JP2000059162A - フィルタ特性調整方法及び装置 - Google Patents

フィルタ特性調整方法及び装置

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JP2000059162A
JP2000059162A JP10222198A JP22219898A JP2000059162A JP 2000059162 A JP2000059162 A JP 2000059162A JP 10222198 A JP10222198 A JP 10222198A JP 22219898 A JP22219898 A JP 22219898A JP 2000059162 A JP2000059162 A JP 2000059162A
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filter device
frequency
characteristic
response waveform
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Hiroshi Yamazaki
博 山▲崎▼
Kazuaki Oishi
和明 大石
Kunihiko Goto
邦彦 後藤
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】特性周波数を調整可能とされたフィルタ装置の
特性周波数を所望の周波数に調整するフィルタ特性調整
装置に関し、フィルタ装置の特性周波数を高精度に調整
することができるようにする。 【解決手段】フィルタ装置10に対して、ステップ信号
生成装置12と、セレクタ装置13と、応答波形周期測
定装置14と、制御装置15とを設け、フィルタ装置1
0の未使用時にステップ信号生成装置12からステップ
信号をセレクタ装置13を介してフィルタ装置10に入
力させ、ステップ信号に対するフィルタ装置10の応答
波形の周期を応答波形周期測定装置14で測定し、制御
装置15によりフィルタ装置10の特性周波数を所望の
周波数に調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特性周波数を調整
可能とされたフィルタ装置の特性周波数を所望の周波数
に調整するフィルタ特性調整方法及び装置に関する。
【0002】近年、半導体集積回路の集積度向上に伴
い、たとえば、微弱信号の取捨選択に用いる連続時間フ
ィルタの半導体集積回路への搭載が望まれている。この
ようなフィルタ装置には、その特性を示す特性周波数が
あり、たとえば、帯域通過フィルタ装置では中心周波数
が特性周波数であり、低域通過フィルタ装置や高域通過
フィルタ装置では遮断周波数が特性周波数である。
【0003】一般に、半導体集積回路に搭載された回路
の特性は、製造プロセスの変動や動作条件により変動し
てしまうことから、半導体集積回路に搭載したフィルタ
装置の特性も、製造プロセスの変動や動作条件により変
動してしまう。
【0004】したがって、半導体集積回路に搭載したフ
ィルタ装置の特性を所望の特性に維持するためには、フ
ィルタ装置の特性周波数を所望の周波数に自動的に調整
するフィルタ特性調整装置が必要となる。
【0005】
【従来の技術】図6は半導体集積回路に搭載されたフィ
ルタ装置及び従来のフィルタ特性調整装置を示すブロッ
ク回路図である。図6中、1は特性周波数を調整可能と
されたフィルタ装置、2は従来のフィルタ特性調整装置
であり、3は発振周波数を調整可能とされた発振装置、
4は発振装置3の発振周波数を測定する発振周波数測定
装置である。
【0006】また、5は発振周波数測定装置4による発
振装置3の発振周波数の測定結果に基づいて発振装置3
の発振周波数が一定の周波数となるような特性制御信号
を発振装置3及びフィルタ装置1に供給して発振装置3
の発振周波数及びフィルタ装置1の特性周波数を制御す
る制御装置である。
【0007】即ち、従来のフィルタ特性調整装置2は、
発振装置3の発振周波数とフィルタ装置1の特性周波数
とが既知の相関を持つように発振装置3を設計し、発振
装置3の発振周波数を一定の発振周波数に制御すること
により、フィルタ装置1の特性周波数を所望の周波数と
なるように調整するというものである。
【0008】このように、従来のフィルタ特性調整装置
2は、発振装置3の発振周波数を制御することにより、
間接的にフィルタ装置1の特性周波数を調整するもので
あるが、このようなフィルタ特性調整方法は、一般的
に、マスタースレーブ方式と呼ばれ、フィルタ特性調整
装置2はマスター、フィルタ装置1はスレーブと呼ばれ
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、半導体集積
回路においては、回路を構成する個々の素子値の相対値
は、設計値どおりにはならず、幾らか(CMOSプロセ
スでは数%)のばらつきを持つものであり、従来のフィ
ルタ特性調整装置2においては、個々の素子値が相対的
にばらつくと、発振装置3の発振周波数とフィルタ装置
1の特性周波数との実際の相関は、設計上の相関と異な
ってしまう。
【0010】しかし、個々の素子値が相対的にばらつく
ことによる発振装置3の発振周波数とフィルタ装置1の
特性周波数との設計値からのずれは、各装置固有の値と
なることから、これを設計時に予測し、補正することは
困難であり、このような予測、補正は行われていない。
【0011】このような事情から、従来のフィルタ特性
調整装置2においては、発振装置3の発振周波数とフィ
ルタ装置1の特性周波数との実際の相関が設計値からず
れてしまうと、フィルタ装置1の特性周波数が所望の周
波数からずれてしまい、フィルタ装置1の入力信号に対
する選択度が悪化してしまうという問題点があった。
【0012】このため、高精度のフィルタ装置を必要と
する場合には、予め高精度に調整されたフィルタ装置を
半導体集積回路の外に搭載する必要があり、これがフィ
ルタ装置を必要とする装置全体の小型化、低コスト化の
妨げとなっていた。
【0013】本発明は、かかる点に鑑み、特性周波数を
調整可能とされたフィルタ装置の特性周波数を高精度に
調整することができ、高精度のフィルタ装置を必要とす
る場合においても、予め高精度に調整されたフィルタ装
置を必要とせず、これを、たとえば、フィルタ装置を搭
載する半導体集積回路に適用する場合には、フィルタ装
置を必要とする装置全体の小型化、低コスト化を図るこ
とができるようにしたフィルタ特性調整方法を提供する
ことを第1の目的とする。
【0014】また、本発明は、特性周波数を調整可能と
されたフィルタ装置の特性周波数を高精度に調整するこ
とができ、高精度のフィルタ装置を必要とする場合にお
いても、予め高精度に調整されたフィルタ装置を必要と
せず、これを、たとえば、フィルタ装置とともに半導体
集積回路に搭載する場合には、フィルタ装置を必要とす
る装置全体の小型化、低コスト化を図ることができるよ
うにしたフィルタ特性調整装置を提供することを第2の
目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルタ特性調
整方法は、特性周波数を調整可能とされたフィルタ装置
の特性周波数を調整するフィルタ特性調整方法であっ
て、フィルタ装置の未使用時に、フィルタ装置の特性周
波数の変動を直接的に測定する工程と、この測定による
測定結果に基づいてフィルタ装置の特性周波数を所望の
周波数に調整する工程とを含んでいるというものであ
る。
【0016】本発明のフィルタ特性調整方法によれば、
フィルタ装置の未使用時に、フィルタ装置の特性周波数
の変動を直接的に測定し、この測定による測定結果に基
づいてフィルタ装置の特性周波数を所望の周波数に調整
することができるので、フィルタ装置の特性を高精度に
調整することができる。したがって、高精度のフィルタ
装置を必要とする場合においても、予め高精度に調整さ
れたフィルタ装置を必要としない。
【0017】本発明のフィルタ特性調整装置は、特性周
波数を調整可能とされたフィルタ装置の特性周波数を調
整するフィルタ特性調整装置であって、フィルタ装置の
未使用時に、フィルタ装置に測定信号を供給する測定信
号供給装置と、測定信号に対するフィルタ装置の応答波
形の周期を測定する応答波形周期測定装置と、応答波形
周期測定装置による測定結果に基づいてフィルタ装置の
特性周波数を所望の周波数に調整する制御装置とを有し
ているというものである。
【0018】本発明のフィルタ特性調整装置は、本発明
のフィルタ特性調整方法を実施するものであり、本発明
のフィルタ特性調整装置によれば、フィルタ装置の未使
用時に、フィルタ装置の特性周波数の変動を直接的に測
定し、この測定による測定結果に基づいてフィルタ装置
の特性周波数を所望の周波数に調整することができるの
で、フィルタ装置の特性を高精度に調整することができ
る。したがって、高精度のフィルタ装置を必要とする場
合においても、予め高精度に調整されたフィルタ装置を
必要としない。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照して、本
発明のフィルタ特性調整方法及び装置の第1実施形態及
び第2実施形態について説明する。
【0020】第1実施形態・・図1〜図4 図1は半導体集積回路に搭載されたフィルタ装置及び本
発明のフィルタ特性調整装置の第1実施形態を示すブロ
ック回路図であり、図1中、10は特性周波数を調整可
能とされたフィルタ装置、11は本発明のフィルタ特性
調整装置の第1実施形態である。
【0021】また、本発明のフィルタ特性調整装置の第
1実施形態11において、12は測定信号としてステッ
プ信号を生成するステップ信号生成装置、13は入力信
号のフィルタ装置10への供給又はステップ信号のフィ
ルタ装置10への供給を選択的に行うためのセレクタ装
置、14はステップ信号に対するフィルタ装置10の応
答波形の周期を測定する応答波形周期測定装置である。
【0022】また、15はステップ制御信号によるステ
ップ信号生成装置12の制御、セレクタ制御信号による
セレクタ装置13の制御、測定制御信号による応答波形
周期測定装置14の制御及び応答波形周期測定装置14
によるステップ信号に対するフィルタ装置10の応答波
形の周期測定結果に基づく特性周波数制御信号によるフ
ィルタ装置10の特性周波数の調整などを行う制御装置
である。
【0023】図2はフィルタ装置10の特性周波数調整
時における本発明のフィルタ特性調整装置の第1実施形
態11の動作(本発明のフィルタ特性調整方法の第1実
施形態)を示すフローチャートである。
【0024】本発明のフィルタ特性調整装置の第1実施
形態11においては、フィルタ装置10の特性周波数調
整時、まず、制御装置15は、セレクタ装置13を制御
して、ステップ信号生成装置12から出力されるステッ
プ信号をフィルタ装置10に入力させることができるよ
うに信号経路を切り替える(処理1)。
【0025】次に、制御装置15は、フィルタ装置10
の特性周波数制御信号を初期値C0に設定し(処理
2)、ステップ信号生成装置12を制御して、ステップ
信号生成装置12からステップ信号を発生させ、ステッ
プ信号をフィルタ装置10に入力させ(処理3)、更
に、ステップ信号の発生から若干遅れて、応答波形周期
測定装置14にステップ信号に対するフィルタ装置10
の応答波形の周期測定を開始させる(処理4)。
【0026】そして、制御装置15は、応答波形周期測
定装置14から出力される周期測定結果(T0)と目標
周期(T0T)との差(ΔT=T0−T0T)が許容範囲内
であるか否かを判断し(処理5)、周期測定結果と目標
周期との差が許容範囲内にある場合には、フィルタ装置
10の特性周波数の調整を終了する。
【0027】これに対して、周期測定結果と目標周期と
の差が許容範囲外である場合には、制御装置15は、特
性周波数制御信号の値を変更し(処理6)、処理3に戻
り、処理3〜処理5を実行し、以下、周期測定結果と目
標周期との差が許容範囲内になるまで、処理6、処理3
〜処理5の動作を繰り返し、周期測定結果と目標周期と
の差が許容範囲内になった場合には、フィルタ装置10
の特性周波数の調整を終了する。
【0028】このようにして、フィルタ装置10の特性
周波数の調整が終了すると、制御装置15は、セレクタ
装置13を制御して、入力信号をフィルタ装置10に供
給できるように信号経路を切り替える。
【0029】なお、処理2で設定する特性周波数制御信
号の初期値C0は、初期値C0を設定した時に製造プロセ
ス及び動作状態に依存した特性周波数の変動の中心が特
性周波数の目標値f0Tの近傍となるような値に決めるこ
とができ、このようにする場合には、フィルタ装置10
の特性周波数の調整時間を短縮することができる。
【0030】また、処理4で実行すべきステップ信号に
対するフィルタ装置10の応答波形の周期測定方法とし
ては、たとえば、ステップ信号に対するフィルタ装置1
0の応答波形と基準レベルとをコンパレータで比較し、
コンパレータの出力波形の立ち上がり遷移もしくは立ち
下がり遷移の周期を測定するのが簡便である。
【0031】図3はフィルタ装置10が2次帯域通過フ
ィルタ装置の場合におけるステップ信号に対するフィル
タ装置10の応答波形の周期測定方法を説明するための
波形図であり、図3Aはステップ信号、図3Bはステッ
プ信号に対するフィルタ装置10の応答波形、図3Cは
ステップ信号に対するフィルタ装置10の応答波形と測
定基準レベルとを、測定基準レベルを応答波形の振幅の
中心レベルとして、コンパレータで比較した場合に得ら
れるコンパレータの出力波形を示している。
【0032】ここに、コンパレータの出力波形の立ち上
がり遷移もしくは立ち下がり遷移の周期の測定は、例え
ば、フィルタ装置10の中心周波数よりも高速なクロッ
クでコンパレータの出力波形をサンプリングし、必要な
周期分をカウントすることにより行うことができ、その
測定結果はデジタル値で得ることができる。
【0033】この場合、フィルタ装置10の応答波形の
周期数をN、フィルタ装置10の中心周波数をf0、サ
ンプリングに使用するクロックの周波数をfsとする
と、測定誤差はf0/(Nfs)程度となるので、所望の
誤差内となるようなNとfsを用いる。
【0034】また、フィルタ装置10が2次帯域通過フ
ィルタの場合、フィルタ装置10の伝達関数F(s)は、
一般に、
【0035】
【数1】
【0036】と表される。但し、Qはクオリティファク
タと呼ばれる特性因子である。
【0037】他方、ステップ信号のラプラス変換は、I
(s)=A/sとなる。但し、Aはステップ関数の振幅で
ある。
【0038】したがって、ステップ信号I(s)に対する
フィルタ装置10の応答波形のラプラス変換O(s)は、
【0039】
【数2】
【0040】となり、これを逆ラプラス変換することに
より、フィルタ装置10の応答波形を表す式
【0041】
【数3】
【0042】を得ることができる。
【0043】これは、時定数Q/πf0で減衰していく
周波数を
【0044】
【数4】
【0045】とする正弦波である。
【0046】したがって、中心周波数f0が目標周波数
0Tとなるためには、ステップ信号I(s)に対するフィ
ルタ装置10の応答波形の周波数が
【0047】
【数5】
【0048】となれば良いことが分かる。
【0049】そこで、本発明のフィルタ特性調整装置の
第1実施形態11においては、応答波形周期測定装置1
4から出力される周期測定結果(T0)と目標周期(T
0T)との差(ΔT=T0−T0T)が許容範囲内であるか
否かを判断し、周期測定結果と目標周期との差が許容範
囲内になるように、フィルタ装置10の特性周波数の調
整を行うとしている。
【0050】このように、ステップ信号を使用してフィ
ルタ装置10の特性周波数を直接的に調整する場合に
は、動作状況(電源電圧や温度)が変動した場合には、
再度調整を行う必要がある。
【0051】また、処理5において、フィルタ装置10
が2次帯域通過フィルタ装置のような低次の帯域通過フ
ィルタ装置の場合には、ステップ信号に対するフィルタ
装置10の応答波形とフィルタ装置10の中心周波数f
0との関係を解析的に導くことができるが、フィルタ装
置10が高次の帯域通過フィルタ装置(例えば、16次
帯域通過フィルタ装置)の場合には、ステップ信号に対
するフィルタ装置10の応答波形を解析的に導くのは難
しい。
【0052】しかし、そのような場合でも、回路シミュ
レータ等を用いて、ステップ信号に対するフィルタ装置
10の応答波形の周期とフィルタ装置10の中心周波数
0との関係を数値的に得れば良い。
【0053】図4はフィルタ装置10が高次帯域通過フ
ィルタ装置の場合におけるステップ信号に対するフィル
タ装置10の応答波形の周期測定方法を説明するための
波形図であり、図4Aはステップ信号、図4Bはステッ
プ信号に対するフィルタ装置10の応答波形、図4Cは
ステップ信号に対するフィルタ装置10の応答波形と測
定基準レベルとを、測定基準レベルをステップ信号に対
するフィルタ装置10の応答波形の最大振幅レベルより
も若干低いレベルとして、コンパレータで比較した場合
に得られるコンパレータの出力波形を示している。
【0054】ここに、フィルタ装置10が2次帯域通過
フィルタ装置の場合には、次数が低いためにゲインの変
動は少ないが、高次の帯域通過フィルタ装置の場合に
は、複数の極と零点とが相対的に変動することにより通
過点のゲインが変動してしまう。
【0055】そこで、フィルタ装置10が高次の帯域通
過フィルタ装置の場合には、図4に示すように、ステッ
プ信号に対するフィルタ装置10の応答波形と測定基準
レベルとを、測定基準レベルをフィルタ装置10の応答
波形の最大振幅レベルよりも若干低いレベルとして、コ
ンパレータで比較することが好適である。
【0056】このようにする場合には、コンパレータの
出力波形のHレベルの部分の中心間の時間を測定するこ
とにより、ステップ信号に対するフィルタ装置10の応
答波形の周期を測定することができ、また、ステップ信
号に対するフィルタ装置10の応答波形が測定基準レベ
ルを超える時間を測定することにより、フィルタ装置1
0のゲインが所望の値よりも大きいか小さいかを判定す
ることができる。
【0057】また、フィルタ装置10が高次の帯域通過
フィルタの場合には、ステップ信号の発生からステップ
信号に対するフィルタ装置10の応答波形の振幅が最大
となるまでの時間が応答波形の周期と比例関係を持つこ
とから、応答波形が最大振幅となる時刻を測定すること
により、フィルタ装置の中心周波数を測定することが可
能である。
【0058】また、ゲイン測定時に、応答波形が測定基
準レベルを超える時間の中心時刻より最大振幅となる時
刻を求めることにより、フィルタ装置の中心周波数とゲ
インを同時に測定することができる。
【0059】但し、この方式での中心周波数の測定方法
は、コンパレータの出力波形を使用した周期測定方法に
比べて誤差が大きいため、調整の初期に、この方式を用
いて大まかな中心周波数の調整とゲインの調整を行い、
調整の後期に、コンパレータの出力波形を使用した周期
測定方法による調整を行うことにより、フィルタ装置1
0の特性周波数の調整時間を短縮することができる。
【0060】以上のように、本発明のフィルタ特性調整
装置の第1実施形態11によれば、フィルタ装置10の
未使用時に、ステップ信号に対するフィルタ装置10の
応答波形の周期を測定することにより、フィルタ装置1
0の特性周波数の変動を直接的に測定し、この測定によ
る測定結果に基づいてフィルタ装置10の特性周波数を
直接的に調整することができるので、フィルタ装置10
の特性を高精度に調整することができる。
【0061】したがって、本発明のフィルタ特性調整装
置の第1実施形態11を使用する場合には、高精度のフ
ィルタ装置を必要とする場合においても、予め高精度に
調整されたフィルタ装置を必要としないので、フィルタ
装置10とともに本発明のフィルタ特性調整装置の第1
実施形態11を半導体集積回路に搭載する場合には、フ
ィルタ装置を必要とする装置全体の小型化、低コスト化
を図ることができる。
【0062】第2実施形態・・図5 図5は半導体集積回路に搭載されたフィルタ装置及び本
発明のフィルタ特性調整装置の第2実施形態を示すブロ
ック回路図であり、図5中、20は特性周波数を調整可
能とされたフィルタ装置、21は本発明のフィルタ特性
調整装置の第2実施形態である。
【0063】また、本発明のフィルタ特性調整装置の第
2実施形態21において、22はマスター装置であり、
23は発振周波数を制御可能とされた発振装置、24は
発振装置23の発振周波数を測定する発振周波数測定装
置である。
【0064】また、25は発振周波数測定装置による発
振装置23の発振周波数の測定結果に基づいて発振装置
23の発振周波数が一定の周波数となるようなマスター
制御信号を発振装置23及び後述する制御装置に供給す
る制御装置である。
【0065】マスター装置22は、発振装置23の発振
周波数とフィルタ装置20の特性周波数とが既知の相関
を持つように発振装置23を設計し、発振装置23の発
振周波数を一定の発振周波数に制御することにより、フ
ィルタ装置20の使用時における特性周波数を所望の周
波数となるようにするというものである。
【0066】また、26は測定信号としてステップ信号
を生成するステップ信号生成装置、27は入力信号のフ
ィルタ装置20への供給又はステップ信号のフィルタ装
置20への供給を選択的に行うためのセレクタ装置、2
8はステップ信号に対するフィルタ装置20の応答波形
の周期を測定する応答波形周期測定装置である。
【0067】また、29はステップ制御信号によるステ
ップ信号生成装置26の制御、セレクタ制御信号による
セレクタ装置27の制御、測定制御信号による応答波形
周期測定装置28の制御及び応答波形周期測定装置28
による測定結果及び制御装置25から出力されるマスタ
ー制御信号に基づく特性周波数制御信号によるフィルタ
装置20の特性周波数の調整などを行う制御装置であ
る。
【0068】このように構成された本発明のフィルタ特
性調整装置の第2実施形態21においては、フィルタ装
置20の特性周波数調整時には、ステップ信号生成装置
26、セレクタ装置27、応答波形周期測定装置28及
び制御装置29が本発明のフィルタ特性調整装置の第1
実施形態11のステップ信号生成装置12、セレクタ装
置13、応答波形周期測定装置14及び制御装置15と
同様に動作してフィルタ装置20の特性周波数を目標周
波数に調整することになる。
【0069】そして、ステップ信号生成装置26、セレ
クタ装置27、応答波形周期測定装置28及び制御装置
29によるフィルタ装置20の特性周波数の調整後、フ
ィルタ装置20が入力信号に対して動作するように設定
されると、マスター装置22及び制御装置29によっ
て、フィルタ装置20の特性周波数は、未使用時に調整
された周波数に維持されることになる。
【0070】このように、本発明のフィルタ特性調整装
置の第2実施形態21によれば、フィルタ装置20の未
使用時に、ステップ信号に対するフィルタ装置20の応
答波形の周期を測定することにより、フィルタ装置20
の特性周波数の変動を直接的に測定し、この測定による
測定結果に基づいてフィルタ装置20の特性周波数を所
望の周波数に調整することができるので、フィルタ装置
20の特性を高精度に調整することができる。
【0071】したがって、本発明のフィルタ特性調整装
置の第2実施形態21を使用する場合には、高精度のフ
ィルタ装置を必要とする場合においても、予め高精度に
調整されたフィルタ装置を必要としないので、本発明の
フィルタ特性調整装置21をフィルタ装置20とともに
半導体集積回路に搭載する場合には、フィルタ装置を必
要とする装置全体の小型化、低コスト化を図ることがで
きる。
【0072】また、本発明のフィルタ特性調整装置の第
2実施形態21によれば、入力信号に対するフィルタ装
置20の使用時には、フィルタ装置20の特性周波数を
フィルタ装置20の未使用時に調整された周波数に維持
することができるという本発明のフィルタ特性調整装置
の第1実施形態11では得られない格別の効果を得るこ
とができる。
【0073】なお、本発明のフィルタ特性調整方法及び
装置においては、測定信号として、フィルタ装置の特性
周波数の変動範囲の全周波数を周波数成分として含む非
周期信号を使用することが必要となるが、このような非
周期信号として、ステップ信号(u(s)=1/s)やイ
ンパルス信号(δ(s)=1)がある。
【0074】したがって、本発明のフィルタ特性調整方
法及び装置の第1実施形態及び第2実施形態において
は、測定信号としてステップ信号を使用した場合につい
て説明したが、この代わりに、インパルス信号を使用し
ても良い。しかし、ステップ信号の方がフィルタ装置の
応答波形の振幅が大きくなるので、ステップ信号を使用
することが好適である。
【0075】
【発明の効果】本発明のフィルタ特性調整方法によれ
ば、フィルタ装置の未使用時に、フィルタ装置の特性周
波数の変動を直接的に測定し、この測定による測定結果
に基づいてフィルタ装置の特性周波数を調整できるよう
にしたことにより、フィルタ装置の特性周波数を高精度
に調整することができるので、高精度のフィルタ装置を
必要とする場合においても、予め高精度に調整されたフ
ィルタ装置を必要とせず、これを、たとえば、フィルタ
装置を搭載する半導体集積回路に適用する場合には、フ
ィルタ装置を必要とする装置の小型化、低コスト化を図
ることができる。
【0076】本発明のフィルタ特性調整装置によれば、
フィルタ装置の未使用時に、フィルタ装置の特性周波数
の変動を直接的に測定し、この測定による測定結果に基
づいてフィルタ装置の特性周波数を調整できるようにし
たことにより、フィルタ装置の特性周波数を高精度に調
整することができるので、高精度のフィルタ装置を必要
とする場合においても、予め高精度に調整されたフィル
タ装置を必要とせず、これを、たとえば、フィルタ装置
を搭載する半導体集積回路に使用する場合には、フィル
タ装置を必要とする装置の小型化、低コスト化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】半導体集積回路に搭載されたフィルタ装置及び
本発明のフィルタ特性調整装置の第1実施形態を示すブ
ロック回路図である。
【図2】フィルタ装置の特性周波数調整時における本発
明のフィルタ特性調整装置の第1実施形態の動作を示す
フローチャートである。
【図3】本発明のフィルタ特性調整装置の第1実施形態
が備えるフィルタ装置が2次帯域通過フィルタ装置の場
合におけるステップ信号に対するフィルタ装置の応答波
形の周期測定方法を説明するための波形図である。
【図4】本発明のフィルタ特性調整装置の第1実施形態
が備えるフィルタ装置が高次帯域通過フィルタ装置の場
合におけるステップ信号に対するフィルタ装置の応答波
形の周期測定方法を説明するための波形図である。
【図5】半導体集積回路に搭載されたフィルタ装置及び
本発明のフィルタ特性調整装置の第2実施形態を示すブ
ロック回路図である。
【図6】半導体集積回路に搭載されたフィルタ装置及び
従来のフィルタ特性調整装置を示すブロック回路図であ
る。
【符号の説明】
(図1) 10 フィルタ装置 11 本発明のフィルタ特性調整装置の第1実施形態 12 ステップ信号生成装置 13 セレクタ装置 14 応答波形周期測定装置 15 制御装置 (図5) 20 フィルタ装置 21 本発明のフィルタ特性調整装置の第2実施形態 22 マスター装置 23 発振装置 24 発振周波数測定装置 25 制御装置 26 ステップ信号生成装置 27 セレクタ装置 28 応答波形周期測定装置 29 制御装置 (図6) 1 フィルタ装置 2 従来のフィルタ特性調整装置 3 発振装置 4 発振周波数測定装置 5 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 邦彦 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 2G028 AA01 AA03 BD02 CG20 CG26 DH06 FK03 FK06 FK08 2G029 AA07 AB05 AC08 AE10 AH02

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】特性周波数を調整可能とされたフィルタ装
    置の特性周波数を調整するフィルタ特性調整方法であっ
    て、 前記フィルタ装置の未使用時に、前記フィルタ装置の特
    性周波数の変動を直接的に測定する工程と、 前記測定による測定結果に基づいて前記フィルタ装置の
    特性周波数を所望の周波数に調整する工程とを含んでい
    ることを特徴とするフィルタ特性調整方法。
  2. 【請求項2】特性周波数を調整可能とされたフィルタ装
    置の特性周波数を調整するフィルタ特性調整装置であっ
    て、 前記フィルタ装置の未使用時に、前記フィルタ装置に測
    定信号を供給する測定信号供給装置と、 前記測定信号に対する前記フィルタ装置の応答波形の周
    期を測定する応答波形周期測定装置と、 前記応答波形周期測定装置による測定結果に基づいて前
    記フィルタ装置の特性周波数を所望の周波数に調整する
    制御装置とを有していることを特徴とするフィルタ特性
    調整装置。
  3. 【請求項3】前記測定信号は、ステップ信号であること
    を特徴とする請求項2記載のフィルタ特性調整装置。
  4. 【請求項4】前記測定信号供給装置は、前記測定信号を
    生成する測定信号生成装置と、前記測定信号又は入力信
    号のいずれかを選択的に前記フィルタ装置に出力するセ
    レクタ装置とを備えていることを特徴とする請求項2又
    は3記載のフィルタ特性調整装置。
  5. 【請求項5】前記応答波形周期測定装置は、前記測定信
    号に対する前記フィルタ装置の応答波形のレベルと基準
    レベルとを比較するコンパレータを有し、前記コンパレ
    ータの出力を使用して前記測定信号に対する前記フィル
    タ装置の応答波形の周期を測定することを特徴とする請
    求項2、3又は4記載のフィルタ特性調整装置。
  6. 【請求項6】前記コンパレータの出力を使用して前記測
    定信号に対する前記フィルタ装置の応答波形の周期を測
    定する工程は、前記コンパレータの出力を前記フィルタ
    装置の特性周波数よりも高速なクロックでサンプリング
    する工程を通して行われ、その測定結果はデジタル値で
    出力されることを特徴とする請求項5記載のフィルタ特
    性調整装置。
  7. 【請求項7】前記制御装置は、前記測定信号に対する前
    記フィルタ装置の応答波形のデジタル値による周期測定
    結果と、前記測定信号に対する前記フィルタ装置の応答
    波形の目標周期との差をもとに、前記フィルタ装置の特
    性周波数を所望の周波数に調整する特性周波数制御信号
    を生成するデジタル回路で構成されていることを特徴と
    する請求項6記載のフィルタ特性調整装置。
  8. 【請求項8】前記応答波形周期測定装置は、前記測定信
    号に対する前記フィルタ装置の応答波形の振幅を測定す
    ることにより、前記フィルタ装置のゲインを測定するこ
    とを特徴とする請求項2、3、4、5、6又は7記載の
    フィルタ特性調整装置。
  9. 【請求項9】前記制御装置は、前記測定信号を前記フィ
    ルタ装置に与えた時から前記フィルタ装置の応答波形の
    振幅が最大となるまでの時間を測定することにより前記
    フィルタ装置の特性周波数を測定し、この測定による結
    果に基づいて前記フィルタ装置の特性周波数の目標周波
    数への大まかな調整を行い、その後、前記測定信号に対
    する前記フィルタ装置の応答波形のデジタル値による周
    期測定結果に基づいて前記フィルタ装置の特性周波数を
    所望の周波数に調整することを特徴とする請求項2、
    3、4、5、6、7又は8記載のフィルタ特性調整装
    置。
  10. 【請求項10】前記フィルタ装置の特性周波数と相関を
    持つ発振周波数の発振出力を出力する発振装置と、 前記発振装置の発振周波数を測定する発振周波数測定装
    置とを有し、 前記発振周波数測定装置による測定結果に基づいて前記
    発振装置の発振周波数及び前記フィルタ装置の使用時に
    おける特性周波数の調整を行うことを特徴とする請求項
    2、3、4、5、6、7、8又は9記載のフィルタ特性
    調整装置。
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FR9910250A FR2787950B1 (fr) 1998-08-06 1999-08-06 Appareil et procede de regulation de caracteristique de filtrage
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007069360A1 (ja) * 2005-12-15 2007-06-21 Neuro Solution Corp. フィルタのカットオフ周波数調整回路

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