JP2000060547A - 新規アルカリプロテア―ゼおよびその製造法 - Google Patents

新規アルカリプロテア―ゼおよびその製造法

Info

Publication number
JP2000060547A
JP2000060547A JP11165534A JP16553499A JP2000060547A JP 2000060547 A JP2000060547 A JP 2000060547A JP 11165534 A JP11165534 A JP 11165534A JP 16553499 A JP16553499 A JP 16553499A JP 2000060547 A JP2000060547 A JP 2000060547A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
streptomyces
protease
strain
alkaline protease
enzyme
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11165534A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3889524B2 (ja
Inventor
Yasushi Moriyama
康司 森山
Shinji Mansei
慎二 満生
Yasuhiro Shimizu
保広 清水
Atsushi Sugiyama
敦史 杉山
Akiyo Kamiyama
明代 上山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP16553499A priority Critical patent/JP3889524B2/ja
Publication of JP2000060547A publication Critical patent/JP2000060547A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3889524B2 publication Critical patent/JP3889524B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 より分子量が小さくて、優れた蛋白分
解活性と高い温度での安定性とを有する新規なアルカリ
プロテアーゼを提供すること。 【解決手段】 (a)作用および基質特異性:タン
パク質およびペプチドに特異的に作用し、そのペプチド
結合をエンド型の機作により切断して、低分子量のオリ
ゴペプチドおよびアミノ酸を生成する、(b)安定温
度:pH7.0、10分間の処理条件において、カルシ
ウムの添加、無添加にかかわらず70℃まで安定であ
る、(c)分子量:約20,000(SDS電気泳動法)であ
る、(d)等電点:9.3以上(等電点電気泳動法)で
ある、(e)比活性:カゼインを基質とした場合は約15
2,000(U/mg蛋白)、ケラチンを基質とした場合は54,60
0(U/mg蛋白)である、との理化学的性質を有するアル
カリプロテアーゼ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、新規なアルカリプ
ロテアーゼ、その製造法及び該アルカリプロテアーゼ産
生能を有する新規な好アルカリ性放線菌に関する。
【従来の技術】アルカリプロテアーゼはタンパク質のペ
プチド結合をアルカリ領域において特異的に加水分解す
る酵素であり、食品、繊維、皮革、洗剤等の工業におい
て広く利用されている。このようなアルカリプロテアー
ゼは糸状菌、酵母、細菌等の微生物により広く生産され
ることが知られており、またいわゆる好アルカリ性微生
物と呼ばれる一群の微生物によっても生産される。前述
された好アルカリ性微生物から生産されるアルカリプロ
テアーゼとしては、いわゆる好アルカリ性バチルス属菌
から得られる酵素(例えば、特公平7-63366 、特公平7-
63367 、特公平7-63368 等)が多数既に知られており、
主に洗剤用として開発が進められている。また、同様な
好アルカリ性バチルス属菌から得られる耐熱性酵素とし
て、AH-101株の生産するアルカリプロテアーゼ(特開平
2-255087)およびB18-1 株の生産するアルカリプロテア
ーゼ(特公平7-63368 )等が知られている。しかしなが
ら、同じ好アルカリ性微生物である好アルカリ性放線菌
の産生するプロテアーゼについてはあまり知られておら
ず、わずかに好アルカリ性ストレプトマイセス属菌由来
の酵素(Agr.Biol.Chem.,38 (1)37-44,1974)ならびに
好アルカリ性サーモアクチノマイセス属HS682 株のアル
カリプロテアーゼ(Biosci.Biotech.Biochem.,56(2),24
6-250,1992)等が報告されているにすぎない。
【0002】一方、洗剤用にプロテアーゼを応用する場
合、ケラチン等の不溶性タンパク質に対しても良好に作
用する酵素が望ましいことが指摘されている(皆川基:
繊消誌、第26巻,322頁,(1985) )。また、浴槽、風呂
釜、浴床排水溝、循環浴槽の配管、便器あるいは洗面化
粧台ドレインの洗浄剤にプロテアーゼを応用する場合で
は、30℃前後の中温で充分な活性を保持し、かつ毛髪、
垢あるいは汚れなどのケラチンを代表とする不溶性タン
パク質を強力に分解する能力が要求される。加えて、現
状の洗剤および洗浄剤は、配合組成の関係からそのpHが
アルカリ領域にあることから、これらに配合する酵素は
アルカリプロテアーゼが最適である。さらに、ケラチン
を主要タンパク質とする毛髪、羽毛等は化学合成が不可
能なアミノ酸であるシステインの製造原料として重要で
ある。しかし、現状では過激な反応条件のため著量のシ
ステインが分解されてしまい収量が極めて悪いため、プ
ロテアーゼ処理等の温和な加水分解方法が望まれてい
た。さらに、発展途上国で未利用資源として大量に廃棄
される牛、水牛の角および羽毛等は有用なアミノ酸で構
成されており、穏和な加水分解でペプチド液、アミノ酸
液が製造できれば、輸液等の医薬品あるいは栄養補助剤
として、これらの国々にとって極めて有用である。これ
らの場合においても、ケラチンが高アルカリ領域におい
て膨潤し酵素の作用を受けやすくなるという性質から、
加水分解剤としての酵素はアルカリプロテアーゼが最適
である。
【0003】これらの用途以外にも、台所洗剤や食器洗
浄器用洗剤および住宅洗剤等の洗剤、あるいは絹や羊毛
および皮革等の精錬(風合いの向上)、脱毛クリームや
入浴剤およびコンタクトレンズ洗浄剤等の医薬部外品、
さらに肉質軟化剤等の食品加工や医薬、試薬等の用途
に、不溶性タンパク質の分解力に優れたアルカリプロテ
アーゼは極めて有用である。このような用途に対して、
特にケラチン等の不溶性タンパク質の分解力において従
来のアルカリプロテアーゼは不充分であり、さらに強力
なケラチン分解力を有する新規なアルカリプロテアーゼ
の開発が望まれていた。このような状況において、本発
明者らは、すでに新規なアルカリプロテアーゼを見いだ
し、特許出願している(特開平9−121858号公
報)。このアルカリプロテアーゼは、優れた蛋白分解活
性を有するものの、分子量が大きく、かつカルシウム無
添加の時の安定性が55℃と低いとの問題点があり、よ
り分子量が小さくて、優れた蛋白分解活性と高い温度で
の安定性とを有する新規なアルカリプロテアーゼの開発
が望まれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、より分子量
が小さくて、優れた蛋白分解活性と高い温度での安定性
とを有する新規なアルカリプロテアーゼを提供すること
を目的とする。また本発明は、上記アルカリプロテアー
ゼを生産する新規微生物およびその微生物を利用した上
記アルカリプロテアーゼの製造法を提供することを目的
する。本発明は、また、上記アルカリプロテアーゼを含
有する各種組成物を提供することを目的する。
【課題を解決するための手段】本発明者らは、特開平9
−121858号公報に記載の新規微生物であるTOT
O−9305株を継代培養していたところ、驚くべきこ
とに、上記課題を解決しえるアルカリプロテアーゼを産
生する変異株を見いだし、本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、下記の理化学的性質
を有するアルカリプロテアーゼを提供する。 (a) 作用および基質特異性:タンパク質およびペプチド
に特異的に作用し、そのペプチド結合をエンド型の機作
により切断して、低分子量のオリゴペプチドおよびアミ
ノ酸を生成する。 (b) 安定温度:pH7.0、10分間の処理条件において、カ
ルシウムの添加、無添加にかかわらず70℃まで安定であ
る。 (c) 分子量:約20,000(SDS電気泳動法)である。 (d) 等電点:9.3以上(等電点電気泳動法)である。 (e) 比活性:カゼインを基質とした場合は約152,000(U/
mg蛋白)、ケラチンを基質とした場合は54,600(U/mg 蛋
白)である。 本発明は、又、ストレプトマイセス属に属し、上記アル
カリプロテアーゼ産生能を有する微生物を培養する工程
と、該工程で得られる培養物より該新規アルカリプロテ
アーゼを分離する工程を含んでなる、アルカリプロテア
ーゼの製造法及び上記新規アルカリプロテアーゼ産生能
を有する新規菌株、特にストレプトマイセス エスピー
TOTO- 9805株(FERM BP-6359)を提供する。本発明
は、又、上記プロテアーゼを含有する洗浄剤組成物をも
提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明で用いるアルカリプロテア
ーゼとしては、上記(a) 〜(e) の理化学的性質に加え
て、下記の理化学的性質を有するものが好ましい。 (f) 最適pH:最適pHはカゼインを基質とした場合、10.5
〜11.5である。 (g) 安定pH:30℃、24時間の処理条件において、pH1.5
〜10.0で安定である。 (h) 最適温度:最適作用温度は60℃である。 (i) 阻害:EDTA(エチレンジアミン四酢酸)では活
性は阻害されないが、PMSF(フェニルメタンスルフ
ォニルフルオライド)及びSSI(ストレプトマイセス
サブチリシンインヒビター)では阻害される。 (j) ケラチンなどの不溶性タンパク質についても高い分
解活性を示す。
【0007】本発明によるアルカリプロテアーゼはカゼ
イン等の可溶性タンパク質だけでなく、特に従来のプロ
テアーゼでは分解されにくかったケラチン等の不溶性タ
ンパク質をも、強力に加水分解する。したがって、衣料
用洗剤や柔軟剤および各種洗浄剤に洗浄効果を高める目
的で配合されたり、浴槽、風呂釜、浴室排水溝、循環浴
槽の配管、便器、洗面化粧台ドレインなどの配管洗浄剤
(閉塞除去剤ともいう)に添加されれば、極めて効果的
である。さらに、ケラチンを主要タンパク質とする毛
髪、羽毛、牛角等からのペプチドおよびシステイン等の
アミノ酸製造にも応用が可能である。また、脱毛クリー
ム、入浴剤等の化成品や食肉軟化剤あるいは医薬、試薬
等、極めて広範囲の工業分野で利用され得る。また、本
発明による菌株は、上記アルカリプロテアーゼを効率良
く菌体外に分泌するので、簡便な工程で高効率にその生
産を行うことができる点で有利である。
【0008】上記洗浄剤組成物としては、上記アルカリ
プロテアーゼ単独、又は公知の洗浄剤成分、例えば、各
種界面活性剤、各種ビルダー(キレート剤、アルカリ剤
など)、再汚染防止剤、漂白剤、上記アルカリプロテア
ーゼ以外の酵素(他のプロテアーゼ、セルラーゼな
ど)、香料、色素などの一種又は2種以上を併用するこ
とができる。又、閉塞除去剤としては、上記アルカリプ
ロテアーゼ単独、又はチオグリコール酸塩との併用が好
ましい。洗浄剤組成物や閉塞除去剤などの形態は、液
状、スラリー状、粉状、粒状、錠剤状など任意の形態と
することができる。本発明による新規アルカリプロテア
ーゼは、微生物を用いて生産することができる。特に好
ましくは、本発明によるアルカリプロテアーゼは、好ア
ルカリ性ストレプトマイセス属、特にストレプトマイセ
ス エスピー(Streptomyces sp.)TOTO- 9805株によ
り生産される。この菌株は、TOTO- 9305株(FERM
P−13640)の継代培養により得られた変異株であ
る。この菌株は好アルカリ性放線菌であり、次の第1表
及び第2表に示すように親株であるTOTO- 9305株と全く
同様の菌学的性質を有する。なお、本菌株は好アルカリ
微生物であり、通常の中性培地では生育しないか、ある
いは生育が極めて不良であるため、第1表及び第2表の
菌学的性質の検討に際しては0.5%Na2CO3添加のアルカリ
性培地を用い。
【0009】本菌株TOTO-9805 株は第1表の結果より、
形態学的に放線菌、ストレプトマイセス属の特徴を有す
る。また、細胞壁にL-L-ジアミノピメリン酸を含有する
等のことから、本菌株はストレプトマイセス属に属する
一菌種と分類される。TOTO-9805 株は、各種寒天培地上
での気菌糸と胞子の色調から白色シリーズに属するこ
と、胞子表面は平滑であること、胞子の連鎖はおおむね
直状であること、メラニン色素は生成しないこと等の性
質を有する。これらの性質と各種炭素源の同化性試験の
結果をもとに、既知菌種の中から本菌株の類似種をバー
ジェーズマニュアルの最新版である第4巻(Bergey's M
anual of Systematic Bacteriology Vol.4 1989 )に従
って検索を行った。
【0010】
【表1】 第1表 TOTO-9805 株の菌学的諸性質形態 生理的性質 各炭素源の同化性
【0011】
【表2】 第2表 各培地における生育状況 *1 メラニンなし
【0012】同マニュアルに記載されているストレプト
マイセス属の種のうち、本発明の菌株と同様な白色の胞
子塊(コロニーの色調)を形成する種は21種であった。
本菌株とこれら21種の性質を詳細に比較したところ、本
菌株とこれらは、胞子鎖の性状、胞子の形状と大きさ、
拡散色素の生産性、メラニン色素の生産性、各種糖類の
同化性などの点で異なっていた。特に各種糖類の同化性
において、類似の性質を示す種として、ストレプトマイ
セス ボビリ(Streptomyces bobili )、ストレプトマ
イセス シュードエチノスポレウス(Streptomyces pse
udoechinosporeus)の2種が記載されていたが、本菌株
ととは胞子鎖の性状とメラニン色素の生産性で異なり、
又胞子の性状と大きさにおいて異なっていた。また、本
株と同様に好アルカリ性を示し、アルカリ性セルラー
ゼ、もしくはアミラーゼを生産する放線菌として、スト
レプトマイセス エスピー KSM-2およびKSM-9(特公
平4-64675 、FERM P-7620 、FERM P-7621 )が知られて
いる。しかしながら、本株とこれらは集落の色調で類似
するものの、各種糖類の同化性は全く異なるものであっ
た。これらの結果より、本菌株と類似の性質を示す既知
菌種は見いだせず、一方、上述したように、本菌株は親
株であるTOTO- 9305株と全く同様の菌学的性質を有す
る。しかしながら、本菌株は、親株であるTOTO- 9305株
とは全く異なるプロテアーゼを産生する点で異なってい
る。従って、本菌株TOTO-9805 株は親株TOTO-9305株の
変異株と判断し、ストレプトマイセス エスピー TOTO
-9805 (Streptomyces sp. TOTO-9805)と命名した。
【0013】なお、本菌株は工業技術院生命工学工業技
術研究所に寄託番号第号(FERM BP-6359)のもと寄託さ
れている。 培養条件 上記菌株は好アルカリ性放線菌であるため、その培養は
アルカリ領域で行う必要がある。培地をアルカリ性にす
るための方法としては格別である必要はなく、通常の培
地中に例えば炭酸ナトリウムあるいは炭酸水素ナトリウ
ムを添加するだけで良い。炭素源としてはグルコース、
可溶性デンプン、セルロース等の単糖、多糖などを用い
ることができる。窒素源としては、硝酸塩、アンモニウ
ム塩などの無機物をはじめ、尿素、ペプトン、乾燥酵
母、酵母エキス、ダイズ粉、コーンスチープリカー、カ
ゼイン、肉エキス、アミノ酸などが用いられる。これら
の炭素源や窒素源の他に各種無機塩、例えばマグネシウ
ム塩、カリウム塩、ナトリウム塩、リン酸塩などを必要
に応じて添加しても良い。培地に加えるアルカリ源とし
ては、0.5〜2.0%程度の炭酸ナトリウム、炭酸水素ナ
トリウム等の炭酸塩あるいは水酸化ナトリウム、アンモ
ニアなどが使用でき、培地のpHは8.0〜11.0程度が望ま
しい。培養は、このような培地中で培養温度20〜40℃、
好ましくは27〜38℃で2日〜5日間好気的に撹袢または
振とうしながら行う。本発明による新規なアルカリプロ
テアーゼは、上記のような培養条件のもとで、主として
培養液中に分泌され、蓄積される。
【0014】酵素の採取 上記培養液から本発明による酵素を採取、精製するため
には、既知の精製法を単独もしくは併用して利用するこ
とができる。本酵素は主として菌体外(培養液中)に分
泌されるため、例えば濾過あるいは遠心分離で菌体を除
去することにより容易に粗酵素液を得ることができる。
この粗酵素は、さらに既知の精製法、例えば硫安などに
よる塩析;メタノール、エタノール、アセトンなどの有
機溶媒による沈殿法;ケラチン等による吸着法;限外濾
過;ゲル濾過クロマトグラフィー;イオン交換クロマト
グラフィー;疎水クロマトグラフィー、その他の各種ク
ロマトグラフィーを、単独もしくは併用して、精製する
ことができる。好ましい精製法を示せば以下の通りであ
る。まず、培養濾液に80%飽和硫安を添加して塩析を
行い、得られた沈殿を緩衝液に溶解する。次いでCM-Toy
opearl650M(東ソー社製)、DEAE-Toyopearl 650M(同
社製)によるイオン交換クロマトグラフィーを行うこと
により、SDS電気泳動的に均一な精製酵素を得ること
ができる。
【0015】酵素の性質 本発明によるアルカリプロテアーゼの性質は以下に示さ
れる通りである。なお、以下において活性測定法とは次
の方法をいうものとする。 (活性測定法)カゼイン0.6%またはケラチン2%を含む50m
Mホウ素/Na2CO3 緩衝液(pH11.0)9mlを0.1ml の酵素溶
液と混合し、30℃、10分間(ケラチンを基質とした場合
は振とうしながら20分間)反応させた後、2 mlのトリク
ロロ酢酸混合液(0.11M トリクロロ酢酸、0.22M 酢酸ナ
トリウム、0.33M 酢酸)を加えて30℃で30分間静置した
後、アドバンテック社製濾紙N0.5C で濾過する。次い
で、この濾液の0.5ml を2.5ml の0.5M炭酸ナトリウム溶
液に加え、さらに3倍希釈したフェノール試薬を0.5ml
添加撹袢後、さらに室温にて30分間放置し、660nm の吸
光度を測定する。上記の測定条件下で1分間に1マイク
ログラムのチロシンに相当する吸光度を増加させる酵素
量を、酵素活性1単位(1U)と定義する。
【0016】(1)作用および基質特異性 カゼイン、ゼラチン、グルテン、ヘモグロビン、インシ
ュリンなどのタンパク質に作用し、そのペプチド結合を
エンド的に加水分解することによりオリゴペプチドおよ
びアミノ酸を生成する。また、特に従来の酵素では分解
の困難であったケラチンなどの不溶性タンパク質をも強
力に加水分解する。 (2)最適pHおよび安定pH 上記の活性測定法にもとづき、本酵素に及ぼすpHの影響
を調べた。なお、緩衝液として酢酸ナトリウム/HCl(pH
1.0-2.5) 、Britton-Robinson広域緩衝液(pH3.0-11.
5)、KCl/NaOH(pH12.0-12.5) を使用した。第1図に活
性の最大値を100 とした場合の各pHにおける相対活性を
示した。第1図により本酵素の最適pHは30℃において1
0.5〜11.5であることが分かる。同様に本酵素のpH安定
性について第2図に示した。本酵素を各pHの緩衝液中に
30℃で24時間保持した後、その残存活性を未処理の酵素
活性を100 とした相対活性として示した。第2図から、
本酵素は上記処理条件下においてpH1.5〜10.0までの極
めて広範囲のpH域で安定であることが分かる。
【0017】(3)最適温度および安定温度 上記活性測定法に準じて、本酵素に及ぼす温度の影響を
調べた。第3図に最大活性を100 とした場合の各温度に
おける相対活性を示した。第3図から、本酵素の最適温
度は60℃であることが分かる。また、本酵素を100 mMト
リス塩酸緩衝液(pH7.0)に添加し、40〜80℃の範囲の各
条件下で10分間保持した後、その残存活性を測定した。
なお、温度処理は10mMの塩化カルシウムを添加した場合
と、しない場合の二通りについて行った。その結果を第
4図に示した。第4図により、カルシウムの添加、無添
加にかかわらず70℃まで安定であることがわかる。 (4)分子量 本酵素の分子量をSDS電気泳動法により測定したとこ
ろ、分子量は約20,000であった。 (5)等電点 本酵素の等電点を等電点電気泳動法により測定したとこ
ろ、等電点は9.3 以上であった。
【0018】(6)比活性 本酵素の比活性を活性測定法に準じて測定した。なお、
タンパク質濃度はバイオラッド社製のプロテインアッセ
イキットを使用して測定し、酵素は電気泳動的に均一な
精製標品を使用した。その結果、本酵素の比活性は、カ
ゼインを基質とした場合は152,000(U/mgタンパク) 、ケ
ラチンに対しては54,600(U/mg タンパク) であり、本酵
素は極めて強力なタンパク質加水分解活性を有すること
が判明した。 (7)阻害 一般的な酵素阻害剤であるPMSF(フェニルメタンス
ルフォニルフルオライド)、EDTA(エチレンジアミ
ン四酢酸)及びSSI(ストレプトマイセスサブチリシ
ンインヒビター)について、これらが本酵素の活性に及
ぼす影響を調べた。各阻害剤を所定濃度となるように50
mMトリス塩酸緩衝液(pH9.0) に溶解し、本酵素を添加後
30℃で30分間処理を行った。次いで処理溶液より一定量
を分取して活性測定法に準じて、その残存活性を測定し
た。本酵素はPMSF及びSSIにより阻害され、ED
TAによる阻害を受けなかったことより、本アルカリプ
ロテアーゼはセリンプロテアーゼであることがわかる。
上記各特性を示す本酵素と、従来公知の細菌、放線菌由
来のアルカリプロテアーゼとの比較を第3表に示した。
【0019】
【表3】 第3表 各種アルカリプロテアーゼの比較 空欄は該当データなし(以下、同じ)
【0020】
【表4】 第3表 各種アルカリプロテアーゼの比較
(続き)
【0021】 文献:1;Agr. Biol. Chem., 38, (1) 37-44, 1974. 2;エンザイムデータシートライブラリー(生化学工業株式会社) 3;バイオサイエンスとインダストリー 48, (7) 33-36, 1990. 第3表に示した諸性質の比較より、本酵素が分子量が小
さく、かつ極めて高い比活性を有する新規なアルカリプ
ロテアーゼであることが分かる。
【0022】
【実施例】次に本発明を以下の実施例により更に詳細に
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。 実施例1 粗酵素の調製 ストレプトマイセス エスピー TOTO-9805 株の前培養
液50ml(35℃、4日間振とう培養)を、可溶性デンプン
1.5%、スキムミルク1.5%、K2HPO4 0.3%、エキス 0.1%
、MgSO4 ・7H2O 0.05%および、別殺菌して添加したNaH
CO31.0%有する培地(pH9.0)4500 ml を入れた小型ジ
ャーファーメンターに植菌し、35℃で4日間、通気量1
v/v/min 、回転数200rpmで培養を行った。培養終了後、
培養液を8000 rpmで10分間遠心分離して菌体を除去し
た。これにより、16.9U/mlの粗酵素液約4,050 mlを得
た。 実施例2 精製酵素の調製 実施例1と同様の培地8000 ml を入れた小型ジャーファ
ーメンターに、ストレプトマイセス エスピー TOTO-9
805 株の前培養液100 mlを植菌した。これを実施例1と
同様に培養した後、遠心分離により培養上清7,600 mlを
得た。この上清液のpH10.5におけるプロテアーゼ活性は
17.0 U/ml であった。
【0023】次いで、この上清液に硫安粉末を80% 飽和
になるまで加え、1昼夜5℃で暗所に静置後8000 rpmで
遠心分離を行い、沈殿を回収した。この沈殿を10 mM リ
ン酸緩衝液(pH7.0)に溶解し、セルロースチューブを
用いて同緩衝液に対し透析を行った。透析後、その透析
内液を1 mM CaCl2添加の10 mM MOPS緩衝液(pH7.5で平
衡化したCM-Toyopearl 650M カラムに通じて酵素を吸着
させ、0〜0.5 M のNaCl濃度勾配で溶出させた。活性画
分を透析後、1 mM CaCl2を含む10 mM トリス塩酸緩衝液
(pH9.0)で平衡化したDEAE-Toyopearl 650M カラムに
通じて活性画分を通過させ、不純タンパク質を吸着させ
た。上記一連の精製により、約433 U/mlのアルカリプロ
テアーゼを27.5 ml 得た。本画分はSDS電気泳動的に
もゲル濾過的にもそれぞれ単一バンドおよび単一ピーク
を示し、酵素タンパク質として均一であることが確認さ
れた。
【0024】実施例3 実施例1で得た粗酵素液を3倍量のエチルアルコールで
沈殿させ、沈殿物を室温で乾燥して得た粗酵素粉末(1
0,000U/g)1〜5重量部を、硫酸ナトリウム10
0重量部、アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)、
ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩(AES)
及びポリオキシエチレンアルキルエーテル(AE)から
なる群から選ばれる界面活性剤10〜50重量部と混合
し、常法により造粒機を用いて粒状洗剤組成物を調製し
た。この洗剤組成物は、衣料用洗浄剤として、特に衣料
の襟や袖などの垢汚れに対して優れた洗浄力を発揮し
た。
【0025】実施例4 硫酸ナトリウム5重量部と界面活性剤であるポリオキシ
エチレンアルキルエーテル(AE)1重量部とを十分に
混合したものに、チオグリコール酸塩2重量部及び実施
例3で用いたのと同じ粗酵素粉末(10,000U/g)
1重量部を加えて混練し、粉状の配管洗浄剤を調製し
た。洗面化粧台(トラップ容量200ml)の排水溝に
人の毛髪3g(20〜30cm)を流し入れてわざと排
水溝を閉塞させた。この状態の排水溝に上記配管洗浄剤
を入れ、室温にて8時間(一夜)放置した後、通水した
ところ、閉塞は完全に解消されており通水がスムーズと
なった。この際、ドレーンから閉塞物を採取したとこ
ろ、毛髪は数mm程度に切断されていた。
【0026】実施例5 ストレプトマイセス エスピー TOTO-9805 株を用い、
Y. Moriyama らのJ. Antibact. Antifung. Agents 24,
No. 6, pp. 407-413, 1996に記載の方法に準拠して、フ
ロテアーゼ以外の酵素の産生状況を確認した。すなわ
ち、Czapek寒天培地の基本塩類に、デンプン(アミラー
ゼ)、ツィーン80(リパーゼ)、カルボキシメチルセ
ルロース(セルラーゼ)、キチン(キチナーゼ)、ペク
チン(ペクチナーゼ)、キシラン(キシナラーゼ)又は
プルラン(プルラナーゼ)などの基質を唯一の炭素源と
なるようにそれぞれ1%加え、別途炭酸ナトリウム溶液
でpHを10.5に調整した各種寒天培地に、本発明のTO
TO-9805 株を接種して30℃で3日間培養した。判定は
培地上のTOTO-9805 株の生育状況を下記の基準により目
視で、又酵素活性は上記文献記載の方法等により下記の
基準で行った。結果をまとめて表−4に示す。 生育状況 ◎ TOTO-9805 株の生育良好 ○ TOTO-9805 株の生育普通 △ TOTO-9805 株の生育不良 × TOTO-9805 株生育せず 酵素活性 ◎ 高活性 ○ 活性有り △ 活性不明瞭 × 活性なし
【0027】
【表5】 表−4
【表6】 表−4(続き)
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるアルカリプロテアーゼの最適pH
を示すグラフである。
【図2】 本発明によるアルカリプロテアーゼの安定pH
を示すグラフである。
【図3】 本発明によるアルカリプロテアーゼの最適温
度を示すグラフである。
【図4】 本発明によるアルカリプロテアーゼの安定温
度を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) (C12N 1/20 C12R 1:465) (72)発明者 清水 保広 滋賀県甲賀郡甲西町日枝町4番19号 大和 化成株式会社内 (72)発明者 杉山 敦史 滋賀県甲賀郡甲西町日枝町4番19号 大和 化成株式会社内 (72)発明者 上山 明代 滋賀県甲賀郡甲西町日枝町4番19号 大和 化成株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の理化学的性質を有するアルカリプ
    ロテアーゼ。 (a) 作用および基質特異性:タンパク質およびペプチド
    に特異的に作用し、そのペプチド結合をエンド型の機作
    により切断して、低分子量のオリゴペプチドおよびアミ
    ノ酸を生成する。 (b) 安定温度:pH7.0、10分間の処理条件において、カ
    ルシウムの添加、無添加にかかわらず70℃まで安定であ
    る。 (c) 分子量:約20,000(SDS電気泳動法)である。 (d) 等電点:9.3以上(等電点電気泳動法)である。 (e) 比活性:カゼインを基質とした場合は約152,000(U/
    mg蛋白)、ケラチンを基質とした場合は54,600(U/mg 蛋
    白)である。
  2. 【請求項2】 さらに、下記の理化学的性質を有する請
    求項1記載のプロテアーゼ。 (f) 最適pH:最適pHはカゼインを基質とした場合、10.5
    〜11.5である。 (g) 安定pH:30℃、24時間の処理条件において、pH1.5
    〜10.0で安定である。 (h) 最適温度:最適作用温度は60℃である。 (i) 阻害:EDTA(エチレンジアミン四酢酸)では活
    性は阻害されないが、PMSF(フェニルメタンスルフ
    ォニルフルオライド)及びSSI(ストレプトマイセス
    サブチリシンインヒビター)では阻害される。
  3. 【請求項3】 好アルカリ性放線菌ストレプトマイセス
    (Streptomyces)属菌から得られる請求項1又は2記載
    のプロテアーゼ。
  4. 【請求項4】 ストレプトマイセス エスピー(Strept
    omyces sp. )TOTO-9805 株から得られる請求項1又は
    2記載のプロテアーゼ。
  5. 【請求項5】 好アルカリ性ストレプトマイセス属に属
    し、請求項1〜4のいずれか1項記載のアルカリプロテ
    アーゼ産生能を有する微生物を培養する工程と、該工程
    で得られた培養物より該アルカリプロテアーゼを分離す
    る工程とを含んでなる、アルカリプロテアーゼの製造
    法。
  6. 【請求項6】 前記微生物の培養がpH8.0〜13.0のアル
    カリ性で行われる、請求項5記載の製造法。
  7. 【請求項7】 前記微生物がストレプトマイセス エス
    ピー TOTO-9805 株である請求項5記載のプロテアーゼ
    製造法。
  8. 【請求項8】 好アルカリ性ストレプトマイセス属に属
    し、請求項1又は2記載のアルカリプロテアーゼ産生能
    を有するストレプトマイセス エスピー。
  9. 【請求項9】 ストレプトマイセス エスピーが、スト
    レプトマイセス エスピー TOTO-9805 株(FERM BP-6
    359)である請求項8記載のストレプトマイセス エスピ
    ー。
  10. 【請求項10】 請求項1〜4のいずれか1項記載のプ
    ロテアーゼを含有する洗浄剤組成物。
  11. 【請求項11】 請求項1〜4のいずれか1項記載のプ
    ロテアーゼ及び界面活性剤を含有する衣料用洗浄剤組成
    物。
  12. 【請求項12】 請求項1〜4のいずれか1項記載のプ
    ロテアーゼを含有する配管洗浄剤組成物。
JP16553499A 1998-06-11 1999-06-11 新規アルカリプロテアーゼおよびその製造法 Expired - Fee Related JP3889524B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16553499A JP3889524B2 (ja) 1998-06-11 1999-06-11 新規アルカリプロテアーゼおよびその製造法

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16344198 1998-06-11
JP10-163441 1998-06-11
JP16553499A JP3889524B2 (ja) 1998-06-11 1999-06-11 新規アルカリプロテアーゼおよびその製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000060547A true JP2000060547A (ja) 2000-02-29
JP3889524B2 JP3889524B2 (ja) 2007-03-07

Family

ID=26488884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16553499A Expired - Fee Related JP3889524B2 (ja) 1998-06-11 1999-06-11 新規アルカリプロテアーゼおよびその製造法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3889524B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6867032B2 (en) 1999-12-06 2005-03-15 Daiwa Kasei K.K. Enzymatic unhairing agent for use in tanning for producing leather and method for enzymatic unhairing treatment
US7803604B2 (en) 2000-07-28 2010-09-28 Henkel Ag & Co. Kgaa Amylolytic enzyme extracted from Bacillus sp. A 7-7 (DSM 12368) and washing and cleaning agents containing this novel amylolytic enzyme
WO2019142774A1 (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 花王株式会社 角質汚れ洗浄剤、及び角質汚れ分解能の評価方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6867032B2 (en) 1999-12-06 2005-03-15 Daiwa Kasei K.K. Enzymatic unhairing agent for use in tanning for producing leather and method for enzymatic unhairing treatment
US7803604B2 (en) 2000-07-28 2010-09-28 Henkel Ag & Co. Kgaa Amylolytic enzyme extracted from Bacillus sp. A 7-7 (DSM 12368) and washing and cleaning agents containing this novel amylolytic enzyme
WO2019142774A1 (ja) * 2018-01-16 2019-07-25 花王株式会社 角質汚れ洗浄剤、及び角質汚れ分解能の評価方法
US11891590B2 (en) 2018-01-16 2024-02-06 Kao Corporation Detergent for corneum-derived stains, and method for evaluating ability to degrade corneum-derived stains

Also Published As

Publication number Publication date
JP3889524B2 (ja) 2007-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2509315B2 (ja) 酵素洗剤添加剤
US5439817A (en) Method of preparation of purified alkaline protease
Vishalakshi et al. Production of alkaline protease from Streptomyces gulbargensis and its application in removal of blood stains
JPH0678768A (ja) アルカリプロテアーゼ、それらを産生するバクテリア、これらのアルカリプロテアーゼの生産法、これらのアルカリプロテアーゼの使用及びそれらを含む洗剤組成物
JP4137526B2 (ja) ケラチナーゼおよびその製造法
EP0509985B1 (en) Bacteriolytic enzyme native to a nocardiopsis strain, its production and use.
JP2013526842A (ja) コニディオボルス・ブレフェルディアヌス由来の酵素およびその調製方法
JP3889524B2 (ja) 新規アルカリプロテアーゼおよびその製造法
US20060142171A1 (en) Novel alkaline protease
JP3601043B2 (ja) 新規アルカリプロテアーゼおよびその製造法、新規アルカリプロテアーゼからなる製品。
JPH0632613B2 (ja) α―アミラーゼ活性を有する新規なアルカリプルラナーゼY、これを産生する微生物及び新規なアルカリプルラナーゼYの製造法
JP3332510B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP3791000B2 (ja) 新規アルカリアミラーゼおよびその製造法
JP3544383B2 (ja) アルカリに安定なサイクロデキストリン グルカノトランスフェラーゼ及びその製造法
JP3823310B2 (ja) 新規アルカリリパーゼおよびその製造法
JP4402309B2 (ja) セルラーゼ
JP2509540B2 (ja) 新規プロテア―ゼを産生する新規微生物
JPH05211868A (ja) アルカリプロテアーゼの製造方法
JP2676453B2 (ja) アルカリイソアミラーゼ及びそれを生産する微生物並びに該アルカリイソアミラーゼの製造方法
JPH0630578B2 (ja) アルカリセルラ−ゼk
JPH09322763A (ja) 細胞壁溶解酵素、その製法及び用途
EP0578767A1 (en) Alkaline protease 3733, its production and use in cleaning contact lens
JPH0763366B2 (ja) 新規プロテアーゼ
KR0145485B1 (ko) 신균주 써모엑티노마이세스 속 e79와 이로부터 생산되는 신규 단백질 가수 분해효소
JPH078993B2 (ja) 洗浄剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060612

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061120

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091208

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101208

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees