JP2000053620A - 芳香族抗真菌剤 - Google Patents
芳香族抗真菌剤Info
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- JP2000053620A JP2000053620A JP23361498A JP23361498A JP2000053620A JP 2000053620 A JP2000053620 A JP 2000053620A JP 23361498 A JP23361498 A JP 23361498A JP 23361498 A JP23361498 A JP 23361498A JP 2000053620 A JP2000053620 A JP 2000053620A
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- compound
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- butylbenzyl
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 本発明は、抗真菌作用を有する新規母核の化
合物を見いだすことを課題とする。 【解決手段】 一般式(I)に表される、芳香族化合物
及び/又は生理的に許容されるその塩を作成し、医薬な
どの組成物に抗真菌剤として含有させる。本発明によれ
ば、抗真菌作用を有する新規母核の化合物が提供でき
る。 【化1】 一般式(I) (但し、式中R1、R2はそれぞれ独立に水素原子又は
炭素数1〜4のハロゲン原子を有していても良い炭化水
素基を表し、R3はπ電子を少なくとも6個有する炭化
水素基を表し、R4は炭素数1〜4のアルキル基を表
し、Aはメチレン基又は酸素原子を表す。)
合物を見いだすことを課題とする。 【解決手段】 一般式(I)に表される、芳香族化合物
及び/又は生理的に許容されるその塩を作成し、医薬な
どの組成物に抗真菌剤として含有させる。本発明によれ
ば、抗真菌作用を有する新規母核の化合物が提供でき
る。 【化1】 一般式(I) (但し、式中R1、R2はそれぞれ独立に水素原子又は
炭素数1〜4のハロゲン原子を有していても良い炭化水
素基を表し、R3はπ電子を少なくとも6個有する炭化
水素基を表し、R4は炭素数1〜4のアルキル基を表
し、Aはメチレン基又は酸素原子を表す。)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は抗真菌剤に好適な、
新規芳香族化合物に関する。
新規芳香族化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】水虫に代表される表在性真菌症は、生活
が西洋化して靴の着用時間が増加したのに相まって、未
だに確実な治療法及び治療薬が見いだされていないこと
もあり、現代に於ける克服されていない疾病の一つに数
えられている。その為、抗真菌作用について、多くの化
合物がスクリーニングをかけられた。しかしながら、i
n vitro或いは動物レベルに於いて活性が見いだ
された物質でも、実際の臨床段階においてはドロップア
ウトするものが少なくなく、満足いく結果は今のところ
得られたものは極めて少ない。即ち、新規の抗真菌作用
を有する母核の発見が待たれていた。この様な状況は、
表在性真菌に止まらず、カンジダ・アルビカンスやアス
ペルギルス・ニガー等の深在性真菌症に至っては毒性が
極めて高く、効果がわずかでしかない、アンホテリシン
Bを使わざるを得ない極めて深刻な状況にある。即ち、
新規母核を有する抗真菌剤の開発が望まれていた。
が西洋化して靴の着用時間が増加したのに相まって、未
だに確実な治療法及び治療薬が見いだされていないこと
もあり、現代に於ける克服されていない疾病の一つに数
えられている。その為、抗真菌作用について、多くの化
合物がスクリーニングをかけられた。しかしながら、i
n vitro或いは動物レベルに於いて活性が見いだ
された物質でも、実際の臨床段階においてはドロップア
ウトするものが少なくなく、満足いく結果は今のところ
得られたものは極めて少ない。即ち、新規の抗真菌作用
を有する母核の発見が待たれていた。この様な状況は、
表在性真菌に止まらず、カンジダ・アルビカンスやアス
ペルギルス・ニガー等の深在性真菌症に至っては毒性が
極めて高く、効果がわずかでしかない、アンホテリシン
Bを使わざるを得ない極めて深刻な状況にある。即ち、
新規母核を有する抗真菌剤の開発が望まれていた。
【0003】一方、後記一般式(I)に表される化合物
は、何れも文献未記載の化合物であり、従って、この様
な化合物が優れた抗真菌作用を有することは全く知られ
ていなかった。
は、何れも文献未記載の化合物であり、従って、この様
な化合物が優れた抗真菌作用を有することは全く知られ
ていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、この様な状
況下に為されたものであり、抗真菌作用を有する新規母
核の化合物を見いだすことを課題とする。
況下に為されたものであり、抗真菌作用を有する新規母
核の化合物を見いだすことを課題とする。
【0005】
【課題の解決手段】この様な状況に鑑みて、本発明者ら
は抗真菌作用を有する新規母核の化合物を求めて鋭意研
究努力を重ねた結果、一般式(I)に表される化合物及
び/又は生理的に許容されるその塩にその様な作用を見
いだし、発明を完成させるに至った。以下、本発明につ
いて実施の形態を中心に詳細に説明を加える。
は抗真菌作用を有する新規母核の化合物を求めて鋭意研
究努力を重ねた結果、一般式(I)に表される化合物及
び/又は生理的に許容されるその塩にその様な作用を見
いだし、発明を完成させるに至った。以下、本発明につ
いて実施の形態を中心に詳細に説明を加える。
【0006】
【化6】 一般式(I) (但し、式中R1、R2はそれぞれ独立に水素原子又は
炭素数1〜4のハロゲン原子を有していても良い炭化水
素基を表し、R3はπ電子を少なくとも6個有する炭化
水素基を表し、R4は炭素数1〜4のアルキル基を表
し、Aはメチレン基又は酸素原子を表す。)
炭素数1〜4のハロゲン原子を有していても良い炭化水
素基を表し、R3はπ電子を少なくとも6個有する炭化
水素基を表し、R4は炭素数1〜4のアルキル基を表
し、Aはメチレン基又は酸素原子を表す。)
【0007】
【発明の実施の形態】(1)本発明の一般式(I)に表
される化合物 本発明の一般式(I)に表される化合物は、対応する芳
香族アミンとπ電子を6個以上有する炭化水素基のハロ
ゲン化物とをアルカリ存在下縮合させることによって得
ることが出来る。本発明に於いて、一般式(I)で表さ
れる化合物の内、好ましい化合物としては、例えば、N
−(4−ターシャリー−ブチルベンジル)−N−フェノ
キシメチルメチルアミン(化合物1)、トランス−N−
(4−ターシャリー−ブチルベンジル)−N−メチル−
6,6−ジメチル−2−ヘプテン−4−イニルアミン
(化合物2)、N−(4−ターシャリー−ブチルベンジ
ル)−N−メチル−3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンジルアミン(化合物3)、トランス−N−
(6,6−ジメチル−2−ヘプテン−4−イニル)−N
−メチル−3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジ
ルアミン(化合物4)等が例示できる。これらのもの
は、通常の方法に従って塩へと導くことが出来る。即
ち、水系或いは非水系溶媒中で対応する酸を添加するこ
とにより塩とすることが出来る。本発明で好ましい塩の
種類としては、例えば、塩酸、硫酸、燐酸、硝酸などの
鉱酸塩、酢酸、シュウ酸、マレイン酸、フマル酸等の有
機酸塩等が例示でき、この中では塩酸塩が特に好まし
い。これは、安定性と経済性に優れるからである。かく
して得られた一般式(I)に表される化合物及び/又は
その塩は、優れた抗真菌作用を有するため、本発明の抗
真菌剤として使用することが出来る。かかる抗菌剤は医
薬組成物に含有させて真菌症の治療や予防に使用するこ
ともできるし、プラスティック等に混合して抗菌資材と
して使用することもできる。好ましい形態としては医薬
組成物が挙げられる。これは安全性と抗菌性に優れるた
めである。又、本発明の抗真菌剤は安全性にも優れるた
め、その投与経路は問わない。本発明の化合物の抗真菌
剤としての投与量は、患者の状態や症状により異なる
が、例えば、経口投与や注射による投与であれば、成人
1日、1〜10000mgを1回乃至は数回に分けて投
与するのが好ましく、皮膚外用剤であれば0.1〜10
重量%含有するものを適量塗布するのが好ましく、膣座
剤であれば、0.1〜10重量%含有する座剤を1回乃
至は数回取り替えて投与するのが好ましい。
される化合物 本発明の一般式(I)に表される化合物は、対応する芳
香族アミンとπ電子を6個以上有する炭化水素基のハロ
ゲン化物とをアルカリ存在下縮合させることによって得
ることが出来る。本発明に於いて、一般式(I)で表さ
れる化合物の内、好ましい化合物としては、例えば、N
−(4−ターシャリー−ブチルベンジル)−N−フェノ
キシメチルメチルアミン(化合物1)、トランス−N−
(4−ターシャリー−ブチルベンジル)−N−メチル−
6,6−ジメチル−2−ヘプテン−4−イニルアミン
(化合物2)、N−(4−ターシャリー−ブチルベンジ
ル)−N−メチル−3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンジルアミン(化合物3)、トランス−N−
(6,6−ジメチル−2−ヘプテン−4−イニル)−N
−メチル−3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジ
ルアミン(化合物4)等が例示できる。これらのもの
は、通常の方法に従って塩へと導くことが出来る。即
ち、水系或いは非水系溶媒中で対応する酸を添加するこ
とにより塩とすることが出来る。本発明で好ましい塩の
種類としては、例えば、塩酸、硫酸、燐酸、硝酸などの
鉱酸塩、酢酸、シュウ酸、マレイン酸、フマル酸等の有
機酸塩等が例示でき、この中では塩酸塩が特に好まし
い。これは、安定性と経済性に優れるからである。かく
して得られた一般式(I)に表される化合物及び/又は
その塩は、優れた抗真菌作用を有するため、本発明の抗
真菌剤として使用することが出来る。かかる抗菌剤は医
薬組成物に含有させて真菌症の治療や予防に使用するこ
ともできるし、プラスティック等に混合して抗菌資材と
して使用することもできる。好ましい形態としては医薬
組成物が挙げられる。これは安全性と抗菌性に優れるた
めである。又、本発明の抗真菌剤は安全性にも優れるた
め、その投与経路は問わない。本発明の化合物の抗真菌
剤としての投与量は、患者の状態や症状により異なる
が、例えば、経口投与や注射による投与であれば、成人
1日、1〜10000mgを1回乃至は数回に分けて投
与するのが好ましく、皮膚外用剤であれば0.1〜10
重量%含有するものを適量塗布するのが好ましく、膣座
剤であれば、0.1〜10重量%含有する座剤を1回乃
至は数回取り替えて投与するのが好ましい。
【0008】(2)本発明の医薬組成物 本発明の医薬組成物は、上記本発明の抗真菌剤を含有す
ることを特徴とする。後記実施例に示す如く、本発明の
抗真菌剤は優れた抗真菌作用を有するため、本発明の医
薬組成物は、表在性真菌症や深在性真菌症の治療や悪化
の予防、再発防止に大変有益である。本発明の医薬組成
物としては、例えば、液剤、クリーム、軟膏などの皮膚
外用剤、錠剤、カプセル剤、散剤などの経口製剤、注射
剤、膣座剤等の剤形が好ましく例示できる。本発明の医
薬組成物には、上記抗真菌剤以外に、通常医薬組成物で
使用される任意成分を含有することが出来る。この様な
任意成分としては、例えば、経口製剤や注射剤であれ
ば、賦形剤、結合剤、被覆剤、滑沢剤、糖衣剤、崩壊
剤、増量剤、矯味矯臭剤、乳化・可溶化・分散剤、安定
剤、pH調整剤、等張剤等が例示でき、皮膚外用剤や膣
座剤であれば、ワセリンやマイクロクリスタリンワック
ス等のような炭化水素類、ホホバ油やゲイロウ等のエス
テル類、牛脂、オリーブ油等のトリグリセライド類、セ
タノール、オレイルアルコール等の高級アルコール類、
ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸、グリセリンや
1,3−ブタンジオール等の多価アルコール類、非イオ
ン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性
剤、両性界面活性剤、エタノール、カーボポール等の増
粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、色素、粉体類
等が例示できる。これらの上記抗真菌剤と任意成分とを
常法に従って処理することにより、本発明の医薬組成物
は製造することが出来る。
ることを特徴とする。後記実施例に示す如く、本発明の
抗真菌剤は優れた抗真菌作用を有するため、本発明の医
薬組成物は、表在性真菌症や深在性真菌症の治療や悪化
の予防、再発防止に大変有益である。本発明の医薬組成
物としては、例えば、液剤、クリーム、軟膏などの皮膚
外用剤、錠剤、カプセル剤、散剤などの経口製剤、注射
剤、膣座剤等の剤形が好ましく例示できる。本発明の医
薬組成物には、上記抗真菌剤以外に、通常医薬組成物で
使用される任意成分を含有することが出来る。この様な
任意成分としては、例えば、経口製剤や注射剤であれ
ば、賦形剤、結合剤、被覆剤、滑沢剤、糖衣剤、崩壊
剤、増量剤、矯味矯臭剤、乳化・可溶化・分散剤、安定
剤、pH調整剤、等張剤等が例示でき、皮膚外用剤や膣
座剤であれば、ワセリンやマイクロクリスタリンワック
ス等のような炭化水素類、ホホバ油やゲイロウ等のエス
テル類、牛脂、オリーブ油等のトリグリセライド類、セ
タノール、オレイルアルコール等の高級アルコール類、
ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸、グリセリンや
1,3−ブタンジオール等の多価アルコール類、非イオ
ン界面活性剤、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性
剤、両性界面活性剤、エタノール、カーボポール等の増
粘剤、防腐剤、紫外線吸収剤、抗酸化剤、色素、粉体類
等が例示できる。これらの上記抗真菌剤と任意成分とを
常法に従って処理することにより、本発明の医薬組成物
は製造することが出来る。
【0009】
【化7】 (化合物1)
【0010】
【化8】 (化合物2)
【0011】
【化9】 (化合物3)
【0012】
【化10】 (化合物4)
【0013】
【実施例】以下に、実施例を挙げて、本発明について更
に詳細に説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ
限定を受けないことは言うまでもない。
に詳細に説明を加えるが、本発明がこれら実施例にのみ
限定を受けないことは言うまでもない。
【0014】<実施例1> N−(4−ターシャリー−ブチルベンジル)−N−フェ
ノキシメチルアミン(化合物1)の合成 メチルシクロヘキサン400mlにフェノール112.
8g、水酸化カリウム(85%)79.2g、水840
mlを加え、還流しながらヒドロキシルアミン−O−ス
ルホン酸34gを水80mlに溶解させて滴下した。滴
下後室温に放冷し、更に氷冷した後、ジエチルエーテル
500mlで抽出した。有機層を水酸化ナトリウム水溶
液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。減圧下で溶媒を留去し、残分を減圧蒸留し精製
し(52℃/1mmHg)、無色透明の液体として、O
−フェニルヒドロキシルアミンを3.76g(収率1
1.5%)で得た。このもの全量とp−ターシャリー−
ブチルベンジルブロミド11.7gと炭酸ナトリウム
6.36gとをN,N−ジメチルホルムアミド40ml
に加え、80℃で3時間攪拌した。冷却後、氷上にこれ
らを注ぎ、クロロホルム100mlで抽出した。有機層
を取り、水、次いで飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナト
リウムで乾燥させ、減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィーで精製し(溶出溶媒;n−ヘキサン:塩
化メチレン=2:1→1:1)N−(4−ターシャリー
−ブチルベンジル)フェノキシアミンを1.1g得た。
(収率12.5%)このものの1H−NMRは次に示す
とおりである。(溶媒;CDCl3、δppm、以下に
示すNMRの数値は同様のものを示す。) 1.29(s,9H)、4.21(d,2H,J=7.
02Hz)、7.13〜7.16(m,2H)、7.2
3〜7.27(m,2H)、7.29〜7.50(m,
5H)
ノキシメチルアミン(化合物1)の合成 メチルシクロヘキサン400mlにフェノール112.
8g、水酸化カリウム(85%)79.2g、水840
mlを加え、還流しながらヒドロキシルアミン−O−ス
ルホン酸34gを水80mlに溶解させて滴下した。滴
下後室温に放冷し、更に氷冷した後、ジエチルエーテル
500mlで抽出した。有機層を水酸化ナトリウム水溶
液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾
燥した。減圧下で溶媒を留去し、残分を減圧蒸留し精製
し(52℃/1mmHg)、無色透明の液体として、O
−フェニルヒドロキシルアミンを3.76g(収率1
1.5%)で得た。このもの全量とp−ターシャリー−
ブチルベンジルブロミド11.7gと炭酸ナトリウム
6.36gとをN,N−ジメチルホルムアミド40ml
に加え、80℃で3時間攪拌した。冷却後、氷上にこれ
らを注ぎ、クロロホルム100mlで抽出した。有機層
を取り、水、次いで飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナト
リウムで乾燥させ、減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロ
マトグラフィーで精製し(溶出溶媒;n−ヘキサン:塩
化メチレン=2:1→1:1)N−(4−ターシャリー
−ブチルベンジル)フェノキシアミンを1.1g得た。
(収率12.5%)このものの1H−NMRは次に示す
とおりである。(溶媒;CDCl3、δppm、以下に
示すNMRの数値は同様のものを示す。) 1.29(s,9H)、4.21(d,2H,J=7.
02Hz)、7.13〜7.16(m,2H)、7.2
3〜7.27(m,2H)、7.29〜7.50(m,
5H)
【0015】N−(4−ターシャリー−ブチルベンジ
ル)フェノキシアミン0.67gをヨウ化メチル1.8
6gとともにN,N−ジメチルホルムアミド20mlに
加え、30℃で1晩攪拌した。氷水にこのものを注ぎ、
クロロホルム50mlで抽出し、有機層を取り、水、次
いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥さ
せた。これをの減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィーで精製し(溶出溶媒;n−ヘキサン:塩化メ
チレン=5:1)化合物1を茶褐色の油状物質として
0.05g(収率7.1%)で得た。 1.23(s,9H)、2.47(s,3H)、3.8
2(s,2H)、6.78(m,1H)、6.87
(m,1H)、6.98(m,1H)、7.09〜7.
23(m,4H)、7.26〜7.36(m,2H)
ル)フェノキシアミン0.67gをヨウ化メチル1.8
6gとともにN,N−ジメチルホルムアミド20mlに
加え、30℃で1晩攪拌した。氷水にこのものを注ぎ、
クロロホルム50mlで抽出し、有機層を取り、水、次
いで飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥さ
せた。これをの減圧濃縮し、シリカゲルカラムクロマト
グラフィーで精製し(溶出溶媒;n−ヘキサン:塩化メ
チレン=5:1)化合物1を茶褐色の油状物質として
0.05g(収率7.1%)で得た。 1.23(s,9H)、2.47(s,3H)、3.8
2(s,2H)、6.78(m,1H)、6.87
(m,1H)、6.98(m,1H)、7.09〜7.
23(m,4H)、7.26〜7.36(m,2H)
【0016】<実施例2> トランス−N−(4−ターシャリー−ブチルベンジル)
−N−メチル−6,6−ジメチル−2−ヘプテン−4−
イニルアミン(化合物2) N−(4−ターシャリー−ブチルベンジル)メチルアミ
ン1gをN,N−ジメチルホルムアミド7mlに溶解
し、炭酸ナトリウム600mgを加え、氷冷下攪拌しな
がら1−ブロモ−6,6−ジメチル−2−ヘプテン−4
−イン1.08gをN,N−ジメチルホルムアミド1.
5mlに溶解し滴下した。室温に戻し、17時間攪拌し
た後、N,N−ジメチルホルムアミドを減圧で留去し
た。残渣に水を加え、ジエチルエーテル100mlで2
回抽出した。硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留
去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し
(溶出溶媒;n−ヘキサン:酢酸エチル=5:1)化合
物2を450mg(収率28.2%)得た。このものの
1H−NMRは次に示すとおりである。 1.24(s,9H)、1.31(s,9H)、2.1
9(s,3H)、3.04(dd,2H,J=1.35
Hz、6.75Hz)、3.46(s,2H)、5.6
5(td,1H,J=1.35Hz、15.66H
z)、6.09(td,1H,J=6.75Hz、1
5.66Hz)、7.23(d,2H,J=8.37H
z)、7.32(d,2H,J=8.37Hz)
−N−メチル−6,6−ジメチル−2−ヘプテン−4−
イニルアミン(化合物2) N−(4−ターシャリー−ブチルベンジル)メチルアミ
ン1gをN,N−ジメチルホルムアミド7mlに溶解
し、炭酸ナトリウム600mgを加え、氷冷下攪拌しな
がら1−ブロモ−6,6−ジメチル−2−ヘプテン−4
−イン1.08gをN,N−ジメチルホルムアミド1.
5mlに溶解し滴下した。室温に戻し、17時間攪拌し
た後、N,N−ジメチルホルムアミドを減圧で留去し
た。残渣に水を加え、ジエチルエーテル100mlで2
回抽出した。硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を留
去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し
(溶出溶媒;n−ヘキサン:酢酸エチル=5:1)化合
物2を450mg(収率28.2%)得た。このものの
1H−NMRは次に示すとおりである。 1.24(s,9H)、1.31(s,9H)、2.1
9(s,3H)、3.04(dd,2H,J=1.35
Hz、6.75Hz)、3.46(s,2H)、5.6
5(td,1H,J=1.35Hz、15.66H
z)、6.09(td,1H,J=6.75Hz、1
5.66Hz)、7.23(d,2H,J=8.37H
z)、7.32(d,2H,J=8.37Hz)
【0017】このものの450mgを酢酸エチル4ml
に溶解し、4NHCl−酢酸エチル溶液0.42mlを
加え室温で15分間攪拌した。結晶を濾取し、ジエチル
エーテルで洗浄後、乾燥して化合物2の塩酸塩390m
g(収率77.2%)を得た。このものの1H−NMR
は次に示すとおりである。又、このものの融点は22
8.5〜230.5℃であった。 1.24(s,9H)、1.32(s,9H)、3.5
1(m,1H)、3.69(m,1H)、4.02(d
d,2H,J=5.13Hz、J=13.23Hz)、
4.18(dd,1H,J=4.59Hz、13.23
Hz)、5.85(d,1H,J=15.93Hz)、
6.28(td,1H,J=7.83Hz、15.93
Hz)、7.46(d,2H,J=8.37Hz)、
7.53(d,2H,J=8.37Hz)
に溶解し、4NHCl−酢酸エチル溶液0.42mlを
加え室温で15分間攪拌した。結晶を濾取し、ジエチル
エーテルで洗浄後、乾燥して化合物2の塩酸塩390m
g(収率77.2%)を得た。このものの1H−NMR
は次に示すとおりである。又、このものの融点は22
8.5〜230.5℃であった。 1.24(s,9H)、1.32(s,9H)、3.5
1(m,1H)、3.69(m,1H)、4.02(d
d,2H,J=5.13Hz、J=13.23Hz)、
4.18(dd,1H,J=4.59Hz、13.23
Hz)、5.85(d,1H,J=15.93Hz)、
6.28(td,1H,J=7.83Hz、15.93
Hz)、7.46(d,2H,J=8.37Hz)、
7.53(d,2H,J=8.37Hz)
【0018】<実施例3> N−(4−ターシャリー−ブチルベンジル)−N−メチ
ル−3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルアミ
ン(化合物3) 40%メチルアミンメタノール溶液30mlを室温で攪
拌しながら、これに3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンジルブロミド4.7gをメタノール4mlに溶
解したものを滴下した。これを室温で17時間攪拌し、
メタノールを留去した後、残渣に水を加え水酸化ナトリ
ウムでアルカリ性とし、クロロホルム150mlで抽出
し、硫酸マグネシウムで乾燥後溶媒を留去し、残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィーで精製し(溶出溶媒;クロ
ロホルム:メタノール=100:0→100:1)、N
−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]メ
チルアミンを2.73g(収率69.4%)得た。この
ものの1H−NMRは次に示すとおりである。 2.48(s,3H)、3.88(s,2H)、7.7
7(s,1H)、7.81(s,2H)
ル−3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルアミ
ン(化合物3) 40%メチルアミンメタノール溶液30mlを室温で攪
拌しながら、これに3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンジルブロミド4.7gをメタノール4mlに溶
解したものを滴下した。これを室温で17時間攪拌し、
メタノールを留去した後、残渣に水を加え水酸化ナトリ
ウムでアルカリ性とし、クロロホルム150mlで抽出
し、硫酸マグネシウムで乾燥後溶媒を留去し、残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィーで精製し(溶出溶媒;クロ
ロホルム:メタノール=100:0→100:1)、N
−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル]メ
チルアミンを2.73g(収率69.4%)得た。この
ものの1H−NMRは次に示すとおりである。 2.48(s,3H)、3.88(s,2H)、7.7
7(s,1H)、7.81(s,2H)
【0019】このN−[3,5−ビス(トリフルオロメ
チル)ベンジル]メチルアミン1gをN,N−ジメチル
ホルムアミド10mlに溶解し、炭酸ナトリウム435
mgを加えた中に、4−ターシャリー−ブチルベンジル
ブロミド0.89gをN,N−ジメチルホルムアミド3
mlに溶解したものを、攪拌しながら室温で滴下した。
室温で17時間攪拌した後、N,N−ジメチルホルムア
ミドを減圧留去し、残渣に水を加え、ジエチルエーテル
100mlで抽出した。エーテル層に1N−HClを加
え良く振り混ぜ、析出する結晶を濾取した。濾液を分離
し、結晶と水層を合わせ、水酸化ナトリウム水溶液でア
ルカリ性とし、クロロホルム100mlで抽出した。硫
酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーで精製し(溶出溶媒;n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=20:1)、化合物3を1.11g
(収率70.8%)で得た。このものの1H−NMRは
次に示すとおりである。 1.31(s,9H)、2.22(s,3H)、3.5
3(s,2H)、3.65(s,2H)、7.26
(d,2H,J=8.10Hz)、7.35(d,2
H,J=8.10Hz)、7.74(s,1H)、7.
83(s,1H)
チル)ベンジル]メチルアミン1gをN,N−ジメチル
ホルムアミド10mlに溶解し、炭酸ナトリウム435
mgを加えた中に、4−ターシャリー−ブチルベンジル
ブロミド0.89gをN,N−ジメチルホルムアミド3
mlに溶解したものを、攪拌しながら室温で滴下した。
室温で17時間攪拌した後、N,N−ジメチルホルムア
ミドを減圧留去し、残渣に水を加え、ジエチルエーテル
100mlで抽出した。エーテル層に1N−HClを加
え良く振り混ぜ、析出する結晶を濾取した。濾液を分離
し、結晶と水層を合わせ、水酸化ナトリウム水溶液でア
ルカリ性とし、クロロホルム100mlで抽出した。硫
酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーで精製し(溶出溶媒;n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=20:1)、化合物3を1.11g
(収率70.8%)で得た。このものの1H−NMRは
次に示すとおりである。 1.31(s,9H)、2.22(s,3H)、3.5
3(s,2H)、3.65(s,2H)、7.26
(d,2H,J=8.10Hz)、7.35(d,2
H,J=8.10Hz)、7.74(s,1H)、7.
83(s,1H)
【0020】このもの1.11gを実施例2の化合物2
の塩形成工程と同様の操作を行い塩酸塩1.13g(収
率93.3%)を得た。このものの1H−NMRは次に
示すとおりである。又、融点は205.5〜207.5
℃であった。 1.33(s,9H)、2.66(d,3H,J=4.
32Hz)、4.14(m,1H)、4.27(d,2
H,J=4.59Hz)、4.51(m,1H)、7.
48(d,2H,J=8.37Hz)、7.55(d,
2H,J=8.37Hz)、7.95(s,1H)、
8.31(s,2H)、13.49(bs,1H)
の塩形成工程と同様の操作を行い塩酸塩1.13g(収
率93.3%)を得た。このものの1H−NMRは次に
示すとおりである。又、融点は205.5〜207.5
℃であった。 1.33(s,9H)、2.66(d,3H,J=4.
32Hz)、4.14(m,1H)、4.27(d,2
H,J=4.59Hz)、4.51(m,1H)、7.
48(d,2H,J=8.37Hz)、7.55(d,
2H,J=8.37Hz)、7.95(s,1H)、
8.31(s,2H)、13.49(bs,1H)
【0021】<実施例4> トランス−N−(6,6−ジメチル−2−ヘプテン−4
−イニル)−N−メチル−3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジルアミン(化合物4) 上記実施例3のN−[3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンジル]メチルアミン1.2gをN,N−ジメチ
ルホルムアミド12mlに溶解し、炭酸ナトリウム0.
52gを加えた中に、1−ブロモ−6,6−ジメチル−
2−ヘプテン−4−イン0.94gをN,N−ジメチル
ホルムアミド3mlに溶解したものを、攪拌しながら室
温で滴下した。室温で18時間攪拌した後、N,N−ジ
メチルホルムアミドを減圧留去し、残渣に水を加え、ジ
エチルエーテル100mlで抽出した。この有機層を硫
酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーで精製し(溶出溶媒;n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=50:1)、化合物4を820mg
(収率46.6%)で得た。このものの1H−NMRは
次に示すとおりである。 1.24(s,9H)、2.20(s,3H)、3.0
8(dd,2H,J=1.35Hz、6.75Hz)、
3.59(s,2H)、5.65(td,1H,J=
1.35Hz、15.66Hz)、6.07(td,1
H,J=6.75Hz、15.66Hz)、7.76
(s,1H)、7.79(s,2H)
−イニル)−N−メチル−3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジルアミン(化合物4) 上記実施例3のN−[3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンジル]メチルアミン1.2gをN,N−ジメチ
ルホルムアミド12mlに溶解し、炭酸ナトリウム0.
52gを加えた中に、1−ブロモ−6,6−ジメチル−
2−ヘプテン−4−イン0.94gをN,N−ジメチル
ホルムアミド3mlに溶解したものを、攪拌しながら室
温で滴下した。室温で18時間攪拌した後、N,N−ジ
メチルホルムアミドを減圧留去し、残渣に水を加え、ジ
エチルエーテル100mlで抽出した。この有機層を硫
酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮し、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーで精製し(溶出溶媒;n−ヘキサ
ン:酢酸エチル=50:1)、化合物4を820mg
(収率46.6%)で得た。このものの1H−NMRは
次に示すとおりである。 1.24(s,9H)、2.20(s,3H)、3.0
8(dd,2H,J=1.35Hz、6.75Hz)、
3.59(s,2H)、5.65(td,1H,J=
1.35Hz、15.66Hz)、6.07(td,1
H,J=6.75Hz、15.66Hz)、7.76
(s,1H)、7.79(s,2H)
【0022】このもの820mgを実施例2の化合物2
の塩形成工程と同様の操作を行い塩酸塩860mg(収
率95.6%)を得た。このものの1H−NMRは次に
示すとおりである。又、融点は205.5〜207.5
℃であった。 1.25(s,9H)、2.70(d,3H,J=4.
05Hz)、3.60〜3.90(m,2H)、4.1
8(m,1H)、4.50(m,1H)、5.90
(d,1H,J=15.93Hz)、6.26(td,
1H,J=7.56Hz、15.93Hz)、7.97
(s,1H)、8.32(s,2H)、13.52(b
s,1H)
の塩形成工程と同様の操作を行い塩酸塩860mg(収
率95.6%)を得た。このものの1H−NMRは次に
示すとおりである。又、融点は205.5〜207.5
℃であった。 1.25(s,9H)、2.70(d,3H,J=4.
05Hz)、3.60〜3.90(m,2H)、4.1
8(m,1H)、4.50(m,1H)、5.90
(d,1H,J=15.93Hz)、6.26(td,
1H,J=7.56Hz、15.93Hz)、7.97
(s,1H)、8.32(s,2H)、13.52(b
s,1H)
【0023】<実施例5> 抗菌性試験(発育阻止濃度の測定) トリコフィトンに対する本発明の化合物の抗真菌作用を
求めた。即ち、トリコフィトン・メンタグロファイテス
(T.mentagrophytes TIMM1189)を予めサブロー寒天培
地の斜面に27℃で2週間培養して分生子を充分つくら
せる。これをツィーン80を0.05重量/容量%含有
する滅菌生理食塩水で白金耳で擦りながら洗浄し分生子
を浮遊させる。これを二枚重ねのガーゼで濾過し分生子
のみを生理食塩水に浮遊する形で取り出した。分生子の
濃度を105個/mlになるように調整し試験菌菌液と
した。一方、化合物を4mgとり、ジメチルスルホキサ
イド1mlを加え原液とし、これを順次ジメチルスルホ
キサイドで2倍希釈し希釈薬剤液を調整した。組織培養
用96穴マイクロプレートの各ウェルにサブロー・デキ
ストロース培地175μl、薬剤溶液5μl、試験菌菌
液20μlを加え、良く混和した後、27℃で1週間培
養し目視にて完全に発育を阻止する最小濃度を探し、最
小発育阻止濃度とした。結果は、化合物1の塩酸塩が1
00μg/mlであり、化合物2の塩酸塩が25μg/
mlであり、化合物3の塩酸塩が100μg/mlであ
り、化合物4の塩酸塩が100μg/mlであった。こ
れより本発明の抗真菌剤の抗真菌作用が優れていること
がわかる。
求めた。即ち、トリコフィトン・メンタグロファイテス
(T.mentagrophytes TIMM1189)を予めサブロー寒天培
地の斜面に27℃で2週間培養して分生子を充分つくら
せる。これをツィーン80を0.05重量/容量%含有
する滅菌生理食塩水で白金耳で擦りながら洗浄し分生子
を浮遊させる。これを二枚重ねのガーゼで濾過し分生子
のみを生理食塩水に浮遊する形で取り出した。分生子の
濃度を105個/mlになるように調整し試験菌菌液と
した。一方、化合物を4mgとり、ジメチルスルホキサ
イド1mlを加え原液とし、これを順次ジメチルスルホ
キサイドで2倍希釈し希釈薬剤液を調整した。組織培養
用96穴マイクロプレートの各ウェルにサブロー・デキ
ストロース培地175μl、薬剤溶液5μl、試験菌菌
液20μlを加え、良く混和した後、27℃で1週間培
養し目視にて完全に発育を阻止する最小濃度を探し、最
小発育阻止濃度とした。結果は、化合物1の塩酸塩が1
00μg/mlであり、化合物2の塩酸塩が25μg/
mlであり、化合物3の塩酸塩が100μg/mlであ
り、化合物4の塩酸塩が100μg/mlであった。こ
れより本発明の抗真菌剤の抗真菌作用が優れていること
がわかる。
【0024】<実施例6>下記に示す処方に従って本発
明の医薬組成物である、水虫治療用の軟膏を作成した。
即ち、処方成分をニーダーに秤込み混練りして軟膏を得
た。 ワセリン 99重量部 化合物1の塩酸塩 1重量部
明の医薬組成物である、水虫治療用の軟膏を作成した。
即ち、処方成分をニーダーに秤込み混練りして軟膏を得
た。 ワセリン 99重量部 化合物1の塩酸塩 1重量部
【0025】<実施例7>下記に示す処方に従って本発
明の医薬組成物である、水虫治療用の軟膏を作成した。
即ち、処方成分をニーダーに秤込み混練りして軟膏を得
た。 ワセリン 99重量部 化合物2の塩酸塩 1重量部
明の医薬組成物である、水虫治療用の軟膏を作成した。
即ち、処方成分をニーダーに秤込み混練りして軟膏を得
た。 ワセリン 99重量部 化合物2の塩酸塩 1重量部
【0026】<実施例8>下記に示す処方に従って本発
明の医薬組成物である、水虫治療用の軟膏を作成した。
即ち、処方成分をニーダーに秤込み混練りして軟膏を得
た。 ワセリン 99重量部 化合物3の塩酸塩 1重量部
明の医薬組成物である、水虫治療用の軟膏を作成した。
即ち、処方成分をニーダーに秤込み混練りして軟膏を得
た。 ワセリン 99重量部 化合物3の塩酸塩 1重量部
【0027】<実施例9>下記に示す処方に従って本発
明の医薬組成物である、水虫治療用の軟膏を作成した。
即ち、処方成分をニーダーに秤込み混練りして軟膏を得
た。 ワセリン 99重量部 化合物4の塩酸塩 1重量部
明の医薬組成物である、水虫治療用の軟膏を作成した。
即ち、処方成分をニーダーに秤込み混練りして軟膏を得
た。 ワセリン 99重量部 化合物4の塩酸塩 1重量部
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、抗真菌作用を有する新
規母核の化合物が提供できる。
規母核の化合物が提供できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 239/20 C07C 239/20 (72)発明者 河津 幸雄 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560 ポーラ 化成工業株式会社戸塚研究所内 (72)発明者 伊藤 隆男 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560 ポーラ 化成工業株式会社戸塚研究所内 (72)発明者 中島 琢自 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560 ポーラ 化成工業株式会社戸塚研究所内 (72)発明者 野沢 暁 神奈川県横浜市戸塚区柏尾町560 ポーラ 化成工業株式会社戸塚研究所内 Fターム(参考) 4C206 AA01 AA02 AA03 FA08 HA01 MA01 MA04 NA14 ZB35 4H006 AA01 AA03 AB29
Claims (5)
- 【請求項1】 一般式(I)に表される、芳香族化合物
及び/又は生理的に許容されるその塩。 【化1】 一般式(I) (但し、式中R1、R2はそれぞれ独立に水素原子又は
炭素数1〜4のハロゲン原子を有していても良い炭化水
素基を表し、R3はπ電子を少なくとも6個有する炭化
水素基を表し、R4は炭素数1〜4のアルキル基を表
し、Aはメチレン基又は酸素原子を表す。) - 【請求項2】 一般式(I)に表される化合物が、N−
(4−ターシャリー−ブチルベンジル)−N−フェノキ
シメチルアミン(化合物1)、トランス−N−(4−タ
ーシャリー−ブチルベンジル)−N−メチル−6,6−
ジメチル−2−ヘプテン−4−イニルアミン(化合物
2)、N−(4−ターシャリー−ブチルベンジル)−N
−メチル−3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジ
ルアミン(化合物3)、トランス−N−(6,6−ジメ
チル−2−ヘプテン−4−イニル)−N−メチル−3,
5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルアミン(化合
物4)の何れかである、請求項1に記載の化合物及び/
又は生理的に許容されるその塩。 【化2】 (化合物1) 【化3】 (化合物2) 【化4】 (化合物3) 【化5】 (化合物4) - 【請求項3】 請求項1又は2に記載の化合物及び/又
は生理的に許容されるその塩からなる抗真菌剤。 - 【請求項4】 真菌が足及び/又は爪白癬の病原菌であ
ることを特徴とする、請求項3に記載の抗真菌剤。 - 【請求項5】 請求項3又は4に記載の抗真菌剤を含有
する医薬組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23361498A JP2000053620A (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 芳香族抗真菌剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23361498A JP2000053620A (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 芳香族抗真菌剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000053620A true JP2000053620A (ja) | 2000-02-22 |
Family
ID=16957815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23361498A Pending JP2000053620A (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 芳香族抗真菌剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000053620A (ja) |
-
1998
- 1998-08-05 JP JP23361498A patent/JP2000053620A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20051122 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20060509 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |