JP2000062656A - バランスウェイトの取付構造 - Google Patents

バランスウェイトの取付構造

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JP2000062656A
JP2000062656A JP10232631A JP23263198A JP2000062656A JP 2000062656 A JP2000062656 A JP 2000062656A JP 10232631 A JP10232631 A JP 10232631A JP 23263198 A JP23263198 A JP 23263198A JP 2000062656 A JP2000062656 A JP 2000062656A
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JP
Japan
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tie rod
balance weight
steering cylinder
steering
wheels
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JP10232631A
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English (en)
Inventor
Tadayuki Shinko
忠之 新古
Shiro Ueno
司郎 上野
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 操向シリンダの伸縮動により左右走行輪を操
舵するためのタイロッドをフロントアクスルケース前方
に設け、該タイロッド上方に前記操向シリンダを設ける
構成において、フレームアクスルケース前部に配置した
操向回動装置の保護を課題とする。 【解決手段】 操向シリンダ20の伸縮動により左右走
行輪を操舵するためのタイロッド21をフロントアクス
ルケース15前方に設け、該タイロッド21上方に前記
操向シリンダ20を設ける構成において、これら操向シ
リンダ20及びタイロッド21前方に、その下端がタイ
ロッド21より下方まで延出するようバランスウェイト
30を配置した。また、左右車輪の最大折角時に車輪と
接触しない程度にバランスウェイト30を車体左右方向
に延出させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタ前部のフ
レームの前方に装着することにより、機体の前後バラン
スを良好に保つためのバランスウェイトの取付構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来からフロントアクスルケースの前方
にタイロッドを設け、このタイロッド上方に操向シリン
ダを設ける全油圧式パワーステアリング構造については
知られている(特開平5−330357号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような構
成とした場合、整備されなていない畦畔などを走行して
いる際にフロントアクスルケース前方に設けられたタイ
ロッドや操向シリンダが岩などに当たって破損する危険
があった。そこで、特にこれらの部品を保護する必要が
ある。この点、別途、カバー部材を設けることによって
これらの部品を保護する構成についても知られている
が、部品点数及び組み立て工数が増えるため好ましくな
い。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記課
題を解決するべく以下のように構成する。すなわち、操
向シリンダの伸縮動により左右走行輪を操舵するための
タイロッドをフロントアクスルケース前方に設け、該タ
イロッド上方に前記操向シリンダを設ける構成におい
て、これら操向シリンダ及びタイロッド前方に、その下
端がタイロッドより下方まで延出するようバランスウェ
イトを配置することとする。
【0005】また、左右車輪の最大切角時に車輪と接触
しない程度にバランスウェイトを車体左右方向に延出さ
せることとする。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
の図面により説明する。図1においてトラクタの全体構
成から説明する。本機1は前部にエンジン5を前部フレ
ーム(シャーシ)12上に搭載し、該前部フレーム12
の前後中央にフロントアクスルケース15を介して前輪
2を懸架し、前記エンジン5等はボンネット4によって
覆われ、ボンネット4の後方にステアリングハンドル6
を配置している。エンジン5の後部にはクラッチハウジ
ング14及び伝動ケース8を介してミッションケース1
0と連結され、該ミッションケース10後部両側にリア
アクスルケースを介して後輪3を支持している。
【0007】前記クラッチハウジング14には図示しな
いクラッチが内装され、エンジン5からの駆動力が前記
クラッチを介して、ミッションケース10内に伝達さ
れ、該ミッションケース10内で変速されデフギア装置
等を介して後輪3、前輪2及びPTO軸が駆動される。
該後輪3はフェンダー13によってカバーされ、左右の
フェンダー13の間に運転席9が配置され、該フェンダ
ー13の前下部にステップ7が配置されている。
【0008】また、本機1の後部には作業機を装着して
昇降回動可能に構成されており、本機1の後部に作業機
を装着した場合、重心が後方に移動して畦越えや圃場へ
の出入りのときに前部が浮き上がり易くなるため、前後
の重量バランスが取れるように、機体前部にバランスウ
ェイト30が配設されている。
【0009】また、ミッションケース10内に設けた前
輪駆動部に動力が伝達され、前輪駆動軸が前方に突出さ
れ、該前輪駆動軸より伝動軸を介してフロントアクスル
ケース15に動力が伝達されて前輪2を駆動可能として
いる。そして、この前輪2は旋回時に増速して圃場端で
の旋回時に地表面を荒らさないようにする増速駆動状態
と、路上走行や通常の走行で、前輪2の回転速度と後輪
3の回転速度が略等しい状態とする標準駆動状態とを択
一的に選択設定可能としている。また、前輪変速装置
は、フロントアクスルケース15またはミッションケー
ス10内に装備されており、前輪増速を行うように設定
した場合には、ステアリングハンドル6を設定角度以上
回動すると、増速駆動状態となるように構成されてい
る。
【0010】前述のミッションケース10の後部には、
図示しない油圧ポンプが設けられており、エンジン5の
駆動力が油圧ポンプに伝達され、該油圧ポンプが駆動さ
れる。該油圧ポンプから吐出された圧油は、機体中央に
配設した、図2乃至図5に示すフローデバイダ16に送
油され、該フローデバイダ16より、後述するパワース
テアリング機構および、後部の油圧リフト装置に送油さ
れる。このようにして、パワーステアリング機構及び、
油圧リフト装置へ一つの油圧ポンプにより供給できるよ
うにしている。これにより、パワーステアリング機構及
び油圧リフト装置に、それぞれ油圧ポンプを設ける必要
がなく、配管構成を簡単にでき、部品点数を減少するよ
うにしている。
【0011】そして、図2乃至図5に示すように、フロ
ーデバイダ16は、前記クラッチハウジング14及び伝
動ケース8に、ステップ7、ステー19及びブラケット
18を介して固設保持されいる。該ブラケット18は、
正面視L字状に構成して、ボルトにより伝動ケース8側
面とフローデバイダ16の下面の間を固設している。前
記ステー19は板材を折り曲げてフローデバイダ16の
前方、側方及び下方を囲むように構成して、フローデバ
イダ16の下面において前記ブラケット18と共にボル
トによって共締め固定し、ステー19の前面上部がステ
ップ7にボルトによって固設されている。このため、フ
ローデバイダ16と障害物の接触の可能性を低減してい
る。更に、フローデバイダ16の下端位置はクラッチハ
ウジング14の下端位置よりも高さH(図2)だけ上方
に設けられている。このため、前記フローデバイダ16
が前方よりの障害物に対して接触したり、破損する可能
性がない。
【0012】また、図2、図3に示すように、操向シリ
ンダ20及びタイロッド21はフロントアクスルケース
15の前方に配設されている。右のナックルアーム22
と左のナックルアーム25の間は、タイロッド21によ
り枢結されており、該タイロッド21の上方には、フロ
ントアクスルケース15上部より前方に突設されたステ
ー23に、操向シリンダ20のヘッド側が回動自在に枢
支されている。該操向シリンダ20の他端のピストンロ
ッド先端は左上部アーム24に回動自在に枢支されてお
り、左上部アーム24はナックルアーム25とともに前
輪2を、フロントアクスルケース15に対して回動自在
に支持する装着する回動ケースに固設されている。この
ように構成したので、操向シリンダ20及びタイロッド
21の占める空間を小さくすることが可能であり、設計
上の自由度が増し、フロントアクスルケース15の後部
に図示していない倍速機構を配設可能にしている。
【0013】前記操向シリンダ20には、油圧ホース2
6・26が接続されており、該油圧ホース26・26の
他端は操向バルブ28に接続され、該操向バルブ28か
らは更に前記フローデバイダ16を介して油圧ポンプと
接続されている。前記操向バルブ28は前記ステアリン
グハンドル6を回動することによって切り換えられ、圧
油が操向シリンダ20のヘッド側室またはロッド側室に
送油されて伸縮できるように構成されている。つまり、
前記ステアリングハンドル6を左回転すると、操向バル
ブ28が切り換えられて、操向シリンダ20を伸長させ
て、左上部アーム24を介して左前輪2を回動し、同時
に、左右のナックルアーム25・22及びタイロッド2
1を介して、右前輪2を回動するのである。逆に、ステ
アリングハンドル6を右回転すると、操向シリンダ20
が縮小されて、前輪2を右側へ回動するのである。
【0014】また、前記操向シリンダ20の両端に接続
された油圧ホース26・26は途中でクランプ29によ
って束ねられて前部フレーム12の側面に固定され、該
クランプ29の取付位置は、図3に示すように、前輪2
を左一杯に回動させた状態において、左前輪2の後端内
側が最も前部フレーム12に接近する近傍としている。
このように前輪2が最も内側に接近する位置にクランプ
29を位置させて、油圧ホース26を固定させているた
め、油圧ホース26・26が圧油や熱等で伸びたり、機
体の振動で振れたりしても、油圧ホース26・26は前
輪2と干渉することがなく、そのため、油圧ホース26
が前輪2に接触して傷つけられるようなこともないので
ある。該クランプ29は、ボルトによって螺装固定して
いるが、前部フレーム12に溶接固定することも可能で
ある。
【0015】次に、本発明のバランスウェイト30の取
付構成を図2、図3、図6より説明する。該バランスウ
ェイト30は前部フレーム12に取り付けられ、その取
付位置はバンパ31よりも後方であって、操向シリンダ
20よりも前方に配置されている。そして、該バランス
ウェイト30の上部が前部フレーム12間に挿入され
て、左右外側よりボルト32・32・・により固定され
ている。
【0016】即ち、該バランスウェイト30は中央上部
に凸部30aを設けて上方に突出し、該凸部30aの幅
は前部フレーム12の内幅に合わせられて、下方より挿
入できるようにしている。また、凸部30a側面にはボ
ルト孔30c・30cが穿設され、前部フレーム12に
挿入時に側方よりボルト32によって固定できるように
している。バランスウェイト30の下部30bは操向シ
リンダ20及びタイロッド21の設けられた高さよりも
下方へ延設し、更に、左右外方向へ左右車輪の最大切角
時に車輪と接触しない程度に車体左右方向に延出してい
る。
【0017】また、バランスウェイト30の下部30b
からタイロッド21及びステアリングシリンダ20下方
に延出部30eを設けることもできる。そして、下部3
0b両側の前面30d・30dは湾曲状に形成されて、
前輪2を右または左に最大回動したときに、前輪2の前
内側とバランスウェイト30が干渉しない形状としてい
る。なお、旋回時の外側の前輪2の切れ角は内側よりも
小さいため、前面30dは大きく削る必要はない。この
ような形状をとるため、前記バランスウェイト30は、
走行時、前方の障害物よりステアリングシリンダ20及
びタイロッド21を保護することが可能となる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、請求項1の如く、操向シリン
ダの伸縮動により左右走行輪を操舵するためのタイロッ
ドをフロントアクスルケース前方に設け、該タイロッド
上方に前記操向シリンダを設ける構成において、これら
操向シリンダ及びタイロッド前方に、その下端がタイロ
ッドより下方まで延出するようバランスウェイトを配置
したので、バランスウェイトのみによって、前方に設け
られたタイロッドや操向シリンダを岩などの障害物から
保護されることになる。
【0019】また、請求項2の如く、左右車輪の最大切
角時に車輪と接触しない程度にバランスウェイトを車体
左右方向に延出させたことにより、更にタイロッドや操
向シリンダを確実に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のトラクタの全体側面図であ
る。
【図2】本発明の要部を示すトラクタ前部の側面図であ
る。
【図3】同じく平面図である。
【図4】フローデバイダ取付部の平面図である。
【図5】フローデバイダ取付部の側面図である。
【図6】バランスウェイトの斜視図である。
【符号の説明】
12 前部フレーム 15 フロントアクスルケース 20 操向シリンダ 21 タイロッド 30 バランスウェイト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操向シリンダの伸縮動により左右走行輪
    を操舵するためのタイロッドをフロントアクスルケース
    前方に設け、該タイロッド上方に前記操向シリンダを設
    ける構成において、これら操向シリンダ及びタイロッド
    前方に、その下端がタイロッドより下方まで延出するよ
    うバランスウェイトを配置することを特徴とするバラン
    スウェイトの取付構造。
  2. 【請求項2】 左右車輪の最大切角時に車輪と接触しな
    い程度にバランスウェイトを車体左右方向に延出させた
    ことを特徴とする請求項1記載のバランスウェイトの取
    付構造。
JP10232631A 1998-08-19 1998-08-19 バランスウェイトの取付構造 Pending JP2000062656A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107813115A (zh) * 2017-11-24 2018-03-20 江顺精密机械装备科技江阴有限公司 一种低地板有轨车辆用轴桥与配重工装的配合结构
CN109229040A (zh) * 2018-09-28 2019-01-18 南京机电职业技术学院 一种基于轻量化的可调式自平衡汽车底盘
CN112297813A (zh) * 2020-12-04 2021-02-02 第一拖拉机股份有限公司 一种水田轮式拖拉机

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CN109229040B (zh) * 2018-09-28 2023-09-05 南京机电职业技术学院 一种基于轻量化的可调式自平衡汽车底盘
CN112297813A (zh) * 2020-12-04 2021-02-02 第一拖拉机股份有限公司 一种水田轮式拖拉机
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