JP2000055728A - 物品重量計測装置 - Google Patents

物品重量計測装置

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JP2000055728A
JP2000055728A JP11233101A JP23310199A JP2000055728A JP 2000055728 A JP2000055728 A JP 2000055728A JP 11233101 A JP11233101 A JP 11233101A JP 23310199 A JP23310199 A JP 23310199A JP 2000055728 A JP2000055728 A JP 2000055728A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業者が物品を持ち上げるときに物品に加速
度が作用して測定値が変化しても、物品の重量を正確に
算出可能な物品重量計測装置を提供する。 【解決手段】 本発明の物品重量計測装置100は、作
業者3の足から地表面Gに負荷される荷重値を測定する
荷重測定手段10と、この荷重測定手段10が測定した
荷重値から作業者3の体重値を減じることにより、作業
者3が持ち上げた物品2の重量を算出する重量算出手段
10を備える。このとき、前記重量算出手段10は、作
業者3が物品2を持ち上げるときに物品2に作用する加
速度の影響を受けて変化する荷重値を時間間隔をあけて
逐次記憶する記憶部23を有するとともに、記憶部23
に記憶した荷重値の変化と作業者3の体重値に基づいて
物品2の重量を算出するので、物品2の重量を正確に算
出することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は物品重量計測装置に
関し、より詳しくは、ごみ回収の作業者がごみ回収車に
ごみを移載すると同時に移載したごみの重量を測定可能
な物品重量計測装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般家庭から出されたごみは各自
治体等によって運行されるごみ回収車により無料で回収
されているが、会社や事業所等から出される事業系のご
みはごみ回収業者によって回収され、その重量に応じた
料金がごみ回収業者から会社や事業所に請求される。し
たがって、ごみ回収業者は、多数の会社や事業所からご
みを回収する際に、どこの会社若しくは事業所からどれ
だけの重量のごみを回収したかを正確に把握し、個々の
会社や事業所に対する料金請求を明確なものとする必要
がある。
【0003】このため、特定の容器に収納されたごみを
ごみ回収車の荷箱に投入する際に、前記容器の吊り上げ
に要する荷重をロードセルを用いて測定し、これに基づ
いてごみの重量を測定する技術が提案されている。しか
しながら、この技術によれば、特定の容器に収納されて
いないごみの重量を測定するためには、前記容器内に逐
一ごみを収納せざるを得ず、ごみ回収の作業効率の低下
が著しい。
【0004】一方、本願の出願人は、特定の容器に収納
されていないごみの重量をも正確に測定可能な重量計測
装置を先に出願している。(特願平7−330603
号)ところが、この先願に係る重量計測装置はごみ回収
車に装着されるものであるため、重量計測装置の重量分
だけごみ回収車に積載可能なごみの重量が減少してしま
う。また、この先願に係る重量計測装置は、新しく生産
されるごみ回収車には容易に装着できるものの、既存の
ごみ回収車に装着するためには既存のごみ回収車を大幅
に改造せざるを得ない。さらに、この先願に係る重量計
測装置は油圧装置等を用いて計量台を昇降させる構造と
されているため、その製造コストが嵩む等の問題点をも
有している。
【0005】そこで、本願の出願人は、物品を移載する
作業者の足から地表面に負荷される荷重を測定する荷重
測定手段を作業者の足に取り付けるとともに、この荷重
測定手段から送出された信号を処理して作業者が持ち上
げた物品の重量を算出する重量算出手段を備え、前記重
量算出手段は、作業者が物品を持ち上げたときに荷重測
定手段によって測定された荷重値から作業者の体重値を
減じることにより、作業者が持ち上げた物品の重量を算
出する物品重量計測装置を開発した。
【0006】この物品重量計測装置によれば、物品の重
量を測定する荷重測定手段を作業者の足に取り付けるの
で、例えばごみ回収車等に荷重測定手段を設ける必要は
なく、ごみ回収車が積載可能なごみの重量が減少するこ
とはない。また、作業者がどこに居ようとも物品の重量
を測定することができるから、ごみ回収車の後方に限ら
ず、側方からでもごみ回収車にごみを移載できる。ま
た、ごみを持ち上げて台秤に載せ、重量を測定した後、
再び台秤上からごみを持ち上げてごみ回収車に移載する
といった作業の2度手間をなくすことができるから、ご
み回収作業を極めて効率よく行うことができる。また、
ごみの重量を測定する台秤等の重量測定器具を、ごみ回
収現場において逐一取り出したり格納したりする手間が
一切かからない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業者
が物品を持ち上げるときには物品に加速度が作用するた
め、荷重測定手段によって測定される荷重値が変化して
しまう。これにより、どの時点で測定した荷重値に基づ
いて重量を算出するかによって算出する物品の重量が変
化し、物品の重量を正確に測定できないおそれがある。
【0008】そこで、本発明の目的は、上述した物品重
量計測装置を改良し、作業者が物品を持ち上げるときに
物品に加速度が作用しても、物品の重量を正確に算出す
ることが可能な物品重量計測装置を提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明の請求項1に記載の物品重量計測装置は、物
品を移載する作業者の足から地表面に負荷される荷重を
測定する、作業者の足に取り付けられた荷重測定手段
と、この荷重測定手段から送出された信号を処理して前
記作業者が持ち上げた物品の重量を算出する重量算出手
段とを備え、前記重量算出手段は、前記作業者が物品を
持ち上げたときに前記荷重測定手段によって測定された
荷重値および前記作業者の体重値を記憶する記憶部を有
するとともに、この記憶部に記憶された前記荷重値と前
記体重値との差から前記物品の重量を算出する物品重量
計測装置において、前記記憶部は、前記作業者が物品を
持ち上げるときに前記物品に作用する加速度の影響を受
けて変化する前記荷重値を所定の時間間隔をあけて逐次
記憶し、かつ前記重量算出手段は、前記記憶部に記憶し
た前記荷重値の変化および前記体重値に基づいて前記物
品の重量を算出することを特徴とするものである。
【0010】また、本発明の請求項2に記載の物品重量
計測装置は、請求項1に記載の物品重量計測装置におい
て、前記重量算出手段は、前記記憶部に記憶された所定
の時間間隔ごとの荷重値に基づいて各時間間隔ごとの荷
重値の変化量を算出するとともに、前記荷重値が最大と
なった時点より後の時点で、かつ前記変化量が最も小さ
い時点の荷重値と前記体重値に基づいて前記物品の重量
を算出することを特徴とするものである。
【0011】すなわち、本発明の物品重量計測装置にお
いては、作業者が物品を持ち上げるときに物品に加速度
が作用して荷重測定手段が測定した荷重値が変化して
も、変化する荷重値を所定の時間間隔をあけて記憶部に
逐次記憶することにより、記憶部に記憶した荷重値の変
化を適宜処理し、物品の正確な重量を算出することがで
きる。また、物品に作用する加速度は一般的に、作業者
が物品を持ち上げる動作の途中で最大となり、徐々に減
少して物品を一杯に持ち上げたときに最小となる。そし
て、物品に作用する加速度の大きさは、荷重測定手段が
測定する荷重値の大きさに直結する。したがって、荷重
値が最大となった時点より後の時点で、かつ各時間間隔
ごとの荷重値の変化量が最も小さい時点の荷重値と作業
者の体重値とに基づいて物品の重量を算出すれば、物品
の重量を正確に求めることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明による物品重量計測
装置の各実施形態を、図1乃至図5を参照して詳細に説
明する。ここで、図1は本発明に係る一実施形態の物品
重量計測装置を作業者が装着した状態を模式的に示す側
面図、図2は図1に示した本発明の物品重量計測装置の
全体構造を示すブロック図、図3は作業者が履く靴の内
部に取り付けた荷重測定手段の配置を示す平面図、図4
は図2に示した重量算出手段の構成を示すブロック図、
図5は荷重測定手段から送出される信号の波形と、重量
算出手段が物品の重量を算出する方法を説明するグラフ
図である。
【0013】図1および図2に示したように、本実施形
態の物品重量計測装置100は、ごみ回収車1にごみ2
を移載する作業者3が履く作業靴4L,4Rの底の部分
に取り付けられた荷重測定手段10と、作業者3の腰の
部分に取り付けられた重量算出手段20および集計手段
30とを備えている。
【0014】前記荷重測定手段10は、図3に示したよ
うに、作業者の足の、指部分に対応する位置に配置され
た第1のロードセル11L,11Rと、指の付け根部分
に対応する位置に配置された第2のロードセル12L,
12Rと、踵部分に対応する位置に取り付けられた第3
のロードセル13L,13Rとから構成されている。そ
してこれらのロードセルは、信号ケーブル14,15を
介して、それぞれ個別に前記重量算出手段20に接続さ
れている。また、前記信号ケーブル14,15は、作業
者が着る作業着のズボン等に取り付けられ、作業者3の
足や回収するごみ2と干渉することがないように保護さ
れる。
【0015】なお、荷重測定手段10としては、ロード
セル以外に、例えば作業者の足から荷重を負荷されると
撓む部材に貼り付けたひずみゲージによって荷重を測定
する方法や、作業者が履く靴に設けた密封室内に封入し
た流体の圧力変化を測定する方法等、種々の方法を採用
することができる。さらに、荷重測定手段10は、作業
者が履く靴の靴底部分に取り付ける以外に、例えば靴の
中敷きに取り付けたり作業者が履く靴下に取り付けたり
する他に、作業者の足の裏に直接貼り付ける方法を採用
することもできる。
【0016】前記重量算出手段20は、32ビットのC
PUを内蔵する携帯自在なポケットコンピュータとされ
ている。そして、この重量算出手段20は、作業者の腰
ベルトに着脱自在に取り付けられ、作業者3の肉体的負
担を軽減するとともに、作業者3が容易に操作できるよ
うになっている。この重量算出手段20は、図4に示し
たように前記信号ケーブル14,15が着脱自在に接続
される第1インタフェース部21を有している。そし
て、この第1インタフェース部21に前記荷重測定手段
10から入力した信号は、中央演算部22によって処理
される。また、前記中央演算部22によって処理された
データは、記憶部23に荷重値として記憶されるととも
に表示部24に表示される。また、これらの各部の作動
を制御する制御部25は、作業者が操作するテンキー等
の各種操作キーを有している。そして、この重量算出手
段20によって算出された物品の重量値は、第2インタ
フェース部26を介してメモリーカード等の前記集計手
段30に送出される。なお、電源部27はこれらの各部
に電力を供給する電池と、電源をON/OFF制御する
スイッチを有している。
【0017】前記集計手段30は、前記重量算出手段2
0に着脱自在に取り付けられており、重量算出手段20
によって算出されたごみの重量を、後述する集計コード
とともに記憶して保存する。そして、この集計手段30
を重量算出手段20から取り外して図2に示した外部電
算機40に取り付けると、集計手段30に保存された前
記集計コードおよび計測したごみの重量値が前記外部電
算機40に吸い上げられ、料金請求のための計算に用い
られる。
【0018】次に、上述のように構成された本実施形態
の物品重量計測装置100を用いて、回収するごみの重
量を測定する手順について説明する。
【0019】まず、ごみを回収する作業者3は、作業の
開始に当たって地表面上に静かに両足で立ち、重量算出
手段20の作業開始ボタンを操作する。このとき、作業
者の足の裏面から各ロードセル11,12,13に負荷
される荷重の総和は、作業者3の体重値に等しい。これ
により、図5に示したグラフの時刻0〜T0の間に得ら
れる荷重値M1は、作業者の体重値に等しい。したがっ
て、重量算出手段20は、一定の荷重値M1が所定の時
間以上継続していることを確認すると、その荷重値M1
の値を作業者3の体重とみなして前記記憶部23に記憶
すると同時に、体重測定が完了したことを作業者3に対
してアラーム音で知らせる。
【0020】次いで、作業者3は重量算出手段20のキ
ーを操作し、ごみ回収作業を行う会社若しくは事業所の
集計コードを入力する。その後、作業者3がごみ回収車
1に移載するごみ2を持ち上げると、前記ロードセル1
1,12,13によって測定される荷重値は、図5のグ
ラフにおいて時刻T0〜T1の間に示したように、作業
者の体重に相当するM1より高くなる。すると、重量算
出手段20は、ロードセル11,12,13によって測
定された荷重値の総和を、微少な時間間隔を開けて逐次
記憶部23に記憶する。
【0021】このとき、前記ロードセル11,12,1
3は、作業者3が履いている左右の作業靴4L,4Rの
両方に、かつ作業者3の足の指に対応する位置から踵に
対応する位置まで分散して配置されている。これによ
り、作業者3の姿勢が変化しても、各ロードセル11,
12,13に負荷される荷重値の総和を算出することに
より、作業者3の体重に作業者3が持ち上げたごみ2の
重量を加算した荷重値の値を正確に測定することができ
る。
【0022】一方、持ち上げたごみ2をごみ回収車1に
移載するために作業者3がごみ2から手を離すと、作業
者3の足からロードセル11,12,13に負荷される
荷重値の総和は、図5のグラフの時刻T1〜T2の間に
示したように最大値M2から急激に減少する。これに伴
い、重量算出手段20は、荷重値の単位時間あたりの減
少量が所定の値を超えたことを確認すると、作業者3が
持ち上げたごみ2から手を離したものとみなす。そし
て、記憶部23に記憶されている荷重値のデータから作
業者3の体重M1を減じた値を算出し、ごみ2の重量と
して記憶部23に記憶する作業を行う。
【0023】このとき、ロードセル11,12,13に
よって測定される荷重値は、作業者3がごみ2を持ち上
げることによってごみ2に生じる加速度の影響を受け
る。また、ごみ2に作用する加速度は一般的に、作業者
がごみ2を持ち上げる動作の途中で最大となり、徐々に
減少してごみ2を一杯に持ち上げたときに最小となる。
そして、ごみ2に作用する加速度の大きさは、ロードセ
ル11,12,13が測定する荷重値の大きさに直結す
る。そこで、重量算出手段20は、記憶部23に記憶さ
れている所定の時間間隔ごとの荷重値に基づいて各時間
間隔ごとの荷重値の変化量を算出するとともに、荷重値
が最大となった時点より後の時点で、かつ前記変化量が
最も小さい時点の荷重値と作業者3の体重M1とに基づ
いてごみ2の重量を算出する。すなわち、ロードセル1
1,12,13によって測定された荷重値の総和を、微
少な時間間隔を開けて逐次記憶部23に記憶しておくこ
とにより、荷重値のデータを任意に加工して、ごみ2の
重量を正確に算出することができる。
【0024】さらに、重量算出手段20は、ロードセル
11,12,13によって測定された荷重値の値が再び
作業者3の体重M1に等しくなると、記憶部23に記憶
されている荷重値データを消去し、次のごみ重量測定を
開始可能な状態に復帰する。このとき、重量算出手段2
0はアラーム音を発し、次のごみの重量の測定が可能と
なったことを作業者3に知らせる。
【0025】このようにして重量算出手段20によって
算出された一つ一つのごみ2の重量データは、前記集計
コードとともに集計手段30に保存される。そして、ご
み回収作業を終えた作業者3が、集計手段30を重量算
出手段20から取り外し、ごみ回収車1に搭載された外
部電算機40に装着すると、外部電算機40は集計手段
30に保存された測定データを吸い上げる。これによ
り、ある特定の会社若しくは事業所から回収されたごみ
の総重量は、その会社若しくは事業所を識別する集計コ
ードと共に外部電算機40に登録される。
【0026】すなわち、本実施形態の物品重量計測装置
100は、作業者3がごみ2を持ち上げるときにごみ2
に加速度が作用し、ロードセル11,12,13によっ
て測定される荷重値が変化しても、変化する荷重値を所
定の時間間隔をあけて記憶部23に逐次記憶するので、
記憶部23に記憶した荷重値の変化を適宜処理すること
により、ごみ2の正確な重量を算出することができる。
【0027】以上、本発明に係る物品重量計測装置の各
実施形態ついて詳しく説明したが、本発明は上述した実
施形態によって限定されるものではなく、種々の変更が
可能であることは言うまでもない。例えば、上述した各
実施形態は、いずれもごみ回収車1にごみ2を移載する
場合を例にとって説明しているが、ごみ2に限らず、重
量あたりの単価が定められる種々の物品の重量測定に
も、本発明の物品重量計測装置を用いることができるこ
とは言うまでもない。また、上述の説明においては、作
業者3は地表面G上に立つとしているが、地表面Gと
は、例えばごみ回収作業が道路上で行われるときには路
面を、歩道上で行われる場合には歩道を、倉庫内で行わ
れる場合には倉庫の床面を、階段上で行われる場合には
階段を指すのであって、その場所や位置等を制限するも
のではない。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の物品重量計測装置は、作業者の足から地表面に負荷さ
れる荷重値を荷重測定手段によって測定するとともに、
作業者が物品を持ち上げたときに前記荷重測定手段によ
って測定された荷重値から作業者の体重を減じることに
より、作業者が持ち上げた物品の重量を算出するもので
ある。そして、本発明の物品重量計測装置によれば、作
業者が物品を持ち上げるときに物品に加速度が作用して
荷重測定手段が測定する荷重値が変化しても、変化する
荷重値を所定の時間間隔をあけて記憶部に逐次記憶する
ので、記憶部に記憶した荷重値の変化を適宜処理するこ
とにより、物品の正確な重量を算出することができる。
これにより、本発明の物品重量計測装置をごみ回収車を
用いたごみ回収作業に適用すれば、ごみ回収車に荷重測
定手段を取り付ける必要がないから、ごみ回収車が積載
可能なごみの重量を減少させることはない。また、荷重
測定手段を取り付けるためにごみ回収車を改造する必要
がないから、ごみ回収車の改造費用を大幅に削減できる
ばかりでなく、どのような型式のごみ回収車にも容易に
対応することができる。また、本発明によれば、ごみの
重量測定に用いる台秤を用意する必要がないばかりでな
く、台秤にごみを載せて重量を測定した後に、台秤上か
ら再びごみを持ち上げるといった2度手間作業を行う必
要がないから、ごみ回収作業を極めて効率よく行うこと
ができる。また、本発明によれば、ごみ回収の作業者は
任意の位置からごみ回収車の荷箱にごみを投入すること
ができるから、作業者の身体的負担をより一層軽減する
ことができる。また、従来、回収するごみの重量を効率
よく計測できないがために、やむを得ず所定の容量のご
み袋に詰めたごみの個数によってごみ回収料金を定める
方式を採用している地方自治体においても、本発明の物
品重量計測装置を採用することにより、出したごみの重
量に応じて正確にごみ料金を徴収するシステムを構築す
ることが可能となる。そして、本発明によれば、多数の
会社や事業所等からごみを回収する際に、どこの会社若
しくは事業所からどれだけの重量のごみを回収したかを
正確に把握することができるから、個々の会社や事業所
に対するごみ回収料金の請求額を正確なものとすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態の物品重量計測装置を
作業者が装着した状態を模式的に示す側面図。
【図2】図1に示した本発明の物品重量計測装置の全体
構造を示すブロック図。
【図3】作業者が履く靴の内部に取り付けた荷重測定手
段の配置を示す平面図。
【図4】図2に示した重量算出手段の構成を示すブロッ
ク図。
【図5】荷重測定手段から送出される信号の波形と、重
量算出手段が物品の重量を算出する方法を説明するグラ
フ図。
【符号の説明】
1 ごみ回収車 2 回収されるごみ 3 作業者 4 作業者が履く靴 10 荷重測定手段 11,12,13 ロードセル 14,15 信号ケーブル 20 重量算出手段 21 第1インタフェース部 22 中央演算部 23 記憶部 24 表示部 25 制御部 26 第2インタフェース部 27 電源部 30 集計手段 40 外部電算機 100 本発明に係る一実施形態の物品重量計測装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物品を移載する作業者の足から地表面に負
    荷される荷重を測定する、作業者の足に取り付けられた
    荷重測定手段と、 この荷重測定手段から送出された信号を処理して前記作
    業者が持ち上げた物品の重量を算出する重量算出手段と
    を備え、 前記重量算出手段は、前記作業者が物品を持ち上げたと
    きに前記荷重測定手段によって測定された荷重値および
    前記作業者の体重値を記憶する記憶部を有するととも
    に、この記憶部に記憶された前記荷重値と前記体重値と
    の差から前記物品の重量を算出する物品重量計測装置に
    おいて、 前記記憶部は、 前記作業者が物品を持ち上げるときに前記物品に作用す
    る加速度の影響を受けて変化する前記荷重値を所定の時
    間間隔をあけて逐次記憶し、 かつ前記重量算出手段は、 前記記憶部に記憶した前記荷重値の変化および前記体重
    値に基づいて前記物品の重量を算出することを特徴とす
    る物品重量計測装置。
  2. 【請求項2】前記重量算出手段は、 前記記憶部に記憶された所定の時間間隔ごとの荷重値に
    基づいて各時間間隔ごとの荷重値の変化量を算出すると
    ともに、 前記荷重値が最大となった時点より後の時点で、かつ前
    記変化量が最も小さい時点の荷重値と前記体重値に基づ
    いて前記物品の重量を算出することを特徴とする物品重
    量計測装置。
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