JP2000055679A - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JP2000055679A JP21910398A JP21910398A JP2000055679A JP 2000055679 A JP2000055679 A JP 2000055679A JP 21910398 A JP21910398 A JP 21910398A JP 21910398 A JP21910398 A JP 21910398A JP 2000055679 A JP2000055679 A JP 2000055679A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DGPSを利用したナビゲーション装置にお
いて、位置検出誤差の増大を抑制する。 【解決手段】 GPS受信機の制御部37は、DGPS
情報が入力されるタイミング又はナビゲーション装置本
体から入力される信号により、カルマンフィルタ37a
のフィルタ強度(時定数)を制御し、DGPS情報を入
力後の位置検出誤差の増大を抑制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、GPS( Global
Positioning System)衛星から送られてくる信号により
現在位置を検出するナビゲーション装置に関し、特に、
DGPS(Differential Global Positioning System)
を使用して位置検出精度を向上させたナビゲーション装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】車載用ナビゲーション装置は、地図デー
タを記録したCD−ROM又はDVD−ROM(以下、
単に「CD−ROM」という)等の地図データ記憶装置
と、ディスプレイ装置と、GPS受信機、ジャイロ及び
車速センサ等の車両の現在位置及び現在方位を検出する
センサ等を有し、車両の現在位置を含む地図データを地
図データ記憶装置から読み出し、該地図データに基づい
て車両位置の周囲の地図画像をディスプレイ画面に描画
すると共に、車両位置マーク(ロケーション)をディス
プレイ画面に重ね合わせて表示し、車両の移動に応じて
地図画像をスクロール表示したり、地図画像を画面に固
定し車両位置マークを移動させたりして、車両が現在ど
こを走行しているのかを一目で判るようにしている。
【0003】また、通常、車載用ナビゲーション装置に
は、ユーザが所望の目的地に向けて道路を間違うことな
く容易に走行できるようにした経路誘導機能が搭載され
ている。この経路誘導機能によれば、地図データを用い
て出発地から目的地までを結ぶ最もコストが低い経路を
横型探索法又はダイクストラ法等のシミュレーション計
算を行って自動探索し、その探索した経路を誘導経路と
して記憶しておき、走行中、地図画像上に誘導経路を他
の道路とは色を変えて太く描画して画面表示したり、車
両が誘導経路上の進路を変更すべき交差点に一定距離内
に近づいたときに、地図画像上の進路を変更すべき交差
点に進路を示す矢印を描画して画面表示したりすること
で、ユーザを目的地まで案内する。
【0004】ところで、民生用として一般に公開されて
いるC/Aコードを用いたGPSによる車両位置検出で
は100m程度の検出誤差が生じる。この検出誤差を小
さくできる技術として、近年、DGPSが開発され、実
用化されている。DGPSでは、正確な経度及び緯度が
既知の基地局によりGPS衛星からの信号を受信してそ
の時点での誤差を検出し、位置を補正するための位置補
正情報(以下、DGPS情報という)をFM多重放送に
よって送信するものであり、これを受信した車載用ナビ
ゲーション装置では、GPSにより測位した車両位置を
基地局からのDGPS情報を用いて補正することによ
り、位置検出誤差が約10m以下にまで改善される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、DGP
Sでは、基地局と車載用ナビゲーション装置との共通の
誤差原因(例えば、電離層遅延、対流圏遅延及びSA(S
elective Availability) 誤差等)による誤差は除去さ
れるが、マルチパスのように基地局と車載用ナビゲーシ
ョン装置とで共通でない誤差原因は除去することができ
ない。従って、車載用ナビゲーション装置のGPS受信
機にマルチパスの影響があると、DGPSによる位置検
出精度が低下する。
【0006】また、DGPSでは、DGPS情報を入力
した時点での誤差は補正されるが、その後時間の経過に
伴って誤差が大きくなる。現在、DGPS情報はFM多
重放送により5秒毎に送信されるが、例えば車両がビル
の谷間等のように電波が届きにくいところを走行する
と、DGPS情報を受信できず、時間の経過に伴って誤
差が大きくなる。
【0007】本発明の目的は、DGPSを利用したナビ
ゲーション装置において、マルチパスの影響による位置
検出誤差の増大を抑制できるナビゲーション装置を提供
することである。また、本発明の他の目的は、DGPS
を利用したナビゲーション装置において、DGPS情報
を一時的に入力できないときに位置検出誤差の増大を抑
制できるナビゲーション装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、FM放
送に多重したDGPS情報を受信するFM多重受信手段
と、GPS衛星から送信されるGPS信号を受信すると
ともに前記DGPS情報を入力し、カルマンフィルタに
より演算処理して位置情報を出力するGPS受信手段と
を有するナビゲーション装置において、前記GPS受信
手段は、前記DGPS情報を入力すると前記カルマンフ
ィルタの強度を第1の強度とし、一定時間後に前記カル
マンフィルタの強度を前記第1の強度よりも強い第2の
強度とすることを特徴とする本願第1発明のナビゲーシ
ョン装置により解決する。
【0009】上記した課題は、FM放送に多重したDG
PS情報を受信するFM多重受信手段と、GPS衛星か
ら送信されるGPS信号を受信するとともに前記DGP
S情報を入力し、カルマンフィルタにより演算処理して
位置情報を出力するGPS受信手段とを有するナビゲー
ション装置において、前記GPS受信手段は、前記DG
PS情報が一定のタイミングで入力されているときは前
記カルマンフィルタの強度を第1の強度とし、前記一定
のタイミングで受信されないときは前記カルマンフィル
タの強度を前記第1の強度よりも強い第2の強度とする
ことを特徴とする本願第2発明のナビゲーション装置に
より解決する。
【0010】上記した課題は、主要建築物の位置及び高
さ情報を含む地図データを記憶した地図データ記憶手段
と、FM放送に多重したDGPS情報を受信するFM多
重受信手段と、GPS衛星から送信されるGPS信号を
受信するとともに前記DGPS情報を入力し、カルマン
フィルタにより演算処理して位置情報を出力するGPS
受信手段と、前記地図データを使用して前記GPS受信
手段と前記GPS衛星との間の建築物の有無を調べ、そ
の結果建築物がないと判定したときは前記GPS受信手
段を制御して前記カルマンフィルタのフィルタ強度を第
1の強度とし、前記建築物があると判定したときは前記
GPS受信手段を制御して前記カルマンフィルタのフィ
ルタ強度を前記第1の強度よりも強い第2の強度とする
制御手段とを有することを特徴とする本願第3発明のナ
ビゲーション装置により解決する。
【0011】以下、本発明の作用について説明する。D
GPSを用いたナビゲーション装置では、DGPS情報
を入力すると所定の時定数で誤差が減少して最小値にな
り、その後時間の経過とともに誤差が大きくなる。そし
て、次にDGPS情報を入力すると、再び誤差が減少し
始める。このように、DGPSを用いたナビゲーション
装置では、DGPS情報を入力する毎に、誤差の減少及
び増加を繰り返す。また、カルマンフィルタのフィルタ
強度が「弱」の場合は誤差の変化する割合が大きくな
り、フィルタ強度が「強」の場合は誤差の変化する割合
が小さくなる。
【0012】本願第1発明においては、通常、カルマン
フィルタのフィルタ強度を第2の強度(フィルタ強度
「強」)に設定しておき、DGPS受信手段がDGPS
情報を入力すると、一定時間だけカルマンフィルタのフ
ィルタ強度を第1の強度(フィルタ強度「弱」)に設定
する。従って、誤差が小さくなるときの誤差の変化する
割合が大きく、誤差が大きくなるときの誤差の変化する
割合が小さくなる。これにより、位置検出誤差を小さく
維持することができる。
【0013】また、本願第2発明においては、GPS受
信手段にDGPS情報が一定のタイミングで入力されて
いるときはカルマンフィルタのフィルタ強度を第1のフ
ィルタ強度(フィルタ強度「弱」)とし、一定のタイミ
ングで入力されていないときは第2のフィルタ強度(フ
ィルタ強度「強」)に設定する。これにより、FM多重
されたDGPS情報の受信状態が悪く一定のタイミング
でDGPS情報が入力できないときは、カルマンフィル
タのフィルタ強度が強くなり、位置検出誤差の変化する
割合が小さくなって、誤差の増大が抑制される。
【0014】更に、本願第3発明においては、地図デー
タ記憶手段に主要建築物の位置及び高さ情報が含まれて
おり、制御手段はGPS衛星との間に建築物が存在して
いるか否かを調べる。そして、GPS衛星との間に建築
物が存在していないと判断したときは、マルチパスの影
響がないと考えられるので、GPS受信手段を制御して
カルマンフィルタのフィルタ強度を第1の強度(フィル
タ強度「弱」)とする。一方、衛星との間に建築物が存
在しないと判断したときは、マルチパスの影響が考えら
れるので、カルマンフィルタのフィルタ強度を第2の強
度(フィルタ強度「強」)とする。このように、本発明
では、周囲の状態によりカルマンフィルタのフィルタ強
度を適宜変更するので、位置検出誤差の増大が抑制され
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施の形態
の車載用ナビゲーション装置を示すブロック図である。
【0016】1は地図データを記憶したCD−ROM、
2は後述するナビゲーション装置本体10を操作するた
めの各種操作ボタンが設けられた操作部である。3はF
M多重されたDGPS情報を受信するFM多重受信機、
4はGPS衛星から送られてくるGPS信号を受信して
車両の現在位置の経度及び緯度を検出するGPS受信機
である。このGPS受信機4は、DGPS情報を入力し
て検出位置を補正する機能を有している。
【0017】5は自立航法センサであり、この自立航法
センサ5は、車両回転角度を検出するジャイロ等の角度
センサ5aと、一定の走行距離毎にパルスを発生する走
行距離センサ5bとにより構成されている。7は液晶デ
ィスプレイ装置であり、ナビゲーション装置本体10
は、このディスプレイ装置7に車両の現在位置の周囲の
地図を表示したり、出発地から目的地までの誘導経路や
車両位置マーク及びその他の案内情報を表示する。8は
スピーカーであり、ナビゲーション装置本体10はユー
ザにスピーカー8を介して各種案内情報を音声で伝達す
る。
【0018】ナビゲーション装置本体10は以下のもの
から構成されている。11はCD−ROM1から読み出
された地図データを一時的に記憶するバッファメモリで
ある。12は操作部2と接続されるインターフェース、
13はFM多重受信機3と接続されるインターフェー
ス、14はGPS受信機4と接続されるインターフェー
ス、15は自立航法センサ5に接続されるインターフェ
ースである。16は制御部であり、この制御部16は、
インターフェース14,15から入力される情報を基に
車両の現在位置を検出したり、CD−ROM1から所定
の領域の地図データをバッファメモリ11に読み出した
り、バッファメモリ11に読み出された地図データを用
いて出発地から目的地までの誘導経路を探索する。ま
た、制御部16は、後述するように、FM多重受信機3
から入力したDGPS情報をGPS受信機4に伝達す
る。
【0019】18はバッファメモリ11に読み出された
地図データを用いて地図画像を生成する地図描画部であ
る。20は制御部16で探索した誘導経路を記憶する誘
導経路記憶部、21は誘導経路を描画する誘導経路描画
部である。誘導経路記憶部20には、制御部16によっ
て探索された誘導経路の全ノードが出発地から目的地ま
で記録される。誘導経路描画部21は、地図を表示する
際に、誘導経路記憶部20から誘導経路情報(ノード
列)を読み出して、誘導経路を他の道路とは異なる色及
び線幅で描画する。
【0020】19は制御部16からの信号に応じて各種
メニュー画面(操作画面)や車両位置マーク及びカーソ
ル等の各種マークを生成する操作画面・マーク発生部で
ある。22は音声信号発生部である。この音声信号発生
部22には予め複数の音声メッセージが記録されてお
り、制御部16からの信号に応じて所定の音声メッセー
ジをスピーカー8に出力する。23は画像合成部であ
り、地図描画部18で描画された地図画像に、操作画面
・マーク発生部19で生成した各種マークや操作画面、
及び誘導経路描画部21で描画した誘導経路などを重ね
合わせてディスプレイ装置7に表示させる。
【0021】このように構成されたナビゲーション装置
において、制御部16は、GPS受信機4で受信したG
PS信号と、自立航法センサ5から入力した信号とから
車両の現在位置を検出する。そして、CD−ROM1か
ら車両周囲の地図データを読み出してバッファメモリ1
1に格納する。地図描画部18は、バッファメモリ11
に読み出された地図データに基づいて地図画像を生成
し、ディスプレイ装置7に車両周囲の地図画像を表示す
る。
【0022】また、制御部16は、車両の移動に伴って
GPS受信機4及び自立航法センサ5から入力した信号
により自車位置を検出し、その結果に応じて、ディスプ
レイ装置7に表示された地図画像に車両位置マークを重
ね合わせて表示し、車両の移動に伴って車両位置マーク
を移動させたり、地図画像をスクロール表示する。更
に、ユーザが操作部2を操作して目的地を設定すると、
制御部16は車両の現在位置を出発地とし、出発地から
目的地までの最もコストが低い経路をCD−ROM1の
地図データを使用して探索する。そして、探索により得
られた経路を誘導経路として誘導経路記憶部20に記憶
し、地図画像に誘導経路を重ね合わせて表示させる。ま
た、制御部16は車両の走行に伴って適宜案内情報を出
力し、車両を目的地まで誘導経路に沿って走行するよう
に案内する。
【0023】ところで、FM多重放送局は、DGPS情
報を5秒間隔で送信している。制御部16は、FM多重
受信機3でDGPS情報を受信すると、該DGPS情報
をGPS受信機4に出力する。図2はGPS受信機4の
構成を示すブロック図である。31は衛星から送られて
くるGPS信号を受信するアンテナ、32はアンテナ3
1で受信したGPS信号を高周波増幅する高周波増幅
器、38は一定周期の基準クロックを発生する基準水晶
発振器、39は基準クロックをもとに所定の周波数の信
号を生成する周波数てい倍回路である。33は、高周波
増幅器32から出力された信号と周波数てい倍回路39
から出力された信号を積算して中間周波信号を出力する
積算回路、34は中間周波信号を増幅及び検波する中間
周波増幅器、35は中間周波増幅器34から出力された
信号をA/D(アナログ/デジタル)変換するA/D変
換器である。
【0024】36はデジタル処理回路であり、A/D変
換器35から入力した信号を基に、PRNコードの逆拡
散、搬送波の位相同期の確立及び航法メッセージの抽出
を行う。37はデジタル処理回路36から出力されるこ
れらのデータを基に現在位置を算出して位置情報を出力
する制御部である。制御部37にはナビゲーション装置
本体10からDGPS情報が入力されるようになってお
り、該DGPS情報を用いて検出位置の補正を行う。3
7aは制御部37内でソフトウェアより実現されるカル
マンフィルタであり、該カルマンフィルタ37aを使用
して位置情報の推定を行う。すなわち、GPS信号には
多くの誤差因子が含まれており、統計的な処理を行って
検出位置を推定する必要がある。この統計的な処理によ
る検出位置の推定にカルマンフィルタが使用される。
【0025】GPSにおけるカルマンフィルタの詳細に
ついては、例えば航空宇宙における誘導と制御(西村
等;計測自動制御学会発行)等に記載されているが、簡
単にいうとカルマンフィルタは、観測量y0 ,y1
…,yk を用いて、時刻tk'のときのシステムの状態x
k'に関する最適な推定量を求める逐次的なアルゴリズム
である。車載用ナビゲーション装置のGPS受信機4の
カルマンフィルタでは時定数(パラメータ)を有してお
り、図3に示すように時定数が大きい場合、すなわちフ
ィルタ強度が強い場合は位置検出誤差eの変化が緩慢で
あり、時間の経過とともに増大する誤差eの割合は少な
いものの、DGPS情報を入力した後の誤差eが小さく
なる割合も小さい。一方、時定数が小さい場合、すなわ
ち、フィルタ強度が弱い場合は誤差eの変化が急であ
り、誤差eが増大する割合は大きいが、DGPS情報を
入力してから誤差eが小さくなるまでの時間が短い。従
来は、用途(車載用又は船舶用等)に合わせてフィルタ
強度が決められていた。本実施の形態においては、制御
部37により、カルマンフィルタ37aのフィルタ強度
を適宜2段階(フィルタ強及び弱)に変更可能となって
いる。
【0026】なお、GPSにより位置を検出するために
は3個以上の衛星から同時にGPS信号を受信する必要
がある。従って、GPS受信機4は3個以上の衛星から
のGPS信号を同時に受信し、それらの信号を同時に処
理することができるようになっている。以下、本実施の
形態の車載用ナビゲーション装置のDGPS情報入力時
の動作について、図4に示すフローチャートを参照して
説明する。また、図5は、横軸に時間をTをとり、縦軸
に位置検出誤差eをとって、DGPS情報の入力タイミ
ングとフィルタ強度の制御及び誤差の関係を示す図であ
る。
【0027】GPS受信機4の制御部37は、電源オン
により以下の処理を開始する。なお、初期状態ではカル
マンフィルタ37aのフィルタ強度は「強」に設定され
ているとする。制御部37は、ステップS11におい
て、ナビゲーション装置本体10からDGPS情報を入
力するとステップS12に移行する。そして、カルマン
フィルタ37aのフィルタ強度を「弱」に設定する。こ
れにより、図5に示すように、誤差eが減少するときの
速度が速くなる。その後、ステップS13に移行し、制
御部37は一定時間tが経過するのを待つ。この時間t
は、誤差eが最小値になるまでに必要な時間であり、予
め設定されている。時間tが経過すると、ステップS1
4に移行して、制御部37はカルマンフィルタ37aの
フィルタ強度を「強」に設定する。これにより、誤差e
の増大する速度が遅くなる。その後、ステップS11に
戻り、次のDGPS情報が入力されるまでカルマンフィ
ルタ37のフィルタ強度を「強」に維持する。上記の処
理は、ナビゲーション装置の電源オフにより終了する。
【0028】このように、本実施の形態においては、G
PS受信機4にDGPS情報が入力されると一定時間t
だけカルマンフィルタ37のフィルタ強度を「弱」にし
て誤差eが減少する速度を速くし、その後フィルタ強度
を「強」にして誤差eが増大する速度を遅くするので、
カルマンフィルタのフィルタ強度が常に一定である従来
のナビゲーション装置に比べて、誤差eの変化量が小さ
くなる。これにより、位置検出精度が向上するという効
果が得られる。
【0029】(第2の実施の形態)以下、本発明の第2
の実施の形態のナビゲーション装置について説明する。
なお、本実施の形態においても、ナビゲーション装置本
体及びGPS受信機の基本的な構成は第1の実施の形態
と同様であるので、図1及び図2を参照する。図6は、
本実施の形態におけるナビゲーション装置のGPS受信
機4のDGPS情報受信時の動作を示すフローチャート
である。また、図7は、横軸に時間をとり、縦軸に位置
検出誤差をとって、DGPS情報の入力タイミングとフ
ィルタ強度の制御及び位置検出誤差との関係を示す図で
ある。
【0030】GPS受信機3の制御部37は、電源オン
により以下の処理を開始する。なお、初期状態ではカル
マンフィルタ37aのフィルタ強度は「弱」に設定され
ているとする。制御部37は、ステップS21におい
て、DGPS情報の入力タイミングを設定する。前述し
たようにFM多重放送の受信状態が良好な場合は、DG
PS情報は5秒毎に入力される。従って、制御部37
は、最初にDGPS情報を入力した時点を基準として5
秒毎の時間をDGPS情報の入力タイミングとする。
【0031】その後、ステップS22において、制御部
37はDGPS情報の入力タイミングまで待つ。そし
て、入力タイミングになると、ステップS23に移行
し、DGPS情報が入力されたか否かを調べる。DGP
S情報が入力された場合は、ステップS24に移行し、
制御部37はカルマンフィルタ37aのフィルタ強度を
「弱」に設定する。この場合、誤差eの増加及び減少速
度はいずれも大きいが、DGPS情報が一定の時間間隔
で入力されているので、DGPS情報が入力される毎に
誤差eが補正され、誤差eを低く抑えることができる。
その後、ステップS22に戻り、次のDGPS情報の入
力タイミングを待つ。
【0032】一方、ステップS23においてDGPS情
報の入力タイミングにもかかわらずDGPS情報が入力
されない場合、例えば車両がビルの谷間等のようにFM
の受信状態が悪い場所を走行しているときは、ステップ
S25に移行して、制御部37はカルマンフィルタ37
aのフィルタ強度を「強」に設定する。この場合、DG
PS情報は定期的に入力されないが、誤差eの変化する
速度が小さくなるので、誤差eの増大が抑制される。そ
の後、ステップS22に戻り、次のDGPS情報の入力
タイミングを待つ。
【0033】上記の処理は、ナビゲーション装置の電源
オフにより終了する。本実施の形態においては、5秒毎
にDGPS情報が入力されている場合、すなわちFM多
重放送の受信状態がよいときは、カルマンフィルタ37
aのフィルタ強度が「弱」に設定される。これにより、
5秒毎に検出位置が補正されて、検出誤差eが大きくな
ることが回避される。一方、5秒毎にDGPS情報が入
力されない場合、すなわちFM多重放送の受信状態が悪
いときは、カルマンフィルタ37aのフィルタ強度が
「強」に設定される。これにより、検出誤差eの増大す
る速度が小さくなり、位置検出誤差の増大が抑制され
る。
【0034】(第3の実施の形態)以下、本発明の第3
の実施の形態のナビゲーション装置について説明する。
なお、本実施に形態においては、ナビゲーション装置本
体及びGPS受信機の基本的な構造は第1の実施の形態
と同様であるので、図1及び図3を参照する。本実施の
形態においては、CD−ROM1に市街地の各種店舗や
駐車場及び主要な建築物等の位置及び形状を詳細に示す
市街地詳細地図情報が記録されており、この市街地詳細
地図情報には、主要な建築物の高さを示す情報も記録さ
れている。また、本実施の形態においては、GPS受信
機4内は、GPS信号に含まれるGPS衛星自身の位置
情報を用いて各衛星の位置を検出し、この衛星の位置情
報をナビゲーション装置本体10に出力する。
【0035】図8は、本実施の形態のナビゲーション装
置の動作を示すフローチャートである。まず、ナビゲー
ション装置本体10の制御部16は、ステップS31に
おいて、GPS受信機4から入力した位置情報と自立航
法センサ5から入力した信号とから車両の現在位置を検
出する。そして、ステップS32に移行し、制御部16
は車両の現在位置を含む地図データをバッファメモリ1
1に読み出す。
【0036】次に、ステップS33に移行し、ナビゲー
ション装置本体10はGPS受信機4から入力したGP
S衛星の位置情報を調べる。次に、ステップS34に移
行し、ナビゲーション装置本体10の制御部16は、車
両の現在位置の周囲に存在する主要な建築物を検索す
る。そして、車両の現在位置と衛星とを結ぶ線の方向及
び仰角を求め、更に主要な建築物の高さ情報を用いて、
車両と各衛星との結ぶ線上に建築物が存在するか否かを
調べる。その結果、図9(a)に示すように、車両41
と衛星42との間に建築物43が存在すると判断した場
合は、マルチパスの影響を受けているおそれがあるとし
て、ステップS34からステップS35に移行し、GP
S受信機4のカルマンフィルタ37aのフィルタ強度を
「強」とする信号を出力する。GPS受信機4の制御部
37は、ナビゲーション装置本体から該信号を受信する
と、カルマンフィルタ37aのフィルタ強度を「強」に
設定する。その後、ステップS31に戻る。
【0037】一方、ステップS34において、図9
(b)に示すように、車両41と衛星42とを結ぶ線上
に建築物43が存在しないと判断した場合は、マルチパ
スの影響がないと判断して、ステップS34からステッ
プS36に移行し、ナビゲーション装置本体10の制御
部16はGPS受信機4のカルマンフィルタ37aのフ
ィルタ強度を「弱」とする信号を出力する。GPS受信
機4の制御部37は、ナビゲーション装置本体10から
該信号を受信すると、カルマンフィルタ37aのフィル
タ強度を「弱」に設定する。その後ステップS31に戻
る。
【0038】上記の処理は、ナビゲーション装置の電源
がオフになるまで繰り返される。本実施の形態において
は、CD−ROM1の地図データに含まれる主要建築物
の位置及び高さ情報を使用してマルチパスの有無を判断
し、マルチパスの影響のおそれがあるときはカルマンフ
ィルタ37aのフィルタ強度を「強」に設定し、マルチ
パスのおそれがないときはカルマンフィルタ37aのフ
ィルタ強度を「弱」に設定するので、検出誤差eを小さ
くすることができる。
【0039】なお、マルチパスの影響は主に高層建築物
が多い市街地で発生しやすいので、上述の第3の実施の
形態では車両が市街地を走行しているときのみ、建築物
によるマルチパスの影響の有無を調べるようにしたが、
地図データに市街地以外の主要建築物の高さ情報を含
め、郊外を走行中に建築物によるマルチパスの影響を調
べて、カルマンフィルタのフィルタ強度を変更するよう
にしてもよい。
【0040】また、上記した第1〜第3の実施の形態を
適宜組み合わせてカルマンフィルタのフィルタ強度を制
御してもよい。例えば、第3の実施の形態では、マルチ
パスの影響の有無によりカルマンフィルタ37aのフィ
ルタ強度を制御する場合について説明したが、第1の実
施の形態と組み合わせて、更にDGPS情報が入力され
た後の一定時間だけフィルタ強度を「弱」としてもよ
く、第2の実施の形態と組み合わせて、更にDGPS情
報の入力タイミングでDGPS情報を入力しなかった場
合もカルマンフィルタ37aのフィルタ強度を「強」と
してもよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1発明によ
れば、DGPS情報受信手段がDGPS情報を入力する
と一定時間だけカルマンフィルタのフィルタ強度を弱く
設定するので、位置検出誤差を小さく維持することがで
きる。また、本願第2発明によれば、GPS受信手段に
DGPS情報が一定のタイミングで入力されているとき
はカルマンフィルタのフィルタ強度を弱く設定し、前記
一定のタイミングで入力されていないときはカルマンフ
ィルタのフィルタ強度を強く設定するので、位置検出誤
差の増大が抑制される。
【0042】更に、本願第3発明によれば、地図データ
記憶手段に主要建築物の位置及び高さ情報が含まれてお
り、制御手段はGPS衛星との間に建築物が存在してい
ない場合は、GPS受信手段のカルマンフィルタのフィ
ルタ強度を弱くし、建築物が存在する場合はフィルタ強
度を強くするので、マルチパスによる誤差の増大が抑制
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の車載用ナビゲーシ
ョン装置を示すブロック図である。
【図2】同じくそのナビゲーション装置のGPS受信機
の構成を示すブロック図である。
【図3】カルマンフィルタのフィルタ強度と位置検出誤
差との関係を示す図である。
【図4】第1の実施の形態におけるGPS受信機の動作
を示すフローチャートである。
【図5】第1の実施の形態におけるカルマンフィルタの
フィルタ強度の制御と位置検出誤差の変化との関係を示
す図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態におけるナビゲーシ
ョン装置のGPS受信機の動作を示すフローチャートで
ある。
【図7】第2の実施の形態におけるカルマンフィルタの
フィルタ強度の制御と位置検出誤差の変化との関係を示
す図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態のナビゲーション装
置の動作を示すフローチャートである。
【図9】マルチパスの有無の検出方法を示す模式図であ
る。
【符号の説明】
1 CD−ROM、 3 FM多重受信機、 4 GPS受信機、 5 自立航法センサ、 10 ナビゲーション装置本体、 11 バッファメモリ、 12〜15 インターフェース、 16,37 制御部、 31 GPSアンテナ、 32 高周波増幅器、 33 積算回路、 34 中間周波増幅器、 35 A/D変換器、 36 デジタル処理回路、 37a カルマンフィルタ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FM放送に多重したDGPS情報を受信
    するFM多重受信手段と、 GPS衛星から送信されるGPS信号を受信するととも
    に前記DGPS情報を入力し、カルマンフィルタにより
    演算処理して位置情報を出力するGPS受信手段とを有
    するナビゲーション装置において、 前記GPS受信手段は、前記DGPS情報を入力すると
    前記カルマンフィルタの強度を第1の強度とし、一定時
    間後に前記カルマンフィルタの強度を前記第1の強度よ
    りも強い第2の強度とすることを特徴とするナビゲーシ
    ョン装置。
  2. 【請求項2】 FM放送に多重したDGPS情報を受信
    するFM多重受信手段と、 GPS衛星から送信されるGPS信号を受信するととも
    に前記DGPS情報を入力し、カルマンフィルタにより
    演算処理して位置情報を出力するGPS受信手段とを有
    するナビゲーション装置において、 前記GPS受信手段は、前記DGPS情報が一定のタイ
    ミングで入力されているときは前記カルマンフィルタの
    強度を第1の強度とし、前記一定のタイミングで受信さ
    れないときは前記カルマンフィルタの強度を前記第1の
    強度よりも強い第2の強度とすることを特徴とするナビ
    ゲーション装置。
  3. 【請求項3】 主要建築物の位置及び高さ情報を含む地
    図データを記憶した地図データ記憶手段と、 FM放送に多重したDGPS情報を受信するFM多重受
    信手段と、 GPS衛星から送信されるGPS信号を受信するととも
    に前記DGPS情報を入力し、カルマンフィルタにより
    演算処理して位置情報を出力するGPS受信手段と、 前記地図データを使用して前記GPS受信手段と前記G
    PS衛星との間の建築物の有無を調べ、その結果建築物
    がないと判定したときは前記GPS受信手段を制御して
    前記カルマンフィルタのフィルタ強度を第1の強度と
    し、前記建築物があると判定したときは前記GPS受信
    手段を制御して前記カルマンフィルタのフィルタ強度を
    前記第1の強度よりも強い第2の強度とする制御手段と
    を有することを特徴とするナビゲーション装置。
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