JP2000054427A - 管路埋設用開削工法 - Google Patents

管路埋設用開削工法

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JP2000054427A
JP2000054427A JP10221989A JP22198998A JP2000054427A JP 2000054427 A JP2000054427 A JP 2000054427A JP 10221989 A JP10221989 A JP 10221989A JP 22198998 A JP22198998 A JP 22198998A JP 2000054427 A JP2000054427 A JP 2000054427A
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cut
cutting
open
rotary blade
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JP10221989A
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English (en)
Inventor
Yukinobu Satake
志伸 佐竹
Masumi Kobayashi
真澄 小林
Wataru Inomata
渉 猪股
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ迅速な作業によって開削が行える工
法を提供する。 【解決手段】 地中に新設管を埋設する際の開削工法で
あって、舗装部の表層Aに対して逆八の字状態で食い込
み可能な回転刃7により上記表層Aを切削し、切削され
た表層Aを取り除いた後、その表層A下部に位置する少
なくとも路盤B中の砕石や砂利等の充填物を吸引するこ
とで開削孔を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管路埋設用開削工
法に関し、さらに詳しくは、ガス管を埋設するために、
きわめて狭い幅で浅い深度の開削を行うための工法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、道路下に本支管を新設するような
場合には、敷設区間に沿って路面を開削し、その開削孔
内に本支管を定置する工法、あるいは、本支管の敷設区
間の一方および他方に発進立抗および到達立抗を開削し
てその立抗間に推進立抗を形成して本支管を挿通する工
法が採用されている。前者の開削工法の場合には、鋳鉄
管や鋼管等の金属管を本支管として用いる場合、土木工
事要綱に基づき、最低掘削幅や深さが規定されている。
また、このような開削工法により掘削した孔内に本支管
を埋設する場合には、路面の復旧工事が必要となるが、
その復旧は、自然転圧を施した後施工する必要があると
されている。さらに後者の推進工法の場合には、敷設区
間の土中に他の埋設物が存在していないことを予め確認
した上でスクリューオーガなどを用いて推進孔が形成さ
れ、その推進孔内に鞘管を挿通してその鞘管内に新たな
本支管を挿通することがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の本支管
新設工法には次のような問題があった。つまり、開削工
法では、道路表面に形成されている表層を除去した上で
路盤の開削作業が必要となることから、表層を構成して
いるアスファルトやコンクリートを破砕するための装置
や、路盤に用いられる砕石や砂利などを掻き出すための
パワーショベルおよび掻き出された砕石や砂利を運搬す
る手段、例えばダンプかーを準備しなければならない。
このために、開削設備が大掛かりとなて道路を占拠する
ことが原因して交通障害を招いたり開削時での騒音の発
生が顕著となり、しかも、開削後での管材設置後に行わ
れる埋め戻しまでの作業時間が長くなる。
【0004】推進工法では、予め、推進経路に他の埋設
物がないことを確認する必要があるため、この確認が行
えないと作業に取りかかることができず、作業性が悪く
なる。
【0005】ところで、従来本支管として用いられてい
た鋳鉄管や鋼管に代えて、ポリエチレン管などの合成樹
脂管が採用されるようになってきている。これは、地震
等の災害時に発生する外力によって本支管が損傷してし
まうのを上記材質よりも可撓性がある材質を用いること
によって防ごうとするためである。そして近年、掘削残
土の量の削減、施工時間の短縮化等の理由から、道路下
での開削深さや開削幅に関してある程度緩和することが
可能となる。このため、道路の表層を除去した後の路盤
中での開削深さや開削幅をきわめて小さいものとするこ
とができる。しかし、このような本支管の材質変更に伴
う開削深さや開削幅を小さくした場合でも、その工法と
しては、上記の従来工法と同じであるために、依然とし
て上述した問題が残されている。
【0006】本発明の目的は、上記従来の開削工法、特
に、道路の表層を除去して路盤の一部を取り除くことで
開削孔を形成する工法における問題に鑑み、簡単かつ迅
速な作業によって開削が行える工法を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、地中に新設管を埋設する際
の開削工法であって、舗装部の表層に対して逆八の字状
態で食い込み可能な回転刃により上記表層を切削し、切
削された表層を取り除いた後、その表層下部に位置する
少なくとも路盤中の砕石や砂利等の充填物を吸引するこ
とで開削孔を形成することを特徴としている。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の管
路埋設用開削工法において、上記回転刃の対向間隔を調
整して開削幅を変更して切削可能であることを特徴とし
ている。
【0009】
【作用】請求項1および2記載の発明では、表層に対し
て逆八の字状態で回転刃を食い込ませて切削することが
できるので、開削幅方向両端の切削が1回で行える。し
かも、開削幅は変更することが可能であるので、所望の
開削幅を適宜選択することができる。
【0010】
【実施例】以下、図示実施例により、本発明の詳細を説
明する。図1は、本発明実施例による管路埋設用開削工
法に用いられる開削装置を示す斜視図であり、同図にお
いて、開削装置1は、道路の舗装部におけるコンクリー
トで構成された表層Aを切削するための装置であり、走
行体2と、切削装置3とを備えて構成されている。走行
体2は、筐体下部にクローラ装置2Aを備えており、筐
体内部に備えられている油圧駆動モータ(図示されず)
によって駆動輪が回転駆動されることで自走することが
できる。走行体2には、筐体後部に操作ハンドル2B、
2B’が設けられており、その一方2Bには、アクセル
レバー4が、そして他方2B’にはブレーキレバー5が
備えられている。筐体内には、上述したクローラ装置2
Aの駆動用油圧モータの他に、後述する切削装置3の位
置決め用油圧モータ(図示されず)、およびこれら油圧
モータを駆動するためのエンジン(図示されず)と燃料
タンク(図示されず)がそれぞれ装備されている。
【0011】切削装置3には、表層Aに対して逆八の字
状に傾斜した状態で設けられている平板状の回転刃支持
部6と、回転刃支持部6に対して昇降可能に設けられて
いる回転刃7を備えた回転刃駆動部8とが備えられてい
る。回転刃支持部6は、走行体2の前壁にて左右および
上下方向で水平方向に形成されている一対のガイド溝2
C、2C’に挿通された支持アーム(図示されず)が走
行体2の筐体内部に入り込んでおり、図2に示すよう
に、その支持アームの端末部(便宜上、図2において符
号Pで示す)が、ラック9に固定されている。支持アー
ムの端末部(P)が固定されているラック9は、駆動構
造の模式図である図2において、走行体2の筐体内に装
備されている油圧モータによって駆動される駆動ピニオ
ン10に連動する従動ピニオン11の相対位置で噛み合
っている。図2において符号11Aは、駆動ピニオン1
0に噛み合い、従動ピニオン11に回転を伝達するアイ
ドルギヤを示している。
【0012】図1において回転刃駆動部8は、回転刃支
持部6に形成されている昇降方向の長穴内に挿通された
ボールネジ部8Aを備えており、このボールネジ部8A
が回転刃支持部6に設けられているネジ棒12に係合し
ている。ボールネジ部8Aは、ネジ棒12の回転方向に
応じて昇降することができるようになっている。ネジ棒
12は、回転刃支持部6の上面に配置されている駆動モ
ータ13により回転駆動される。回転刃駆動部8の内部
には、図示しない電動モータが設けられており、このモ
ータの出力軸には回転刃7が取り付けられている。回転
刃支持部6の対向間隔および回転刃駆動部8の昇降量
は、走行体2の筐体に設けられている操作レバー14、
15を操作することにより設定されるようになってお
り、操作レバー14、15は、筐体の表面に印されてい
る目盛に対応させた位置に操作される。操作レバー1
4、15の操作量は、図示しないが、回転刃支持部6の
駆動用油圧モータの回転制御部および駆動モータ13の
回転制御部にて判別され、その操作量に応じた回転量お
よび回転方向が制御される。
【0013】本実施例は以上のような構成を備えた開削
装置1を用いて次の手順により開削作業が実施される。
舗装部における開削位置に開削装置1が配置され、開削
装置1の回転刃支持部6の対向間隔を調整することによ
り回転刃7による開削幅が設定される。次いで、回転刃
駆動部8が下降されて回転刃7が舗装部の表層A内に食
い込み始めることで表層Aの開削幅両端が同時に切削さ
れる。図3はこの状態を示す正面図であり、回転刃7が
表層A中に食い込まされると、管路の敷設区間の長さに
対応して走行体4のクローラ装置4Aが前進駆動されな
がら、管路の敷設区間において表層Aの切削が継続され
る。
【0014】舗装部の表層Aの切削が完了すると、表層
Aが取り除かれ、その表層Aの下方に位置する路盤Bに
向けて、図4に示すように吸引装置16に連通する吸引
パイプ16Aが位置決めされて少なくとも路盤B中の砕
石や砂利が吸引されて除去される。この場合、路盤のみ
でなく路床を含むことも可能である。また、前記吸引装
置16は、内部に分離ホッパーが内蔵されており、吸引
された砕石,砂利,水は分離ホッパー内に落下収容され
るようになる。路盤B中の砕石や砂利および砂類が除去
される際には、開削装置1の回転刃7によって切削され
た表層Aの切削幅の領域に吸引力が作用することで略開
削幅に相当する領域のみの砕石や砂利および砂類が吸引
除去される。
【0015】吸引装置16からの吸引力によって砕石や
砂利および砂類が除去され、所望の開削深さに達する
と、埋設対象となる管材埋設用の開削孔が形成され、そ
の開削孔底部に管材が定置される。また砕石等が堅い場
合にはウオータジェットを使用して高圧水で切り崩すこ
ともある。管材が定置されると、開削孔の埋め戻しが行
われる。埋め戻しは、周知の流動化埋め戻し注入工法を
用いることが可能である。
【0016】本実施例によれば、回転刃7が逆八の字状
に設けられているので、路面からの荷重の受け面を大き
くして路盤への負荷の増大を低減すると共に、路面での
ひび割れや段差の発生を防止することが可能になる。な
お、上記実施例における回転刃に代えて高水圧による切
削が可能なウオータジェットを用いることも可能であ
る。
【0017】
【発明の効果】請求項1および2記載の発明によれば、
表層に対して逆八の字状態で回転刃を食い込ませて切削
することができるので、開削幅方向両端の切削が1回で
行える。しかも、開削幅は変更することが可能であるの
で、所望の開削幅を適宜選択することができる。これに
より、開削幅両端を同時切削できることにより開削幅端
部の切削に要する作業時間を短縮することができる。し
かも、開削孔を形成するための設備としては、開削装置
と吸引装置のみで済むので、設備を簡略化できると共に
道路を占拠する設備を少なくして交通障害を招きにくく
することが可能になる。開削幅両端に対する同時切削作
業と、その後の吸引除去作業とで開削孔を形成すること
ができるので、パワーショベルを用いた場合のように、
パワーショベルのアーム旋回動作の繰り返しなどが不要
となる分、埋め戻しまでに要する作業時間を短縮するこ
とが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による管路埋設用開削工法に用
いられる開削装置を示す斜視図である。
【図2】図1に示した開削装置に用いられる開削幅調整
機構の一例を説明するための模式図である。
【図3】図1に示した開削装置を用いた開削工法の一態
様を説明するための正面図である。
【図4】本発明実施例による開削工法の他の態様を説明
するための模式図である。
【符号の説明】
1 開削装置 2 走行体 2c、2c’開削幅方向のガイド溝 3 切削装置 7 回転刃 A 表層 B 路盤

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 地中に新設管を埋設する際の開削工法で
    あって、 舗装部の表層に対して逆八の字状態で食い込み可能な回
    転刃により上記表層を切削し、切削された表層を取り除
    いた後、その表層下部に位置する少なくとも路盤中の砕
    石や砂利等の充填物を吸引することで開削孔を形成する
    ことを特徴とする管路埋設用開削工法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の管路埋設用開削工法にお
    いて、 上記回転刃の対向間隔を調整して開削幅を変更して切削
    可能であることを特徴とする管路埋設用開削工法。
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