JP3082997U - 伸縮式連結シャフト - Google Patents
伸縮式連結シャフトInfo
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- JP3082997U JP3082997U JP2001004212U JP2001004212U JP3082997U JP 3082997 U JP3082997 U JP 3082997U JP 2001004212 U JP2001004212 U JP 2001004212U JP 2001004212 U JP2001004212 U JP 2001004212U JP 3082997 U JP3082997 U JP 3082997U
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- JP
- Japan
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- shaft
- lock member
- shafts
- push piece
- friction lock
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- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 シャフト3を軸回転させることにより押駒9
で摩擦ロック部材8を押し広げてシャフト2の内面に圧
接させ、その摩擦力によってロックを行なう構造の伸縮
式連結シャフトにおいて、ロック操作時のシャフト3の
軸回転操作を滑らかに行なえるようにする。 【解決手段】 摩擦ロック部材8を押し広げるための押
駒9を、油成分を含有した樹脂材を材料として加工し、
押駒9と摩擦ロック部材8との間の滑りを良くする。
で摩擦ロック部材8を押し広げてシャフト2の内面に圧
接させ、その摩擦力によってロックを行なう構造の伸縮
式連結シャフトにおいて、ロック操作時のシャフト3の
軸回転操作を滑らかに行なえるようにする。 【解決手段】 摩擦ロック部材8を押し広げるための押
駒9を、油成分を含有した樹脂材を材料として加工し、
押駒9と摩擦ロック部材8との間の滑りを良くする。
Description
【0001】
本考案は、複数段のパイプ状シャフトを伸縮式にスライド自在に連結して構成 される伸縮式連結シャフトに関し、特にシャフトをロックするために、より少な い軸回転トルクで大きな摩擦ロック力を得ることのできるロック機構に係るもの である。
【0002】
近年伸縮式連結シャフトは、トレッキングやスキーポールなどのスポーツ用品 、あるいは障害者や老人用の歩行補助杖として多く使われるようになってきてい る。
【0003】 この伸縮式連結シャフトの一例を図1に示す。 ここではトレッキング用の歩行補助杖として伸縮式連結シャフトを用いた例を 示している。 この例での伸縮式連結シャフト1は三段の中空パイプ状シャフト2,3,4を 伸縮式にスライド自在に連結して構成され、即ち上段のシャフト2に対し中段の シャフト3が、中段のシャフト3に対し下段のシャフト4が夫々軸方向にスライ ド自在に嵌挿されており、各段間でシャフトをスライドさせることで全体の長さ が伸縮されるようになっている。
【0004】 各段のシャフト2,3,4はアルミニウム等の軽金属及びコンポジットシャフ トによりなり、上段のシャフト2の上端にはストラップ5付きの樹脂製グリップ 6が取り付けられ、また下段のシャフト4の下端には杖先ゴム7が取り付けられ ており、歩行時にはグリップ6を手で持った状態で杖先ゴム7を地面に突き当て てシャフトを杖として使用するものである。
【0005】 この伸縮式連結シャフト1において各段のシャフト間には、摩擦力によってシ ャフトのスライドをロックするロック機構が内蔵されている。 このロック機構は、シャフトを軸回転させることによって内部の摩擦ロック部 材が作動して摩擦によるロックが行なわれる構造となっており、この例では上段 のシャフト2に対し中段のシャフト3を軸回転させ、また中段のシャフト3に対 し下段のシャフト4を軸回転させることによって各シャフトが軸方向にスライド 不能にロックされ、シャフト全体を任意の長さで固定できるものである。
【0006】
このような摩擦ロック式のシャフトでは、ロック操作時の軸回転操作を滑らか に行なえるものが望まれている。 本考案はこのような要望に応える伸縮式連結シャフトを提供することを課題と してなされたものである。
【0007】
上記の課題を解決するものとして本考案は、 複数段のパイプ状シャフトを伸縮式にスライド自在に連結して構成され、各段 のシャフト間にはシャフトをスライド不能にロックするロック機構が内蔵されて なる伸縮式連結シャフトであって、 上記ロック機構は、シャフトの内面に沿ってスライド可能に組み込まれる摩擦 ロック部材と、シャフトの軸回転操作により摩擦ロック部材を押し広げてシャフ トの内面に圧接させる押駒と、を備えてなり、 上記構成において押駒は、油成分を含有した樹脂材等を材料として加工されて いることを特徴とするものである。
【0008】 このように油成分を含有した樹脂材等を材料として押駒を加工することにより 、押駒と摩擦ロック部材との間の滑りが良くなるので、シャフトのロック操作時 の軸回転操作を滑らかに行なうことができる。
【0009】
【考案の実施の形態】 以下、図面を参照しながら本考案の実施の形態例について説明する。 図1に示した如き伸縮式連結シャフト(歩行補助杖)1において、シャフト全 体を任意の長さで固定するために各段のシャフト間に内蔵されるロック機構の構 造を図2に示す。
【0010】 尚、ここでは上段のシャフト2と中段のシャフト3との間に設けられるロック 機構を示してあるが、中段のシャフト3と下段のシャフト4との間にもこれと同 様のロック機構が設けられているものとする。
【0011】 このロック機構において8は摩擦ロック部材、9はこの摩擦ロック部材8を作 動させるための押駒である。 摩擦ロック部材8はポリアセタール等の樹脂材を材料として成形加工されたも ので、この摩擦ロック部材8はシャフト3の端部から延びる螺子軸10に螺着さ れ、シャフト3と一体にシャフト2の内面に沿ってスライド可能に組み込まれて いる。
【0012】 一方、押駒9は螺子軸10の根元部に嵌め込まれるように取り付けられている もので、その形状は先端から次第に径が大きくなる円錐型のテーパ形状に形成さ れており、この押駒9のテーパ面が摩擦ロック部材8の可撓部8aの端に接する ようになっている。
【0013】 そしてシャフト3を軸回転操作することでこの押駒9が摩擦ロック部材8を作 動させ、これによってシャフトのロックが行なわれるものである。
【0014】 この摩擦ロック部材8の動作を図3に示す。 即ち、図3(A)に示す状態から摩擦ロック部材8に対しシャフト3を軸回転 させると、螺子の働きによって押駒9が摩擦ロック部材8に食い込むように移動 して図3(B)に示す如く摩擦ロック部材8の可撓部8aが押し広げられる状態 となる。
【0015】 このように押駒9によって摩擦ロック部材8の可撓部8aが押し広げられると 、これがシャフト2の内面に圧接される状態となり、その摩擦力によってシャフ ト2と3の間がスライド不能にロックされる構造となっている。
【0016】 そしてこのロック機構において押駒9は、ポリアセタール等の樹脂材によって 成形加工されており、特に本考案では、その中に油成分を含有させてある。
【0017】 このように押駒9に油成分を含有させたことにより、押駒9と摩擦ロック部材 8との間の滑りが良くなるので、シャフト3の軸回転操作を滑らかに行なうこと ができ、より少ない軸回転トルクで大きな摩擦ロック力が得られる効果がある。
【0018】 また押駒9と摩擦ロック部材8との間の滑りが良くなることにより、押駒9と ロック部材8の摩耗も少なく抑えられるので、ロック機構の長寿命化を図ること ができる。
【0019】 以上、本考案の実施の形態例について説明したが、本考案は例示したようなト レッキング用の歩行補助杖に限ることなく、他にも種々の用途に幅広く適用でき るものであることは言うまでもない。
【0020】
以上の説明で明らかな如く本考案によれば、シャフトのロック操作時の軸回転 操作を滑らかに行なえるので、操作性が良く、より少ない軸回転トルクで大きな 摩擦力が得られる伸縮式連結シャフトを提供することができる。 さらに本考案によれば、ロック機構が長寿命となるので信頼性が向上し、より 高品質な伸縮式連結シャフトを提供することができる。
【図1】伸縮式連結シャフト(歩行補助杖)の側面図で
ある。
ある。
【図2】ロック機構部の断面図である。
【図3】摩擦ロック部材の動作の説明図である。
1‥‥伸縮式連結シャフト、2‥‥シャフト(上段)、
3‥‥シャフト(中段)、4‥‥シャフト(下段)、8
‥‥摩擦ロック部材、9‥‥押駒
3‥‥シャフト(中段)、4‥‥シャフト(下段)、8
‥‥摩擦ロック部材、9‥‥押駒
Claims (1)
- 【請求項1】 複数段のパイプ状シャフトを伸縮式にス
ライド自在に連結して構成され、各段のシャフト間には
シャフトをスライド不能にロックするロック機構が内蔵
されてなる伸縮式連結シャフトであって、 上記ロック機構は、シャフトの内面に沿ってスライド可
能に組み込まれる摩擦ロック部材と、シャフトの軸回転
操作により上記摩擦ロック部材を押し広げてシャフトの
内面に圧接させる押駒と、を備えてなり、 上記構成において押駒は、油成分を含有した樹脂材を材
料として加工されていることを特徴とする伸縮式連結シ
ャフト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001004212U JP3082997U (ja) | 2001-06-27 | 2001-06-27 | 伸縮式連結シャフト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001004212U JP3082997U (ja) | 2001-06-27 | 2001-06-27 | 伸縮式連結シャフト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3082997U true JP3082997U (ja) | 2002-01-11 |
Family
ID=43234520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001004212U Expired - Lifetime JP3082997U (ja) | 2001-06-27 | 2001-06-27 | 伸縮式連結シャフト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3082997U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100768638B1 (ko) * | 2006-12-05 | 2007-10-18 | 손대업 | 스틱 연결구 |
JP2011240111A (ja) * | 2010-05-17 | 2011-12-01 | Jeh-Kun Lah | 組立式杖 |
-
2001
- 2001-06-27 JP JP2001004212U patent/JP3082997U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100768638B1 (ko) * | 2006-12-05 | 2007-10-18 | 손대업 | 스틱 연결구 |
JP2011240111A (ja) * | 2010-05-17 | 2011-12-01 | Jeh-Kun Lah | 組立式杖 |
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