枠体41、この枠体41に支持され1列分の物品Bを係
脱可能に保持する複数のクランプ体42、これらクランプ
体42を切離位置32から送出位置34に順次移動させる移動
機構43を有している。
【0029】枠体41は、上板部44および両端の端板部45
を有し、両端方向に沿ってすなわち1列分の物品Bが並
ぶ列方向に沿って横長に形成されており、上板部44上に
一対のガイド軸46が立設され、これら各ガイド軸46を介
して枠体41の上方に配置される支持板47に上下動可能に
支持されているとともに、支持板47がスライド部材48に
てフレーム31に支持されてそのスライド部材48を介して
切離位置32と送出位置34とが並ぶ並列方向に沿ってスラ
イド可能に支持されている。
【0030】枠体41の上板部44上には一対のねじ軸49が
立設され、支持板47上には各ねじ軸49に螺合する螺合機
構50が配設され、各螺合機構50にはハンドル51が連結さ
れているとともに各螺合機構50が同期回動するようにチ
ェーン52が張設されており、ハンドル51の回動操作によ
り、支持板47に対して枠体41が昇降されて、枠体41の高
さ調整が行なわれる。
【0031】フレーム31の上部には支持板47のスライド
方向に軸方向が合わされたねじ軸53が回動自在に支持さ
れ、このねじ軸53に螺合する螺合部54が支持板47上に固
定されているとともにねじ軸53にハンドル55が連結され
ており、ハンドル55の回転操作により、フレーム31に対
して支持板47および枠体41がスライドされて、枠体41の
切離位置32と送出位置34とが並ぶ並列方向に沿ったスラ
イド位置調整が行なわれる。
【0032】各クランプ体42は、1列分の物品Bを保持
可能に細長く形成されており、細長い基部56、この基部
56の長手方向の両端で長手方向に直交する両側面から下
方に向けて突設されたアーム部57、このアーム部57の下
部に長手方向と直交する両側に対向して取り付けられた
一対のほぼL字形のクランプ58を有している。各クラン
プ体42の基部56の両端からは移動機構43側に支持される
軸部59が突設されており、この軸部59を支点として支え
られた状態で、一対のクランプ58が常に自重で下方に下
がるように構成されている。
【0033】一対のクランプ58は、通常、一対のクラン
プ58の間隔が互いに閉じる方向に例えばスプリングで付
勢されていて、一対のクランプ58が物品Bのネック部n
に係合した際に保持可能とする閉位置にある。後述する
切離位置32に対応する位置に移動された際に、クランプ
体42の両端下方から一対のクランプ58間にくさび60が進
入することにより、一対のクランプ58の間隔が互いに開
いて、一対のクランプ58が物品Bのネック部nを受入可
能とする開位置となるように構成されている。くさび60
は、枠体41の両端板部45の外面に取り付けられたシリン
ダ61によって上下動され、上昇時に一対のクランプ58が
開位置に開かれる。
【0034】なお、閉位置での一対のクランプ58間の間
隔は物品Bのネック部nの直径より少し広く、一対のク
ランプ58による物品Bの保持状態では、一対のクランプ
58でネック部nを径方向から挟持することはなく、ネッ
ク部nの周囲から突設するリング状の突起が一対のクラ
ンプ58に引っ掛かる状態で保持される。また、一対のク
ランプ58の両端は開口されており、一対のクランプ58が
閉位置にあっても、送出機構36によって送出される物品
Bのネック部nが一対のクランプ58間の端部から脱出可
能になっている。
【0035】移動機構43は、枠体41の両端板部45間に回
転自在に軸支された回転軸62を有し、この回転軸62の両
端板部45より内側位置に回転板63が固着され、この回転
板63に回転軸62を中心とする放射方向に沿って4つのガ
イド溝64が90゜毎に形成され、各ガイド溝64にクラン
プ体42の軸部59が係合されている。枠体41の両端板部45
の内側にはカム板65が取り付けられ、このカム板65には
クランプ体42の軸部59が係合される図示しないカム溝が
形成されており、このカム溝によって4つの各クランプ
体42の軸部59が図1に示す回動軌跡xをたどるように制
御される。すなわち、切離位置32上から送出位置34上で
はクランプ体42がほぼ水平に移動するように、他の位置
ではクランプ体42が回転軸62を中心としてほぼ円弧状に
移動するように制御される。
【0036】回転軸62の一端には一方向回転機構66が取
り付けられ、この一方向回転機構66と枠体41側との間に
シリンダ67が連結され、シリンダ67の伸縮によって一方
向回転機構66を介して回転軸62が一定方向(クランプ体
42が切離位置32から送出位置34に移動する方向)に90
゜ずつ回転される。
【0037】さらに、切離手段35は、切離位置32の下方
において、切離位置32に供給された1列分の物品Bを上
昇させてその物品Bのネック部nを一対のクランプ58間
に進入させる昇降台68を有している。この昇降台68は、
後述する駆動手段81によって昇降され、下降位置でコン
ベヤ19の搬送面とほぼ同一高さかわずかに低い高さに位
置されて、コンベヤ19からの物品Bの受け入れが可能と
なっている。昇降台68の上面にストッパ33が立設されて
いる。
【0038】また、送出手段36は、送出位置34の下方に
おいて、送出位置34に移動された1列分の物品Bの下部
側を支持する支持台69を有している。この支持台69は、
後述する駆動手段81によって昇降され、切離位置32から
送出位置34への1列分の物品Bの移動時に下方に退避さ
れるとともに、1列分の物品Bが送出位置34に移動され
た後に上昇してその1列分の物品Bの下部側を支持する
ように構成されている。支持台69には送出手段36による
物品Bの送出方向と直交する両側にガイド板70,71が配
置され、一方のガイド板70は支持台69上に立設され、他
方のガイド板71は支持台69の下面に配設されたシリンダ
72に支持され、このシリンダ72で他方のガイド板71が一
方のガイド板70に接離される。
【0039】送出手段36は、送出位置34に隣接して、1
列分の物品Bの上部側が切離手段35のクランプ体42で保
持されるとともに下部側が支持台69で支持された状態に
おいて、それらクランプ体42と支持台69との間から1列
分の物品Bをその列方向に沿って送り出す送出機構73を
有している。送出機構73は、送出手段36による物品Bの
送出方向に対応するフレーム31に取り付けられたブラケ
ット74上に配設されており、そのブラケット74上にはス
プロケットやプーリなどの回転体75が回転自在に軸支さ
れ、この両回転体75間にはチェーンやベルトなどの無端
体76が張設され、この無端体76には送出片77が無端体76
の1箇所または無端体76の対称的な2箇所に取り付けら
れている。一方の回転体75は図示しないモータによって
回転駆動され、無端体76の回動によって送出片77が送出
位置34に進入して物品Bを送出方向に押動してコンベヤ
21に送り出すように構成されている。
【0040】また、昇降台68および支持台69の両端はフ
レーム31に対してガイド80によって上下動可能に支持さ
れ、これら昇降台68および支持台69を昇降させる駆動手
段81がそれら昇降台68および支持台69の両端側の2箇所
に配設されている。各駆動手段81は、フレーム31に軸受
82を介して駆動軸83が回動自在に支持され、この駆動軸
83に2つのアーム84,85の下端が固着され、各アーム8
4,85の上端にローラ84a ,85a が回転自在に取り付け
られるとともにこの各ローラ84a ,85a が昇降台68およ
び支持台69の下面にそれぞれ取り付けられた断面略コ字
形のガイド86,87に係合されている。駆動軸83には駆動
レバー88の一端が固着され、この駆動レバー88の他端と
フレーム31側との間にシリンダ89が連結されている。そ
して、シリンダ89の作動で駆動レバー88を介して駆動軸
83が回動されるとともに各アーム84,85が揺動され、昇
降台68および支持台69が一体的に昇降される。
【0041】なお、図1および図2には昇降台68が下降
した状態、支持台69が上昇した状態を示すが、これら昇
降台68および支持台69は一体的に昇降される。
【0042】次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0043】まず、図3および図4において、荷降装置
による荷降動作を説明する。
【0044】コンベヤ13で搬入位置11に搬入された実パ
レットPが荷降位置12に搬送され、トップフレーム・セ
パレートシート移載機構14で荷降位置12の実パレットP
上からトップフレームおよびセパレートシートが取り外
されるとともにトップフレーム・セパレートシート回収
機構15に回収され、物品移載機構16で荷降位置12の実パ
レットP上の1段分の物品Bが荷降ろしされるとともに
コンベヤ17に移載され、コンベヤ17で1段分の物品Bが
搬送されるとともに押出機構18でコンベヤ19に移載さ
れ、コンベヤ19で1段分の物品Bが払出装置20に搬送さ
れ、払出装置20で1列毎に物品Bが分離されてコンベヤ
21に払い出される。
【0045】このようにして、荷降位置12において、実
パレットP上からのセパレートシートの取り外しと物品
Bの荷降ろしが交互に行なわれる。コンベヤ19には、1
段ずつ順次荷降ろしされる物品Bが順次供給され、前に
荷降ろしされた1段分の物品Bの後側に後から荷降ろし
された1段分の物品Bの先頭側が合体して複数列が連続
した状態になる。
【0046】荷降ろしによって空となった空パレットは
コンベヤ22で空パレット回収機構23に搬送されて回収さ
れる。
【0047】次に、図1および図2において、払出装置
20による払出動作を説明する。
【0048】払出装置20には、コンベヤ19により複数列
に連続した状態で複数の物品Bが供給され、その供給方
向先頭側の1列分の物品Bがストッパ33に当接して昇降
台68上の切離位置32に停止される。
【0049】駆動手段81により昇降台68が上昇され(こ
のとき支持台69も一体に上昇される)、切離位置32の1
列分の物品Bが上昇される。このとき、切離位置32の上
方に位置する切離手段35のクランプ体42に対してくさび
60が上昇進入されていて、このクランプ体42の一対のク
ランプ58が開位置にあり、昇降台68によって上昇される
1列分の物品Bのネック部nが一対のクランプ58間に進
入される。
【0050】昇降台68の上昇後、くさび60が下降退避さ
れ、クランプ体42の一対のクランプ58が閉位置に移動さ
れ、一対のクランプ58間に1列分の物品Bのネック部n
が保持される。
【0051】くさび60の下降退避後、駆動手段81により
昇降台68が下降され、物品Bのネック部nの周囲から突
設するリング状の突起が一対のクランプ58に引っ掛かる
吊り下げ状態で、クランプ体42に1列分の物品Bが保持
される。
【0052】その後、切離手段35のシリンダ67が動作さ
れ、回転軸62、回転板63および4つのクランプ体42が一
体に90゜回動される。1列分の物品Bを保持したクラ
ンプ体42は、切離位置32上から送出位置34上に水平に移
動する。このクランプ体42で保持された1列分の物品B
の切離位置32上から送出位置34上への移動によって、コ
ンベヤ19で供給される後続の1列分の物品Bが切離位置
32に移動される。
【0053】これら物品Bの移動後、駆動手段81により
昇降台68および支持台69が上昇される。切離位置32で
は、上述したクランプ体42による1列分の物品Bの保持
動作が行なわれる。送出位置34では、支持台69が1列分
の物品Bの下部に当接してその1列分の物品Bをわずか
に押し上げて支持するとともに、シリンダ72によりガイ
ド板71が物品B側に接近してガイド板70,71で1列分の
物品Bの下部両側の位置決めガイドがなされる。
【0054】ガイド板70,71で1列分の物品Bの下部両
側の位置決めガイドがなされた後、送出機構73の無端体
76が回動されて送出片77が送出位置34内を移動され、こ
の送出片77により、1列分の物品Bの上部側が切離手段
35のクランプ体42で保持されるとともに下部側が支持台
69で支持された状態において、それらクランプ体42と支
持台69との間から1列分の物品Bがその列方向に沿って
コンベヤ21に送り出される。
【0055】送出位置34から1列分の物品Bがコンベヤ
21に送り出された後、駆動手段81により昇降台68および
支持台69が下降される。そして、その後、上述したよう
に、切離手段35の4つのクランプ体42が一体に90゜回
動され、切離位置32では次の1列分の物品Bのクランプ
体42による保持が行なわれ、送出位置34では1列分の物
品Bの送出動作が行なわれる。
【0056】このように、払出装置20に対してコンベヤ
19で複数列に連続した状態で供給される複数の物品B
が、1列毎に切り離されてコンベヤ21に順次払い出され
る。
【0057】以上のように、複数列に連続した状態で供
給される複数の物品Bのうち供給方向先頭側の1列分の
物品Bを切離位置32に停止させ、この切離位置32の1列
分の物品Bを切離手段35で保持してその切離位置32に隣
接する送出位置34に移動させ、送出位置34に移動された
1列分の物品Bを送出手段36でその列方向に沿って送り
出すので、従来に比べて小形で設置スペースが小さく、
物品Bを1列毎に切り離して確実に払い出すことができ
る。
【0058】また、切離手段35は、1列分の物品Bを係
脱可能に保持する複数のクランプ体42、これらクランプ
体42を切離位置32から送出位置34に順次移動させる移動
機構43を有しているので、物品Bを切離位置32から送出
位置34に連続的に移動させることができ、物品Bの払出
能力を向上できる。
【0059】また、切離手段35は、切離位置32に供給さ
れた1列分の物品Bを上昇させてその物品Bの上部側を
切離手段35に保持させる昇降台68を有し、かつ、送出手
段36は、切離位置32から送出位置34への1列分の物品B
の移動時に下方に退避されるとともに、1列分の物品B
が送出位置36に移動された後に上昇してその1列分の物
品Bの下部側を支持する支持台69を有するので、1列分
の物品Bを確実に切り離すことができる。
【0060】また、送出手段36は、1列分の物品Bの上
部側が切離手段35で保持されるとともに下部側が支持台
69で支持された状態において、それら切離手段35と支持
台69との間から1列分の物品Bをその列方向に沿って送
り出す送出機構73を有しているので、物品Bが倒れたり
することなく、物品Bの姿勢が安定した状態で確実に送
り出すことができる。
【0061】また、物品Bは、上部側にネック部nを有
するペットボトルであり、かつ、切離手段35は、この物
品Bのネック部nに係合して保持するので、切離手段35
で物品Bを確実に保持して移動させることができる。
【0062】なお、物品としてはペットボトルに限ら
ず、瓶や缶でも同様に払出処理できる。
【0063】
【発明の効果】請求項1記載の払出装置によれば、複数
列に連続した状態で供給される複数の物品のうち供給方
向先頭側の1列分の物品を切離位置に停止させ、この切
離位置の1列分の物品を切離手段で保持してその切離位
置に隣接する送出位置に移動させ、送出位置に移動され
た1列分の物品を送出手段でその列方向に沿って送り出
すので、従来に比べて小形で設置スペースが小さく、物
品を1列毎に切り離して確実に払い出すことができる。
【0064】請求項2記載の払出装置によれば、請求項
1記載の払出装置の効果に加えて、切離手段は、1列分
の物品を係脱可能に保持する複数のクランプ体、これら
クランプ体を切離位置から送出位置に順次移動させる移
動機構を有しているので、物品を切離位置から送出位置
に連続的に移動させることができ、物品の払出能力を向
上できる。
【0065】請求項3記載の払出装置によれば、請求項
1または2記載の払出装置の効果に加えて、切離手段
は、切離位置に供給された1列分の物品を上昇させてそ
の物品の上部側を切離手段に保持させる昇降台を有し、
かつ、送出手段は、切離位置から送出位置への1列分の
物品の移動時に下方に退避されるとともに、1列分の物
品が送出位置に移動された後に上昇してその1列分の物
品の下部側を支持する支持台を有するので、1列分の物
品を確実に切り離すことができる。
【0066】請求項4記載の払出装置によれば、請求項
3記載の払出装置の効果に加えて、送出手段は、1列分
の物品の上部側が切離手段で保持されるとともに下部側
が支持台で支持された状態において、それら切離手段と
支持台との間から1列分の物品をその列方向に沿って送
り出す送出機構を有しているので、物品が倒れたりする
ことなく、物品の姿勢が安定した状態で確実に送り出す
ことができる。
【0067】請求項5記載の払出装置によれば、請求項
1ないし4いずれか記載の払出装置の効果に加えて、物
品は、上部側にネック部を有するボトル状であり、か
つ、切離手段は、物品のネック部に係合して保持するの
で、切離手段で物品を確実に保持して移動させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す払出装置の右側面
図である。
【図2】同上払出装置の背面図である。
【図3】同上払出装置を備えた荷降装置の平面図であ
る。
【図4】同上払出装置を備えた荷降装置の正面図であ
る。
【図5】従来の払出装置の概略を示す平面図である。
【符号の説明】
20 払出装置 32 切離位置 33 停止手段としてのストッパ 34 送出位置 35 切離手段 36 送出手段 42 クランプ体 43 移動機構 68 昇降台 69 支持台 73 送出機構 81 駆動手段 B 物品 n ネック部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 有方 清 兵庫県加古川市野口町古大内900番地 オ ークラ輸送機株式会社内 Fターム(参考) 3F015 AA08 BA01 CA02 3F017 CA03 CB00 CD02 DA02 DA44

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数列に連続した状態で供給される複数
    の物品を1列毎に払い出す払出装置において、 前記供給される物品のうち供給方向先頭側の1列分の物
    品を切離位置に停止させる停止手段と、 前記切離位置の1列分の物品を保持してその切離位置に
    隣接する送出位置に移動させる切離手段と、 前記送出位置に移動された1列分の物品をその列方向に
    沿って送り出す送出手段とを具備していることを特徴と
    する払出装置。
  2. 【請求項2】 切離手段は、1列分の物品を係脱可能に
    保持する複数のクランプ体、これらクランプ体を切離位
    置から送出位置に順次移動させる移動機構を有している
    ことを特徴とする請求項1記載の払出装置。
  3. 【請求項3】 切離手段は、切離位置に供給された1列
    分の物品を上昇させてその物品の上部側を切離手段に保
    持させる昇降台を有し、 送出手段は、切離位置から送出位置への1列分の物品の
    移動時に下方に退避されるとともに、1列分の物品が送
    出位置に移動された後に上昇してその1列分の物品の下
    部側を支持する支持台を有し、 前記昇降台および支持台を昇降させる駆動手段を備えて
    いることを特徴とする請求項1または2記載の払出装
    置。
  4. 【請求項4】 送出手段は、1列分の物品の上部側が切
    離手段で保持されるとともに下部側が支持台で支持され
    た状態において、それら切離手段と支持台との間から1
    列分の物品をその列方向に沿って送り出す送出機構を有
    していることを特徴とする請求項3記載の払出装置。
  5. 【請求項5】 物品は、上部側にネック部を有するボト
    ル状であり、 切離手段は、前記物品のネック部に係合して保持するこ
    とを特徴とする請求項1ないし4いずれか記載の払出装
    置。
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