JP2000054991A - 軸流羽根車 - Google Patents

軸流羽根車

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JP2000054991A
JP2000054991A JP10221539A JP22153998A JP2000054991A JP 2000054991 A JP2000054991 A JP 2000054991A JP 10221539 A JP10221539 A JP 10221539A JP 22153998 A JP22153998 A JP 22153998A JP 2000054991 A JP2000054991 A JP 2000054991A
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JP
Japan
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impeller
axial
disk
flow
performance
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10221539A
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English (en)
Inventor
Atsushi Koga
淳 古賀
Hisaaki Sawamura
寿明 澤村
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸流羽根車によって軸方向に圧送される流体
の一部が軸流羽根車の外側から中心に向かって流れるの
を防止することができる構造の軸流羽根車を提供する。 【解決手段】 軸流羽根車1のディスク14の径方向の
適宜位置に、同羽根車1と共に回転して同羽根車1の中
心から外側に向かう方向の流れを発生させるように遠心
羽根12を取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は軸流羽根車に関し、
特に、軸流ファンの羽根車に適用して有用なものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の一軸2段軸流ファンの構成
を示す縦断面図、図4は前記軸流ファンの羽根車近傍の
拡大断面図である。
【0003】図3に示すように、ケーシング6内にはス
トラット5及び静翼3を介して内筒7が設けられ、この
ケーシング6と内筒7との間には回転軸10に沿うよう
に気体の流路20が形成されている。回転軸10は内筒
7内に設けられ、内筒7に固定された軸受9によって回
転自在に支持されている。
【0004】そして、回転軸10の軸方向の2箇所には
2つの羽根車1がそれぞれ装着されている。これらの羽
根車1は回転軸10に固定されたディスク14と、この
ディスク14の外周部に固定された動翼2とから構成さ
れており、ディスク14が各内筒7の間に位置し、動翼
2が流路20内に位置している。
【0005】また、流路20の上流側(図中左側)には
吸込ケーシング11が設けられ、下流側(図中右側)に
はディフューザ4が設けられている。
【0006】従って、上記構成の軸流ファンでは、回転
軸10と共に羽根車1が回転すると、気体が吸込ケーシ
ング11から吸い込まれて流路20内を軸方向に流れ
る。そして、この流体は前段の羽根車1の動翼2に吸い
込まれ、ここで昇圧された後、前段の静翼3を経て後段
の羽根車1の動翼2に吸い込まれ、ここで更に昇圧され
た後、後段の静翼3及びディフューザ4を経て機外へと
吐出される。
【0007】このとき、図4に示すように、前段の羽根
車1で昇圧された流体の大部分は前段の静翼3を経て後
段の羽根車1の動翼2に吸い込まれて軸方向に流れる
が、同流体の一部は静翼部の内筒7と後段の羽根車1の
ディスク14との隙間21を通り、ディスク14の外側
(動翼側)から中心(回転軸側)へと向かって流れ、更
に、回転軸10と静翼部の内筒7との隙間を通ってこの
内筒7内へと漏れる(漏れ流れ13)。
【0008】そこで、このような漏れ流れ13を極力減
少させるために、静翼部の内筒7の回転軸10と対向す
る面には、ラビリンスシール8が設けられている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の軸流ファンでは、静翼部の内筒7にラビリンスシー
ル8が設けられていても、漏れ流れ13を完全に防ぐこ
とはできず、ラビリンスシール8と回転軸10との隙間
が大きい場合には漏れ流れ13が多くなり、この漏れ流
れ13が、前段の羽根車1と静翼部の内筒7との隙間2
2を通って前段の静翼3の上流側に流入することがあ
る。
【0010】このような流れは、軸流ファンの性能を低
下させ、性能の再現性をなくすことがある。
【0011】従って、本発明は上記従来技術に鑑み、軸
流羽根車によって軸方向に圧送される流体の一部が軸流
羽根車の外側から中心に向かって流れるのを防止するこ
とができる構造の軸流羽根車を提供することを課題とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の軸流羽根車は、流体を軸方向に圧送する軸流羽根車
であって、同羽根車の径方向の適宜位置に、同羽根車と
共に回転して同羽根車の中心から外側に向かう方向の流
れを発生させるように遠心羽根を取り付けたことを特徴
とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき詳細に説明する。なお、図中、従来(図3、図
4)と同様の部分には同一の符号を付し、重複する詳細
な説明は省略する。
【0014】図1は本発明の実施の形態に係る一軸2段
軸流ファンの羽根車近傍の断面図(図4に相当する図)
である。同図に示すように、前段の羽根車1で昇圧され
た流体の一部が、静翼部の内筒7と後段の羽根車1のデ
ィスク14との隙間21を通って漏れるのを防止するた
めに、後段の羽根車1のディスク14の正面には遠心羽
根12が取り付けられている。
【0015】この遠心羽根12はディスク14の正面の
径方向の適宜位置に取り付けらて隙間21内に位置して
おり、ディスク14と共に回転したときにディスク14
の中心(回転軸側)から外側(動翼側)に向かう方向の
流れを発生させるようになっている。なお、この場合、
遠心羽根12は前段の静翼3の後流側圧力P1 と、遠心
羽根12の出口圧力P2 とが等しくなるように設計され
ることが望ましい。
【0016】図2は図1のA−A線矢視断面図である。
同図に示すように、遠心羽根12は、羽根車1の回転方
向16に対して、ディスク14の中心から外側に向かう
方向の流を発生させるように(気流15)、ディスク1
4の正面の周方向に複数枚設けられている。
【0017】以上のように、上記構成の軸流ファンで
は、後段の羽根車1の径方向の適宜位置に、同羽根車1
と共に回転して同羽根車1の中心から外側に向かう方向
の流れを発生させるように遠心羽根12を取り付けたた
め、前段の羽根車1で昇圧された流体の一部が隙間21
を通り外側から中心へと向かって流れる漏れ流れを減少
させることができる。
【0018】このため、従来のような漏れ流れによる軸
流ファンの性能の低下や性能の非再現性を防ぐことがで
きる。特に、前段の静翼3の後流側圧力P1 と、遠心羽
根12の出口圧力P2 とが等しくなるように遠心羽根1
2を設けた場合には、最も効果的である。
【0019】
【発明の効果】以上、発明の実施の形態と共に具体的に
説明したように、本発明の軸流羽根車は、流体を軸方向
に圧送する軸流羽根車であって、同羽根車の径方向の適
宜位置に、同羽根車と共に回転して同羽根車の中心から
外側に向かう方向の流れを発生させるように遠心羽根を
取り付けたことを特徴とする。
【0020】従って、本発明の軸流羽根車によれば、軸
流羽根車によって軸方向に圧送される流体の一部が軸流
羽根車の外側から中心に向かって流れるのを防止するこ
とができる。
【0021】このため、例えば、この軸流羽根車を軸流
ファンに適用した場合には、軸方向へ圧送される流体の
一部が羽根車と内筒との隙間を通り外側から中心へと向
かって流れる漏れ流れを減少させることができるため、
従来のような漏れ流れによる軸流ファンの性能の低下や
性能の非再現性を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る一軸2段軸流ファン
の羽根車近傍の断面図(図4に相当する図)である。
【図2】図1のA−A線矢視断面図である。
【図3】従来の一軸2段軸流ファンの構成を示す縦断面
図である。
【図4】前記軸流ファンの羽根車近傍の拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 軸流羽根車 2 動翼 3 静翼 6 ケーシング 7 内筒 10 回転軸 12 遠心羽根 14 ディスク 20 流路 21 隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体を軸方向に圧送する軸流羽根車であ
    って、同羽根車の径方向の適宜位置に、同羽根車と共に
    回転して同羽根車の中心から外側に向かう方向の流れを
    発生させるように遠心羽根を取り付けたことを特徴とす
    る軸流羽根車。
JP10221539A 1998-08-05 1998-08-05 軸流羽根車 Withdrawn JP2000054991A (ja)

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JP10221539A JP2000054991A (ja) 1998-08-05 1998-08-05 軸流羽根車

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007177778A (ja) * 2005-12-28 2007-07-12 Usui Kokusai Sangyo Kaisha Ltd 軸流ファン
CN106224269A (zh) * 2016-10-10 2016-12-14 东莞市大可智能科技有限公司 一种新型管道风机及其应用
CN109268311A (zh) * 2018-11-26 2019-01-25 江苏徐工工程机械研究院有限公司 离心通风机叶轮及离心通风机

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20051101