JP2000054705A - カバーのロック装置 - Google Patents

カバーのロック装置

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JP2000054705A JP22459498A JP22459498A JP2000054705A JP 2000054705 A JP2000054705 A JP 2000054705A JP 22459498 A JP22459498 A JP 22459498A JP 22459498 A JP22459498 A JP 22459498A JP 2000054705 A JP2000054705 A JP 2000054705A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型滑走艇のハッチカバーにあっては、開閉
レバーが美観を損ねる場合があり、大型化した場合には
艇の左右から開閉レバーに手が届き難くなり開放操作が
困難となる。 【解決手段】 カバー10の後端部10bの下面にロッ
ク装置Lを設け、このロック装置Lのロックを解除する
操作部材13をハンドル近傍の左右位置に設けるととも
に、この操作部材13のいずれか一方又は両方の操作で
カバー10の係止状態を解除できるように構成し、操縦
席の右舷,左舷のいずれからでも操作部材13を操作し
てカバー10を開放できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願に係る発明は、自動
二輪車の着座シートや作業車の荷物カバー、小型滑走艇
のハッチカバー等の開閉可能なカバー類を閉じ位置にロ
ックするためのロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動二輪車の着座シートや作業車
の荷物カバー、もしくは小型滑走艇のハッチカバー等
(以下、本明細書では総称して「カバー」という)のよ
うな開閉可能に構成されたカバーは、通常の操縦時には
閉じ位置にロックされ、必要に応じて開放できるように
構成されている。
【0003】以下、一例として、水上を滑走する小型滑
走艇[Personal Watercraft(パーソナル・ウォーター
クラフト)]のハッチカバーを例に説明する。この小型
滑走艇は、デッキの後部に搭乗しかつ船体前上部に配置
したハンドルを握って操縦しながら、主にレジャーやス
ポーツのために沿岸近くの水域で使用されている。この
小型滑走艇は、船体内部のエンジンルームに搭載された
エンジンにより船体後部に装着された推進機を駆動する
とともに、この推進機の推力方向を変えながら操縦する
ように構成されている。
【0004】このような小型滑走艇におけるハッチカバ
ーは、デッキの前部に設けられた燃料タンクへの給油や
エンジンの点検等を行うための作業用開口の上部を覆う
ように設けられており、前端がデッキに軸支され、後端
を上方へ開放するように構成されている。このハッチカ
バーは、前記作業やこの作業用開口に設けられたストレ
ージケース(荷物収納ケース)へライフジャケット等を
収納したり取出したりする時に、操縦者が小型滑走艇か
ら降りて任意に開閉できるように構成されている。この
ハッチカバーは、通常の操縦時等には、作業用開口が密
閉されるようにロック装置で閉位置に固定されている。
【0005】この種のロック装置の先行技術として、特
許第2599336号公報記載の発明がある。図9はそ
の小型滑走艇を示す平面図である。このハッチカバー5
1は、一般に繊維強化プラスチック(FRP製)等で形
成されており、操縦席の前部に設けられ、デッキ52に
対してヒンジ53によって前方へ開閉自在となるように
取り付けられている。そして、このヒンジ53の反対側
に配設された小型滑走艇の外面にはロック装置54が設
けられ、このロック装置54によって閉じ位置でロック
されるように構成されている。このようなロック装置
は、操作レバー55を反デッキ側(上方)へ回動させれ
ばロックが解除するように構成されており、艇の側部か
らハッチカバー51を開放できるように設けられてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ハッチ
カバー51を開放するための操作レバー55が艇の外面
に存在すると、図10の斜視図に示すように、操作レバ
ー55の位置で小型滑走艇の外面の連続面を遮断してし
まうため、艇のスピード感や美観等を考慮した外観デザ
インを採用する時には好ましくない場合があり、小型滑
走艇の外観を損ねる場合がある。
【0007】また、近年、この種小型滑走艇においては
大型のストレージケースを備える傾向にあり、それに伴
い大型のハッチカバー51が採用されつつある。そのた
め、このハッチカバーを開閉するための開閉レバーに小
型滑走艇の側部からは手が届き難い場合もあって、開放
操作が困難な場合がある。
【0008】そのため、このような小型滑走艇において
は、大型化されつつあるハッチカバーを小型滑走艇の左
右のどちら側からでも開閉することができ、また、小型
滑走艇の美観を損なわないようにできるカバーのロック
装置の要望がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】そこで、前記課題を解決
するために、この出願に係る発明は、カバー下面の両側
部に前記操作部材が位置するように形成したフレーム部
材を設け、このフレーム部材に、それぞれの操作部材の
解除操作によって反操作部材側にスライドする一対のス
ライド部材と、このスライド部材の一方又は両方のスラ
イドによって該スライド部材のスライド方向と直交する
方向に移動させられる移動部材と、この移動部材ととも
に移動して係止孔から出没し前記保持ピンと係合する係
止部材とを設けている。
【0010】これによりカバーの左右いずれからでも操
作部材のいずれか一方又は両方を操作して解除操作を行
うことができる。また、カバー下面に操作部材を位置さ
せているので、カバーの外観を損なうことがなく、係合
の解除に続けてカバーを上方へ向けて開放することがで
きる。さらに、このロック装置を大型化されつつある小
型滑走艇のハッチカバーに採用すれば、小型滑走艇の左
右どちらからでもハッチカバーを開閉できる。しかも、
ロック装置をカバー下面の外部から見えにくい位置に配
置することにより、小型滑走艇の外観を損なわないよう
にすることができる。
【0011】前記移動部材にバネ部材を設ければ、ロッ
ク解除後の係止部材を自動的にロック位置に位置させる
ことができるので、開放状態のカバーを閉じれば自動的
にロックされるように構成することができる。
【0012】また、前記スライド部材および操作部材に
バネ部材を設ければ、これら可動部材を自動復帰させる
ことができる。
【0013】さらに、デッキの後部に搭乗しハンドルを
握って操縦する小型滑走艇のハッチをカバーするカバー
のロック装置において、前記カバー後部の下面にロック
装置を設け、該ロック装置のロックを解除する操作部材
をハンドル前方の左右両側部に位置させるとともに、該
操作レバーのいずれか一方又は両方の操作でハッチカバ
ーの係止状態を解除できるように構成すれば、右舷もし
くは左舷のいずれからでも操作部材を操作してカバーを
開放することが可能となる。
【0014】また、前記操作部材を上方に向けて操作す
ることによりハッチカバーの係止状態が解除できるよう
に構成すれば、カバーのロック解除操作とともにカバー
を持ち上げる開放操作を連続的に行うことができるの
で、操作性の良いカバーの開放操作が可能となる。
【0015】その上、前記操作部材の解除操作を、該操
作部材の回動動作によって行うように構成すれば、梃子
の原理を利用して小さな力でカバーのロックを解除する
ことができる。この回動動作は傾倒動作でもよい。
【0016】さらに、前記カバー後部の下面へ取り付け
るフレーム部材を設け、該フレーム部材を、左右に設け
た一対の操作部材がカバーの両側部に位置するように形
成し、該フレーム部材に、それぞれの操作部材の解除操
作によって反操作部材側にスライドする一対のスライド
部材と、該スライド部材の一方又は両方のスライドによ
って該スライド部材のスライド方向と直交する方向に移
動させられる移動部材と、該移動部材とともに移動して
係止孔から出没し前記保持ピンと係合する係止部材とを
設ければ、カバーの左右位置から操作可能な操作部材で
解除操作することにより、操作部材がスライド部材をス
ライドさせて移動部材とともに係止部材を移動させて保
持ピンとの係合を解除することができるので、カバーの
左右いずれからでも開放操作を行うことができるロック
装置を構成することができる。この場合も、バネ部材を
設ければ、ロック解除後に自動復帰させることが可能と
なる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この出願に係る発明の一実
施例を図面に基づいて説明する。なお、以下の説明で
も、小型滑走艇のハッチカバーを例に説明する。図1は
この出願に係る発明のロック装置を具備した小型滑走艇
を示す斜視図であり、(a) はハッチカバーを閉鎖した状
態の斜視図、(b) はハッチカバーを開放した状態の斜視
図である。図2は図1(a) に示す小型滑走艇の平面図で
ある。
【0018】図1(a),(b) に示すように、中空の船体は
デッキ1とハル2とをそれぞれの周囲のフランジ部3で
接合して形成されており、これらデッキ1およびハル2
は、通常、強化繊維入りプラスチック等で形成されてい
る。
【0019】図2にも示すように、デッキ1の後部には
操縦者が搭乗する着座用のシート4が装着されている。
このシート4は、操縦者の他に1人または2人程度の同
乗者が前後に並んで搭乗できる大きさで形成されてい
る。このシート4に着座した操縦者は、デッキ1上に配
設されたハンドル5の両端に設けられたグリップ部6を
握って操縦を行う。この例では、ハンドル5の中央部が
ハンドルカバー7によって覆われている。
【0020】また、デッキ1の前記シート4の両側部に
は、操縦者が足を載せるステップ8が形成されている。
操縦者は、両側の前記ステップ8に足を置き、立ち姿勢
またはシート4に着座した姿勢で乗船し、操縦者は前記
ハンドル5のグリップ部6を握って操縦する。
【0021】図1(a),(b) に示すように、デッキ1の前
部には、船体内部の前寄り部分に形成されたエンジンル
ーム内のエンジン(図示略)の点検や燃料タンク(図示
略)への燃料供給などを行うための作業用開口9が形成
されており、この作業用開口9を覆うようにデッキ1上
にハッチカバー10が設けられている。このハッチカバ
ー10は、前端側を支点として前部上方の矢印V方向へ
開放自在に設けられており、作業用開口9の上面を開放
または閉鎖するように構成されている。通常、この作業
用開口9にはストレージケース(ボックス)(図示略)
が設けられている。
【0022】図3は図2に示すA−A断面図、図4は図
3に示すB−B矢視図である。図3に示すように、ハッ
チカバー10は、デッキ1の上面と所定の間隔を有する
状態で閉鎖されており、このハッチカバー10の内面に
固定させたロック装置Lが、デッキ1の上面に設けられ
た保持ピン11に係止された状態で閉鎖されている。保
持ピン11は、係止部11aがデッキ1の上面から所定
高さとなるように固定ナット11bでデッキ1に固定さ
れている。ロック装置Lは、ハッチカバー10の内面に
下方へ突出するように設けられた取付部10aにボルト
12で固定されており、取り付けた状態で、ロック装置
Lの両端に設けられた操作部材13の下端13dがハッ
チカバー10の下端10cと横方向高さがほぼ同位置と
なるように構成されている。
【0023】図4に示すように、ロック装置Lは、ハッ
チカバー10の操縦席側に突設されたこの後端部10b
(操縦席側)の下面に固定されている。このロック装置
Lは、ハッチカバー10の前後方向中心線Xに対して左
右対称形に形成されている。ロック装置Lの左右両端に
は前記操作部材13が設けられており、これらの操作部
材13がハッチカバー10の後端部10bの左右両側部
に位置するように構成されている。なお、このロック装
置Lは、必ずしも左右対称形でなくてもよい。
【0024】図5は図4に示す状態のロック装置内部を
示す平面図であり、図6は図5に示すC−C断面図、図
7は図5に示すD−D断面図である。
【0025】図5に示すように、ロック装置Lは、ハッ
チカバー10(図4)に取り付けるための取付部14a
を左右に設けたフレーム部材14と、このフレーム部材
14の両側部に位置し、ハッチカバー10の操縦席側両
側部から操作可能な一対の前記操作部材13とを有して
いる。操作部材13は、フレーム部材14の両端に形成
された開口14b(図6)から突出するように設けら
れ、ハッチカバー10の後端部10bの左右幅寸法とほ
ぼ同一幅に形成されている(図4参照)。
【0026】図6に示すように、このフレーム部材14
内には、それぞれの操作部材13の上下方向Yへの回動
動作によって反操作部材側(中心線X(図4)方向)に
スライドする一対のスライド部材15が設けられてい
る。図5に示すように、このスライド部材15の中心線
X(図4)側には、このスライド部材15の一方又は両
方のスライドによって、このスライド部材15のスライ
ド方向と直交するZ方向に移動する移動部材16と、こ
の移動部材16とともに移動してフレーム部材14に設
けられた係止孔17に出没して前記保持ピン11(図
3)と係合する係止部材18とが設けられている。
【0027】図6に示すように、前記操作部材13は、
支持軸13aでフレーム14に支持され、バネ部材13
bによって下方に向けて付勢されている。この操作部材
13は、上方に向けて所定角度分だけ回動可能なように
構成されており、フレーム部材14の両側部に設けられ
た開口14bの範囲内で回動可能なように構成されてい
る。このフレーム部材14の開口14bの大きさによる
操作部材13の回動範囲規制は、操作部材13によって
スライドさせられるスライド部材15のスライド量と、
このスライド部材15によって移動させられる移動部材
16の移動量(図5のZ方向移動量)とによって決定さ
れる。この操作部材13の内端には押圧部13cが形成
され、フレーム部材14の左右両端に対称に設けられて
いる。
【0028】図5に示すように、スライド部材15は、
操作部材13の押圧部13cによってスライドさせられ
る案内部15aと、この案内部15aの内端に形成され
た傾斜部15bとから形成されている。案内部15aに
は、フレーム部材14に設けられた案内部材19に沿っ
て摺動する摺動孔15cが設けられている。傾斜部15
bには、フレーム部材14の突出部14dとの間にバネ
部材20が設けられており、スライド部材15は常に操
作部材13側へ付勢されている。このスライド部材15
も左右対称に設けられている。この実施形態では操作部
材13とスライド部材15を別体で構成しているが、操
作部材13をスライド方向に押圧するボタン式にした
り、これらを結合した一つの部材等で構成してもよい。
【0029】図5に示すように、移動部材16は、前記
スライド部材15の内端に形成された傾斜部15bの傾
斜角と同一の傾斜角に形成された傾斜部16aと、この
傾斜部16aと一体的に形成されて係止孔17の両側部
まで突出した係止部16bとから構成されている。この
係止部16bには、棒状の係止部材18が一体的に設け
られている。また、傾斜部16aとフレーム部材14と
の間にはバネ部材21が設けられており、移動部材16
が常に係止孔17の方向に付勢されている。この移動部
材16に設けられた係止部材18は、係止部16bの所
定位置に取付けられており、フレーム部材14の案内部
14cに沿って移動可能(図4の中心線Xの軸方向)な
ように構成されている。この移動部材16は、係止孔1
7の中心線に対して左右対称形に形成されている。この
実施形態では、係止部材18が棒状の部材で形成されて
いるが、他の形態であってもよい。
【0030】また、図7および前記図3に示すように、
フレーム部材14に設けられた係止孔17の下部は、保
持ピン11の先端を容易に挿入できるように下向きに拡
径する斜面に形成されている。この係止孔17に挿入さ
れる保持ピン11の先端も略円錐形に形成されているた
め、係止孔17の斜面に沿って保持ピン11を容易に挿
入することができる。
【0031】図8は前記図3に示す保持ピンと係止部材
との係合状態を示す拡大断面図である。ロック装置Lの
係止部材18が、係止孔17から所定量突出した状態
(図4参照)でハッチカバー10を閉じると、係止孔1
7内に挿入された保持ピン11の係止部11aが係止部
材18に係合してロック装置L(ハッチカバー10)が
閉鎖状態で保持される。この状態では、係止部材18が
バネ部材21によって常に係止孔17の方向に付勢され
ているので(図5参照)、係止部材18と保持ピン11
との係合状態が保たれてハッチカバー10の閉鎖状態が
維持される。
【0032】以上のように構成されたロック装置Lによ
れば、図3に実線で示す操作部材13の通常状態から、
この操作部材13をバネ部材13bに抗して二点鎖線で
示す位置(上方)へ回動させると、係止部材18が図4
の実線で示す位置から二点鎖線で示す位置へ移動して、
係止孔17に挿入されている保持ピン11との係合が外
れる。この状態でカバー10を上方へ持ち上げると、係
止部材18によるロック状態を解除しつつカバー10を
開放することができる。しかも、図3に示すように、こ
の開放操作は、ハッチカバー10の上部に親指を置いて
ハッチカバー10の下側横方向(小型滑走艇の側方)か
ら人差し指H等を挿入して操作部材13を上方へ回動さ
せても、この逆に、ハッチカバー10の下側横方向から
親指を挿入し、残りの指をハッチカバー10の上部に置
いて、親指で操作部材13を上方へ回動させても開放操
作ができるので、ハッチカバー10が大型化しても艇の
左右のいずれからでも片手で開放することが可能とな
る。
【0033】特に、小型滑走艇のハッチカバー10に採
用した場合、図2に示すように、ロック装置Lの操作部
材13がハンドル5前方のハッチカバー10の左右に位
置するため、シート4から降りた位置でハンドル5前方
のハッチカバー10後端部に手を伸ばし、ハッチカバー
10の後端部10b(図4参照)に位置するロック装置
Lの操作部材13(図3参照)を上方へ回動させれば、
小型滑走艇の左右いずれからでもこれら操作部材13を
操作してハッチカバー10を開放することができる。
【0034】この時、図5に示すように、操作部材13
がスライド部材15をスライドさせて移動部材16を反
係止孔側(Z方向)へ移動させるので、図4に二点鎖線
で示すように、係止部材18と保持ピン11(図3)と
の係合が外れてハッチカバー10の前端を支点として前
部上方へ開放することができる(図1(b) 参照)。
【0035】したがって、図2に示すように、艇の右舷
又は左舷のいずれからでもデッキ1とカバー10との間
に右手または左手を入れてハッチカバー10を上方へ開
放することができるので、ハッチカバー10の開放操作
性を向上させることができる。また、この操作をハンド
ル5前部の近傍で行うことができる。
【0036】前記操作によって保持ピン11との係合を
解除したロック装置Lは、操作部材13から手を放す
と、図5に示すように、操作部材13はバネ部材13b
により、スライド部材15はバネ部材20により、移動
部材16はバネ部材21により、それぞれ自動的に復帰
する(図3に示す実線の状態)。
【0037】このように開放したハッチカバー10を閉
じる場合、操作部材13を持って閉じても、カバー10
のみを持って閉じてもよいが、通常、自重によって閉じ
ようとするハッチカバー10のみを持って閉じることと
なる。この場合、図5に示す状態から、ハッチカバー1
0を閉じてロック装置Lに設けられた係止部材18を保
持ピン11に当接させ、この状態でハッチカバー10を
上方から押さえると、図8に示すように、保持ピン11
の頭部傾斜に沿って係止部材18が移動部材16(図
5)を付勢しているバネ部材21に抗して反係止孔方向
に移動させられ、保持ピン11の係止部11a下端が係
止部材18の位置まで挿入されると、バネ部材21のバ
ネ力で付勢された移動部材16が保持ピン11側へ移動
して係止部材18で係止部11aが係止される。すなわ
ち、ハッチカバー10を閉じる動作だけで自動的に閉鎖
状態にすることができ、バネ部材21によって付勢され
ている移動部材16が係止部材18を保持ピン11の係
止部11aに係合させて閉鎖状態が維持される(図
8)。
【0038】また、図3に示すように、ハッチカバー1
0を開放するための操作部材13を、カバー10の下端
と横方向高さがほぼ同位置となるようにして外面に現わ
れないようにしているので、小型滑走艇外面の連続面を
遮断する部材がなく、艇の外観を損なうことはない。
【0039】なお、上述した実施形態は一実施形態であ
り、この出願に係る発明の要旨を損なわない範囲での種
々の変更は可能であり、この出願に係る発明は上述した
実施形態に限定されるものではない。
【0040】また、前記実施形態では小型滑走艇のハッ
チカバー10を例に説明したが、左右いずれから、ある
いは前後いずれからでも開放操作を行いたい他のカバー
であっても同様に操作性を向上させることができ、この
出願に係る発明は小型滑走艇のハッチカバー10に限定
されるものではない。
【0041】
【発明の効果】この出願に係る発明は、以上説明したよ
うな形態で実施され、以下に記載するような効果を奏す
る。
【0042】カバーの左右位置から操作可能なそれぞれ
の操作部材でロックの解除操作を行うことができるの
で、カバーの左右いずれからでも容易に開放操作を行う
ことが可能となり、カバーの開放操作性を向上させるこ
とができる。
【0043】特に、小型滑走艇のハッチをカバーするカ
バー後部の下面にロック装置を設け、このロック装置の
ロックを解除する操作部材をハンドル前方の左右位置に
設ければ、艇の外面を遮断するレバーがなくなるので美
観を損ねることがなくなり、大型化したハッチカバーで
あっても、艇から降りて操縦席の右舷,左舷のいずれか
らでも操作部材を操作してカバーを開放することが可能
となる。このことは、艇の左右一方にしかスペースがな
いような場合でも、ハッチカバーの開閉操作性を損ねる
ことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願に係る発明のロック装置を具備した小
型滑走艇を示す斜視図であり、(a) はハッチカバーを閉
鎖した状態の斜視図、(b) はハッチカバーを開放した状
態の斜視図である。
【図2】図1に示す小型滑走艇の平面図である。
【図3】図2に示すA−A断面図である。
【図4】図3に示すB−B矢視図である。
【図5】図4に示す状態のロック装置内部を示す平面図
である。
【図6】図5に示すC−C断面図である。
【図7】図5に示すD−D断面図である。
【図8】図3の係止部を示す拡大断面図である。
【図9】従来の小型滑走艇を示す平面図である。
【図10】従来の小型滑走艇を示す斜視図である。
【符号の説明】 1…デッキ 2…ハル 3…フランジ部 4…シート 5…ハンドル 6…グリップ部 7…ハンドルカバー 9…作業用開口 10…ハッチカバー 10a…取付部 10b…後端部 11…保持ピン 11a…係止部 11b…固定ナット 13…操作部材 13a…支持軸 13b…バネ部材 13c…押圧部 14…フレーム部材 14a…取付部 14b…開口 14c…案内部 15…スライド部材 15a…案内部 15b…傾斜部 15c…摺動孔 16…移動部材 16a…傾斜部 16b…係止部 17…係止孔 18…係止部材 19…案内部材 20,21…バネ部材 L…ロック装置

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カバーの下面に操作部材を有し、該操作
    部材の操作によって保持ピンとの係合を嵌脱するカバー
    のロック装置であって、 前記カバー下面の両側部に前記操作部材が位置するよう
    に形成したフレーム部材を設け、該フレーム部材に、そ
    れぞれの操作部材の解除操作によって反操作部材側にス
    ライドする一対のスライド部材と、該スライド部材の一
    方又は両方のスライドによって該スライド部材のスライ
    ド方向と直交する方向に移動させられる移動部材と、該
    移動部材とともに移動して係止孔から出没し前記保持ピ
    ンと係合する係止部材とを設けたことを特徴とするカバ
    ーのロック装置。
  2. 【請求項2】 前記移動部材にバネ部材を設けたことを
    特徴とする請求項1記載のカバーのロック装置。
  3. 【請求項3】 前記スライド部材および操作部材にバネ
    部材を設けたことを特徴とする請求項2記載のカバーの
    ロック装置。
  4. 【請求項4】 デッキの後部に搭乗しハンドルを握って
    操縦する小型滑走艇のハッチをカバーするカバーのロッ
    ク装置において、 前記カバー後部の下面にロック装置を設け、該ロック装
    置のロックを解除する操作部材をハンドル前方の左右両
    側部に位置させるとともに、該操作レバーのいずれか一
    方又は両方の操作でハッチカバーの係止状態を解除でき
    るように構成したことを特徴とするカバーのロック装
    置。
  5. 【請求項5】 前記操作部材を上方に向けて操作するこ
    とによりハッチカバーの係止状態が解除できるように構
    成したことを特徴とする請求項4記載のカバーのロック
    装置。
  6. 【請求項6】 前記操作部材の解除操作を、該操作部材
    の回動動作によって行うように構成したことを特徴とす
    る請求項5記載のカバーのロック装置。
  7. 【請求項7】 前記カバー後部の下面へ取り付けるフレ
    ーム部材を設け、該フレーム部材を、左右に設けた一対
    の操作部材がカバーの両側部に位置するように形成し、
    該フレーム部材に、それぞれの操作部材の解除操作によ
    って反操作部材側にスライドする一対のスライド部材
    と、該スライド部材の一方又は両方のスライドによって
    該スライド部材のスライド方向と直交する方向に移動さ
    せられる移動部材と、該移動部材とともに移動して係止
    孔から出没し前記保持ピンと係合する係止部材とを設け
    たことを特徴とする請求項4記載のカバーのロック装
    置。
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