JP2000061634A - 仮付溶接部を有する隅肉溶接物の溶接方法および同自動溶接機 - Google Patents

仮付溶接部を有する隅肉溶接物の溶接方法および同自動溶接機

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JP2000061634A
JP2000061634A JP10240469A JP24046998A JP2000061634A JP 2000061634 A JP2000061634 A JP 2000061634A JP 10240469 A JP10240469 A JP 10240469A JP 24046998 A JP24046998 A JP 24046998A JP 2000061634 A JP2000061634 A JP 2000061634A
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fillet
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Hikari Yamamoto
光 山本
Yasuo Hayakawa
泰夫 早川
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Hitachi Construction Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仮付溶接ビードの影響を受け無い溶接を行な
える仮付溶接部を有する隅肉溶接物の溶接方法および同
自動溶接機を得ることにある。 【解決手段】 開先形状計測位置が仮付溶接ビード上の
位置であるかどうかを判別し、仮付溶接ビード上である
ときには、予め定めた最大仮付ビード長および最小仮付
ビード間隔に応じて測定ラインを溶接線方向に一定量シ
フトさせて仮付溶接ビードの無い位置にて開先形状を計
測し直し、該計測によって得られる開先断面形状データ
から設定される溶接トーチ狙い位置および溶接条件で本
溶接を行なっている。仮付溶接ビードの影響を受けるこ
となしに、溶接トーチ狙い位置および溶接条件の設定を
行なえるので、裏当て材を用いなくても、突き抜け等の
欠陥の無い溶接を常に行なえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は仮付溶接部を有す
る隅肉溶接物の溶接方法および同自動溶接機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】隅肉溶接物の開先形状を計測し、溶接ト
ーチの狙い位置および溶接条件を自動設定し、本溶接を
行なうことは知られている。
【0003】この種の溶接を行なう自動溶接機は、一般
に、溶接ロボットと、ロボット制御装置と、溶接トーチ
と共に溶接ロボットに支持され、隅肉溶接物(ワーク)
の開先形状に関連する信号を出力する計測装置と、計測
装置からの信号によって溶接トーチ狙い位置および溶接
条件を設定し、ロボット制御装置を介在して溶接ロボッ
トに本溶接を行なわせるデータ処理装置とを具備してい
る。
【0004】溶接トーチ狙い位置および溶接条件設定
は、たとえば図7に示すように、レーザ変位計aがワー
クbにレーザスポット光cを開先dの付近に照射し、リ
ニアセンサによってワークbからの反射光を受光し、レ
ーザ変位計aとワークbの表面との距離に関連する信号
を出力し、データ処理装置fがセンサ制御装置eからの
時系列の距離データを取り込み、該データから開先dの
断面形状を演算し、断面形状データから溶接トーチの狙
い位置および溶接条件を算出することによってなされて
いる。本溶接は、データ処理装置がこのようにして設定
した溶接トーチ狙い位置および溶接条件を含むジョブデ
ータをロボット制御装置に送り、溶接ロボットを作動さ
せることによってなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなものでは、ワークbが開先dに所定間隔毎に仮付溶
接ビードgをもつ場合、レーザ変位計aによる計測を仮
付溶接ビードgの上で行なうと、データ表示装置hに得
られる開先断面形状は図8(a)のようなプロファイル
となり、実際には図8(b)に示すようにルートギャッ
プRgが大きいにもかかわらず、図8(c)に示すよう
に開先上部が同形状であると、データ処理装置が誤認識
し、これによって溶接トーチ狙い位置および溶接条件を
設定するため、ルート部に裏当て材を用い無いと、図8
(c)と同じ溶接条件のままでは、溶接の突き抜け等の
不良が発生しやすい。
【0006】本発明の目的は、仮付溶接ビードの影響を
受けることなしに、溶接トーチ狙い位置および溶接条件
の設定を行なえる、改良された仮付溶接部を有する隅肉
溶接物の溶接方法および同自動溶接機を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の仮付溶接部有する隅肉溶接物の溶接方法
は、開先形状計測位置が仮付溶接ビード上の位置である
かどうかを判別し、仮付溶接ビード上であるときには、
予め定めた最大仮付ビード長および最小仮付ビード間隔
に応じて測定ラインを溶接線方向に一定量シフトさせて
仮付溶接ビードの無い位置にて開先形状を計測し直し、
該計測によって得られる開先断面形状データから設定さ
れる溶接トーチ狙い位置および溶接条件で本溶接を行な
っている。
【0008】さらに、上記目的を達成するために、本発
明の仮付溶接部有する隅肉溶接物の溶接方法は、最大仮
付溶接ビード長をLtmax 、最小仮付溶接ビード間隔を
Lpmin 、Ltmax <Lpmin としたとき、溶接ビード
の長さLtをLt≦Ltmax、仮付溶接ビードの間隔L
pをLp≧Lpmin で仮付溶接し、溶接線断面形状の前
記計測データから測定点が仮付溶接ビード上の位置であ
るかどうかを判別し、仮付溶接ビード上であるときに
は、測定ラインをLtmax <Ls<(Lpmin −Ltma
x )のシフト量となるようにを溶接線方向に沿ってシフ
トさせ、該シフト位置で開先形状を計測し直し、該計測
によって得られる開先断面形状データから設定される溶
接トーチ狙い位置および溶接条件で溶接を行なってい
る。
【0009】また、上記の目的を達成するために、本発
明の仮付溶接部を有する隅肉溶接物の自動溶接機は、溶
接トーチをもつ溶接ロボットと、ロボット制御装置と、
溶接ロボットに支持され、隅肉溶接物の開先形状に関連
する信号を出力する計測装置と、計測装置からの信号に
よって溶接トーチ狙い位置および溶接条件を設定し、こ
れらの溶接トーチ狙い位置および溶接条件によってロボ
ット制御装置および溶接ロボットに本溶接を行なわせる
データ処理装置とを具備しているが、計測装置から得ら
れた前記信号から仮付溶接ビードの有無を判定し、仮付
溶接ビードが存在すると、溶接線に沿う計測装置の位置
シフトを溶接ロボットに行なわせると共に、シフトされ
た測定点で前記計測を行ない、得られた信号から溶接ト
ーチ狙い位置および溶接条件を決定して、前記本溶接を
行なうデータ処理装置を具備している。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の仮付溶接部を有する隅肉
溶接物の溶接方法および同自動溶接機の実施例は、以下
に、図1ないし図6を参照して説明する。
【0011】図1は本発明の仮付溶接部を有する隅肉溶
接物の溶接方法において使用される自動溶接機の構成を
示している。この溶接機は溶接ロボット11、ロボット
制御装置17、開先形状の計測装置18,19、データ
処理装置21、データ表示装置22等を具備している。
【0012】溶接ロボット11は、溶接電源12、溶接
ワイヤ駆動装置13、ワークのポジショナ等共に溶接機
を構成している。溶接ロボット11は互いに直交する三
軸方向への移動およびこれらの軸周りの回転を行なうア
ーム14を具備している。溶接トーチ15はロボットア
ーム14の先端にあるハンド16に設置されている。
【0013】ロボット制御装置17は、ロボットアーム
14の姿勢および速度制御を行なうと共に、溶接電源1
2、溶接ワイヤ駆動装置13等の作動を制御している。
【0014】計測装置は、たとえばレーザ変位計18お
よびセンサ制御装置19からなっている。レーザ変位計
18は、レーザスポット光を照射する発光源およびリニ
アセンサを備え、発光源がワーク表面に照射したレーザ
光の拡散反射光をリニアセンサで受け、リニアセンサが
ワーク表面の高さに関連する時系列のデータを出力する
ものからなっていて、溶接トーチ15と一緒にロボット
アーム14のハンド16に設置されている。センサ制御
装置19は、このときに、レーザ変位計18を溶接線と
直交する方向に揺動させて、レーザ変位計18にセンシ
ングを行なわせ、センシングデータをレーザ変位計18
と開先表面との間の距離に関連する時系列の信号として
外部に送り出すことができる。
【0015】データ処理装置21は、ロボット制御装置
17およびレーザ変位計18のセンサ制御装置19に接
続され、ロボット制御装置17に溶接線上の測定点への
移動をレーザ変位計18になさせ、センサ制御装置19
から出力される時系列の距離データによって、開先断面
形状データを求め、該開先断面形状データから仮付溶接
ビードの有無を判定し、これが存在し無いと、この測定
点にて得られたセンサ制御装置19を通じてレーザ変位
計18から出力された開先断面形状データから溶接トー
チ狙い位置および溶接条件を決定して、溶接ロボット1
1およびロボット制御装置17に本溶接を行なわせ、仮
付溶接ビードが存在していると、ロボット制御装置17
に溶接線に沿うレーザ変位計18の位置シフトを行なわ
せ、センサ制御装置19を通じてレーザ変位計18から
出力された、シフトされた測定点のデータにもとづいて
溶接トーチ狙い位置および溶接条件を決定し、溶接ロボ
ット11およびロボット制御装置17に本溶接を行なわ
せている。
【0016】仮付溶接ビードの有無判定は、たとえば図
4(a)に示すように、開先断面形状データを微分し、
検出開始位置の後における最初のピークがしきい値1を
越えたときに、ルートギャップありと判定し、図4
(b)に示すように、最初のピークがしきい値2としき
い値1との間にあり、かつしきい値3の位置においても
しきい値2としきい値1との間に存在すれば、仮付溶接
ビードありと判定することによってなされる。溶接条件
の決定は、溶接ビードの面積から算出することによって
なされている。たとえば開先内を平らに埋めるように溶
接する場合には、図5に示すように、斜線を施された溶
接部の面積から溶接開始点と溶接終了点との間の溶接条
件、すなわち、溶接電流、溶接電圧、溶接速度等を求め
ている。
【0017】データ表示装置22は、データ処理装置2
1が演算した開先断面形状データから開先のプロファイ
ル等を表示するためのもので、この自動溶接機の操作盤
等に設置されている。
【0018】隅肉溶接物あるいはワーク23は、たとえ
ば、互いに直交して配置され、かつ仮付溶接された板材
24,25を含むもので、板材25における板材24に
接合される側縁に開先26を形成されている。これらの
板材24,25は、図3に示すように、互いに直角に組
み合わされていると共に、仮付溶接ビード27によって
仮付溶接されている。
【0019】仮付溶接は、図3に示すように、仮付溶接
ビード27の長さをLt、仮付溶接ビード間隔をLp、
最大仮付溶接ビード長をLtmax 、最小仮付溶接ビード
間隔をLpmin 、Ltmax <Lpmin としたときに、以
下の式(1)および(2)を満足するように行なわれ
る。
【0020】 Lt≦Ltmax …(1) Lp≧Lpmin …(2) 各々のワーク23は、手作業によって組み立てられてい
るため、仮付溶接ビード27の長さLtおよび間隔Lp
はワーク23毎に異なっている。
【0021】まず、仮付溶接されたワーク23のひとつ
が溶接ロボット11のポジショナーにセットされ、ティ
ーチングがなされる。溶接開始点Ws、溶接終了点We
および測定点Paがティーチングによって指定され、デ
ータ処理装置21はこれらの位置Ws,We,Paをメ
モリに格納すると共に、溶接開始点Wsおよび溶接終了
点Weにおける溶接トーチ15の狙い位置を演算し、該
データをメモリに格納する。
【0022】ティーチングがおわると、データ処理装置
21は、プログラムに従って、ティーチングデータか
ら、溶接ロボット11の作動に関するジョブデータを作
成し、ロボット制御装置17に送る。
【0023】運転が開始されると、ロボット制御装置1
7は、図2に示すように、ジョブデータに基づいて、測
定点Paへレーザ変位計18を移動させる(ステップS
1)。レーザ変位計18が位置決めされると、データ処
理装置21は、センサ制御装置19に測定点Paにおけ
るセンシングをレーザ変位計18に行なわせる(ステッ
プS2)。センサ制御装置19は、レーザ変位計18の
リニアセンサからの出力から、時系列の距離データを演
算しデータ処理装置21に送る。
【0024】データ処理装置21は、センサ制御装置1
9からの時系列の距離データによって開先形状を演算す
ると共に、開先断面形状データにおける開先ルート部分
の情報から仮付溶接ビード27があるかどうかを判別し
(ステップS3)、仮付溶接ビード27が測定点Paに
無いと判別を行なうと、測定点Paにおける開先断面形
状データから溶接電流、溶接電圧、溶接速度等の溶接条
件を求めると共に、新たなジョブデータを作成し(ステ
ップS4)、ジョブデータをロボット制御装置17に出
力する。ロボット制御装置17は、溶接条件を溶接電源
12および溶接ワイヤ駆動装置13に設定し、溶接トー
チ15の狙い位置を補正しながら溶接開始点Wsと溶接
終了点Weとの間の本溶接を溶接ロボット11に行なわ
せる(ステップS5)。
【0025】溶接されたワーク23はポジショナからは
ずされ、つぎのワークがポジショナーにセットされる
と、データ処理装置21は、プログラムに従って、測定
点Paへレーザ変位計18を移動させる(ステップS
1)。測定点Paに移動すると、センサ制御装置19は
レーザ変位計18のリニアセンサからの出力をデータ処
理装置21に送る(ステップS3)。
【0026】データ処理装置21は、センサ制御装置1
9からの距離データによって開先形状を求めると共に、
開先断面形状データにおける開先ルート部分の情報から
仮付溶接ビード27があるかどうかを判別する(ステッ
プS3)。このときに、新たなワーク23における仮付
溶接ビード27の長さLtあるいは仮付溶接ビード間隔
Lpもしくはこれら双方が以前のワークのそれと異なっ
ており、測定点Paが仮付溶接ビード上にあると、デー
タ処理装置21は開先断面形状データから測定点Paに
仮付溶接ビード27があると判断して、溶接線に沿うシ
フト量Lsを、 Ltmax <Ls<(Lpmin −Ltmax ) …(3) の範囲から算出してロボット制御装置17に信号を出力
する。溶接ロボット11は溶接線に沿ってシフト量Ls
に関連する距離だけレーザ変位計18を移動させる(ス
テップS6)。同時に、データ処理装置21はセンサ制
御装置19を作動させ、レーザ変位計18に測定点Pb
における開先形状のセンシングを行なわせる(ステップ
S7)。センサ制御装置19からの時系列の距離データ
はデータ処理装置21に送られ、データ処理装置21
は、測定点Pbにおける開先断面形状を演算し、該開先
断面形状データから、図5に示す溶接狙い位置Sを求
め、該データから溶接開始点Wsおよび溶接終了点We
の位置補正情報を求めて、溶接開始点Wsおよび溶接終
了点Weにおける溶接トーチ狙い位置を決定すると共
に、測定点Pbにおける開先断面形状データから、溶接
電流、溶接電圧、溶接速度等の溶接条件を求めて(ステ
ップS4)、新たなジョブデータをロボット制御装置1
7に送る。ロボット制御装置17は、このジョブデータ
によって、溶接条件を溶接電源12および溶接ワイヤ駆
動装置13に設定し、溶接開始点Wsと溶接終了点We
における溶接トーチ15の狙い位置を溶接ロボット11
にセットし、本溶接を溶接ロボット11に行なわせる
(ステップS5)。
【0027】残るワーク23も同様にして溶接される
が、このときにも、各々のワーク23における仮付溶接
ビード27の長さLtあるいは仮付溶接ビード間隔Lp
もしくはこれら双方が異なっていても、測定点Paのシ
フトによって、全てのワーク23に対して仮付溶接ビー
ド27の影響を受け無い溶接トーチ狙い位置および溶接
条件を決定して、隅肉溶接を行なえる。
【0028】なお、以上述べた実施例は、断面形状が一
定している開先形状をもつ隅肉溶接物にたいするもので
あるが、開先断面形状が一定で無い隅肉溶接を扱う場合
には、たとえば図6に示すように、開先断面形状が溶接
開始点Wsと溶接中間点Wmとの間と、溶接中間点Wm
と溶接終了点Weとの間とで互いに異なっている場合に
は、溶接開始点Wsと溶接中間点Wmの位置補正情報お
よび溶接開始点Wsと溶接中間点Wmとの間の溶接条件
を測定点P1 から得られた開先断面形状データから、溶
接終了点Weの位置補正情報および溶接中間点Wmと溶
接終了点Weと間の溶接条件を測定点P2 から得られる
開先断面形状データからそれぞれ求め、開先形状の変化
に従って、溶接条件を変えるようにすると共に、測定点
P1 ,P2 のいずれか、あるいは双方に仮付溶接ビード
が存在したら、測定点P1 ,P2の一方あるいは双方を
シフトさせ、シフトされた測定点における開先断面形状
データを求め、溶接トーチ狙い位置および溶接条件を決
定することによって、仮付溶接ビードの影響を受け無
い、開先断面形状に従う溶接トーチの狙い位置および溶
接条件の設定を行なえる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、仮
付溶接ビード長や仮付溶接ビード間隔のばらつきなどに
よって、測定点に仮付溶接ビードのある隅肉溶接物が存
在しても、測定点を溶接線に沿ってシフトさせ、シフト
した測定点で開先形状の計測を行なう、つまり、開先に
おける仮付溶接ビードの無い部位で計測を行ない、この
計測データによって溶接条件の設定を行なうため、仮付
溶接ビードの影響を受けず、しかも、裏当て材なしで
も、突き抜け等の欠陥の無い本溶接を常に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仮付溶接部を有する隅肉溶接物の自動
溶接機の一実施例を示す説明図である。
【図2】作動のフローチャートである。
【図3】溶接開始点、溶接終了点および測定点とワーク
との関係を示す説明図である。
【図4】開先断面形状データから仮付溶接の有無判別の
仕方を説明するための図である。
【図5】開先断面形状データから溶接トーチの狙い位置
の決め方を説明するための図である。
【図6】開先断面形状が一定してい無いワークにおける
溶接条件の設定状態を説明するための図である。
【図7】従来のこの種溶接機の構成を示す説明図であ
る。
【図8】従来の溶接機にて得られる開先形状を説明する
ための図である。
【符号の説明】
11 …溶接ロボット 17 …ロボット制御装置 21 …データ処理装置 15 …溶接トーチ 18,19…計測装置 23 …ワーク 27 …仮付溶接ビード
フロントページの続き Fターム(参考) 4E001 AA03 BB08 BB09 DA05 DF05 DF09 DG02 4E081 AA14 AA15 DA01 DA12 DA35 DA71 DA72 EA12 EA24 EA34 EA56 FA08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隅肉溶接物に対し、本溶接を行なう前に
    溶接線に直交する方向の断面形状を計測し、得られた開
    先断面形状データから溶接トーチ狙い位置および溶接条
    件を設定して本溶接を行なう隅肉溶接方法において、開
    先形状計測位置が仮付溶接ビード上の位置であるかどう
    かを判別し、仮付溶接ビード上であるときには、予め定
    めた最大仮付ビード長および最小仮付ビード間隔に応じ
    て測定ラインを溶接線方向に一定量シフトさせて仮付溶
    接ビードの無い位置にて開先形状を計測し直し、該計測
    によって得られる開先断面形状データから設定される溶
    接トーチ狙い位置および溶接条件で本溶接を行なうこ
    と、を特徴とする仮付溶接部を有する隅肉溶接方法。
  2. 【請求項2】 隅肉溶接物に対し、本溶接を行なう前に
    溶接線に直交する方向の断面形状を計測し、得られた開
    先断面形状データから溶接トーチ狙い位置および溶接条
    件を設定して本溶接を行なう隅肉溶接方法において、最
    大仮付溶接ビード長をLtmax 、最小仮付溶接ビード間
    隔をLpmin 、Ltmax <Lpmin としたとき、溶接ビ
    ードの長さLtをLt≦Ltmax 、仮付溶接ビードの間
    隔LpをLp≧Lpmin で仮付溶接し、溶接線断面形状
    の前記計測データから測定点が仮付溶接ビード上の位置
    であるかどうかを判別し、仮付溶接ビード上であるとき
    には、測定ラインをLtmax <Ls<(Lpmin −Lt
    max )のシフト量となるようにを溶接線方向に沿ってシ
    フトさせ、該シフト位置で開先形状を計測し直し、該計
    測によって得られる開先断面形状データから設定される
    溶接トーチ狙い位置および溶接条件で溶接を行なうこ
    と、を特徴とする仮付溶接部を有する隅肉溶接方法。
  3. 【請求項3】 溶接トーチをもつ溶接ロボットと、ロボ
    ット制御装置と、溶接ロボットに支持され、隅肉溶接物
    の開先形状に関連する信号を出力する計測装置と、計測
    装置からの信号によって溶接トーチ狙い位置および溶接
    条件を設定し、これらの溶接トーチ狙い位置および溶接
    条件によってロボット制御装置および溶接ロボットに本
    溶接を行なわせるデータ処理装置とを具備している自動
    隅肉溶接機において、計測装置から得られた前記信号か
    ら仮付溶接ビードの有無を判定し、仮付溶接ビードが存
    在すると、溶接線に沿う計測装置の位置シフトを溶接ロ
    ボットに行なわせると共に、シフトされた測定点で前記
    計測を行ない、得られた信号から溶接トーチ狙い位置お
    よび溶接条件を決定して、前記本溶接を行なうデータ処
    理装置を具備していること、を特徴とする仮付溶接部を
    有する隅肉溶接物の自動溶接機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015085344A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 キャタピラー エス エー アール エル 溶接における部品識別方法および溶接方法
CN106270917A (zh) * 2016-09-26 2017-01-04 扬州大学 多棱管内焊缝跟踪装置

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