JP5789187B2 - 転倒検出装置、転倒検出方法、情報処理装置及びプログラム - Google Patents

転倒検出装置、転倒検出方法、情報処理装置及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、住宅、介護施設や医療施設などで利用することが可能な転倒検出装置、転倒検出方法、情報処理装置及びプログラムに関する。
高齢者や障害者などの被検出者が居住する住宅や介護施設、医療施設などで利用することが可能な転倒検出方法として、例えば特許文献1の方法が知られている。
この特許文献1の転倒検出方法は、被検出者の特定位置に加速度センサーを装着し、被検出者が転倒したときの鉛直下向きの加速度を加速度センサーで検出し、その加速度が予め設定された基準加速度を超えたときに、被検出者の転倒を検出するようにしている。
特開2004−252618号公報
しかし、上述した特許文献1の方法は、加速度センサーを身に付けることが煩わしく、加速度センサーの装着を忘れてしまう場合がある。
また、入浴などの脱衣時には加速度センサーを装着することができないので、転倒を検出することができない。
そこで、本発明は、センサー装着の煩わしさ、センサーの装着忘れを解消し、被検出者の転倒を高精度に検出することができる転倒検出装置、転倒検出方法、情報処理装置及びプログラムを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、被検出者が移動する床に配置され、二次元平面の圧力分布情報を検出する圧力分布検出部と、前記被検出者の身体情報を記憶する身体情報記憶部と、前記圧力分布検出部が検出した圧力分布情報及び前記身体情報記憶部が記憶する前記身体情報に基づいて前記被検出者の転倒を検出する転倒検出部と、を備えた転倒検出装置を提案する。
この構成によれば、センサーを身に付けている従来の転倒検出装置と比較して、センサー装着の煩わしさ、センサーの装着忘れを解消する。
また、被検出者が転倒するときには、被検出者の体の部位が床に付くので、前記身体情報記憶部は、前記被検出者の体の部位の形状に関する情報を記憶していることが好ましい。この構成によれば、的確に被検出者の転倒を判断することが可能となる。
また、前記身体情報記憶部は、前記被検出者の手の形状に関する情報を記憶していることが好ましい。ここで、手の形状とは、手のひらの面積、手のひらの長さのことである。
この構成によれば、被検出者が転倒するときには、真っ先に床に手を付くことが多いので、的確に被検出者の転倒を判断することが可能となる。
また、前記身体情報記憶部は、前記被検出者の、身長、膝から足首までの長さ、肘から手首までの長さ、及び、腰から膝までの長さの情報からなる群より選ばれた少なくとも一の情報を記憶していることが好ましい。
この構成によれば、高精度に被検出者の転倒を判断することが可能となる。
また、前記身体情報記憶部は、年齢及び性別に応じた身体の各部の平均寸法をデータベース化した身体情報であり、前記転倒検出部は、前記被検出者の年齢及び性別に対応した前記身体情報記憶部のデータを前記被検出者の身体情報とし、この身体情報と前記圧力分布検出部が検出した圧力分布情報とに基づいて前記被検出者の転倒を検出することが好ましい。
この構成によれば、高精度に被検出者の転倒を判断することが可能となる。
また、前記被検出者が転倒していることを外部に表示する転倒表示部を備えることが好ましい。
また、本発明は、被検出者が移動する床に配置され、二次元平面の圧力分布情報を検出する圧力分布検出部から出力される前記圧力分布情報を受信する圧力分布情報受信部と、前記被検出者の身体情報を記憶する身体情報記憶部から出力される前記身体情報を受信する身体情報受信部と、前記圧力分布情報及び前記身体情報に基づいて前記被検出者の転倒を検出する転倒検出部と、を備えていることを特徴とする情報処理装置を提案する。
この構成によれば、センサーを身に付けている従来の転倒検出装置と比較して、センサー装着の煩わしさ、センサーの装着忘れを解消する。
また、本発明は、被検出者が移動する床に配置された圧力分布検出部から二次元平面の圧力分布情報を検出する圧力情報検出ステップと、前記圧力分布情報の検出値に基づいて圧力分布の形状を算出する圧力形状算出ステップと、前記圧力分布の形状と、身体情報記憶部が記憶されている前記被検出者の身体情報とを比較する比較ステップと、この比較ステップで前記圧力分布の形状と前記被検出者の身体情報とが近似している場合に転倒と判断する転倒判断ステップと、この転倒判断ステップが転倒と判断した場合に前記被検出者の転倒を外部に表示する転倒表示ステップとを備えた転倒検出方法を提案する。
この構成によれば、センサーを身に付けている従来の転倒検出装置と比較して、センサー装着の煩わしさ、センサーの装着忘れを解消すると同時に、的確に被検出者の転倒を判断することが可能となる。
また、本発明の転倒検出方法は、前記圧力情報検出ステップが複数の圧力分布を検出した場合に、夫々の圧力分布の重心を算出し、且つ、隣接する圧力分布の重心同士を結んだ直線距離を前記圧力分布の形状とする補間処理ステップを行うことが好ましい。
この構成によれば、圧力分布情報の検出値に基づいて圧力分布の形状を高精度に算出することが可能となる。
また、本発明は、コンピュータに、被検出者が移動する床に配置された圧力分布検出部から二次元平面の圧力分布情報を検出する圧力情報検出ステップと、前記圧力分布情報の検出値に基づいて圧力分布の形状を算出する圧力形状算出ステップと、前記圧力分布の形状と、身体情報記憶部が記憶されている前記被検出者の身体情報とを比較する比較ステップと、この比較ステップで前記圧力分布の形状と前記被検出者の身体情報とが近似している場合に転倒と判断する転倒判断ステップと、この転倒判断ステップが転倒と判断した場合に前記被検出者の転倒を外部に表示する転倒表示ステップと、を実行させるためのプログラムを提案する。
この構成によれば、センサーを身に付けている従来の転倒検出装置と比較して、センサー装着の煩わしさ、センサーの装着忘れを解消すると同時に、的確に被検出者の転倒を判断することが可能となる。
本発明によれば、センサーを身に付けることがないので、センサー装着の煩わしさ、センサーの装着忘れを解消することができるとともに、居間や浴室などの部屋にいる被検出者が転倒したことを、高精度に判断することができる。
本発明に係る転倒検出システムの運用形態を示す図である。 本発明に係る第1実施形態の転倒検出システムのブロック構成図である。 本発明に係る第1実施形態のメインルーチンのフローチャートを示す図である。 本発明に係る第1実施形態の身体情報処理のフローチャートを示す図である。 本発明に係る第1実施形態の転倒判定処理のフローチャートを示す図である。 本発明に係る圧力分布情報補間処理の方法を説明した図である。 被検出者が転倒したときの圧力分布情報の検出データを示した図である。 被検出者がうつ伏せ、仰向けで床に転倒した場合の圧力分布情報の検出データと、圧力分布情報補間処理の方法を示した図である。 被検出者が臀部を床に付けた状態で転倒した場合の圧力分布情報の検出データと、圧力分布情報補間処理の方法を示した図である。 本発明に係る第2実施形態の転倒検出システムのブロック構成図である。 本発明に係る第2実施形態のメインルーチンのフローチャートを示す図である。 本発明に係る第2実施形態の身体情報処理のフローチャートを示す図である。 本発明に係る第2実施形態の身体情報記憶部が記憶している、年齢及び性別に応じた身体の各部の平均寸法のデータベースの一部の情報である。 図13と同様に、年齢及び性別に応じた身体の各部の平均寸法のデータベースの他の情報である。 図13及び図14と同様に、年齢及び性別に応じた身体の各部の平均寸法のデータベースの他の情報である。 被検出者が横向きに転倒した場合の圧力分布情報の検出データと、圧力分布情報補間処理の方法を示した図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、実施形態という。)を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明に係る転倒検出システムを設置した部屋Rを示すものであり、この部屋Rの具体的な運用形態としては、例えば高齢者や障害者(以下、被検出者)Hが移動する居間、或いは被検出者Hが入浴する浴室である。
本発明に係る転倒検出システムは、部屋Rの被検出者Hが移動する床に、二次元平面の圧力分布を計測する圧力分布検出部1が設けられている。
圧力分布検出部1の具体的な構成としては、例えば、静電容量の変化を利用したものやひずみゲージを利用した多数の圧力センサーを二次元平面的に多数配置して床を構成するものがある。また、他の圧力分布検出部1の構成として、床に感圧シートセンサーを敷設するものが考えられる。感圧シートセンサーとしては、例えば、一方の行電極側基材シート上に配置された複数の行電極と、他方の列電極側基材シート上に配置された複数の列電極を備え、その間に感圧抵抗素材を介在させて重ね一枚のシート状に形成したものが知られている。この感圧シートセンサーは、行電極と列電極の間の抵抗値が感圧抵抗素材の特性により両電極が交差する部分にかかる応力に応じた値を示すことになるので、各列電極と各行電極の間の抵抗値を順次測定すれば各交差位置における圧力を検知することができ、感圧シートセンサーの特定領域の圧力の大きさと位置情報すなわち圧力分布を検出することができる。
図2から図9は、本発明に係る第1実施形態の転倒検出システムを示すものである。
図2は、第1実施形態の転倒検出システムのブロック構成を示す図であり、圧力分布検出部1から入力した圧力分布情報と被検出者Hの身体情報に基づいて被検出者Hが転倒しているか否かを検出する主制御部10と、被検出者Hの身体情報を記憶する身体情報記憶部20と、被検出者Hの身体情報を身体情報記憶部20に追加入力、身体情報を変更、あるいは特定の身体情報を削除する身体情報入力部30と、被検出者Hが転倒していることを画像、音声等で表示する転倒表示部40と、を備えている。
主制御部10は、各種制御や演算処理を担う演算処理装置(Processing Unit)と、主記憶装置(Main Storage)を構成するRAM(Random Access Memory)と、読み出し専用の記憶装置あるROM(Read Only Memory)と、各装置間をデータ授受可能に接続するバスなどからなる汎用の情報処理機構である。
また、主制御部10は、圧力分布検出部から出力される圧力分布情報を受信する圧力分布情報受信部と、身体情報記憶部から出力される身体情報を受信する身体情報受信部と、を備える。
そして、ROMに記憶された専用のコンピュータプログラムをRAMにロードし、RAMにロードされたフログラムに記述されている命令に従って演算処理を行うことで、被検出者Hの転倒検知システムを実施する。
身体情報記憶部20には、被検出者Hの身体情報が記憶されており、この身体情報記憶部20の身体情報は、身体情報入力部30の操作により、新たな情報が追加、身体情報の変更、特定の身体情報を削除することが可能とされている。
次に、本実施形態の転倒検出システムにおける制御・処理について説明する。
先ず、図3は、転倒検出システムのメインルーチンのフローチャートを示す図であり、ステップS10で転倒検出システムが起動すると、次のステップS11では、身体情報処理を実行する。
次のステップS12では、転倒判定処理を実行する。次のステップS13では、システムのメンテナンスなどのために、転倒検出システムの終了の要求があったか否かが判定される。
そして、ステップS13における判定結果がYESであるときには、ステップS14に進んで転倒検出システムを終了し、判定結果がNOであるときには、ステップS12に進みループする。
図3で示したステップST11の身体情報処理は、図4に示す処理を行う。
図4の身体情報処理は、ステップST20で処理を開始すると、次のステップST21では、身体情報入力部30において、身体情報の入力、変更、或いは削除の指令を行う。次のステップST22では、ステップST21で入力した身体情報を身体情報記憶部20に追加入力し、或いは、ステップST21で変更指令を出した身体情報に身体情報記憶部20のデータを書き換え、或いは、ステップST21で削除指令を出した身体情報を身体情報記憶部20のデータから削除する。
そして、次のステップS23では、身体情報処理の終了の要求があったか否かが判定され、判定結果がYESであるときには処理を終了し、判定結果がNOであるときには、ステップS21に進みループする。
身体情報記憶部20に記憶されている被検出者Hの身体情報は、手のひらの面積IH1、手のひらの長さIH2、身長IH3、膝から足首までの長さIH4、肘から手首までの長さIH5、腰から膝までの長さIH6などである。
ここで、被検出者Hは、事故等により身体の一部が無くなる場合もあるので、上述した身体情報処理を行うことで、被検出者Hの身体情報を常に新しい情報とする。
次に、図3で示したステップST12の転倒判定処理は、図5に示す処理を行う。
図5の転倒判定処理は、ステップST31で処理を開始すると、次のステップST32では、圧力分布検出部1から入力した圧力分布情報を読み込む。
次のステップST33では、読み込んだ圧力分布情報の面積(圧力分布面積値)PDsを算出する。次のステップST34では、読み込んだ圧力分布情報の長手方向の長さ(圧力分布長さ)PDLを算出する。
次のステップST35では、読み込んだ圧力分布情報の補間処理(圧力分布情報補間処理)を行う。
次のステップST36では、圧力分布算出値(圧力分布面積値PDs、圧力分布長さPDL)と、被検出者Hの身体情報との比較を行う。
次のステップST37では、圧力分布算出値(圧力分布面積値PDs、圧力分布長さPDL)に対して被検出者Hの身体情報が近似しているか否かが判定され、圧力分布算出値に対して被検出者Hの身体情報が近似していない場合には転倒判定処理を終了し、圧力分布算出値と被検出者Hの身体情報とが近似している場合には、次のステップST38に移行して「転倒」であると判断する。次の、ステップST39では、転倒表示部40に対して「転倒」の表示を行う。尚、「表示」とは、画面における表示や、音による警告等、外部に対して被検出者Hが転倒したこと示す情報の提示を含む。
ここで、図5で示したステップST33の圧力分布情報補間処理は、図6に示す処理を行う。すなわち、圧力分布情報補間処理は、図6に示すように、圧力分布検出部1が複数の圧力分布(図6では第1の圧力分布PE1、第2の圧力分布PE2)を計測したときに、第1の圧力分布PE1の重心G1を算出し、第2の圧力分布PE2の重心G2を算出する。そして、重心G1及び重心G2の間を結んだ直線距離を、圧力分布長さPDLとしている。
次に、本実施形態の転倒検出システムの動作について、図7から図9を参照して説明する。
先ず、被検出者Hが、部屋R内で転倒しない場合について説明する。
被検出者Hが部屋R内を歩いている場合には、圧力分布検出部1から入力する圧力分布情報は被験者Hの足の圧力分布情報であり(図5のステップST32)、足の圧力分布算出値(圧力分布面積値PDs、圧力分布長さPDL)を算出する(図5のステップST33,34)。この足の圧力分布算出値と被検出者Hの身体情報との比較を行っても(図5のステップST36)、足の圧力分布算出値に対して近似する被検出者Hの身体情報(手のひらの面積IH1、手のひらの長さIH2、身長IH3、膝から足首までの長さIH4、肘から手首までの長さIH5、腰から膝までの長さIH6)はなく、転倒とは判断しない(図5のステップST37からリターンに移行)。
また、被検出者Hが、杖をついて部屋R内を歩いている場合には、圧力分布検出部1から入力する圧力分布情報は、杖及び被験者Hの足の圧力分布情報である。このため、図6の圧力分布情報補間処理(図5のステップST35)で杖及び被験者Hの足との間の圧力分布長さPDLを算出しても、この圧力分布長さPDLに近似する被検出者Hの身体情報がなく、転倒とは判断しない。
また、被検出者Hが、車椅子に乗って部屋R内を移動している場合にも、車輪の圧力分布算出値に近似する被検出者Hの身体情報がないので、転倒とは判断しない。
さらに、部屋R内の被験者Hが、持っていた荷物を地面においた場合にも、荷物の圧力分布算出値に近似する被検出者Hの身体情報がないので、転倒とは判断しない。
次に、被検出者Hが、部屋R内で転倒した場合について説明する。
被検出者Hが手をついて転倒した場合には、圧力分布検出部1から入力する圧力分布情報に基づいて、図7(a)に示す圧力分布面積値(手の圧力面積)PDs、圧力分布長さ(手の圧力分布長さ)PDLを算出する(図5のステップST33,34)。この手の圧力分布算出値と被検出者Hの身体情報との比較を行い(図5のステップST36)、手の圧力分布算出値に対して被検出者Hの身体情報(手のひらの面積IH1、手のひらの長さIH2)が近似するので、転倒と判断して表示する(図5のステップST37〜ステップST39に移行)。
また、被検出者Hが肘から手首までを床に付けて転倒した場合には、圧力分布検出部1から入力する圧力分布情報に基づいて、図7(b)に示す圧力分布長さ(肘から手首までの長さ)PDLを算出する(図5のステップST34)。この圧力分布長さ(肘から手首までの長さ)PDLと被検出者Hの身体情報との比較を行うと(図5のステップST36)、圧力分布長さ(肘から手首までの長さPDL)とに対して被検出者Hの身体情報(肘から手首までの長さIH5)が近似するので、転倒と判断して表示する(図5のステップST37〜ステップST39に移行)。
また、被検出者Hが頭から足首までを床に付けて転倒した場合には、圧力分布検出部1から入力する圧力分布情報に基づいて、図7(c)に示す頭から足首までの長さPDLを算出する(図5のステップST34)。この頭から足首までの長さPDLと被検出者Hの身体情報との比較を行い(図5のステップST36)、頭から足首までの長さPDLとに対して被検出者Hの身体情報(身長IH3)が近似するので、転倒と判断して表示する(図5のステップST37〜ステップST39に移行)。
また、被検出者Hがうつ伏せ、仰向けで床に転倒した場合、圧力分布検出部1には、図8に示すように、複数の圧力分布PE3〜PE11が計測される。
この場合には、長手方向に連続する圧力分布PE3,PE5,PE7,PE9,PE11の重心G3,G5,G7,G9,G11を算出し、隣接する2つの重心の間を結んだ直線距離を、圧力分布長さPDL1,PDL2,PDL3,PDL4とし、これらの総和をPDLとする(図6の圧力分布情報補間処理(図5のステップST35))。そして、圧力分布長さPDL1,PDL2,PDL3,PDL4の総和PDLと被検出者Hの身体情報との比較を行い(図5のステップST36)、総和PDLに対して被検出者Hの身体情報(身長IH3)が近似するので、転倒と判断して表示する(図5のステップST37〜ステップST39に移行)。
被検出者Hが横向きに床に転倒した場合、圧力分布検出部1には、図16に示すように、複数の圧力分布PE3〜PE14が計測される。
この場合には、長手方向に連続する圧力分布PE3,PE5,PE7,PE9,PE11,PE14の重心G3,G5,G7,G9,G11,G14を算出し、隣接する2つの重心の間を結んだ直線 距離を、圧力分布長さPDL1,PDL2,PDL3,PDL4,PDL5とし、これらの総和をPDLとする(図6の圧力分布情報補間処理(図5のステップST35))。そして、圧力分布長さPDL1,PDL2,PDL3,PDL4,PDL5の総和PDLと被検出者Hの身体情報との比較を行い(図5のステップST36)、総和PDLに対して被検出者Hの身体情報(身長IH3)が近似するので、転倒と判断して表示する(図5のステップST37〜ステップST39に移行)。
さらに、被検出者Hが臀部を床に付けた状態で転倒した場合、圧力分布検出部1は、図9に示すように、臀部(腰)の圧力分布PE12と、足裏の圧力分布PE13を計測する。
この場合には、長圧力分布PE12,PE13の重心G12,G13を算出し、2つの重心の間を結んだ直線距離、圧力分布長さPDLとする(図6の圧力分布情報補間処理(図5のステップST35))。そして、圧力分布長さPDLと被検出者Hの身体情報との比較を行い(図5のステップST36)、圧力分布長さPDLに対して被検出者Hの身体情報の腰から膝までの長さIH6と膝から足首までの長さIH4とを足した値が近似するので、転倒と判断して表示する(図5のステップST37〜ステップST39に移行)。
次に、本実施形態の転倒検出システムの効果について説明する。
本実施形態の転倒検出システムは、被検出者Hが転倒したという情報を、部屋Rの床に配置した二次元平面の圧力分布を計測する圧力分布検出部1から得るので、加速度センサーを身に付けている従来の転倒検出システムと比較して、センサー装着の煩わしさ、センサーの装着忘れを解消することができる。
また、圧力分布検出部1から入力した圧力分布情報と、被検出者Hの体の部位の形状を記憶した身体情報とを比較して被検出者Hが転倒しているか否かを判断するが、身体情報には、被検出者Hが転倒したときに最初に床に接触する確率が高い、手の形状、身長、関節の間の長さ(膝から足首までの長さ、肘から手首までの長さ、腰から膝までの長さ)が記憶されているので、居間や浴室にいる被検出者Hが転倒したことを、高精度に判断することができる。
また、図6の圧力分布情報補間処理で説明したように、圧力分布検出部1が複数の圧力分布を計測した場合には、各圧力分布の重心を算出し、それら複数の重心の間を結んだ直線距離を圧力分布長さPDLとし、この圧力分布長さPDLと被検出者Hの体の部位の形状を記憶した身体情報とを比較して被検出者Hが転倒しているか否かを判断しているので、さらに高精度に被検出者Hが転倒しているか否かを判断することができる。
さらに、図4に示した身体情報処理を行うことで、被検出者Hの身体情報を常に新しい情報としているので、さらに高精度に被検出者Hが転倒しているか否かを判断することができる。
次に、図10から図15は、本発明に係る第2実施形態の転倒検出システムを示すものである。なお、図2から図9で示した第1実施形態の転倒検出システムと同一構成部分には、同一符号を付して説明は省略する。
図10は、第2実施形態の転倒検出システムのブロック構成を示す図であり、主制御部10と、年齢・性別に応じた身体情報を記憶している身体情報記憶部50と、被検出者Hの年齢及び性別を入力する年齢・性別入力部60と、転倒表示部40と、を備えている。
身体情報記憶部50の身体情報は、例えば、経済産業省のデータベース(http://www.meti.go.jp/press/20071001007/004_bessi.pdf)に記載されている主用寸法項目の年代別平均値を記憶したデータであり、図13から図15に示すように、年齢別、性別による身体の各部の寸法が記載されている(図13は2/9ページ、図14は4/9ページ、図15は5/9ページである)。
次に、第2実施形態の転倒検出システムにおける制御・処理について説明する。
図11は、転倒検出システムのメインルーチンのフローチャートを示す図であり、ステップST10で転倒検出システムが起動すると、次のステップST40では、身体情報処理を実行する。
次のステップST12では、転倒判定処理を実行する。次のステップST13では、システムのメンテナンスなどのために、転倒検出システムの終了の要求があったか否かが判定される。
そして、ステップST13における判定結果がYESであるときには、ステップST14に進んで転倒検出システムを終了し、判定結果がNOであるときには、ステップST12に進みループする。
図11で示したステップST40の身体情報処理は、図12に示す処理を行う。
図12の身体情報処理は、ステップST41で処理を開始すると、次のステップST42では、年齢・性別入力部60において、被検出者Hの年齢・性別を入力する。次のステップST43では、身体情報記憶部50に記憶されているデータ(図13から図15に示すようなデータ)から被検出者Hの年齢・性別に対応した身体情報をピックアップする。
そして、次のステップST44では、身体情報処理の終了の要求があったか否かが判定され、判定結果がYESであるときには処理を終了し、判定結果がNOであるときには、ステップST42に進みループする。
ここで、図11のステップST12の転倒判定処理は、図5と同様の処理である。
本実施形態の転倒検出システムによると、被検出者Hの年齢・性別を入力すると、身体情報記憶部50から被検出者Hの平均的な体の部位の形状を記憶した身体情報が得られ、この情報記憶部50の身体情報と、圧力分布検出部1から入力した圧力分布情報とを比較して被検出者Hが転倒しているか否かを判断ので、的確に被検出者Hが転倒しているか否かを判断することができる。
なお、上述した第1実施形態の転倒検出システムでは、身体情報記憶部20に被検出者Hの体重を身体情報として入力し、圧力分布検出部1が圧力発生源の荷重を算出することで、被検出者Hの転倒、被検出者H以外の物品の落下などを判断するようにしてもよい。同様に、上述した第2実施形態の転倒検出システムでは、身体情報記憶部50に年代別・性別の体重を身体情報として入力し、圧力分布検出部1が圧力発生源の荷重を算出することで、被検出者Hの転倒、被検出者H以外の物品の落下などを判断するようにしてもよい。
ここで、図5のステップST32が圧力情報検出ステップに対応し、図5のステップST33、ST34が圧力形状算出ステップに対応し、図5のステップST36が比較ステップに対応し、図5のステップST37,ST38が転倒判断ステップに対応し、図5のステップST39が転倒表示ステップに対応し、図5のステップST35及び図6が補間処理ステップに対応している。
1…圧力分布検出部、10…主制御部、20…身体情報記憶部、30…身体情報入力部、40…転倒表示部、50…身体情報記憶部、60…年齢・性別入力部、H…被検出者、IH1…手のひらの面積、IH2…手のひらの長さ、IH3…身長、IH4…膝から足首までの長さ、IH5…肘から手首までの長さ、IH6…腰から膝までの長さ、PDs…圧力分布面積値、PDL…圧力分布長さ、R…部屋

Claims (10)

  1. 被検出者が移動する床に配置され、二次元平面の圧力分布情報を検出する圧力分布検出部と、
    前記被検出者の身体情報を記憶する身体情報記憶部と、
    前記圧力分布検出部が検出した圧力分布情報及び前記身体情報記憶部が記憶する前記身体情報に基づいて前記被検出者の転倒を検出する転倒検出部と、
    を備えていることを特徴とする転倒検出装置。
  2. 前記身体情報記憶部は、前記被検出者の体の部位の形状に関する情報を記憶していることを特徴とする請求項1に記載の転倒検出装置。
  3. 前記身体情報記憶部は、前記被検出者の手の形状に関する情報を記憶していることを特徴とする請求項1又は2に記載の転倒検出装置。
  4. 前記身体情報記憶部は、前記被検出者の、身長、膝から足首までの長さ、肘から手首までの長さ、及び、腰から膝までの長さの情報からなる群より選ばれた少なくとも一の情報を記憶していることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の転倒検出装置。
  5. 前記身体情報記憶部は、年齢及び性別に応じた身体の各部の平均寸法をデータベース化した身体情報であり、
    前記転倒検出部は、前記被検出者の年齢及び性別に対応した前記身体情報記憶部のデータを前記被検出者の身体情報とし、この身体情報と前記圧力分布検出部が検出した圧力分布情報とに基づいて前記被検出者の転倒を検出することを特徴とする請求項1記載の転倒検出装置。
  6. 前記被検出者が転倒していることを外部に表示する転倒表示部と、を備えることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の転倒検出装置。
  7. 被検出者が移動する床に配置され、二次元平面の圧力分布情報を検出する圧力分布検出部から出力される前記圧力分布情報を受信する圧力分布情報受信部と、
    前記被検出者の身体情報を記憶する身体情報記憶部から出力される前記身体情報を受信する身体情報受信部と、
    前記圧力分布情報及び前記身体情報に基づいて前記被検出者の転倒を検出する転倒検出部と、
    を備えていることを特徴とする情報処理装置。
  8. 被検出者が移動する床に配置された圧力分布検出部から二次元平面の圧力分布情報を検出する圧力情報検出ステップと、
    前記圧力分布情報の検出値に基づいて圧力分布の形状を算出する圧力形状算出ステップと、
    前記圧力分布の形状と、身体情報記憶部が記憶されている前記被検出者の身体情報とを比較する比較ステップと、
    この比較ステップで前記圧力分布の形状と前記被検出者の身体情報とが近似している場合に転倒と判断する転倒判断ステップと、
    この転倒判断ステップが転倒と判断した場合に前記被検出者の転倒を外部に表示する転倒表示ステップと、
    を備えていることを特徴とする転倒検出方法。
  9. 前記圧力情報検出ステップが複数の圧力分布を検出した場合に、夫々の圧力分布の重心を算出し、且つ、隣接する圧力分布の重心同士を結んだ直線距離を前記圧力分布の形状とする補間処理ステップを行うことを特徴とする請求項8記載の転倒検出方法。
  10. コンピュータに、
    被検出者が移動する床に配置された圧力分布検出部から二次元平面の圧力分布情報を検出する圧力情報検出ステップと、
    前記圧力分布情報の検出値に基づいて圧力分布の形状を算出する圧力形状算出ステップと、
    前記圧力分布の形状と、身体情報記憶部が記憶されている前記被検出者の身体情報とを比較する比較ステップと、
    この比較ステップで前記圧力分布の形状と前記被検出者の身体情報とが近似している場合に転倒と判断する転倒判断ステップと、
    この転倒判断ステップが転倒と判断した場合に前記被検出者の転倒を外部に表示する転倒表示ステップと、
    を実行させるためのプログラム。
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