JP2000056043A - 振り子機構 - Google Patents

振り子機構

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JP2000056043A
JP2000056043A JP10230138A JP23013898A JP2000056043A JP 2000056043 A JP2000056043 A JP 2000056043A JP 10230138 A JP10230138 A JP 10230138A JP 23013898 A JP23013898 A JP 23013898A JP 2000056043 A JP2000056043 A JP 2000056043A
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JP
Japan
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pendulum
magnet
swings
swing
attached
Prior art date
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Pending
Application number
JP10230138A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ito
伊藤  博
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rhythm Watch Co Ltd
Original Assignee
Rhythm Watch Co Ltd
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Publication date
Application filed by Rhythm Watch Co Ltd filed Critical Rhythm Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各部品の配置やデザインの自由度を高め、部
品の寸法管理も容易にした振り子機構を提供する。 【解決手段】 第2振り子24は第1振り子14に揺動
自在に取り付けられている。第2振り子24には、第1
振り子14の揺れにより、鉛直方向の姿勢を保つように
回転しようとする力が作用する。また、第2振り子24
には、第1磁石30及び第2磁石32間の吸引力又は反
発力も作用する。このような2つの力が作用することに
より、第2振り子24は揺動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時計の振り子機構
に関するものであり、特に、振り子に別の振り子を取り
付け、これを磁石間に作用する力を利用して揺動させる
ものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の振り子機構としては、図
2に示す構造のものが商品化されている。この振り子機
構は、通常の左右に揺動する振り子2の一部に、支点6
にて揺動自在に支持された小振り子4を設け、その下端
に設けた磁石8と時計体10側に設けた磁石12とが反
発することにより小振り子4が揺動する構造を有してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、小振り子4を駆動するための一方の磁石12が時計
体10に配置されており、これを小振り子4側の磁石8
に接近させて配置することが必要であるため、振り子2
の一部と時計体10とが近付くように配置しなければな
らず、配置あるいはデザインを制約してしまうという課
題があった。
【0004】また、磁石8、12の位置精度を高めるに
は、その取付精度を高めることも必要であるが、各部品
の寸法管理をすることも必要である。このように部品の
寸法管理をする場合にも、従来技術においては振り子
2、小振り子4及び時計体10の各部品の寸法精度をそ
れぞれ厳しく管理する必要があり、管理が難しかった。
【0005】本発明は、上記従来技術の課題に鑑みなさ
れたもので、第1振り子内に第2振り子とその駆動部分
を全て収めて、各部品の配置やデザインの自由度を高
め、部品の寸法管理も容易にした振り子機構を提供する
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の振り子機構は、
時計体に揺動自在に支持され、前記時計体に設けられた
駆動コイルにより駆動される駆動磁石を備えた第1振り
子と、該第1振り子上に揺動自在に支持された第2振り
子と、前記第1振り子に取り付けられた第1磁石と、前
記第2振り子に取り付けられた第2磁石と、からなり、
前記第1振り子の揺動と前記第1磁石及び第2磁石間に
作用する力により前記第2振り子が揺動するものであ
る。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明の振り子機構においては、
揺動自在に支持された第1振り子に、第2振り子を揺動
自在に取り付けている。この第2振り子は、第1振り子
の揺動と、第1振り子と第2振り子にそれぞれ取り付け
られた第1磁石及び第2磁石の吸引力又は反発力により
駆動される。即ち、第1振り子に取り付けられた駆動磁
石に、時計体側に設けられた駆動コイルの磁気が作用し
て第1振り子が揺動する。このように第1振り子が揺動
すると、揺動自在に支持されている第2振り子は、鉛直
方向に対して一定の姿勢を保つ方向に回転しようとしな
がら第1振り子と共に左右に移動する。このときに、第
2振り子には、第1磁石及び第2磁石間の吸引力又は反
発力も作用しており、第2振り子がその自重で回転しよ
うとする力にその吸引力又は反発力が作用して、第2振
り子の回転を阻止又は助長させる。このような力が第2
振り子に作用することにより、第2振り子は揺動するこ
とになる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る振り子機構を
示す背面図である。14は第1振り子であり、振り竿1
4aと、その一方の端部に設けられた振り玉14bと、
振り竿14aの他方の端部に設けられたオモリ14cと
から構成されている。本実施例における第1振り子14
は、その振り竿14aの中央付近が、前板、胴、時計機
構体等からなる時計体に設けられている第1振り子支点
16により揺動自在に支持されて、静止状態において振
り玉14bが上方に位置し、オモリ14cが下方に位置
するように重心位置が定められている。また、この第1
振り子14の下端、即ちオモリ14cの端部には、駆動
磁石18が固着されている。尚、駆動磁石18が静止し
ているときに、駆動磁石18に対向するように時計体2
2側に駆動コイル20が配設されている。
【0009】24は第2振り子であり、振り竿24aと
その一方の端部に設けられた振り玉24bを有し、第1
振り子14の振り玉14b部分に設けられた第2振り子
支点26により振り竿24aの中央付近が揺動自在に支
持されている。本実施例における第2振り子24は、静
止状態において振り玉24bが上方に位置するように、
重心28が第2振り子支点26よりも下方に位置付けら
れている。
【0010】30、32は第1磁石及び第2磁石であ
る。この第1磁石30及び第2磁石32は、それぞれ第
1振り子14の振り竿14a又は振り玉14bと第2振
り子24の振り竿24aの下端に固着されている。この
第1磁石30及び第2磁石32は、互いの吸引力又は反
発力が作用する間隔及び位置に配置されており、本実施
例においては反発力を利用するため同一磁極が対向する
ように方向付けされている。
【0011】上記構成からなる振り子機構において、
今、第1振り子14が矢印34の方向へ振れると、第2
振り子24は、その重心28が第2振り子支点26より
も下にあるため、自重で鉛直方向に対して一定の姿勢を
保ちながら第1振り子14の振り玉14bと共に矢印3
4の方向へ移動しようとする。しかし、このときに、第
1磁石30及び第2磁石32の間には反発力が作用して
おり、第2振り子支点26が第1振り子支点16より矢
印34の方向へ移動しても、当初、第2振り子24は第
1磁石30及び第2磁石32間の反発力で支えられて、
第1振り子14と一体に矢印34の方向へ傾くことにな
る。そして、更に第1振り子14が振れて傾くと、第2
振り子24の自重による回転力と第1磁石30及び第2
磁石32の反発力の均衡が崩れて第2振り子24は矢印
36の方向へ振れることになる。このときに、第2磁石
32は第1磁石30の反発力を受けて押し離され、また
第1振り子14も更に矢印34の方向へ振れて大きく傾
くことになるため、第1磁石30及び第2磁石32の間
隔が大きく広がって、その間の反発力の影響が小さくな
り、第2振り子24は自由に揺動することになる。
【0012】その後、第1振り子14が矢印38の方向
へ振れると、第1振り子14の傾きが徐々に小さくな
り、第2振り子24はその揺動が小さくなって自重によ
り鉛直方向の姿勢を保つ方向へ回転しようとする。この
ときに第2振り子24は、再び第1磁石30及び第2磁
石32の反発力で支えられ、第1振り子14が矢印38
の方向へ傾き始めても、その反発力と自重による回転力
の均衡が崩れるまで第1振り子14と共に傾くことにな
る。そして、前述した動作と同様に、その傾きが所定の
角度に達すると、第2振り子24は矢印40の方向へ大
きく振れて揺動することになる。
【0013】上記実施例においては、第1振り子14の
上方に第2振り子24を配置しているが、第1振り子1
4の下方等、その配置する位置は任意に設定することが
できる。
【0014】また、第2振り子24は複数設けることも
でき、その形状や大きさも自由に設定・変更可能なもの
である。更に、この第2振り子24が取り付けられる第
1振り子14も、その支点が上端に位置するような構造
を有するものであっても良い。
【0015】また、上記実施例のように、第1磁石30
及び第2磁石32の反発力を利用するだけでなく、吸引
力を利用して第2振り子24を揺動させることもでき、
磁石を複数設けることにより吸引力と反発力の両方を利
用することも可能である。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、第1振り子に第2振り
子を取り付け、更に第2振り子を揺動させる第1磁石及
び第2磁石もこれら振り子にそれぞれ取り付けているの
で、全ての部品を振り子機構の中に収めることができ、
時計体に対する振り子の配置を自由に決めることができ
る。この結果、振り子や時計体のデザインの自由度も高
めることができる。
【0017】また、振り子機構を一部品として取り扱う
ことができるので、交換も容易であり、時計体に何等手
を加えることなく、振り子のみを取り換えるだけで装飾
性を高めることができる。
【0018】更に、第1磁石及び第2磁石がそれぞれ第
1振り子と第2振り子に取り付けられているため、部品
の寸法や組立の精度管理を振り子機構のみについて行え
ば良いことになり、部品管理が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る振り子機構を示す背面
図である。
【図2】従来の振り子機構を示す要部正面図である。
【符号の説明】
14 第1振り子 16 第1振り子支点 18 駆動磁石 20 駆動コイル 22 時計体 24 第2振り子 26 第2振り子支点 30 第1磁石 32 第2磁石

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 時計体に揺動自在に支持され、前記時計
    体に設けられた駆動コイルにより駆動される駆動磁石を
    備えた第1振り子と、 該第1振り子上に揺動自在に支持された第2振り子と、 前記第1振り子に取り付けられた第1磁石と、 前記第2振り子に取り付けられた第2磁石と、からな
    り、 前記第1振り子の揺動と前記第1磁石及び第2磁石間に
    作用する力により前記第2振り子が揺動することを特徴
    とする振り子機構。
JP10230138A 1998-07-31 1998-07-31 振り子機構 Pending JP2000056043A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10230138A JP2000056043A (ja) 1998-07-31 1998-07-31 振り子機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10230138A JP2000056043A (ja) 1998-07-31 1998-07-31 振り子機構

Publications (1)

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JP2000056043A true JP2000056043A (ja) 2000-02-25

Family

ID=16903187

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10230138A Pending JP2000056043A (ja) 1998-07-31 1998-07-31 振り子機構

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JP (1) JP2000056043A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005195915A (ja) * 2004-01-08 2005-07-21 Atsushi Iga 振り子式揺動機構
JP2011053280A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Kokusai Display Kogyo Co Ltd 搖動装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005195915A (ja) * 2004-01-08 2005-07-21 Atsushi Iga 振り子式揺動機構
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