JP2000062625A - 車両用ステアリング装置の一次ストロークストッパ - Google Patents

車両用ステアリング装置の一次ストロークストッパ

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JP2000062625A
JP2000062625A JP23326698A JP23326698A JP2000062625A JP 2000062625 A JP2000062625 A JP 2000062625A JP 23326698 A JP23326698 A JP 23326698A JP 23326698 A JP23326698 A JP 23326698A JP 2000062625 A JP2000062625 A JP 2000062625A
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stroke stopper
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任康 宮田
Seitaro Shibazaki
清太郎 柴崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両衝突時の二次衝突時にステアリングコラ
ムの前方への移動量を十分に確保し得る一次ストローク
ストッパを提供すること。 【解決手段】 車体(支持ブラケット70)に組付けら
れて、車両衝突時の一次衝突時に、メインシャフト11
の後退量を規定する車両用ステアリング装置の一次スト
ロークストッパ60において、車両衝突時の二次衝突時
に、メインシャフト11を回転自在に支持し二次衝突荷
重が所定値以上のときに前方へ移動するステアリングコ
ラム30の前端部が接触する背面部位に前方に向けて下
降傾斜するガイド面62を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体に組付けられ
て、車両衝突時の一次衝突時に、メインシャフトの後退
量を規定する車両用ステアリング装置の一次ストローク
ストッパに関する。
【0002】
【従来の技術】車両用ステアリング装置の一次ストロー
クストッパは、例えば実開昭63−114874号公報
に示されていて、メインシャフトの前端に組付けたステ
アリングヨークに一体的に組付けたストッパプレートと
接触(当接)するストッパ面を有しており、車両衝突時
の一次衝突時に、ストッパプレートが一次ストロークス
トッパのストッパ面に接触して、メインシャフトの後退
量が規定されるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した公報の一次ス
トロークストッパにおいては、ストッパプレートと接触
するストッパ面の背面に、車両衝突時の二次衝突時にお
いて二次衝突荷重が所定値以上のときに前方へ移動する
ステアリングコラムが後方より接触して前方への移動を
規制される第2のストッパ面を有しているため、ステア
リングコラムの前方への移動が一次ストロークストッパ
によって阻害されて、ステアリングコラムの前方への移
動量を十分に確保できないことがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した問題
に対処すべくなされたものであり、車体に組付けられ
て、車両衝突時の一次衝突時に、メインシャフトの後退
量を規定する車両用ステアリング装置の一次ストローク
ストッパにおいて、車両衝突時の二次衝突時に、前記メ
インシャフトを回転自在に支持し二次衝突荷重が所定値
以上のときに前方へ移動するステアリングコラムの前端
部が接触する背面部位に前方に向けて下降傾斜するガイ
ド面を設けたことに特徴がある。
【0005】また、車体に組付けられて、車両衝突時の
一次衝突時に、メインシャフトの後退量を規定する車両
用ステアリング装置の一次ストロークストッパにおい
て、車両衝突時の二次衝突時に、前記メインシャフトを
回転自在に支持し二次衝突荷重が所定値以上のときに前
方へ移動するステアリングコラムの前端部が後方より前
方に向けて接触することにより、少なくとも一部が前記
車体から前方へ離脱する構成としたことに特徴がある。
【0006】
【発明の作用・効果】本発明によるガイド面を設けた一
次ストロークストッパ(請求項1に係る発明)において
は、車両衝突時の二次衝突時に、二次衝突荷重が所定値
以上のときに前方へ移動するステアリングコラムの前端
部がガイド面に接触して同ガイド面に沿って移動するた
め、ステアリングコラムの前方への移動が一次ストロー
クストッパによって阻害されず、ステアリングコラムの
前方への移動量を十分に確保できて、二次衝突時の衝撃
エネルギーを周知のストローク式エネルギー吸収装置
(ステアリングコラムの前方への移動によって衝撃エネ
ルギーを吸収する装置)によって的確に吸収することが
できる。
【0007】また、本発明による車体から前方へ離脱す
る構成とした一次ストロークストッパ(請求項2に係る
発明)においては、車両衝突時の二次衝突時に、二次衝
突荷重が所定値以上のときに前方へ移動するステアリン
グコラムの前端部が一次ストロークストッパに後方より
前方に向けて接触して、一次ストロークストッパの少な
くとも一部(ステアリングコラムの前方への移動時に接
触し得る部分)を車体から前方へ離脱させるため、ステ
アリングコラムの前方への移動が一次ストロークストッ
パによって阻害されず、ステアリングコラムの前方への
移動量を十分に確保できて、二次衝突時の衝撃エネルギ
ーを周知のストローク式エネルギー吸収装置(ステアリ
ングコラムの前方への移動によって衝撃エネルギーを吸
収する装置)によって的確に吸収することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の各実施形態を図
面に基づいて説明する。図1〜図3は本発明の一実施形
態を示していて、この実施形態においては、ステアリン
グシャフト10がメインシャフト11と中間シャフト1
2を備えている。メインシャフト11は、下端にて中間
シャフト12に自在継手13を介して連結されていて、
上端にはステアリングホイール20が一体的に組付けら
れている。また、メインシャフト11は、ステアリング
コラム30内に収容される下方部位に周知の収縮可能部
(図示省略)を有していて、所定の軸方向荷重を受けた
ときに収縮可能部にて軸方向に収縮するようになってい
る。中間シャフト12は、下端にてステアリングギヤボ
ックス40に連結されていて、中間部は収縮可能なコル
ゲートチューブ12aとなっている。
【0009】ステアリングコラム30は、メインシャフ
ト11を回転自在に支持するコラムチューブ31と、こ
れに一体的に形成したブレイクアウェイブラケット32
と、コラムチューブ31の前方上部にボルト33を用い
て車両の前方へ分離可能に組付けたロワーブラケット3
4を備えていて、ブレイクアウェイブラケット32に所
定の軸方向荷重で車両前方へ分離可能に組付けた左右一
対のカプセル35(図4及び図5参照)にてボルト36
とナット37により薄い鋼板からなるエネルギー吸収プ
レート50とともに車体側部材としての支持ブラケット
70に一体的に組付けられるとともに、ロワーブラケッ
ト34にて左右一対のボルト38とナット39(図3参
照)により支持ブラケット70に所定板厚の鋼板からな
る一次ストロークストッパ60とともに一体的に組付け
られている。
【0010】エネルギー吸収プレート50は、周知のス
トローク式エネルギー吸収装置の構成部材であり、車両
衝突時の二次衝突時においてブレイクアウェイブラケッ
ト32とカプセル35が分離してステアリングコラム3
0が車両前方へ移動するときに、ブレイクアウェイブラ
ケット32とこれに一体的に組付けたピン51によって
しごかれて変形することにより、二次衝突時においてス
テアリングコラム30に加わる衝撃エネルギーを吸収す
るようになっている。
【0011】一次ストロークストッパ60は、車両衝突
時の一次衝突時に、メインシャフト11の後退量を規定
するものであり、前端部にストッパ面61を有してい
る。ストッパ面61は、図2及び図3に示したように、
メインシャフト11の軸線に対して略直角でアーチ状に
形成されていて、車両衝突時の一次衝突時においてメイ
ンシャフト11が後退するときにメインシャフト11の
先端部に一体的に組付けたストッパプレート14を受け
止めてメインシャフト11の後退を規制するようになっ
ている。また、一次ストロークストッパ60は、背面部
位にガイド面62を有している。ガイド面62は、車両
衝突時の二次衝突時に、ステアリングコラム30の前端
部が接触する背面部位に形成されていて、前方に向けて
下降傾斜している。
【0012】上記のように構成した本実施形態の一次ス
トロークストッパ60においては、車両衝突時の二次衝
突時に、二次衝突荷重が所定値以上のときに前方へ移動
するステアリングコラム30の前端部が、図4及び図5
にて示したように、ガイド面62に接触して同ガイド面
62に沿って移動するため、ステアリングコラム30の
前方への移動が一次ストロークストッパ60によって阻
害されず、ステアリングコラム30の前方への移動量を
十分に確保できて、二次衝突時の衝撃エネルギーをエネ
ルギー吸収プレート50によって的確に吸収することが
できる。
【0013】図6及び図7は本発明の他の実施形態を示
していて、この実施形態においては、一次ストロークス
トッパ160がリヤパーツ161及びフロントパーツ1
62とこれらを連結するボルト163とナット164に
よって構成されていることを除いて、図1〜図3に示し
た上記実施形態と同じであり、同じ構成には同一符号を
付して説明は省略する。
【0014】一次ストロークストッパ160のリヤパー
ツ161は、ロワーブラケット34とともに左右一対の
ボルト38とナット39により支持ブラケット70に一
体的に組付けられていて、前端には前方に向けて開口す
るV字状の切欠161aを有している。一方、フロント
パーツ162は、L形に形成されていて、前面にストッ
パ面162aを有しており、上端にてボルト163とナ
ット164によりリヤパーツ161の切欠161a部位
に前方へ離脱可能に連結されている。
【0015】上記のように構成した一次ストロークスト
ッパ160においては、車両衝突時の二次衝突時に、二
次衝突荷重が所定値以上のときに前方へ移動するステア
リングコラム30の前端部が一次ストロークストッパ1
60のフロントパーツ162に後方より前方に向けて接
触して、一次ストロークストッパ160のフロントパー
ツ162を車体側に組付けられているリヤパーツ161
から前方へ離脱させるため、ステアリングコラム30の
前方への移動が一次ストロークストッパ160によって
阻害されず、ステアリングコラム30の前方への移動量
を十分に確保できて、二次衝突時の衝撃エネルギーをエ
ネルギー吸収プレート50によって的確に吸収すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を全体的に示す側面図で
ある。
【図2】 図1の要部拡大側面図である。
【図3】 図2の前方部位を前方から示した正面図であ
る。
【図4】 図1〜図3に示した実施形態においてステア
リングコラムが一次ストロークストッパに接触したとき
の作動説明図である。
【図5】 図1〜図3に示した実施形態においてステア
リングコラムが一次ストロークストッパのガイド面に接
触して同ガイド面に沿って移動するときの作動説明図で
ある。
【図6】 本発明の他の実施形態を示す要部側面図であ
る。
【図7】 図6に示した一次ストロークストッパ部分の
平面図である。
【図8】 図6及び図7に示した実施形態においてステ
アリングコラムが一次ストロークストッパに接触したと
きの作動説明図である。
【図9】 図8の状態での一次ストロークストッパ部分
の平面図である。
【符号の説明】
10…ステアリングシャフト、11…メインシャフト、
12…中間シャフト、20…ステアリングホイール、3
0…ステアリングコラム、31…コラムチューブ、32
…ブレイクアウェイブラケット、34…ロワーブラケッ
ト、40…ギヤボックス、50…エネルギー吸収プレー
ト、60…一次ストロークストッパ、61…ストッパ
面、62…ガイド面、160…一次ストロークストッ
パ、161…リヤパーツ、162…フロントパーツ(前
方へ離脱する部分)、70…支持ブラケット(車体側部
材)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体に組付けられて、車両衝突時の一次
    衝突時に、メインシャフトの後退量を規定する車両用ス
    テアリング装置の一次ストロークストッパにおいて、車
    両衝突時の二次衝突時に、前記メインシャフトを回転自
    在に支持し二次衝突荷重が所定値以上のときに前方へ移
    動するステアリングコラムの前端部が接触する背面部位
    に前方に向けて下降傾斜するガイド面を設けたことを特
    徴とする車両用ステアリング装置の一次ストロークスト
    ッパ。
  2. 【請求項2】 車体に組付けられて、車両衝突時の一次
    衝突時に、メインシャフトの後退量を規定する車両用ス
    テアリング装置の一次ストロークストッパにおいて、車
    両衝突時の二次衝突時に、前記メインシャフトを回転自
    在に支持し二次衝突荷重が所定値以上のときに前方へ移
    動するステアリングコラムの前端部が後方より前方に向
    けて接触することにより、少なくとも一部が前記車体か
    ら前方へ離脱する構成としたことを特徴とする車両用ス
    テアリング装置の一次ストロークストッパ。
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