JP2000058875A - ショットキーバリアダイオード - Google Patents

ショットキーバリアダイオード

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JP2000058875A
JP2000058875A JP24261598A JP24261598A JP2000058875A JP 2000058875 A JP2000058875 A JP 2000058875A JP 24261598 A JP24261598 A JP 24261598A JP 24261598 A JP24261598 A JP 24261598A JP 2000058875 A JP2000058875 A JP 2000058875A
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barrier
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長次 宍戸
Kotaro Sato
孝太郎 佐藤
Yoshiyuki Matsumoto
義幸 松本
Toshiyuki Sugawara
利之 菅原
Yasuhiro Tanaka
泰宏 田中
Hidemi Murayama
英美 村山
Haruhiko Kobayakawa
治彦 小早川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バリアハイトが0.68eV以下のバリア金
属に限定されず、100V以上の逆耐電圧を得ることが
でき、かつ、オン電圧の低いショットキーバリアダイオ
ードを得る。 【解決手段】 半導体基板の第一導電型エピタキシャル
層2内に形成された該第一導電型と異なる第二導電型の
領域からなる少なくとも1本以上のガードリング3を有
するショットキーバリアダイオードにおいて、前記エピ
タキシャル層2の抵抗率が2Ω・cm以上とし、かつ、
ショットキーバリアを形成するバリア金属4としてバリ
アハイトが0.70eV以上のものを使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、逆耐電圧が高く、か
つ、オン電圧が低いショットキーバリアダイオードに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のショットキーバリアダイオード
は、図1に示すように、例えばN↑+導電型半導体基板
1上にN↑−導電型のエピタキシャル層2を形成し、こ
のエピタキャル層2の抵抗率を0.4〜1.5Ω・cm
の範囲内として30〜90Vの逆耐電圧圧を得ている。
【0003】また、上記エピタキャル層2内に形成した
P導電型領域からなるガードリング3を少なくとも1本
以上(図では1本のみ示してある。)形成し、最も内側
となる前記ガードリング3で囲まれた領域の表面に、シ
ョットキー障壁を形成すべくモリブデン、クロム、チタ
ン等のバリア金属4を付着させている。
【0004】かかる場合、ショットキーバリアダイオー
ドの順方向電圧(VF)を小さくするために、従来では
バリアハイトが0.68eV以下のバリア金属4を使用
するのが一般的であった。なお、図中、5は絶縁被膜、
6は電極金属である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構造のシ
ョットキーバリアダイオードにおいて、逆耐電圧を10
0V以上とするためには、半導体基板のエピタキシャル
層2の抵抗率を2Ω・cm以上とすることは従来から行
なわれている。しかしながら、それに伴って半導体基板
自体の抵抗が上昇するため、オン電圧が上昇してしま
う。このオン電圧の上昇を抑制するため、従来ではバリ
アハイトが0.68eV以下のバリア金属を使用せざる
を得なかったが、材料金属の選択の幅が狭くそれだけ高
価のものとなっていた。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記のような課題を解決する
ためのなされたもので、バリアハイトが0.68eV以
下のバリア金属に限定されず、材料金属の選択の幅を拡
げ、100V以上の逆耐電圧を得ることができ、かつ、
オン電圧の低いショットキーバリアダイオードを提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のショットキーバ
リアダイオードは、半導体基板上の第一導電型エピタキ
シャル層内に形成された該第一導電型と異なる第二導電
型領域からなる少なくとも1本以上のガードリングを有
するショットキーバリアダイオードにおいて、前記エピ
タキシャル層の抵抗率が2Ω・cm以上であり、かつ、
前記ガードリングのうち最も内側のガードリングによっ
て囲まれた第一導電型領域の表面に形成されたショット
キーバリアのバリア金属のバリアハイトが0.70eV
以上であることを特徴とするものである。
【0008】また、本発明のショットキーバリアダイオ
ードは、順方向電流密度が10A/cm↑2以上である
ことを特徴とするものである。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1及び図2を参照
して説明する。本発明の特徴は、少なくとも1本以上の
ガードリング3を有する構造のショットキーバリアダイ
オードにおいて、エピタキシャル層2の抵抗率が2Ω・
cm以上であり、かつ、バリアハイトが0.70eV以
上のバリア金属4を使用することである。また、順方向
電流密度を10/cm↑2とすることである。これは以
下の実験の結果に基づいている。
【0010】すなわち、図2は、バリアハイトの変化及
びガードリングの有無によって電流密度(J)と直流順
電圧(VF)の関係がどのように変わるかを実験した結
果を示すものである。なお、図では縦軸に電流密度J
(A/cm↑2)、横軸に直流順電圧VF(V)が採っ
てある。また、図中、aはガードリング3を設けない構
造であって、バリアハイト(φ)=0.70eVのバリ
ア金属4を使用したショットキーバリアダイオード、
b,cはガードリング3を有し、かつ、bはφ=0.6
8eV、cはφ=0.70eVのショットキーバリアダ
イオードのそれぞれのJ−VF特性を示したものであ
る。
【0011】この図から明らかなように、電流密度Jが
10A/cm↑2以下では、bのショットキーバリアダ
イオードの方がcのそれよりも直流順電圧VFが小さ
い。しかし、それ以上の電流領域ではcのショットキー
バリアダイオードの方がbのそれよりもVFは小さくな
っている。かかる点の着目して本発明の特徴の1つを、
Jが10A/cm↑2以上とするものである。
【0012】次に、図2に示したような現象が生じる理
由について考察する。まず、ガードリング構造を備えて
いないaのショットキーバリアダイオードでは、J−V
F特性がJ=10A/cm↑2付近から実測値よりVFが
大きくなり、J=80A/cm↑2付近でVF=1.3V
以上となってしまう。逆にガードリング構造を備えたシ
ョットキーバリアダイオードでは、ガードリング3のP
層の直下が等価的にP−N−N↑+ダイオードとなっ
て、該P層から少数キャリアが注入されている。
【0013】以上のことからショットキーバリアダイオ
ードの電気的特性を最適化し、逆耐電圧を100V以上
とするためには、少なくとも1本以上のガードリング構
造を備え、エピタキシャル層2の抵抗率が2Ω・cm以
上であり、かつ、バリア金属4のバリアハイト(φ)が
0.7eV以上であることが必要となる。なお、ガード
リング3のP層からの少数キャリアの注入に加えて、高
バイアス時には、バリアハイトが高い金属は、より多く
の少数キャリアが金属側からN層に注入される。
【0014】上記の結果、N↑−導電型のエピタキシャ
ル層2は、多数キャリアに加えて、少数キャリアによっ
て伝導度変調が発生し、オン電圧が従来のショットキー
バリアダイオードに比較して低下する。なお、実験によ
れば、かかる現象は該エピタキシャル層2の抵抗率が1
Ω・cm以下では顕著には発生しないことが分かった。
【0015】
【発明の効果】本発明は上記のように、少なくとも1本
以上のガードリングを有するショットキーバリアダイオ
ードにおいて、半導体基板上のエピタキシャル層の抵抗
率が2Ω・cm以上であり、かつ、ショットキーバリア
を形成するバリア金属のバリアハイトが0.70eV以
上とし、また、順方向電流密度が10A/cm↑2以上
としたので、従来のようにバリアハイトが0.68eV
以下のバリア金属に限定されず、材料金属の選択の幅が
拡がるとともに、100V以上の逆耐電圧を得ることが
でき、かつ、オン電圧の低いショットキーバリアダイオ
ードを容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明及び従来のショットキーバリアダイオー
ドを説明するための断面図である。
【図2】バリアハイトの変化とガードリングの有無によ
って電流密度(J)と直流順電圧(VF)の関係がどの
ように変わるかを実験した結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 N↑+導電型半導体基板 2 N↑−導電型のエピタキシャル層 3 ガードリング 4 バリア金属 5 絶縁被膜 6 電極金属
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅原 利之 神奈川県秦野市曽屋1204番地 日本インタ ー株式会社内 (72)発明者 田中 泰宏 神奈川県秦野市曽屋1204番地 日本インタ ー株式会社内 (72)発明者 村山 英美 神奈川県秦野市曽屋1204番地 日本インタ ー株式会社内(2) (72)発明者 小早川 治彦 神奈川県秦野市曽屋1204番地 日本インタ ー株式会社内 Fターム(参考) 4M104 CC03 FF35 GG03 HH20

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上の第一導電型エピタキシャ
    ル層内に形成された該第一導電型と異なる第二導電型領
    域からなる少なくとも1本以上のガードリングを有する
    ショットキーバリアダイオードにおいて、 前記エピタキシャル層の抵抗率が2Ω・cm以上であ
    り、かつ、前記ガードリングのうち最も内側のガードリ
    ングによって囲まれた第一導電型領域の表面に形成され
    たショットキーバリアのバリア金属のバリアハイトが
    0.70eV以上であることを特徴とするショットキー
    バリアダイオード。
  2. 【請求項2】 順方向電流密度が10A/cm↑2以上
    であることを特徴とする請求項1に記載のショットキー
    バリアダイオード。
JP24261598A 1998-08-14 1998-08-14 ショットキーバリアダイオード Expired - Lifetime JP3941987B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012104696A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Nippon Inter Electronics Corp 半導体装置
JP2012124268A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Nippon Inter Electronics Corp 半導体装置

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JP2012104696A (ja) * 2010-11-11 2012-05-31 Nippon Inter Electronics Corp 半導体装置
JP2012124268A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Nippon Inter Electronics Corp 半導体装置

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