JP2000058533A - 基板熱処理装置 - Google Patents
基板熱処理装置Info
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Abstract
きる基板熱処理装置を提供する。 【解決手段】 基板Wとほぼ同一高さに光吸収性の板状
部材40が設けられ、板状部材40は、チャンバ10の
内部水平断面を基板位置の抜き穴40aを除いてほぼ覆
い尽くすものとなっている。板状部材40は基板Wとと
もに加熱され、熱輻射を行う。その熱輻射はガス流GS
の上流側USにおいて亜酸化窒素ガスを加熱し、その分
解を進行させて、基板Wを通過する際にはほぼ平衡状態
とする。また、板状部材40はガス流GSの整流機能も
有する。これらにより均一な基板処理を行うことができ
る。
Description
フォトマスク用ガラス基板、液晶表示用ガラス基板、光
ディスク用基板等の基板(以下、単に「基板」とい
う。)に熱処理を施す基板熱処理装置に関する。
の概略構成を説明するための図である。図6(a)に示
すように従来の基板熱処理装置は、光透過性材料で構成
された偏平形状の処理室91を水平に設置し、上下に配
置した光源(図示せず)より光を照射し、処理室91内
に水平に保持した被処理基板Wを加熱する。この場台、
処理中の雰囲気となるガスは処理室91の一方端に設け
られたガス導入口92より導入し、他方端に設けられた
排気口93より排出する構造となっている。つまり、被
処理基板Wの周囲には矢印で示すような方向性を持った
雰囲気ガスの流れが生じる。
板表面の絶縁膜に窒素原子を導入することによる絶縁膜
の膜質改善技術が研究され、その処理雰囲気として亜酸
化窒素(N2O等)ガスが利用されるに及び、このガス
流れによる処理不均一の問題が注目されている。すなわ
ち、処理室内に導入された亜酸化窒素ガスは、複数の形
に熱分解しながら基板表面に到達して基板との熱化学反
応を引き起こす。
て、上記ガスは上流側から下流側へ流れる間に加熱され
て分解が徐々に進行し、しかも分解したガスは基板Wと
の反応でさらに分解したり、一部が基板材料と反応して
捕捉されたりする。そのため、ガス流の上流側と下流側
では、ガス中に分解によって生じた反応性の異なる複数
種類のガス分子が存在し、ガスの組成が異なるものとな
り、したがって、基板面内での反応の不均一が発生す
る。
の不均一を緩和させる手法として以下の2つの方法が知
られている。すなわち、 (1)図6(b)に示すように、基板Wを水平面内で回
転させる回転機構94を設けて基板Wを回転させ、それ
により、基板Wの上流側と下流側とを常時交代させる。
口92を基板W直上に配置して、ガスを基板W上方から
シャワー状に吹き付ける。
置については、 回転機構の追加により、装置の構造が複雑になる。
れの影響が残るため、この方向の処理の不均一に対して
は効果が十分でない。
ならない。
ため、被処理基板の各ガス導入口92の近くにおいて局
所的な温度の低下が生じてその部分の反応性が低下し、
さらなる基板処理の不均一の原因となる。
の克服を意図しており、簡単な装置構成で均一な処理を
行うことができる基板熱処理装置を提供することを目的
とする。
め、この発明の請求項1に記載の装置は、基板に熱処理
を施す基板熱処理装置であって、(a) 基板を収容する処
理室と、(b) 基板を加熱する加熱手段と、(c) 処理室内
にて基板を略水平に支持する支持手段と、(d)ガス導入
口から処理室内に導入した熱分解性ガスを排気口から排
気することにより支持手段に支持された基板とほぼ平行
な熱分解性ガスのガス流を形成するガス流形成手段と、
(e) 支持手段に支持された基板とほぼ平行に設けられる
とともに、支持手段に支持された基板に対して平面視で
処理室内の少なくともガス流の上流側をほぼ覆う板状部
材とを備える。
は、請求項1に記載の基板熱処理装置であって、板状部
材が平面視で処理室内全体をほぼ覆うものであるととも
に、平面視で支持手段に支持された基板の外縁とほぼ一
致するかそれより大きい窓部を有するものであることを
特徴とする。
は、請求項2に記載の基板熱処理装置であって、板状部
材の窓部が穴であることを特徴とする。
は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の基板熱
処理装置であって、板状部材が支持手段に支持された基
板とほぼ同一平面内に位置するものであることを特徴と
する。
は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の基板熱
処理装置であって、加熱手段が光照射により基板の加熱
を行うものであるとともに、板状部材が光吸収性材料に
より形成されていることを特徴とする。
は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の基板熱
処理装置であって、熱分解性ガスが亜酸化窒素ガスであ
ることを特徴とする。
面に基づいて説明する。
発明に係る基板熱処理装置を示す側面図である。
0および複数のランプ20が設けられている。また、チ
ャンバ10の前側(図1における右側)には炉口ブロッ
ク50が設けられている。ランプ20としては、赤外線
ランプ、ハロゲンランプ、キセノンアークランプ等が使
用される。チャンバ10は、光を透過させる性質の材料
(石英等)を用いて構成されており、ランプ20から照
射された光をその内部に透過させる。チャンバ10と炉
壁55および炉口ブロック50との接続部分にはそれぞ
れOリング55aおよびOリング50bが設けられてお
り、チャンバ10内部の気密性が保てる構造とされてい
る。
段)35が固設されている。サセプタ35上には5本の
支柱37が設けられており、それら支柱37により板状
部材40がほぼ水平姿勢にて支持されている。なお、板
状部材40の形状についてはさらに後述する。また、サ
セプタ35は3本の支持ピン36を備えており(図1お
よび図3の側面図では2本のみ図示)、それら支持ピン
36によって処理対象の基板Wが略水平姿勢にて支持さ
れる。
(図1中のX軸方向)に移動可能に構成されている。移
動フランジ30に固設されたサセプタ35は板状部材4
0を支持するとともに基板Wをも支持しているため、移
動フランジ30の移動に伴って板状部材40および基板
WもX軸の正負方向に移動する。すなわち、移動フラン
ジ30に固設されたサセプタ35は、板状部材40を支
持し、かつ基板Wを支持した状態でチャンバ10への進
入および退出を行うのである。
し、炉口ブロック50に当接すると、炉口が塞がれると
ともに、基板Wがチャンバ10内の所定位置に略水平に
収容・保持される。そして、この状態にてランプ20か
ら光照射を行うことにより基板Wの加熱処理が行われる
のである。なお、炉口ブロック50にはOリング50a
が設けられており、移動フランジ30が炉口ブロック5
0に当接した状態においては、Oリング50aによって
チャンバ10内部の気密性が維持される。
は反対側に移動すると、炉口が開放され、さらに移動フ
ランジ30が移動することにより基板Wがチャンバ10
および炉口ブロック50の外側に引き出される。そし
て、この状態においては、装置外部の基板搬送ロボット
(図示省略)とサセプタ35との間で基板Wの受け渡し
(未処理の基板Wと処理済み基板Wとの交換作業)が行
われるのである。
加熱された基板Wに対して膜形成等の処理を施すため、
周辺雰囲気を熱分解性の亜酸化窒素(N2O等)ガス
(熱分解性ガス)により満たすとともに、ほぼ水平方向
の亜酸化窒素ガスのガス流をチャンバ10内に形成する
必要がある。そのため、本実施の形態の基板熱処理装置
には、ガス流形成手段としてガス導入口60およびガス
排気口70が設けられている。ガス導入口60は、炉壁
55およびチャンバ10の端部を貫通して設けられてお
り、装置外部のガス供給手段に連通されている。また、
ガス排気口70は、炉口ブロック50を貫通して設けら
れており、装置外部の排気手段に連通されている。そし
て、ガス導入口60から導入された亜酸化窒素ガスは、
チャンバ10内を流れ、ガス排気口70から排気される
ことによりチャンバ10内にガス流GSを形成する。す
なわち、図1に示すように、ガス導入口60側である上
流側USからガス排気口70側の下流側DSに向けて亜
酸化窒素ガスが流れるのである。
装置において、加熱処理を行うときは、まず移動フラン
ジ30が図1中のX軸の正側に移動した状態において、
基板搬送ロボットからサセプタ35に未処理の基板Wが
渡される。そして、移動フランジ30がチャンバ10に
向けて(X軸の負方向)移動し、チャンバ10内の所定
位置に基板Wが収容・保持される(図1の実線の状
態)。
化窒素ガスがガス排気口70から排気されてチャンバ1
0内に基板Wと略平行のガス流GSを形成するととも
に、基板Wに対して複数のランプ20からの光照射が行
われて加熱処理が実行される。このとき、板状部材40
は基板Wとともにチャンバ10内に搬入されて、基板W
とともに加熱され、基板Wとともに搬出される。
材40が載置され、基板Wが支持された状態を示す平断
面図および側面図である。サセプタ35は、2本の平行
棒状部35a,35aと一部切欠きを有する円環状部3
5bとを組み合わせた部材である。そして、サセプタ3
5の円環状部35bの内側には基板Wを支持する3本の
支持ピン36が設けられている。
機能についてさらに説明する。板状部材40は、その外
縁がチャンバ10の内部水平断面とほぼ一致し(ほぼ合
同)、したがって、基板W位置以外のチャンバ10の内
部水平断面をほぼ覆い尽くす(平面視でチャンバ10内
をほぼ覆う)ものとなっている。また、板状部材40
は、サセプタ35に取り付けられた状態において、支持
ピン36に支持された基板Wとほぼ同一高さに設けられ
ている。これにより、板状部材40は、上流側USから
下流側DSにかけて基板Wの主面の上下両側に、それと
略平行に一様で安定したガス流GSを形成することがで
きる「ガス整流手段」としての機能を有している。
ン36に支持された基板Wとほぼ同一高さなので、抜き
穴40aの内周面と基板Wの端縁とが近く、したがっ
て、基板Wの外縁から放熱された場合に基板Wの端縁に
熱を補うことで、基板Wの外縁の温度低下を防止する
「熱補償手段」としての機能をも有している。これによ
り、基板W全体を均一な温度に保ちながら加熱すること
ができる。
の外縁とほぼ一致する(ほぼ合同)抜き穴40a(窓)
が設けられている。そして、抜き穴40aはサセプタ3
5の支持ピン36に支持された基板Wと平面視で整合す
るようにほぼ同心に設けられている。そのため、サセプ
タ35に支持された基板Wに加熱処理が施される場合に
は、チャンバ10上方および下方のランプ20により照
射された光は、板状部材40に遮られることなく、直
接、基板Wに至り、基板Wを急速に加熱することができ
るものとなっている。また、基板Wと板状部材40との
間隙Sが小さいので基板Wの下面により温められた亜酸
化窒素ガスが基板W周囲から基板W上面に回り込む量が
少ないので、よりガス流GSの乱れを抑えることができ
る。
穴40aを有することによって、板状部材40にもラン
プ20から照射された光が至る。ところで、本実施の形
態の板状部材40は、光吸収性および熱伝導性がよく化
学的に安定した材料であるSiC製であり、特に半導体
製造の分野でSi基板の製造等に対して適したものとな
っている。そのため、基板Wの加熱処理中、板状部材4
0も加熱され、それにより、ガス導入口60から導入さ
れる亜酸化窒素ガスはチャンバ10の上流側USから基
板Wに至るまでの間に板状部材により加熱されて、その
分解が進行し、基板Wに至る頃には基板Wの温度におけ
る化学的に平衡な状態に近い組成比のものとされる。す
なわち、板状部材40は「ガス加熱手段」としての機能
をも有している。そのため、基板W上においては、亜酸
化窒素ガスの組成の変化が少なくなる。
均一性を説明する図であり、図4(a)および図4
(b)はそれぞれ従来装置および実施の形態の装置によ
り基板の被処理面に形成された膜厚分布を示している。
図中には基板の被処理面を表わすX−Y平面と、基板の
被処理面に形成された膜厚を示すZ軸とからなるX−Y
−Z座標が定義されている。図4(a)と図4(b)を
比較すると明らかなように、この実施の形態の装置を用
いることにより膜厚の均一性すなわち、基板処理の均一
性の著しい向上が認められる。
了すると、移動フランジ30が図1のX軸正方向に移動
し、基板Wがチャンバ10および炉口ブロック50の外
側に出される。そして、基板搬送ロボットがサセプタ3
5から処理済み基板Wを取り出すことによって、一連の
加熱処理が終了する。
ては、サセプタ35が板状部材40を載置しかつ基板W
を支持した状態でチャンバ10への進入および退出を行
う。従って、次に未処理の基板Wをサセプタ35にて受
け取る際に、サセプタ35及び板状部材40が常にチャ
ンバ10内にある場合に比較して、サセプタ35および
板状部材40の温度がある程度低下しており、基板Wに
急激な温度変化を与えるのを防止することができる。
板熱処理装置によれば、サセプタ35に支持された基板
Wとほぼ平行に設けられるとともに、その基板に対して
ガス流の上流側をほぼ覆う板状部材40を備えるので、
板状部材40の近傍を通過する間に亜酸化窒素ガス(一
般に熱分解性ガス)の化学的な分解が進行し、基板Wに
達する際にはほぼ平衡状態に達するので、基板回転手段
やガス供給経路等の大掛かりな機構を必要としない簡単
な装置構成で、基板位置を流れる間の亜酸化窒素ガスの
分解の度合いの変化を抑えて均一な処理を行うことがで
きる。
0内部をほぼ覆うものであるため、ガス流GSを整流し
て、より均一な処理を行うことができる。
るため、抜き穴40aに光透過性の板をはめ込んだ場合
等と比較して製造コストを抑えることができる。
Wの外縁とほぼ一致するため、基板Wの外縁からの熱の
放出を補償することができ、さらに、基板Wの下面にお
いて熱せられた亜酸化窒素ガスが基板Wの周囲から基板
Wの上面側に回り込むことを抑えることができるので、
より均一な処理を行うことができる。
された基板Wとほぼ同一平面内に位置するため、上記の
基板Wの外縁の熱補償をより効果的に行うことができ
る。
加熱を行うところ、板状部材40が光吸収性材料により
形成されているため、板状部材40が基板Wとともに温
度上昇することにより、上記の亜酸化窒素ガスの化学的
な分解の進行をその時点での基板Wの温度における平衡
状態にまで進行させることができるとともに、上記の基
板Wの外縁の熱補償をより正確に行うことができる。
付け、基板Wを支持したサセプタとともにチャンバ10
に対して出し入れするため、板状部材をチャンバ内に常
設する場合のように板状部材が常に高温であることがな
いので、基板Wの搬入時にも基板Wとの温度差が少な
く、基板Wの処理品質に悪影響を及ぼすことが少ない。
について説明したが、この発明は上記の例に限定される
ものではない。
部材40を基板Wとほぼ同一高さとなるように設けるも
のとしたが、基板Wより下方に大きく隔たった状態で設
けてもよく、その場合にも「ガス加熱手段」としての機
能およびそれによる効果を有する。また、基板Wの上方
に設けてもよく、その場合にも上記の「ガス加熱手段」
としての機能およびそれによる効果を有する。
材40の抜き穴40aを基板Wの外縁とほぼ一致するも
のとしたが、抜き穴40aは基板Wの外縁より大きなも
のとしたり、小さなものとしてもよい。すなわち、抜き
穴40aと基板Wの外縁部分が若干重なりあうように設
けてもよい。
外縁をチャンバ10の内部断面を覆い尽くす大きさとし
たが、この変形例の板状部材を説明する図5に示すよう
に上流側USおよび基板Wの周囲を覆い、下流側DSに
おいては基板Wの周縁近傍のみ存在するものとしたり、
さらには基板Wより上流側USの領域ARのみを覆うも
のとしてもよい。これらの場合にも、前者は「ガス加熱
手段」、「ガス整流手段」、「熱補償手段」としての機
能およびそれによる効果、後者は「ガス加熱手段」、
「ガス整流手段」としての機能およびそれによる効果を
有する。
窓部として抜き穴40aを設けるものとしたが、抜き穴
に石英等の光透過性の板を埋め込んだ窓部としてもよ
い。なお、この場合には、板状部材の下面において熱せ
られたガスが窓部を通じて板状部材の上面側に至る気流
の形成を妨げ、よりガス流GSの乱れを抑えることがで
きる。
サセプタ35に取付け、基板Wとともにチャンバ10に
対して出し入れするものとしたが、板状部材および基板
の支持手段をチャンバ内に常設するものとして、基板の
みを出し入れするものとしてもよい。
支持ピン36を設けて、それにより基板Wを支持した
が、板状部材に支持ピンを設けて、それにより基板を支
持するものとしてもよい。
る熱分解性ガスを亜酸化窒素ガスとしたが、熱分解性の
ガスであれば塩化水素ガス等その他のガスを用いてもよ
い。
の形状を円形としたが、窓部の形状は正多角形や楕円形
等その他の形状としてもよい。
求項6の発明によれば、支持手段に支持された基板とほ
ぼ平行に設けられるとともに、支持手段に略水平に支持
された基板に対して平面視で処理室内の少なくともガス
流の上流側をほぼ覆う板状部材を備えるので、板状部材
の近傍を通過する間に熱分解性ガスの化学的な分解が進
行し、基板に達する際にはほぼ平衡状態に達するので、
基板回転手段やガス供給経路等の大掛かりな機構を必要
としない簡単な装置構成で、基板位置を流れる間の熱分
解性ガスの分解の度合いの変化を抑えて均一な処理を行
うことができる。
部材が平面視で処理室内全体をほぼ覆うため、ガス流形
成手段により形成されたガス流を整流して、より均一な
処理を行うことができる。また、板状部材の窓部が基板
の外縁とほぼ一致する場合には、基板の外縁からの熱の
放出を補償することができ、さらに、基板の下面におい
て熱せられた熱分解性ガスが基板の周囲から基板の上面
側に回り込むことを抑えることができるので、より均一
な処理を行うことができる。
部材の窓部が穴であるため、穴に光透過性の板をはめ込
んだ場合等と比較して製造コストを抑えることができ
る。
部材が支持手段に支持された基板とほぼ同一平面内に位
置するため、上記の基板外縁の熱補償をより効果的に行
うことができる。
熱手段が光照射により基板の加熱を行うものであるとこ
ろ、板状部材が光吸収性材料により形成されているた
め、板状部材が基板とともに温度上昇することにより、
上記の熱分解性ガスの化学的な分解の進行をその時点で
の基板の温度における平衡状態にまで進行させることが
できるとともに、上記の基板外縁の熱補償をより正確に
行うことができる。
る。
態を示す水平断面図である。
れた状態を示す側面図である。
する図である。
側面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 基板に熱処理を施す基板熱処理装置であ
って、 (a) 基板を収容する処理室と、 (b) 前記基板を加熱する加熱手段と、 (c) 前記処理室内にて前記基板を略水平に支持する支持
手段と、 (d) ガス導入口から前記処理室内に導入した熱分解性ガ
スを排気口から排気することにより前記支持手段に支持
された前記基板とほぼ平行な前記熱分解性ガスのガス流
を形成するガス流形成手段と、 (e) 前記支持手段に支持された前記基板とほぼ平行に設
けられるとともに、前記支持手段に支持された前記基板
に対して平面視で前記処理室内の少なくとも前記ガス流
の上流側をほぼ覆う板状部材と、を備えることを特徴と
する基板熱処理装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の基板熱処理装置であっ
て、 前記板状部材が平面視で前記処理室内全体をほぼ覆うも
のであるとともに、平面視で前記支持手段に支持された
前記基板の外縁とほぼ一致するかそれより大きい窓部を
有するものであることを特徴とする基板熱処理装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載の基板熱処理装置であっ
て、 前記板状部材の前記窓部が穴であることを特徴とする基
板熱処理装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかに記
載の基板熱処理装置であって、 前記板状部材が前記支持手段に支持された前記基板とほ
ぼ同一平面内に位置するものであることを特徴とする基
板熱処理装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれかに記
載の基板熱処理装置であって、 前記加熱手段が光照射により前記基板の加熱を行うもの
であるとともに、 前記板状部材が光吸収性材料により形成されていること
を特徴とする基板熱処理装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
載の基板熱処理装置であって、 前記熱分解性ガスが亜酸化窒素ガスであることを特徴と
する基板熱処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22711798A JP4037535B2 (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | 基板熱処理装置 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP22711798A JP4037535B2 (ja) | 1998-08-11 | 1998-08-11 | 基板熱処理装置 |
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JP2000058533A true JP2000058533A (ja) | 2000-02-25 |
JP4037535B2 JP4037535B2 (ja) | 2008-01-23 |
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- 1998-08-11 JP JP22711798A patent/JP4037535B2/ja not_active Expired - Fee Related
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