JP2000057840A - スポット光源装置 - Google Patents

スポット光源装置

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JP2000057840A JP22500398A JP22500398A JP2000057840A JP 2000057840 A JP2000057840 A JP 2000057840A JP 22500398 A JP22500398 A JP 22500398A JP 22500398 A JP22500398 A JP 22500398A JP 2000057840 A JP2000057840 A JP 2000057840A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内部の各部品・部位を効率的かつ充分に冷却
して長時間安定して動作が可能なスポット光源装置を提
供する。 【解決手段】 駆動領域Aに面して第1の外気取込口6
1を設け、出力領域Bに面して第2の外気取込口62を
設けて、第1の空気流及び第2の空気流によって各々の
領域を冷却させた後、適度に昇温された2つの空気流を
空気流合流領域Fにおいて合流させて第3の空気流を形
成し、この第3の空気流を光源領域Cに導入させて光源
領域C内を冷却させ、最終的に後部領域Eに設置された
ファン63から排気することによって、各領域内部の部
品・部位を効率的に冷却して、各部品の劣化が少なく長
時間安定して動作可能なスポット光源装置を実現するこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光を照射するスポ
ット光源装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、スポット光源装置では、放電管か
ら放射された光を楕円集光ミラーなどの反射ミラーによ
って反射・集光し、出射口に導光して、出射口に接続さ
れたファイバなどの導光手段(ライトガイド)によって
外部に出射される。
【0003】このような装置においては、放電管など内
部に設置された各部品を冷却するために、空気流による
冷却(空冷)が行われる場合がある。この場合、反射ミ
ラーや、シャッター等の設置されている他の部品・部位
に対して充分な冷却を行ったときに、放電管に対して過
冷却になって光量が減少する問題がある。このような問
題に対して、例えば特公平7−114993号に示され
た装置では、放電管に当たる空気流量を制限するような
制風板を設置している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スポッ
ト光源装置の内部の温度は、その部位によって大きく異
なり、同一の空気流を装置内部の全体に供給することに
よる冷却では、その温度分布に対応した冷却を行うこと
ができない。また、上記した放電管への過冷却の問題な
ど、各部位によってどの程度冷却すべきかも異なってい
る。
【0005】制風板を用いた上記の装置においては、空
気流量を減少させるのみで、放電管に当たる空気流の温
度は、装置の他の部位に当たる空気流の温度と変わらな
い。また、制風板の設置は、結果的に、全体の通気をも
制限してしまう。
【0006】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、放電管を過冷却の状態にすることなく各部
品・部位を充分に冷却できるスポット光源装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明によるスポット光源装置は、光を放射
する放電管と、放電管から放射された光を反射させる反
射ミラーと、放電管と、反射ミラーとが内部に格納され
るハウジングと、反射ミラーからの光を出射するため
の、ハウジングの前面に設けられた出射口と、を有する
スポット光源装置において、ハウジングは、ハウジング
の一方の側面に設けられた第1の外気取込口と、ハウジ
ングの他方の側面に設けられた第2の外気取込口と、ハ
ウジングの後面に設けられた排気口と、を有して構成さ
れ、ハウジングの内部は、第1の外気取込口が臨み、放
電管等を駆動制御する駆動装置が格納される駆動領域
と、第2の外気取込口及び出射口が臨み、光の外部への
出射の制御が行われる出力領域と、排気口が臨む後部領
域と、後部領域に連通するとともに、放電管及び反射ミ
ラーが格納される光源領域と、駆動領域と、出力領域及
び光源領域と、の間にあってそれらを隔て、空気流合流
領域が設けられている通気領域と、を有して構成され、
第1の外気取込口から導入された第1の空気流は、駆動
領域内を冷却して空気流合流領域に流入し、第2の外気
取込口から導入された第2の空気流は、出力領域内を冷
却して空気流合流領域に流入し、第1の空気流及び第2
の空気流は、空気流合流領域において合流して第3の空
気流を形成し、第3の空気流は、光源領域に導入されて
光源領域内を冷却して後部領域に流入し、排気口から排
気されるように構成されたことを特徴とする。
【0008】ハウジングの内部における各領域と空気流
の経路を上記のように構成することにより、第1の外気
取込口から導入された第1の空気流によって駆動領域内
の各部が冷却され、第2の外気取込口から導入された第
2の空気流によって出力領域内の各部が冷却され、冷却
によって適度に昇温された第1の空気流及び第2の空気
流が空気流合流領域において第3の空気流として合流さ
れて、光源領域の各部を冷却した後、排気口から排気さ
れる。これによって、放電管の過冷却を防いで、かつ放
電管以外の各部品・部分を充分に冷却することができ
る。
【0009】また特に、光源領域の温度は駆動領域及び
出力領域と比較して高いので、この点からも光源領域の
冷却が、駆動領域及び出力領域の冷却が行われた後に行
われるように空気流の経路が設定されていることによっ
て、効率的に冷却が行われる。
【0010】また、出射口に接続されて、出射される光
を導光するライトガイドをさらに備える構成としても良
い。例えばファイバなど、用途に応じた形態・性能を有
するライトガイドを接続することによって、効率的に光
の出射とその利用を行うことができる。
【0011】また、出射口に、外気取込孔を有し、出射
される光を導光するライトガイドを取り付けるためのラ
イトガイド差込口が設置され、外気取込孔から導入され
た第4の空気流は、出力領域内を冷却して空気流合流領
域に流入して、第1の空気流及び第2の空気流と合流し
て第3の空気流を形成することを特徴としても良い。
【0012】このようにさらにライトガイド差込口の外
気取込孔から第4の空気流を導入することによって、さ
らに冷却の効果を高めることができる。
【0013】また、光源領域の容積は、駆動領域及び出
力領域のいずれの容積よりも大きく設定されていること
を特徴としても良い。
【0014】最も温度の高い光源領域の容積を、駆動領
域及び出力領域の各々の容積よりも大きく設定すること
によって、より効果的に反射ミラー等の冷却を行うこと
ができる。
【0015】さらに、排気口に空気流を排気するための
ファンを設置することによって、効率的に空気流による
冷却を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明によるス
ポット光源装置に係るUVスポット光源装置の好適な実
施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明にお
いては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省
略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずし
も一致していない。なお、スポット光源装置の外面を構
成するハウジングの各面については、底面及び上面と、
それ以外の4面については、放電管及び反射ミラーの開
口部に対向して出射口が設けられている面を前面、反対
側を後面、前面に対して左側を左側面、右側を右側面と
する。
【0017】図1は、本発明の一実施形態に係るUVス
ポット光源装置の、放電管20の中心を含む平面での水
平端面図を示す。また、図2及び図3は、図1に示した
UVスポット光源装置の概略構成を示す斜視図である。
本実施形態におけるハウジング1は、ハウジング台部1
1及びハウジングカバー12からなり、図2において
は、ハウジング台部11及びハウジングカバー12を破
断して、装置内部の概略構成を示してある。また、後述
する内箱カバー33及び光源カバー35については、こ
こでは図示していない。また、図3においては、ハウジ
ング台部11及びハウジングカバー12の破断について
は図2と同様であるが、内箱カバー33及び光源カバー
35を図示して、ハウジング1内部の各領域の区分を明
示している。
【0018】ここで、ハウジング1の各面については、
前面を1a、後面を1b、左側面を1c、右側面を1
d、底面を1e、上面を1fとし、前面1aには、所定
の位置に光を出射するための出射口13が設けられてい
る。これらの各面に対し、ハウジング台部11はハウジ
ング1の前面1a、後面1b及び底面1eを構成し、ハ
ウジングカバー12はハウジング1の左側面1c、右側
面1d及び上面1fを構成する。
【0019】ハウジング1の内部は、図1に示すように
電源や回路等、駆動のための装置が格納される駆動領域
A、光の外部への出射を制御するシャッター等が設置さ
れる出力領域B、放電管及び反射ミラー等が格納される
光源領域C、空気流の経路を制御するための通気領域
D、及び空気流の排気のための排気口を有する後部領域
Eの5つの領域から構成されている。
【0020】駆動領域Aは、区分板31によって装置右
側に形成されている。区分板31は、左側面と後面とに
よって構成され、その高さは、ハウジング1の底面1e
から上面1fまでの距離、すなわちハウジング1の高さ
と等しい。また区分板31の後面はハウジング1の右側
面1dに接続しており、これによって駆動領域Aは、左
側面及び後面を区分板31により、前面、右側面、底面
及び上面をハウジング1の各面により区分されて構成さ
れ、また、駆動領域Aの左側面の前方は一部開放され
て、後述する通気領域Dに連通されている。
【0021】この駆動領域Aには、UVスポット光源装
置の各部を駆動制御するための駆動装置が設置されてい
る。図中においては、駆動装置15として模式的に簡略
化して示してあるが、駆動装置15は複数の装置から構
成されて設置されても良い。例えばこの駆動装置は、各
部へ電流を供給する電源、各部の駆動を行う回路、及び
それらを制御するコンピュータ等を有して構成される。
また、駆動装置15は、例えばハウジング1の前面1a
の駆動領域Aに面した所定の位置に設置されたパネル等
に接続されて、操作者によって操作される構成としても
良い。なお、図中においては、駆動装置15とUVスポ
ット光源装置の各部との接続等については図示していな
い。
【0022】出力領域Bは、内箱32及び内箱カバー3
3によって装置左側前方に形成されている。内箱32
は、内箱前部32aと、内箱後部32cとから構成され
ている。内箱前部32aの前面の、出射口13に対向す
る所定の位置には、光を出射するための出射開口部32
bが形成されている。また、内箱後部32cの後面に
は、放電管20からの光を入射・導光させるための開口
部32dが設けられている。内箱前部32a及び内箱後
部32cからなる内箱32の高さは、ハウジング1の高
さよりも低く設定されており、その上面には内箱カバー
33が設置される。これによって出力領域Bは、前面、
後面、左側面及び右側面を内箱32により、底面をハウ
ジング1の底面1eにより、上面を内箱カバー33によ
り区分されて構成される。
【0023】図2においては、内箱32の内箱前部32
a及び内箱後部32cを一部破断して、その内部を示し
てある。この出力領域Bには、内箱前部32aの内部に
シャッター4が設置されている。シャッター4はシャッ
ター板41とシャッター駆動部42とから構成され、シ
ャッター固定部33aに固定されて設置されている。ま
た、シャッター板41がONである位置は、シャッター
板41に設けられた突起部41aを位置センサ43によ
って検出して、位置を確認している。この位置センサ4
3は、位置センサ固定部33bに固定されて設置されて
いる。
【0024】これらシャッター4及び位置センサ43が
固定されているシャッター固定部33a及び位置センサ
固定部33bは、内箱カバー33に一体に固定されて、
容易に着脱が可能なように設置されている。なお、図2
においては前述したように内箱カバー33を図示してお
らず、したがってこれらは図中では中空に浮いた状態で
示されている。また、図2においては、シャッター板4
1の位置は光の出射がONである状態を示している。光
の出射がOFFである状態、すなわちシャッター板41
が出射される光の光軸(以下、単に光軸という)上にあ
って光の出射を遮っている状態、については点線によっ
て示してある。なお図1には、光の出射がONであると
きにはシャッター4の各部は光軸上にはないため、シャ
ッター4は図示されていない。
【0025】出射開口部32b及び出射口13からなる
開口部分には、本実施形態においてはライトガイドとし
てファイバ5が接続されており、その接続・固定のため
にライトガイド差込口であるファイバ差込口50が設置
されている。なお、内箱前部32aと内箱後部32cと
の境界には、フィルタ固定板32e(図2においては図
示されていない)が設置される。フィルタ固定板32e
には、内箱32後面の開口部32dと内箱32前面の出
射開口部32bとの間の所定の位置に開口部が設けられ
ており、フィルタ固定板32eの内箱後部32c側に
は、その開口部を覆うように紫外光透過フィルタ14
(図2においては図示されていない)が設置されてい
る。
【0026】光源領域Cは、光源区分板34及び光源カ
バー35によって装置左側に形成されている。光源区分
板34は、右側面と後面とによって構成され、その高さ
はハウジング1の高さよりも低く設定されている。ま
た、光源区分板34の右側面は内箱32の内箱後部32
cの後面に接続されている。光源カバー35は、左側面
と上面とによって構成され、光源区分板34に接続され
て設置される。これによって光源領域Cは、右側面及び
後面を光源区分板34により、左側面及び上面を光源カ
バー35により、前面を内箱32の内箱後部32cによ
り、底面をハウジング1の底面1eにより区分されて構
成される。
【0027】この光源領域Cには、放電管20と反射ミ
ラー21を有するランプユニット2が設置されている。
ランプユニット2は、ランプユニット2の位置決めリン
グ22、及び内箱後部32cの後面に設置されたランプ
保持部28によって、内箱後部32cの開口部32dに
面して固定されている。また、放電管20の各電極は絶
縁基板23に接続され、ここから電源への接続(図示し
ていない)が行われる。
【0028】なお、光源カバー35は、光源カバー固定
部35aによってハウジングカバー12の上面1fに接
続・固定されている。この光源カバー35の後方には、
下方に突出しているインターロック解除部35cが設け
られている。これによって、ハウジングカバー12が正
しく装着されたときに、このインターロック解除部35
cによって、光源区分板34の通気領域D側の面に固定
されたインターロック制御部16の、ハウジング1の後
面1b側に設置されたインターロック解除スイッチ16
a(図1に示されている)が押されてインターロックが
解除され、装置の動作が可能な状態となるように構成さ
れている。
【0029】また、本実施形態においては、ランプユニ
ット2として容易に着脱が可能なものを用いており、装
着されたランプユニット2は、内箱後部32cの左側面
に設けられたランプ固定部29のロック部29aによっ
て固定される。これについても、光源カバー35には、
このランプ固定部29に設けられた台部側ランプ固定係
合部29bに対応して、ランプユニット2が正しく固定
されたときに台部側ランプ固定係合部29bに係合する
カバー側ランプ固定係合部35dが設けられている。
【0030】通気領域Dは、駆動領域Aを形成する区分
板31の左側面と、出力領域B及び光源領域Cを形成す
る内箱32及び光源区分板34の右側面とによって挟ま
れて形成されている。この通気領域Dは、空気流による
各部の冷却経路を制御する目的で設けられているもの
で、本実施形態においては、通気制御板36によって前
後2つの領域にさらに区分されて、通気制御板36の前
方は空気流合流領域Fを構成している。また通気領域D
の上面は、光源領域Cと同様に光源カバー35によって
覆われている。
【0031】後部領域Eは、駆動領域A及び光源領域C
を形成する区分板31及び光源区分板34の後面と、ハ
ウジング1の後面1bとによって挟まれて形成されてい
る。このような構成において、光源領域C内に設置され
たランプユニット2の放電管20から放射された光は、
反射ミラー21によって反射されて出力領域Bに入射さ
れ、シャッター4によって光の出射のON/OFFが制
御されて、シャッター4がONの状態であるときには、
光は出射開口部32b及び出射口13を経てファイバ差
込口50に接続されたファイバ5に入射され、外部に出
力される。
【0032】図4は、ハウジング台部11及びハウジン
グカバー12を破断せずに、図2と同様にハウジング1
の前面1a及び左側面1c側から見た装置外部の概略構
成を示す斜視図である。また図5は、図4と同様の図で
あるが、ハウジング1の後面1b及び右側面1d側から
見た斜視図である。
【0033】ハウジングカバー12の右側面1dの、駆
動領域Aに面する所定の位置には、第1の外気取込口6
1が、また、ハウジングカバー12の左側面1cの、出
力領域Bに面し内箱前部32aの左側面に対向する所定
の位置には、第2の外気取込口62が設置されている。
一方、ハウジング台部11の後面1bの、後部領域Eに
面する所定の位置には、排気口であるファン63が設置
されている。これによって、第1の外気取込口61及び
第2の外気取込口62から導入された外気による空気流
は、スポット光源装置の内部の各部位・部品を冷却した
後、ファン63から外部に排気される。
【0034】装置内部における空気流の経路は、各部位
に設けられた通気口等によって制御される。これらの通
気口等の配置は図1に示してあり、図2及び図3には図
示していない。すなわち、内箱前部32aの左側面には
光遮蔽通気口64が、フィルタ固定板32eの開口部以
外の所定の位置には通気口65が、内箱後部32cの右
側面には通気口66が、光源区分板34の右側面の通気
制御板36前方には光遮蔽通気口67がそれぞれ設けら
れている。
【0035】光源区分板34の後面と、光源カバー35
の左側面とは接続されておらず、その間には通気部68
が形成されている。また、内箱カバー33及び光源カバ
ー35の上部に形成されている空間を区分し、通気を制
限するために、光源カバー35の最前方の上部には、光
源領域Cの上部から通気領域Dの上部にわたって、通気
制御板35bが設けられている。
【0036】このような構成による装置内部の空気流の
経路が、概略的に図1に示されている。すなわち、第1
の外気取込口61から導入された第1の空気流は、駆動
領域A内に設置された駆動装置15等の各部を冷却し
て、前方の開放部分から空気流合流領域Fに流入する。
また、第2の外気取込口62から導入された第2の空気
流は、光遮蔽通気口64から内箱32内に導入されてそ
の内部に設置されたシャッター4等の各部を冷却して、
通気口65を通過して通気口66から空気流合流領域F
に流入する。空気流合流領域Fに流入した第1の空気流
及び第2の空気流は、合流して第3の空気流を形成す
る。第3の空気流は、光遮蔽通気口67から光源領域C
に導入されてその内部に設置されたランプユニット2等
の各部を冷却して、通気部68から後部領域Eに流入
し、最終的にファン63から外部へ排気される。
【0037】なお、ファン63については本実施形態で
はハウジング1の後面1bの右側に設置されているが、
例えば後面1bの中央または左側に設置されても良い。
また、光遮蔽通気口64及び67については、紫外光が
外部に光漏れすることを防ぐために、光が通過できない
構造を有する通気口とされている。
【0038】本実施形態においては、さらに、出射口1
3に取り付けられたファイバ差込口50にも、外気取込
孔55が設けられている。ファイバ差込口50は、この
外気取込孔55が内箱前部32aの出射開口部32bの
周辺の所定の位置に設けられた通気口32gと接続され
るように取り付けられており、これによって、この外気
取込孔55から導入された第4の空気流は、内箱32内
の各部を冷却して、通気口65を通過して通気口66か
ら空気流合流領域Fに流入して、第1の空気流及び第2
の空気流とともに第3の空気流を形成する。なお、この
外気取込孔55についても、光漏れが起こらないように
構成されたものを用いている。
【0039】上記のように空気流の経路を構成すること
によって、最も効率的なスポット光源装置の各部の冷却
を実現することができる。すなわち、冷却すべき駆動領
域A、出力領域B及び光源領域Cの各領域の、スポット
光源装置が駆動されている時の温度は、駆動領域Aの温
度は電源等からの発熱によって90℃程度、出力領域B
の温度はシャッター駆動部42等からの発熱によって7
0℃程度、光源領域Cの温度は放電管20等からの発熱
によって300℃程度である。したがって、空気流が先
に光源領域Cを通過してしまうと、それによって空気流
が大幅に昇温され、他の領域の各部を充分に冷却できな
くなる。そこで、図1に示すように駆動領域A及び出力
領域Bにおいて外気による空気流が取り込まれる構成と
して、まずこの2つの領域の各部を冷却し、次にその2
つの空気流を合流させて新たな空気流として、それによ
って光源領域Cの各部を冷却することによって、各領域
を効果的に冷却することができる。
【0040】また、このときランプユニット2について
は、放電管20が冷却され過ぎると、その発光の効率が
落ちて光量が減少してしまう(過冷却)が、図1に示す
経路による空気流においては、駆動領域A及び出力領域
Bを冷却することによって適度に昇温された空気流が光
源領域Cに流入して冷却を行うので、過冷却を防止する
ことができる。また、ランプユニット2が内箱32の後
面に直接固定されていることによって、反射ミラー21
によって第3の空気流が直接、放電管20に供給される
ことが防止される。また、第2の空気流及び第4の空気
流は、通気経路がないために出力領域B側から流入する
ことはなく、これらによっても、放電管20の過冷却が
防止される。
【0041】このとき、最も温度の高い光源領域Cの容
積は、駆動領域A及び出力領域Bの各々の容積よりも大
きく設定されていることが望ましい。これによって、よ
り効果的に反射ミラー21等の冷却を行うことができ
る。
【0042】本発明によるスポット光源装置は、上記し
たようなUVスポット光源装置に限られるものではな
く、例えば可視光のスポット光源装置など、様々な形態
・用途のスポット光源装置に適用することが可能であ
る。
【0043】
【発明の効果】本発明によるスポット光源装置は、以上
詳細に説明したように、次のような効果を得る。すなわ
ち、駆動領域に面して第1の外気取込口を設け、出力領
域に面して第2の外気取込口を設けて、第1の空気流及
び第2の空気流によって駆動領域及び出力領域内の各部
を冷却させた後、適度に昇温された2つの空気流を合流
させて第3の空気流を形成して、この第3の空気流によ
って光源領域内の各部を冷却させるように構成すること
によって、それぞれの領域及びその内部に設置された各
部品等に適した冷却を効率的に行うことができる。すな
わち、放電管の過冷却を防いで、かつ放電管以外の各部
分を充分に冷却し、これによって、各部品の劣化が少な
く長時間安定して動作可能なスポット光源装置を実現す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るUVスポット光源装置の一実施形
態を示す水平端面図である。
【図2】図1に示したUVスポット光源装置の内箱カバ
ー及び光源カバーを外した状態での斜視図である。
【図3】図1に示したUVスポット光源装置の内箱カバ
ー及び光源カバーを装着した状態での斜視図である。
【図4】図1に示したUVスポット光源装置の外面を示
す前面側から見た斜視図である。
【図5】図1に示したUVスポット光源装置の外面を示
す後面側から見た斜視図である。
【符号の説明】
1…ハウジング、1a…前面、1b…後面、1c…左側
面、1d…右側面、1e…底面、1f…上面、11…ハ
ウジング台部、12…ハウジングカバー、13…出射
口、14…紫外光透過フィルタ、15…駆動装置、16
…インターロック制御部、16a…インターロック解除
スイッチ、2…ランプユニット、20…放電管、21…
反射ミラー、22…位置決めリング、23…絶縁基板、
28…ランプ保持部、29…ランプ固定部、29a…ロ
ック部、29b…台部側ランプ固定係合部、31…区分
板、32…内箱、32a…内箱前部、32b…出射開口
部、32c…内箱後部、32d…開口部、32e…フィ
ルタ固定板、32g…通気口、33…内箱カバー、33
a…シャッター固定部、33b…位置センサ固定部、3
4…光源区分板、35…光源カバー、35a…光源カバ
ー固定部、35b…通気制御板、35c…インターロッ
ク解除部、35d…カバー側ランプ固定係合部、36…
通気制御板、4…シャッター、41…シャッター板、4
1a…突起部、42…シャッター駆動部、43…位置セ
ンサ、5…ファイバ、50…ファイバ差込口、55…外
気取込孔、61…第1の外気取込口、62…第2の外気
取込口、63…ファン、64…光遮蔽通気口、65、6
6…通気口、67…光遮蔽通気口、68…通気部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 和人 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内 (72)発明者 筬島 哲也 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松ホ トニクス株式会社内 Fターム(参考) 3K014 LA01 LB03 3K042 AA01 BA02 BA08 CB01 CB25

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光を放射する放電管と、 前記放電管から放射された光を反射させる反射ミラー
    と、 前記放電管と、前記反射ミラーとが内部に格納されるハ
    ウジングと、 前記反射ミラーからの光を出射するための、前記ハウジ
    ングの前面に設けられた出射口と、を有するスポット光
    源装置において、 前記ハウジングは、前記ハウジングの一方の側面に設け
    られた第1の外気取込口と、前記ハウジングの他方の側
    面に設けられた第2の外気取込口と、前記ハウジングの
    後面に設けられた排気口と、を有して構成され、 前記ハウジングの内部は、 前記第1の外気取込口が臨み、前記放電管等を駆動制御
    する駆動装置が格納される駆動領域と、 前記第2の外気取込口及び前記出射口が臨み、光の外部
    への出射の制御が行われる出力領域と、 前記排気口が臨む後部領域と、 前記後部領域に連通するとともに、前記放電管及び前記
    反射ミラーが格納される光源領域と、 前記駆動領域と、前記出力領域及び前記光源領域と、の
    間にあってそれらを隔て、空気流合流領域が設けられて
    いる通気領域と、を有して構成され、 前記第1の外気取込口から導入された第1の空気流は、
    前記駆動領域内を冷却して前記空気流合流領域に流入
    し、 前記第2の外気取込口から導入された第2の空気流は、
    前記出力領域内を冷却して前記空気流合流領域に流入
    し、 前記第1の空気流及び前記第2の空気流は、前記空気流
    合流領域において合流して第3の空気流を形成し、 前記第3の空気流は、前記光源領域に導入されて前記光
    源領域内を冷却して前記後部領域に流入し、前記排気口
    から排気されるように構成されたことを特徴とするスポ
    ット光源装置。
  2. 【請求項2】 前記出射口に接続されて、出射される光
    を導光するライトガイドをさらに備えることを特徴とす
    る請求項1記載のスポット光源装置。
  3. 【請求項3】 前記出射口に、外気取込孔を有し、出射
    される光を導光するライトガイドを取り付けるためのラ
    イトガイド差込口が設置され、 前記外気取込孔から導入された第4の空気流は、前記出
    力領域内を冷却して前記空気流合流領域に流入して、前
    記第1の空気流及び前記第2の空気流と合流して前記第
    3の空気流を形成することを特徴とする請求項1または
    2記載のスポット光源装置。
  4. 【請求項4】 前記光源領域の容積は、前記駆動領域及
    び前記出力領域のいずれの容積よりも大きく設定されて
    いることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載
    のスポット光源装置。
  5. 【請求項5】 前記排気口に空気流を排気するためのフ
    ァンが設置されていることを特徴とする請求項1〜4の
    いずれか一項記載のスポット光源装置。
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