JP2000059573A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JP2000059573A
JP2000059573A JP10224316A JP22431698A JP2000059573A JP 2000059573 A JP2000059573 A JP 2000059573A JP 10224316 A JP10224316 A JP 10224316A JP 22431698 A JP22431698 A JP 22431698A JP 2000059573 A JP2000059573 A JP 2000059573A
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Keisuke Igarashi
桂祐 五十嵐
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 原稿両面の原稿読取時間に占める原稿搬送時
間の割合を安価な構成で小さくする。 【解決手段】 原稿の両面の画像を読み取る場合、搬送
経路2の屈曲部6の原稿搬送方向上流に位置する読取位
置R1において原稿の表面を読み取った後、屈曲部6に
おいて搬送方向を反転してから、屈曲部6の原稿搬送方
向下流に位置する読取位置R2において原稿の裏面を読
み取る。この場合、既に原稿が原稿搬送方向上流に位置
する読取位置R1を通過したことを通過判断手段11に
より検出すると、ユニット移動手段によって撮像ユニッ
ト13が光路長を変えずに原稿搬送方向下流に位置する
読取位置R2に合わせて移動される。これにより、撮像
ユニット13は1つのみの構成とされ、かつ、搬送経路
2は1度のみ原稿を反転させる短い経路となるので、原
稿両面の原稿読取時間に占める原稿搬送時間の割合を安
価な構成で小さくすることが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、イメージスキャ
ナ、デジタル複写機やファクシミリ装置におけるスキャ
ナ部等であって、両面読取可能な画像読取装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種の画像読取装置では、コ
ンタクトガラス上に搬送された原稿の一方の面をガラス
下面側に配設された照明ランプによって光照射し、その
原稿面からの反射光を撮像ユニットを構成するCCD(C
harge Coupled Device )センサに結像させることにより
アナログ信号を生成して原稿の一方の面を読み取るよう
にしている。
【0003】また、表裏両面に画像が記された原稿の読
み取りについては、例えば原稿の自動反転を可能にした
自動原稿搬送装置であるADF(Automatic Document Fe
eder)を備えて原稿を反転させて実行する画像読取装置
がある。ここで、図5は原稿の自動反転を可能にしたA
DF101を備えた画像読取装置100の一例を示す縦
断側面図である。この画像読取装置100は、原稿を載
置するコンタクトガラス102を有しており、このコン
タクトガラス102の上方には原稿を副走査方向に順次
搬送するADF101を更に設けている。
【0004】コンタクトガラス102に下方から対向す
る位置には、反射ミラー103と照明手段である照明ラ
ンプ104とを搭載した第一キャリッジ105が副走査
方向に移動自在に配置されている。第一キャリッジ10
5の反射光路には、2個の反射ミラー106により光路
を折り返す第二キャリッジ107が副走査方向に移動自
在に配置されている。さらに、この第二キャリッジ10
7の反射光路には、結像レンズ108を介してSBU(S
ensor Board Unit )109に実装されたCCDセンサ1
10が位置している。
【0005】第一キャリッジ105と第二キャリッジ1
07とにはステッピングモータ(図示せず)がプーリや
ワイヤなどにより連結されており、第一キャリッジ10
5と第二キャリッジ107とは2対1の速度で副走査方
向に移動自在とされている。これにより、第一キャリッ
ジ105は、スキャニング可能な位置aまたは位置bに
移動・停止される。このようにキャリッジ105が位置
aまたは位置bに停止するとともに第二キャリッジ10
7が所定の場所に移動することにより、コンタクトガラ
ス102に載置された原稿の読取画像の反射光像がCC
Dセンサ110を介してSBU109に入力され、アナ
ログ信号が生成される。
【0006】一方、ADF101には、原稿(図示せ
ず)が載置される給紙トレー111、原稿を一枚ずつ給
紙搬送するためのピックアップローラや搬送ローラ等を
備える給紙部112、給紙された原稿をコンタクトガラ
ス102に押し当てながら搬送する搬送ベルト113、
原稿の排紙及び反転を選択的に実行する反転切換爪11
4を有する排紙反転部115等が設けられている。
【0007】このような構成において、制御部(図示せ
ず)により実行される両面画像読取処理の動作について
説明する。まず、ADF101の給紙部112の駆動に
より給紙トレー111から原稿がコンタクトガラス10
2の位置aに順次搬送され、キャリッジ105の照明ラ
ンプ104により照射された原稿の読取画像の反射光像
がCCDセンサ110を介してSBU109に入力され
て一方の面の読取処理が実行される。
【0008】片面読取後、原稿は搬送ベルト113によ
り排紙反転部115に搬送され、反転切換爪114の機
能によって再度コンタクトガラス102方向へと反転さ
れて搬送される。なお、原稿の片面の読取処理の終了後
には、キャリッジ105は直ちに位置bに移動して停止
し、第二キャリッジ107も所定の場所に移動停止する
ことになる。そして、原稿は排紙反転部115及び搬送
ベルト113によりコンタクトガラス102の位置bに
順次搬送され、キャリッジ105の照明ランプ104に
より照射された原稿の読取画像の反射光像がCCDセン
サ110を介してSBU109に入力されて他方の面の
読取処理が実行される。
【0009】原稿を給紙部112の方向に搬送する原稿
搬送ベルト113は、両面の読取処理の終了と同時に原
稿の搬送方向を排紙反転部115の方向に変更する。搬
送ベルト113により排紙反転部115に搬送された原
稿は、反転切換爪114の機能によって排紙され、一枚
の原稿の両面画像読取処理が終了する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような画像読取装置100で原稿の表裏両面に記され
た画像を読み取る場合においては、位置aと位置bとの
間を原稿が3度に渡って搬送されるために、原稿読取時
間に占める原稿搬送時間の割合が非常に大きくなってし
まう。その結果、原稿の両面の読み取りは、原稿の片面
のみの読み取りに比べて、非常に長時間を要することに
なる。
【0011】一方、原稿読取時間に占める原稿搬送時間
の割合を小さくすべく、表面及び裏面の画像の読取専用
の撮像ユニットとして2つのCCDセンサを同一搬送経
路の例えば上下方向に備えるようにし、原稿の両面の画
像をほぼ同時に読み取るようにした画像読取装置も考え
られている。
【0012】しかしながら、このような画像読取装置で
は撮像ユニットとして2つのCCDセンサを必要として
いるために、装置全体の製造コストが上昇してしまうと
いった問題がある。
【0013】本発明の目的は、原稿両面の原稿読取時間
に占める原稿搬送時間の割合を安価な構成で小さくする
ことができる画像読取装置を得ることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
屈曲部を有する搬送経路を形成し、その搬送経路に沿っ
て原稿を搬送する原稿搬送手段と、前記搬送経路の前記
屈曲部を挟んだ原稿搬送方向の上流と下流とに位置する
2つの読取位置の近傍にそれぞれ配設され、前記原稿搬
送手段により搬送される前記原稿の異なる面を照射する
2つの光源と、結像光学系を有し、前記光源の照射によ
る前記原稿からの反射光を受光して電気的信号に変換す
る撮像ユニットと、前記原稿搬送手段によって前記原稿
が原稿搬送方向上流の読取位置を通過したか否かを判断
する通過判断手段と、この通過判断手段によって前記原
稿が原稿搬送方向上流の読取位置を通過したと判断され
た場合、光路長を変えずに原稿搬送方向下流の読取位置
に合わせて前記撮像ユニットを移動させるユニット移動
手段と、を備える。
【0015】したがって、原稿の両面の画像を読み取る
場合、原稿搬送手段により搬送される原稿の一方の面
(表面)は、搬送経路の屈曲部の原稿搬送方向上流に位
置する読取位置において光源からの照射を順次受ける。
そして、光源の照射による原稿表面からの反射光は、撮
像ユニットにおいて順次受光されて電気的信号に変換さ
れる。一方、この屈曲部の原稿搬送方向上流に位置する
読取位置を通過して搬送される原稿は、搬送経路の屈曲
部において搬送方向を反転されてから、屈曲部の原稿搬
送方向下流に位置する読取位置において光源からの照射
を原稿の他方の面(裏面)に順次受ける。この場合、既
に原稿が原稿搬送方向上流に位置する読取位置を通過し
ているので、ユニット移動手段によって撮像ユニットが
光路長を変えずに原稿搬送方向下流に位置する読取位置
に合わせて移動されることにより、原稿表面の場合と同
様に原稿裏面からの反射光が撮像ユニットにおいて順次
受光されて電気的信号に変換される。これにより、撮像
ユニットは1つのみの構成とされ、かつ、搬送経路は1
度のみ原稿を反転させる短い経路となる。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の画
像読取装置において、前記通過判断手段によって前記原
稿が原稿搬送方向上流の読取位置を通過したと判断され
た場合、原稿搬送方向上流の読取位置を照射する光源を
消灯して原稿搬送方向下流の読取位置を照射する光源を
点灯する光源切替手段を更に備える。
【0017】したがって、2つの光源が原稿の位置に応
じて交互に点灯されることにより、2つの光源を同時に
点灯する場合に比べて、装置内の温度の上昇が抑制され
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態を図1ない
し図4に基づいて説明する。本実施の形態は、画像読取
装置として複写機の画像読取部に適用したものである。
【0019】図1は、複写機の画像読取部1の内部構造
を概略的に示す縦断側面図である。ここで例示する画像
読取部1には、図1に示すように、読取原稿を原稿搬送
方向Aに搬送する略U字形状の原稿搬送経路2が設けら
れている。この原稿搬送経路2は、読取原稿を1枚ずつ
給紙する給紙部3と読取原稿が排紙される排紙部4との
間に形成され、複数の搬送ローラ対5、屈曲部である搬
送ドラム6、その搬送ドラム6に配設された複数の搬送
ローラ7によって構成されている。また、搬送ローラ対
5、搬送ドラム6、搬送ローラ7には、ステッピングモ
ータからなる搬送モータ8(図2参照)がギヤ列などに
より連結されている。つまり、複数の搬送ローラ対5と
搬送ドラム6と複数の搬送ローラ7とにより、原稿を原
稿搬送方向Aに搬送する原稿搬送手段が構成されてい
る。ここで、原稿搬送経路2において、給紙部3と搬送
ドラム6との間の略水平方向に直線的に連通する部分を
第一搬送経路2aとし、搬送ドラム6と排紙部4との間
の略水平方向に直線的に連通する部分を第二搬送経路2
bとする。
【0020】第一搬送経路2aと第二搬送経路2bとの
経路上には、光源として機能する反射鏡を備えた照明ラ
ンプ9,10がそれぞれ固定的に配置されている。詳細
には、照明ランプ9は第一搬送経路2a上の表面読取位
置R1を照射する位置に配置され、照明ランプ10は第
二搬送経路2b上の裏面読取位置R2を照射する位置に
配置される。なお、表面読取位置R1から裏面読取位置
R2までの距離は、画像読取部1において読取り可能な
最大の原稿の長さよりも長く設定されている。
【0021】また、第二搬送経路2b上の裏面読取位置
R2の原稿搬送方向上流側近傍には、原稿が表面読取位
置R1を通過したか否かを判断する通過判断手段として
機能する原稿位置検出センサ11が配設されている。こ
の原稿位置検出センサ11は、搬送ローラ対5、搬送ド
ラム6等により搬送された読取原稿の先端が所定の位置
に到達したことを検知するためのものである。なお、表
面読取位置R1から原稿位置検出センサ11までの距離
は、画像読取部1において読取り可能な最大の原稿の長
さよりも長く設定されている。
【0022】さらに、第二搬送経路2b上の裏面読取位
置R2の略垂直方向上部であって、第一搬送経路2a上
の表面読取位置R1より原稿搬送方向上流側には、光透
過性の防塵ガラス12が配設されている。この防塵ガラ
ス12は平板状であって、原稿搬送経路2の一部を構成
するものである。
【0023】一方、画像読取部1は、原稿搬送経路2の
上方に撮像ユニット13を備えている。撮像ユニット1
3は、結像光学系を構成する反射ミラー14及び結像レ
ンズ15と、SBU(Sensor Board Unit )16に実装さ
れたCCD17とにより構成されている。撮像ユニット
13には、ステッピングモータによるユニットモータ1
8(図2参照)がプーリやワイヤなどにより連結されて
おり、CCD17は移動方向Bに、反射ミラー14は移
動方向Cにそれぞれ移動自在とされている。これによ
り、図1に実線で示すような表面読取ポジションP1の
場合には、CCD17と反射ミラー14とは表面読取位
置R1上に光軸を有する位置関係になるように移動し、
また、図1に破線で示すような裏面読取ポジションP2
の場合には、CCD17と反射ミラー14とは防塵ガラ
ス12を介して裏面読取位置R2上に光軸を有する位置
関係になるように移動する。また、これら表面読取ポジ
ションP1と裏面読取ポジションP2とにおける各読取
位置R1,R2からCCD17までの光路長は、それぞ
れ等しくなっている。なお、撮像ユニット13は、初期
状態では表面読取ポジションP1をホームポジションと
している。
【0024】加えて、複写機の画像読取部1の装置外面
には、操作パネル19(図2参照)が設けられている。
この操作パネル19には、原稿の表裏両面を同時に読み
取る場合に使用される制御モードである両面同時読取モ
ードに設定するための両面同時読取キーや読取・印刷の
開始を宣言するためのスタートキー(いずれも図示せ
ず)等の各種のキーを有している。
【0025】さらに、複写機の画像読取部1の内部に
は、基板である読取制御部20が内蔵されている。ここ
で、複写機の画像読取部1に内蔵された各部の電気的接
続について図2に基づいて説明する。読取制御部20に
は、各部を電気的に制御するマイコン21が内蔵され、
このマイコン21は各部を集中的に制御するCPU22
を主体に構成されている。このCPU22には、アドレ
スバス・データバス等のバスライン23を介して、制御
プログラム等の固定的データを予め格納するROM24
や各種データを書き換え自在に格納するRAM25が接
続されている。RAM25は、各種データを書き換え自
在に格納する機能を利用して、ワークエリアや読取画像
メモリ等の機能を果たす。
【0026】この読取制御部20には操作パネル19が
シリアル通信回路26を介して接続されており、操作さ
れたキーに応じた信号を読取制御部20に入力する。
【0027】複写機が起動されると、ROM24に格納
された制御プログラムがRAM25に書き込まれて、マ
イコン21による各部の駆動制御が可能な状態となる。
マイコン21によって駆動制御される各部を次に説明す
る。
【0028】マイコン21は、照明ランプ9,10の点
灯制御を照明ランプ制御回路27を介して個別に実行
し、また、搬送モータ8やユニットモータ18のタイミ
ング制御をモータドライバ28を介して実行する。
【0029】また、原稿位置検出センサ11は、読取原
稿の先端が所定の位置に到達したことを検知した場合、
所定の検知信号を照明ランプ制御回路27に対して出力
する。
【0030】さらに、SBU16では、CCD17に入
力された原稿の読取画像の反射光像が、光電変換されて
アナログ信号として出力される。
【0031】ビデオ信号制御部29では、SBU16に
より光電変換されて出力されたアナログ信号がデジタル
変換等の処理を受ける。ここに、このビデオ信号制御部
29には、周知のように、サンプルホールド回路、所定
の利得を持つ増幅器、A/D変換器、シェーディング補
正回路が順に設けられている。これにより、SBU16
からのアナログ信号は、サンプルホールド回路に入力さ
れてサンプルホールドされた後、増幅器により所定の利
得で増幅される。増幅されたアナログ信号はA/D変換
器によりデジタル信号に変換され、シェーディング補正
回路により必要なシェーディング補正を行ってから、画
像処理部30に出力される。
【0032】画像処理部30では、ビデオ信号制御部2
9から出力されたデジタル信号が、制御モードに基づい
てガンマ補正、階調処理、原稿表裏識別、画像反転補
正、データ濃度補正等の処理を選択的に実行される。そ
の後、処理されたデジタル信号は、ページ同期信号、ラ
イン同期信号、画像クロック信号とともに読取画像デー
タとして生成され、所定の画像処理を行ってから読取画
像メモリであるRAM25に出力されて記憶される。
【0033】また、読取制御部20にはSCSI等のI
/F31が設けられている。このI/F31は、バスラ
イン23を介してマイコン21によって駆動制御され、
読取画像データを複写機の画像印刷部(図示せず)等に
出力する。
【0034】ここで、ROM24に格納された制御プロ
グラムがマイコン21に実行させる機能について説明す
る。原稿の読取画像の画像データを出力する画像読取処
理に際して両面同時読取キーが操作された場合、画像処
理部30の制御モードの1つである両面同時読取モード
が設定される。本実施の形態においては、各制御モード
の処理について従来の複写機の画像読取部1によって行
なわれる処理と同様の処理についてはその説明を省略す
る。次いで、本実施の形態の特長である両面同時読取モ
ードにおける画像読取処理について以下に説明する。
【0035】両面同時読取モードにおける画像読取処理
は、操作パネル19のスタートキーを操作することによ
り開始される。操作パネル19のスタートキーが操作さ
れると、初期状態として第一搬送経路2a上の照明ラン
プ9が点灯され、給紙部3から読取原稿が給紙されると
ともに搬送ローラ対5、搬送ドラム6、搬送ローラ7が
それぞれ駆動される。
【0036】ここで、図3は読取原稿Gの表面の画像読
取の状態を示す模式図である。図3に示すように、搬送
ローラ対5により搬送される読取原稿Gは、搬送ローラ
対5によって原稿搬送方向Aに順次搬送され、第一搬送
経路2a上の表面読取位置R1において照明ランプ9に
より照射される。これにより、その読取原稿Gの表面の
反射光像が反射ミラー14に順次反射され、CCD17
を介してSBU16に入力された後、ビデオ信号制御部
29や画像処理部30において表面の画像読取処理が順
次実行される。
【0037】その後、読取原稿Gは搬送ローラ対5、搬
送ドラム6、搬送ローラ7等により第二搬送経路2b上
へと搬送されるが、原稿搬送経路2は略U字形状になっ
ていることから、その屈曲部である搬送ドラム6を通過
する際に読取原稿Gは反転され、読取原稿Gの表裏は逆
転する。
【0038】ここで、図4は読取原稿Gの裏面の画像読
取の状態を示す模式図である。表裏が反転された状態の
読取原稿Gは、搬送ローラ対5、搬送ドラム6、搬送ロ
ーラ7等によって原稿搬送方向Aに順次搬送され、原稿
位置検出センサ11上に到達する。読取原稿Gが原稿位
置検出センサ11上に到達すると、第一搬送経路2a上
の照明ランプ9が消灯され、第二搬送経路2b上の照明
ランプ10が点灯される。ここに、光源切替手段の機能
が実行される。加えて、撮像ユニット13のCCD17
と反射ミラー14とが、図4に破線で示す表面読取ポジ
ションP1から図4に実線で示す裏面読取ポジションP
2にそれぞれ移動する。ここに、ユニット移動手段の機
能が実行される。
【0039】その後、読取原稿Gは、搬送ローラ対5等
によって原稿搬送方向Aに順次搬送され、第二搬送経路
2b上の裏面読取位置R2において照明ランプ10によ
り照射される。これにより、その読取原稿Gの裏面の反
射光像が防塵ガラス12を透過して反射ミラー14に順
次反射され、CCD17を介してSBU16に入力され
た後、ビデオ信号制御部29や画像処理部30において
裏面の画像読取処理が順次実行される。
【0040】読取原稿Gが搬送ローラ対5によって原稿
搬送方向Aに順次搬送されて全て裏面読取位置R2を通
過し、読取原稿Gの表裏両面の画像読取が終了すると、
読取原稿Gは排紙部4へと排紙され、給紙部3から次の
読取原稿Gが給紙される。そして、撮像ユニット13
は、初期状態のホームポジションである表面読取ポジシ
ョンP1に移動する。また、第二搬送経路2b上の照明
ランプ10が消灯され、初期状態として第一搬送経路2
a上の照明ランプ9が点灯される。
【0041】ここに、読取原稿Gの両面の画像を読み取
る場合、原稿搬送経路2の屈曲部である搬送ドラム6の
原稿搬送方向上流に位置する表面読取位置R1において
読取原稿Gの表面を読み取った後、搬送ドラム6におい
て搬送方向を反転してから、搬送ドラム6の原稿搬送方
向下流に位置する裏面読取位置R2において読取原稿G
の裏面を読み取る。この場合、既に読取原稿Gが表面読
取位置R1を通過したことを原稿位置検出センサ11に
より検出すると、ユニット移動手段によって撮像ユニッ
ト13が光路長を変えずに裏面読取位置R2に合わせて
移動される。これにより、撮像ユニット13は1つのみ
の構成とされ、かつ、原稿搬送経路2は1度のみ読取原
稿Gを反転させる短い経路となるので、原稿両面の原稿
読取時間に占める原稿搬送時間の割合を安価な構成で小
さくすることができる。また、2つの照明ランプ9,1
0を読取原稿Gの位置に応じて交互に点灯するようにし
たので、2つの照明ランプ9,10を同時に点灯する場
合に比べて、画像読取部1の内部の温度の上昇を抑制す
ることができ、CCD17等の劣化を防止することがで
きる。
【0042】なお、本実施の形態の複写機の画像読取部
1においては、通過判断手段として原稿位置検出センサ
11によって原稿を検出して制御するようにしたが、こ
れに限るものではなく、ステッピングモータである搬送
モータ8のステップ数によって制御するようにしても良
い。
【0043】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、原稿の両
面の画像を読み取る場合、原稿搬送手段により搬送され
る原稿の一方の面(表面)を搬送経路の屈曲部の原稿搬
送方向上流に位置する読取位置において光源によって順
次照射し、その照射による原稿表面からの反射光を撮像
ユニットにおいて順次受光して電気的信号に変換した
後、原稿を屈曲部において搬送方向を反転してから屈曲
部の原稿搬送方向下流に位置する読取位置において光源
によって原稿の他方の面(裏面)を順次照射する場合、
既に原稿が原稿搬送方向上流に位置する読取位置を通過
しているので、撮像ユニットを光路長を変えずに原稿搬
送方向下流に位置する読取位置に合わせて移動すること
により、原稿表面の場合と同様に原稿裏面からの反射光
を撮像ユニットにおいて順次受光して電気的信号に変換
するようにしたので、撮像ユニットを1つのみの構成と
し、かつ、搬送経路を1度のみ原稿を反転させる短い経
路とすることができ、原稿両面の原稿読取時間に占める
原稿搬送時間の割合を安価な構成で小さくすることがで
きる。
【0044】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の画像読取装置において、2つの光源を原稿の位置に
応じて交互に点灯することにより、2つの光源を同時に
点灯する場合に比べて、装置内の温度の上昇を抑制する
ことができるので、CCD等の劣化を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態の複写機の画像読取部の
内部構造を概略的に示す縦断側面図である。
【図2】複写機の画像読取部に内蔵された各部の電気的
接続を示すブロック図である。
【図3】読取原稿の表面の画像読取の状態を示す模式図
である。
【図4】読取原稿の裏面の画像読取の状態を示す模式図
である。
【図5】原稿の自動反転を可能にしたADFを備えた画
像読取装置の一例を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
2 搬送経路 6 屈曲部 5,6,7 原稿搬送手段 9,10 光源 11 通過判断手段 13 撮像ユニット 14,15 結像光学系 G 原稿 R1,R2 読取位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈曲部を有する搬送経路を形成し、その
    搬送経路に沿って原稿を搬送する原稿搬送手段と、 前記搬送経路の前記屈曲部を挟んだ原稿搬送方向の上流
    と下流とに位置する2つの読取位置の近傍にそれぞれ配
    設され、前記原稿搬送手段により搬送される前記原稿の
    異なる面を照射する2つの光源と、 結像光学系を有し、前記光源の照射による前記原稿から
    の反射光を受光して電気的信号に変換する撮像ユニット
    と、 前記原稿搬送手段によって前記原稿が原稿搬送方向上流
    の読取位置を通過したか否かを判断する通過判断手段
    と、 この通過判断手段によって前記原稿が原稿搬送方向上流
    の読取位置を通過したと判断された場合、光路長を変え
    ずに原稿搬送方向下流の読取位置に合わせて前記撮像ユ
    ニットを移動させるユニット移動手段と、を備える画像
    読取装置。
  2. 【請求項2】 前記通過判断手段によって前記原稿が原
    稿搬送方向上流の読取位置を通過したと判断された場
    合、原稿搬送方向上流の読取位置を照射する光源を消灯
    して原稿搬送方向下流の読取位置を照射する光源を点灯
    する光源切替手段を更に備える請求項1記載の画像読取
    装置。
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