JP2017160860A - ターボ機械 - Google Patents
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Abstract
【課題】ラビリンスシールの部分で発生する流体力によりロータの偏心が助長されてロータの振動が増大するのを抑制する。【解決手段】ターボ機械は、ケーシングと、該ケーシングに回転可能に支持されたロータと、前記ケーシング内の静止部と前記ロータとの間に設けられ、作動流体が高圧側から低圧側に漏れるのを防止するラビリンスシールを備えている。また、前記ラビリンスシールへ流れる漏れ流れ流路の途中に狭隘部を設け、前記狭隘部は、ロータに設けられ該ロータと同心のロータ側円筒張り出し部と、ケーシング内の静止部に前記ラビリンスシールと同心に設けられた静止部側円筒張り出し部を備え、ロータ側円筒張り出し部の内周面は、静止部側円筒張り出し部の外周面よりも径方向外側となるように配置されると共に、ロータ側円筒張り出し部の軸方向の少なくとも一部と静止部側円筒張り出し部の軸方向の少なくとも一部が重なる二重円筒に形成されている。【選択図】図2
Description
本発明は、ラビリンスシールを有するターボ機械に関し、特に圧縮機やタービン等、回転速度が大きく、作動流体の圧力も高くなるターボ機械に好適なものである。
一般に、ターボ機械は、回転する羽根車を有するロータと、このロータを包囲する共に回転自在に保持するケーシングを備えている。また、前記ケーシングの内部には作動流体が流れる流路が形成されている。前記ロータと前記ケーシングとの間には隙間が形成されているため、この隙間を介して作動流体がロータに沿って流れて漏れる。この作動流体の漏れを防止するため、前記ロータと前記ケーシングとの間に、非接触シールであるラビリンスシールが設けられることが多い。
前記ラビリンスシールは、例えば、特開平6−249186号公報(特許文献1)の図1に示されているように、ロータとケーシングとの隙間に多数の環状平行歯を有する構造となっており、この多数の環状平行歯の先端隙間を流れる流体の圧力損失により、流体の漏れを減少させるようにしている。
前記ラビリンスシールにおいて、ロータがシールに対して偏心すると、ラビリンスシール内の円周方向圧力分布に不平衡が生じ、ロータの偏心を助長する流体力(以下、偏心方向流体力と呼ぶ)が発生する場合がある。特に、ラビリンスシールの入口側と出口側との差圧が大きい場合や、シールの長さが比較的短い場合に、前記偏心方向流体力はより大きなものとなり、ロータが大きく偏心するため、ロータの振動を助長する。このためロータの振動振幅が大きくなり、ロータがラビリンスシールに接触することがある。
また、ラビリンスシールでは、ロータの偏心方向に対して直角方向の流体力(以下、偏心直角方向流体力と呼ぶ)も発生することが知られており、この偏心直角方向流体力もロータ振動の原因となる。前記偏心直角方向流体力は、ラビリンスシールに流入する漏れ流れの円周方向流れによって引き起こされる。このため、前記偏心直角方向流体力を低減するようにした発明が、例えば、特開平3−288068号公報(特許文献2)に記載されている。この特許文献2のものでは、ラビリンスシールの入口側に、漏れ流れの円周方向流れを抑制する放射状溝を持つ抵抗板を設け、漏れ流れの円周方向成分を抑制するようにしている。
上記特許文献2に記載されているように、ラビリンスシールの入口側に漏れ流れの円周方向流れを抑制する抵抗板を設けることにより、前記偏心直角方向流体力を低減することができる。
しかし、前述した偏心方向流体力は、ラビリンスシールに流入する漏れ流れの軸方向流れによって発生するため、ラビリンスシール入口側の漏れ流れの円周方向流れを抑制しても、前記偏心方向流体力の低減作用は十分に得られず、偏心方向流体力の発生によりロータの偏心が助長され、ロータ周囲の隙間分布に偏りが生じ、前記偏心直角方向流体力も増加していく。
このため、ロータの振動が大きくなり、ロータとラビリンスシールとの接触が引き起こされる可能性が増大する課題がある。また、ロータとラビリンスシールとの接触を回避するため、ロータとラビリンスシールとの間の隙間を大きくすると、シール効果が低減して、ラビリンスシールの部分からの漏れが増大する。
本発明の目的は、ラビリンスシールの部分で発生する流体力によりロータの偏心が助長されてロータの振動が増大するのを抑制することのできるターボ機械を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明は、ケーシングと、該ケーシングに回転可能に支持されたロータと、前記ケーシング内の静止部と前記ロータとの間に設けられ、作動流体が高圧側から低圧側に漏れるのを防止するラビリンスシールを備えているターボ機械において、前記ラビリンスシールへ流れる漏れ流れ流路の途中に狭隘部を設け、前記狭隘部は、前記ロータに設けられ該ロータと同心のロータ側環状張り出し部と、前記ケーシング内の静止部に前記ラビリンスシールと同心に設けられた静止部側環状張り出し部を備え、前記ロータ側環状張り出し部の内周部は、前記静止部側環状張り出し部の外周部よりも径方向外側となるように配置されると共に、前記ロータ側環状張り出し部の軸方向の少なくとも一部と前記静止部側環状張り出し部の軸方向の少なくとも一部が重なる構造に形成されていることを特徴とする。
本発明の他の特徴は、ケーシングと、該ケーシングに回転可能に支持されたロータと、前記ケーシング内の静止部と前記ロータとの間に設けられ、作動流体が高圧側から低圧側に漏れるのを防止するラビリンスシールを備えているターボ機械において、前記ラビリンスシールへ流れる漏れ流れ流路の途中に狭隘部を設け、前記狭隘部は、前記ロータに設けられ該ロータと同心のロータ側円筒張り出し部と、前記ケーシング内の静止部に前記ラビリンスシールと同心に設けられた静止部側円筒張り出し部を備え、前記ロータ側円筒張り出し部の内周面は、前記静止部側円筒張り出し部の外周面よりも径方向外側となるように配置されると共に、前記ロータ側円筒張り出し部の軸方向の少なくとも一部と前記静止部側円筒張り出し部の軸方向の少なくとも一部が重なる二重円筒構造に形成されていることにある。
本発明によれば、ラビリンスシールの部分で発生する流体力によりロータの偏心が助長されてロータの振動が増大するのを抑制することのできるターボ機械を得ることができる効果が得られる。
以下、本発明のターボ機械の具体的実施例を、図面を用いて説明する。各図において、同一符号を付した部分は同一或いは相当する部分を示している。
本発明のターボ機械の実施例1を図1〜図5を用いて説明する。本実施例の説明においては、代表的なターボ機械の1つである遠心圧縮機を例にとり説明する。
図1は、本発明のターボ機械の実施例1を示す縦断面図で、ターボ機械としての遠心圧縮機の全体構造を示す図である。
図1において、遠心圧縮機1は、円筒状などに形成され静止部となるケーシング2と、このケーシング2内にラジアル軸受3,4及びスラスト軸受13により回転可能に設けられた回転軸5と、この回転軸5に装着された複数段(図1では5段)の羽根車6とを備えている。前記回転軸5と前記羽根車6によりロータ(回転体)7を構成している。なお、本実施例1では、1本の回転軸5に羽根車6を多段に設けた一軸多段遠心圧縮機を例に説明するが、羽根車6が1段のみの単段遠心圧縮機にも本発明は同様に適用できるものである。
前記ケーシング2には、1段目の羽根車6に作動流体である気体を導入する吸込流路8と、各段の羽根車6から出た気体の運動エネルギーを圧力エネルギーに変換するディフューザ9と、このディフューザ9からの圧縮された気体を次段の羽根車6に導入する戻り流路10と、最終段の羽根車6から出た気体をケーシング2外に吐出するための吐出流路11などが設けられている。
前記ロータ7の回転軸5は、前記ケーシング2の吸込側(図1中の左側)端部及び吐出側(図1中の右側)端部に設けられた前記ラジアル軸受3,4を介し回転可能に支持されている。また、前記回転軸5の吸込側端部にはスラスト荷重を受ける前記スラスト軸受13が設けられ、前記回転軸5における最終段羽根車6の吐出側にはスラスト荷重を相殺するバランスピストン14が設けられている。
前記回転軸5の吐出側端部には、モータ等の駆動機(図示せず)が連結されており、この駆動機によって前記ロータ7が回転するように構成されている。また、前記ロータ7が回転することにより、気体が前記吸込流路8から吸い込まれて、複数段の前記羽根車6で順次圧縮され、最終的に前記吐出流路11から吐出されるようになっている。
図2は図1に示すターボ機械の要部拡大断面図で、図1に示す1段目羽根車から2段目羽根車までの部分を示す図、図3は図2に示す要部拡大断面図における1段目羽根車のラビリンスシール部付近を更に拡大して示す要部拡大断面図である。
これらの図に示すように、各段の前記羽根車6は羽根6aとシュラウド6bを備えており、前記シュラウド6bの入口側には口金(ベルマウス)6cが設けられている。前記口金6cと前記ケーシング2との間には、口金部のラビリンスシール12が設けられており、羽根車6から出た気体の一部が前記口金6cと前記ケーシング2との間の隙間を通って羽根車6の入口側に戻る漏れ流れ18を抑制するように構成されている。
即ち、作動流体は羽根車入口6dから入り、羽根車6の羽根6aにより圧縮・加速され、羽根車出口6eから前記ディフューザ9に向かって流れていく。この時、羽根車出口6eから吐き出された流れの一部が、羽根車6と静止部との隙間(漏れ流れ流路)19を通り、羽根車入口6dに向かって流れていく漏れ流れ18となる。この漏れ流れ18における前記羽根車入口6dの直前に、前記口金部のラビリンスシール12が設けられており、漏れを抑制するように構成している。
なお、2段目羽根車6の口金6cと前記ケーシング2との間にも口金部のラビリンスシール12が設けられ、更に3段目〜5段目の羽根車6にも、同様に口金部のラビリンスシール12が設けられている。
また、前段側の羽根車6と後段側の羽根車6との間におけるロータ7とケーシング2との隙間には、中間段のラビリンスシール15が設けられており、前記戻り流路10から後段側の羽根車6に流れる気体の一部が、前記中間段シール15が設けられている部分の隙間を通って、前段側の羽根車6の出口側に漏れるのを抑制するようになっている。2段目以降の各段羽根車6の間にも、同様に、中間段のラビリンスシール15が設けられている。
更に、図1に示すように、最終段羽根車6の吐出側に設けられている前記バランスピストン14と前記ケーシング2との隙間には、バランスピストン部のラビリンスシール16が設けられており、最終段の羽根車6から出た高圧の気体が低圧側に漏れるのを抑制するようにしている。
図2に示す17は、前記羽根車6から出た気体の一部が前記口金部のラビリンスシール12へ流れる漏れ流れ18の流路の途中に設けられた狭隘部で、この狭隘部17は、前記ロータ7の羽根車シュラウド6bに設けられ、前記羽根車6(或いはロータ7)と同心のロータ側円筒張り出し部(ロータ側環状張り出し部)17aと、前記ケーシング2内の静止部である前記ラビリンスシール12と同心に設けられた静止部側円筒張り出し部(静止部側環状張り出し部)17bにより構成されている。前記ロータ側円筒張り出し部17aの内周面(内周部)は、前記静止部側円筒張り出し部17bの外周面(外周部)よりも径方向外側となるように配置されると共に、前記ロータ側円筒張り出し部17aの軸方向の少なくとも一部と前記静止部側円筒張り出し部17bの軸方向の少なくとも一部が重なる二重円筒構造に形成されている。
なお、本実施例では、前記狭隘部17を二重円筒構造に構成しているが、二重円筒構造のものに限られるものではなく、前記狭隘部17を、例えば次のように構成しても良い。
即ち、ロータに設けられ該ロータと同心のロータ側環状張り出し部と、ケーシング内の静止部にラビリンスシールと同心に設けられた静止部側環状張り出し部を備える構成とする。また、前記ロータ側環状張り出し部の内周部を、前記静止部側環状張り出し部の外周部よりも径方向外側となるように配置すると共に、前記ロータ側環状張り出し部の軸方向の少なくとも一部と前記静止部側環状張り出し部の軸方向の少なくとも一部が重なる構造に形成して前記狭隘部17を形成するようにしても良い。
即ち、ロータに設けられ該ロータと同心のロータ側環状張り出し部と、ケーシング内の静止部にラビリンスシールと同心に設けられた静止部側環状張り出し部を備える構成とする。また、前記ロータ側環状張り出し部の内周部を、前記静止部側環状張り出し部の外周部よりも径方向外側となるように配置すると共に、前記ロータ側環状張り出し部の軸方向の少なくとも一部と前記静止部側環状張り出し部の軸方向の少なくとも一部が重なる構造に形成して前記狭隘部17を形成するようにしても良い。
図2に示すように、本実施例では、前述したように、前記狭隘部17を二重円筒構造にしており、この狭隘部17は、前記口金部のラビリンスシール12が設けられている漏れ流れ流路19における前記ラビリンスシール12の上流側に設けられている。なお、本実施例では、前記ロータ側円筒張り出し部17aは羽根車シュラウド6bと一体構造に、前記静止部側円筒張り出し部17bは前記ラビリンスシール12と一体構造となるように構成されている。
1段目羽根車6のラビリンスシール12部付近を更に拡大して示す図3により、前記二重円筒構造の狭隘部17の構造を更に詳しく説明する。
図3に示す前記口金部のラビリンスシール12は、円筒形状に構成され、更に水平に分割して上下の半割れ構造とした2つの半円筒状部品により構成されている。また、前記ラビリンスシール12は、ロータ7に対向する内径側表面にフィン形状の複数の環状平行歯12aと、前記環状平行歯12aの間に形成された複数の環状平行溝12bを有している。前記ラビリンスシール12の反ロータ7側である外径側にはこのラビリンスシール12をケーシング2に固定するための支持部12cが設けられている。
図3に示す前記口金部のラビリンスシール12は、円筒形状に構成され、更に水平に分割して上下の半割れ構造とした2つの半円筒状部品により構成されている。また、前記ラビリンスシール12は、ロータ7に対向する内径側表面にフィン形状の複数の環状平行歯12aと、前記環状平行歯12aの間に形成された複数の環状平行溝12bを有している。前記ラビリンスシール12の反ロータ7側である外径側にはこのラビリンスシール12をケーシング2に固定するための支持部12cが設けられている。
なお、一般に、ラビリンスシールは、万一、環状平行歯にロータが接触しても、ロータを傷つけないように、ロータよりも柔らかい材質(例えばアルミニウム合金)で構成されている。
前記ラビリンスシール12の上流側に設けられている前記狭隘部17は、前記ロータ側円筒張り出し部17aと静止部側円筒張り出し部17bとで構成され、前記静止部側円筒張り出し部17bは前記ラビリンスシール12と一体に構成されているので、前記ラビリンスシール12と同心に製造することが容易になる。
また、前記狭隘部17においては、前記ロータ側円筒張り出し部17aと静止部側円筒張り出し部17bとの間に形成される隙間距離dを、できるだけ小さくすることにより、この隙間距離dを流れる漏れ量を抑制でき、より効果的にロータ7に作用する偏心方向流体力を低減することができる。しかし、前記狭隘部17の隙間距離dを過度に小さくすると、ロータ側円筒張り出し部17aと静止部側とが接触する恐れがある。
ところで、ラビリンスシール12においては、漏れの抑制とロータ7との接触防止の観点からロータ7との隙間距離dsが設計、管理されている。本実施例では、静止部側円筒張り出し部17bがラビリンスシール12と一体に構成されているので、ラビリンスシール12の隙間距離dsの設計、管理と同様に、前記羽根車6と一体に構成されている前記ロータ側円筒張り出し部17aとの前記隙間距離dの設計、管理も容易に行える。
更に、前記静止部側円筒張り出し部17bを、前記ラビリンスシール12と同様に、ロータ7よりも柔らかい材料とすることにより、この静止部側円筒張り出し部17bが、万一、前記ロータ7と接触した場合にも、該ロータ7の損傷を防止することができる。
また、図3に示すように、本実施例においては、前記静止部側円筒張り出し部17bの外周面に、環状の凸部(環状凸部)17cを設け、この環状凸部17cと前記ロータ側円筒張り出し部17aの内周面との間で前記狭隘部17を形成している。前記環状凸部17cは、ラビリンスシール12の環状平行歯12aと同様に、フィン形状で且つ前記ロータ側円筒張り出し部よりも柔らかい材料で構成することが好ましい。これにより、組み立て時における前記狭隘部17の隙間距離dの管理が更に容易となり、隙間距離dをより一層小さくすることが容易に可能となる。
また、前記環状凸部17cは、前記静止部側円筒張り出し部17bの軸方向の先端部(図3中、静止部側円筒張り出し部17bの右端部)または可能な限り前記先端部に近づけて設けることにより、前記ロータ側円筒張り出し部17aと前記静止部側円筒張り出し部17bの軸方向の重なり距離Lを短縮することができる。従って、圧縮機全体の軸方向長さが大きくなるのを抑制することができる。
なお、前記環状凸部17cに対向するロータ側円筒張り出し部17aの内周面はロータ7と同心の円周面としている。また、前記ロータ7と静止部側との軸方向の位置関係が熱伸び等によって変化しても、前記狭隘部17における前記隙間距離dが変化しないように構成されている。即ち、本実施例では、前記ロータ側円筒張り出し部17aの内周面における前記環状凸部17cに対向する部分から、ロータ7等の熱伸びや振動を考慮して、少なくとも一定の範囲は、ロータ7と同心で半径が等しい円周面に構成されている。具体的には、ロータ側円筒張り出し部17aの軸方向先端(図3中、ロータ側円筒張り出し部17aの左端)から軸方向に一定の範囲は、ロータ7と同心で半径が等しい円周面に構成されている。
なお、本実施例では、前記静止部側円筒張り出し部17bを前記ラビリンスシール12と一体に構成しているので、この静止部側円筒張り出し部17bも前記ラビリンスシール12と共に半割れ構造となっている。また、本実施例では、ロータ側円筒張り出し部17aが、静止部側円筒張り出し部17bの径方向外側になるように構成されているため、圧縮機(ターボ機械)を組み立てる際には、まず半割れ構造の静止部側円筒張り出し部17bをラビリンスシール12と共に設置する。次に、ロータ7を、ロータ側円筒張り出し部17aが前記静止部側円筒張り出し部17bと干渉しないように軸方向(図2、図3中の右方向)にずらして設置する。その後、もう一方の半割れ構造の静止部側円筒張り出し部17bを設置し、最後に、前記ロータ7の軸方向位置を、図2、図3中の左方向へ戻す(移動させる)ことにより、二重円筒構造の狭隘部17が形成された圧縮機を組み立てることができる。
更に、本実施例では、図3に示すように、前記二重円筒構造の狭隘部17の漏れ流れ上流に、羽根車6の回転方向に旋回して流れる前記漏れ流れ18の円周方向への流れを抑制する円周方向流れ抑制部材17dを設けている。この円周方向流れ抑制部材17dは、前記静止部側円筒張り出し部17bの外周面における前記環状凸部17cの上流側に設けられ、円周方向に複数枚配列された板状の部材で構成されている。
次に、上述した本実施例1の効果を、図4及び図5を用いて説明する。図4は図3に示すラビリンスシール12部付近の圧力分布を示す模式図、図5はロータ7の偏心方向を説明する模式図である。
図4の圧力分布を示している線図において、横軸は、ラビリンスシール12の軸方向位置、縦軸はロータ7の表面に作用する圧力pを示している。また、前記線図における実線20は、ロータ7の偏心方向側の表面に作用する圧力(偏心方向ロータ表面圧力)を、21は、ロータ7の反偏心方向側の表面に作用する圧力(反偏心方向ロータ表面圧力)を示している。
図4の圧力分布を示している線図において、横軸は、ラビリンスシール12の軸方向位置、縦軸はロータ7の表面に作用する圧力pを示している。また、前記線図における実線20は、ロータ7の偏心方向側の表面に作用する圧力(偏心方向ロータ表面圧力)を、21は、ロータ7の反偏心方向側の表面に作用する圧力(反偏心方向ロータ表面圧力)を示している。
ここで、ロータ7の偏心方向について、図5を用いて説明する。図5はロータ7の偏心方向を説明するために、ロータ7とステータ(ラビリンスシール12やケーシング2)との関係を簡略化して示す図である。この図5では、ロータの中心がステータの中心に対して上方に偏心している状態を示しており、図5の太い矢印で示す方向が偏心方向であり、太い矢印の反対方向が反偏心方向である。また、黒丸Aで示すロータの上方端側表面が偏心方向ロータ表面、黒丸Bで示すロータの下方端側表面が反偏心方向ロータ表面である。従って、ロータとステータ(ラビリンスシール12)との隙間距離dsは、偏心方向ロータ表面Aで最も小さくなり、反偏心方向ロータ表面Bで最も大きくなる。
ラビリンスシール12の部分では、ロータ偏心方向の隙間距離dsが減少して圧力損失が大きくなり、反偏心方向では隙間距離dsが増大して圧力損失が小さくなるので、ラビリンスシール12内の圧力は、偏心方向で低く、反偏心方向で高くなる。従って、ラビリンスシール12の部分では、ロータ7に対しては偏心を更に助長する方向の流体力が作用する。
これに対し、前記狭隘部17においては、ロータ7の偏心方向で隙間距離dが増大するので圧力損失が小さくなり、反偏心方向では隙間距離dは減少して圧力損失が大きくなる。従って、ラビリンスシール12入口側の圧力は、偏心方向で高く、反偏心方向では低くなる。このように、ラビリンスシール12入口側の圧力は、偏心方向の方が反偏心方向に比べ相対的に高くなる。
このため、図4に示すように、偏心方向ロータ表面圧力20の方が、反偏心方向ロータ表面圧力21よりも高くなる。従って、ロータ7が偏心すると、偏心方向に対して逆向きの方向(反偏心方向)の流体力がロータ7に作用するので、ロータ7が偏心するのを抑制することができる。これにより、本実施例によれば、ターボ機械の高速・高圧条件下の運転においても、ロータ7の偏心を抑えて安定した運転が可能となる。
従って、本実施例のターボ機械によれば、ロータ7の振動が増大するのを抑制できるので、ロータ7とラビリンスシール12との隙間を大きくすることなく、それらの接触も防止できるから、ラビリンスシール12における漏れも抑制できる。更に、前記狭隘部17を設けているので、この狭隘部17による漏れ流れ抑制効果も得ることができる。
また、本実施例では、上述したように、前記円周方向流れ抑制部材17dを前記環状凸部17cの上流側に並設しているので、旋回しながら流れる漏れ流れ18は前記狭隘部17で一度せき止められ、漏れ流れ18が円周方向に流れるのを効率的に抑制することができる。この結果、前記ラビリンスシール12の部分において前記ロータ7に作用する偏心直角方向流体力も効率的に低減できるから、この点からもロータの振動を低減できる効果が得られる。
図6を用いて、本発明のターボ機械の実施例2を説明する。図6は上記実施例1における図2に示す1段目羽根車付近の図に相当する要部断面図である。図6において、実施例1の説明で用いた図1〜図4と同一符号を付した部分は同一又は相当する部分を示している。また、本実施例2の説明においては、上記実施例1と異なる部分を中心に説明し、実施例1と同様の部分については説明を省略する。
上記実施例1では、二重円筒構造の前記狭隘部17における静止部側円筒張り出し部17bの外周面に環状平行歯17cを設けたが、本実施例2では、図6に示すように、ロータ側円筒張り出し部17aの内周面に環状凸部17eを設けるようにしたものである。本実施例2においては、前記狭隘部17の隙間距離d´を前記環状凸部17eの先端と前記静止部側円筒張り出し部17bの外周面との間で形成するので、前記環状凸部17eに対向する静止部側円筒張り出し部17bの外周面はラビリンスシール12と同心の円周面としている。
また、前記ロータ7と静止部側との軸方向の位置関係が熱伸び等によって変化しても、前記狭隘部17における前記隙間距離d´が変化しないように、前記静止部側円筒張り出し部17bの外周面における前記環状凸部17eに対向する部分から、熱伸びや振動を考慮して、少なくとも一定の範囲は、ラビリンスシールの中心と同心で半径が等しい円周面に構成されている。
本実施例2において、他の構成は上記実施例1と同様であり、本実施例2においても上記実施例1と同様の効果を得ることができる。
本実施例2において、他の構成は上記実施例1と同様であり、本実施例2においても上記実施例1と同様の効果を得ることができる。
上述した実施例1及び実施例2の説明では、1段目羽根車6の口金6cの部分に設けられている口金部のラビリンスシール12の部分に本発明を適用した例、即ち、二重円筒構造の前記狭隘部17を設けた例について説明したが、本発明は、図2に示すように、2段目以降の羽根車6の口金部のラビリンスシール12の部分に対しても同様に適用できるものである。
また、図1、図2に示す中間段のラビリンスシール15の部分や、図1に示すバランスピストン部のラビリンスシール16の部分にも、本発明は同様に適用できるものであり、同様の効果を得ることができる。例えば、バランスピストン部のラビリンスシール16の部分に本発明を適用する場合には、最終段羽根車の背面(羽根車の主板背面側)にロータと同心となるようにロータ側円筒張り出し部を設ける。また、このロータ側円筒張り出し部の径方向内側となるように、静止部側円筒張り出し部を、バランスピストン部のラビリンスシール16と同心となるように設けて、狭隘部を形成すれば良い。
以上説明したように、本発明の各実施例のものは、ラビリンスシールを流れる漏れ流れの流路の途中に、ロータ側円筒張り出し部と静止部側円筒張り出し部を設け、前記ロータ側円筒張り出し部の内周面が静止部側円筒張り出し部の外周面よりも径方向外側となるようにし、前記ロータ側円筒張り出し部と前記静止部側円筒張り出し部の軸方向位置が重なる二重円筒部を設けて狭隘部を形成している。従って、ロータが偏心することによりラビリンスシールの部分で生じる偏心方向流体力と逆向きとなる流体力を発生するような円周方向圧力分布を、前記狭隘部と前記ラビリンスシールとの間のロータ部分に発生させることができる。
即ち、前記ラビリンスシールの漏れ流れ上流に、前記狭隘部を設けることにより、ロータが偏心すると、前記狭隘部の隙間は偏心側で大きく、反偏心側では小さくなるので、高圧作動流体の漏れ流れは、偏心側が反偏心側よりも増大する。従って、前記ラビリンスシールの上流側では、ロータの偏心側の圧力が反偏心側よりも相対的に増大するから、ロータの偏心方向とは反対方向への流体力をロータに作用させることができる。
これにより、ロータが偏心することによりラビリンスシールの部分で発生する偏心方向流体力を効果的に抑制する円周方向圧力分布をラビリンスシールの上流側で発生させることができる。従って、偏心方向流体力が助長されるのを抑制してロータが大きく偏心するのを防止でき、ロータの過大振動を抑制して、ロータとラビリンスシールとの接触を防止できる。
また、ラビリンスシールの入口において前述した円周方向圧力分布を発生させることができるため、この円周方向圧力分布を有する漏れ流れがラビリンスシール内に流入する。これにより、ロータが偏心してラビリンスシール内で発生する偏心方向流体力自体を小さく抑えることもできる。
更に、前記狭隘部を設けたことにより、そのシール効果により、漏れ流れを低減することもできるから、ラビリンスシールと前記狭隘部との2つにより、漏れ流れを低減しつつ、ロータの偏心が助長されるのを抑制して、高速・高圧条件下においても安定した運転が可能なターボ機械を実現できる。
また、上記各実施例によれば、前記静止部側円筒張り出し部の外周面または前記ロータ側円筒張り出し部の内周面に凸部を設けて、前記狭隘部を形成するようにしているので、組み立て時の狭隘部の隙間管理が容易となり、隙間距離を小さく設計することも容易に可能となる。前記隙間距離を小さく設計できることにより、効果的に偏心方向流体力を抑制する円周方向圧力分布を発生させることが可能となる。
更に、前記静止部側円筒張り出し部の外周面であって前記狭隘部の漏れ流れ上流側に、漏れ流れの円周方向流れを抑制する円周方向流れ抑制部材を設けるようにすれば、ラビリンスシールに流入する旋回流を抑えることができるから、前記ラビリンスシール部に発生する偏心直角方向流体力も低減することができる。
なお、本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。また、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
1:遠心圧縮機、2:ケーシング、3,4:ラジアル軸受、5:回転軸、
6:羽根車、6a:羽根、6b:シュラウド、6c:口金、
6d:羽根車入口、6e:羽根車出口、
7:ロータ、8:吸込流路、9:ディフューザ、10:戻り流路、11:吐出流路、
12:口金部のラビリンスシール、
12a:環状平行歯、12b:環状平行溝、12c:支持部、
13:スラスト軸受、14:バランスピストン、15:中間段のラビリンスシール、
16:バランスピストン部のラビリンスシール、
17:狭隘部、17a:ロータ側円筒張り出し部(ロータ側環状張り出し部)、
17b:静止部側円筒張り出し部(静止部側環状張り出し部)、
17c:環状の凸部(環状凸部)、17d:円周方向流れ抑制部材、
18:漏れ流れ、19:漏れ流れ流路。
6:羽根車、6a:羽根、6b:シュラウド、6c:口金、
6d:羽根車入口、6e:羽根車出口、
7:ロータ、8:吸込流路、9:ディフューザ、10:戻り流路、11:吐出流路、
12:口金部のラビリンスシール、
12a:環状平行歯、12b:環状平行溝、12c:支持部、
13:スラスト軸受、14:バランスピストン、15:中間段のラビリンスシール、
16:バランスピストン部のラビリンスシール、
17:狭隘部、17a:ロータ側円筒張り出し部(ロータ側環状張り出し部)、
17b:静止部側円筒張り出し部(静止部側環状張り出し部)、
17c:環状の凸部(環状凸部)、17d:円周方向流れ抑制部材、
18:漏れ流れ、19:漏れ流れ流路。
Claims (11)
- ケーシングと、該ケーシングに回転可能に支持されたロータと、前記ケーシング内の静止部と前記ロータとの間に設けられ、作動流体が高圧側から低圧側に漏れるのを防止するラビリンスシールを備えているターボ機械において、
前記ラビリンスシールへ流れる漏れ流れ流路の途中に狭隘部を設け、
前記狭隘部は、前記ロータに設けられ該ロータと同心のロータ側環状張り出し部と、前記ケーシング内の静止部に前記ラビリンスシールと同心に設けられた静止部側環状張り出し部を備え、
前記ロータ側環状張り出し部の内周部は、前記静止部側環状張り出し部の外周部よりも径方向外側となるように配置されると共に、前記ロータ側環状張り出し部の軸方向の少なくとも一部と前記静止部側環状張り出し部の軸方向の少なくとも一部が重なる構造に形成されている
ことを特徴とするターボ機械。 - ケーシングと、該ケーシングに回転可能に支持されたロータと、前記ケーシング内の静止部と前記ロータとの間に設けられ、作動流体が高圧側から低圧側に漏れるのを防止するラビリンスシールを備えているターボ機械において、
前記ラビリンスシールへ流れる漏れ流れ流路の途中に狭隘部を設け、
前記狭隘部は、前記ロータに設けられ該ロータと同心のロータ側円筒張り出し部と、前記ケーシング内の静止部に前記ラビリンスシールと同心に設けられた静止部側円筒張り出し部を備え、
前記ロータ側円筒張り出し部の内周面は、前記静止部側円筒張り出し部の外周面よりも径方向外側となるように配置されると共に、前記ロータ側円筒張り出し部の軸方向の少なくとも一部と前記静止部側円筒張り出し部の軸方向の少なくとも一部が重なる二重円筒構造に形成されている
ことを特徴とするターボ機械。 - 請求項2に記載のターボ機械において、前記二重円筒構造の狭隘部は、前記ラビリンスシールが設けられている漏れ流れ流路における前記ラビリンスシールの上流側に設けられていることを特徴とするターボ機械。
- 請求項2に記載のターボ機械において、前記静止部側円筒張り出し部の外周面に環状の凸部を設け、この凸部と前記ロータ側円筒張り出し部の内周面との間で前記狭隘部が形成されていることを特徴とするターボ機械。
- 請求項4に記載のターボ機械において、環状の前記凸部はフィン形状で且つ前記ロータ側円筒張り出し部よりも柔らかい材料で構成されていることを特徴とするターボ機械。
- 請求項4に記載のターボ機械において、環状の前記凸部は前記静止部側円筒張り出し部の軸方向の先端部に設けられていることを特徴とするターボ機械。
- 請求項4に記載のターボ機械において、前記ロータ側円筒張り出し部の内周面における環状の前記凸部に対向する部分から少なくとも一定の範囲は、ロータと同心で半径が等しい円周面に構成し、熱伸びや振動しても前記狭隘部の隙間距離が変化しないように構成していることを特徴とするターボ機械。
- 請求項2に記載のターボ機械において、前記ロータ側円筒張り出し部の内周面に環状の凸部を設け、この凸部と前記静止部側円筒張り出し部の外周面との間で前記狭隘部が形成されていることを特徴とするターボ機械。
- 請求項3に記載のターボ機械において、前記静止部側円筒張り出し部の外周面であって前記狭隘部の漏れ流れ上流側に、漏れ流れの円周方向流れを抑制する円周方向流れ抑制部材を設け、この円周方向流れ抑制部材は円周方向に複数枚配列された板状の部材で構成されていることを特徴とするターボ機械。
- 請求項2に記載のターボ機械において、前記ラビリンスシールは羽根車の口金部に設けられているものであることを特徴とするターボ機械。
- 請求項2に記載のターボ機械において、前記ラビリンスシールはバランスピストン部に設けられているものであり、最終段羽根車の背面にロータと同心となるように前記ロータ側円筒張り出し部を設け、このロータ側円筒張り出し部の径方向内側となるように、前記静止部側円筒張り出し部を、前記バランスピストン部に設けられているラビリンスシールと同心となるように設けて、前記狭隘部を形成していることを特徴とするターボ機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016046884A JP2017160860A (ja) | 2016-03-10 | 2016-03-10 | ターボ機械 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016046884A JP2017160860A (ja) | 2016-03-10 | 2016-03-10 | ターボ機械 |
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JP2016046884A Pending JP2017160860A (ja) | 2016-03-10 | 2016-03-10 | ターボ機械 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021172419A1 (ja) * | 2020-02-25 | 2021-09-02 | 三菱重工業株式会社 | 遠心回転機械 |
JP2021156222A (ja) * | 2020-03-27 | 2021-10-07 | 三菱重工業株式会社 | 遠心回転機械 |
JP7476125B2 (ja) | 2021-02-25 | 2024-04-30 | 三菱重工業株式会社 | 遠心回転機械 |
-
2016
- 2016-03-10 JP JP2016046884A patent/JP2017160860A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2021172419A1 (ja) * | 2020-02-25 | 2021-09-02 | 三菱重工業株式会社 | 遠心回転機械 |
JP2021156222A (ja) * | 2020-03-27 | 2021-10-07 | 三菱重工業株式会社 | 遠心回転機械 |
JP7351784B2 (ja) | 2020-03-27 | 2023-09-27 | 三菱重工コンプレッサ株式会社 | 遠心回転機械 |
JP7476125B2 (ja) | 2021-02-25 | 2024-04-30 | 三菱重工業株式会社 | 遠心回転機械 |
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