JP2000054237A - 扁平モールヤーン及び円形モールヤーン並びにこれらを用いた編織物 - Google Patents

扁平モールヤーン及び円形モールヤーン並びにこれらを用いた編織物

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JP2000054237A
JP2000054237A JP10215509A JP21550998A JP2000054237A JP 2000054237 A JP2000054237 A JP 2000054237A JP 10215509 A JP10215509 A JP 10215509A JP 21550998 A JP21550998 A JP 21550998A JP 2000054237 A JP2000054237 A JP 2000054237A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 融着処理を要せずして糸抜け防止性を確保す
ることができ、従って生産性に優れる上に、生産コスト
を大幅に低減できる扁平モールヤーン及び円形モールヤ
ーンを提供すると共に、優れた糸抜け防止性を確実に確
保できると共に、大幅な生産性向上及びコスト低減を図
ることのできる編織物を提供する。 【解決手段】 2本の芯糸2、2間に花糸3…を挟み込
むと共に、該2本の芯糸2、2を束ねるようにしてその
周囲に、熱融着糸からなる絡み糸4を捲回状態に巻き付
けて、花糸3…が拘束状態に締縛された構成とする。該
モールヤーン1を用いて編織した後、加熱により熱融着
糸からなる絡み糸4を融着処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば織物や編
物等の構成材として用いられる糸抜け防止性に優れた扁
平モールヤーン及び円形モールヤーン、並びにこれらを
用いて製編織されて例えば自動車等の車輌用いす張り等
として用いられる編織物に関する。
【0002】
【従来の技術】2本の芯糸間に花糸が挟み込まれたもの
に撚りがかけられて得られる断面円形状の円形モールヤ
ーンは、これを用いて製編織して得られる織物や編物等
の繊維製品において、様々な表面装飾効果を付与せしめ
得て優れた意匠性を確保できると共に、その表面に優れ
た風合いをも付与できることから、衣類、カーテン、自
動車等の車輌用いす張り、車輌用内装材等、様々な用途
に使用されている。
【0003】このようなモールヤーンは、従来次のよう
にして製造されるのが一般的であった。即ち、図10に
示されるように、クリールから供給される花糸(80)
はフライヤー(91)の糸通し孔(91a)に挿通され
ており、このフライヤー(91)の回転によって花糸
(80)がゲージ(92)の上部に巻き付けられる。一
方、それぞれに熱融着糸(82)(82)が引き揃え状
に配置された1対の芯糸(81)(81)の一方が、ゲ
ージ(92)上部に捲回された花糸(80)の輪の外側
に接して引き出され、もう一方の芯糸(81)が花糸
(80)の輪の内側に接して引き出されるようになされ
ている。そして、ゲージ(92)上部に巻き付けられた
花糸(80)が、ゲージ(92)の両側に配置された2
つの送りローラー(93)(93)によって下方に送り
出され、ゲージ(92)の中央部において2つのゲージ
脚(92a)(92a)の間に配置されたナイフ(9
4)によって花糸(80)が切断される。この花糸(8
0)の切断によって2本の芯糸(81)(81)間に花
糸(80)…が挟み込まれた形態の仮モール糸(83)
(図9(b)参照)が2系列得られるのであるが、この
切断の後、図11に示されるように、それぞれ(83)
(83)が瞬時にしてトラベラー(95)によってガイ
ドされつつ、リング(96)の回転によって加撚されて
ボビン(97)に巻き取られる。しかし、このままの状
態では後の製編織の工程において花糸(80)…の一部
が抜けてしまうため、このような糸抜けを防止すべく、
かせ上げを行った後に、真空スチームセット等の加熱処
理により熱融着糸(82)を溶融させて花糸(80)…
を芯糸(81)に固着させ、次いでかせ操りが行われ
る。このようにして得られたモールヤーンは、図9
(a)に示すように、前記加撚により断面において花糸
が拡がる円形状となされた円形モールヤーン(84)で
あって、2本の芯糸(81)(81)間に挟み込まれた
花糸(80)…が熱融着糸(82)により芯糸(81)
に固着されているから、糸抜けすることなく製編織を行
うことができ、ひいては高品質の繊維製品の提供が可能
となるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の円形モールヤーンにおいては次のような問題があっ
た。即ち、上述のように、花糸の抜けを防止すべく、加
熱処理によって熱融着糸を溶融させて花糸を芯糸に固着
させる融着処理工程が必要となるのであるが、このよう
な融着処理工程の存在によりモールヤーンの生産性は低
かった。のみならず、この融着処理のために必要となる
熱処理設備のために大きな設備スペースを確保しなけれ
ばならず、そうすると設備コストが高くなるという問題
もあった。また、熱処理に要するエネルギーコストも大
きく、この点もコスト増大の要因となっていた。更に、
このような融着処理を行うには、現状では必然的にその
処理工程の前後にそれぞれかせ上げ工程、かせ操り工程
等の付随工程が必要となっており、このような複数の付
随工程の存在により、一層生産性を低下させるととも
に、コストを著しく増大させる原因となっていた。実
際、上記融着処理のための一連の工程(かせ上げ工程、
融着処理工程及びかせ操り工程)に要するコストは、全
製造コストの半分以上を占めるものとなっている。
【0005】この発明は、かかる技術的背景に鑑みてな
されたものであって、融着処理を要せずして糸抜け防止
性を確保することができ、従って生産性に優れる上に、
生産の設備スペース及び生産コストを大幅に低減するこ
とができる扁平モールヤーン及び円形モールヤーンを提
供すると共に、優れた糸抜け防止性を確実に確保できる
上に、大幅な生産性向上及びコスト低減を図ることがで
き、かつ優れた風合い及び表面装飾効果による優れた意
匠性を確保することのできる編織物を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明者らは鋭意研究の結果、2本の芯糸間に花糸
が挟み込まれたモールヤーンに熱融着糸を捲回状態に巻
き付けて、花糸を拘束状態に締縛した構成とすることに
より、あるいは2本の芯糸間に花糸を挟み込み、この2
本の芯糸のそれぞれに又はいずれか一方の芯糸に熱融着
糸を引き揃え、かつこれらの周りに非熱融着糸を捲回状
態に巻き付けて、花糸を拘束状態に締縛した構成とする
ことにより、融着処理を特に行わなくても糸抜け防止性
を確保することができ、この未融着状態で何ら問題なく
製編織等に供し得ることを見出し、またこれらのモール
ヤーンを用いて製編織して、かつ加熱により熱融着糸を
融着処理した構成とすれば、優れた糸抜け防止性と優れ
た風合いを兼ね備えた編織物を極めて効率良くかつ低コ
ストにて提供し得ることを見出すに至り、本発明を完成
した。
【0007】即ち、この発明に係る扁平モールヤーン
は、相互に無撚りあるいは弱撚り状態にある2本の芯糸
間に、花糸が挟み込まれたモールヤーンであって、前記
2本の芯糸を束ねるようにしてその周囲に、熱融着糸か
らなる絡み糸が捲回状態に巻き付けられて、花糸が拘束
状態に締縛されていることを特徴とするものである。
【0008】また、この発明の別の扁平モールヤーン
は、相互に無撚りあるいは弱撚り状態にある2本の芯糸
間に、花糸が挟み込まれたモールヤーンであって、前記
2本の芯糸のそれぞれに又はいずれか一方の芯糸に熱融
着糸が引き揃えられ、かつこれら芯糸及び熱融着糸を1
つに束ねるようにしてその周囲に、非熱融着糸からなる
絡み糸が捲回状態に巻き付けられて、花糸が拘束状態に
締縛されていることを特徴とするものである。
【0009】また、この発明に係る円形モールヤーン
は、上記いずれかの扁平モールヤーンに撚りがかけられ
て円形断面となされたことを特徴とするものである。
【0010】上記いずれの扁平モールヤーン、円形モー
ルヤーンも、捲回状態に巻き付けられた絡み糸により花
糸が拘束状態に締縛されているから、従来のような融着
処理を行わなくても、モールヤーンとして即ちモールヤ
ーン形態において十分な糸抜け防止性が付与され、ひい
てはこの未融着状態で糸抜けを生じることなく製編織す
ることが可能となる。このように融着処理を要しないか
ら、生産性が顕著に向上されるのみならず、生産の設備
スペース及び生産コストも大幅に低減され得る。また、
製編織後に加熱処理して熱融着糸を融着処理するものと
すれば、編織物等の繊維製品として生産性低下、コスト
増大を招くことなく、優れた糸抜け防止性が確実に付与
される。
【0011】この発明に係る編織物は、上記いずれかの
扁平または円形モールヤーンが編織されてなり、かつ加
熱により熱融着糸が融着処理されていることを特徴とす
るものである。
【0012】編織物の形態にした後に熱融着糸の融着処
理を行うものであり、モールヤーン形態での融着処理を
施さなくても良いから、大幅な生産性向上及びコスト低
減を図り得る。特に、バッキング層を形成させる構成で
ある場合においては、バッキング層形成のための加熱処
理の際に同時に上記融着処理をもなし得るから、一層生
産性向上及びコスト低減を図り得る。また、この融着処
理により、優れた糸抜け防止性が確実に確保され得る。
【0013】上記編織物において、モールヤーンの花糸
を構成する繊維として、ポリアミド繊維、ポリエステル
繊維及びレーヨン繊維からなる群より選ばれる1種また
は2種以上の繊維が用いられ、かつ熱融着糸を構成する
繊維として、ポリアミド繊維及びポリエステル繊維から
なる群より選ばれる1種または2種の繊維が用いられる
のが好ましく、これにより花糸の芯糸への固着力が向上
する。
【0014】また、モールヤーンの絡み糸は、7〜10
0デニールのフィラメントより構成されているのが好ま
しく、これにより絡み糸としての強度が十分に確保され
るとともに、編織物として優れた風合いも確保される。
【0015】また、モールヤーンの絡み糸の伸び率は、
芯糸の伸び率よりも大きいものとなされているのが好ま
しく、製編織の際の絡み糸の破断が効果的に防止され、
高品質の編織物が提供される。
【0016】
【発明の実施の形態】図1に、この発明の一実施形態に
係る扁平モールヤーン(1)の斜視図を示す。扁平モー
ルヤーン(1)は、相互に無撚り状態にある2本の芯糸
(2)(2)間に花糸(3)…が挟み込まれるととも
に、これら2本の芯糸(2)(2)を束ねる態様で芯糸
(2)(2)の周りに、熱融着糸からなる絡み糸(4)
が螺旋状に捲回されたものであり、この捲回された絡み
糸(4)によって花糸(3)…が拘束状態に締縛されて
いる。本実施形態においては、2本の芯糸(2)(2)
が相互に無撚り状態にあるが、芯糸(2)(2)が相互
に弱撚り状態であっても良い。
【0017】このような絡み糸(4)により花糸(3)
…が拘束状態に締縛されているから、従来のような融着
処理を行わなくても、モールヤーンとして十分な糸抜け
防止性を有している。従って、融着処理を経なくても、
糸抜けを生じることなく製編織することができる。この
ように融着処理を要せずして十分な糸抜け防止性を付与
できるから、生産性を顕著に向上できると共に、生産の
設備スペース及び生産コストを大幅に低減することがで
きる。
【0018】そして、製編織後に加熱処理して熱融着糸
を融着処理するものとすれば、編織物等の繊維製品とし
て要求される糸抜け防止性を十分に具備した繊維製品を
効率良くかつ低コストで提供することができる。
【0019】図2に示すこの発明の一実施形態に係る円
形モールヤーン(21)は、前記実施形態の扁平モール
ヤーン(1)に更に撚りがかけられて断面円形状となさ
れたものであり、扁平モールヤーン(1)における絡み
糸(4)の捲回方向と同方向に追撚されてなるものであ
る。前記扁平モールヤーン(1)と同様に、花糸(3)
…が拘束状態に締縛されているので、融着処理を行わず
に、モールヤーン形態において十分な糸抜け防止性を確
保でき、従って融着処理を経なくても、糸抜けを生じる
ことなく製編織することができる。
【0020】このような扁平モールヤーン(1)、円形
モールヤーン(21)は、例えば次のようにして製造さ
れる。即ち、図5に示されるように、まずクリールから
供給される花糸(3)がフライヤー(41)の糸通し孔
(41a)に挿通されており、このフライヤー(41)
の回転によって花糸(3)がゲージ(42)の上部に巻
き付けられる。また、1対の芯糸(2)(2)の一方
が、前記ゲージ(42)上部に捲回された花糸(3)の
輪の外側に接して下方に引き出され、もう一方の芯糸
(2)が花糸(3)の輪の内側に接して下方に引き出さ
れるようになされている。そして、ゲージ(42)上部
に巻き付けられた花糸(3)が、ゲージ(42)の両側
に配置された2つの送りローラー(43)(43)によ
って下方に送り出され、ゲージ(42)の中央部におい
て2つのゲージ脚(42a)(42a)の間に配置され
たナイフ(44)によって花糸(3)が切断される。こ
の花糸(3)の切断によって2本の芯糸(2)(2)間
に切断された花糸(3)…が挟み込まれた形態の仮モー
ル糸(5)が2系列得られるのであるが、この切断の
後、図6に示されるようにそれぞれの仮モール糸(5)
(5)が瞬時にして導入口(45a)を介して中空スピ
ンドル(45)内に導入され、次いで中空スピンドル
(45)内の中央部に回転自在に設けられたフライヤー
(46)の糸通し孔(46a)に挿通された後、更に導
出口(45b)を介して下方向に引き出されるようにな
されている。更に、中空スピンドル(45)の下方に配
置されたボビン(47)から供給される熱融着糸からな
る絡み糸(4)が、同様に導入口(45a)、フライヤ
ー(46)の糸通し孔(46a)、導出口(45b)を
順に介して前記仮モール糸(5)に沿う態様で引き出さ
れるようになされている。そして、仮モール糸(5)
は、導入口(45a)から糸通し孔(46a)に至る第
1撚り工程において、フライヤー(46)の回転によっ
てZ方向に加撚される(図8)。次いで、糸通し孔(4
6a)から導出口(45b)に至る第2撚り工程におい
て、フライヤー(46)の回転によって前記Z撚りされ
た芯糸がS方向に撚り戻されて芯糸が無撚り状態または
弱撚り状態まで戻されるのであるが、この際に絡み糸
(4)にも同じくS方向に撚りがかけられる。このよう
にして、前記仮モール糸(5)の周りに熱融着糸からな
る絡み糸(4)がS撚りされて螺旋状に捲回されたも
の、即ちこの発明の扁平モールヤーン(1)が製造され
る(図1)。本実施形態のモールヤーンは絡み糸がS撚
りされてなるが、これとは逆にZ撚りされたものであっ
ても良い。
【0021】また、上記扁平モールヤーン(1)におい
てその絡み糸(4)の撚り方向と同方向に更に撚りをか
けることにより、前記円形モールヤーン(21)を得る
ことができる。
【0022】なお、上記製造方法はその一例を示したに
過ぎず、この発明の扁平モールヤーン(1)及び円形モ
ールヤーン(21)は、上記製造方法で製造されるもの
に何ら限定されるものではない。
【0023】次に、この発明の別の扁平モールヤーン
(11)について説明する。図3に、その一実施形態の
斜視図を示す。この扁平モールヤーン(11)は、相互
に無撚り状態にある2本の芯糸(12)(12)間に花
糸(13)…が挟み込まれるとともに、芯糸(12)の
それぞれに熱融着糸(15)が引き揃えられ、これらの
芯糸(12)(12)および熱融着糸(15)(15)
を束ねる態様で、非熱融着糸からなる絡み糸(14)が
螺旋状に捲回されたものであり、この捲回された絡み糸
(14)によって花糸(13)…が拘束状態に締縛され
ている。なお、本実施形態においては、2本の芯糸(1
2)(12)が相互に無撚り状態にあるが、芯糸(1
2)(12)が相互に弱撚り状態に構成されていても良
い。また、本実施形態においては、2本の芯糸(12)
(12)のそれぞれに熱融着糸(15)が引き揃えられ
ているが、いずれか一方の芯糸だけに熱融着糸(15)
が引き揃えられたものであっても良い。
【0024】このような絡み糸(14)により花糸(1
3)…が拘束状態に締縛されているから、従来のような
融着処理を行わなくても、モールヤーンとして十分な糸
抜け防止性を有している。即ち、融着処理を経なくて
も、糸抜けを生じることなく製編織することができる。
このように融着処理を要せずして十分な糸抜け防止性を
付与できるから、生産性を顕著に向上できると共に、生
産の設備スペース及び生産コストを大幅に低減すること
ができる。
【0025】そして、製編織後に加熱処理して熱融着糸
を融着処理するものとすれば、編織物等の繊維製品とし
て要求される糸抜け防止性を十分に具備した繊維製品を
効率良くかつ低コストで提供することができる。
【0026】この発明の別の円形モールヤーン(31)
は、前記実施形態の扁平モールヤーン(11)に更に撚
りがかけられて断面円形状となされたものであり、扁平
モールヤーン(11)における絡み糸(14)の捲回方
向と同方向に追撚されてなるものである(図4)。前記
扁平モールヤーン(11)と同様に、花糸が拘束状態に
締縛されているので、融着処理を行わずに、モールヤー
ン形態において十分な糸抜け防止性を確保でき、従って
融着処理を経なくても、糸抜けを生じることなく製編織
することができる。
【0027】上記扁平モールヤーン(11)は、前述し
た扁平モールヤーン(1)の製造方法において、1対の
芯糸のそれぞれに熱融着糸(15)(15)を引き揃え
状に配置して、第1撚り工程、第2撚り工程で芯糸と同
じように加撚、解撚されるようにするとともに、絡み糸
として熱融着糸ではなく非熱融着糸を用いることにより
製造することができる。
【0028】また、上記扁平モールヤーン(11)にお
いてその絡み糸(14)の撚り方向と同方向に更に撚り
をかけることにより、前記円形モールヤーン(31)を
得ることができる。
【0029】なお、上記製造方法はその一例を示したに
過ぎず、この発明の扁平モールヤーン(11)及び円形
モールヤーン(31)は、上記製造方法で製造されるも
のに特に限定されるものではない。
【0030】前記モールヤーン(1)(21)(11)
(31)の花糸(3)(13)を構成する繊維として
は、特に限定されないが、例えばポリアミド繊維、ポリ
エステル繊維、レーヨン繊維、アクリル繊維等が挙げら
れ、中でも風合いが良好であることから、ポリアミド繊
維、ポリエステル繊維、レーヨン繊維が好適に用いられ
る。
【0031】花糸(3)(13)の太さとしては、特に
限定されないが、300〜450デニールのマルチフィ
ラメントのものが好適である。300デニール未満では
密度感が不足するので好ましくないし、一方450デニ
ールを超えると風合いが低下するので好ましくない。
【0032】前記モールヤーンの芯糸(2)(12)を
構成する繊維としては、特に限定されないが、例えばポ
リエステル繊維、ポリアミド繊維、レーヨン繊維等が挙
げられ、中でも高強度、低伸度であることからポリエス
テル繊維が好適に用いられる。
【0033】芯糸(2)(12)の太さとしては、特に
限定されないが、150〜250デニールのものが好適
である。150デニール未満では芯糸の強度が低下し、
ひいてはモールヤーンとしての強度が低下するので好ま
しくないし、一方250デニールを超えると風合いが低
下するので好ましくない。
【0034】前者の扁平モールヤーン(1)及び前者の
円形モールヤーン(21)における絡み糸(4)は、熱
融着糸で構成される必要がある。このような熱融着糸を
構成する繊維としては、加熱処理により溶融して常温に
おいて固化状態となるものであれば特に限定されず、例
えばポリアミド繊維、ポリエステル繊維等が挙げられ
る。なお、この熱融着糸は、後の編織形態での加熱処理
による溶融によって花糸(3)を芯糸(2)に固着させ
る役割を担うものであるので、花糸(3)の固着性を十
分に確保する観点から、熱融着糸を構成する繊維として
は、花糸(3)を構成する繊維と同一または近似した素
材からなるものを用いるのが好ましい。
【0035】一方、後者の扁平モールヤーン(11)及
び後者の円形モールヤーン(31)における絡み糸(1
4)は、非熱融着糸で構成される必要がある。後者のモ
ールヤーンにおいては、花糸(13)固着のための熱融
着糸(15)は芯糸(12)に引き揃え状に配置される
構成であり、この絡み糸(14)をも熱融着糸で構成す
ると風合いが低下するためである。
【0036】また、絡み糸(4)(14)の太さや形態
は、特に限定されないが、7〜100デニールのフィラ
メントより構成されるものが好適である。7デニール未
満では絡み糸としての強度が低下するので好ましくない
し、一方100デニールを超えると編織物等の繊維製品
形態にした際の風合いが低下するので好ましくない。中
でも、絡み糸(4)は15〜70デニールのフィラメン
トより構成されるものとするのがより好ましい。
【0037】また、絡み糸(4)(14)の伸び率は、
芯糸(2)(12)の伸び率よりも大きいものとなされ
ているのが好ましい。一般に、製編織工程においてはモ
ールヤーンに何らかの張力がかかることがあり、この際
には、芯糸(2)(12)、絡み糸(4)(14)の両
者が張力を受けることになるが、絡み糸(4)(14)
の伸び率が芯糸(2)(12)の伸び率よりも小さいと
絡み糸(4)(14)の方により大きな力が負荷される
こととなって、製編織の際に絡み糸(4)(14)が破
断し、これにより花糸(3)(13)の抜けを生じてし
まうことがある。このような製編織の際の絡み糸(4)
(14)の破断を防止するために、絡み糸(4)(1
4)としては、その伸び率が芯糸(2)(12)の伸び
率よりも大きいものを用いるのが好ましい。
【0038】次に、この発明に係る編織物について説明
する。この発明の編織物は上記いずれかの扁平モールヤ
ーン(1)(11)またはいずれかの円形モールヤーン
(21)(31)が編織されてなるものであり、かつ編
織された後に加熱処理により熱融着糸が融着処理された
ものである。このように編織物の形態にした後に融着処
理を行うものであり、モールヤーンの形態で融着処理を
施さなくて済むから、大幅な生産性向上及びコスト低減
を図ることができる。また、この融着処理により編織物
に優れた糸抜け防止性を付与することができる。
【0039】この発明の編織物において、編織りの種類
は特に限定されず、織物では例えば平織り、綾織り、朱
子織り、変化組織織り等が挙げられ、編物では例えば横
編み、経編み等が挙げられる。また、織物においては、
バッキング加工が施されたものであっても良い。なお、
このようなバッキング加工を施す場合においては、バッ
キング層形成のための加熱処理の際に同時に熱融着糸の
融着処理をもなし得るから、一層生産性向上及びコスト
低減を図ることができる。
【0040】
【実施例】次に、この発明の具体的実施例について説明
する。
【0041】<実施例1>花糸として150デニールの
ポリエステルフィラメントの3本合糸を用い、芯糸とし
て150デニールのポリエステルフィラメントの単糸を
用い、熱融着糸からなる絡み糸として70デニールのポ
リアミド系フィラメントの単糸を用いて、前記扁平モー
ルヤーン(1)の製造方法として例示した製造方法によ
って、図1に示す構成の扁平モールヤーンを製造した。
絡み糸の捲回数は650回/100cmであった。
【0042】次いで、この扁平モールヤーンをダブルツ
イスター撚糸機を用いて絡み糸の撚り方向に追撚(撚り
数630回/100cm)して、図2に示す構成の円形
モールヤーンを得た。
【0043】次に、縦糸に150デニール双糸のポリエ
ステルフィラメントを用い、横糸に上記円形モールヤー
ンおよび150デニール双糸のポリエステルフィラメン
トを用いて、津田駒株式会社製のレピア織機により平織
りを行って織物原反を得た。この時の縦糸の密度は51
本/3.03cmであり、横糸の密度は36本/3.0
3cmであった。
【0044】得られた織物原反を150℃で200秒間
乾燥処理した後、この織物原反に150℃の温度条件で
アクリル系ラテックスをバッキング加工して、自動車等
の車輌のいす張り用織物を得た。
【0045】<実施例2>実施例1と同様にして図1に
示す構成の扁平モールヤーンを製造した(絡み糸の捲回
数は650回/100cm)。
【0046】次に、縦糸に150デニール双糸のポリエ
ステルフィラメントを用い、横糸に上記扁平モールヤー
ンおよび150デニール双糸のポリエステルフィラメン
トを用いて、津田駒株式会社製のレピア織機により平織
りを行って織物原反を得た。この時の縦糸の密度は51
本/3.03cmであり、横糸の密度は36本/3.0
3cmであった。
【0047】得られた織物原反を150℃で200秒間
乾燥処理したのち、この織物原反に150℃の温度条件
でアクリル系ラテックスをバッキング加工して、織物を
得た。
【0048】<実施例3>花糸として150デニールの
ポリエステルフィラメントの3本合糸を用い、芯糸とし
て150デニールのポリエステルフィラメントの単糸を
用い、芯糸に引き揃えられる熱融着糸として70デニー
ルのポリアミド系フィラメントの単糸1本を用い、非熱
融着糸からなる絡み糸として30デニールのポリエステ
ルフィラメントの単糸を用いて、前記扁平モールヤーン
(11)の製造方法として例示した製造方法によって、
扁平モールヤーンを製造した。絡み糸の捲回数は650
回/100cmであった。なお、本実施例において熱融
着糸は一方の芯糸のみに引き揃えられた。
【0049】次いで、この扁平モールヤーンをダブルツ
イスター撚糸機を用いて絡み糸の撚り方向に追撚(撚り
数630回/100cm)して、図4に示す構成の円形
モールヤーンを得た。
【0050】次に、実施例1と同様にして平織りを行っ
て織物原反を得、更に同様にバッキング加工して、自動
車等の車輌のいす張り用織物を得た。
【0051】<実施例4>実施例3と同様にして扁平モ
ールヤーンを製造した(絡み糸の捲回数は650回/1
00cm)。なお、本実施例においても熱融着糸は一方
の芯糸のみに引き揃えられた。
【0052】次に、実施例2と同様にして平織りを行っ
て織物原反を得、更に同様にバッキング加工して、織物
を得た。
【0053】<評価>上記製織時におけるモールヤーン
の糸抜けの有無を調べた。また、上記のようにして加熱
による融着処理を経て製作された各織物に対し、下記試
験法に従い花糸の糸剥がれ性の評価を行った。
【0054】(糸剥がれ性試験法)JIS L1096
−1990の6.17.3(C法:テーバ形法)に準拠して
テーバ形摩耗試験機を用いて摩耗試験を行い、下記判定
基準に基づき、織物の糸剥がれ(糸抜け)防止性を評価
した。摩耗輪としてはCS−10摩耗輪を使用し、試験
荷重は500gfとし、摩耗輪を1000回転させて摩
耗を行った。
【0055】(判定基準) 「5級」…糸剥がれが全く認められない 「4級」…糸剥がれが殆ど認められない 「3級」…糸剥がれが少し認められる 「2級」…糸剥がれがやや顕著に認められる 「1級」…糸剥がれが顕著に認められる <結果>実施例1〜4のいずれにおいても、製織時にお
けるモールヤーンの糸抜けはなかった。即ち、未融着状
態でモールヤーンとして十分な糸抜け防止性を有してい
ることを確認し得た。
【0056】また、織物の糸剥がれ性の評価では、実施
例1の織物は3級で、実施例3の織物では4級であり、
モールヤーンの段階で融着処理を行った従来品(織物)
と全く遜色のないレベル又はそれ以上のレベルの糸剥が
れ(糸抜け)防止性を有していることを確認した。
【0057】
【発明の効果】以上のように、この発明の扁平モールヤ
ーン及び円形モールヤーンは、捲回状態に巻き付けられ
た絡み糸により花糸が拘束状態に締縛されているから、
従来のような融着処理を要せずして、モールヤーンとし
て十分な糸抜け防止性を確保することができる。従っ
て、このまま糸抜けを生じることなく製編織することが
できる。また、融着処理を要しないことから、生産性に
優れるとともに、生産の設備スペース及び生産コストを
大幅に低減させることができる。
【0058】また、この発明の編織物は、編織物の形態
にした後にモールヤーンの熱融着糸の融着処理を行うも
のであって、モールヤーンを糸形態で融着処理しなくて
良いから、大幅な生産性向上及びコスト低減を図ること
ができる。特にバッキング層を設ける構成である場合に
は、バッキング層形成のための加熱処理において同時に
融着処理をもなし得るから、一層生産性向上及びコスト
低減を図ることができる。また、融着処理により織編物
としての風合いを損なうことなく優れた糸抜け防止性を
具備させることができる。また、モールヤーンを用いて
編織りされたものであるので、表面装飾効果による優れ
た意匠性を具備させることができる。
【0059】上記編織物において、モールヤーンの花糸
を構成する繊維として、ポリアミド繊維、ポリエステル
繊維及びレーヨン繊維からなる群より選ばれる1種また
は2種以上の繊維が用いられ、かつ熱融着糸を構成する
繊維として、ポリアミド繊維及びポリエステル繊維から
なる群より選ばれる1種または2種の繊維が用いられて
いる場合には、花糸の芯糸への固着性に優れるから、よ
り一層優れた糸抜け防止性を具備させることができる。
【0060】また、モールヤーンの絡み糸が7〜100
デニールのフィラメントより構成されている場合には、
絡み糸としての強度を十分に確保しつつ、編織物として
の優れた風合いも確保することができる。
【0061】更に、絡み糸の伸び率が芯糸の伸び率より
も大きい場合には、製編織の際の絡み糸の破断を効果的
に防止できるので、高品質の編織物を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態に係る扁平モールヤーン
を示す斜視図である。
【図2】この発明の一実施形態に係る円形モールヤーン
を示す斜視図である。
【図3】この発明の別の扁平モールヤーンの一実施形態
を示す斜視図である。
【図4】この発明の別の円形モールヤーンの一実施形態
を示す斜視図である。
【図5】モールヤーンの製造工程を示す図であって、仮
モール糸までの工程を示す概略図である。
【図6】モールヤーンの製造工程を示す図であって、仮
モール糸以後の工程を示す概略図である(1系列のみを
示す)。
【図7】上記製造工程における仮モール糸を示す斜視図
である。
【図8】更にZ撚りされた仮モール糸を示す斜視図であ
る。
【図9】(a)は従来の円形モールヤーンを示す斜視
図、(b)はこれを得る途中の加撚工程前の仮モール糸
を示す斜視図である。
【図10】従来のモールヤーンの製造工程を示す図であ
って、仮モール糸までの工程を示す概略図である。
【図11】従来のモールヤーンの製造工程を示す図であ
って、仮モール糸以後の工程を示す概略図である。
【符号の説明】
1、11…扁平モールヤーン 2、12…芯糸 3、13…花糸 4…絡み糸(熱融着糸) 5…仮モール糸 14…絡み糸(非熱融着糸) 15…熱融着糸 21、31…円形モールヤーン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相互に無撚りあるいは弱撚り状態にある
    2本の芯糸間に、花糸が挟み込まれたモールヤーンであ
    って、 前記2本の芯糸を束ねるようにしてその周囲に、熱融着
    糸からなる絡み糸が捲回状態に巻き付けられて、花糸が
    拘束状態に締縛されていることを特徴とする扁平モール
    ヤーン。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の扁平モールヤーンに撚
    りがかけられて円形断面となされたことを特徴とする円
    形モールヤーン。
  3. 【請求項3】 相互に無撚りあるいは弱撚り状態にある
    2本の芯糸間に、花糸が挟み込まれたモールヤーンであ
    って、 前記2本の芯糸のそれぞれに又はいずれか一方の芯糸に
    熱融着糸が引き揃えられ、かつこれら芯糸及び熱融着糸
    を1つに束ねるようにしてその周囲に、非熱融着糸から
    なる絡み糸が捲回状態に巻き付けられて、花糸が拘束状
    態に締縛されていることを特徴とする扁平モールヤー
    ン。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の扁平モールヤーンに撚
    りがかけられて円形断面となされたことを特徴とする円
    形モールヤーン。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4に記載のモールヤーンが編
    織されてなり、かつ加熱により熱融着糸が融着処理され
    ていることを特徴とする編織物。
  6. 【請求項6】 前記モールヤーンの花糸を構成する繊維
    として、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維及びレーヨ
    ン繊維からなる群より選ばれる1種または2種以上の繊
    維が用いられ、かつ熱融着糸を構成する繊維として、ポ
    リアミド繊維及びポリエステル繊維からなる群より選ば
    れる1種または2種の繊維が用いられてなる請求項5に
    記載の編織物。
  7. 【請求項7】 前記モールヤーンの絡み糸が、7〜10
    0デニールのフィラメントより構成されている請求項5
    または6に記載の編織物。
  8. 【請求項8】 前記モールヤーンの絡み糸の伸び率が、
    芯糸の伸び率よりも大きいことを特徴とする請求項5〜
    7のいずれか1項に記載の編織物。
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