JP2000059325A - 遅延時間測定装置 - Google Patents

遅延時間測定装置

Info

Publication number
JP2000059325A
JP2000059325A JP10227946A JP22794698A JP2000059325A JP 2000059325 A JP2000059325 A JP 2000059325A JP 10227946 A JP10227946 A JP 10227946A JP 22794698 A JP22794698 A JP 22794698A JP 2000059325 A JP2000059325 A JP 2000059325A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
time code
signal
transmission
data packet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10227946A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Takahashi
泰雄 高橋
Nobushige Fukuoka
宣重 福岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JISEDAI DIGITAL TELEVISION HOSO SYSTEM KENKYUSHO KK
Toshiba Corp
Original Assignee
JISEDAI DIGITAL TELEVISION HOSO SYSTEM KENKYUSHO KK
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JISEDAI DIGITAL TELEVISION HOSO SYSTEM KENKYUSHO KK, Toshiba Corp filed Critical JISEDAI DIGITAL TELEVISION HOSO SYSTEM KENKYUSHO KK
Priority to JP10227946A priority Critical patent/JP2000059325A/ja
Publication of JP2000059325A publication Critical patent/JP2000059325A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ディジタル放送システムにおける送受信システ
ムの処理遅延を含まない純粋な伝送遅延時間を正確に測
定する。 【解決手段】送信側ではフレーム同期信号の送信タイミ
ング情報をGPS受信機11からの信号に基づいて時刻
コード発生器12で発生される時刻コードに変換し、デ
ータエンコーダ13でトランスポートストリームのデー
タパケットとしてMPEG多重化装置14、OFDM変
調器15を介してディジタル放送信号に乗せて伝送し、
受信側ではディジタル放送信号からOFDM復調器2
2、MPEG多重分離装置23を介して時刻コードのデ
ータパケットをデータデコーダ24で再生し、この時刻
コードとGPS受信機25からの信号に基づき時刻コー
ド発生器26でフレーム同期信号の受信タイミングで発
生される時刻コードとの時間差を時間差測定器28で伝
送遅延時間として測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、SFN(単一周波
数ネットワーク)を用いたディジタル放送システムにお
いて複数の送信局からの送信タイミングを正確に知るた
めに用いられる送受信システムの処理遅延を含まない伝
送遅延時間を測定する伝送遅延時間測定方法とディジタ
ル放送装置および伝送遅延時間測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、実用化に向けて研究開発が進めら
れている地上ディジタル放送などのディジタルTV放送
では、現行のアナログTV放送とは異なり、送信側シス
テムでは映像、音声およびデータなどのプログラムを帯
域圧縮、多重化およびOFDM(orthogonal frequecy
division multiplex:直交周波数分割多重)変調といっ
た処理を経て送信する。受信側システムでは、送信側と
逆の処理、つまりOFDM復調、多重分離および帯域伸
長を行ってプログラムを再生する。
【0003】ディジタル変調方式としてOFDM方式を
採用すると、複数の送信局から同一周波数で放送を行う
SFN(単一周波数ネットワーク)システムの構築が可
能となる。SFNシステムでは、例えば図3に示される
ようにスタジオから複数の送信所A,Bにプログラム回
線を介してプログラムを送り、送信所A,Bから受信者
に向けて同一周波数f1でプログラムを送信する。この
場合、受信者は複数の送信所A,Bからのプログラムを
受信する際、送信所Aからのプログラムを受信するタイ
ミングと送信所Bからのプログラムを受信するタイミン
グとの時間差が一定値以上、例えばOFDMで規定され
るガードバンドに相当する時間以上になると、急激にプ
ログラムの受信品質が劣化してしまう。
【0004】従って、各送信所からのプログラムの送信
タイミングを適切に調整する必要があり、そのためには
各送信所から受信者までの送受信システムの処理遅延
(処理に伴う遅延時間)を含まない純粋な伝送遅延時間
を知る必要がある。しかし、従来ではこのような伝送遅
延時間を正確に測定する技術は見出だされていない。因
みに、従来のアナログ放送では、各局の送信周波数(チ
ャンネル)は互いに異なっており、受信者はいずれか一
つのチャンネルのみを受信すればよいため、このような
遅延時間の管理という概念そのものがなかった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、SF
Nシステムを用いたディジタル放送においては、複数の
局からのプログラムの送信タイミングを適切に調整する
ために、送受信システムの処理遅延を含まない純粋な伝
送遅延時間を測定することが要求されるが、従来ではこ
のような伝送遅延時間の測定手法は見出だされていな
い。
【0006】本発明の目的は、ディジタル放送システム
における送受信システムの処理遅延を含まない純粋な伝
送遅延時間を正確に測定することができる伝送遅延時間
測定方法を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、このような伝送遅延
時間測定を行うための機能を付加したディジタル放送装
置を提供することにある。
【0008】本発明のさらに別の目的は、このような伝
送遅延時間測定を受信側で行うための伝送遅延時間測定
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明はディジタル放送システムにおける送受信シ
ステムの処理遅延を含まない送受信システム間の伝送遅
延時間を測定するために、送信側でディジタル放送信号
中の所定の同期信号の送信タイミング情報を絶対時刻基
準に基づいて発生された第1の時刻コードに変換してト
ランスポートストリームのデータパケット形式でディジ
タル放送信号に乗せて伝送し、受信側で送信側から伝送
されてきたディジタル放送信号中の同期信号の受信タイ
ミング情報を絶対時刻基準に基づいて発生された第2の
時刻コードに変換し、ディジタル放送信号から再生され
た第1の時刻コードと第2の時刻とを比較し、これら第
1の時刻コードで与えられる時刻と第2の時刻コードで
与えられる時刻との時間差から伝送遅延時間を測定する
ことを特徴とする。
【0010】また、本発明に係るディジタル放送装置
は、ディジタル放送信号中の所定の同期信号の送信タイ
ミング情報を絶対時刻基準に基づいて発生される時刻コ
ードに変換して出力する手段と、この時刻コードをトラ
ンスポートストリームのデータパケット形式で送信信号
に乗せるためにデータパケットに変換するデータ変換手
段と、このデータ変換手段により得られた時刻コードの
データパケットを放送データのデータパケットと多重化
する多重化手段と、この多重化手段により多重化された
データパケットを直交周波数分割多重変調する変調手段
と、この変調手段により変調された信号をディジタル放
送信号として送信する送信手段とを具備することを特徴
とする。
【0011】さらに、本発明に係るディジタル放送にお
ける伝送遅延時間測定装置は、ディジタル放送信号を受
信する受信手段と、この受信手段により受信されたディ
ジタル放送信号を直交周波数分割多重復調する復調手段
と、この復調手段により復調された信号から時刻コード
のデータパケットと送信データのデータパケットとを分
離する分離手段と、この分離手段により分離された時刻
コードのデータパケットからディジタル放送信号中の所
定の同期信号の送信タイミングを示す第1の時刻コード
を再生する再生手段と、ディジタル放送信号中の同期信
号の受信タイミング情報を絶対時刻基準に基づいて発生
された第2の時刻コードに変換して出力する手段と、第
1および第2の時刻コードを比較し、第1の時刻コード
で与えられる時刻と第2の時刻コードで与えられる時刻
との時間差から伝送遅延時間を測定する測定手段とを具
備することを特徴とする。
【0012】このように本発明では、送信側から所定の
同期信号、例えばフレーム同期信号の送信タイミングを
示す送信タイミング情報を絶対時刻基準に基づいて発生
された第1の時刻コードに変換して、この第1の時刻コ
ードのデータをディジタル放送信号に乗せて伝送し、受
信側では送信側から伝送されてきたディジタル放送信号
中の同期信号の受信タイミング情報を絶対時刻基準に基
づいて発生された第2の時刻コードに変換し、これら第
1の時刻コードと第2の時刻コードとを比較して、これ
ら第1および第2の時刻コードによりそれぞれ与えられ
る時刻の時間差から、送受信システムの処理遅延を含ま
ない純粋な伝送遅延時間を容易に測定することができ
る。
【0013】また、絶対時刻基準をGPS衛星から送信
される時刻信号に基づいて生成するようにすることによ
って、絶対時刻基準の情報を送受信システム間でやりと
りする必要がなく、より簡便に伝送遅延時間の測定が可
能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係
る伝達遅延時間測定機能を有するディジタル放送システ
ムであり、(a)は送信側システム(ディジタル放送装
置)、(b)は受信側システム(ディジタル放送受信機
および遅延時間測定装置)をそれぞれ示している。本実
施形態では、送受信双方のシステムでGPS衛星からの
時刻信号を絶対時刻基準として用い、これを基に送信側
システムから受信側システムへの伝送遅延時間を測定す
る。
【0015】まず、図1(a)に示す送信側システムに
ついて説明する。送信側システムにおいて、GPS受信
機11はGPS衛星から送信される信号を受信し、この
受信信号に含まれる時刻信号を出力する。時刻コード発
生器12は、この時刻信号を入力して後述するOFDM
(orthogonal frequecy divisionmultiplex:直交周波
数分割多重)変調器15からフレーム同期信号の送信タ
イミング情報が与えられ時点の時刻コードを発生する。
この時刻コードは、データエンコーダ13によってMP
EG2(Moving Picture Experts Group Phase 2)規格
で規定されたトランスポートストリームに対応したデー
タパケットに変換された後、MPEG多重化装置14に
入力され、MPEG2方式で圧縮された映像データや音
声データなどの放送データのデータパケットと多重化さ
れる。この場合、時刻コードのパケットのヘッダ部に
は、そのパケットが時刻コードのデータであることを示
す識別子が付加される。
【0016】MPEG多重化装置14によって多重化さ
れたデータは、OFDM変調器15で変調され、さらに
図示しない送信増幅器によって増幅された後、送信アン
テナ16によりディジタル放送信号の放送電波として送
信される。このようにして、遅延時間測定のための時刻
コードがディジタル放送信号に含まれる形で送信され
る。
【0017】ここで、OFDM変調器15はMPEG多
重化装置14からの多重化されたデータをフレーミング
してフレーム同期信号を付加して出力する。OFDM変
調器15からは、このフレーム同期信号の送信タイミン
グを表す送信タイミング情報が前述の時刻コード発生器
12に送られる。時刻コード発生器12は、このフレー
ム同期信号の送信タイミングでGPS受信機11からの
時刻信号を読み取って、時刻コードを発生する。
【0018】次に、図1(b)に示す受信側システムに
ついて説明する。受信側システムにおいては、受信アン
テナ21で放送電波が受信され、その受信信号が図示し
ない前置増幅器で増幅された後、OFDM復調器22に
入力される。このOFDM復調器22により送信側シス
テムのOFDM変調器15と逆の処理で復調が行われた
後、MPEG多重分離装置23において時刻コードのデ
ータパケットと、映像データや音声データなどの放送デ
ータのデータパケットが分離される。この場合、放送デ
ータのデータパケットは、MPEG2方式に従って伸長
される。
【0019】OFDM復調器22では、さらにフレーム
同期信号を復調するとき、そのフレーム同期信号の受信
時点で受信タイミング情報を出力する。この受信タイミ
ング情報は、受信タイミング設定器27の一方の入力に
与えられる。
【0020】一方、MPEG多重分離装置23により分
離された時刻コードのデータパケットは、データデコー
ダ24により復号され、時刻コードが再生される。この
再生された時刻コードは、時間差測定器28の一方の入
力に与えられる。
【0021】さらに、この受信側システムには、図1
(a)に示した送信側システムと同様にGPS受信機2
5が設けられており、このGPS受信機25はGPS衛
星から送信された信号を受信し、この受信信号に含まれ
る時刻信号を出力する。時刻コード発生器26は、この
時刻信号を受けて時刻コードを発生する。この時刻コー
ドは、受信タイミング設定器27の他方の入力に与えら
れる。
【0022】受信タイミング設定器27は、OFDM復
調器22からの受信タイミング情報が入力された時点で
の時刻コード発生器26から発生される時刻コードを出
力する。この受信タイミング設定器27から出力される
時刻コードは、時間差測定器28の他方の入力に与えら
れる。
【0023】時間差測定器28では、データデコーダ2
5により復号再生された時刻コードと、時刻コード発生
器26から受信タイミング設定器27を介して送られて
きた時刻コードとを比較して、これらの時刻コードでそ
れぞれ与えられる時刻の差に相当する時間差を測定し、
この時間差を伝送遅延時間の情報として出力する。この
場合、データデコーダ24は時刻コードのデータが挿入
されたデータパケットの受信タイミング情報を時間差測
定器28に送り、時間差測定器28はこの受信タイミン
グ情報により与えられるタイミングで、時刻コードの比
較を行う。
【0024】このようにして時間差測定器28で測定さ
れる伝送遅延時間は、送信側システムからのフレーム同
期信号の送信タイミングと受信側システムでのフレーム
同期信号の受信タイミングとの差に相当する時間であ
り、送信側システムと受信側システムの処理遅延を含ま
ない送受信システム間の純粋な伝送遅延時間となる。
【0025】さらに具体的に説明すると、まず送信側シ
ステムではMPEG多重化装置14による放送データの
圧縮、時刻コードのデータパケットと放送データのデー
タパケットとの多重化、多重化されたデータのOFDM
変調器15での変調、および送信アンテナ16からのデ
ィジタル放送信号の送信という一連の処理による遅延が
存在する。一方、受信側システムでは受信アンテナ21
によるディジタル放送信号の受信、OFDM復調器22
での復調、およびMPEG多重分離装置23での時刻コ
ードのデータパケットと放送データのデータパケットと
の分離、放送データのデータパケットの伸長という一連
の処理による遅延が存在する。
【0026】本実施形態によると、これら送信側システ
ムおよび受信側システムの処理遅延を含まない伝送遅延
時間、つまり送受信システム間の純粋な伝送遅延時間を
時間差測定器27で測定される時間差として求めること
ができる。
【0027】すなわち、送信側システムにおいて時刻コ
ード発生器12で発生される時刻コードは、フレーム同
期信号の送信タイミングを正確に表しており、これがデ
ータエンコーダ13、MPEG多重化装置14、OFD
M変調器15および送信アンテナ16を介して送信さ
れ、受信側システムで受信アンテナ21、OFDM復調
器22、MPEG多重分離装置23およびデータデコー
ダ24を経て時間差測定器28の一方の入力に与えられ
る。一方、受信側システムにおいて受信タイミング設定
器27から出力される時刻データは、フレーム同期信号
の受信タイミングを正確に表しており、これが時間差測
定器28の他方の入力に与えられる。
【0028】このとき時間差測定器28で測定される時
間差は、フレーム同期信号の送信タイミングと受信タイ
ミングとのタイミング差であり、これらのタイミングは
明らかに送信側システムや受信側システムの処理遅延の
影響を受けないため、これらの処理遅延時間を含まない
送受信システム間の純粋な伝送遅延時間となる。
【0029】ここで、送信側システムからの時刻コード
はトランスポートストリームのデータパケットとしてし
て送られるため、この時刻コードの送信タイミングその
ものを正確に規定する必要はない。また、ディジタル放
送信号の一部として時刻コードのデータパケットを伝送
するため、伝送遅延時間測定のために送信側システムの
伝送フォーマットを変更する必要もない。
【0030】さらに、送信側システムとしては、通常の
ディジタル放送装置にGPS受信機11、時刻コード発
生器12およびデータデコーダ13を付加し、受信側シ
ステムとしても、通常のディジタル放送受信機にデータ
デコーダ24、GPS受信機25、時刻コード発生器2
6、受信タイミング設定器27、および時間差測定器2
8を付加するだけでよく、既存のシステムの多くの部分
を利用して、所期の目的である伝送遅延時間の測定が可
能となる。
【0031】図2に、本実施形態における受信側システ
ムの具体的な構成例を示す。ディジタル放送受信機31
は、図1(b)に示した受信側システムにおけるOFD
M復調器22およびMPEG多重分離装置23を内蔵し
ている。一方、伝送遅延時間測定装置32は、受信側シ
ステムにおける時刻コードを再生するデータデコーダ2
4、GPS受信機25、時刻コード発生器26、受信タ
イミング設定器27、および時間差測定器28を内蔵し
ており、好ましくはポータブルタイプとして構成され
る。
【0032】伝送遅延時間測定装置32は、二つのケー
ブル33a,33bによりディジタル放送受信機31と
接続されており、ケーブル33aを介してディジタル放
送受信機31の内部のMPEG多重分離装置23から、
分離された時刻コードのデータパケットを受け取り、さ
らにケーブル33bを介してOFDM復調器22からの
フレーム同期信号の受信タイミング情報を受け取ること
により、前述のようにして伝送遅延時間を測定する。こ
の伝送遅延時間測定装置32には表示部34が設けられ
ており、この表示部34で測定された伝送遅延時間が表
示される。
【0033】なお、上記実施形態では送信側システムと
受信側システムとの間でOFDM伝送を行ったが、例え
ば送信側システムのMPEG多重化装置14の出力を電
話回線などの伝送回線を介して受信側システムのMPE
G多重分離装置23の入力に伝送するようにしてもよ
い。
【0034】また、上記実施形態では送信側システムに
おいてOFDM変調器15からフレーム同期信号の送信
タイミング情報を時刻コード発生器12に供給するよう
にしたが、逆に、図1に破線で示すように時刻コード発
生器12からOFDM変調器15にフレーム同期信号を
送信すべきタイミングを示す送信タイミング情報を供給
し、このタイミング情報で与えられるタイミングでOF
DM変調器15がMPEG多重化装置14からの多重化
されたデータフレーミングを行うと共に、このデータに
フレーム同期信号を付加するようにしてもよい。その
他、本発明はその趣旨に反しない範囲で種々変更して実
施することが可能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、送
信側から同期信号の送信タイミング情報を絶対時刻基準
に基づいて発生された第1の時刻コードに変換して、こ
の第1の時刻コードのデータをディジタル放送信号に乗
せて伝送し、受信側では送信側から伝送されてきたディ
ジタル放送信号中の同期信号の受信タイミング情報を絶
対時刻基準に基づいて発生された第2の時刻コードに変
換し、これら第1の時刻コードと第2の時刻コードとを
比較して、これら第1および第2の時刻コードによりそ
れぞれ与えられる時刻の時間差を求めることにより、送
受信システムの処理遅延を含まない送受信システム間の
純粋な伝送遅延時間を容易に測定することができる。
【0036】また、本発明では時刻コードのデータがト
ランスポートストリームのデータパケットとしてして伝
送されるため、時刻コードの送信タイミングを正確に規
定する必要がなく、ディジタル放送信号の一部として時
刻コードのデータパケットを伝送することから、伝送遅
延時間測定のために送信側システムの伝送フォーマット
を変更する必要もない。
【0037】さらに、本発明では絶対時刻基準をGPS
衛星から送信される時刻信号に基づいて生成するように
すれば、絶対時刻基準の情報を送受信システム間でやり
とりする必要がなく、より容易に伝送遅延時間の測定が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るディジタルTV放送
の送信側システムおよび受信側システムの構成を示すブ
ロック図
【図2】同実施形態に係るディジタル放送受信機および
伝送遅延時間測定装置の概略構成を示す図
【図3】従来技術の問題点を説明するための図
【符号の説明】
11…GPS受信機 12…時刻コード発生器 13…データエンコーダ 14…MPEG多重化装置 15…OFDM変調器 16…送信アンテナ 21…受信アンテナ 22…OFDM復調器 23…MPEG多重分離装置 24…データデコーダ 25…GPS受信機 26…時刻コード発生器 27…受信タイミング設定器 28…時間差測定器 31…ディジタル放送受信機 32…伝送遅延時間測定装置 33a,33b…ケーブル 34…表示部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福岡 宣重 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディジタル放送システムにおける送受信シ
    ステムの処理遅延を含まない送受信システム間の伝送遅
    延時間を測定する方法であって、 送信側でディジタル放送信号中の所定の同期信号の送信
    タイミング情報を絶対時刻基準に基づいて発生された第
    1の時刻コードに変換してトランスポートストリームの
    データパケット形式でディジタル放送信号に乗せて伝送
    し、 受信側で送信側から伝送されてきたディジタル放送信号
    中の前記同期信号の受信タイミング情報を前記絶対時刻
    基準に基づいて発生された第2の時刻コードに変換し、
    該ディジタル放送信号から再生された第1の時刻コード
    と該第2の時刻とを比較し、これら第1の時刻コードで
    与えられる時刻と第2の時刻コードで与えられる時刻と
    の時間差から前記伝送遅延時間を測定することを特徴と
    するディジタル放送システムにおける伝送遅延時間測定
    方法。
  2. 【請求項2】前記絶対時刻基準をGPS衛星から送信さ
    れる時刻信号に基づいて生成することを特徴とする請求
    項1記載のディジタル放送システムにおける伝送遅延時
    間測定方法。
  3. 【請求項3】ディジタル放送信号中の所定の同期信号の
    送信タイミング情報を絶対時刻基準に基づいて発生され
    る時刻コードに変換して出力する手段と、 前記時刻コードをトランスポートストリームのデータパ
    ケット形式で送信信号に乗せるためにデータパケットに
    変換するデータ変換手段と、 前記データ変換手段により得られた時刻コードのデータ
    パケットを放送データのデータパケットと多重化する多
    重化手段と、 前記多重化手段により多重化されたデータパケットを直
    交周波数分割多重変調する変調手段と、 前記変調手段により変調された信号をディジタル放送信
    号として送信する送信手段とを具備することを特徴とす
    るディジタル放送装置。
  4. 【請求項4】前記絶対時刻基準をGPS衛星から送信さ
    れる時刻信号に基づいて生成することを特徴とする請求
    項3記載のディジタル放送装置。
  5. 【請求項5】ディジタル放送信号を受信する受信手段
    と、 前記受信手段により受信されたディジタル放送信号を直
    交周波数分割多重復調する復調手段と、 前記復調手段により復調された信号から時刻コードのデ
    ータパケットと送信データのデータパケットとを分離す
    る分離手段と、 前記分離手段により分離された時刻コードのデータパケ
    ットから前記ディジタル放送信号中の所定の同期信号の
    送信タイミングを示す第1の時刻コードを再生する再生
    手段と、 前記ディジタル放送信号中の前記同期信号の受信タイミ
    ング情報を絶対時刻基準に基づいて発生された第2の時
    刻コードに変換して出力する手段と、 前記第1および第2の時刻コードを比較し、これら第1
    の時刻コードで与えられる時刻と第2の時刻コードで与
    えられる時刻との時間差から前記伝送遅延時間を測定す
    る測定手段とを具備することを特徴とするディジタル放
    送システムにおける伝送遅延時間測定装置。
  6. 【請求項6】前記絶対時刻基準をGPS衛星から送信さ
    れる時刻信号に基づいて生成することを特徴とする請求
    項5記載のディジタル放送システムにおける伝送遅延時
    間測定装置。
JP10227946A 1998-08-12 1998-08-12 遅延時間測定装置 Pending JP2000059325A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10227946A JP2000059325A (ja) 1998-08-12 1998-08-12 遅延時間測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10227946A JP2000059325A (ja) 1998-08-12 1998-08-12 遅延時間測定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000059325A true JP2000059325A (ja) 2000-02-25

Family

ID=16868760

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10227946A Pending JP2000059325A (ja) 1998-08-12 1998-08-12 遅延時間測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000059325A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005140768A (ja) * 2003-10-16 2005-06-02 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 電波到来方向推定装置及びそれを用いたアレーアンテナシステム
JP2005175699A (ja) * 2003-12-09 2005-06-30 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 遅延時間調整方法及び遅延時間調整装置
WO2005078472A1 (en) * 2004-02-18 2005-08-25 Nokia Corporation Providing time information to a communications device
WO2006038569A1 (ja) * 2004-10-01 2006-04-13 Kabushiki Kaisha Toshiba 放送信号の時刻測定装置、この時刻測定装置を用いた送信装置及び中継装置、及び遅延時間測定装置
KR100676171B1 (ko) 2004-12-11 2007-02-01 한국전자통신연구원 직교주파수 분할 다중 접속 방식 시스템의 상향링크 시간동기 방법
JP2018078560A (ja) * 2016-10-31 2018-05-17 日本放送協会 再多重化装置、分離装置及びチップ

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005140768A (ja) * 2003-10-16 2005-06-02 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 電波到来方向推定装置及びそれを用いたアレーアンテナシステム
JP4555656B2 (ja) * 2003-10-16 2010-10-06 日本放送協会 電波到来方向推定装置
JP2005175699A (ja) * 2003-12-09 2005-06-30 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 遅延時間調整方法及び遅延時間調整装置
WO2005078472A1 (en) * 2004-02-18 2005-08-25 Nokia Corporation Providing time information to a communications device
US7373156B2 (en) 2004-02-18 2008-05-13 Nokia Corporation Providing time information
WO2006038569A1 (ja) * 2004-10-01 2006-04-13 Kabushiki Kaisha Toshiba 放送信号の時刻測定装置、この時刻測定装置を用いた送信装置及び中継装置、及び遅延時間測定装置
KR100676171B1 (ko) 2004-12-11 2007-02-01 한국전자통신연구원 직교주파수 분할 다중 접속 방식 시스템의 상향링크 시간동기 방법
JP2018078560A (ja) * 2016-10-31 2018-05-17 日本放送協会 再多重化装置、分離装置及びチップ
JP7048260B2 (ja) 2016-10-31 2022-04-05 日本放送協会 再多重化装置、分離装置及びチップ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7193999B1 (en) Reception system for replacing transport packets
KR100552678B1 (ko) 데이터 패킷의 접근 지연 시간 단축을 위한 송/수신 장치및 그 방법
JP4208398B2 (ja) 動画像復号再生装置、動画像復号再生方法及びマルチメディア情報受信装置
JP4556785B2 (ja) データ伝送システム
US20030053492A1 (en) Multiplexer, receiver, and multiplex transmission method
JP2002344965A (ja) データ伝送システム
JPH0191541A (ja) 多チヤンネルpcm音楽放送システム
WO1999060736A1 (fr) Procede et dispositif de separation ainsi que procede et dispositif de reception
JP3058833B2 (ja) 単一周波数網の同期方式とその伝送装置及び送信装置
JP2000059325A (ja) 遅延時間測定装置
WO2007078167A1 (en) Method of lip synchronizing for wireless audio/video network and apparatus for the same
US20050147175A1 (en) Stream data communication system
JP3893643B2 (ja) 信号多重化方法およびそれを用いた伝送信号生成装置
JP5787708B2 (ja) デジタル放送受信装置及びデジタル放送受信方法
JP2005176107A (ja) デジタル放送受信装置およびその制御方法、デジタル放送送信装置、ならびにデジタル放送受信システム
JP5359929B2 (ja) 送信装置、受信装置、通信システム、送信方法および変換方法
KR100698182B1 (ko) 디지털 방송 시스템의 av 출력 방법 및 장치
JPH10336645A (ja) 映像信号の伝送装置
JP2963893B1 (ja) 遅延時間測定装置
JP2768353B2 (ja) 単一周波数網の同期方式とその符号化装置及び送信装置
JP4146104B2 (ja) デジタル放送番組中継送出システム
JP4660377B2 (ja) 無線映像送信装置、映像送信装置、無線映像受信装置、映像受信装置、無線映像送受信システム及び映像送受信システム
JP2001028738A (ja) 放送データ送受信システム及びこれに使用する送信装置並びにその受信装置
JP2005354732A (ja) ケーブルテレビの送信装置、多重化装置ならびに受信装置
JP3796899B2 (ja) 送受信方法、送信方法、受信方法および受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041005

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050215