JP2000058542A - シリコン材料上に誘電体材料を形成するための方法及びシリコン基板上に形成されるキャパシタンスを低減する方法及びキャパシタに結合されたトランジスタを有するdramセル - Google Patents

シリコン材料上に誘電体材料を形成するための方法及びシリコン基板上に形成されるキャパシタンスを低減する方法及びキャパシタに結合されたトランジスタを有するdramセル

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JP2000058542A
JP2000058542A JP11182256A JP18225699A JP2000058542A JP 2000058542 A JP2000058542 A JP 2000058542A JP 11182256 A JP11182256 A JP 11182256A JP 18225699 A JP18225699 A JP 18225699A JP 2000058542 A JP2000058542 A JP 2000058542A
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シュレムス マーティン
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シリコン材料上に誘電体材料を形成するため
の方法及びシリコン基板上に形成されるキャパシタのキ
ャパシタンスを低減するための方法及びキャパシタに結
合されたトランジスタを有するDRAMセルを提供する
ことである。 【解決手段】 上記課題は、シリコン材料上に誘電体材
料を形成するための方法は、二酸化シリコンの誘電体層
をシリコンの表面に形成するステップと、この表面を水
素によって処理するステップを有するシリコンと二酸化
シリコンとの間の誘電率を低減するステップとを有する
ことによって解決され、シリコン基板上に形成されるキ
ャパシタンスを低減する方法は、表面の部分に水素原子
を注入してこの表面の部分の誘電率を増大させ、誘電体
材料の有効厚さを増大させてこれによりキャパシタンス
を低減するステップを有することによって解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリコン材料上に
誘電体材料を形成するための方法及びシリコン基板上に
形成されるキャパシタンスを低減する方法及びキャパシ
タに結合されたトランジスタを有するDRAMセルに関
する。言い換えれば、本発明は、半導体、とりわけ低キ
ャパシタンス誘電性絶縁を提供する半導体で使用される
材料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術で周知のように、半導体デバイ
スは広い適用範囲を有する。これらの適用の多くは、ア
クティブデバイス官の絶縁、ダイナミックランダムアク
セスメモリ(DRAM)で使用されるタイプのキャパシ
タの導電プレート間の絶縁、及び例えば導電材料の層の
間の絶縁を提供するために誘電体の使用を必要とする。
典型的な絶縁材料は二酸化シリコン及び窒化シリコンで
ある。二酸化シリコンは大抵の場合例えば電気的にデバ
イスを絶縁するために使用される。誘電体材料の比較的
薄い層によって比較的高いキャパシタンスを得るために
は、窒化シリコンが大抵の場合使用される。というの
も、この窒化シリコンは二酸化シリコンよりも高い誘電
率を有するからである。例えば、ある種のDRAMで使
用されるトレンチキャパシタにおいて、トレンチはシリ
コン基板に形成され、次いでこのトレンチの壁が水素に
さらされ、このトレンチの壁をプリクリーン又はスムー
ス化する。そしてこれによりプリクリーンされたトレン
チ壁上に均一にデポジットされた(例えば熱的に又はL
PCVDデポジットされた)窒化シリコンを得る。水素
プリクリーンは大抵の場合700℃〜950℃の温度及
びsingle wafer Rapid Thermal Chemical Vapor Deposi
tion(RTCVD)のために100トールで又はバッチ式
ファーネス(batch furnaces)のために1〜20トール
で実施される。注意すべきは、自然二酸化シリコンの1
つ又は2つの単一層(つまり、大抵の場合存在するクリ
ーンルーム酸化物のために形成される1ナノメートルよ
り薄い二酸化シリコン層)は窒化シリコン層のデポジシ
ョンの前にトレンチのシリコン壁面上に形成されうるこ
とである。水素クリーニングステップの間に、自然二酸
化シリコンの厚さは低減され、これによりより窒素のリ
ッチな層を形成することが可能になり、これによりトレ
ンチキャパシタのキャパシタンスが増大される。上述の
ように、二酸化シリコンはゲート酸化物のために少なく
とも2〜5ナノメートルの厚さを有する絶縁材料として
使用される。しかし、水素プリクリーンは使用されな
い。というのも、これは注入されたデバイス領域を砒
素、リン、ホウ素のようなドーパントと水素との相互作
用によって劣化させるからである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、シリ
コン材料上に誘電体材料を形成するための方法及びシリ
コン基板上に形成されるキャパシタのキャパシタンスを
低減するための方法及びキャパシタに結合されたトラン
ジスタを有するDRAMセルを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題は、シリコン材
料上に誘電体材料を形成するための方法は、二酸化シリ
コンの誘電体層をシリコンの表面に形成するステップ
と、この表面を水素によって処理するステップを有する
シリコンと二酸化シリコンとの間の誘電率を低減するス
テップとを有することによって解決され、シリコン基板
上に形成されるキャパシタンスを低減する方法は、表面
の部分に水素原子を注入してこの表面の部分の誘電率を
増大させ、誘電体材料の有効厚さを増大させてこれによ
りキャパシタンスを低減するステップを有することによ
って解決され、キャパシタに結合されたトランジスタを
有するDRAMセルは、シリコン基板を有し、このシリ
コン基板は、(a)トランジスタを有し、このトランジ
スタは、基板の上部に配置された第1のタイプの伝導性
を有するソース及びドレイン領域を有し、このソース及
びドレイン領域は基板のウェルに配置されており、この
ウェルは第1の伝導タイプとは反対の伝導タイプを有
し、(b)キャパシタを有し、このキャパシタは、
(i)基板に配置されるトレンチを有し、(ii)このト
レンチの中間部壁及び下部壁に配置される第1の誘電体
層を有し、(iii)この第1の誘電体層上のトレンチに
配置される第1の導電材料を有し、この第1の導電材料
の上部部分は、ソース及びドレイン領域のうちの一方と
トレンチの第1の導電材料の上部部分との間の基板に配
置されるノード領域を介してソース及びドレイン領域の
うちの一方に電気的に接続されており、第1の導電材料
はキャパシタの第1の電極を提供し、(iv)トレンチの
下部部分の周りの基板に配置される第2の導電材料を有
し、この第2の導電材料は第1の伝導タイプを有し、第
2の導電材料は第1の誘電体材料の下部部分によって第
1の導電材料から誘電的に分離されており、第2の導電
材料はキャパシタの第2の電極を提供し、(c)第2の
誘電体材料を有し、この第2の誘電体材料は、第2の導
電材料からトレンチのノード領域を誘電的に絶縁するた
めに第1の誘電体領域の中間部分の周りの基板に配置さ
れ、さらに、(d)水素パッシベーション層を有し、こ
の水素パッシベーション層は第2の誘電体材料の部分の
周りのトレンチの中間部分に配置されていることによっ
て解決される。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明によれば、シリコン基板上
に形成されるキャパシタのキャパシタンスを低減する方
法が提供される。このキャパシタはこのキャパシタの誘
電体としてシリコン基板の表面上に二酸化シリコン層を
有する。この方法は、水素原子をこの表面の部分に注入
してこの表面の部分の誘電率を増大させ、この誘電体の
有効厚さを増大させ、これによりこのキャパシタのキャ
パシタンスを低減する。
【0006】本発明によれば、この方法は2ナノメート
ルより大きい厚さを有する二酸化シリコン層を形成する
ステップを有する。
【0007】本発明によれば、水素を注入するステップ
は、950℃から1100℃の温度及び1000トール
より大きい圧力で水素においてベーキングするステップ
を有する。
【0008】本発明によれば、水素を注入するステップ
は、少なくとも立方センチメートル当たり1017原子の
濃度又はこれより大きい濃度で表面に水素原子を形成す
るステップを有する。
【0009】本発明によれば、キャパシタに結合された
トランジスタを有するDRAMセルが提供される。この
セルは、シリコン基板を有し、このシリコン基板は、基
板に配置されたトランジスタ及びキャパシタを有する。
このトランジスタは、基板の上部に配置された第1のタ
イプの伝導性を有するソース及びドレイン領域を有す
る。このソース及びドレイン領域は基板のウェルに配置
されている。このウェルは第1の伝導タイプとは反対の
伝導タイプを有する。キャパシタは、トレンチキャパシ
タであり、このトレンチの中間部壁及び下部壁に配置さ
れる第1の誘電体層を有する。第1の導電材料は、この
第1の誘電体層の上のトレンチに配置される。この第1
の導電材料の上部部分は、ソース及びドレイン領域のう
ちの一方とトレンチの第1の導電材料の上部部分との間
の基板に配置されるノード領域を介してこのソース及び
ドレイン領域のうちの一方に電気的に接続されている。
この第1の導電材料はキャパシタの第1の電極を提供す
る。第2の導電材料は第1の伝導タイプを有し、さらに
第1の誘電体材料の下部部分によって第1の導電材料か
ら誘電的に分離されており、キャパシタの第2の電極を
提供する。第2の誘電体材料は、第2の導電材料からト
レンチのノード領域を誘電的に絶縁するために第1の誘
電体領域の中間部分の周りに配置されている。水素パッ
シベーション層は第2の誘電体材料の部分の周りの基板
の中間部分に配置されている。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明
する。
【0011】図1〜図5を参照すると、半導体ボディ1
0が示されている。ここで、この実施例ではこの半導体
ボディ10は、ドーピング濃度1016/cm3を有するホ
ウ素ドーパント(すなわち、pタイプ伝導性)を有する
シリコンである。二酸化シリコンの層11は、図2に示
されているように、半導体ボディ10の上部表面12
(図1)上にほぼ200Aの厚さで熱酸化によって形成
される。ここには図示されていないが下に反射防止膜を
有するフォトレジスト層13は、二酸化シリコン層11
の上にデポジットされており、従来のフォトリソグラフ
ィを使用してパターン化されて図2に示されているよう
にこのフォトレジスト層13内に形成された円形アパー
チャ17を有する。次いでこの構造に対して反応性イオ
ンエッチング(RIE)を実施し、アパーチャ17によ
って露光される二酸化シリコン層11の部分を除去す
る。フォトレジスト層13及び反射防止膜は取り除かれ
る。ここには図示されていない犠牲二酸化シリコン層が
半導体ボディの表面12の露光された部分の上に熱的に
成長される。ここには図示されていないこの熱的に成長
された犠牲二酸化シリコンは次いで除去され、RIEか
らのこの表面へのダメージを除去する。より詳細に言え
ば、シリコンボディ10の上部表面12(図3)は次い
でこの場合フッ化水素酸1:水200の割合の希フッ化
水素酸によって60秒間プリクリーニングされ、この表
面12から自然二酸化シリコンを除去する。
【0012】次に、二酸化シリコン誘電体層16(図
4)が急速熱酸化(RTO)を使用してシリコンボディ
10の表面上に熱的に成長される。より詳細に言えば、
この二酸化シリコン層16は、毎分5スタンダードリッ
トルのフローレートの酸素を使用して48秒間1050
℃で成長される。このプロセスにより約6.1ナノメー
トルの厚さの二酸化シリコン層16がシリコンボディ1
0の表面12の上に生成する。
【0013】ボディ10は次いで水素含有ファーネスの
中に置かれ、この水素含有ファーネスの中で1分間95
0℃の温度、100トールの圧力、そして毎分10スタ
ンダードリットルの水素ガスフローレートでベーキング
される。これらの条件は800℃から1200℃の温度
範囲、15秒から5時間の範囲の時間であればよく、例
えば水素の中で1分当たり950℃又は1050℃で処
理される。
【0014】水素注入(hydrogen incorporation)は誘
電体形成に先行することも注意すべきである。このよう
な場合、シリコン表面クリーニングステップは希フッ化
水素酸、フッ化水素酸気体又はHF/NH3気体のような
クリーナの使用を含み、例えば上記の残留犠牲二酸化シ
リコンのような予め存在する自然二酸化シリコンを除去
又は少なくする。水素パッシベーション領域14が二酸
化シリコン層16の形成より前に形成されても又はこの
二酸化シリコン層の形成の後に形成されてもいずれにし
ろ、このプロセスがこの水素パッシベーション領域又は
シリコンボディ10の上部表面部分の層14(図4)を
形成する。次に、ドープされた多結晶質シリコンの層1
8(図5)が二酸化シリコン11及び16の上に化学気
相成長される。この場合、ドープされた多結晶質シリコ
ン層18は、例えば50nmの厚さを有し、例えばリン
に対してドーピング濃度1019/cm3〜1020/cm3
有する。次に、金属コンタクト層20、この場合はアル
ミニウムシリサイド又はタングステンシリサイドがドー
プされた多結晶質シリコン層18の上に蒸着又はデポジ
ットされる。次に層18及び層20が従来のフォトリソ
グラフィを使用してパターン化され、図5に図示された
構造をもたらす。この場合、誘電体層16の形状は表面
積0.001cm2を有する円形である。注意すべきは、
金属層20及びドープされた多結晶質シリコン層18も
従来のフォトリソグラフィを使用して円形にパターン化
され、これにより、二酸化シリコン層16により設けら
れる円形誘電体とドープされた多結晶質シリコン層18
及び金属20により設けられる円形状上部導電プレート
又は電極とを有するキャパシタ22を形成する。このキ
ャパシタ22の他方の、すなわち下部プレートはドープ
されたシリコン基板又はボディ10によって設けられ
る。従って、図5に示されているように、このキャパシ
タ22の1つの電極はドープされた多結晶質シリコン層
18及び金属層20によって設けられ、第2の電極はp
ドープされた基板10の裏側表面23である。
【0015】図6を参照すると、ドープされた多結晶質
シリコン層18及び金属層20により設けられる上部プ
レートと基板10との間の電圧の関数としての(上部電
極から基板又はボディ10へと)キャパシタ22(図
5)を流れる漏れ電流が、図1〜5によって記述された
キャパシタ22に対して実曲線24によって図2に示さ
れている。また点曲線26によって図2に示されている
のは、上部プレートと基板との間の電圧の関数としての
(すなわち上部電極から基板へと)キャパシタを流れる
漏れ電流であり、このキャパシタは図5によって記述さ
れたキャパシタ22と同一の物理的設計仕様(すなわ
ち、下部プレート導電率、熱的に成長された二酸化シリ
コン誘電体層の厚さ及び表面積、そして同一のドープさ
れた多結晶質シリコン-アルミニウム上部プレート伝導
率、形状及び表面積)を有するが、水素ベーキングを使
用していない、つまり水素パッシベーション層14を有
していない。注目すべきは、同一の厚さの二酸化シリコ
ン誘電体層の場合には、水素パッシベーションによって
漏れ電流は少なくとも1オーダの大きさだけ(すなわ
ち、少なくともファクタ10だけ)減少していることで
ある。これはキャパシタに亘る5ボルト又はこれより大
きいストレス電圧(すなわち誘電ブレークダウン電圧
(dielectric breakdown voltages))に対する水素パ
ッシベーション層のためである。
【0016】図7を参照すると、ドープされた多結晶質
シリコン層18及び金属層20により設けられる上部プ
レートと基板10との間の電圧の関数としてのキャパシ
タンスが、図5に示されたキャパシタ22に対しては実
曲線28によって図7に示されている。また、図7に点
線30によって示されているのは、上部プレート18と
基板10との間の電圧の関数としてのキャパシタンスで
あり、このキャパシタは同一の物理的設計仕様(すなわ
ち、下部プレート導電率、熱的に成長された二酸化シリ
コン誘電体層の厚さ及び表面積、そして同一のドープさ
れた多結晶質シリコン-アルミニウム上部プレート伝導
率、形状及び表面積)を有する。注目すべきは、水素パ
ッシベーション層14を持たないキャパシタの場合には
500ナノファラド/cm-2より大きいキャパシタンス
を有するのに比べて、水素パッシベーション層14(図
5)を有するキャパシタの場合には最大キャパシタンス
が約30〜50ナノファラド/cm-2しかないことであ
る。従って、二酸化シリコン誘電体層の厚さが同一の場
合、水素パッシベーション層14によってキャパシタン
スが少なくともファクタ10だけ減少している。
【0017】上記のことから、水素パッシベーション層
14の効果によって物理的に比較的薄い(すなわち、1
オーダの大きさだけより薄い)誘電体層の使用が可能と
なり、さらに同じ程度の漏れ電流及び同じ程度の低いキ
ャパシタンスを得ることができることに注意すべきであ
る。結果的に、より薄い誘電体によって同じ誘電体特性
を得ることができるため、二酸化シリコン絶縁領域が形
成されるシリコンボディ10において生じる物理的スト
レスが比較的小さいデバイスが可能となる。
【0018】キャパシタの電荷を格納するためのキャパ
シタンスCの公式は、C=εA/dである。ただしここ
でεはこのキャパシタのプレート間に配置されたキャパ
シタ誘電体材料の誘電率であり、Aはこれらのプレート
の表面積であり、dは誘電体材料の厚さ、すなわち層1
6(図5)の厚さである。二酸化シリコン(SiO2
が誘電体材料である場合には、ε=3.9ε0である。た
だしここでε0は真空の誘電率である。図6及び図7に
示された比較は異なるプレート面積Aによって行われ、
キャパシタンスは上記の公式によって与えられるように
面積Aによって変化する。上記のことから次のことが結
論される。すなわち、水素にさらされる表面近傍領域の
部分(すなわち表面12)は付加的な誘電体材料として
作用するために水素によってパッシベートされなければ
ならず、これによりキャパシタンス誘電体の有効厚さが
増大され、これによりこのキャパシタンスが低減され
る。他の見方をすれば、水素事前処理されたサンプルの
場合の全キャパシタンスは、二酸化シリコン誘電体層1
6及び水素により設けられるパッシベーション層14
(図5)の直列(series)である。それゆえ、水素パッ
シベーション層14を有するキャパシタ22のキャパシ
タンスは次のように表される。すなわち、CHydr ogen
{(dSIO2SIO2)+(dPLPL)}−1・Aであ
る。ただしここでdS IO2は二酸化シリコン層16の厚
さ、εSIO2は二酸化シリコン層16の誘電率、dPLは水
素パッシベーション層14の厚さ、εPLは水素パッシベ
ーション層14の誘電率である。よって、漏れ電流(図
2)の低減は定量的には誘電体材料及びキャパシタ22
の全有効厚さdeffの増大によりもたらされると理解で
きる。この場合、 deff={(dSIO2SIO2)+(d
PLPL)}εSIO2である。それゆえ、CHydrogen=ε
SIO2A/deffである。水素パッシベートされていないキ
ャパシタのキャパシタンスはC=εSIO2A/dSIO2であ
り、ただしここで上記の例におけるdSIO2は約6nmで
ある。図3から我々はCHydrogen/Cは約10−1である
と分かっている。それゆえ、dPL= (CHydrogen/C−
1)dSIO2(εPLS IO2)=(10−1)(6nm/
3.4)εPL0である。ただしここでε0は真空の誘電
率であり、6nmの厚さの酸化物に水素プリベーク(hy
drogen pre-bake)を行う。よって、もしεPL=ε0(す
なわち、εPLの理論上の可能な最小値)であるならば、
PL=14nmである。εPL=10ε0であるならば、
PL=140nmである。従って、大抵の場合、εPL
4nmと数十nm又は100nmとの間となるはずであ
る。水素ベーキング温度、時間及び圧力(又は部分圧力
(例えばアルゴンによる希薄化))を低下することによ
って、dPLの厚さは相応に低減できる。
【0019】図8は、リンをドープされた多結晶質シリ
コンゲートをデポジットし、さらに900℃〜1000
℃で急速熱処理(RTP)アニーリングステップ(この
アニーリングはドーパントを活性化するために行われ
る)の後の水素プリベークサンプル(H2+RTO)に
対するSIMSプロフィール(すなわち、深さの関数と
しての水素濃度、ただし深さ0は多結晶質シリコン層1
8(図4)の最上部であり、二酸化シリコン層16は
0.05ミクロンの深さで始まり、厚さ約6.1nmを有
する)を示している。1020cm-3より大きい水素濃
度は結晶質シリコン層18の表面近傍領域とサーマルS
iO2層16の中の2〜3 1020cm-3間のレベルと
の両方に存在する。他方で、シリコンボディ10のホウ
素及び表面近傍欠陥が水素によってパッシベートされる
という理論を支持する顕著なホウ素外方拡散(boron ou
t-diffusion)は存在しない。
【0020】上記のように、水素アニール(すなわちプ
リベーク)は二酸化シリコン誘電体層16の形成の前に
実施されたが、水素アニールは二酸化シリコン誘電体層
16の形成の後で実施されてもよい。さらに、純水素が
使用される必要はなく、水素/アルゴン混合物のような
希薄化された水素も使用してよい。水素ベーキングプロ
セス及び二酸化シリコン形成の両方は単一ウェハRT
P、RTCVD又はバッチ式ファーネスにおいて実施さ
れる。数%のHClを有する又は有さないドライ酸素及
びウェット酸素(H2O)サーマル酸化物の両方が利用
できる。代替的に、窒化酸化物、例えばN2O又はNO
含有アンビエント(ambient)も可能である。誘電体形
成の前又は後の水素処理はクリーンルームエアー(clea
n room air)にさらすことなしに同一のツールにおいて
実施される。しかし、個別ステップが実施されるならば
このプロセスも実施される。
【0021】他の見方をすれば、上記の方法はシリコン
基板上に形成されるキャパシタのキャパシタンスを低減
する。キャパシタは、このキャパシタの誘電体材料とし
て、シリコン基板の表面上に二酸化シリコン層を有す
る。この方法は、この表面の部分に水素原子を注入し、
この表面の部分の誘電率を増大し、誘電体材料の有効厚
さを増大し、これによりこのキャパシタのキャパシタン
スを低減するステップを含む。
【0022】図9のA〜図9のCを参照すると、水素パ
ッシベーション層14を形成するための別の実施形態が
示されている。この場合、シリコン基板10(図9の
A)には水素イオンが注入されており、この水素イオン
は水素深さプロフィール及びパッシベーション層のサイ
ズdPLの付加的な制御可能性を提供する。例として、プ
ラズマドーピング(PLAD)又はPlasma Immersion I
on Implantation(PIII)が、0.5〜0.7keV
のエネルギ及び3X1014cm-2のドーズ量で例えば2
〜5nmの厚さの二酸化シリコン層16を貫通して実施
される。この3X104cm-2のドーズ量は圧力に依存
して15〜20nmの接合深さを生成する。大抵の場
合、水素原子の三角形状分布はPLAD又はPIIIに
よって形成される。大抵の場合、ドーズ量の範囲は1X
1013cm-2から数オーダの大きさだけ大きい例えば1
17cm-2まで達する。他の例ではビームラインイオン
インプランタ(beam line ion implanter)を使用して
もよい。このビームラインイオンインプランタはガウス
型分布(例えば10keV,3X1014cm-2)及び約
0.16μmの接合深さを生成する。この実施形態で
は、二酸化シリコン層16は水素注入によるスクリーン
層として作用し、例えばバッファードフッ酸のウェット
エッチングによって取り除かれる。水素注入の後で、二
酸化シリコンの誘電体層がさらに形成される。パッシベ
ーション層における水素原子の濃度は立方センチメート
ル当たり1017原子又はこれ以上のオーダである。
【0023】代替的に、水素は二酸化シリコン層を貫通
して注入され、この二酸化シリコンは取り除かれずに水
素注入の後でアニールされ、シリコン基板10への注入
ダメージを治す。アニール温度は650℃〜950℃の
範囲であり、1分間〜1時間行われる。しかし、他のア
ニーリング条件でも図9のCに示されている構造を製造
することができる。
【0024】上記のように、水素パッシベーション効果
は窒化物では見られないので、サーマル二酸化シリコン
又は化学的気相成長された(CVD)又はプラズマエン
ハンスド化学的気相成長された(PECVD)二酸化シ
リコン又は酸化窒化物(oxynitride)の使用が誘電体材
料として有利である。しかし、他の誘電体材料も使用で
きる。
【0025】図10及び図11は上記の水素パッシベー
ション層14を有するダイナミックランダムアクセスメ
モリ(DRAM)セル32A(図11)と上記の水素パ
ッシベーション層14を持たないダイナミックランダム
アクセスメモリ(DRAM)セル32B(図10)とを
比較している。これらのDRAMセル32A及び32B
はMOSFET34及び接続されたキャパシタ36A及
び36Bをそれぞれ図示されているように含んでいる。
この場合、キャパシタ36A、36Bはトレンチキャパ
シタである。トレンチキャパシタ36Aを有するDRA
Mセル32Aの例は、IEDM93-627で出版された“A 0.6
μm2 256Mb Trench DRAM Cell With Self-Aligned Buri
ed Strap (BEST)”by Nesbit et al.というタイトルの
論文に記載されている。
【0026】DRAMセル32A及び32Bは基板1
0、この場合シリコンに形成されたトレンチキャパシタ
36A、36Bを有する。上述のように、基板10はホ
ウ素のようなpタイプドーパント(p-)によって低濃
度ドープされている。トレンチ60は大抵の場合砒素又
はリンのようなnドーパント(n+)によって高濃度ド
ープされた多結晶質シリコン40によって充填されてい
る。任意に、例えば砒素によってドープされた埋込みプ
レート42が基板10に設けられ、このトレンチの下部
部分を取り巻いている。砒素は、砒素ドープされたガラ
ス、砒素ドープシリカガラス(ASG)のようなドーパ
ントソースからシリコン基板10に拡散される。この砒
素ドープシリカガラス(ASG)はトレンチの側壁に形
成され、次いで砒素がトレンチのシリコン壁に拡散され
てキャパシタのプレート42拡散を形成した後で取り除
かれる。多結晶質シリコン40及び埋込みプレート42
はキャパシタ36A、36Bの電極として使用される。
ノード誘電体44はキャパシタ36A、36Bの電極
(すなわちプレート40、42)を分離する。
【0027】DRAMセルはトランジスタ34(MOS
FET)も含んでいる。トランジスタ34はゲート領域
45及びソース/ドレイン領域46、48を含む。ゲー
ト又はチャネル領域45によって分離されているソース
/ドレイン領域46、48はウェル47のホウ素のよう
な注入ドーパントによって形成される。このウェル47
は例えばリン又は砒素を使用するソース及びドレイン領
域の伝導タイプとは正反対の伝導タイプを有する。「ノ
ード接合部」50と呼ばれるノード領域50はキャパシ
タ36A、36Bをトランジスタ34に結合する。この
「ノード接合部」拡散領域50は埋込ストラップ41を
貫通してトレンチ多結晶質シリコン40からドーパント
を外方拡散することによって形成される。
【0028】誘電体カラー(dielectric collar)56
A、56Bは図10及び図11に示されているようにそ
れぞれセル32A、32Bのトレンチの上部部分に形成
される。トレンチの上部部分58はカラー56A、56
Bを含むセクションに所属し、下部部分60はカラー5
6A、56Bの下のトレンチのセクションを含む。カラ
ー56A、56Bは「ノード接合部」50の埋込プレー
ト42への漏れを防ぐ。DRAMセル32A、32Bの
保持時間を低下させ、リフレッシュ回数を増大させるの
で、この漏れは望ましくない。このリフレッシュ回数の
増大は、パフォーマンスに不利なインパクトを与える。
【0029】リン又は砒素のようなnタイプドーパント
を含む埋込みウェル60は基板10の表面より下に設け
られる。この埋込みウェル60におけるドーパントのピ
ーク濃度はカラー56A、56Bの底部あたりにある。
大抵の場合、ウェル60は埋込みプレート42に比べて
低濃度ドープされる。埋込みウェル60は、ここには図
示されていないが、他のDRAMセルの埋込みプレート
42をアレイ状に接続する接続するのに使用される。
【0030】ゲート電極66に適当な電圧を与えること
によってトランジスタ34は活性化され、ビットライン
68はトレンチキャパシタ32A、32Bにアクセスす
る。一般的に、ゲートはワードラインを形成し、ソース
/ドレイン領域46はDRAMアレイのビットライン6
8にコンタクトを介して結合される。ビットライン68
は中間レベル誘電体層70によってソース/ドレイン領
域48から絶縁されている。
【0031】浅いトレンチアイソレーション(STI)
72は、ここには図示されていないが、基板10に形成
される他のセル又はデバイスからDRAMセル32A、
32Bを絶縁するために設けられる。図示されているよ
うに、ワードライン69はトレンチの上方に設けられ、
このトレンチからSTI72によって絶縁される。ワー
ドライン69は「パッシングワードライン」と呼ばれ、
ここには図示されていない隣接するDRAMセルに接続
されている。このような構成は、折り返しビットライン
アーキテクチャと呼ばれる。
【0032】トレンチキャパシタ32B(図11)はこ
こでは2ステップエッチングプロセスで形成される。図
12を参照して、パッドスタック74がシリコン基板1
0の表面上に形成される。基板10はホウ素のようなp
タイプドーパント(p-)によって低濃度ドープされて
いる。
【0033】この基板10は上述のように埋込みnタイ
プ伝導性ウェル60を含む。この埋込みnタイプ伝導性
ウェル60はトレンチキャパシタの埋込みプレートを接
続するのに使用される。パッドスタック74は(ホウ素
ドープされたシリケートガラス(BSG)、テトラエチ
ルオルソシリケートTEOSのような)ハードマスク層
76、窒化シリコンのパッドストップ層78及びパッド
二酸化シリコン層80を含む様々な層を有する。ハード
マスクは従来のフォトリソグラフィを使用してパターン
化され、トレンチ82が形成される領域を定める。最初
の反応性イオンエッチング(RIE)が実施されてシリ
コン基板10にトレンチ82を形成し、このトレンチ8
2はトレンチキャパシタ36Bの下部領域58の周囲に
形成される図11のカラー56Bの深さに等しい所定の
深さを有する。
【0034】誘電体層84はカラー56B(図11)を
形成するために使用される。この場合、誘電体層84は
二酸化シリコン含み、水素パッシベーション層14が図
1〜5及び図9に記載された方法のうちの1つによって
形成される。誘電体層84はパッドスタック74及びト
レンチ82の側壁を被覆する。注意すべきは、同一の所
与の厚さでありながら、水素パッシベーション層14と
共に形成されるカラー56Bは、水素パッシベーション
層14なしで形成されるカラー56A(図10)に比べ
て低いキャパシタンスであるがゆえに寄生垂直FETに
おける漏れを低減することである。従って、所与の漏れ
規格(leakage specification)よりも低く保持するた
めに水素パッシベーション層14と共により薄いカラー
56B酸化物誘電体84(図12)が可能である。さら
に、カラー56Bにより薄い二酸化シリコン層84を使
用できるので、結果的にシリコンボディ10における機
械的ストレスを低減され、これにより転位形成(disloc
ation formation)に対する脆弱性が低減される。熱成
長二酸化シリコン層84上にデポジットされたCVD二
酸化シリコンを有する合成カラーの場合又は厚いLOC
OS(例えば35nm厚)熱成長カラーの場合、カラー
の厚さを低減することができることによって、より厚い
多結晶質シリコン膜をトレンチのカラー領域(すなわ
ち、上部領域58、図11)に形成することが可能とな
る。これによってシート抵抗が改善される。これはとり
わけ0.18μmより小さい設計ルールを有するトレン
チにとって重要である。付加的に、カラー領域58の水
素パッシベーション層14の存在はホウ素をパッシベー
トするだけでなく、シリコンボディ10の多数の局部的
欠陥をパッシベートする。
【0035】図13を参照すると、二酸化シリコン84
は全プレーナ表面(すなわち、ゲートスタックの最上部
及びトレンチ82の底部90)から除去される。例えば
酸化物プラズマエッチングのようなRIEがトレンチ8
2の底部90から過剰二酸化シリコン84を除去するた
めに使用される。第2のRIEはトレンチ82の下部部
分60を形成するために実施される。この第2のRIE
は例えばシリコンプラズマエッチングである。カラー5
6Bはこの第2のRIEによるエッチマスクとして作用
する。
【0036】トレンチ82の下部部分60の形成の後
で、nタイプ埋込みプレート42が任意に形成される。
この埋込みプレート42は例えば気相ドーピング、プラ
ズマドーピング又はイオンドーピングによって形成され
る。代替的に、ドーパントソースを提供するためにドー
プされたシリケートガラスがトレンチ82の側壁に沿っ
てデポジットされ、このドーパントソースからドーパン
トがドライブアニールによって基板へと拡散する。この
ドープされたシリケートガラスの除去は例えばバッファ
ードフッ酸によるケミカルエッチングによって実施され
る。
【0037】図15では、ノード誘電体層44がウェハ
上に、トレンチ82(図14)の側壁に沿ってデポジッ
トされる。トレンチ82は次いで多結晶質シリコン(ポ
リ)40によって充填される。このトレンチ充填プロセ
スはウェハの表面上もこのポリ40によって被覆する。
このポリ40はnタイプドーパントによって高濃度ドー
プされている。
【0038】図11に示されているようなDRAMセル
の残りの部分を形成するまでプロセスが続けられる。こ
れはポリ40の上部部分、カラー56Bの上部部分及び
トレンチのノード誘電体44の上部部分を窪ませて、ス
トラップ41を形成し、STI72を形成するために絶
縁領域を定め、スタックを有する様々な層をデポジット
しパターン化し、中間レベル誘電体層をデポジットし、
コンタクト開口部を作りビットラインを形成する。この
ようなプロセスは上記の論文及び El-Kareh etal., Sol
id State Technology, p-89 (May 1997)の論文に記載さ
れている。
【0039】注意すべきことは、この場合浅いトレンチ
アイソレーション(STI)72は水素処理された二酸
化シリコンによって形成され、図1〜5及び図9の関連
で記述されたプロセスのうちの1つを使用して水素パッ
シベーション層14’(図16)を形成する。水素はS
TI72の下のエッチダメージ及び予め存在していた欠
陥(パッシベーション層領域)のような欠陥を除去又は
パッシベートする。これにより大幅にSTIの下側の漏
れが低減される。この漏れメカニズムはセル全体の漏れ
に大いに寄与するので、水素パッシベーションはこの漏
れ電流を低減することによって保持時間を改善する。図
17はカラー56の周りの水素パッシベーション層14
とSTI72の下の水素パッシベーション層14’との
両方を有するDRAMセルが示されている。
【0040】従って、要約すると、キャパシタに結合さ
れたトランジスタを有するDRAMセル32B(図1
1)がシリコン基板10に形成される。トランジスタは
第1のタイプの伝導性(ここではnタイプ伝導性)を基
板10の上部部分で有するソース及びドレイン領域4
6、48を有する。このようなソース及びドレイン領域
46、48は基板10のpタイプ伝導性ウェル47に配
置される。キャパシタは基板に配置されたトレンチ60
を有する。第1の誘電体層44、この場合は窒化シリコ
ンはトレンチ60の中間部壁面及び下部壁面に配置され
る。第1の導電材料40、この場合nドープされた多結
晶質シリコンは第1の誘電体層44上のトレンチ60及
びこのような第1の導電材料40の上部部分に配置され
る。第1の導電材料40は、ソース及びドレイン領域の
うちの1つ、この場合は領域48にノード領域50を介
して電気的に接続されている。このノード領域50はこ
のソース及びドレイン領域のうちの1つ、この場合は領
域48とトレンチ60の第1の導電材料40の上部部分
との間の基板に配置されている。第1の導電材料40は
キャパシタの第1の電極を提供する。第2の導電材料4
2はトレンチ60の下部部分の周囲の基板に配置され
る。第2の導電材料、この場合は拡散されたn+タイプ
伝導性材料42は誘電的に第1の導電材料60から第1
の誘電体材料44の下部部分によって分離されている。
第2の導電材料はキャパシタの第2の電極を提供する。
【0041】第2の誘電体材料55(すなわち、前述の
カラー)はトレンチのノード領域50を第2の導電材料
から誘電的に絶縁するために第1の誘電体領域44の中
間部分の周囲の基板に配置されている。つまり、誘電体
カラー(すなわち、二酸化シリコン層56)は接合部領
域50に電気的に接続されたソース及びドレイン領域の
うちの1つ、この場合は領域48とキャパシタの第2の
電極を提供するn+領域42との間のトランジスタアク
ションを妨げる。他の見方をすれば、不必要なMOS電
界効果トランジスタが、ソース及びドレイン領域を提供
する接合部領域50とn+領域42とゲート絶縁を提供
する第1の誘電体層44を有するゲートを提供する第1
の導電領域60とによって形成されるかもしれないので
ある。第1の誘電体材料44はDRAMセルの大きいト
レンチキャパシタンス32Bを提供するために比較的高
い誘電率を有する窒化シリコンであることを忘れないで
ほしい。この不必要なMOS電界効果トランジスタのチ
ャネル領域を提供する中間のpタイプウェル部分(すな
わち、接合部領域とキャパシタの第2の電極を形成する
+領域との間に配置される領域)のキャパシタンスを
低減するために、二酸化シリコン層56(誘電体カラ
ー)が使用される。しかし、この二酸化シリコン層56
の厚さの増大はこのカラー領域における誘電体の有効厚
さを増大させる(これにより不必要なトランジスタアク
ションのキャパシタンスが低減される)一方で、このよ
うな二酸化シリコン層56の厚さの増大はこの二酸化シ
リコン層56が配置されたトレンチの部分の壁面におけ
る機械的ストレスを増大させてしまう。この場合、しか
し、水素パッシベーション層14をこのトレンチの中間
部分(すなわち、第2の誘電体材料の部分の周囲)に配
置すれば、二酸化シリコン層56カラーをより薄くする
ことができ、一方で第1の導電材料40とpウェル領域
47との間の有効キャパシタンスは低減される(すなわ
ち、不必要なトランジスタアクションが低減される)。
【0042】図18及び19を参照すると、ここには水
素リッチパッシベーション層14(すなわち、立方セン
チメートル当たり少なくとも1017水素原子又はこれ以
上を有する層)が、図1〜5及び図9に関連して記述さ
れたプロセスのうちの1つを使用して、隣接するアクテ
ィブデバイスを絶縁するために使用されるLOCOS絶
縁層102(すなわち、フィールド酸化物絶縁領域)の
下に形成される。従って、水素は、二酸化シリコンLO
COSフィールド酸化物102とシリコン基板10との
間の界面領域へ注入される。
【0043】図20及び21を参照すると、ゲート酸化
物106が、図1〜5及び図9に関連して記述されたプ
ロセスのうちの1つに従って、水素パッシベーション層
14と共に形成されている。
【0044】図22、23及び24、25を参照する
と、ゲート導体スタック108’(図23、図25)が
図示されている。このゲートスタックは、図1〜5及び
図9に関連して記述されたプロセスのうちの1つによっ
て水素パッシベーション層14を有する。水素パッシベ
ーション層14の使用によって、この水素パッシベーシ
ョン層14なしの酸化物壁110を有するデバイスに比
べて、同一の漏れ電流レベルでより薄い側壁酸化物11
0’を使用することができる。これにより、低減された
サーマルバジェット側壁酸化物110’(図23及び2
5)形成ならびに水素パッシベーション層14を有する
ゲート導体側壁絶縁なしのデバイス(図22及び24)
に比べてより高い集積密度が可能である。水素インプラ
ントを使用すれば水素プロフィールをカスタマイズする
ことができ、この結果、例えばゲート誘導ドレイン漏れ
は、側壁誘電体110、110’とゲート誘電体112
との間の交差区間の周囲の局所的パッシベーション領域
を形成することによって抑制される。
【0045】注意すべきことは、水素パッシベーション
層14は基板の選択された領域に形成することができる
ということである。例えば、図26のAを参照すると、
窓122を有するマスク120がシリコン基板10の選
択された領域の上に形成されており、このシリコン基板
10は二酸化シリコン層124及び窒化シリコン層12
6をこのシリコン基板10の上に有する。次に、窒化シ
リコン層124及び二酸化シリコン層126の部分が従
来のフォトリソグラフィ及びエッチング技術を使用して
除去され、下にあるシリコン基板10表面の部分130
が露出される。この場合、水素パッシベーション層14
は図26のBに図示されているように、シリコン基板1
0の選択された表面部分130に形成されている。従っ
て、例えばLOCOS領域は図19に関連して記述した
ようにシリコン基板の選択された領域に形成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるキャパシタの製造ステップにおい
て形成されるキャパシタの概略的な断面図である。
【図2】本発明によるキャパシタの製造ステップにおい
て形成されるキャパシタの概略的な断面図である。
【図3】本発明によるキャパシタの製造ステップにおい
て形成されるキャパシタの概略的な断面図である。
【図4】本発明によるキャパシタの製造ステップにおい
て形成されるキャパシタの概略的な断面図である。
【図5】本発明によるキャパシタの製造ステップにおい
て形成されるキャパシタの概略的な断面図である。
【図6】図1〜5に図示されたプロセスにより製造され
るキャパシタの漏れ電流と従来技術のキャパシタの漏れ
電流との比較の線図である。
【図7】図1〜5に図示されたプロセスにより製造され
るキャパシタのキャパシタンスと従来技術のキャパシタ
のキャパシタンスとの比較の線図である。
【図8】図1〜5に図示されたプロセスにより製造され
るキャパシタの深さの関数としての水素濃度の2次イオ
ン質量分析法(SIMS)の線図である。
【図9】本発明の別の実施形態によるキャパシタの製造
ステップにおいて形成されるキャパシタの概略的な断面
図である。
【図10】従来技術により形成されるトレンチキャパシ
タを有するDRAMセルの概略的な断面図である。
【図11】本発明により形成されるトレンチキャパシタ
を有するDRAMセルの概略的な断面図である。
【図12】製造ステップにおける図11のDRAMセル
の概略的な断面図である。
【図13】製造ステップにおける図11のDRAMセル
の概略的な断面図である。
【図14】製造ステップにおける図11のDRAMセル
の概略的な断面図である。
【図15】製造ステップにおける図11のDRAMセル
の概略的な断面図である。
【図16】本発明の別の実施形態により形成されるトレ
ンチキャパシタを有するDRAMセルの概略的な断面図
である。
【図17】本発明のもう一つ別の実施形態により形成さ
れるトレンチキャパシタを有するDRAMセルの概略的
な断面図である。
【図18】従来技術によるLOCOSフィールド酸化物
を有するシリコンボディの概略的な断面図である。
【図19】本発明による水素パッシベーション層を示し
ているLOCOSフィールド酸化物を有するシリコンボ
ディの概略的な断面図である。
【図20】従来技術により形成されるMOSFETを有
するシリコンボディの概略的な断面図である。
【図21】本発明による水素パッシベーション層を示し
ているMOSFETを有するシリコンボディの概略的な
断面図である。
【図22】様々な製造ステップにおいて形成されるゲー
トスタックを有するシリコンボディの概略的な断面図で
あり、従来技術によるスタックを示している。
【図23】様々な製造ステップにおいて形成されるゲー
トスタックを有するシリコンボディの概略的な断面図で
あり、本発明によるスタックを示している。
【図24】様々な製造ステップにおいて形成されるゲー
トスタックを有するシリコンボディの概略的な断面図で
あり、従来技術によるスタックを示している。
【図25】様々な製造ステップにおいて形成されるゲー
トスタックを有するシリコンボディの概略的な断面図で
あり、本発明によるスタックを示している。
【図26】水素パッシベーション領域の形成の様々なス
テップにおいてシリコン基板の選択された表面部分に形
成される水素パッシベーション領域を有するシリコンボ
ディの概略的な断面図を示している。
【符号の説明】
10 基板、半導体ボディ 11 二酸化シリコン 12 上部表面 13 フォトレジスト層 14、14’ 水素パッシベーション層 16 二酸化シリコン誘電体層 17 円形アパーチャ 18 ドープされた多結晶質シリコン層 20 金属コンタクト層 22 キャパシタ 23 裏側表面 32 DRAMセル 34 トランジスタ 36 キャパシタ 40 多結晶質シリコン(ポリ) 41 埋め込みストラップ 42 埋め込みプレート 44 ノード誘電体 45 ゲート領域 46、48 ソース/ドレイン領域 47 ウェル 50 ノード領域 56 誘電体カラー 58 トレンチ上部部分 60 トレンチ下部部分 66 ゲート電極 68 ビットライン 69 ワードライン 70 中間レベル誘電体層 72 STI 74 パッドスタック 76 ハードマスク層 78 パッドストップ層 80 パッド二酸化シリコン層 82 トレンチ 84 誘電体層 90 トレンチ底部 102 LOCOS絶縁層 106 ゲート酸化物 108 ゲートスタック 110、110’ 酸化物壁 112 ゲート誘電体 120 マスク 122 窓 124 二酸化シリコン層 126 窒化シリコン層 130 表面部分
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/8242 (72)発明者 ロルフ−ペーター フォラートゼン アメリカ合衆国 バーモント サウス バ ーリントン レキシントン グリーン 3 (72)発明者 ヨアヒム ヘプフナー ドイツ連邦共和国 ミュンヘン オットー −ハーン−リンク 6 ジーメンス ハー エルエムペー エー テーエフ内

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコン材料上に誘電体材料を形成する
    ための方法において、該方法は二酸化シリコンの誘電体
    層をシリコンの表面に形成するステップと、 該表面を水素によって処理するステップを有する前記シ
    リコンと前記二酸化シリコンとの間の誘電率を低減する
    ステップとを有する、シリコン材料上に誘電体材料を形
    成するための方法。
  2. 【請求項2】 二酸化シリコン形成ステップは、2ナノ
    メートルより大きい厚さを有するこのような二酸化シリ
    コンを形成するステップを有する、請求項1記載の方
    法。
  3. 【請求項3】 表面を水素によって処理するステップ
    は、前記表面の選択された部分を前記水素によって処理
    するステップを有する、請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 誘電体層形成ステップは、シリコンにL
    OCOS領域を形成するステップを有する、請求項1記
    載の方法。
  5. 【請求項5】 誘電体層形成ステップは、シリコンに浅
    いトレンチ領域を形成するステップを有する、請求項1
    記載の方法。
  6. 【請求項6】 誘電体層形成ステップは、ゲート電極の
    前記誘電体層側壁を形成するステップを有する、請求項
    1記載の方法。
  7. 【請求項7】 表面を水素によって処理するステップ
    は、950℃から1100℃の温度及び1000トール
    より大きい圧力で前記水素においてベーキングするステ
    ップを有する、請求項2記載の方法。
  8. 【請求項8】 表面を水素によって処理するステップ
    は、少なくとも立方センチメートル当たり1017原子の
    濃度又はこれより大きい濃度で前記表面に水素原子を形
    成するステップを有する、請求項2記載の方法。
  9. 【請求項9】 表面を水素によって処理するステップ
    は、少なくとも立方センチメートル当たり1017原子の
    濃度又はこれより大きい濃度で前記表面に水素原子を注
    入するステップを有する、請求項2記載の方法。
  10. 【請求項10】 表面を水素によって処理するステップ
    は、前記表面の選択された部分を前記水素によって処理
    するステップを有する、請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 シリコン上に誘電体を形成する方法に
    おいて、 該方法は、2ナノメートルより大きい厚さで前記シリコ
    ンの表面上に二酸化シリコンの層を形成するステップを
    有する、シリコン上に誘電体材料を形成する方法。
  12. 【請求項12】 表面を水素によって処理するステップ
    は、950℃から1100℃の温度及び1000トール
    より大きい圧力で前記水素においてベーキングするステ
    ップを有する、請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】 シリコン上に誘電体を形成する方法に
    おいて、 該方法は、 前記シリコンの表面上に二酸化シリコンの層を形成する
    ステップと、 水素によって前記表面を処理するステップを有する、少
    なくともファクタ10だけ前記二酸化シリコンと前記シ
    リコンとの間の誘電率を低減するステップとを有する、
    シリコン上に誘電体を形成する方法。
  14. 【請求項14】 二酸化シリコン形成ステップは、2ナ
    ノメートルより大きい厚さを有するこのような二酸化シ
    リコンを形成するステップを有する、請求項13記載の
    方法。
  15. 【請求項15】 表面を水素によって処理するステップ
    は、前記表面の選択された部分を前記水素によって処理
    するステップを有する、請求項13記載の方法。
  16. 【請求項16】 水素によって表面を処理するステップ
    は、950℃から1100℃の温度及び1000トール
    より大きい圧力で前記水素においてベーキングするステ
    ップを有する、請求項14記載の方法。
  17. 【請求項17】 水素によって表面を処理するステップ
    は、少なくとも立方センチメートル当たり1017原子の
    濃度又はこれより大きい濃度で前記表面に水素原子を形
    成するステップを有する、請求項14記載の方法。
  18. 【請求項18】 シリコン基板上に形成されるキャパシ
    タンスを低減する方法であって、 該キャパシタンスは該キャパシタンスの誘電体材料とし
    て二酸化シリコン層を前記シリコン基板の表面上に有す
    る、シリコン基板上に形成されるキャパシタンスを低減
    する方法において、 該方法は、 前記表面の部分に水素原子を注入して前記表面の前記部
    分の誘電率を増大させ、前記誘電体材料の有効厚さを増
    大させてこれにより前記キャパシタンスを低減するステ
    ップを有する、シリコン基板上に形成されるキャパシタ
    ンスを低減する方法。
  19. 【請求項19】 2ナノメートルより大きい厚さを有す
    る二酸化シリコン層を形成するステップを含む、請求項
    18記載の方法。
  20. 【請求項20】 表面を水素によって処理するステップ
    は、前記表面の選択された部分を前記水素によって処理
    するステップを有する、請求項18記載の方法。
  21. 【請求項21】 水素を注入するステップは、950℃
    から1100℃の温度及び1000トールより大きい圧
    力で前記水素においてベーキングすることを含む、請求
    項19記載の方法。
  22. 【請求項22】 水素を注入するステップは、少なくと
    も立方センチメートル当たり1017原子の濃度又はこれ
    より大きい濃度で表面に水素原子を形成するステップを
    有する、請求項19記載の方法。
  23. 【請求項23】 キャパシタに結合されたトランジスタ
    を有するDRAMセルは、シリコン基板を有し、 該シリコン基板は、 (a)トランジスタを有し、該トランジスタは、基板の
    上部に配置された第1のタイプの伝導性を有するソース
    及びドレイン領域を有し、該ソース及びドレイン領域は
    前記基板のウェルに配置されており、該ウェルは前記第
    1の伝導タイプとは反対の伝導タイプを有し、 (b)キャパシタを有し、該キャパシタは、 (i)前記基板に配置されるトレンチを有し、 (ii)該トレンチの中間部壁及び下部壁に配置される第
    1の誘電体層を有し、 (iii)該第1の誘電体層上の前記トレンチに配置され
    る第1の導電材料を有し、該第1の導電材料の上部部分
    はソース及びドレイン領域のうちの一方と前記トレンチ
    の前記第1の導電材料の上部部分との間の前記基板に配
    置されるノード領域を介して前記ソース及びドレイン領
    域のうちの前記一方に電気的に接続されており、前記第
    1の導電材料は前記キャパシタの第1の電極を提供し、 (iv)前記トレンチの下部部分の周りの前記基板に配置
    される第2の導電材料を有し、該第2の導電材料は前記
    第1の伝導タイプを有し、前記第2の導電材料は第1の
    誘電体材料の下部部分によって前記第1の導電材料から
    誘電的に分離されており、前記第2の導電材料は前記キ
    ャパシタの第2の電極を提供し、 (c)第2の誘電体材料を有し、該第2の誘電体材料
    は、前記第2の導電材料から前記トレンチの前記ノード
    領域を誘電的に絶縁するために第1の誘電体領域の中間
    部分の周り基板に配置され、さらに、 (d)水素パッシベーション層を有し、該水素パッシベ
    ーション層は前記第2の誘電体材料の部分の周りの前記
    トレンチの中間部分に配置されている、キャパシタに結
    合されたトランジスタを有するDRAMセル。
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