JP2000055449A - 二管路ダクト - Google Patents
二管路ダクトInfo
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- JP2000055449A JP2000055449A JP10244363A JP24436398A JP2000055449A JP 2000055449 A JP2000055449 A JP 2000055449A JP 10244363 A JP10244363 A JP 10244363A JP 24436398 A JP24436398 A JP 24436398A JP 2000055449 A JP2000055449 A JP 2000055449A
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Abstract
めることができ、建造物の梁への開孔を小さくすること
ができ、施工作業性も良好な空調ダクトを提供する。 【解決手段】 長手方向に沿って整合可能な対向面部13
を有する一対のダクト11の対向面部13を対向させて断熱
材21を介して接合し、二管路ダクト1を構成する。ダク
ト11は、対向面部13と該対向面部13に連接する周壁部17
とからなり、周壁部17は対向面部13に対向する曲面部
15を備える。対向面部13の端縁に折曲部14を形成する。
断熱材21はその繊維の方向が対向面部13に対して略垂直
になるように形成される。二管路ダクト1の周囲を断熱
材31で被覆する。
Description
しくは空調設備に好適に用いられる、ダクト一対からな
る、二管路を備えたダクトに関する。
キ鋼板等の金属又は不燃材料からなる円筒状や矩形状の
空調ダクトが広く用いられている。空調ダクトには、例
えば冷気を通すものと暖気を通すものとがあり、このよ
うな2本の円筒状のダクトを並行させて配設することが
行われている。
工する際、建造物の梁には空調ダクトを通すための孔が
開けられる。この孔は、作業上、また梁の強度を保持す
る上で数が少ないほうが好ましい。しかし、2本のダク
トを並行させて配設する場合、梁の孔をそれぞれ設けな
ければならない。そうすると、梁の強度も低下しやすく
なる。
で、ダクトスペースをコンパクトにかつ整然とまとめる
ことができ、建造物の梁への開孔を少なくすることがで
き、施工作業性も良好な空調ダクトを提供することを目
的とする。
て互いに整合可能な対向面部を有するダクト一対からな
り、前記ダクトの前記対向面部を対向させて断熱材を介
して接合してなる二管路ダクトである。対向面部は、ダ
クトの長手方向、すなわち空気の流れる方向に沿って整
合可能であって、所定間隔を保って対面するように形成
される。ダクトの対向面部は、単数の平板部、複数の平
板部あるいは曲面部により構成し得る。また、ダクトの
横断面(ダクトの径方向の断面)は、半円形状の他、矩
形や三角形等となるような角型ダクトとして構成するこ
と等もできる。
能な対向面部を有するダクト一対からなり、前記ダクト
の前記対向面部を対向させて接合してなるため、全体と
しては一体のダクトでありながら各ダクトが独立した流
路となる二管路を備えており、また、断熱材を介して接
合してなるため、各ダクト間の熱授受の発生が防止され
る。
該対向面部に連接する周壁部とからなり、該周壁部は前
記対向面部に対向する曲面部を備えてなる(1)項記載
の二管路ダクトである。例えば、対向面部に対向する曲
面部が外側に膨出する円弧状等の弧状に形成され、周壁
部がC字状又はU字状等をなす場合が挙げられる。ダク
トの横断面(ダクトの径方向の断面)が略半円状をなす
ものは、好ましい態様の一つである。
面部に連接する周壁部とからなり、該周壁部は前記対向
面部に対向する曲面部を備えてなるため、その製造が簡
単であり、剛性にも優れ、横断面が略半円状をなすダク
ト一対を用いることにより、全体が円筒形状のコンパク
トな二管路ダクトが得られる。
に(ダクトの外側に向けて)折曲部を形成してなる
(1)又は(2)項記載の二管路ダクトである。
部を形成することにより、対向面部ひいてはダクトの剛
性が強化され、形状が保持される。
前記対向面部に対して略垂直になるように形成されてな
る(1)(2)又は(3)項記載の二管路ダクトであ
る。
記対向面部に対して略垂直になるように形成されてなる
ため、外方からダクトの対向面部同士を近づけるような
負荷を受けても圧迫によるつぶれ等の変形が起こりにく
く、断熱性能も低下しにくい。
で被覆してなる(1)(2)(3)又は(4)項記載の
二管路ダクトである。
被覆してなるため、施工現場においてダクトを断熱材で
被覆する断熱保温工事が不要となる。
部に連接しかつ該平板部に対向する曲面部を備えた断熱
材からなる周壁部で構成された二管路ダクトである。
されているため、施工現場においてダクトを断熱材で被
覆する断熱保温工事が不要となる。また、通常の鉄板ダ
クトが不要なため、材料費や加工費の大幅な削減を図る
ことができる。
に基いて説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の要旨の範囲で適宜変更し
て実施できるものである。
ダクト1の一部切欠斜視図、図2はダクト11の形状を
模式的に例示する平面図、図3はダクト11のかど部の
継目(はぜ)の例を模式的に示す平面図、図4はダクト
11の対向面部13の端縁に形成された折曲部14を示
す斜視図である。
手方向に沿って互いに整合可能な対向面部13を有する
ダクト11の一対からなり、各ダクト11の対向面部1
3同士は断熱材21を介して接合されている。
板厚の通常のダクトに使用されている亜鉛メッキ鋼板、
ステンレス鋼板その他の金属材料、あるいは不燃性材料
により構成される。ダクト11を金属材料で構成するこ
とにより、ダクト11内の清掃を障害なく行うことがで
きる。
と、該対向面部13に連接しかつ該対向面部13に対向
する曲面部15を備えた周壁部17とからなり、図示の
例では、曲面部15は、外側に膨出する弧状に形成さ
れ、全体として周壁部17は円弧状をなし、ダクト11
の横断面は半円状を呈している。
示す。図2(a)に示すものは、周壁部17が長円の弧
状、図2(b)に示すものは、周壁部17がU字状にな
るように形成した例を示す。
17との連接部分の例を図3を参照して説明する。図3
はダクト11のかど部の継目(はぜ)の例を模式的に示
す平面図である。図3(a)(b)に示すものははぜ折
りにした例、図3(c)に示すものは溶接(スポット溶
接も含む)にした例を示す。はぜ折り部分には通常、コ
ーキング材が施される。
(管継手)の外面形状が複雑な形状とならず、ニップル
による連結がし易く、挿入されるニップルとの間からの
空気の漏れがないようにし得る利点を有する。
の長手方向端縁には、ダクト11の外側に向けて折曲部
14が形成されており、これにより、対向面部13ひい
てはダクト11の剛性が強化され、形状が保持されるよ
うになっている。折曲部14の幅は通常5〜10mm程
度である。折曲の角度は特に限定されるものではない
が、通常90〜180°である。
ぞれ同一形状のものにより構成する。同一形状のものと
することにより、同一物2個の組合せによって1つの二
管路ダクトを製造できるので、設計・製造上も有利であ
る。場合によっては異なる大きさのものでもよい。
向させ、断熱材21を介して接合される。通常、断熱材
21の各面と対向面部13の各面とを接着剤により接着
するか、ピン・リベット・スタッド等の固定部材を用い
て固定してもよい。
のが好ましく、グラスウールが好適に用いられる。ロッ
クウール、セラミックウールその他の材料を用いてもよ
い。断熱材21の厚さは、通常10〜50mm程度であ
るが、必要に応じて適宜選択され、特に限定されるもの
ではない。また、断熱材21の密度はグラスウールの場
合、通常、24〜40kg/m3 程度であるがこれに限
定されるものではない。
向が対向面部13に対して略垂直になるように形成する
ことが好ましい。そのようにすることにより、外方から
ダクトの対向面部同士を近づけるような負荷を受けても
圧迫によるつぶれ等の変形が起こりにくく、断熱性能も
低下しにくい。このような断熱材21は、その繊維の方
向が基紙23面に対して垂直になるように基紙23に接
着された断熱保温シート25を用いることができる。
1の周囲はさらに断熱材31で被覆することができる。
この場合、施工現場において二管路ダクト1を断熱材で
被覆する断熱保温工事が不要となる。図示の例では、断
熱材31の表面には基紙33が接着されている。すなわ
ち、断熱材31は、その繊維の方向が基紙33面に対し
て垂直になるように基紙33に接着されて断熱保温シー
ト35を構成しており、基紙33が表面側となるように
して二管路ダクト1に巻き付けて二管路ダクト1を被覆
している。したがって、吊り下げ等による負荷を受けて
も変形しにくく、断熱性能も低下しにくい。また、断熱
保温シートをダクトに巻き付けて被覆する際、丸められ
るシートの内外周の径の差に基づく弾性的な復元力も比
較的小さく、ダクトの被覆作業がし易い。
μm厚のアルミ箔又は15〜100g/m2 のガラスク
ロス単体あるいは前記アルミ箔とガラスクロスの複合体
のようなものが好適に用いられる。
1は接着剤により接着する他、公知の方法、例えば、ス
タッドピンを用いて電流を流して溶着する方法等を用い
てもよい。二管路ダクト1の周囲を断熱材31で被覆し
た後、必要に応じてバンド等を締結することも行われ
る。
径100〜600mm程度、長さは900〜6000m
m程度であるが、必要に応じて適宜実施され、特に限定
されるものではない。
の口径に適合するダクト等と連結して使用することがで
きる。また、上記実施の形態で説明した真っ直ぐな円管
の他、真っ直ぐな角管や他の形状の管、例えばT管、エ
ルボー管、異径管等に適用することもできる。
円管ではなく、断面円形のエルボー管として構成した例
を示すものである(なお、前記と同等の部材又は要素に
は同じ符号を用いその説明を省略する)。図5に示す二
管路ダクト1は、エルボー管の平面屈曲方向に沿って左
右に位置するダクト11a(11a1,11a2,11a3,
11a4 )とダクト11b(11b1,11b2,11b3,
11b4 )とからなるものである。すなわち、ダクト1
1aは屈曲部の内側(距離の短い側)に位置し、ダクト
11bは屈曲部の外側(距離の長い側)に位置すること
により、これらが一対をなして二管路ダクト1が形成さ
れている。
ー管の屈曲部を形成するためにそれぞれ11a1,11a
2,11a3,11a4 及び11b1,11b2,11b3,11
b4の各部分が溶接その他の適宜手段で連結されて一体
化されて構成されている。ダクト11a及びダクト11
bは、それぞれ複数の平板状の対向面部13を有すると
ともに、該対向面部13に連接しかつ該対向面部13に
対向する曲面部15を備えた周壁部17とを有する。図
示の例では、曲面部15は、外側に膨出する弧状に形成
され、全体として周壁部17は円弧状をなし、ダクト1
1a及びダクト11bの横断面は半円状を呈している。
各対向面部13同士を対向させ、断熱材21を介して接
合し、エルボー管として二管路ダクト1を構成してい
る。したがって、全体としては断面円形のエルボー管と
して二管路ダクト1を形成している。断熱材21は、基
紙23に接着された断熱保温シート25として用いるこ
とができること等は前記したとおりである。
1の周囲はさらに断熱材31で被覆されている。図示の
例では、図1の二管路ダクト1と同様、断熱材31の表
面には基紙33が接着されている。すなわち、断熱材3
1は、その繊維の方向が基紙33面に対して垂直になる
ように基紙33に接着されて断熱保温シート35を構成
しており、基紙33が表面側となるようにして二管路ダ
クト1に巻き付けて二管路ダクト1を被覆している。
路ダクト1は、図5の場合と異なり、エルボー管の平面
屈曲方向に沿って上下に位置するダクト11aと11b
とからなるものである。すなわち、ダクト11aは屈曲
部の上側に位置し、ダクト11bは屈曲部の下側に位置
することにより、これらが一対をなして二管路ダクト1
が形成されている。
れぞれ1枚の平板状の対向面部13(図6(b)にその
平面形状を示す)を有して構成されている点が図5のも
のと異なっており、一対をなすダクト11aとダクト1
1bとは、それぞれ同一形状のものにより構成され得
る。
各対向面部13同士を対向させ、断熱材21を介して接
合し、エルボー管として二管路ダクト1を構成してい
る。したがって、全体としては断面円形のエルボー管と
して二管路ダクト1を形成している点は図5に示すもの
と同様である。また、二管路ダクト1の周囲はさらに断
熱材31で被覆されている点も図5に示すものと同様で
ある。
が90°の場合を例示したが、45°、60°等の屈曲
角度のエルボー管として二管路ダクト1を構成し得るの
はいうまでもない。
した例を示すものである。図7に示すように、異径管
は、曲面部15を備えた周壁部17が小径の管部A・絞
り部B・大径の管部Cとにより構成される点で、図1に
示す等径な円筒管と異なっている。対向面部13に連接
しかつ該対向面部13に対向する曲面部15を備えた周
壁部17とを有する点、図示の例では、曲面部15は、
外側に膨出する弧状に形成され、全体として周壁部17
は円弧状をなし、ダクト11の横断面は半円状を呈して
いる点等、図1に示したものと同様である。
各対向面部13同士を対向させ、断熱材21を介して接
合し、異径管として二管路ダクト1を構成している。し
たがって、全体としては断面円形の二管路ダクト1を形
成している点も図1に示したものと同様である。また、
二管路ダクト1の周囲はさらに断熱材31で被覆されて
いる点も図1に示したものと同様である。
ダクトとして構成し、かつエルボー管として構成した例
を示すものである。図8に示す二管路ダクト1は、エル
ボー管の屈曲方向を平面とした場合その屈曲方向に沿っ
て上下に位置するダクト11aと11bとからなるもの
である。一対をなすダクト11aとダクト11bとは、
それぞれ同一 (又は対称)形状のものにより構成され
る。また、上記ダクト11a及びダクト11bは、それ
ぞれ平板状の対向面部13,13を有して構成されてい
る。
各対向面部13同士を対向させ、断熱材21を介して接
合し、エルボー管として二管路ダクト1を構成してい
る。したがって、断熱材21を平板状の各対向面部13
で挟み、断熱材21を中心としてその両側にダクト11
a及びダクト11bが位置し、全体としては断面角型の
エルボー管として二管路ダクト1を形成している。
ける接続部12,12はそれぞれ半円状であり、対をな
した状態では円形となり、円管形状のダクト等に接続で
きるようになっている。もっとも、角型その他の形状と
して構成してもよい。また、図示していないが、二管路
ダクト1の周囲はさらに断熱材21で被覆してもよい。
たものと管路の配置が異なり、エルボー管の屈曲方向を
平面とした場合その屈曲方向に沿って内外に位置するダ
クト11aとダクト11bとからなるものである。すな
わち、ダクト11aは屈曲部の内側(距離の短い側)に
位置し、ダクト11bは屈曲部の外側(距離の長い側)
に位置することにより、これらが対をなして二管路ダク
ト1が形成されている。上記ダクト11a及びダクト1
1bは、それぞれ長手方向に沿って互いに整合可能な曲
面状の対向面部13,13を有して構成される。ダクト
11a及びダクト11bの対向面部13同士は断熱材2
1を介して接合されている。
21からなる平板部43と、該平板部43に連接しかつ
該平板部43に対向する曲面部45を備えた断熱材31
からなる周壁部47で構成された二管路ダクトの実施の
形態を例示している。
全体として周壁部47により横断面が円形の円管ダクト
を形成している。平板部43と周壁部47とは、接着剤
により接着する他、公知の方法、例えば補助金具を用い
てピンで固定する方法等を用いてもよい。
スウール、ロックウール、セラミックウール等の不燃性
のものが好ましく用いられ、また、断熱材21は、その
繊維の方向が基紙23面に対して垂直になるように基紙
23が両面に接着された断熱保温シート26を用いるこ
とができる。断熱材31も、同様にその繊維の方向が基
紙33面に対して垂直になるように基紙33が両面に接
着された断熱保温シート36等を用いることができる。
クロス単体あるいはアルミ箔とガラスクロスの複合体の
ようなものが好適に用いられるのも前述のとおりであ
る。
二管路ダクト内の各管路の位置関係を変更したい場合が
あり得る。例えば、同一面上において、各管路が左右に
位置する二管路ダクトを各管路が上下に位置するように
変更したい場合(あるいはその逆)がある。このような
場合に適用可能な管路変更ユニット51を図11に示
す。
状本体52の一方端部には、各管路の開口A,Bが左右
に配置されて接続部58が設けられ、他方端部には、各
管路の開口C,Dが上下に配置されて接続部58が設け
られている。一方端部の一の開口Aと他方端部の一の開
口Cとは管状本体内の一の空間において連通し、一方端
部の他の開口Bと他方端部の他の開口Dとは管状本体内
の他の空間において連通しており、管状本体内の一の空
間と管状本体内の他の空間とは、管状本体内の仕切壁5
3,55により隔絶されている。
管状本体52の上下方向に位置する(架橋される)仕切
壁53と管状本体の左右方向に位置する(架橋される)
仕切壁55とが設けられている。上下方向に位置する仕
切壁53は、管状本体52の一方端部(図面左側、入口
側)において左右の開口A,Bを隔絶している。左右方
向に位置する仕切壁55は、管状本体52の他方端部
(図面右側、出口側)において上下の開口C,Dを隔絶
している。そして、上下方向に位置する仕切壁53は、
一方端部から他方端部側の管状本体左側面(又は右側
面)に向かって斜状に延びて管状本体内壁面に接合さ
れ、左右方向に位置する仕切壁55は、他方端部から一
方端部側の管状本体底面に向かって斜状に延びて管状本
体内壁面に接合されている。両仕切壁53,55が交叉
する斜状の交叉辺57において両仕切壁53,55は互
いに接合される。
おいて互いに隔絶された一の空間と他の空間とが形成さ
れ、一方端部の一の開口A (進行方向右の開口)と他方
端部の一の開口C(上の開口)とは管状本体内の一の空
間において連通し、一方端部の他の開口B (進行方向左
の開口)と他方端部の他の開口D(下の開口)とは管状
本体内の他の空間において連通するようになっている。
左右に位置する二管路ダクトを接続し、他方端部には各
管路が上下に位置する二管路ダクトを接続することがで
き、したがって、同一面上において、各管路が左右に位
置する二管路ダクトを各管路が上下に位置するように変
更することができる (その逆も当然なし得る)ので、二
管路ダクトの配管施工にあたり、各管路の位置関係を容
易に変更することができる。
53,55は、前述したような断熱材その他断熱性を有
するものを用いるのが好ましい。また、接続部の形状は
円形の他、角型その他の形状として構成してもよい。ま
た、管状本体を断熱材で被覆してもよい。直方体の管状
本体を例示したが、管状本体を円筒形状とし、平板を捻
じった形状の仕切壁を管状本体内に設けることにより、
管状本体の両端部に接続される二管路ダクトの各管路の
位置関係を変更可能な管路変更ユニットを構成すること
もできる。
対向面部を有するダクト一対からなり、前記ダクトの前
記対向面部を対向させて接合してなるため、全体として
は一体のダクトでありながら各ダクトが独立した流路と
なる二管路を備えており、また、断熱材を介して接合し
てなるため、各ダクト間の熱授受の発生が防止される。
そして、配管スペースをコンパクトにかつ整然とまとめ
ることができ、建造物の梁への開孔を少なくすることが
でき、施工作業性も良好である。清掃・点検等も簡便で
ある。
部に連接する周壁部とからなり、該周壁部は前記対向面
部に対向する曲面部を備えてなるものとすることによ
り、その製造が簡単であり、剛性にも優れ、横断面が略
半円状をなすダクト一対を用いることにより、全体が円
筒形状のコンパクトな二管路ダクトが得られる。
を形成することにより、対向面部ひいてはダクトの剛性
が強化され、形状が保持される。
対向面部に対して略垂直になるように形成されてなるも
のとすることにより、外方からダクトの対向面部同士を
近づけるような負荷を受けても圧迫によるつぶれ等の変
形が起こりにくく、断熱性能も低下しにくい。
覆してなるものとすることにより、施工現場においてダ
クトを断熱材で被覆する断熱保温工事が不要となる。
部に連接しかつ該平板部に対向する曲面部を備えた断熱
材からなる周壁部で構成された二管路ダクトは、施工現
場においてダクトを断熱材で被覆する断熱保温工事が不
要であり、また、通常の鉄板ダクトが不要なため、材料
費や加工費の大幅な削減を図ることができる。
一部切欠斜視図である。
ある。
的に示す平面図である。
折曲部14を示す斜視図である。
管路ダクト1を示すものであって、(a)は平面図、
(b)は平断面図、(c)は(a)におけるc−c線端
面図である。
二管路ダクト1を示すものであって、(a)は平面図、
(b)は対向面部13の形状を示す平面図、(c)は
(a)におけるc−c線端面図である。
示すものであって、(a)は斜視図、(b)は(a)に
おけるc−c線断面図である。
二管路ダクト1を示す斜視図である。
二管路ダクト1を示す斜視図である。
1の一部切欠斜視図である。
51を例示する斜視図である。
11)
しくは空調設備に好適に用いられる、ダクト一対からな
る、二管路を備えたダクトに関する。
キ鋼板等の金属又は不燃材料からなる円筒状や矩形状の
空調ダクトが広く用いられている。空調ダクトには、例
えば冷気を通すものと暖気を通すものとがあり、このよ
うな2本の円筒状のダクトを並行させて配設することが
行われている。
工する際、建造物の梁には空調ダクトを通すための孔が
開けられる。この孔は、作業上、また梁の強度を保持す
る上で数が少ないほうが好ましい。しかし、2本のダク
トを並行させて配設する場合、梁の孔をそれぞれ設けな
ければならない。そうすると、梁の強度も低下しやすく
なる。
で、ダクトスペースをコンパクトにかつ整然とまとめる
ことができ、建造物の梁への開孔を少なくすることがで
き、施工作業性も良好な空調ダクトを提供することを目
的とする。
板、ステンレス鋼板その他の金属材料又は不燃性材料に
より構成され、かつ長手方向に沿って互いに整合可能な
対向面部を有するダクト一対からなり、前記ダクトの前
記対向面部を対向させて断熱材を介して接合し、かつ前
記断熱材は、繊維質でその繊維の方向が前記対向面部に
対して略垂直になるように形成されてなる二管路ダクト
である。対向面部は、ダクトの長手方向、すなわち空気
の流れる方向に沿って整合可能であって、所定間隔を保
って対面するように形成される。ダクトの対向面部は、
単数の平板部、複数の平板部あるいは曲面部により構成
し得る。また、ダクトの横断面(ダクトの径方向の断
面)は、半円形状の他、矩形や三角形等となるような角
型ダクトとして構成すること等もできる。
能な対向面部を有するダクト一対からなり、前記ダクト
の前記対向面部を対向させて接合してなるため、全体と
しては一体のダクトでありながら各ダクトが独立した流
路となる二管路を備えており、また、断熱材を介して接
合してなるため、各ダクト間の熱授受の発生が防止され
る。
向が前記対向面部に対して略垂直になるように形成され
てなるため、外方からダクトの対向面部同士を近づける
ような負荷を受けても圧迫によるつぶれ等の変形が起こ
りにくく、断熱性能も低下しにくい。
該対向面部に連接する周壁部とからなり、該周壁部は前
記対向面部に対向する曲面部を備えてなる(1)項記載
の二管路ダクトである。例えば、対向面部に対向する曲
面部が外側に膨出する円弧状等の弧状に形成され、周壁
部がC字状又はU字状等をなす場合が挙げられる。ダク
トの横断面(ダクトの径方向の断面)が略半円状をなす
ものは、好ましい態様の一つである。
面部に連接する周壁部とからなり、該周壁部は前記対向
面部に対向する曲面部を備えてなるため、その製造が簡
単であり、剛性にも優れ、横断面が略半円状をなすダク
ト一対を用いることにより、全体が円筒形状のコンパク
トな二管路ダクトが得られる。
の前記対向面部の端縁に(ダクトの外側に向けて)折曲
部を形成してなるものとするのが好ましい。
ることにより、対向面部ひいてはダクトの剛性が強化さ
れ、形状が保持される。
被覆してなるものとするのが好ましい。
るものとすることにより、施工現場においてダクトを断
熱材で被覆する断熱保温工事が不要となる。
に基いて説明するが、本発明は以下の実施の形態に限定
されるものではなく、本発明の要旨の範囲で適宜変更し
て実施できるものである。
ダクト1の一部切欠斜視図、図2はダクト11の形状を
模式的に例示する平面図、図3はダクト11のかど部の
継目(はぜ)の例を模式的に示す平面図、図4はダクト
11の対向面部13の端縁に形成された折曲部14を示
す斜視図である。
手方向に沿って互いに整合可能な対向面部13を有する
ダクト11の一対からなり、各ダクト11の対向面部1
3同士は断熱材21を介して接合されている。
板厚の通常のダクトに使用されている亜鉛メッキ鋼板、
ステンレス鋼板その他の金属材料、あるいは不燃性材料
により構成される。ダクト11を金属材料で構成するこ
とにより、ダクト11内の清掃を障害なく行うことがで
きる。
と、該対向面部13に連接しかつ該対向面部13に対向
する曲面部15を備えた周壁部17とからなり、図示の
例では、曲面部15は、外側に膨出する弧状に形成さ
れ、全体として周壁部17は円弧状をなし、ダクト11
の横断面は半円状を呈している。
示す。図2(a)に示すものは、周壁部17が長円の弧
状、図2(b)に示すものは、周壁部17がU字状にな
るように形成した例を示す。
17との連接部分の例を図3を参照して説明する。図3
はダクト11のかど部の継目(はぜ)の例を模式的に示
す平面図である。図3(a)(b)に示すものははぜ折
りにした例、図3(c)に示すものは溶接(スポット溶
接も含む)にした例を示す。はぜ折り部分には通常、コ
ーキング材が施される。
(管継手)の外面形状が複雑な形状とならず、ニップル
による連結がし易く、挿入されるニップルとの間からの
空気の漏れがないようにし得る利点を有する。
の長手方向端縁には、ダクト11の外側に向けて折曲部
14が形成されており、これにより、対向面部13ひい
てはダクト11の剛性が強化され、形状が保持されるよ
うになっている。折曲部14の幅は通常5〜10mm程
度である。折曲の角度は特に限定されるものではない
が、通常90〜180°である。
ぞれ同一形状のものにより構成する。同一形状のものと
することにより、同一物2個の組合せによって1つの二
管路ダクトを製造できるので、設計・製造上も有利であ
る。場合によっては異なる大きさのものでもよい。
向させ、断熱材21を介して接合される。通常、断熱材
21の各面と対向面部13の各面とを接着剤により接着
するか、ピン・リベット・スタッド等の固定部材を用い
て固定してもよい。
のが好ましく、グラスウールが好適に用いられる。ロッ
クウール、セラミックウールその他の材料を用いてもよ
い。断熱材21の厚さは、通常10〜50mm程度であ
るが、必要に応じて適宜選択され、特に限定されるもの
ではない。また、断熱材21の密度はグラスウールの場
合、通常、24〜40kg/m3 程度であるがこれに限
定されるものではない。
向が対向面部13に対して略垂直になるように形成され
る。そのようにすることにより、外方からダクトの対向
面部同士を近づけるような負荷を受けても圧迫によるつ
ぶれ等の変形が起こりにくく、断熱性能も低下しにく
い。このような断熱材21は、その繊維の方向が基紙2
3面に対して垂直になるように基紙23に接着された断
熱保温シート25を用いることができる。
1の周囲はさらに断熱材31で被覆することができる。
この場合、施工現場において二管路ダクト1を断熱材で
被覆する断熱保温工事が不要となる。図示の例では、断
熱材31の表面には基紙33が接着されている。すなわ
ち、断熱材31は、その繊維の方向が基紙33面に対し
て垂直になるように基紙33に接着されて断熱保温シー
ト35を構成しており、基紙33が表面側となるように
して二管路ダクト1に巻き付けて二管路ダクト1を被覆
している。したがって、吊り下げ等による負荷を受けて
も変形しにくく、断熱性能も低下しにくい。また、断熱
保温シートをダクトに巻き付けて被覆する際、丸められ
るシートの内外周の径の差に基づく弾性的な復元力も比
較的小さく、ダクトの被覆作業がし易い。
μm厚のアルミ箔又は15〜100g/m2 のガラスク
ロス単体あるいは前記アルミ箔とガラスクロスの複合体
のようなものが好適に用いられる。
1は接着剤により接着する他、公知の方法、例えば、ス
タッドピンを用いて電流を流して溶着する方法等を用い
てもよい。二管路ダクト1の周囲を断熱材31で被覆し
た後、必要に応じてバンド等を締結することも行われ
る。
径100〜600mm程度、長さは900〜6000m
m程度であるが、必要に応じて適宜実施され、特に限定
されるものではない。
の口径に適合するダクト等と連結して使用することがで
きる。また、上記実施の形態で説明した真っ直ぐな円管
の他、真っ直ぐな角管や他の形状の管、例えばT管、エ
ルボー管、異径管等に適用することもできる。
円管ではなく、断面円形のエルボー管として構成した例
を示すものである(なお、前記と同等の部材又は要素に
は同じ符号を用いその説明を省略する)。図5に示す二
管路ダクト1は、エルボー管の平面屈曲方向に沿って左
右に位置するダクト11a(11a1,11a2,11a3,
11a4 )とダクト11b(11b1,11b2,11b3,
11b4 )とからなるものである。すなわち、ダクト1
1aは屈曲部の内側(距離の短い側)に位置し、ダクト
11bは屈曲部の外側(距離の長い側)に位置すること
により、これらが一対をなして二管路ダクト1が形成さ
れている。
ー管の屈曲部を形成するためにそれぞれ11a1,11a
2,11a3,11a4 及び11b1,11b2,11b3,11
b4の各部分が溶接その他の適宜手段で連結されて一体
化されて構成されている。ダクト11a及びダクト11
bは、それぞれ複数の平板状の対向面部13を有すると
ともに、該対向面部13に連接しかつ該対向面部13に
対向する曲面部15を備えた周壁部17とを有する。図
示の例では、曲面部15は、外側に膨出する弧状に形成
され、全体として周壁部17は円弧状をなし、ダクト1
1a及びダクト11bの横断面は半円状を呈している。
各対向面部13同士を対向させ、断熱材21を介して接
合し、エルボー管として二管路ダクト1を構成してい
る。したがって、全体としては断面円形のエルボー管と
して二管路ダクト1を形成している。断熱材21は、基
紙23に接着された断熱保温シート25として用いるこ
とができること等は前記したとおりである。
1の周囲はさらに断熱材31で被覆されている。図示の
例では、図1の二管路ダクト1と同様、断熱材31の表
面には基紙33が接着されている。すなわち、断熱材3
1は、その繊維の方向が基紙33面に対して垂直になる
ように基紙33に接着されて断熱保温シート35を構成
しており、基紙33が表面側となるようにして二管路ダ
クト1に巻き付けて二管路ダクト1を被覆している。
路ダクト1は、図5の場合と異なり、エルボー管の平面
屈曲方向に沿って上下に位置するダクト11aと11b
とからなるものである。すなわち、ダクト11aは屈曲
部の上側に位置し、ダクト11bは屈曲部の下側に位置
することにより、これらが一対をなして二管路ダクト1
が形成されている。
れぞれ1枚の平板状の対向面部13(図6(b)にその
平面形状を示す)を有して構成されている点が図5のも
のと異なっており、一対をなすダクト11aとダクト1
1bとは、それぞれ同一形状のものにより構成され得
る。
各対向面部13同士を対向させ、断熱材21を介して接
合し、エルボー管として二管路ダクト1を構成してい
る。したがって、全体としては断面円形のエルボー管と
して二管路ダクト1を形成している点は図5に示すもの
と同様である。また、二管路ダクト1の周囲はさらに断
熱材31で被覆されている点も図5に示すものと同様で
ある。
が90°の場合を例示したが、45°、60°等の屈曲
角度のエルボー管として二管路ダクト1を構成し得るの
はいうまでもない。
した例を示すものである。図7に示すように、異径管
は、曲面部15を備えた周壁部17が小径の管部A・絞
り部B・大径の管部Cとにより構成される点で、図1に
示す等径な円筒管と異なっている。対向面部13に連接
しかつ該対向面部13に対向する曲面部15を備えた周
壁部17とを有する点、図示の例では、曲面部15は、
外側に膨出する弧状に形成され、全体として周壁部17
は円弧状をなし、ダクト11の横断面は半円状を呈して
いる点等、図1に示したものと同様である。
各対向面部13同士を対向させ、断熱材21を介して接
合し、異径管として二管路ダクト1を構成している。し
たがって、全体としては断面円形の二管路ダクト1を形
成している点も図1に示したものと同様である。また、
二管路ダクト1の周囲はさらに断熱材31で被覆されて
いる点も図1に示したものと同様である。
ダクトとして構成し、かつエルボー管として構成した例
を示すものである。図8に示す二管路ダクト1は、エル
ボー管の屈曲方向を平面とした場合その屈曲方向に沿っ
て上下に位置するダクト11aと11bとからなるもの
である。一対をなすダクト11aとダクト11bとは、
それぞれ同一 (又は対称)形状のものにより構成され
る。また、上記ダクト11a及びダクト11bは、それ
ぞれ平板状の対向面部13,13を有して構成されてい
る。
各対向面部13同士を対向させ、断熱材21を介して接
合し、エルボー管として二管路ダクト1を構成してい
る。したがって、断熱材21を平板状の各対向面部13
で挟み、断熱材21を中心としてその両側にダクト11
a及びダクト11bが位置し、全体としては断面角型の
エルボー管として二管路ダクト1を形成している。
ける接続部12,12はそれぞれ半円状であり、対をな
した状態では円形となり、円管形状のダクト等に接続で
きるようになっている。もっとも、角型その他の形状と
して構成してもよい。また、図示していないが、二管路
ダクト1の周囲はさらに断熱材21で被覆してもよい。
たものと管路の配置が異なり、エルボー管の屈曲方向を
平面とした場合その屈曲方向に沿って内外に位置するダ
クト11aとダクト11bとからなるものである。すな
わち、ダクト11aは屈曲部の内側(距離の短い側)に
位置し、ダクト11bは屈曲部の外側(距離の長い側)
に位置することにより、これらが対をなして二管路ダク
ト1が形成されている。上記ダクト11a及びダクト1
1bは、それぞれ長手方向に沿って互いに整合可能な曲
面状の対向面部13,13を有して構成される。ダクト
11a及びダクト11bの対向面部13同士は断熱材2
1を介して接合されている。
二管路ダクト内の各管路の位置関係を変更したい場合が
あり得る。例えば、同一面上において、各管路が左右に
位置する二管路ダクトを各管路が上下に位置するように
変更したい場合(あるいはその逆)がある。このような
場合に適用可能な管路変更ユニット51を図11に示
す。
状本体52の一方端部には、各管路の開口A,Bが左右
に配置されて接続部58が設けられ、他方端部には、各
管路の開口C,Dが上下に配置されて接続部58が設け
られている。一方端部の一の開口Aと他方端部の一の開
口Cとは管状本体内の一の空間において連通し、一方端
部の他の開口Bと他方端部の他の開口Dとは管状本体内
の他の空間において連通しており、管状本体内の一の空
間と管状本体内の他の空間とは、管状本体内の仕切壁5
3,55により隔絶されている。
管状本体52の上下方向に位置する(架橋される)仕切
壁53と管状本体の左右方向に位置する(架橋される)
仕切壁55とが設けられている。上下方向に位置する仕
切壁53は、管状本体52の一方端部(図面左側、入口
側)において左右の開口A,Bを隔絶している。左右方
向に位置する仕切壁55は、管状本体52の他方端部
(図面右側、出口側)において上下の開口C,Dを隔絶
している。そして、上下方向に位置する仕切壁53は、
一方端部から他方端部側の管状本体左側面(又は右側
面)に向かって斜状に延びて管状本体内壁面に接合さ
れ、左右方向に位置する仕切壁55は、他方端部から一
方端部側の管状本体底面に向かって斜状に延びて管状本
体内壁面に接合されている。両仕切壁53,55が交叉
する斜状の交叉辺57において両仕切壁53,55は互
いに接合される。
おいて互いに隔絶された一の空間と他の空間とが形成さ
れ、一方端部の一の開口A (進行方向右の開口)と他方
端部の一の開口C(上の開口)とは管状本体内の一の空
間において連通し、一方端部の他の開口B (進行方向左
の開口)と他方端部の他の開口D(下の開口)とは管状
本体内の他の空間において連通するようになっている。
左右に位置する二管路ダクトを接続し、他方端部には各
管路が上下に位置する二管路ダクトを接続することがで
き、したがって、同一面上において、各管路が左右に位
置する二管路ダクトを各管路が上下に位置するように変
更することができる (その逆も当然なし得る)ので、二
管路ダクトの配管施工にあたり、各管路の位置関係を容
易に変更することができる。
53,55は、前述したような断熱材その他断熱性を有
するものを用いるのが好ましい。また、接続部の形状は
円形の他、角型その他の形状として構成してもよい。ま
た、管状本体を断熱材で被覆してもよい。直方体の管状
本体を例示したが、管状本体を円筒形状とし、平板を捻
じった形状の仕切壁を管状本体内に設けることにより、
管状本体の両端部に接続される二管路ダクトの各管路の
位置関係を変更可能な管路変更ユニットを構成すること
もできる。
対向面部を有するダクト一対からなり、前記ダクトの前
記対向面部を対向させて接合してなるため、全体として
は一体のダクトでありながら各ダクトが独立した流路と
なる二管路を備えており、また、断熱材を介して接合し
てなるため、各ダクト間の熱授受の発生が防止される。
そして、配管スペースをコンパクトにかつ整然とまとめ
ることができ、建造物の梁への開孔を少なくすることが
でき、施工作業性も良好である。清掃・点検等も簡便で
ある。
向が前記対向面部に対して略垂直になるように形成され
てなるため、外方からダクトの対向面部同士を近づける
ような負荷を受けても圧迫によるつぶれ等の変形が起こ
りにくく、断熱性能も低下しにくい。
部に連接する周壁部とからなり、該周壁部は前記対向面
部に対向する曲面部を備えてなるものとすることによ
り、その製造が簡単であり、剛性にも優れ、横断面が略
半円状をなすダクト一対を用いることにより、全体が円
筒形状のコンパクトな二管路ダクトが得られる。
一部切欠斜視図である。
ある。
的に示す平面図である。
折曲部14を示す斜視図である。
管路ダクト1を示すものであって、(a)は平面図、
(b)は平断面図、(c)は(a)におけるc−c線端
面図である。
二管路ダクト1を示すものであって、(a)は平面図、
(b)は対向面部13の形状を示す平面図、(c)は
(a)におけるc−c線端面図である。
示すものであって、(a)は斜視図、(b)は(a)に
おけるc−c線断面図である。
二管路ダクト1を示す斜視図である。
二管路ダクト1を示す斜視図である。
51を例示する斜視図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 長手方向に沿って互いに整合可能な対向
面部を有するダクト一対からなり、前記ダクトの前記対
向面部を対向させて断熱材を介して接合してなる二管路
ダクト。 - 【請求項2】 前記ダクトは、前記対向面部と、該対向
面部に連接する周壁部とからなり、該周壁部は前記対向
面部に対向する曲面部を備えてなる請求項1記載の二管
路ダクト。 - 【請求項3】 前記ダクトの前記対向面部の長手方向端
縁に折曲部を形成してなる請求項1又は2記載の二管路
ダクト。 - 【請求項4】 前記断熱材は、その繊維の方向が前記対
向面部に対して略垂直になるように形成されてなる請求
項1,2又は3記載の二管路ダクト。 - 【請求項5】 前記二管路ダクトの周囲を断熱材で被覆
してなる請求項1,2,3又は4記載の二管路ダクト。 - 【請求項6】 断熱材からなる平板部と、該平板部に連
接しかつ該平板部に対向する曲面部を備えた断熱材から
なる周壁部で構成された二管路ダクト。
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