JPH11331001A - 車載用ナビゲーションシステム - Google Patents

車載用ナビゲーションシステム

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JPH11331001A
JPH11331001A JP13158998A JP13158998A JPH11331001A JP H11331001 A JPH11331001 A JP H11331001A JP 13158998 A JP13158998 A JP 13158998A JP 13158998 A JP13158998 A JP 13158998A JP H11331001 A JPH11331001 A JP H11331001A
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JP
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multiplex
station
vehicle
broadcast
reception
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JP13158998A
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Yasukata Suzuki
康方 鈴木
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Alpine Electronics Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動追従機能を有するFM多重放送受信機を
備えた車載用ナビゲーションシステムにおいて、車両が
一時的に受信状態が悪い地域を通行しても受信局が変更
されず、受信局の切換えを適切に行う。 【解決手段】 CD−ROM1に、地図データととも
に、各FM多重放送局毎に設定された受信領域のデータ
を含むデータベースが記憶されている。FM多重放送受
信機3の受信状態が劣化すると、制御部16はデータベ
ースを参照し、車両の現在位置が受信中の放送局の受信
領域に位置するときは現在受信中のFM多重放送局から
受信を継続するようにFM多重放送受信機3を制御し、
現在受信中の放送局の受信領域から外れているときは、
他のFM多重放送局を受信するようにFM多重放送受信
機3を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両の現在位置を
検出して車両を目的地まで案内する車載用ナビゲーショ
ンシステムに関し、特にFM多重放送受信機を備えた車
載用ナビゲーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、FM放送に多重して、ニュースや
天気予報及び交通情報等が提供されるようになった。F
M多重放送受信機とナビゲーション装置とを接続してな
るナビゲーションシステムでは、FM多重放送により送
られてくる交通情報を使用して、渋滞又は事故等が発生
している道路をディスプレイ画面に表示したり、それら
の道路を避けて目的地まで最も効率よく走行できる誘導
経路を探索することが可能である。
【0003】ところで、FM多重放送では、同種の情報
を放送している系列局を示すデータが含まれており、車
両の移動により受信状態が悪くなると自動的に受信周波
数を変更して他の系列局(以下、代替局ともいう)から
の放送を受信するいわゆる自動追従が可能になってい
る。これにより、車両の移動に伴って車両位置が現在受
信中のFM多重放送局のサービスエリアから外れても、
ユーザは何ら操作することなく、代替局から同種の情報
を継続して受信することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
FM多重放送受信機では、代替局への切換えのタイミン
グを、電界強度の低下又は誤り検出数の増加により決め
ている。このため、例えば、東京の交通情報を受信中に
車両がビルの谷間などのように電波の受信状態が悪い場
所を通ると、FM多重放送受信機は受信局を横浜のFM
放送局に自動的に切換え、神奈川県の交通情報を受信し
てしまうことがある。
【0005】また、FM多重放送受信機では、FM多重
された情報を受信して順次メモリに蓄積し、一定量の情
報が蓄積されると誤り検出及び訂正を行うことにより文
字情報又は交通情報等のFM多重された情報を復元した
後、文字情報をFM多重受信機のディスプレイに表示し
たり、交通情報をナビゲーション装置に送るようになっ
ている。受信局を切換えると、それまでメモリに蓄積し
ていた情報をクリアして新たな情報をメモリに蓄積する
ため、受信局を切換えてもすぐに情報が得られるわけで
はなく、メモリに一定量の情報が蓄積されて情報が表示
されるようになるまで数分間待たなければならない。ビ
ルの谷間などのような場所を通行する場合は受信状態が
安定しないので、受信局を頻繁に切換えて、比較的長時
間情報が取り込めなくなることもある。
【0006】このように、従来のFM多重放送受信機で
は、受信状態の悪い地域を車両が通行すると受信局が他
の放送局に切換わって所望の情報が得られなかったり、
情報が取り込まれるようになるまで比較的長時間かかる
ことがある。なお、FM多重放送受信機では自動追従機
能をオフにすることも可能であるが、自動追従機能をオ
フにすると車両が現在受信中のFM多重放送局のサービ
スエリアから外れたときにユーザ自身が手動で受信局を
変更する必要があり、煩雑である。
【0007】以上から本発明の目的は、自動追従機能を
有するFM多重放送受信機を備えた車載用ナビゲーショ
ンシステムにおいて、車両が一時的に受信状態が悪い地
域を通行しても受信局が変更されず、受信局の切換えを
適切に行う車載用ナビゲーションシステムを提供するこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、地図デ
ータを記憶した地図データ記憶手段と、車両の現在位置
を検出する車両位置検出手段とを備え、車両を目的地ま
で案内する車載用ナビゲーションシステムにおいて、F
M多重放送を受信し、受信中の放送局及び受信状態を示
す信号を出力するFM多重放送受信手段と、各FM多重
放送局毎の受信領域を示すデータを含む放送局データベ
ースを記憶するデータベース記憶手段と、前記FM多重
放送局受信手段から前記受信中の放送局及び受信状態を
示す信号入力し、車両の現在位置及び前記放送局データ
ベースに基づいて前記FM多重放送受信手段の受信周波
数を制御する制御手段とを有することを特徴とする本願
第1発明の車載用ナビゲーションシステムにより解決す
る。
【0009】上記した課題は、地図データを記憶した地
図データ記憶手段と、車両の現在位置を検出する車両位
置検出手段とを備え、車両を目的地まで案内する車載用
ナビゲーションシステムにおいて、FM多重放送を受信
し、受信中の放送局及び受信状態を示す信号を出力する
FM多重放送受信手段と、各FM多重放送局毎に、放送
アンテナの位置、指向性及び向き並びに放送出力を示す
データを含む放送局データベースを記憶するデータベー
ス記憶手段と、前記FM多重放送局受信手段から前記受
信中の放送局及び受信状態を示す信号を入力し、車両の
現在位置及び前記放送局データベースに基づいて前記F
M多重放送受信手段の受信周波数を制御する制御手段と
を有することを特徴とする本願第2発明の車載用ナビゲ
ーションシステムにより解決する。
【0010】上記した課題は、地図データを記憶した地
図データ記憶手段と、車両の現在位置を検出する車両位
置検出手段とを備え、車両を目的地まで案内する車載用
ナビゲーションシステムにおいて、FM多重放送を受信
し、受信中の放送局及び受信状態を示す信号を出力する
FM多重放送受信手段と、地図を複数の区域に区分け
し、各区域毎に受信したFM多重放送局とその受信状態
を記憶する受信状態記憶手段と、前記FM多重放送受信
手段から前記受信中の放送局及び受信状態を示す信号を
入力し、前記受信状態記憶手段に記憶した過去の受信状
態に基づいて前記FM多重放送受信手段の受信周波数を
制御する制御手段とを有することを特徴とする本願第3
発明の車載用ナビゲーションシステムにより解決する。
【0011】以下、本発明の作用について説明する。本
願第1発明の車載用ナビゲーションシステムにおいて
は、各放送局毎の受信地域を示すデータが放送局データ
ベースとして記憶されている。制御手段は、FM多重放
送受信手段から受信状態の悪化を示す信号を入力する
と、車両の現在位置を求め、車両が現在受信中の放送局
の受信地域内に位置しているときは、現在受信中の放送
局の受信を継続するようにFM多重放送受信手段を制御
する。これにより、車両がビルの谷間のように受信状態
の悪い地域を通行している間でも受信局が変更されるこ
となく、受信状態がよい所に出るとFM多重放送の受信
がすぐに再開される。
【0012】また、車両の現在位置が受信中の放送局の
受信地域から外れているときは、制御手段は他のFM多
重放送を受信するようにFM多重放送受信手段を制御す
る。これにより、現在受信中のFM多情放送局よりも受
信状態が良好な他の放送局から、FM多重された情報を
受信することができる。また、本願第2発明の車載用ナ
ビゲーションシステムにおいては、放送局データベース
に、各FM多重放送局毎の放送アンテナの位置、指向性
及び向き並びに放送出力を示すデータが含まれている。
そして、制御手段は、FM多重放送受信手段から受信状
態の悪化を示す信号を入力すると、車両の現在位置から
一定範囲内に存在するFM多重放送局を探索し、探索さ
れた各FM多重放送局について、前記放送局データベー
スを使用して受信領域を設定する。そして、制御手段
は、車両が現在受信中のFM多重放送局の受信領域内に
位置しているときはそのFM多重放送局を継続して受信
するようにFM多重放送受信手段を制御する。一方、車
両の現在位置が受信中のFM多重放送受信手段の受信領
域から外れている場合は、他のFM多重放送局を受信す
るようにFM多重放送受信手段を制御する。これによ
り、上記第1発明と同様の効果が得られる。また、各放
送局毎の受信領域を示すデータが不要であるので、放送
局データベースを記憶するための記憶容量が少なくてす
む。
【0013】本願第3発明の車載用ナビゲーションシス
テムにおいては、地図を複数の区域に区分けし、各区域
毎に、受信したFM多重放送局とその受信状態を受信状
態記憶手段に記憶しておく。例えば、FM多重放送受信
手段又は制御手段は、一定時間毎に受信状態を調べて数
値化し、受信状態の平均値を受信状態記憶手段に記憶し
ておく。そして、FM多重放送受信手段から受信状態の
悪化を示す信号を受信すると、制御手段は受信状態記憶
手段に記憶されているデータから車両の現在位置に対応
する区域の当該放送局の過去の受信状態の良否を調べ、
過去の受信状態が良好と判定されるときは現在受信中の
FM多重放送局の受信を継続するようにFM多重放送受
信手段を制御し、過去の受信状態が不良と判定されると
きは他のFM多重放送局を受信するようにFM多重放送
受信手段を制御する。これにより、上記第1発明と同様
の効果が得られる。また、実際に受信した結果に基づい
て現在受信中の放送局を継続して受信するか、他の放送
局に切換えるかを判断するので、車両に取り付けられた
アンテナの性能や取付け位置等に応じた最適な放送局か
らFM多重放送を受信できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付の図面を参照して説明する。 (第1の実施の形態)図1は本発明の第1の実施の形態
の車載用ナビゲーションシステムを示すブロック図であ
る。
【0015】1は地図データと放送局データベースとを
記憶したCD−ROM又はDVD−ROM(以下、単に
「CD−ROM」という)である。放送局データベース
には、図2に示すように、放送局の系列毎に、各地のF
M多重放送局の局名、放送周波数、提供しているサービ
ス内容(ニュース及び天気予報等の文字情報、交通情
報、DGPS情報の別)及び受信地域のデータが示され
ている。受信地域は、その放送局の受信が推奨される範
囲であり、例えば放送アンテナの位置を中心とする円形
又は矩形の領域として予め設定され、中心位置と半径、
又は矩形の四隅の点の位置により示される。なお、各F
M多重放送局の受信地域は一部重なっていてもよい。
【0016】2はナビゲーション装置本体10を操作す
るための各種操作ボタン等が設けられた操作部である。
3はFM多重放送を受信するFM多重放送受信機であ
り、4はGPS衛星から送られてくるGPS信号を受信
して車両の現在位置の経度及び緯度を検出するGPS受
信機である。5は自立航法センサであり、この自立航法
センサ5は、車両回転角度を検出するジャイロ等の角度
センサ5aと、一定の走行距離毎にパルスを発生する走
行距離センサ5bとにより構成されている。7は液晶デ
ィスプレイ装置であり、ナビゲーション装置本体10
は、このディスプレイ装置7に車両の現在位置の周囲の
地図を表示したり、出発地から目的地までの誘導経路や
車両位置マーク及びその他の案内情報を表示する。8は
スピーカーであり、ナビゲーション装置本体10はユー
ザにスピーカー8を介して各種案内情報を音声で伝達す
る。
【0017】ナビゲーション装置本体10は以下のもの
から構成されている。11はCD−ROM1から読み出
された地図データを一時的に記憶するバッファメモリで
ある。12は操作部2と接続されるインターフェース、
13はFM多重放送受信機3と接続されるインターフェ
ース、14はGPS受信機4と接続されるインターフェ
ース、15は自立航法センサ5に接続されるインターフ
ェースである。16はマイクロコンピュータにより構成
された制御部であり、この制御部16は、インターフェ
ース14,15から入力される信号を基に車両の現在位
置を検出したり、CD−ROM1から所定の地図データ
をバッファメモリ11に読み出したり、バッファメモリ
11に読み出された地図データを用いて設定された探索
条件で出発地から目的地までの誘導経路を探索する。ま
た、制御部16は、FM多重放送受信機3で受信した交
通情報等をディスプレイ装置7に表示したり、FM多重
放送受信機3で受信する放送局の制御も行う。制御部1
6によるFM多重放送受信機3の制御については後述す
る。
【0018】18はバッファメモリ11に読み出された
地図データを用いて地図画像を生成する地図描画部であ
る。20は制御部16で探索した誘導経路を記憶する誘
導経路記憶部、21は誘導経路を描画する誘導経路描画
部である。誘導経路記憶部20には、制御部16によっ
て探索された誘導経路の全ノードが出発地から目的地ま
で記録される。誘導経路描画部21は、地図を表示する
際に、誘導経路記憶部20から誘導経路情報(ノード
列)を読み出して、誘導経路を他の道路とは異なる色及
び線幅で描画する。
【0019】19は動作状況に応じた各種メニュー画面
(操作画面)や車両位置マーク及びカーソル等の各種マ
ークを生成する操作画面・マーク発生部である。22は
音声信号発生部である。この音声信号発生部22には予
め複数の音声メッセージが記録されており、制御部16
からの信号に応じて所定の音声メッセージをスピーカー
8に出力する。
【0020】23は画像合成部であり、地図描画部18
で描画された地図画像に、操作画面・マーク発生部19
で生成した各種マークや操作画面、誘導経路描画部21
で描画した誘導経路などを重ね合わせてディスプレイ装
置7に表示させる。このように構成されたナビゲーショ
ン装置において、制御部16は、GPS受信機4で受信
したGPS信号と、自立航法センサ5から入力した信号
とから車両の現在位置を検出する。そして、CD−RO
M1から車両周囲の地図データを読み出してバッファメ
モリ11に格納する。地図描画部18は、バッファメモ
リ11に読み出された地図データに基づいて地図画像を
生成し、ディスプレイ装置7に車両周囲の地図画像を表
示する。
【0021】また、制御部16は、車両の移動に伴って
GPS受信機4及び自立航法センサ5から入力した信号
により自車位置を検出し、その結果に応じて、ディスプ
レイ装置7に表示された地図画像に車両位置マークを重
ね合わせて表示し、車両の移動に伴って車両位置マーク
を移動させたり、地図画像をスクロール表示する。更
に、ユーザが操作部2を操作して目的地を設定すると、
制御部16は車両の現在位置を出発地とし、出発地から
目的地までの地図データをCD−ROM1からバッファ
メモリ11に読み出す。そして、制御部16は、バッフ
ァメモリ11に読み出した地図データを使用して、出発
地から目的地までの誘導経路を探索する。その後、探索
結果を誘導経路記憶部20に記憶し、誘導経路を地図画
像に重ね合わせて表示する。また、車両の走行に伴って
適宜案内情報を出力し、車両を目的地まで誘導経路に沿
って案内する。更に、制御部16はFM多重放送受信機
3からFM多重された交通情報を入力し、ディスプレイ
装置7に表示したり、誘導経路の探索に使用する。
【0022】図3はFM多重放送受信機3を示すブロッ
ク図である。31はFM放送を受信するためのアンテナ
である。34はフロントエンド(F/E)であり、同調
回路、高周波増幅回路、局部発振器及び混合器(いずれ
も図示せず)により構成されている。35はPLL回
路、36はローパスフィルタであり、これらのPLL回
路35、ローパスフィルタ36及びフロントエンド34
内の局部発振器は電子選局部を構成し、局部発振器を受
信周波数に応じた周波数で発振させてFM放送を受信
し、フロントエンド34内の混合器により中間周波数信
号を出力するようになっている。37は中間周波増幅/
FM検波器(IF/DET)であり、フロントエンド3
4から出力された中間周波数信号を増幅及び検波する。
【0023】38はノイズキャンセルとステレオ復調を
行うノイズキャンセラ/ステレオ復調回路(NC/MP
X)であり、このノイズキャンセラ/ステレオ復調回路
38からステレオオーディオ信号が出力される。39は
FM検波信号からL−MSK変調信号成分を取り出すフ
ィルタ回路、41はFM多重デコーダである。FM多重
デコーダ41は、L−MSK変調信号を復調してビット
列データを出力するL−MSK復調部と、該L−MSK
復調部から出力されたビット列データを所定のブロック
及びフレームに区切って誤り検出及び訂正処理を施しF
M多重データを復元する訂正処理部とにより構成されて
いる。
【0024】42は中間周波信号を直流検波して受信電
界強度信号(Sメータ信号)を得るSメータ回路であ
る。43はマイクロコンピュータにより構成された制御
部であり、交通情報情報の受信制御、文字情報表示制御
並びに選局制御等を行う。また、受信した交通情報は制
御部43を介してナビゲーション装置本体10に送られ
る。更に、ナビゲーション装置本体10から受信局を指
定する信号が入力されると、制御部43はPLL回路を
制御してフロントエンド34の同調周波数を指定された
放送局の放送周波数に変更する。
【0025】45はFM多重デコーダ41から出力され
たFM多重データ(交通情報、文字放送番組情報等)を
記憶するメモリ、46はユーザが選局操作を行ったり、
所望の文字放送番組の選択を行う操作部、47は文字情
報(ニュース及び天気予報等)を表示するディスプレイ
装置である。図4は本実施の形態の車載用ナビゲーショ
ンシステムのFM多重放送自動追従時の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0026】まず、ステップS11において、ユーザが
FM多重放送受信機3の操作部46を操作して受信局を
設定すると、制御部43はPLL回路35を制御し、フ
ロントエンド34の受信周波数を設定された放送局の放
送周波数に合わせてFM多重放送を受信する。FM多重
放送局からFM多重により送られてきた交通情報等はF
M多重デコーダ41で復元されて制御部43を介してメ
モリ45に送られ、適宜、メモリ45から読み出されて
ナビゲーション装置本体10に送られる。
【0027】次に、ステップS12において、FM多重
放送受信機3の制御部43はSメータ回路42の出力又
はデコーダ41内の訂正処理部で検出される誤り数の増
加により受信状態の悪化を検出すると、ナビゲーション
装置本体10に現在受信中のFM多重放送局を示す信号
及び受信状態の悪化を示す信号を出力する。ナビゲーシ
ョン装置本体10の制御部16は、FM多重放送受信機
3から受信状態の悪化を示す信号を入力すると、ステッ
プS13に移行して、GPS受信機4及び自立航法セン
サ5から入力した信号を基に車両の現在位置を検出す
る。そして、ステップS14に移行し、放送局データベ
ースを参照して、ステップS15において、現在受信中
のFM多重放送局の受信地域内に車両が位置しているか
否かを調べる。車両が現在受信中のFM多重放送局の受
信地域内に位置している場合は、受信局を変更すること
なくステップS15からステップS12に戻る。この場
合は受信局が変更されないので、メモリ45内のデータ
がクリアされることが回避される。また、受信状態が回
復すると、短時間でFM多重放送の受信が再開される。
【0028】一方、車両の現在位置が現在受信中のFM
多重放送局の受信地域から外れている場合は、ステップ
S15からステップS16に移行して、制御部16は放
送局データベースを使用して、現在受信中のFM多重放
送局と同じ系列であって車両の現在位置を受信地域とす
るFM多重放送局を探索して代替局とする。そして、ス
テップS17おいて、代替局を示す信号をFM多重放送
受信機3に送り、FM多重放送受信機3の制御部43は
フロントエンド34の同調周波数を代替局の放送周波数
を変更した後、ステップS12に戻る。これにより、受
信状態が良好な代替局から、それまで受信していたFM
多重放送と同種の情報が継続して受信できる。なお、F
M多重受信機3の電源オフにより上記処理を終了する。
【0029】本実施の形態においては、上述したよう
に、CD−ROM1に各FM多重放送局の系列及び受信
地域を示す放送局データベースが含まれており、受信感
度が低下すると車両の現在位置と放送局データベースと
により、現在受信中のFM多重放送局から継続して放送
を受信するか、又は受信局を同系列の他の放送局に変更
するのかを決める。これにより、車両の現在位置に応じ
た最適な放送局からFM多重放送を受信するできる。ま
た、本実施の形態の車載用ナビゲーションシステムは、
車両が一時的に受信状態の悪いところを通ったときに受
信局が頻繁に変更されることが回避され、FM多重放送
を安定して受信できる。
【0030】(第2の実施の形態)以下、本発明の第2
の実施の形態について説明する。図5は本発明の第2の
実施の形態の車載用ナビゲーションシステムのCD−R
OMに記録されている放送局データベースを示す模式図
である。なお、本実施の形態においても、ナビゲーショ
ンシステムの基本的な構成は第1の実施の形態と同様で
あるので、図1,図3も参照して説明する。
【0031】本実施の形態では、図5に示すように、系
列毎に、各地のFM多重放送局の局名、位置(放送アン
テナの緯度、経度)、放送周波数、提供しているサービ
ス内容、放送出力並びにアンテナの指向性及び向きがデ
ータベースとしてCD−ROM1に記憶されている。ま
た、CD−ROM1の地図データには、地形及び建築物
等の高さ情報が含まれている。更に、CD−ROM1に
は、図6の模式図に示すように、アンテナの指向性毎
(図では、無指向性、扇形、楕円形等)に、アンテナの
位置Bを基点とし、ある一定の出力における受信地域の
形状及び面積を示す基準モデルが設定されている。
【0032】図7は本実施の形態の車載用ナビゲーショ
ンシステムのFM多重放送自動追従時の動作を示すフロ
ーチャートである。まず、ステップS21において、ユ
ーザがFM多重放送受信機3の操作部46を操作して受
信局を設定すると、制御部43はフロントエンド34の
受信周波数を設定された放送局の放送周波数に合わせて
FM多重放送を受信する。FM多重により送られてきた
交通情報等はFM多重デコーダ41で復元された後にメ
モリ45に格納されて、適宜ナビゲーション装置本体1
0に送られる。
【0033】次に、ステップS22において、FM多重
放送受信機3の制御部43はSメータ回路42の出力又
はFM多重デコーダ41内の訂正処理部における誤り検
出数により受信状態の悪化を検出すると、ナビゲーショ
ン装置本体10に現在受信中のFM多重放送局と受信状
態の悪化とを示す信号を出力する。ナビゲーション装置
本体10の制御部16は、FM多重放送受信機3から受
信状態の悪化を示す信号を入力すると、ステップS23
に移行して、GPS受信機4及び自立航法センサ5から
入力した信号を基に車両の現在位置を検出する。そし
て、ステップS24に移行して放送局データベースを参
照し、ステップS25において、車両の現在位置から一
定の範囲内にある現在受信中のFM多重放送局の系列局
を探索する。探索の結果、系列局がない場合はステップ
S25からステップS22に戻り、現在受信中のFM多
重放送の受信を継続する。
【0034】一方、現在受信中のFM多重放送局の系列
局がある場合は、ステップS25からステップS26に
移行し、探索されたFM多重放送局の受信領域を決め
る。受信領域は以下のようにして決定される。すなわ
ち、まず、制御部16は放送局データベースから対象と
するFM多重放送局のアンテナの指向性及び向きとその
基準モデルを読み出し、基準モデルの放送出力と当該放
送局の放送出力との比から当該放送局の受信領域を演算
する。そして、アンテナの向きと地図データとを使用し
て、地図上に当該放送局の受信領域を設定する。その
後、制御部16はCD−ROM1の地図データを使用し
て山や丘陵又は大きな建築物等のように受信障害の原因
となる地形や建築物等を抽出する。そして、抽出した地
形又は建築物等により放送アンテナから陰になる領域が
あれば、その領域を受信地域から除外する。
【0035】このようにして、車両の現在位置の近傍に
ある各FM多重放送局の受信領域を求めた後、ステップ
S27において、制御部16は車両の現在位置が現在受
信中のFM多重放送局の受信領域内か否かを判定し、受
信領域内であれば受信局を変更することなくステップS
22に戻る。一方、車両の現在位置が現在受信中のFM
多重放送局の受信領域から外れている場合は、ステップ
S28に移行して、車両の現在位置が他の系列局の受信
領域内に位置しているか否かを判定する。他の系列局の
受信領域内にも位置していない場合は、受信局を変更す
ることなくステップS22に戻る。一方、他の系列局の
受信領域内に位置しているときはその系列局を代替局と
し、ステップS29に移行して、ナビゲーション装置本
体10の制御部16は代替局を示す信号をFM多重放送
受信機3に出力する。これにより、FM多重放送受信機
3の制御部43はフロントエンド34の受信周波数を代
替局の放送周波数に変更する。そして、ステップS22
に戻り、代替局からのFM多重放送の受信を開始する。
なお、FM多重受信機3の電源オフにより上記処理を終
了する。
【0036】本実施の形態においても、第1の実施の形
態と同様に、受信状態が悪化したときに放送局データベ
ースを使用して代替局への切換えの適否を判定するの
で、受信局を頻繁に切換えることがなく、最適な放送局
からのFM多重放送を受信できる。また、本実施の形態
においては、各FM多重放送局の受信領域を放送局デー
タベースを使用して決めるので、第1の実施の形態に比
べて放送局データベースの容量が少なくてすむ。更に、
本実施の形態においては、山や高い建築物等により受信
障害となるおそれがある地域を受信地域から除外するの
で、地形に合わせて最適な放送局からFM多重放送を受
信できる。
【0037】(第3の実施の形態)図8は本発明の第3
の実施の形態の車載用ナビゲーションシステムを示す図
である。図8において、図1と同一物には同一符号を付
してその詳しい説明は省略する。また、FM多重放送受
信機3の構造は第1の実施の形態と基本的に同一である
ので、図3も参照する。
【0038】本実施の形態においては、図9に示すよう
に、地図を複数の矩形又は六角形の区域(図9では矩形
区域A11〜A44)に区分けし、各区域毎に受信したFM
多重放送局とその受信状態を記憶する。図8の17は受
信状態記憶部であり、該受信状態記憶部17には、受信
したFM多重放送局名及びその受信状態が区域毎に記憶
される。
【0039】FM多重放送受信機3は受信状態を示す信
号を常時ナビゲーション装置本体10に出力しており、
ナビゲーション装置本体10の制御部16は所定の時間
毎(例えば、15分毎)に受信状態を示す信号を取り込
んで、受信状態の平均値を演算して受信状態記憶部17
に記憶する。図10は受信状態記憶時の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0040】まず、ステップS31において、ユーザが
FM多重放送受信機3の操作部46を操作して受信局を
設定すると、制御部43はフロントエンド34の受信周
波数を設定された放送局の放送周波数に合わせてFM多
重放送を受信する。FM多重された交通情報等はFM多
重デコーダ41で復元された後にメモリ45に格納され
て、適宜ナビゲーション装置本体10に出力される。ま
た、FM多重放送受信機3からは、受信局を示す信号及
び受信状態を示す信号も出力される。受信状態を示す信
号は、Sメータ回路42から出力される信号のレベル
(電圧値)により決定され、例えば、電界強度が弱いと
きを0、電界強度が中程度(受信に障害がない程度)の
場合を1、電界強度が十分に強いときを2とし、FM多
重放送受信機3は電界強度のレベル(0〜2の値)を経
時的に出力する。なお、FM多重デコーダ41で誤り訂
正する際の誤り検出数により受信状態をレベル分けして
もよい。
【0041】ステップS32において、ナビゲーション
装置本体10の制御部16は時間を計測し、所定の時間
が経過したか否かを監視する。そして、所定の時間が経
過すると、ステップS33に移行し、制御部16はFM
多重放送受信機3から出力された受信中の放送局を示す
信号及び受信状態を示す信号を取り込む。その後、ステ
ップS34に移行し、制御部16はGPS受信機4及び
自立航法センサ5の出力により車両の現在位置を検出す
る。そして、ステップS35に移行し、受信状態記憶部
17内の車両の現在位置の区域に対応する記憶領域に、
放送局名、受信状態及び計測回数(何回目の計測かを示
すデータ)を記憶する。当該記憶領域に既に同一FM多
重放送局が記憶されている場合、制御部16は受信状態
の平均値を受信状態記憶部17に記憶する。
【0042】すなわち、n回目の電界強度の値(レベ
ル)をAn とすると、平均値Xn は、下記(1)式によ
り求まる。 Xn ={Xn-1 ×(n−1)+An }/n …(1) 例えば、前述のように受信状態を0〜2の3段階のレベ
ルに分類した場合、平均値Xn が1.0よりも大きいと
きは、当該FM多重放送局の受信状態は良好であるとい
える。
【0043】このようにして受信状態記憶部17に、区
域毎、放送局毎の受信状態(過去の受信状態)を所定時
間毎に記憶した後、ステップS31に戻る。なお、FM
多重受信機3の電源オフにより上記処理を終了する。図
11は本実施の形態の車載用ナビゲーションシステムの
FM多重放送自動追従時の動作を示すフローチャートで
ある。
【0044】まず、ステップS41において、ユーザが
FM多重放送受信機3の操作部46を操作して受信局を
設定すると、制御部43はフロントエンド34の受信周
波数を制御してFM多重放送を受信する。FM多重によ
り送られてきた交通情報等はFM多重デコーダ41で復
元されてメモリ45に格納され、適宜ナビゲーション装
置本体10に送られる。
【0045】次に、ステップS42において、FM多重
放送受信機3の制御部43はSメータ回路42の出力に
より受信感度の悪化を検出すると、ナビゲーション装置
本体10に現在受信中のFM多重放送局を示す信号と受
信感度の悪化を示す信号を出力する。ナビゲーション装
置本体10の制御部16は、FM多重放送受信機3から
受信状態の悪化を示す信号を受信すると、ステップS4
3に移行して車両の現在位置を検出し、対応する区域を
調べる。そして、ステップS44において、受信状態記
憶部17に記憶している当該区域における受信状態の平
均値(過去の受信状態)を調べる。そして、受信状態の
平均値が1.0以上であれば受信局として適切であると
判断し、ステップS45からステップS41に戻る。一
方、現在受信中のFM多重放送局の受信状態の平均値が
1.0未満である場合は、受信状態記憶部17に記憶さ
れている他の系列局又はFM多重により送られてくる系
列局を代替局とし、ステップS46において、代替局を
示す信号をFM多重放送受信機3に送り、受信局を変更
する。その後、ステップS41に戻る。なお、FM多重
受信機3の電源オフにより上記処理を終了する。
【0046】本実施の形態においては、現在受信中のF
M多情放送局の受信状態が悪くなると、受信状態記憶部
17に記憶しているデータ(過去の受信状態)を参照し
て代替局への切換えの適否を判定するので、第1及び第
2の実施の形態と同様に、受信局を頻繁に切換えること
がなく、最適な放送局からのFM多重放送を受信でき
る。また、本実施の形態においては、実際に受信したF
M多重放送局の電界強度を測定し、その平均値により受
信の適否を決めるので、FM多重放送局が新設された場
合であっても、ユーザが新しい放送局から番組を聴取す
ることによりデータが追加され、新しいFM多重放送局
にも対応できるようになる。更に、FM多重放送は車両
の種類やアンテナの形状及び取付け方法等により受信状
態が変化するが、本実施の形態においては、上記の如く
実際に受信したデータを受信状態記憶部17に記憶する
ので、各車両の状態に合わせた最も最適な放送局が自動
的に選択される。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1発明の車
載用ナビゲーションシステムによれば、各FM多重放送
局毎に設定された受信領域を示すデータを含む放送局デ
ータベースを記憶する放送局データベース記憶手段を有
し、受信状態が悪化した場合に、制御手段は前記放送局
データベースを使用して、車両が受信中の放送局の受信
領域内に位置しているか否かを判断し、受信中の放送局
の受信領域内に位置しているときは現在の放送局からの
FM多重放送を継続して受信するようにFM多重放送受
信機を制御し、受信中の放送局の受信領域から外れてい
るときは、他の放送局からFM多重放送を受信するよう
にFM多重放送受信手段を制御する。これにより、車両
がビルの谷間のように受信状態の悪い地域を通行してい
る間でも受信局が変更されることがない。また、車両が
現在受信中の放送局の受信領域から外れた場合は他のF
M多重放送局に受信局が変更され、最適な放送局から良
好な状態でFM多重放送を受信することができる。
【0048】また、本願第2発明の車載用ナビゲーショ
ンシステムによれば、放送局データベースに、各放送局
の放送アンテナの位置、指向性及び向き並びに放送出力
を示すデータが含まれており、制御手段は前記放送局デ
ータベースを使用して各放送局の受信領域を決めるの
で、上記第1発明と同様の効果が得られるのに加えて、
放送局データベースを記憶するための容量が少なくてす
むという効果が得られる。
【0049】更に、本願第3発明の車載用ナビゲーショ
ンシステムによれば、地図を複数の区域に区分けし、各
区域毎に受信したFM多重放送局とその受信状態を示す
記憶する受信状態記憶手段を有し、制御手段は前記受信
状態記憶手段に記憶された過去の受信状態に基づいて受
信局を変更するか否かを判断する。これにより、上記第
1発明と同様の効果が得られるのに加えて、車両に取り
付けたアンテナの種類や取付け位置に応じた最適なFM
多重放送局が選択されるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の車載用ナビゲーシ
ョンシステムを示すブロック図である。
【図2】放送局データベースを示す模式図である。
【図3】FM多重放送受信機を示すブロック図である。
【図4】第1の実施の形態の車載用ナビゲーションシス
テムのFM多重放送自動追従時の動作を示すフローチャ
ートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態の車載用ナビゲーシ
ョンシステムのCD−ROMに記録されている放送局デ
ータベースを示す模式図である。
【図6】アンテナの指向性毎の基準モデルを示す模式図
である。
【図7】第2の実施の形態の車載用ナビゲーションシス
テムのFM多重放送自動追従時の動作を示すフローチャ
ートである。
【図8】本発明の第3の実施の形態の車載用ナビゲーシ
ョンシステムを示す図である。
【図9】複数の区域に区分けされた地図を示す図であ
る。
【図10】第3の実施の形態において、受信状態記憶時
の動作を示すフローチャートである。
【図11】第3の実施の形態の車載用ナビゲーションシ
ステムのFM多重放送自動追従時の動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 CD−ROM、 2 操作部、 3 FM多重放送受信機、 4 GPS受信機、 5 自立航法センサ、 7 ディスプレイ装置、 10 ナビゲーション装置本体、 11 バッファメモリ、 12〜15 インターフェース、 16 制御部、 34 フロントエンド、 37 中間周波増幅/FM検波器、 38 ノイズキャンセラ/ステレオ復調回路、 41 FM多重デコーダ、 42 Sメータ回路、 43 制御部、 45 メモリ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地図データを記憶した地図データ記憶手
    段と、車両の現在位置を検出する車両位置検出手段とを
    備え、車両を目的地まで案内する車載用ナビゲーション
    システムにおいて、 FM多重放送を受信し、受信中の放送局及び受信状態を
    示す信号を出力するFM多重放送受信手段と、 各FM多重放送局毎の受信領域を示すデータを含む放送
    局データベースを記憶するデータベース記憶手段と、 前記FM多重放送局受信手段から前記受信中の放送局及
    び受信状態を示す信号入力し、車両の現在位置及び前記
    放送局データベースに基づいて前記FM多重放送受信手
    段の受信周波数を制御する制御手段とを有することを特
    徴とする車載用ナビゲーションシステム。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、 前記FM多重放送受信手段から受信状態の悪化を示す信
    号を入力すると、 前記放送局データベースを使用して、車両の現在位置が
    受信中の放送局の受信領域内か否かを調べ、受信領域内
    のときは現在受信中の放送局を継続して受信するように
    前記FM多重放送受信手段を制御し、受信領域から外れ
    ているときは他のFM多重放送局を受信するように前記
    FM多重放送受信手段を制御することを特徴とする請求
    項1に記載の車載用ナビゲーションシステム。
  3. 【請求項3】 地図データを記憶した地図データ記憶手
    段と、車両の現在位置を検出する車両位置検出手段とを
    備え、車両を目的地まで案内する車載用ナビゲーション
    システムにおいて、 FM多重放送を受信し、受信中の放送局及び受信状態を
    示す信号を出力するFM多重放送受信手段と、 各FM多重放送局毎に、放送アンテナの位置、指向性及
    び向き並びに放送出力を示すデータを含む放送局データ
    ベースを記憶するデータベース記憶手段と、 前記FM多重放送局受信手段から前記受信中の放送局及
    び受信状態を示す信号を入力し、車両の現在位置及び前
    記放送局データベースに基づいて前記FM多重放送受信
    手段の受信周波数を制御する制御手段とを有することを
    特徴とする車載用ナビゲーションシステム。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、 前記FM多重放送受信手段から受信状態の悪化を示す信
    号を入力すると、 前記放送局データベースを使用して、車両の現在位置か
    ら一定範囲内に放送アンテナがあるFM多重放送局を抽
    出し、抽出したFM多重放送局の受信領域を放送アンテ
    ナの位置、指向性及び向き並びに放送出力に基づいて設
    定し、車両の現在位置が受信中の放送局の受信領域内で
    あるときは現在受信中の放送局を継続して受信するよう
    に前記FM多重放送受信手段を制御し、受信中の放送局
    の受信領域から外れているときは他のFM多重放送局を
    受信するように前記FM多重放送受信手段を制御するこ
    とを特徴とする請求項3に記載の車載用ナビゲーション
    システム。
  5. 【請求項5】 地図データを記憶した地図データ記憶手
    段と、車両の現在位置を検出する車両位置検出手段とを
    備え、車両を目的地まで案内する車載用ナビゲーション
    システムにおいて、 FM多重放送を受信し、受信中の放送局及び受信状態を
    示す信号を出力するFM多重放送受信手段と、 地図を複数の区域に区分けし、各区域毎に受信したFM
    多重放送局とその受信状態を記憶する受信状態記憶手段
    と、 前記FM多重放送受信手段から前記受信中の放送局及び
    受信状態を示す信号を入力し、前記受信状態記憶手段に
    記憶した過去の受信状態に基づいて前記FM多重放送受
    信手段の受信周波数を制御する制御手段とを有すること
    を特徴とする車載用ナビゲーションシステム。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、 前記FM多重放送受信手段から受信状態の悪化を示す信
    号を入力すると、 前記受信状態記憶手段に記憶した当該放送局の当該区域
    における過去の受信状態が良好であるときは現在受信中
    の放送局を継続して受信するように前記FM多重放送受
    信手段を制御し、不良であるときは他のFM多重放送局
    を受信するように前記FM多重放送受信手段を制御する
    ことを特徴とする請求項5に記載の車載用ナビゲーショ
    ンシステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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