JPH06274194A - 携帯型音声入力モニタ・制御装置 - Google Patents

携帯型音声入力モニタ・制御装置

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JPH06274194A
JPH06274194A JP5086773A JP8677393A JPH06274194A JP H06274194 A JPH06274194 A JP H06274194A JP 5086773 A JP5086773 A JP 5086773A JP 8677393 A JP8677393 A JP 8677393A JP H06274194 A JPH06274194 A JP H06274194A
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input
voice
mobile station
portable
computer
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Application number
JP5086773A
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English (en)
Inventor
Koji Oga
幸治 大賀
Koichi Kawaguchi
幸一 川口
Taku Kusuda
卓 楠田
Atsunori Ito
厚徳 伊東
Hiroyoshi Muronoi
博好 室野井
Masahiko Fuchi
昌彦 淵
Tetsuya Hori
哲也 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 音声入力装置を用いて遠隔で計算機への入力
を実施する際に、音声認識結果のモニタ、及び入力の修
正かつ/または処理出力の確認を迅速、容易に実施でき
る携帯型音声入力モニタ・制御装置を提供することにあ
る。 【構成】 ヘッドセットマイク1701と携帯ディスプ
レイ1801を無線機(移動局)1601に接続して携
帯する。一方、無線機(固定局)1501に音声認識装
置1301を接続し、これに音声認識結果の記憶装置1
401を接続する。音声認識装置1301には、さらに
認識内容を基に制御装置1101を介してプラント10
01への操作指令を出力するための入力処理装置120
1を接続する。このようにして、音声認識装置、計算機
などから離れた場所など遠隔で音声入力し、この音声入
力を認識する音声認識装置の認識結果を携帯した表示装
置の画面でモニタし、その修正かつ/または計算機への
入力制御を実施する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、音声入力装置を用い
て、計算機などに命令を入力する際に、音声認識結果を
モニタし、また、音声認識結果の計算機命令への変換処
理を制御する装置に係り、特に、プラント運転などで使
用する携帯型音声入力モニタ・制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、計算機への処理命令、データなど
の入力機器として、音声認識装置が用いられるようにな
っているが、その認識は完全ではない。つまり、ユーザ
が発話した内容と音声認識装置の認識した内容とが異な
ることがある。したがって、例えばプラントの運転など
の入力の信頼性が要求されるような場合には、音声認識
結果を確認した後に、プラントの制御装置などの計算機
への処理命令、データなどとして使用するという工夫が
必要となる。従来、例えば、音声入力による情報が計算
機に正しく伝達されたか否かを確認するための技術とし
て、特開昭55−76406号公報(運転監視操作盤)が
ある。この技術は、音声による入力が計算機に正しく伝
送されたか否かを確認するため、運転制御盤に設けられ
たCRTまたはスピーカによりアンサーバックさせると
いうものである。この技術によれば、音声入力の認識結
果を音声もしくはCRTで確認することが可能である。
しかし、音声でのアンサーバックには時間を要する、ま
た、音声の情報は出力後には残らないため、いくつかの
単語で構成されるような音声入力については、その全体
をモニタすることはできない。さらに、スピーカは固定
されているため、例えばプラントの中央操作室における
使用の場合には使用可能であるが、プラントの現場にお
ける音声入力の場合については使用できない。さらに、
複数のユーザが音声入力を実施するような場合には、ス
ピーカによるモニタでは、各々のユーザが自分の入力を
確認することは困難である。また、CRTは運転制御盤
に固定されているため、プラント現場や中央操作室内を
移動しながら、音声認識の結果をモニタすることは困難
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的はは、上
記従来技術の欠点をなくし、ユーザがプラントの現場な
どを移動しながら音声入力し、その認識結果を画面でモ
ニタし、かつ、音声認識結果の計算機による処理の開始
かつ/または音声認識結果の修正を遠隔から実行可能な
携帯型音声入力モニタ・制御装置を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、音声入力用のマイク、入力音声を認識した音声認識
装置の認識結果をモニタするための表示装置を携帯型と
し、無線機を介して、例えば遠隔のプラント現場から中
央操作室などに固定して置かれた音声認識装置および計
算機などとの間で情報の伝送を行う。
【0005】
【作用】例えばプラント現場などを移動しながら、携帯
型のマイク及び表示装置を用いて、遠隔での音声入力及
び音声認識結果の表示によるモニタ、また、音声認識結
果の修正かつ/または音声認識結果に基づく計算機の処
理開始の制御指令が可能となる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面により説明す
る。図1は、本発明の第1の実施例であり、システム構
成を示すブロック図である。図1において、1001は
プラント、1101はプラントの制御装置、1201は
音声入力を制御装置1101への処理命令に変換する入
力処理装置、1301は音声信号からユーザの発話内容
を認識する音声認識装置、1401は音声認識結果を記
憶する記憶装置、1501は無線機(固定局)である。
また、1601は無線機(移動局)であり、無線機(固
定局)1501との間で信号を交信する。無線機(移動
局)1601には、マイクとイヤホンが一体化されたヘ
ッドセットマイク1701及び小型の表示装置である携
帯ディスプレイ1801が接続されている。ここで、無
線機(固定局)1501側に接続された装置は、プラン
トの中央操作室やプラント設置場所などに固定されてい
る。一方、無線機(移動局)1601及びこれに接続さ
れた装置は、可搬型であり、プラントの運転員などが中
央操作室もしくはプラント現場などを移動する際に携帯
可能なものである。
【0007】図2は、携帯ディスプレイの外観を示す模
式図である。図2の如く、携帯ディスプレイ1801に
は、液晶表示部1811、OKスイッチ1821及びN
Gスイッチ1831が設けられている。この携帯ディス
プレイ1801は、無線機(移動局)1601からの記
憶内容についての信号を基に、液晶表示部1811に文
字等を表示する機能、及びOKスイッチ1821、NG
スイッチ1831押下時にOK押下信号、NG押下信号
を無線機(移動局)に出力する機能を持つ。図3は、本
装置において、運転員などが発話し、ヘッドセットマイ
ク1701のマイクから音声が入力された場合の処理の
概要を示す流れ図である。
【0008】図3の如く、本装置では、マイクから音声
が入力されると(ステップ8001)、入力された音声
信号を無線機(移動局)から送信する(ステップ800
2)。この音声信号が無線機(固定局)で受信され(ス
テップ8003)、音声認識装置に入力される(ステッ
プ8004)。音声認識装置では入力音声を認識し(ス
テップ8005)、認識結果を記憶装置に記憶する(ス
テップ8006)。ここで、記憶装置に既に認識結果が
記憶されている場合には、記憶内容の最後に新たに得ら
れた認識結果を追加する。次いで、記憶装置1401に
記憶された内容を音声認識装置を介して無線機(固定
局)から送信する(ステップ8007)。この信号を無
機機(移動局)で受信し(ステップ8008)、受信内
容を携帯ディスプレイの液晶表示部に文字として表示す
る(ステップ8009)。
【0009】図4は、携帯ディスプレイ1801のスイ
ッチ押下時の処理を示す流れ図である。携帯ディスプレ
イ1801には、“OK”1821及び“NG”183
1スイッチが設けられており、これらのスイッチの押下
により、音声認識装置1301に接続された記憶装置1
401の記憶内容及び入力処理装置1201への入力を
コントロールする。携帯ディスプレイのスイッチが押下
されると(ステップ8101)、無線機(移動局)から
押下信号、即ち、OKあるいはNGスイッチが押下され
たという信号を送信する(ステップ8102)。この信
号が無線機(固定局)で受信され(ステップ810
3)、音声認識装置に入力される(ステップ810
4)。音声認識装置では、この入力信号がNG押下信号
か否かをまず判定する(ステップ8105)。この結
果、NG押下信号であれば、記憶内容の内の最後に入力
された部分を消去する(ステップ8106)。次いで、
OK押下信号か否かを判定する(ステップ8107)。
この結果、OK押下信号であれば、音声認識装置により
記憶装置に記憶された認識結果を入力処理装置に出力す
る(ステップ8108)。その後、記憶内容を消去す
る。この処理の後に、記憶内容を無線機(固定局)から
送信する(ステップ8110)。この信号が無線機(移
動局)で受信され(ステップ8111)、受信内容が携
帯ディスプレイの液晶表示部に文字として表示される
(ステップ8112)。以上のような処理により、携帯
ディスプレイ1801の液晶表示部1811には、音声
認識装置1301で認識された運転員の発話内容が表示
される。この表示内容はOKスイッチ1821が押下さ
れるまでは、運転員の発話に伴ない、順次増加してい
く。また、OKスイッチ1821が押下されると消去さ
れる。さらに、NGスイッチ1831が押下されると、
液晶表示部1811に表示された文字のうち、最後に発
話された単語もしくはその集合の部分が消去されること
になる。
【0010】図5は、OKスイッチ1821の押下に伴
ない、記憶装置1401に記憶された音声の認識結果が
入力処理装置1201に入力された場合の処理及び制御
装置1101の処理を示す流れ図である。図5の如く、
記憶内容が入力処理装置に入力されると(ステップ82
01)、それを制御装置への処理命令に変換する(ステ
ップ8202)。ここで、音声認識結果の処理命令への
変換方法には、単語もしくはその集合をあらかじめ用意
しておいた単語と処理命令との関係を用いて処理命令に
変換する方法、あるいは、入力された単語をまとめて一
つの文として扱い、文法、辞書、知識などを用いて処理
命令に変換するという、通常知られている自然語処理技
術を用いた方法などを用途に応じて使用することができ
る。入力処理装置は変換処理の後、処理命令を制御装置
に出力する(ステップ8203)。この処理命令が制御
装置で実行される(ステップ8204)。これにより、
プラント1001に操作指令などが出力される。
【0011】以上説明したように、本実施例によれば、
運転員は、プラント現場などにおいて音声入力及びその
音声認識結果のモニタが可能となる。また、携帯ディス
プレイに設置されたOK及びNGスイッチにより、音声
認識結果の修正もしくは計算機(ここでは入力処理装
置)への入力が制御可能である。したがって、プラント
現場などからの場所が限定されない、信頼性の高い処理
命令、データ等の音声入力が可能となる。さらに、音声
認識結果の修正及び計算機への入力の制御はスイッチに
より実施している。これにより、音声を使用しての制御
よりも確実な制御が可能となる。例えば、「OK」、
「NG」を音声により入力する場合には、これらの入力
制御に係る入力を音声認識装置で誤認識することが考え
られる。また、音声認識結果のモニタを表示画面により
実施するため、運転員は迅速に確認でき、かつ、複数の
語を順に入力したような場合にも、前に発話した語も含
めて、まとめて容易に確認することが可能となる。さら
に、無線機を使用していることにより、有線の場合に比
較し、可搬性が大幅に向上する。
【0012】次に、図6は、本発明の第2の実施例であ
り、装置の構成及び処理は第1の実施例と同様である。
この第2の実施例が第1の実施例と大きく異なるところ
は、携帯ディスプレイの構成である。図6において、携
帯ディスプレイ1803には、表示部1813、この表
示部1813に表示された文字4101の下部に表示さ
れるカーソル4102を上下左右に移動するためのカー
ソル移動スイッチ4001、修正スイッチ1832及び
入力スイッチ1822を設ける。この携帯ディスプレイ
1803では、表示部1813に表示された文字の部分
をカーソル移動スイッチ4001と修正スイッチ183
2により指定し、その部分を再度音声により入力するこ
とができる。図6における修正の手順を説明する。ま
ず、カーソルを文字“105”の先頭にカーソル移動ス
イッチ4001により移動させ、修正スイッチ1832
を押下する。次いで、“105”の最後、即ち、“5”
の下にカーソルを移動させ、再度、修正スイッチ183
2を押す。このとき、文字“105”の部分が修正すべ
き文字4103として図6のごとく表示色などを変え、
他と区別する。この状態で、運転員が例えば“108”
と発話すると、第1の実施例と同様にして、音声認識装
置1301で発話内容が認識される。この認識結果が修
正すべき文字4103に対応する記憶内容と入れ換えら
れる。また、表示部1813の表示が“108”に変化
する。このようにして、記憶内容のモニタと修正が終了
すると、入力スイッチ1822を押下し、記憶内容を入
力処理装置1201に入力する。
【0013】以上のように、本実施例によれば、記憶内
容の一部を選択し、その部分を新たに入力することが可
能となる。これにより、前に入力した内容を修正するこ
とができる。また、連続単語認識の可能な音声認識装置
を使用した場合、いくつかの単語が1回の発話で認識さ
れるが、その内の単語を部分的に選択して、修正するこ
とが可能である。これらにより認識内容の効率的な修正
が可能となる。なお、本実施例では、カーソル4102
の移動にカーソル移動スイッチ4001を使用したが、
トラッカーボールなどを携帯ディスプレイに設け、これ
によりカーソルを移動することも同様に可能である。
【0014】次に、図7は、本発明の第3の実施例であ
り、システム構成を示すブロック図である。図7におい
て、1002はプラント、1102はプラントの監視制
御装置、1202はプラントの監視制御のための入出力
処理を実行する入出力装置、1302は音声信号から発
話内容を特定する音声認識装置、1402は音声認識装
置1302における音声認識結果を記憶する記憶装置、
1502は固定局側の無線機である。一方、1602は
移動局側の無線機であり、この無線機1602には、イ
ヤホン2002、マイク2012、さらに表示制御装置
1812を介して表示装置1802が接続される。ここ
で、図8は、無線機(移動局)1602に接続された頭
部装着器具の外観を示す模式図である。無線機(移動
局)1602には、表示制御装置1812、その他の装
置を接続する。この内、本実施例では、イヤホン200
2、マイク2012及び表示装置1802が頭部装置用
ベルト2102にとり付けられている頭部装着器具を使
用する。この頭部装着器具の使用により、運転員は、イ
ヤホン、マイク及び表示装置を手を全く使わずに自由に
使用することができる。図8において、表示制御装置1
812及び無線機(移動局)1602は腰部のベルトな
どに装置して使用する。なお、この図8では表示制御装
置1812と無線機(移動局)1602を2つに分けて
いるが、これらを1つにまとめた装置とすることも同様
に可能である。さらに、音声認識装置が小型化された場
合には、これを移動局側の無線機に接続して持ち運ぶと
いう構成をとることも同様に可能である。
【0015】図9は、移動局側の無線機1602におけ
る信号送信処理を示す流れ図である。図9の如く、頭部
装着器具に設けられたマイク2012から音声が入力さ
れると(ステップ9001)、その音声の信号を無線機
(移動局)1601から送信する(ステップ900
2)。
【0016】図10及び図11は、無線機(固定局)1
502側での信号受信時の処理を示す流れ図である。図
10の如く、無線機(固定局)1502で信号を受信す
ると(ステップ9101)、音声認識装置1302に音
声信号を入力する(ステップ9102)。この入力音声
が音声認識装置1302で認識され(ステップ910
3)、その認識結果が入出力処理装置1202に入力さ
れる(ステップ9104)。入出力処理装置1202で
は、図11の如く、まず、音声認識結果がNGか否かを
判定し(ステップ9105)、NGであれば、記憶装置
1402に記憶された内容から最後に入力された部分を
消去して(ステップ9106)、“NG”出力信号を無
線機(固定局)1502から送信する(ステップ910
7)。次いで、認識結果がOKか否かを判定する(ステ
ップ9108)。その結果、OKであれば、記憶内容を
入出力処理装置1202内に設けられている入力解析部
に入力し(ステップ9109)、記憶内容を記憶装置1
402から消去し(ステップ9110)、さらに“O
K”出力信号を無線機(固定局)から送信する(ステッ
プ9111)。認識結果がOKでもNGでもない場合、
即ち、通常の単語などの場合には、認識結果を記憶装置
に記憶する。ここで、既に認識結果が記憶されている場
合には、記憶内容の最後に認識の結果得られた新たな単
語等を追加する。次いで、記憶内容を無線機(固定局)
1502から送信する(ステップ9113)。
【0017】図12は、無線機(移動局)1602側の
信号受信時の処理を示す流れ図である。無線機(固定
局)1502側からの信号を無線機(移動局)1602
で受信すると(ステップ9201)、まず、受信信号が
“OK”、“NG”以外か否かを判定する(ステップ9
202)。“OK”出力信号あるいは“NG”出力信号
でない場合には、受信内容を頭部装置器具の表示装置1
802に例えば黄色の文字で表示する(ステップ920
3)。次いで、受信信号が“NG”出力信号が否かを判
定し(ステップ9204)、“NG”出力信号であれ
ば、イヤホンから「NG」という音声を出力する(ステ
ップ9205)。さらに、受信信号が“OK”出力信号
か否かを判定し(ステップ9206)、“OK”出力信
号の場合には、イヤホンから「OK」という音声を出力
し(ステップ9207)、次いで、表示装置1802の
表示文字列の最後に“。”を付けて、文字列の表示色を
例えば緑色にして、カーソルを次行に移動する(ステッ
プ9208)。
【0018】図13は、頭部装着器具の表示装置180
2へのモニタ用の文字列の表示例を示す模式図であり、
図13において、3001は表示装置の画面、3002
は表示文字列、3003はカーソル、3004は文字列
の表示色を示している。図13に沿って、本実施例の表
示装置1802への表示の変化を説明する。まず、運転
員が「ポンプA」と発話した場合(図中(a))、画面
上には、「ポンプA」という文字列が黄色で表示され、
文字列の最後にカーソルが表示される。ここで、カーソ
ルは次の文字を待期していることを示すために表示され
る。次いで「流量」と発話すると(図中(b))、「ポ
ンプA流量」という文字列が表示される。ここで、次
に、「NG」が入力されると(図中(c))、画面上に
表示された「ポンプA流量」のうち、最後に発話、認識
された「流量」の文字列が消去される。これは,入出力
処理装置に接続された記憶装置の記憶内容から,最後に
入力された部分である「流量」が消去されることに対応
している。この時、イヤホンからは、同時に「NG」の
音声が出力される。なお、この「NG」入力による文字
列の消去は、運転員が誤った単語を発話した場合もしく
は音声認識装置における語の誤認識が発生した場合に実
行される。次に、「吐出圧」及び「示せ」が順に入力さ
れた場合(図中(d))、「ポンプA吐出圧示せ」が画
面上に表示される。次いで「OK」が入力されると(図
中(e))、文字列の最後に“。”が追加され、表示色
が緑色に変化し、カーソルが次行に移動する。また、イ
ヤホンからは「OK」という音声が出力される。このよ
うに、入力された音声の認識の結果、得られた単語等が
入力解析部に入力されるまでは、黄色で認識結果、即
ち、記憶装置に記憶された内容が表示される。「OK」
の入力により、この記憶内容(入力命令、データなどを
示す)が入力解析部で解析された後、計算機内で処理さ
れる。この表示装置1802では、入力解析部に入力済
みの部分については緑色で表示し、現在入力モニタ中の
文字列とは区別できるようにしている。なお、表示装置
1802には最新の情報が表示される。即ち、表示文字
列が表示可能な文字数以上に増加すると、古い文字列か
ら順に画面上から消去される。ここで、「NG」、「O
K」の入力時には、イヤホンから「NG」、「OK」の
音声を出力したが、これら入力制御に係る入力を表示画
面上に示すことにより、モニタすることも同様に可能で
ある。この場合には、通常の入力文字列と区別するた
め、表示色を変えるもしくは表示場所を変えるなどの方
法を採用する。
【0019】図14は、入出力装置1202の入力解析
部に認識内容が入力された際の処理、命令実行、応答出
力の処理を示す流れ図である。図14の如く、入力解析
部に認識内容が入力されると(ステップ9301)、そ
の単語などの集合をあらかじめ用意した知識、データな
どを参照して、計算機への処理命令に変換する(ステッ
プ9302)。この処理命令が監視制御装置1102に
入力され(ステップ9303)、実行される(ステップ
9304)。この処理命令には、プラントの操作命令、
プロセス値の問合せなどがあるが、後者の如く、運転員
への応答出力が必要な場合には(ステップ9305)、
監視制御装置1102において生成された応答を入出力
処理装置1202にとり込み(ステップ9306)、応
答を無線機(固定局)1502から送信する(ステップ
9307)。ここで、本実施例では、応答を全て監視制
御装置1102において生成するが、入出力処理装置1
202などで応答をさらに運転員に分かり易い表現形態
に加工することも同様に可能である。この応答が無線機
(移動局)1602で受信され(ステップ9308)、
頭部装着器具のイヤホン2002かつ/または表示装置
1802に出力される。ここで、表示装置1802への
出力の場合には、前述した入力文字列のモニタのための
表示と区別するために、例えば赤色などの文字列で色を
変えて表示する。さらに、表示装置1802にグラフィ
ックディスプレイの可能なものを用いれば、運転員への
応答を図面もしくはITV画像などの形態で表示するこ
とも同様に可能である。この場合には、入力内容は、表
示画面の一部にモニタ領域を設けることにより、応答出
力と区別することになる。
【0020】以上述べたように、本実施例によれば、遠
隔での音声入力、音声認識結果のモニタ、修正などが可
能となる。これにより、場所を限定されない信頼性の高
い音声入力が可能となる。また、本実施例では、頭部装
着器具にイヤホン、マイク及び表示装置をまとめてとり
付けており、これを頭部に装置することにより、全く手
を使用せずに、即ち、ハンドフリーで音声入力、認識結
果のモニタ、修正などを実施することが可能である。こ
れにより、運転員などの操作性は大幅に向上する。ま
た、本実施例によれば、運転員の問合せなどに対する回
答をイヤホンを介した音声もしくは表示装置により確認
できる。これにより、従来現場パトロール中に中央操作
室に電話などによりプロセス値などを問合せを実施して
いた作業が自動化される。これによって、中央操作室側
も含め、運転員の負担が大幅に低減される。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
音声認識装置もしくは音声認識結果を処理する入力処理
装置などの計算機と離れた、遠隔での音声入力時に、音
声認識装置における認識結果を表示画面によりモニタす
ることが可能となる。また、モニタを基にした認識結果
の修正かつ/または認識結果の計算機処理もしくはデー
タへの変換処理の開始に係る制御を遠隔で実施すること
が可能となる。また、計算機での処理結果を表示かつ/
または音声で提供することが可能となる。したがって、
プラント現場などでの場所を限定しない、信頼性の高い
音声入力及び処理出力の確認が可能となる。これによっ
て、運転員の操作性が向上し、かつ、省力化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例であり、システム構成を
示すブロック図
【図2】携帯ディスプレイの外観を示す模式図
【図3】音声が入力された場合の処理を示す流れ図
【図4】携帯ディスプレイのスイッチ押下時の処理を示
す流れ図
【図5】記憶文字列が入力処理装置に入力された場合の
処理及び制御装置の処理を示す流れ図
【図6】本発明の第2の実施例になる携帯ディスプレイ
の外観を示す模式図
【図7】本発明の第3の実施例であり、システム構成を
示すブロック図
【図8】頭部装着器具の外観を示す模式図
【図9】移動局側の無線機の信号送信処理を示す流れ図
【図10】無線機(固定局)側の信号受信時の処理を示
す流れ図
【図11】無線機(固定局)側の信号受信時の処理の続
きを示す流れ図
【図12】無線機(移動局)側の信号受信時の処理を示
す流れ図
【図13】表示装置へのモニタ用の文字列の表示例を示
す模式図
【図14】入力解析・命令実行・応答出力の処理を示す
流れ図
【符号の説明】
1001,1002 プラント 1101 制御装置 1102 監視制御装置 1201 入力処理装置 1202 入出力処理装置 1301,1302 音声認識装置 1401,1402 記憶装置 1501,1502 無線機(固定局) 1601,1602 無線機(移動局) 1701 ヘッドセットマイク 1801,1803 携帯ディスプレイ 1802 表示装置 1812 表示制御装置 2002 イヤホン 2012 マイク 1811 液晶表示部 1813 表示部 1821 OKスイッチ 1822 入力スイッチ 1831 NGスイッチ 1832 修正スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 楠田 卓 東京都千代田区神田駿河台四丁目6番地 株式会社日立製作所内 (72)発明者 伊東 厚徳 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 室野井 博好 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 淵 昌彦 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内 (72)発明者 堀 哲也 東京都港区海岸一丁目5番20号 東京瓦斯 株式会社内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声入力装置、表示装置及び無線機(移
    動局)と、音声認識装置、計算機及び無線機(固定局)
    からなり、移動局の音声入力装置から無線機を介して計
    算機に処理命令もしくはデータを入力する携帯型音声入
    力モニタ・制御装置において、入力音声を認識した音声
    認識装置の認識結果を携帯した表示装置に表示し、か
    つ、該音声認識結果の修正かつ/または音声認識結果に
    基づく計算機の処理開始の制御指令を移動局から入力す
    ることを特徴とする携帯型音声入力モニタ・制御装置。
  2. 【請求項2】 音声入力装置、表示装置及び無線機(移
    動局)と、音声認識装置、計算機及び無線機(固定局)
    からなり、移動局の音声入力装置から無線機を介して計
    算機に処理命令もしくはデータを入力する携帯型音声入
    力モニタ・制御装置において、入力音声を認識した音声
    認識装置の認識結果を携帯した表示装置に表示する手段
    と、該音声認識結果の修正かつ/または音声認識結果に
    基づく計算機の処理開始の制御指令を移動局から入力す
    る手段を有することを特徴とする携帯型音声入力モニタ
    ・制御装置。
  3. 【請求項3】 音声入力装置、表示装置及び無線機(移
    動局)と、音声認識装置、計算機及び無線機(固定局)
    からなり、移動局の音声入力装置から無線機を介して計
    算機に処理命令もしくはデータを入力する携帯型音声入
    力モニタ・制御装置において、入力音声を認識した音声
    認識装置の認識結果を記憶装置に記憶し、該記憶内容を
    携帯した表示装置に表示し、携帯可能なスイッチもしく
    はマイクから該記憶内容の修正命令が入力されると、記
    憶内容から該当する部分を消去し、携帯可能なスイッチ
    もしくはマイクから該記憶内容に基づく計算機の処理開
    始に係る命令が入力された場合には、該記憶内容を基に
    計算機による処理を実行することを特徴とする携帯型音
    声入力モニタ・制御装置。
  4. 【請求項4】 移動局側に音声入力装置、表示装置及び
    無線機、固定局側に音声認識装置、記憶装置、計算機及
    び無線機をそれぞれ設け、移動局の音声入力装置から計
    算機に処理命令もしくはデータを入力する携帯型音声入
    力モニタ・制御装置において、携帯した音声入力装置に
    音声による命令を入力し、この命令を無線機を介して音
    声認識装置に伝送し、命令の認識結果を無線機を介して
    携帯した表示装置に表示してモニタし、記憶装置に記憶
    された音声認識結果の修正かつ/または計算機への入力
    の制御命令を移動局側から入力することを特徴とする携
    帯型音声入力モニタ・制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から請求項4のいずれかにおい
    て、音声入力およびその音声認識装置の認識結果のモニ
    タかつ/または音声入力による処理命令の実行結果の確
    認を移動局側で実行することを特徴とする携帯型音声入
    力モニタ・制御装置。
  6. 【請求項6】 音声入力装置、表示装置及び無線機(移
    動局)と、音声認識装置、計算機、プラント監視制御装
    置及び無線機(固定局)からなり、移動局の音声入力装
    置から無線機を介して計算機に処理命令もしくはデータ
    を入力する携帯型音声入力モニタ・制御装置において、
    計算機に無線機、音声認識装置、記憶装置およびプラン
    ト監視制御装置を接続し、携帯した音声入力装置により
    プロセス値の問い合わせを入力したときには、その応答
    を固定局側の無線機から携帯用無線機に送信し、プロセ
    ス値の確認を移動局側で実行することを特徴とする携帯
    型音声入力モニタ・制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、入力音声の認識結果
    を記憶した該記憶内容の部分の指定と該指定部分の修正
    命令を移動局側で入力する第1入力手段と、該第1入力
    手段からの入力に従い該記憶内容を修正する手段と、該
    記憶内容を基にした処理の実行を移動局側で入力する第
    2入力手段と、該第2入力手段からの入力に従い処理を
    実行する手段を有することを特徴とする携帯型音声入力
    モニタ・制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、表示装置に修正すべ
    き記憶内容の範囲を指定して修正するための入力手段
    と、該記憶内容を基にした処理の実行命令の入力手段を
    設けることを特徴とする携帯型音声入力モニタ・制御装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項6から請求項8のいずれかにおい
    て、音声入力用のマイク、音声出力用のイヤホンおよび
    表示装置を一体化して頭部装着用ベルトに取付け、音声
    入力及び音声認識結果のモニタかつ/または制御を実行
    することを特徴とする携帯型音声入力モニタ・制御装
    置。
JP5086773A 1993-03-22 1993-03-22 携帯型音声入力モニタ・制御装置 Pending JPH06274194A (ja)

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