JPH10106307A - 光源装置、プロジェクタおよび光照射装置 - Google Patents

光源装置、プロジェクタおよび光照射装置

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JPH10106307A
JPH10106307A JP25787496A JP25787496A JPH10106307A JP H10106307 A JPH10106307 A JP H10106307A JP 25787496 A JP25787496 A JP 25787496A JP 25787496 A JP25787496 A JP 25787496A JP H10106307 A JPH10106307 A JP H10106307A
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JP
Japan
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lamp housing
opening
light source
source device
lamp
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JP25787496A
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Ichirou Tanaka
以知郎 田中
Yasuhiro Iwato
泰博 岩藤
Hiromichi Kawashima
弘道 川島
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ランプハウジングの取付姿勢が変化しても、
メタルハライドランプの高熱部分を有効に冷却し、照度
特性の向上及び寿命の延長を図る。 【解決手段】 取付姿勢が天地方向で選択されるランプ
ハウジング2内に、メタルハライドランプ4を設け、冷
却ファン6からランプハウジング2内に向かう風を常に
上方に導く導風方向変更部23を設ける。したがって、
ランプハウジング2の取付姿勢が天地方向で逆になった
場合でも、導風方向変更部23により冷却ファン6から
の風をランプハウジング2の上部に向けて導くことがで
きる。したがって、メタルハライドランプ4の温度が最
も高くなる上部を効果的に冷却し、メタルハライドラン
プ4の温度が最も低くなる下部の過剰冷却を防止するこ
とで、照度特性の向上及び寿命の延長を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光源装置、プロジ
ェクタおよび光照射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近来、点光源、高輝度、高効率、高演色
性等の特性を活かしたショートアークタイプの放電灯、
特にメタルハライドランプが液晶プロジェクタの光源と
して普及している。ランプが上述したような高い性能を
有する場合、ランプは非常に高負荷で点灯されるため高
温となり寿命特性の面で信頼性が低下する。したがっ
て、冷却ファンにより冷却することが行われている。
【0003】以下、その従来例を図9及び図10に基づ
いて説明する。図9は側面図、図10は正面図である。
【0004】図中、101はランプハウジングである。
このランプハウジング101の内部には半球状の反射鏡
102とこの反射鏡102の中心部に保持されたメタル
ハライドランプ103とが設けられている。ランプハウ
ジング101の側面には冷却ファン104に対向する開
口部105が形成されている。
【0005】前述したように、メタルハライドランプ1
03が高熱を発するため、冷却ファン104からの風を
開口部105からランプハウジング101内に送り込ん
でメタルハライドランプ103を冷却している。この場
合、図9、図10(a)に示すように、ランプハウジン
グ101及び冷却ファン104は、一般には床面106
に設置されるため、この状態で開口部105がランプハ
ウジング101の上面寄りに位置するように形成されて
いる。これは、ランプハウジング101の温度が対流に
より上部で高くなるためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図10(b)
に示すように、ランプハウジング101及び冷却ファン
104を天井107等に取り付けて使用する場合があ
る。この場合、ランプハウジング101及び冷却ファン
104は取付面108が逆になるため取付姿勢が天地方
向で逆になり、開口部105が下方に位置することにな
る。この状態では、ランプハウジング101の内部の温
度が対流により上部で高く下部で低くなる状態であるに
も拘らず、高温となるメタルハライドランプ103の上
部を有効に冷却することができず、温度が上昇しにくい
下部の方が冷却されてしまう。メタルハライドランプ1
03は温度が高過ぎも低過ぎても照度に影響を及ぼし、
また、寿命も劣化する問題がある。
【0007】そこで、本発明は、ランプハウジングの取
付姿勢の如何に拘らず、ランプハウジング内の上部にお
ける高温部を有効に冷却することにより、照度特性の向
上及び寿命の延長を図り得る光源装置、プロジェクタ、
光照射装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の光源装
置は、一面に開口された投光面を有し内部でランプを支
持するとともに、取付姿勢が天地方向で選択されるラン
プハウジングと;前記ランプハウジングの側面に対向配
置された冷却ファンと;前記ランプハウジングの取付姿
勢の選択に拘らず前記冷却ファンから前記ランプハウジ
ング内に向かう風を常に上方に導く導風方向変更部と;
を備えている。したがって、ランプハウジングの取付姿
勢が天地方向で逆になった場合でも、導風方向変更部に
より冷却ファンからの風がランプハウジングの上部に向
けて導かれる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1の記載の光源
装置であって、導風方向変更部は、ランプハウジングの
側面の上部と下部とに形成された開口部と、この開口部
の開口領域を選択するシャッタとにより形成されてい
る。したがって、ランプハウジングの取付姿勢が天地方
向で逆になった場合でも、シャッタによりランプハウジ
ングの側面の上方でのみ開口部が開放状態に維持され
る。これにより、冷却ファンからの風がランプハウジン
グの上部に向けて導かれる。
【0010】ランプハウジングの上部と下部とに形成さ
れる開口部は、複数に分割して形成し、或いは、ランプ
ハウジングの側面における上部の領域と下部の領域とが
連続する一つの開口部であってもよい。開口部を複数に
分割して形成した場合には、開口部のそれぞれを独立的
に開閉するシャッタを用いてもよい。
【0011】請求項3の発明は、請求項2記載の光装置
であって、ランプハウジングの側面には上下方向に長い
開口部が形成され、シャッタは前記開口部の長手方向に
沿ってスライド自在に支持されている。したがって、シ
ャッタを変位すると開口部の上下方向の任意の領域が開
閉される。
【0012】請求項4の発明は、請求項1記載の光源装
置であって、導風方向変更部は、ランプハウジングの側
面に円周方向に沿って開口された開口部と、この開口部
の一部の領域にのみ対向する窓を外周の一部に有する回
転自在の円板シャッタとにより形成されている。したが
って、円板シャッタは、窓以外の部分でランプハウジン
グの側面の開口部を遮断し、窓の部分でランプハウジン
グの開口部の一部を開放する。これにより、ランプハウ
ジングの取付姿勢が天地方向で逆になった場合でも、円
板シャッタによりランプハウジングの側面の上方でのみ
開口部が開放状態に維持される。これにより、冷却ファ
ンからの風がランプハウジングの上部に向けて導かれ
る。
【0013】ランプハウジングの側面に形成される円周
方向に沿う開口部とは、複数に分割してもよく、或いは
円形に連続する一つの開口部であってもよい。ランプハ
ウジングの側面に円形の開口部を形成した場合には、こ
の円形の開口部に対向する円形シャッタを、ランプハウ
ジングの内面に沿設した支持部材によって支持すること
ができる。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項4記載の光
源装置であって、円板シャッタは、窓に対して180°
の間隔を隔てて配置された錘を備えている。したがっ
て、回転自在の円板シャッタは錘が常に鉛直方向の下方
位置で安定するため、ランプハウジングの取付姿勢が変
わったとしても、円板シャッタはランプハウジングに対
して相対的に回転するため窓が常に上方位置に安定す
る。
【0015】請求項6の発明は、請求項1記載の光源装
置であって、導風方向変更部は、ランプハウジングの側
面に形成された開口部と、この開口部に上下回動自在に
支持された導風板とにより形成されている。したがっ
て、ランプハウジングの取付姿勢が天地方向で逆になっ
た場合でも、導風板を上下方向に変位させることによ
り、冷却ファンからの風がランプハウジングの上部に向
けて導かれる。
【0016】請求項7の発明のプロジェクタは、請求項
1ないし6の何れか一記載の光源装置を備えている。し
たがって、ランプハウジングの取付姿勢が天地方向で逆
になった場合でも、導風方向変更部により冷却ファンか
らの風がランプハウジングの上部に向けて導かれる。
【0017】請求項8の発明の光照射装置は、請求項1
ないし6の何れか一記載の光源装置を備えている。した
がって、ランプハウジングの取付姿勢が天地方向で逆に
なった場合でも、導風方向変更部により冷却ファンから
の風がランプハウジングの上部に向けて導かれる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
ないし図5に基づいて説明する。図1は光源装置の取付
姿勢を示す縦断正面図、図2は光源装置の側面図、図3
はランプ及び反射鏡を示す縦断側面図、図4は点灯時間
と平均照度維持率との関係を実験により示すグラフ、図
5は点灯時間とランプ電圧上昇との関係を実験により示
すグラフである。
【0019】図1及び図2に示すように、光源装置1
は、箱型のランプハウジング2と、半球状の反射鏡3
と、この反射鏡3の中心に支持されたメタルハライドラ
ンプ4と、ランプハウジング2の側面5に対向する冷却
ファン6とにより構成されている。半球状の反射鏡3は
ランプハウジング2の端面に開口された投光面2aに向
けて拡開状態で開口されている。ランプハウジング2の
側面5と直交する一面には床面7又は天井面8に取り付
けられる取付面9が形成されている。同様に、冷却ファ
ン6の一面にも床面7又は天井面8に取り付けられる取
付面10が形成されている。
【0020】ここで、図3を参照してメタルハライドラ
ンプ4について説明する。11は石英ガラス製のバルブ
である。このバルブ11は、外径が14mmで、両端に
筒状の封止部12,13が形成されている。これらの封
止部12,13には厚さが約30μm、幅が3mmの金
属箔14,15が密封されている。一方の金属箔14の
一端には口金16に支持されたリード端子17が接続さ
れ他端には陽極18が接続されている。他方の金属箔1
5の一端にはリード線19を接続するためのリード端子
20が接続され、他端には陰極21が接続されている。
22は始動補助銅線で、この始動補助銅線22は、一端
が封止部12の基部に巻回され、中央部がバルブ11の
球面に沿わされるとともに封止部13に巻回され、他端
がリード端子20に巻回状態で接続されている。このよ
うなメタルハライドランプ4は、この例では定格電力が
250W、リード端子17,20に印加するランプ電圧
が65V、ランプ電流が3.8Aで点灯される。
【0021】次に、図1を参照し、ランプハウジング2
の取付姿勢の選択に拘らず冷却ファン6からランプハウ
ジング2内に向かう風を常に上方に導く導風方向変更部
23の構成について説明する。本実施の形態における導
風方向変更部23は、ランプハウジング2の側面5の上
部から下部にかけて形成された縦長の開口部24と、こ
の開口部24の開口領域を選択するように上下方向にス
ライド自在に支持されたシャッタ25とにより形成さ
れ、このシャッタ25の外面には指をかける摘み26が
形成されている。
【0022】このような構成において、図1(a)に示
すように、ランプハウジング2の取付面9と冷却ファン
6の取付面10とを床面7に取り付けた場合には、シャ
ッタ25を取付面9の方向にスライドして開口部24の
上部の領域を開放する。これにより、冷却ファン6から
ランプハウジング2の内部上方に向けて風が流れる。ま
た、図1(b)に示すように、ランプハウジング2の取
付面9と冷却ファン6の取付面10とを天井面8に取り
付けた場合には、シャッタ25を取付面9とは反対の方
向にスライドして開口部24の上部の領域を開放する。
これにより、冷却ファン6からランプハウジング2の内
部上方に向けて風が流れる。
【0023】このように、ランプハウジング2の取付姿
勢が天地方向に異なる場合でも、ランプハウジング2の
側面5の上部を開放して冷却風を流すことができるた
め、メタルハライドランプ4の上部となる高熱部を有効
に冷却することができ、逆にメタルハライドランプ4の
下部となる低温部を冷却し過ぎることがない。
【0024】因に、メタルハライドランプ4の最高部温
度の測定結果は900℃、最低部温度の測定結果は78
0℃であり、温度の開きが少ないことが確認された。こ
れに対し、従来例では、ランプハウジング2を天井に取
り付けた場合には、冷却風がランプハウジング2の下方
から入り込むため、温度の低いランプの下部が冷却さ
れ、逆に温度が高いランプの上部の冷却効率が悪いため
に、最高部温度の測定結果は1010℃、最低部温度の
測定結果は680℃であり、温度の開きが多いことが確
認された。
【0025】また、実験の結果、点灯時間と平均照度維
持率との関係を図4に、点灯時間とランプ電圧上昇との
関係を図5に示すが、平均照度維持率の減少は、本実施
の形態の構成による結果(A)が従来の構成による結果
(B)よりも少ないことが確認され、ランプ電圧上昇
は、本実施の形態の構成による結果(A)が従来の構成
による結果(B)よりも少ないことが確認された。これ
らの結果は何れも本実施の構成の方が従来の構成よりも
メタルハライドランプ4の寿命が延長されることを示し
ている。
【0026】さらに、本実施の形態では、ランプハウジ
ング2の側面5に上下方向に長い一つの開口部24を形
成し、この開口部24の上下方向の領域を一つのシャッ
タ25により選択的に開閉することができるため、構造
を簡略化することができる。
【0027】次に、本発明の第二の実施の形態を図6及
び図7に基づいて説明する。本実施の形態及びこれに続
く他の実施の形態において、前実施の形態において説明
した部分と同一構造の部分は同一符号を用い説明も省略
する。図6は光源装置を示す側面図、図7(a)はシャ
ッタの平面図、図7(b)はシャッタの断面図である。
【0028】図中、27は導風方向変更部である。本実
施の形態における導風方向変更部27は、ランプハウジ
ング2の側面に円周方向に沿って扇状に開口された二つ
の開口部28,29と、これらの開口部28,29の一
部の領域にのみ対向する窓30を外周の一部に有する回
転自在の円板シャッタ31とにより形成されている。さ
らに、円板シャッタ31は、窓30に対して180°の
間隔を隔てて配置された錘32を備えている。このよう
な円板シャッタ31は支軸33によりランプハウジング
2の側面5に回転自在に支持されている。なお、弧状の
開口部28,29の半径の中心は支軸33に一致する。
【0029】このような構成において、図6に示す状態
はランプハウジング2の取付面9が下向きの状態(床面
支持状態)である。この状態では、円板シャッタ31
は、窓30以外の部分でランプハウジング2の側面5の
開口部28,29を遮断し、窓30の部分でランプハウ
ジング2の開口部28の中央部を開放する。ランプハウ
ジング2を天井面8(図1(b)参照)に取り付けた場
合には、図6に示すように、ランプハウジング2の取付
面9は下向きではなく上向きとなり、開口部28が下側
に開口部29が上側になる。このとき、円板シャッタ3
1は錘32が真下になるようにランプハウジング2に対
して相対的に180°回転するため、今度は上側に位置
する開口部29の中央部のみを窓30により開放する。
【0030】このように、ランプハウジング2の取付姿
勢が天地方向で逆になった場合でも、円板シャッタ31
によりランプハウジング2の側面5の上方でのみ開口部
28又は29を開放状態に維持することができる。これ
により、冷却ファン6からの風をランプハウジング2の
上部に向けて導くことができる。
【0031】さらに、円板シャッタ31は、窓30に対
して180°の間隔を隔てて配置された錘32を備え、
錘32が常に鉛直方向の下方位置に位置する姿勢を維持
するため、ランプハウジング2の取付姿勢が変わったと
しても、円板シャッタ31を自動的に回動させることが
でき、且つ、最適な位置で静止させることができる。さ
らに、円板シャッタ31は窓30が最上位(時計の位置
にして12時)に位置するように安定するため、ランプ
ハウジング2を取付姿勢が天地方向に逆になる程ではな
く単に水平方向に傾けて支持した場合でも、冷却ファン
6からの風をランプハウジング2の上部に導き易くする
ことができる。
【0032】次に、本発明の第三の実施の形態を図8に
基づいて説明する。図8は光源装置1の取付姿勢を示す
縦断側面図である。
【0033】本実施の形態における導風方向変更部34
は、ランプハウジング2の側面5に形成された縦長の開
口部24と、この開口部24の両側縁に内方端が上下回
動自在に支持された複数の導風板35とにより形成され
ている。
【0034】このような構成において、図8(a)に示
すように、ランプハウジング2を床面7に取り付けた場
合でも、図8(b)に示すように、ランプハウジング2
を天井面8に取り付けた場合でも、導風板35を外方の
自由端部に向かうに従い次第に下方に傾斜するように傾
けることにより、冷却ファン6からの風をランプハウジ
ング2の上部に向けて導くことができる。
【0035】なお、これまで説明した光源装置1は、プ
ロジェクタや光照射装置の電源装置として利用される。
因に、プロジェクタに用いた例では、本発明の構成の光
源装置1を天井面に取り付けてスクリーン上での平均照
度を測定した結果を基準(100%)とすると、従来構
造の光源装置を天井面に取り付けた場合は、91%の平
均照度しか得られなかった。このことからも、本発明に
よる構成の優位性が確認された。
【0036】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、冷却ファンか
らランプハウジング内に向かう風を常に上方に導く導風
方向変更部を備えているので、ランプハウジングの取付
姿勢が天地方向で逆になった場合でも、導風方向変更部
により冷却ファンからの風をランプハウジングの上部に
向けて導くことができる。したがって、メタルハライド
ランプの温度が最も高くなる上部を効果的に冷却し、メ
タルハライドランプの温度が最も低くなる下部の過剰冷
却を防止することができ、これにより、照度特性の向上
及び寿命の延長を図ることができる。
【0037】請求項2の発明によれば、ランプハウジン
グの側面の上部と下部とに形成された開口部と、この開
口部の開口領域を選択するシャッタとにより導風方向変
更部を形成したので、ランプハウジングの取付姿勢が天
地方向で逆になった場合でも、シャッタによりランプハ
ウジングの側面の上方でのみ開口部を開放状態に維持す
ることができる。これにより、冷却ファンからの風をラ
ンプハウジングの上部に向けて導くことができる。
【0038】請求項3の発明によれば、ランプハウジン
グの側面には上下方向に長い開口部が形成され、シャッ
タは前記開口部の長手方向に沿ってスライド自在に支持
されているので、上下方向に長い開口部の上下方向の領
域を一つのシャッタにより選択的に開閉することができ
るため、構造を簡略化することができる。
【0039】請求項4の発明によれば、ランプハウジン
グの側面に円周方向に沿って開口された開口部と、この
開口部の一部の領域にのみ対向する窓を外周の一部に有
する回転自在の円板シャッタとにより導風方向変更部を
形成したので、円板シャッタの窓以外の部分でランプハ
ウジングの側面の開口部を遮断し、窓の部分でランプハ
ウジングの開口部の一部を開放することができる。これ
により、ランプハウジングの取付姿勢が天地方向で逆に
なった場合でも、円板シャッタによりランプハウジング
の側面の上方でのみ開口部を開放状態に維持することが
できる。これにより、冷却ファンからの風をランプハウ
ジングの上部に向けて導くことができる。
【0040】請求項5の発明によれば、円板シャッタ
は、窓に対して180°の間隔を隔てて配置された錘を
備えているので、錘が常に鉛直方向の下方位置で安定す
る。したがって、ランプハウジングの取付姿勢が変わっ
たとしても、円板シャッタをランプハウジングに対して
相対的に且つ自動的に回転させて最適な位置で静止させ
ることができる。
【0041】請求項6の発明によれば、ランプハウジン
グの側面に形成された開口部と、この開口部に上下回動
自在に支持された導風板とにより形成されているので、
ランプハウジングの取付姿勢が天地方向で逆になった場
合でも、導風板を上下方向に変位させることにより、冷
却ファンからの風をランプハウジングの上部に向けて導
くことができる。
【0042】請求項7の発明によれば、プロジェクタは
請求項1ないし6の何れか一記載の光源装置を備えてい
るので、ランプハウジングの取付姿勢が天地方向で逆に
なった場合でも、導風方向変更部により冷却ファンから
の風をランプハウジングの上部に向けて導くことがで
き、したがって、照度特性の向上及び寿命の延長を図る
ことができる。
【0043】請求項8の発明によれば、光照射装置は請
求項1ないし6の何れか一記載の光源装置を備えている
ので、ランプハウジングの取付姿勢が天地方向で逆にな
った場合でも、導風方向変更部により冷却ファンからの
風をランプハウジングの上部に向けて導くことができ、
したがって、照度特性の向上及び寿命の延長を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態における光源装置の
取付姿勢を示す縦断正面図
【図2】光源装置の側面図
【図3】メタルハライドランプ及び反射鏡を示す縦断側
面図
【図4】点灯時間と平均照度維持率との関係を実験によ
り示すグラフ
【図5】点灯時間とランプ電圧上昇との関係を実験によ
り示すグラフ
【図6】本発明の第二の実施の形態における光源装置を
示す側面図
【図7】(a)はシャッタの平面図、(b)はシャッタ
の断面図
【図8】本発明の第二の実施の形態における光源装置の
取付姿勢を示す縦断正面図
【図9】従来の光源装置を示す側面図
【図10】光源装置の取付姿勢を示す縦断正面図
【符号の説明】
1:光源装置 2:ランプハウジング 2a:投光面 4:メタルハライドランプ 5:側面 6:冷却ファン 23:導風方向変更部 24:開口部 25:シャッタ 27:導風方向変更部 28,29:開口部 30:窓 31:円板シャッタ 32:錘

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面に開口された投光面を有し内部でメ
    タルハライドランプを支持するとともに、取付姿勢が天
    地方向で選択されるランプハウジングと;前記ランプハ
    ウジングの側面に対向配置された冷却ファンと;前記ラ
    ンプハウジングの取付姿勢の選択に拘らず前記冷却ファ
    ンから前記ランプハウジング内に向かう風を常に上方に
    導く導風方向変更部と;を備えていることを特徴とする
    光源装置。
  2. 【請求項2】 導風方向変更部は、ランプハウジングの
    側面の上部と下部とに形成された開口部と、この開口部
    の開口領域を選択するシャッタとにより形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の光源装置。
  3. 【請求項3】 ランプハウジングの側面には上下方向に
    長い開口部が形成され、シャッタは前記開口部の長手方
    向に沿ってスライド自在に支持されていることを特徴と
    する請求項2記載の光源装置。
  4. 【請求項4】 導風方向変更部は、ランプハウジングの
    側面に円周方向に沿って開口された開口部と、この開口
    部の一部の領域にのみ対向する窓を外周の一部に有する
    回転自在の円板シャッタとにより形成されていることを
    特徴とする請求項1記載の光源装置。
  5. 【請求項5】 円板シャッタは、窓に対して180°の
    間隔を隔てて配置された錘を備えていることを特徴とす
    る請求項4記載の光源装置。
  6. 【請求項6】 導風方向変更部は、ランプハウジングの
    側面に形成された開口部と、この開口部に上下回動自在
    に支持された導風板とにより形成されていることを特徴
    とする請求項1記載の光源装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6の何れか一記載の光源
    装置を備えていることを特徴とするプロジェクタ。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし6の何れか一記載の光源
    装置を備えていることを特徴とする光照射装置。
JP25787496A 1996-09-30 1996-09-30 光源装置、プロジェクタおよび光照射装置 Withdrawn JPH10106307A (ja)

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