JP2006343693A - 光源装置及び画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 凹面リフレクタ内において発光管を保持し、この凹面リフレクタの光照射開口部を透明ガラスによって閉蓋した略々密閉構造の光源装置において、発光管の冷却が適切に行われるようにする。
【解決手段】 超高圧水銀ランプユニット5の凹面リフレクタ14全体を一様に冷却する軸流ファン12とハトメ部の孔19を冷やすシロッコファン31とを設ける。シロッコファン31では、高い静圧を確保して超高圧水銀ランプユニット5内部の電極局所を冷却するようにする。
【選択図】 図15

Description

本発明は、画像表示装置等において、発光管からの光を、空間光変調素子等の所定の領域を照明するための光源装置に関し、また、このような光源装置を用いて構成された画像表示装置に関する。
いわゆる液晶プロジェクタ装置等の画像表示装置においては、空間光変調素子となる液晶パネルを照明するための光源として、小型で高輝度の超高圧水銀ランプ等の発光管が使用されている。
超高圧水銀ランプは、点光源に近い発光特性を有するために光利用効率が高く、また、発光管内の圧力を150気圧乃至200気圧に保つことにより、発光スペクトラムを連続発光とすることができる。また、超高圧水銀ランプは、印加エネルギーに対して可視光(波長約400nm乃至700nm)ヘの変換効率が高いので、液晶プロジェクタ装置等の画像表示装置における光源として好適である。
現在、投射型の画像表示装置においては、70W乃至280Wクラスの超高圧水銀灯が使用されている。
ところで、超高圧水銀ランプの発光性能を最大限に引き出すには、発光管の管内圧カを所定の圧力以上に高く維持しなければならず、そのためには、発光管の最冷点の温度を高く維持する必要がある。一方、長時間に亘る安定した動作を実現するためには、発光管の最高温度を所定の温度以下に抑えて、発光管を構成する石英ガラスの結晶化を防ぐ必要がある。
すなわち、超高圧水銀ランプを使用するにあたっては、発光管の温度が所定の温度範囲内となるように、適切な冷却を行う必要がある。
従来の光源装置における超高圧水銀ランプの冷却としては、超高圧水銀ランプの大きさ(印加電力)によって、二つの冷却方法が採用されている。第1の冷却方法は、主に150W以下の電力で作動する比較的小型の光源装置において採用されている。このような光源装置は、発光管が凹面リフレクタ内に保持されており、この凹面リフレクタの前面側の光照射開口部が透明ガラスにより閉蓋されて略々密閉構造となっている。そして、発光管の冷却は、凹面リフレクタの外側より、この凹面リフレクタの全体を送風によって冷却し、発光管の温度を所定の温度に保つようにしている。
第2の冷却方法は、主に150W以上の電力で作動する比較的大型の光源装置において採用されている。このような光源装置は、発光管が凹面リフレクタ内に保持されており、この凹面リフレクタの前面側の光照射開口部を閉蓋する透明ガラスの中央部、あるいは、凹面リフレクタの側面部には、冷却風導入口が設けられている。そして、発光管の冷却は、冷却風導入ロを介して凹面リフレクタ内に冷却風を送風して、発光管を直接冷却するようにしている。
これら凹面リフレクタの全体を冷却する構成及び発光管を直接冷却する構成においては、前者の凹面リフレクタの全体を冷却する構成のほうが、発光管の温度を安定した状態に維持し易い。
特許文献1には、凹面リフレクタの外面部を冷却するようにした光源装置の構成が記載されている。
すなわち、この光源装置においては、図14に示すように、発光管101が凹面リフレクタ102内に設置され、この発光管101の一端側は、凹面リフレクタ102の最奥部に設けられた孔を介して外側に突出されて、ランプベース121によって固定支持されている。凹面リフレクタ102は、前面側が開放された凹面鏡であって、内周面が反射面となされている。この凹型リフレクタ102の前面側は、透明ガラス103によって閉蓋されている。
そして、発光管101の上部に近接する凹面リフレクタ102の上部の外面側には、この部分を局所的に冷却するための冷却風を導く送風ダクト104が設けられている。図示しない吸気ファンから送られた冷却風は、通風ダクト104を通って、凹面リフレクタ102の上部外面部を局所的に冷却する。
なお、図14において、(a)は平面図、(b)は側面図である。
この光源装置においては、凹面リフレクタ102の上部外面部が冷却されることにより、凹面リフレクタ102の上側部分から、発光管101において最高温度に達する上側部分ヘの熱の輻射量が減少し、また、凹面リフレクタ102内における内部対流により、発光管101からの熱放散量が増加し、発光管101の上側部分の温度が適正な温度に維持される。
特開2003−115215公報
従来の光源装置においては、前述したように、凹面リフレクタ102の上側部分を局所的に冷却することによって、この凹面リフレクタ102内に保持されている発光管101の上部の温度上昇を制限して、この発光管101を形成する石英ガラスの結晶化(失透)を防ぐようにしていた。
しかしながら、超高圧水銀ランプの寿命を決定する要素としては、発光管の上部の温度だけではなく、発光管内部の放電電極封止部の温度が重要な要素である。
発光管の電極部分は、タングステンを主成分とする放電電極と、この放電電極及び石英ガラスからなる放電管バルブを密着させるモリブデン箔と、外部端子とにより構成されている。そして、モリブデン箔と石英ガラスとを密着させる放電電極封止部の温度が、超高圧水銀ランプの寿命を決定する重要な要素となるのである。
放電電極封止部の温度は、過冷却により低くなりすぎると、発光管内の圧力が下がってしまい、所望の出力の光束が得られなくなるとともに、発光光束の輝度分布が変化し、画像表示装置における表示画像の色バランスが崩れる原因となる。
また、放電電極封止部の温度は、冷却不足により高くなりすぎると、放電電極封止部に用いられるモリブデン箔シートの酸化が促進され、発光管を形成する石英ガラスとの密着強度が落ちてしまい、発光管の破損や破裂を引き起こす原因となる虞れがある。
そこで、本発明は、凹面リフレクタ内において発光管を保持し、この凹面リフレクタの光照射開口部を透明ガラスによって閉蓋した略々密閉構造の光源装置において、発光管の冷却が適切に行われるようになされた光源装置を提供し、また、このような光源装置を用いた画像表示装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、以下の1)〜3)に記載の手段よりなる。
すなわち、
1)両端に第1電極及び第2電極を有する両端封止型の発光管と、
前記発光管の第1電極を第1の孔に貫通させて該発光管を支持するとともに、前記発光管の第2電極側が光照射開口部となされた凹面リフレクタと、
前記凹面リフレクタの光照射開口部を閉蓋する透明ガラスと、
一端側を前記発光管の第2電極に接続され、他端側を、前記凹面リフレクタの曲斜面、
あるいは、側面に形成された第2の孔を介して外部に突出させているリード線と、
前記凹面リフレクタの側面部に対して冷却風を送る第1の冷却ファンと、
前記凹面リフレクタより外部に突出された前記リード線の他端側と前記第2の孔部とに冷却風を送る第2の冷却ファンと、
を備えることを特徴とする光源装置。
2)1)において、前記第1の冷却ファンと前記第2の冷却ファンとを共に動作させる第1の動作状態と、前記第1の冷却ファンのみを動作させる第2の動作状態と、を切り換える切り換え手段をさらに備えることを特徴とする光源装置。
3)1)、または、2)記載の光源装置と、
前記光源装置によって照明され、この照明光を変調する空間光変調素子と、
前記空間光変調素子によって変調された照明光を結像させる結像光学系と
を備えることを特徴とする画像表示装置。
本発明の光源装置によれば、両端封止型の発光管を用いる光源装置において、凹面リフレクタと凹面リフレクタの光照射開口部を透明ガラスで閉蓋して、凹面リフレクタの側方側より冷却風を送る第1の冷却ファンと、凹面リフレクタの曲斜面、あるいは、側面に形成された孔を介して外部に突出させている電極からのリード線と、前記リード線が突出するために設けられた凹面リフレクタ孔部とに冷却風を送る第2の冷却ファンと、を設けることにより発光管部分を最適な温度に保持しつつ両端封止部それぞれの電極の冷却を行うことができるので、長寿命の光源装置を提供することができるという効果を奏する。
また、第1の冷却ファンと第2の冷却ファンとを動作させる長寿命モードと、第1の冷却ファンのみを動作させる静音モードと、を設け選択することにより設置場所に応じた光源装置を提供することができるという効果を奏する。
更に、本発明は、このような光源装置を用いた画像表示装置を提供することができるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明の実施形態に係る光源装置を用いて構成された画像表示装置の光学系ブロックの構成を示す斜視図である。
本発明に係る光源装置を用いて構成された画像表示装置の光学系ブロックは、図1に示すように、本発明に係る光源装置を内蔵した照明光源ユニット1と、照明光源ユニット1からの照明光の照度を均一化させるインテグレータ光学系2と、光変調部3と、結像光学系である投射光学系4とから構成されている。これら光学系ブロックをなす各部分は、筐体に収納されて構成されている。
図2は、前記光学系ブロックを用いて構成された画像表示装置の概略構成を示す斜視図である。
この光学系ブロックは、図2に示すように、画像表示装置においては、外筐体30の下方部分に設置される。この光学系ブロックは、照明光源ユニット1より発せられインテグレータ光学系2を経て光変調部3に至った照明光を、この光変調部3において空間光変調素子によって画像情報に基づいて空間変調し、このように空間変調された照明光を投射光学系4によって斜め上方に向けて投射する。画像表示装置においては、投射光学系4より投射された照明光は、外筐体30内に設置されたミラー31によって反射されて、この画像表示装置の前面部をなす半透明スクリーン32に、この半透明スクリーン32の背面側より投射される。このように半透明スクリーン32に投射された照明光は、この半透明スクリーン32上に表示画像を結像させる。
この画像表示装置の外筐体30においては、ミラー31及び半透明スクリーン32が設置された上部側空間33と、光学系ブロックが設置された下部側空間34とが、隔壁によって分けられている。上部側空間33は、外部からの光の進入、内部から外部への光漏れ及び塵埃の侵入を防ぐため、略々密閉された空間となっている。
そして、光学系ブロックのうち、インテグレータ光学系2、光変調部3及び投射光学系4を収納した筐体は、外筐体30の上部側空間33と、複数のダクトを介してつながっている。一方、光学系ブロックのうち、照明光源ユニット1を収納した筐体は、外筐体30の下部側空間34と、複数のダクトを介してつながっている。すなわち、この光学系ブロックにおいて、照明光源ユニット1を収納した筐体と、インテグレータ光学系2、光変調部3及び投射光学系4を収納した筐体とは、互いの内部の空気が流通することのないように分離されている。
照明光源ユニット1の冷却は、図1に示すように、冷却ファンである軸流ファン12により、外筐体30の下部側空間34に外部から取り入れた空気によって行われる。この軸流ファン12によって照明光源ユニット1内に送られ、この照明光源ユニット1を冷却した冷却風は、ダクト23を介して、外筐体30の外方側に排出される。
この照明光源ユニット1における発熱量は、光学系ブロックの中で最も大きい。そのため、この冷却風は、図示しない塵挨除去フィルタを介して外筐体30外から取り入れられ、照明光源ユニット1を冷却した後は外筐体30外ヘ排出され、他の光学系に熱的な影響を与えにくいようになっている。
一方、インテグレータ光学系2、光変調部3及び投射光学系4の冷却は、画像表示装置の外筐体の上部側空間33において、空気を循環させることによって行われる。すなわち、これらインテグレータ光学系2、光変調部3及び投射光学系4の冷却は、図1中矢印Aで示すように、外筐体30の上部側空間33内の空気がダクトを介して光学系ブロックの筐体内に送り込まれることによって行われる。インテグレータ光学系2、光変調部3及び投射光学系4を冷却した空気は、図1中矢印Bで示すように、光学系ブロックの筐体から排出され、ダクトを介して、外筐体30の上部側空間33に戻される。この外筐体30の上部側空間33内の空気は、この上部側空間33内及びインテグレータ光学系2、光変調部3及び投射光学系4を収納した筐体内において循環するようになっている。
照明光源ユニット1を除くインテグレータ光学系2、光変調部3及び投射光学系4においては、照明光源ユニット1からの照射光を、透光性光学部品が吸収することによる発熱が主である。したがって、略々密閉した外筐体30の上部側空間33内を循環する冷却風によって十分な冷却を行うことができる。そして、外筐体30の上部側空間33が略々密閉されていることにより、大気中の塵挨等の侵入が防止され、長期間の使用に耐えるようになっている。
図3は、照明光源ユニット1の構成を示す分解斜視図である。
照明光源ユニット1は、図3に示すように、超高圧水銀ランプユニット5を備えている。この超高圧水銀ランプユニット5は、発光管である超高圧水銀ランプと、この超高圧水銀ランプを保持する凹面リフレクタ14とを有して構成されている。この超高圧水銀ランプユニット5は、筐体状のランプハウジング6内に挿入され、押さえブラケット7により、このランプハウジング6に対して固定されている。
この超高圧水銀ランプユニット5においては、発光管の発光点は凹面リフレクタ14内に位置しており、この発光点から発せられた照明光は、凹面リフレクタ14の内面の凹面反射面によって反射されて、前方側に出射される。このように出射される光束の光軸は、略々水平となされている。
なお、この超高圧水銀ランプユニット5は、通常は、ランプハウジング6に収納された状態で交換部品として取り扱われており、ランプ交換等は、ランプハウジング6に収納されたままの状態で行われる。
そして、この照明光源ユニット1においては、ランプハウジング6の側方から、冷却ファンである軸流ファン12によって、超高圧水銀ランプユニット5の側面部に対して冷却風が吹き付けられる。
ランプハウジング6と軸流ファン12の間には、押さえブラケット7に取り付けられた導風部材となる風向ガイド24が設置されている。この風向ガイド24が軸流ファン12からの冷却風を導くことにより、ランプハウジング6内には、このランプハウジング6に設けられた冷却風取り込み口より、効率良く冷却風が導入される。
なお、照明光源ユニット1の近傍に軸流ファン12を配置できない場合には、この照明光源ユニット1から離れた場所に軸流ファン12を配置しても、この軸流ファン12から照明光源ユニット1に至る導風路を形成すれば、照明光源ユニット1を効率良く冷却することができる。
図4は、超高圧水銀ランプユニット5の構成を示す斜視図である。
超高圧水銀ランプユニット5は、図4に示すように、内面に赤外光領域を透過するコールドミラー反射膜が形成された回転楕円体、あるいは、回転放物面体等の凹面リフレクタ14を有し、この凹面リフレクタ14の最奥部に両端封止型の発光管が固定されて構成されている。凹型リフレクタ14の前端部は開放された光照射開口部となっており、この光照射開口部は、透明ガラス11により閉蓋されている。この超高圧水銀ランプユニット5においては、凹面リフレクタ14と透明ガラス11とは、内部を略々密閉した構造となっている。
発光管の第1電極9は、凹面リフレクタ14の最奥部に設けられた孔を介して、この凹面リフレクタ14の外部に後方側に向けて引き出されている。
図5は、超高圧水銀ランプユニット5の内部構造を一部を破断して示す斜視図である。
発光管8の第2電極10には、リード線18の一端側が接続されている。このリード線18の他端側は、凹面リフレクタ14の曲斜面、あるいは、側面に設けられた引出孔19を介して、この凹面リフレクタ14の外部に引き出されている。このようにリード線18の他端側が外方側に引き出される方向としては、凹面リフレクタ14から出射される照明光の光軸に対して、斜め上方とすることが好ましい。
そして、第1電極9及びリード線18の他端側は、導電線13,13を介して、コネクタ13aにそれぞれ接続されている。コネクタ13aは、ランプハウジング6に固定されており、照明光源ユニット1を光学系ブロックに装着したときに、図示しない発光管駆動電源に接続されるようになっている。
図6は、発光管の構成を示す側面図である。
両端封止型の発光管8は、図6に示すように、基本構造としては、石英ガラスで形成したバルブ8a内に、水銀、アルゴンガス及び微量のハロゲンガスが封入されているものである。このバルブ8aの中心部分が発光点となる。バルブ8a内には、タングステン合金からなる放電電極8b,8cが1mm乃至1.5mmの間隔を介して互いの先端部を対向させて配置されている。これら放電電極8b,8cの基端側には、モリブデン箔8d,8eが接統されており、さらに、これらモリブデン箔8d,8eに、外部引き出し電極9,10が接続されている。これら外部引き出し電極9,10は、バルブ8aの両端に向けて、それぞれバルブ8aの外方側に引き出されている。モリブデン箔8d,8eの部分は、バルブ8aをなす石英ガラスに対して密着封止している。
図7は、照明光源ユニット1の構成を示す軸流ファン12側から見た分解斜視図である。
超高圧水銀ランプユニット5を覆うランプハウジング6の側面部には、図7に示すように、凹面リフレクタ14を冷却するための軸流ファン12からの第1の冷却風15が導入される開口部6aと、リード線18の他端側を冷却するための軸流ファン12からの第2の冷却風16が導入される開口部6bとが形成されている。
なお、ランプハウジング6の側面部においては、軸流ファン12の中心部分のモータに対向する部分は閉塞されている。軸流ファン12においては、中心部分から送られる冷却風は少ないので、この中心部分に対抗する部分を閉塞することにより、この部分の周囲の開口部6a,6bを介して、凹面リフレクタ14及びリード線18の他端側に対して、第1及び第2の冷却風15,16が集中して送られることとなる。
図8は、照明光源ユニット1の周辺の構成を示す斜視図である。
図9は、照明光源ユニット1の周辺の構成を図8とは異なる方向より示す斜視図である。
また、インテグレータ光学系2を収納した筐体と押さえブラケット7との間には、図8及び図9に示すように、軸流ファン12からの第3の冷却風17が導入されるための開口部6cが設けられている。この第3の冷却風17は、凹型リフレクタ14の光照射開口部を閉蓋している透明ガラス11を冷却するためのものである。開口部6cは、インテグレータ光学系2を収納した筐体の押さえブラケット7に当接される部分の一部が切り欠かれることによって形成されている。第3の冷却風17は、開口部6cを介して、透明ガラス11と、インテグレータ光学系の光入射面となる紫外線赤外線反射フィルタ(UV/IRカットフィルタ)22との間に流入し、この透明ガラス11のみならず、紫外線赤外線反射フィルタ22をも冷却する。
なお、この実施形態においては、軸流ファン12と照射光源ユニット1との間を密閉した通風路とはしておらず、これら軸流ファン12と照射光源ユニット1の間から周辺に漏れた冷却風によって、ランプハウジング6及び押さえブラケット7の外側部をも冷却する構成となっている。
図10は、凹面リフレクタ14の周囲に導入される各冷却風の流れを示す斜視図である。
この照明光源ユニット1においては、図10に示すように、第1及び第2の冷却風15,16は、凹面リフレクタ14の周囲部分に導入される。第2の冷却風16は、リード線18の他端側が照明光の光軸に対して斜め上方に向けて引き出されていることにより、このリード線18の他端側に取付けられたカシメ部材21を集中的に冷却した後、そのまま凹面リフレクタ14の上側部分、すなわち、高温部を冷却する。したがって、この照明光源ユニット1においては、バランスの良い良好な冷却が行われる。
この照明光学ユニット1において、発光管の各部分における温度は、例えば、110Wの印加電力で使用るす発光管において、以下の値(温度)に制約されている。
(1)発光管8の上部の温度は、980°C以上、1050°C以下である。
(2)発光管8の下部の温度は、840°C以上である。
(3)封止部の温度は、355°C以下である。
これら所定の温度範囲のうち、(1)の発光管8の上部の温度は、発光管8のバルブ8aを形成する石英ガラスの結晶化を防ぐための温度範囲である。この範囲範囲以上の高い温度領域で使用すると、石英ガラスの急激な結晶化が進行し、白濁が生ずる。自濁した石英ガラスは、発光光を外部に放射しにくくなり、さらに温度が上昇することとなり、信頼性が著しく損なわれる。
(2)の発光管8の下部の温度は、発光管8内の圧力を維持し、所望の出力の光束を得るための温度設定であるが、(1)の発光管8の上部の温度が所定の温度範囲内に制御されれば、略々従属的に決まってくるので、特に配慮する必要はない。
(3)の封止部の温度は、発光管8における温度としては最も低い場所、すなわち、最冷点となる。発光管8の封止部は、第1電極9側と第2電極10側との2箇所にある。第1電極9側は、凹面リフレクタ14の後方側に引き出されているので、冷却が容易であり、むしろ過冷却に注意するべきである。第2電極10側は、凹面リフレクタ14内に位置し、また、出射光束内に位置することとなるので、熱が逃げにくい構造であることから、規定温度以上にならないように注意するべきである。
この照明光源ユニット1においては、第2電極10側の封止部は、発光管8から引き出された第2電極10の先端部を介して、リード線18の一端側に接続され、このリード線18の他端側が凹面リフレクタ14の外方側に引き出されていることにより、熱的に凹面リフレクタ14の外方側につながっている。なお、第2電極10とリード線18との接続は、カシメ(圧着)等によってなされている。
そして、この照明光源ユニット1においては、凹面リフレクタ14の外方側に引き出されたリード線18の他端側に取付けられたカシメ部材21が第2の冷却風によって効果的に冷却されることにより、第2電極側の封止部を所定の温度以下に維持することができる。
すなわち、周辺温度が35°Cである場合において、第2の冷却風の風速を2.5m/secに設定すると、以下のように、発光管の各部分を所定の温度範囲内に維持することができた。
(1)発光管8の上部の温度:1030°C
(2)発光管8の下部の温度:880°C
(3)第1封止部(第1電極9側の封止部)の温度:354°C
(4)第2封止部(第2電極10側の封止部)の温度:348°C
〔第2の実施の形態〕
本発明に係る光源装置において、発光管8の第2電極10は、図5に示したように、カシメ等により固定されたリード線18を介して、凹面リフレクタ14の外方側に引き出されている。このリード線18は、凹面リフレクタ14の曲斜面、あるいは、側面に設けられた引出孔19を介して、外方側に引き出されている。そして、凹面リフレクタ14の外方側に引き出されたリード線18の他端側には、ハトメ20によりカシメ部材21が固定されており、このカシメ部材21により、電力印加用の導電線13が圧接されている。
発光管8の第2封止部(第2電極10側の封止部)の熱は、この発光管8が略々密閉された凹面リフレクタ14内に保持されているため、輻射と、凹面リフレクタ14内における対流と、リード線18における伝導とによって、凹面リフレクタ14の外部に発散される。
これらのうち、外部から温度の制御をし易いのは、リード線18における伝導によって外部に逃れる熱である。
そこで、この実施形態においては、カシメ部材21の大きさを変えることにより、冷却効果の変化を確認した。
カシメ部材21の大きさを、以下のようにして、第2の冷却風の風速を約2.5m/se
cとし、発光管8の封止部の温度を測定した。
(1)厚さ0.5mmの板材を、外径4mm、長さ8mmの円筒状に巻いたもの。
(2)厚さ0.6mmの板材を、外径5mm、長さ12mmの円筒状に巻いたもの。
(3)厚さ0.6mmの板材を、外径6mm、長さ15mmの円筒状に巻いたもの。
これらのうち、(1)における発光管8の封止部の温度をT°Cとすると、(2)においては、発光管8の封止部の温度は、T−4°Cとなり、(3)においては、発光管8の封止部の温度は、T−5°Cとなった。
これらの結果を見ると、カシメ部材21において第2の冷却風16が当たる表面積、あるいは、カシメ部材21の熱容量が、(1)、(2)、(3)では、約3:6:9となっているのであるが、(3)における冷却効果はそれほど上がっていない。これは、リード線18を伝導する熱量に限界があるためであると思われる。この結果以上に発光管8の封止部の温度を下げるためには、リード線18の材質や太さを変えて、リード線18の熱伝導性を向上させる必要があるものと思われる。
なお、カシメ部材21の大きさは、あまり大きすぎると、第2の冷却風16の流れを妨げることとなって好ましくない。第2の冷却風16の流れが妨げられると、この第2の冷却風16がカシメ部材21を冷却した後に、凹面リフレクタ14の上側部分を冷却する効果が減じられることになる。
しかし、第2の冷却風16の流れを妨げない範囲において、カシメ部材21は、大きくしたほうが、放熱効率は向上する。
図11は、カシメ部材21を大きくするための構成を示す斜視図である。
カシメ部材21を大きくすることは、図11に示すように、このカシメ部材21に対して板金21a等を円筒状に巻付けることによっても実現することができる。この場合において、図11中の(a)に示すように、板金21aのなす円筒体の一端側を、または、図11中の(b)に示すように、他端側を、あるいは、図11中の(c)に示すように、両端を、外方側に向けて拡径させることにより、この板金21aに第2の冷却風16が有効に当たるようにすることができる。
図12は、カシメ部材21の形状の他の例を示す斜視図である。
また、カシメ部材21は、第2の冷却風16が有効に当たり易い形状とすることができる。例えば、カシメ部材21は、図12に示すように、円筒状よりも、平板状としたほうが、第2の冷却風16が有効に当たるようになる。また、この場合において、このカシメ部材21に連続された放熱板部21bを設けるようにしてもよい。
〔紫外線赤外線反射フィルタについて〕
図13は、紫外線赤外線反射フィルタの特性を示すグラフである。
この画像表示装置において、凹面リフレクタ14から出射され、透明ガラス11を透過した照明光は、図8に示すように、紫外線赤外線反射フィルタ(UV/IRカットフィルタ)22を透過して、インテグレータ光学系2に入射される。
このUV/IRカットフィルタ22は、ガラス基材(板ガラス)の一方の面に紫外線(UV)反射膜を、他方の面に赤外線(IR)反射膜を形成したフィルタである。このUV/IRカットフィルタ22は、図13に示すように、紫外線(UV)反射膜によって紫外線を反射し、赤外線(IR)反射膜によって赤外線を反射することより、約680nm以上の波長帯域の光(赤外線)及び約430nm以下の波長帯域の光(紫外線)を遮断する特性を有している。
そして、この画像表示装置においては、UV/IRカットフィルタ22は、赤外線反射膜が形成された面を、発光管の側に向けて配置されている。
この画像表示装置において、発光管8から出射された照明光のうち、波長約680nm以上の赤外線は、赤外線反射膜によって反射されて、発光管側に戻される。
そして、発光管8から出射された照明光のうち、波長約430nm以下の紫外線は、赤外線反射膜を透過し、ガラス基材も透過して、紫外線反射膜によって反射される。このように紫外線反射膜によって反射された光は、再びガラス基材を透過し、赤外線反射膜を透過して、発光管8側に戻される。
このとき、発光管8側に戻る紫外線は、UV/IRカットフィルタ22のガラス基材を2回透過していることにより、このガラス基材により吸収され、光量が減少する。したがって、このように発光管8側に戻る紫外線が発光管8の封止部等の温度を上昇させる影響は少ないものとなる。
一方、ガラス基材が赤外線を吸収する率は少ないので、UV/IRカットフィルタ22を紫外線反射膜が形成された面を発光管8の側に向けて配置した場合には、赤外線及び紫外線のいずれも、その大部分が発光管8側に戻ることとなり、この発光管の封止部等の温度を上昇させることとなる。
実測した結果としては、UV/IRカットフィルタ22を紫外線反射膜が形成された面を発光管8の側に向けて配置した場合には、赤外線反射膜が形成された面を発光管8の側に向けて配置した場合に対して、発光管8の第2封止部の温度は、約10°C上昇することが確認された。
なお、UV/IRカットフィルタ22のガラス基材は、紫外線を吸収することにより温度が上昇するが、この画像表示装置においては、UV/IRカットフィルタ22は、第3の冷却風17によって冷却されるので、過度に高温となることはない。
〔第3の実施の形態〕
ところで、上述の第1及び第2の実施の形態において、照明光源ユニット各構成部において所定の温度範囲に制御するようにしているが、発光管の温度を発光性能が維持できるように保ち、電極封止部のみをより冷却するように制御すると、照明光源ユニットの発光性能を低下させずに、より照明光源ユニットの長寿命化を図れることが判明した。
すなわち、軸流ファンにて凹面リフレクタ全体を冷却しつつ、更にシロッコファンにてハトメの孔に気流を送入するよう構成して、ハトメの孔を通して冷却風が凹面リフレクタの内部に送入されるとリード線を冷却すると共に、電極封止部が冷却されることとなる。また、この際軸流ファンは、凹面リフレクタの外部に突出された側の電極封止部の冷却をより強力に行えるようなるため、発光管の温度を発光性能が維持でき、両側の電極封止部をより冷却するようにできる。
以下、図面を13〜17を用いて詳細に説明する。図15は、本発明の第3の実施形態に係る照明光源ユニットの周辺の構成を示す概略図である。同図に示すように、全体用の軸流ファン12とハトメ部の孔19を冷やすシロッコファン31とを設ける。軸流ファン12では、凹面リフレクタ14全体を一様に冷却し、シロッコファン31では、高い静圧を確保して局所を冷却するようにする。
シロッコファン31にはダクト32が設けられ、ダクト32と軸流ファンのダクト35は、共通の壁33を設けて両者のファンから発生したそれぞれの風を極力接近させるようにしている。共通の壁33を設けることで、軸流ファン12の中心軸を凹面リフレクタ14の中心軸からほとんどずらすことなく、設置することができ、それにより、軸流ファン12の冷却効率を確保することができる。
シロッコファン31の風を集中して、ハトメ部の孔19に吹き付けるためのダクト32の内角には、コーナーR34を設け、渦流を起こさせることで、軸流ファン12との風との干渉を極力避けるようにしている。そのようにすることで、狭い場所においても、干渉を起こさずにファンを設置することができる。
凹面リフレクタ14の大きさは、その開口側の寸法が50mm×50mmであり、そのときのハトメ部の孔19の孔径は、1.9〜2.0mmが望ましい。
ハトメ部の孔19の孔径が1.7mm以下では吹き込みが悪くなり冷却効果も低下する。また、2.0mmより大きくなると、吹き込み風が多くなり気流のコントロールが難しく、ランプ温度が不安定になりやすいからである。従って、凹面リフレクタ14の大きさをその開口側の寸法で50mm×50mmとしたとき、ハトメ部の孔19の孔径は1.7〜2.3程度で状況に応じて選択することが望ましい。
図16は、シロッコファン31と軸流ファン12の配置を示す斜視図である。ランプ上カバー37とファンホルダ36とに囲まれた空間に照明光源ユニット1が収納されている。ファンホルダ36に軸流ファン12が取り付けられている。シロッコファン31は、ンプ上カバー37とファンホルダ36とで形成されたダクト32に近接して取り付けられている。
図17を用いて、ハトメ部の孔19近傍における気流の流れを説明する。シロッコファン31よりダクト32を介して送出された勢力の強い吹き込み風40が、ハトメ部の孔19に吹きつけられる。この勢力の強い吹き込み風40は凹面リフレクタ14内部を後述する経路に沿って流れた後、押し出される気流42となり凹面リフレクタ14の外部に向かって排出される。この後、凹面リフレクタ14に吹き込まれなかった風41に吸い寄せられ、軸流ファンからの風43と共にダクト23向かって排出される。
図18用いて、ハトメ部の孔19近傍における気流の流れを更に詳細に説明する。同図(a)は、凹面リフレクタ14を説明のためA−A断面で切断することを示したものである。同図(b)にその断面図を示す。勢力の強い吹き込み風40は、ハトメ部の孔19より凹面リフレクタ14の内部に送入され、電極10を経由する実線に示す経路を経て、再びハトメ部の孔19より押し出される気流42として排出される。その後、凹面リフレクタ14に吹き込まれなかった風41に吸い寄せられ、軸流ファンからの風43と共にダクト23向かって排出される。
同図(c)は、更にハトメ部の孔19部分である(b)B部を拡大したものである。シロッコファン31よりダクト32を介して送出された風邪は、勢力の強い吹き込み風40と凹面リフレクタ14に吹き込まれなかった風41とに分岐する。勢力の強い吹き込み風40は上述のように凹面リフレクタ14内部を流れた後、押し出される気流42として排出される。その後、凹面リフレクタ14に吹き込まれなかった風41に吸い寄せられ、軸流ファンからの風43と共にダクト23向かって排出される。
図19用いて、凹面リフレクタ14内部における気流の流れを更に詳細に説明する。上述の説明における勢力の強い吹き込み風40が電極10を経由して、押し出される気流42として排出される経路を示している。
なお、第3の実施の形態において、シロッコファン31と軸流ファン12の双方を動作させた長寿命モードと、軸流ファンのみを動作させる静音モードとを切り替える構成としてもよい。すなわち、ランプ長寿命モードと静音モードとを設けて、ランプ長寿命モードでは、ハトメ部専用冷却ファンを駆動してランプハトメ部を局所的に冷却することで封止部温度を降下させて寿命をさらに延ばし、静音モードではハトメ部専用冷却ファンを停止して、騒音を小さくすることが可能である。
また、ランプ位置とセット内のハトメ部専用冷却ファンの相対位置を移動させ、ハトメ孔への冷却エアーの流入量を調整できる構成として、例えば、プロジェクタにおいて、ハトメ部への空気の流れを最適にするような調整が可能な構成とすることにより、照明光源ユニットの冷却性能のバラツキをより小さくすることができる。具体的には、軸流ファンの吹き出し部のノズルの壁を移動可能な構成としたり、ランプを光軸を中心に回転できるように構成すれば、ハトメ孔とハトメ部の冷却風との位置関係を調整することができるため、照明光源ユニットの冷却性能のバラツキをより小さくすることができる。
上述のように、軸流ファンにて凹面リフレクタ全体を冷却しつつ、更にシロッコファンにてハトメの孔に気流を送入するよう構成することにより、ハトメの孔を通して冷却風が凹面リフレクタの内部に送入されるとリード線を冷却すると共に、電極封止部が冷却されることとなり、電極封止部が更に冷却される。
従って、発光管部分を最適な温度に保ちつつ電極封止部のみを第2の実施の形態と比較して、平均10度〜20度下げることができ照明光源ユニットの寿命が更に長くなるという効果を奏する。
本発明の実施形態に係る光源装置を用いて構成された画像表示装置の光学系ブロックの構成を示す斜視図である。 前記光学系ブロックを用いて構成された画像表示装置の概略構成を示す斜視図である。 前記光源装置の照明光源ユニットの構成を示す分解斜視図である。 前記光源装置の超高圧水銀ランプユニットの構成を示す斜視図である。 前記光源装置の超高圧水銀ランプユニットの内部構造を一部を破断して示す斜視図である。 前記光源装置に使用される発光管の構成を示す側面図である。 前記光源装置の照明光源ユニットの構成を示す軸流ファン側から見た分解斜視図である。 前記光源装置の照明光源ユニットの周辺の構成を示す斜視図である。 前記光源装置の照明光源ユニットの周辺の構成を図8とは異なる方向より示す斜視図である。 前記光源装置において凹面リフレクタの周囲に導入される各冷却風の流れを示す斜視図である。 前記光源装置におけるカシメ部材を大きくするための構成を示す斜視図である。 前記光源装置におけるカシメ部材の形状の他の例を示す斜視図である。 前記画像表示装置に使用される紫外線赤外線反射フィルタの特性を示すグラフである。 従来の光源装置の構成を示す平面部(a)及び側面図(b)である。 本発明の第3の実施形態に係る照明光源ユニットの周辺の構成を示す概略図である。 本発明の第3の実施形態に係る複数の冷却ファンの配置を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係るハトメ周辺の気流の流れを示す斜視図である。 図17における気流の流れを詳細に説明するための図である。 本発明の第3の実施形態に係るハトメ周辺から照明光源ユニット内部の気流の流れを示す斜視図である。
符号の説明
1 照明光源ユニット
2 インテグレータ光学系
3 光変調部
4 投射光学系
5 超高圧水銀ランプユニット
6 ランプハウジング
7 押さえブラケット
8 発光管
9 第1電極
10 第2電極
11 透明ガラス
12 軸流ファン
13 コネクタ
14 凹面リフレクタ
15 第1の冷却風
16 第2の冷却風
17 第3の冷却風
18 リード線
19 引出孔
20 ハトメ
21 カシメ部材
22 UV/IRカットフィルタ
23,32,35 ダクト
24 風向ガイド
31 シロッコファン
33 共通の壁
34 コーナーR
36 ファンフォルダ
37 ランプ上カバー

Claims (3)

  1. 両端に第1電極及び第2電極を有する両端封止型の発光管と、
    前記発光管の第1電極を第1の孔に貫通させて該発光管を支持するとともに、前記発光管の第2電極側が光照射開口部となされた凹面リフレクタと、
    前記凹面リフレクタの光照射開口部を閉蓋する透明ガラスと、
    一端側を前記発光管の第2電極に接続され、他端側を、前記凹面リフレクタの曲斜面、
    あるいは、側面に形成された第2の孔を介して外部に突出させているリード線と、
    前記凹面リフレクタの側面部に対して冷却風を送る第1の冷却ファンと、
    前記凹面リフレクタより外部に突出された前記リード線の他端側と前記第2の孔部とに冷却風を送る第2の冷却ファンと、
    を備えることを特徴とする光源装置。
  2. 請求項1において、前記第1の冷却ファンと前記第2の冷却ファンとを共に動作させる第1の動作状態と、前記第1の冷却ファンのみを動作させる第2の動作状態と、を切り換える切り換え手段をさらに備えることを特徴とする光源装置。
  3. 請求項1、または、請求項2記載の光源装置と、
    前記光源装置によって照明され、この照明光を変調する空間光変調素子と、
    前記空間光変調素子によって変調された照明光を結像させる結像光学系と
    を備えることを特徴とする画像表示装置。

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