JP2000060996A - 歩行補助用ポール - Google Patents

歩行補助用ポール

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JP2000060996A
JP2000060996A JP10237361A JP23736198A JP2000060996A JP 2000060996 A JP2000060996 A JP 2000060996A JP 10237361 A JP10237361 A JP 10237361A JP 23736198 A JP23736198 A JP 23736198A JP 2000060996 A JP2000060996 A JP 2000060996A
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JP
Japan
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pipe shaft
diameter side
side pipe
large diameter
shafts
Prior art date
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Pending
Application number
JP10237361A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Kizaki
満男 木崎
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KIZAKI KK
Original Assignee
KIZAKI KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 手が滑り難く、握力の弱い人であっても軽い
締め込みトルクで十分な圧接接合力が得られる、全長を
任意に伸縮調節可能なトレッキングやハイキング等で使
用する歩行補助用ポールを提供する。 【解決手段】 大径のパイプシャフト内に小径のパイプ
シャフトを順次挿抜自在に遊嵌し、小径側パイプシャフ
トの一端にはテーパ面を有して大径側パイプシャフト内
に延びるネジ部材を設け、このネジ部材には大径側パイ
プシャフトの内周面に軽圧入嵌合されて摺接するジョイ
ントプラグを螺合させ、かつジョイントプラグにはその
一端部側を拡縮可能とするための複数の割溝を形成し、
大径側パイプシャフトと小径側パイプシャフトとを相対
回転させることによりネジ部材のテーパ面をジョイント
プラグの一端部に圧入嵌合ないし離脱させて大径側パイ
プシャフトと小径側パイプシャフトとを一体的に固定乃
至解除する歩行補助用ポールにおいて、各パイプシャフ
トの外表面を滑り止め用の粗面に加工形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トレッキングやハ
イキング等で使用する長さが伸縮調整可能な歩行補助用
ポールに関する。
【0002】
【従来の技術】図1と図2はトレッキングやハイキング
等で従来から使用されている長さが伸縮調整可能な歩行
補助用ポールを示す。図示するように、歩行補助用ポー
ル2は径の大小異なる複数のパイプシャフトが順次その
径の大きさ順に挿抜自在に遊嵌状態で挿通されて、その
全長を任意の長さで固定係止可能に構成されている。一
般的には、大径、中径、小径の3本のアルミ製のパイプ
シャフト4,6,8よりなり、大径パイプシャフト4内
に挿通された中径パイプシャフト6の一端部と、中径パ
イプシャフト6内に挿通された小径パイプシャフト8の
一端部とに、それぞれ大径パイプシャフト4の内周面及
び中径パイプシャフト6の内周面に各々係合して、大径
パイプシャフト4と中径パイプシャフト6とを、また中
径パイプシャフト6と小径パイプシャフト8とを相互に
一体的に固定して係止する固定係止機構16が設けられ
ている。
【0003】この固定係止機構16は、図2に示すよう
に上記中径パイプシャフト6と小径パイプシャフト8と
の一端部にそれぞれ圧入嵌合されて一体化される金属製
のネジ部材20と、このネジ部材20に螺合される樹脂
製のジョイントプラグ18、及びこのジョイントプラグ
18の抜け落ちを防止するためにネジ部材20の先端に
設けられるスナップリングや回り止めが施されたナット
22等の止め金具とからなる。
【0004】ネジ部材20はパイプシャフト6,8内に
圧入嵌合される基端部20dにカシメ止め用の溝部20
eが形成され、この溝部20eでパイプシャフト6,8
がカシメられて一体化されている。また、ネジ部材20
にはパイプシャフト6,8の端面に当接するフランジ2
0cがそのパイプシャフトの肉厚分だけ拡径形成されて
いて、圧入嵌合時の位置合わせが容易に行えるようにな
っている。そして、このフランジ20cからは円錐状に
漸次縮径されるテーパ面20aが軸方向に沿って突出形
成され、このテーパ面20aに続いてネジ部20aが延
出し、このネジ部20aに上記ジョイントプラグ18が
螺合されている。
【0005】ジョイントプラグ18は内周面に雌ねじが
形成されているボス部18aと、このボス部18aから
ネジ部材20のテーパ面側に向けて一体的に筒状に延出
形成されている圧着係合部18bとからなる。そして、
この圧着係合部18bには複数条の割溝18cが軸方向
に沿って形成されていて、径方向外方に容易に弾性変形
し得るようになっている。また、圧着係合部18bはボ
ス部18aよりも径が大きく形成されていて、かつこれ
が挿入される大径側のパイプシャフト4,6の内径より
も若干大きな寸法とされて、大径側パイプシャフト4,
6内に軽圧入されて内周面に摺接するようになってい
る。
【0006】すなわち、組立状態で固定係止機構16の
ネジ部材20は、これが取り付けられた小径側のパイプ
シャフト6,8の一端部から大径側のパイプシャフト
4,6内に延び、そのネジ部20bに螺合されたジョイ
ントプラグ18の圧着係合部18bはパイプシャフト
4,6の内周面に摺接している。
【0007】従って、大径側のパイプシャフト4,6と
小径側のパイプシャフト6,8とを手で捻って相対回転
させると大径側のパイプシャフト4,6の内周面に摺接
したジョイントプラグ18は摩擦力により回転が規制さ
れて、ネジ部20b上を軸方向に相対移動することにな
る。そして、ネジ部材20の基端部20d側に向かって
相対移動してゆき、圧着接合部18bがテーパ面20a
に当接するとこのテーパ面20aにより径方向外方に拡
大されて拡径し、その外周面がパイプシャフト4,6の
内周面に強く圧接されていく。これにより当該ジョイン
トプラグ18とネジ部材20とを介して大径側のパイプ
シャフト4,6と小径側のパイプシャフト6,8とがそ
れぞれ一体的に固定係止されることになる。また、ジョ
イントプラグ18の圧着接合部18bがネジ部材20の
テーパ面20aに当接していない状態では、ジョイント
プラグ18をパイプシャフト4,6の内周面に対して軽
い力で摺動させることができ、よって大径側のパイプシ
ャフト4,6と小径側のパイプシャフト6,8とを軽い
力で押し引きして挿抜作動させることで、その全長を任
意の長さに設定し得るようになっている。
【0008】なお、図1及び図2中において、10は大
径側のパイプシャフト4,6の端部に取り付けられてエ
ッヂ部を覆う保護用のカバースリーブであり、12は大
径パイプシャフト4に取り付けられたグリップ、図2中
の26は小径パイプシャフト8の先端に取り付けられた
石突き、26aはこの石突きに着脱自在に取り付けられ
る図外のバスケットリングを螺合させるためのネジ部、
24はそのストッパであり、当該石突き26部分には通
常時には図1に示すように保護カバー14が着脱自在に
被せられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
歩行補助用ポール2にあっては、各パイプシャフト4,
6,8の外周面は、その周方向に沿ってヘアーライン研
磨加工を施して、見栄えの良い滑らかな表面に仕上げて
いた。
【0010】しかしながら、このように周方向に沿って
目の細かい滑らかなヘアーライン研磨加工を施している
と、握力の弱い女性や年輩の人にあっては、手が滑って
しまい、十分な捻りトルクを固定係止機構16部に伝達
できず、よってジョイントプラグ18の拡径による圧接
接合力が不足してしまい、歩行補助用ポール2の耐軸荷
重を所望値まで高めることができないことがあった。特
に、手が汗ばんでいたりすると、握力のある男性であっ
てもしっかりと締め込むことができず、滑り止め用にラ
バーシートを巻き付ける必要が生じるなどの不便な点が
あった。
【0011】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、手が滑り難く、握力が弱い人
であっても軽い締め込みトルクで十分な圧接接合力が得
られる全長を任意に伸縮調節可能な、トレッキングやハ
イキングなどで使用する歩行補助用ポールを提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めにこの発明では、大径側パイプシャフト内に小径側パ
イプシャフトが順次挿抜自在に複数本遊嵌挿通され、小
径側パイプシャフトの一端にはテーパ面を有して大径側
パイプシャフト内に延びるネジ部材が同軸上に一体的に
設けられ、このネジ部材には大径側パイプシャフトの内
周面に軽圧入嵌合されて摺接する円筒状のジョイントプ
ラグが螺合されており、かつ該ジョイントプラグにはそ
の一端部側を拡縮可能とするための複数の割溝が形成さ
れていて、大径側パイプシャフトと小径側パイプシャフ
トとを相対回転させることによりネジ部材のテーパ面を
ジョイントプラグの一端部側に圧入嵌合ないし離脱させ
て該一端部を拡縮し、大径側パイプシャフトと小径側パ
イプシャフトとを圧着固定ないし固定解除する伸縮調節
が可能な歩行補助用ポールにおいて、各パイプシャフト
の外表面を滑り止め用の粗面に加工形成したことを特徴
とする。
【0013】ここで、前記粗面はパイプシャフトの軸方
向に沿って40番〜80番のヤスリにより研磨加工で形
成すると良い。
【0014】上記構成でなる歩行補助用ポールによれ
ば、各ポールの外周面が滑り止め用に粗面に形成されて
いるので、大径側パイプシャフトと小径側パイプシャフ
トとを手で捻って相互に相対回転させて、これらをジョ
イントプラグを介して圧着接合固定あるいは固定解除す
るにあたって、手が滑り難く、手による捻りトルクを固
定係止機構部に効率よく伝達することができ、もって手
が汗ばんでいた場合でも、あるいは握力の低い女性や年
輩の人でも容易にかつ確実に、各パイプシャフトの締め
付け固定及びその解除を行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施の形
態例について詳述する。なお、本発明に係る歩行補助用
ポールの主たる構成は、前述の従来のものとほぼ同一で
あって、図1及び図2に示される構成は本発明に全く共
通するものであるため、その説明は省略する。
【0016】すなわち、本発明の歩行補助用ポールが従
来例と異なる点は、各パイプシャフト4,6,8の外表
面を滑り止め用に粗面に加工形成し、よって従来の様に
周方向に沿って滑らかに研磨加工はしないことにある。
ここで、上記粗面としてはパイプシャフト4,6,8の
軸方向に沿って40番〜80番のヤスリによりヘアーラ
イン様に研磨加工で形成すると良く、60番程度のヤス
リで粗く研磨するのが特に好ましい。もちろん、これに
限らずローレット様に斜めに傾斜させて2方向にクロス
させるように形成しても良い。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明に係わる歩行補助
用ポールによれば、各ポールの外周面が滑り止め用に粗
面に形成されているので、大径側パイプシャフトと小径
側パイプシャフトとを手で捻って相互に相対回転させ
て、これらをジョイントプラグを介して圧着係合固定あ
るいは係合固定解除するにあたって、手が滑り難く、手
による捻りトルクを固定係止機構部に効率よく伝達する
ことができ、もって手が汗ばんでいた場合でも、あるい
は握力の低い女性や年輩の人でも容易にかつ確実に、各
パイプシャフトの締め付け固定及びその解除を行うこと
ができる。
【0018】特に、40〜80番程度のヤスリで軸方向
に沿って縦にヘアーライン様に研磨加工すると、10k
g・m程度の締め付けトルクで、50kg程の軸荷重に
耐えられるだけの圧接接合力が得られるようになり、握
力の弱い女性や年輩の人でも確実な固定係止が行えるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明と従来例とに共通する歩行補助用ポール
の一実施形態例を示すもので、(a)は最長に伸ばした
状態の側面図、(b)は各パイプシャフトを離脱させた
状態の分解図である。
【図2】図1の各パイプシャフトを一部破断して示す部
分断面図で、(a)は大径パイプシャフト、(b)は中
径パイプシャフト、(c)は小径パイプシャフトであ
る。
【符号の説明】
2 歩行補助用ポール 4 大径パ
イプシャフト 6 中径パイプシャフト 8 小径パ
イプシャフト 10 カバースリーブ 12 グリ
ップ 14 石突きカバー 16 固定
係止機構 18 ジョイントプラグ 18a ボス
部 18b 圧着係合部 18c 割溝 20 ネジ部材 20a テー
パ面 20b ネジ部 20c フラ
ンジ 20d 基端部 20e カシ
メ用溝部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径側パイプシャフト内に小径側パイプ
    シャフトが順次挿抜自在に複数本遊嵌挿通され、小径側
    パイプシャフトの一端にはテーパ面を有して大径側パイ
    プシャフト内に延びるネジ部材が同軸上に一体的に設け
    られ、このネジ部材には大径側パイプシャフトの内周面
    に軽圧入嵌合されて摺接する円筒状のジョイントプラグ
    が螺合されており、かつ該ジョイントプラグにはその一
    端部側を拡縮可能とするための複数の割溝が形成されて
    いて、大径側パイプシャフトと小径側パイプシャフトと
    を相対回転させることによりネジ部材のテーパ面をジョ
    イントプラグの一端部側に圧入嵌合ないし離脱させて該
    一端部を拡縮し、大径側パイプシャフトと小径側パイプ
    シャフトとを圧着固定ないし固定解除する伸縮調節が可
    能な歩行補助用ポールにおいて、 各パイプシャフトの外表面を滑り止め用の粗面に加工形
    成したことを特徴とする歩行補助用ポール。
  2. 【請求項2】 前記粗面を、パイプシャフトの軸方向に
    沿って40番〜80番のヤスリにより研磨加工で形成し
    たことを特徴とする請求項1記載の歩行補助用ポール。
JP10237361A 1998-08-24 1998-08-24 歩行補助用ポール Pending JP2000060996A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006280837A (ja) * 2005-04-05 2006-10-19 Aomori Prefecture 転倒しにくい杖
JP2008264131A (ja) * 2007-04-18 2008-11-06 Denki Tekko Kk 照明付ステッキ
CN102813348A (zh) * 2012-08-20 2012-12-12 南昌大学 可勾顶的多功能实用拐杖

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JP2006280837A (ja) * 2005-04-05 2006-10-19 Aomori Prefecture 転倒しにくい杖
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