JP2000056827A - 機器の遠隔制御システム - Google Patents

機器の遠隔制御システム

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JP2000056827A
JP2000056827A JP10226399A JP22639998A JP2000056827A JP 2000056827 A JP2000056827 A JP 2000056827A JP 10226399 A JP10226399 A JP 10226399A JP 22639998 A JP22639998 A JP 22639998A JP 2000056827 A JP2000056827 A JP 2000056827A
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remote control
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camera
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Akira Fujioka
晃 藤岡
Mikio Okano
幹雄 岡野
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Fujita Corp
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Fujita Corp
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Publication date
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/20Drives; Control devices
    • E02F9/2025Particular purposes of control systems not otherwise provided for
    • E02F9/205Remotely operated machines, e.g. unmanned vehicles
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02FDREDGING; SOIL-SHIFTING
    • E02F9/00Component parts of dredgers or soil-shifting machines, not restricted to one of the kinds covered by groups E02F3/00 - E02F7/00
    • E02F9/26Indicating devices

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の被遠隔操作機器を1人のオペレータで
遠隔操作することができ、省人力化が可能になるととも
に、被遠隔操作機器のの遠隔操作を迅速にかつ高能率に
行う。 【解決手段】 マイク25から出力される音声波信号を
分析して音声命令を認識する音声命令認識手段221、
この音声命令認識手段221で得られた音声命令の認識
結果を建設機械10及びTVカメラ11に対する操作コ
マンドに変換する操作コマンド変換手段222を備え、
この操作コマンド変換手段222から出力される操作コ
マンドは無線通信機23から建設機械10に向けて送信
される。建設機械10では無線通信機12で受信した操
作コマンドを制御回路14で制御信号に変換し、この操
作コマンドに応じて建設機械10及びTVカメラ11を
遠隔制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、土木工事等の作業
現場で無人で動作する建設機械やその他の機器を遠隔地
から無線により操縦するのに好適な遠隔制御システムに
関し、さらに詳しくは、音声により建設機械やその他の
機器を遠隔操作することができる遠隔制御システムに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】土木工事等の作業現場、特に災害復旧作
業現場においては、復旧作業時の二次災害を防ぐため
に、復旧作業現場で作業する種々の建設機械を遠隔制御
により操作する無人化施工法が採用されてきている。従
来、このような無人化施工法における建設機械の遠隔制
御システムは、災害復旧作業現場から離れた安全な場所
の事務所内に設置された、建設機械に関係するジョイス
テックその他の遠隔操作レバーを有する重機遠隔操作
部、建設機械に搭載されたカメラを遠隔操作するカメラ
遠隔操作部、これらの重機遠隔操作部及びカメラ遠隔操
作部から送出される各種の遠隔制御指令信号を災害復旧
作業現場の建設機械に送信するとともに、建設機械に搭
載した無線通信機から送信されてくる映像情報等を受信
する無線通信機、及びこの無線通信機で受信されたカメ
ラからの現場映像情報を表示するモニタ等から構成され
ている。
【0003】上記のように構成構成された従来の遠隔制
御システムにおいて、建設機械の遠隔操作に際しては、
オペレータがモニタの画面上に表示された建設機械の作
業状態を見ながら、重機遠隔操作部の操作レバーを操作
することにより遠隔制御指令信号を建設機械に送信し、
この遠隔制御指令信号を建設機械の無線通信機で受信
し、制御部を通して駆動系を制御することにより建設機
械をリモートコントロールするようにしている。そし
て、モニタに表示される画面上の映像を見ながらカメラ
遠隔操作部を操作することにより、カメラを建設機械の
作業箇所に向けたり、その作業箇所をズームアップした
りして建設機械の作業状態を監視できるようにしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、災害復旧作
業現場等において、建設機械を無線により遠隔制御する
ためには、建設機械の動きに合わせてカメラを動かす必
要がある。しかるに、上記のような従来の遠隔制御シス
テムにおける建設機械及びカメラは、別々に設けた遠隔
操作部により制御される構成になっているため、建設機
械の動きに合わせてカメラを動かそうとすると、建設機
械を遠隔操作するオペレータの他に、カメラを遠隔操作
するオペレータが必要になる。したがって、従来の遠隔
制御システムでは、人的コストが上昇するとともに、カ
メラを遠隔操作するオペレータがモニタに表示される画
面上の映像を見ながら建設機械の動きに合わせてカメラ
を動かすには相当の熟練を要し、しかも、両オペレータ
間の意志の疎通を良好になされないと、建設機械の遠隔
操作に支障を来し、遠隔作業効率が低下するという問題
があった。
【0005】本発明は、上記のような事情に鑑みなされ
たもので、本発明の目的は、複数の被遠隔操作機器を1
人のオペレータで遠隔操作することができ、省人力化が
可能になるとともに、被遠隔操作機器の遠隔操作を迅速
にかつ高能率に行うことができる機器の遠隔制御システ
ムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、作業現場から離れたセンターから作業現場
の機器を無線により操縦する遠隔制御システムであっ
て、前記機器の操作に関してオペレータが発声する音声
命令を入力する音声入力手段と、前記音声入力手段から
出力される音声波信号を分析して音声命令を認識する音
声命令認識手段と、前記音声命令認識手段で得られた音
声命令の認識結果を前記機器に対する操作コマンドに変
換する操作コマンド変換手段と、前記操作コマンド変換
手段から出力される操作コマンドを前記機器に送信する
第1無線通信手段と、前記機器に搭載され前記第1無線
通信手段から送信されてくる操作コマンドを受信する第
2無線通信手段と、前記第2無線通信手段で受信した操
作コマンドに応じて前記機器の駆動部を制御する制御手
段とを備えることを特徴とする。
【0007】本発明はまた、前記機器は建設機械及び該
建設機械に搭載され、かつ該建設機械の作業状態を撮影
するカメラであることを特徴とする。本発明はまた、前
記音声命令認識手段が、前記音声入力手段から出力され
る音声波信号を分析し、操作命令言語としての特徴やオ
ペレータの個人性を表わす音声の特徴パラメータを抽出
する音声分析特徴抽出手段と、前記音声分析特徴抽出手
段から得られる特徴パラメータの時系列を標準パターン
として登録する記憶手段と、前記標準パターンを登録し
たオペレータが発声する音声波を前記音声分析特徴抽出
手段で分析して得られる特徴パラメータの時系列を前記
記憶手段に登録した標準パターンと比較し類似度を計算
する比較手段と、前記比較手段で計算した類似度の最も
高い標準パターンに対応する操作命令語を認識結果とし
て出力する操作命令語選択手段から構成されることを特
徴とする。本発明はまた、前記建設機械の駆動部が、該
建設機械を走行しかつ該建設機械が有する作業機能を発
揮させる油圧回路であり、該油圧回路は前記制御手段に
より制御されることを特徴とする。本発明はまた、前記
カメラの駆動部が、該カメラをズーミングするモータ及
び該カメラを水平方向及び俯仰方向に動作させるモータ
であり、これら各モータは前記制御手段により制御さ
れ、前記カメラで撮影された映像を送信用の画像データ
に処理して前記第2無線通信手段または映像専用の無線
通信手段に出力する画像処理手段を更に備えることを特
徴とする。本発明はまた、前記第1無線通信手段または
映像専用の無線通信手段で受信した画像データを映像表
示信号に変換して出力する表示制御手段と、前記表示制
御手段から出力される映像表示信号に基づいて前記カメ
ラの撮影映像を表示するモニタを更に備えることを特徴
とする。本発明はまた、前記センターに設置され、前記
機器を手動により遠隔操作するバックアップ用の遠隔操
作手段と、バックアップ用遠隔操作手段の操作による操
作指令を送信信号に変換して前記第1無線通信手段また
は映像専用の無線通信手段に出力する信号処理手段をを
更に備え、前記バックアップ用の遠隔操作手段は、建設
機械用の遠隔操作部とカメラ用の遠隔操作部から構成さ
れることを特徴とする。
【0008】本発明の遠隔制御システムにおいては、建
設機械やTVカメラ等の機器の操作に関してオペレータ
が発声する音声命令を音声命令認識手段で認識し、この
認識結果を操作コマンド変換手段により機器の操作コマ
ンドに変換して送信し、この操作コマンドに応じて機器
を遠隔制御できるようにしたので、建設機械やカメラな
どの複数の機器を1人のオペレータで遠隔操作すること
ができ、省人力化が可能になるとともに、機器の遠隔操
作を迅速にかつ高能率に行うことができる。また、本発
明においては、建設機械やカメラなどの機器に対して、
バックアップ用の手動式遠隔操作部を設けることによ
り、機器を同時に音声命令で遠隔操作できない場合など
に、その一方の遠隔制御を手動操作でバックアップする
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1及び図2を参照して説明する。図1は本発明の
実施の形態における遠隔制御システムの構成を示すブロ
ック図、図2は本発明の実施の形態における遠隔制御シ
ステムの全体の概略構成を示す説明図である。
【0010】まず、図2において、災害復旧作業現場等
の作業現場Aには、被遠隔制御機器に相当するパワーシ
ョベルやブルトーザ等の建設機械10が配置され、この
建設機械10上には、建設機械10の作業状態などを撮
影するTVカメラ11、無線通信機(第2無線通信手
段)12等が搭載されている。また、図2において、作
業現場Aから離れたセンターBには、操作卓20、TV
カメラ11で撮影された映像を表示するモニタ21、遠
隔制御用のパーソナルコンピュータ(以下、パソコンと
略称する)22及び建設機械10の無線通信機12と信
号の送受を行う無線通信機(第1無線通信手段)23等
が設置されている。また、制御卓20には、建設機械1
0を手動により遠隔操作するジョイステックなどからな
るバックアップ用の遠隔操作部201、及びTVカメラ
11を手動によりズーミング及び旋回させるジョイステ
ックなどからなるバックアップ用の遠隔操作部202が
それぞれ装着されており、これら遠隔操作部201、2
02はセンターBに常駐するオペレータ24により操作
される。また、オペレータ24に頭部には、建設機械1
0及びTVカメラ11に対する操作指令を音声で行うた
めの音声命令を入力するマイク(音声入力手段)25が
装着されている。
【0011】次に、図1に示す遠隔制御システムの構成
について説明する。この図1において、建設機械10及
びTVカメラ11の操作に関してオペレータ24が発声
する音声命令を入力するマイク(音声入力手段)25は
遠隔制御用のパソコン22に接続されている。また、パ
ソコン22には通信インタフェース26を介して無線通
信機23が接続され、さらに、制御卓20の遠隔操作部
201、202が接続されている。また、パソコン22
には通信インタフェース26及び表示制御手段27を介
してモニタ21が接続されている。この表示制御手段2
7は通信インタフェース26からパソコン22を通して
伝送されてくる画像データを映像表示信号に変換してモ
ニタ21に出力するものである。遠隔制御用のパソコン
22は、マイク25から出力される音声波信号を分析し
て音声命令を認識する音声命令認識手段221、この音
声命令認識手段221で得られた音声命令の認識結果を
建設機械10及びTVカメラ11に対する操作コマンド
に変換する操作コマンド変換手段222を備える。この
操作コマンド変換手段222から出力される操作コマン
ドは通信インタフェース26を介して無線通信機23か
ら建設機械10に向けて送信される構成になっている。
【0012】上記音声命令認識手段221は、図1に示
すように、マイク25から出力される音声波信号を分析
し、操作命令言語としての特徴やオペレータ24の個人
性を表わす音声の特徴パラメータを抽出する音声分析特
徴抽出手段221Aと、この音声分析特徴抽出手段22
1Aから得られる特徴パラメータの時系列を標準パター
ンとして登録する記憶手段221Bと、上記標準パター
ンを登録したオペレータ24が発声する音声波を音声分
析特徴抽出手段221Aで分析して得られる特徴パラメ
ータの時系列を記憶手段221Bに登録した標準パター
ンと比較し類似度を計算する比較手段221Cと、この
比較手段221Cで計算した類似度の最も高い標準パタ
ーンに対応する操作命令語を認識結果として出力する操
作命令語選択手段221Dから構成される。
【0013】図1において、建設機械10に搭載された
無線通信機12は、センターBの無線通信機23から送
信されてくる操作コマンドを受信するとともに、TVカ
メラ11で撮像された映像信号をセンターBへ送信する
ものであり、この無線通信機12には、通信インタフェ
ース13を介して制御回路(制御手段)14及び画像処
理手段15が接続されている。画像処理手段15は、T
Vカメラ11で撮影された映像を送信用の画像データに
処理して無線通信機12に出力する。また、制御回路1
4は、無線通信機12で復調した操作コマンドに応じて
建設機械10及びTVカメラ11を制御するものであ
る。建設機械10の駆動部101は、建設機械10を走
行しかつ建設機械10が有する作業機能を発揮させる油
圧回路から構成され、この油圧回路は操作コマンドに応
じて動作する制御回路14により制御され、建設機械1
0をオペレータ24が発声する音声命令に応じて遠隔制
御できる構成になっている。また、TVカメラ11の駆
動部111は、このTVカメラ11をズーミングするモ
ータ及びTVカメラ11を水平方向及び俯仰方向に動作
させるモータから構成され、この各モータは操作コマン
ドに応じて動作する制御回路14により制御され、TV
カメラ11をオペレータ24が発声する音声命令に応じ
て遠隔制御できる構成になっている。
【0014】次に、上記のように構成された本実施の形
態の動作について説明する。図1に示す遠隔操作システ
ムを作動状態にし、センターBの音声命令認識手段22
1を標準パターン登録モードに設定する。この状態で、
建設機械10の操作に必要な認識したい単語、例えば
「右に進め」、「左に進め」、「前進」、「掘削」など
の操作命令単語を、オペレータ24が発声し、この音声
をマイク25によりピックアップして音声波信号に変換
する。マイク25から出力される音声波信号を音声分析
特徴抽出手段221Aに取り込むことにより分析し、操
作命令言語としての特徴やオペレータ24の個人性を表
わす音声の特徴パラメータを抽出する。この音声分析特
徴抽出手段221Aから得られる特徴パラメータの時系
列を標準パターンとして記憶手段221Bに登録する。
これには単語の文字表現(単語名など)を対応させてお
く。そして、この一連の操作を、建設機械10の操作に
必要な単語全体について行い、これらの時系列標準パタ
ーンを記憶手段221Bに登録しておく。同様にして、
TVカメラ11の操作に必要な認識したい単語、例えば
「ズームアップ」、「ズームダウン」、「カメラ右旋
回」、「カメラ左旋回」などの操作指令単語をオペレー
タが発声し、音声分析特徴抽出手段221Aから得られ
た特徴パラメータの時系列を標準パターンとして記憶手
段221Bに登録しておく。
【0015】次に、図1に示す遠隔操作システムを遠隔
操作モードに設定し、TVカメラ11で撮像される建設
機械10の作業状態等の映像をセンターBのモニタ21
にリアルタイムに表示する。かかる状態において、建設
機械10を音声で実際に遠隔操作する場合は、標準パタ
ーンを登録したオペレータ24はモニタ21の表示画面
を見ながら、建設機械10に対する操作命令語、例えば
「右に進め」を発声する。すると、この発声音はマイク
25によりピックアップされ、その音声波信号は音声分
析特徴抽出手段221Aに取り込まれる。音声分析特徴
抽出手段221Aでは音声波を分析し、操作命令語とし
ての特徴やオペレータ24の個人性を表わす音声の特徴
パラメータを抽出する。この音声分析特徴抽出手段22
1Aから得られた特徴パラメータの時系列を記憶手段2
21Bに登録した標準パターンと比較手段221Cで比
較し類似度を計算する。そして、比較手段221Cで計
算した類似度の最も高い標準パターンに対応する操作命
令語「右に進め」を認識結果として操作命令語選択手段
221Dから操作コマンド変換手段222に出力する。
【0016】操作コマンド変換手段222では、「右に
進め」という操作命令語を「0001」という操作コマ
ンドに変換し、通信インタフェース26を介して無線通
信機23に送出する。無線通信機23では、操作コマン
ドを変調して作業現場Aの建設機械10に向け送信す
る。建設機械10の無線通信機12がセンターBから到
来する操作コマンド信号を受信すると、この操作コマン
ド信号は復調され、通信インタフェース13を通して制
御回路14に入力される。制御回路14では、操作コマ
ンド「0001」を制御信号に変換し、建設機械10の
駆動部101である油圧回路を制御することにより、オ
ペレータ24が発声する音声命令「右に進め」に応じて
建設機械10を右方向に走行させる。以下、同様にし
て、モニタ21の表示画面を見ながらマイク25に向け
て音声命令を発声することにより、建設機械10を音声
だけで遠隔制御することができる。
【0017】また、TVカメラ11を音声で実際に遠隔
操作する場合は、建設機械10の場合と同様に、標準パ
ターンを登録したオペレータ24はモニタ21の表示画
面を見ながら、TVカメラ11に対する操作命令語、例
えば「ズームアップ」を発声する。すると、この発声音
はマイク25によりピックアップされ、その音声波信号
は音声分析特徴抽出手段221Aに取り込まれる。音声
分析特徴抽出手段221Aでは音声波を分析し、操作命
令語としての特徴やオペレータ24の個人性を表わす音
声の特徴パラメータを抽出する。この音声分析特徴抽出
手段221Aから得られた特徴パラメータの時系列を記
憶手段221Bに登録した標準パターンと比較手段22
1Cで比較し類似度を計算する。そして、比較手段22
1Cで計算した類似度の最も高い標準パターンに対応す
る操作命令語「ズームアップ」を認識結果として操作命
令語選択手段221Dから操作コマンド変換手段222
に出力する。
【0018】操作コマンド変換手段222では、「ズー
ムアップ」という操作命令語を「1001」という操作
コマンドに変換し、通信インタフェース26を介して無
線通信機23に送出する。無線通信機23では、操作コ
マンドを変調して作業現場Aの建設機械10に向け送信
する。建設機械10の無線通信機12がセンターBから
到来する操作コマンド信号を受信すると、この操作コマ
ンド信号は復調され、通信インタフェース13を通して
制御回路14に入力される。制御回路14では、操作コ
マンド「1001」を制御信号に変換し、TVカメラ1
1の駆動部111であるズーム用モータを制御すること
により、オペレータ24が発声する音声命令「ズームア
ップ」に応じてTVカメラ11をズームアップ動作させ
る。以下、同様にして、モニタ21の表示画面を見なが
らマイク25に向けて音声命令を発声することにより、
TVカメラ11を音声だけで遠隔制御することができ
る。
【0019】次に、音声命令により建設機械10及びT
Vカメラ11を遠隔制御しているときに、建設機械10
及びTVカメラ11を同時に音声命令で遠隔操作できな
い場合、例えば建設機械10の「右に進め」とTVカメ
ラ11の「ズームアップ」を同時に行う場合は、一方、
例えばTVカメラ11の「ズームアップ」をバックアッ
プ用の遠隔操作部201をオペレータ24が操作するこ
とにより、手動で遠隔制御することができる。
【0020】このような本実施の形態によれば、建設機
械10及びTVカメラ11の操作に関してオペレータ2
4が発声する音声命令を音声命令認識手段221で認識
し、この認識結果を操作コマンド変換手段222により
建設機械10及びTVカメラ11の操作コマンドに変換
して、作業現場Aの建設機械10に送信し、この操作コ
マンドに応じて建設機械10及びTVカメラ11を遠隔
制御できるようにしたので、建設機械10及びTVカメ
ラ11を1人のオペレータで遠隔操作することができ、
省人力化が可能になるとともに、建設機械10及びTV
カメラ11の遠隔操作を迅速にかつ高能率に行うことが
できる。また、建設機械10及びTVカメラ11に対し
て、バックアップ用の手動式遠隔操作部201、202
を設けることにより、建設機械10及びTVカメラ11
を同時に音声命令で遠隔操作できない場合などに、その
一方の遠隔制御を手動操作でバックアップすることがで
きる。
【0021】なお、上記の実施の形態では、音声命令に
よる遠隔制御対象を建設機械10及びTVカメラ11に
ついて説明したが、本発明はこれに限定されず、上記建
設機械10及びTVカメラ11以外の機器についても同
様に適用することができる。また、上記の実施の形態で
は、操作コマンド及び映像信号の送受に無線通信機(第
2無線通信手段)12と無線通信機(第1無線通信手
段)23を利用した場合について説明したが、本発明は
これに限らず、操作コマンドの送受用無線通信機と映像
信号の送受用無線通信機をセンターB及び建設機械10
に設置し、操作コマンドと映像信号を専用の通信系で別
々に行うようにしてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明の遠隔制御システム
によれば、建設機械やTVカメラ等の機器の操作に関し
てオペレータが発声する音声命令を音声命令認識手段で
認識し、この認識結果を操作コマンド変換手段により機
器の操作コマンドに変換して送信し、この操作コマンド
に応じて機器を遠隔制御できるようにしたので、建設機
械やカメラなどの複数の機器を1人のオペレータで遠隔
操作することができ、省人力化が可能になるとともに、
機器の遠隔操作を迅速にかつ高能率に行うことができ
る。また、本発明によれば、建設機械やカメラなどの機
器に対して、バックアップ用の手動式遠隔操作部を設け
ることにより、機器を同時に音声命令で遠隔操作できな
い場合などに、その一方の遠隔制御を手動操作でバック
アップすることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における遠隔制御システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における遠隔制御システム
の全体の概略構成を示す説明図である。
【符号の説明】
A 作業現場 B センター 10 建設機械(機器) 11 TVカメラ(機器) 12 無線通信機(第2無線通信手段) 14 制御回路(制御手段) 15 画像処理手段 21 モニタ 201、202 バックアップ用遠隔操作部 23 無線通信機(第1無線通信手段) 24 オペレータ 25 マイク(音声入力手段) 101、111 駆動部 221 音声命令認識手段 222 操作コマンド変換手段 221A 音声分析特徴抽出手段 221B 記憶手段 221C 比較手段 221D 操作命令語選択手段
フロントページの続き Fターム(参考) 2D003 AA01 AA02 BA04 BA06 CA06 DA04 FA02 5H301 AA03 AA10 BB02 BB03 CC03 CC06 CC10 DD06 DD17 GG09 KK08 KK10 KK18 KK19 5K048 AA05 AA08 BA10 BA21 DA01 DB05 EB02 EB14 FB05 HA04 HA06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業現場から離れたセンターから作業現
    場の機器を無線により操縦する遠隔制御システムであっ
    て、 前記機器の操作に関してオペレータが発声する音声命令
    を入力する音声入力手段と、 前記音声入力手段から出力される音声波信号を分析して
    音声命令を認識する音声命令認識手段と、 前記音声命令認識手段で得られた音声命令の認識結果を
    前記機器に対する操作コマンドに変換する操作コマンド
    変換手段と、 前記操作コマンド変換手段から出力される操作コマンド
    を前記機器に送信する第1無線通信手段と、 前記機器に搭載され前記第1無線通信手段から送信され
    てくる操作コマンドを受信する第2無線通信手段と、 前記第2無線通信手段で受信した操作コマンドに応じて
    前記機器の駆動部を制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする機器の遠隔制御システム。
  2. 【請求項2】 前記機器は建設機械及び該建設機械に搭
    載され、かつ該建設機械の作業状態を撮影するカメラで
    あることを特徴とする請求項1記載の機器の遠隔制御シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 前記音声命令認識手段は、前記音声入力
    手段から出力される音声波信号を分析し、操作命令言語
    としての特徴やオペレータの個人性を表わす音声の特徴
    パラメータを抽出する音声分析特徴抽出手段と、前記音
    声分析特徴抽出手段から得られる特徴パラメータの時系
    列を標準パターンとして登録する記憶手段と、前記標準
    パターンを登録したオペレータが発声する音声波を前記
    音声分析特徴抽出手段で分析して得られる特徴パラメー
    タの時系列を前記記憶手段に登録した標準パターンと比
    較し類似度を計算する比較手段と、前記比較手段で計算
    した類似度の最も高い標準パターンに対応する操作命令
    語を認識結果として出力する操作命令語選択手段から構
    成されることを特徴とする請求項1記載の機器の遠隔制
    御システム。
  4. 【請求項4】 前記建設機械の駆動部は、該建設機械を
    走行しかつ該建設機械が有する作業機能を発揮させる油
    圧回路であり、該油圧回路は前記制御手段により制御さ
    れることを特徴とする請求項1または2記載の機器の遠
    隔制御システム。
  5. 【請求項5】 前記カメラの駆動部は、該カメラをズー
    ミングするモータ及び該カメラを水平方向及び俯仰方向
    に動作させるモータであり、これら各モータは前記制御
    手段により制御され、前記カメラで撮影された映像を送
    信用の画像データに処理して前記第2無線通信手段また
    は映像専用の無線通信手段に出力する画像処理手段を更
    に備えることを特徴とする請求項2記載の機器の遠隔制
    御システム。
  6. 【請求項6】 前記第1無線通信手段または映像専用の
    無線通信手段で受信した画像データを映像表示信号に変
    換して出力する表示制御手段と、前記表示制御手段から
    出力される映像表示信号に基づいて前記カメラの撮影映
    像を表示するモニタを更に備えることを特徴とする請求
    項1ないし5の何れか1項に記載の機器の遠隔制御シス
    テム。
  7. 【請求項7】 前記センターに設置され、前記機器を手
    動により遠隔操作するバックアップ用の遠隔操作手段
    と、バックアップ用遠隔操作手段の操作による操作指令
    を送信信号に変換して前記第1無線通信手段または映像
    専用の無線通信手段に出力する信号処理手段をを更に備
    え、前記バックアップ用の遠隔操作手段は、建設機械用
    の遠隔操作部とカメラ用の遠隔操作部から構成されるこ
    とを特徴とする請求項1ないし6の何れか1項に記載の
    機器の遠隔制御システム。
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