JP2000053581A - 減少した凝集物含量を有するタンパク質製剤の製造法および該製剤の使用 - Google Patents

減少した凝集物含量を有するタンパク質製剤の製造法および該製剤の使用

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 タンパク質の安全性、相容性および生物活性
が改善されている、減少した凝集物含量を有する医療用
のタンパク質製剤の、経済的かつ簡単に使用されうる製
造法の提供。 【解決手段】 熱処理前および/または熱処理後、タン
パク質製剤中に存在する凝集物、変性したタンパク質お
よび/または汚染物の分離を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、減少した凝集物含
量を有するタンパク質製剤を製造するための方法、殊に
血漿タンパク質、例えばアルブミンの医療用製剤を製造
するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒトの血漿タンパク質は数十年来大規模
に清浄化され、かつ治療および予防のために普及されて
いる。純粋なタンパク質からなる製剤、または1つの複
合した血漿混合物からのタンパク質画分からなる製剤に
は、種々の方法、例えば選択的沈殿作用による分画、ま
たはクロマトグラフィー法、例えばイオン交換クロマト
グラフィー、ゲル濾過および親和性クロマトグラフィー
によるタンパク質混合物の分離が使用されてよい。最適
な結果が得られるように、これらの方法は極めて頻繁に
組み合わせも行われる。
【0003】大規模な血漿タンパク質の分画には、久し
くエタノールを用いた沈殿法も認められていた(コーン
(Cohn)他、J.Am.Chem.Soc.68(1946),459〜475頁;Kistl
er und Nitschmann, Vox Sang. 7(1962), 414〜424
頁)。現在もなお、この方法を用いて世界的に大量の血
漿タンパク質、殊にアルブミン、免疫グロブリンおよび
血液凝固因子、ひいては他のタンパク質が、ヒトの血漿
から、特に医療用の目的で単離されている。しかし、血
漿タンパク質のエタノール分画は、いくつかの欠点を有
する。すなわち、殊に高いアルコール濃度および/また
は高い温度の場合、不安定なタンパク質の部分的な変性
が行われることがある。このような変性は、部分的また
は完全に、生理的機能の損失をもたらすか、または構造
的な変化をもたらし、これは前酵素の活性化において、
または新規の抗原決定基またはタンパク質凝集物の形成
として現れることがある。
【0004】考えられる感染性汚染物、例えばウイルス
または他の病原体を、失活させるため、血漿製剤を遮断
性の低温殺菌工程にかけることができる。アルブミンは
例えば、安定剤、例えばN−アセチルトリプトファネー
トまたはナトリウムカプリレートの存在下に、60〜6
4℃に10時間で加熱することによって、低温殺菌され
ることができる(ゲリス(Gellis)他、J.Clin.Invest. 2
7(1948), 239〜244頁)。他の低温殺菌法は、例えば米
国特許第2897123号;同第3227626号;同
第4379085号;同第4440679号;同第46
23717号および4803073号明細書中に開示さ
れている。血漿タンパク質の低温殺菌された製剤は、ウ
イルスおよび病原体の伝染に関連して、極めて安全であ
ることが判明した。低温殺菌の他の利点は、タンパク質
製剤に毒性の添加物質が添加されてはならず、したがっ
て多くの場合、最終容器中の病原体の失活が生じうるこ
とである。しかし、低温殺菌の欠点は、しばしば明らか
な凝集物形成の増大が見られることである。
【0005】しかし部分的に多量の、見ることができる
か、またはほぼ見ることができる粒子の発生をもたらす
前記の凝集物形成は、殊に医学的使用および薬学的使用
の場合、著しく不都合である。すなわち、粗大粒子は直
接毛細管の機能を損なうことがある。ほぼ見ることがで
きる粒子またはタンパク質凝集物の不都合な副作用は、
多種多様のタンパク質処方物にとって公知であり、かつ
記載されている。したがって多くの場合に認可を与える
当局は、例えばアルブミン溶液または免疫グロブリン溶
液の凝集物含量に関する境界値を主張する。免疫グロブ
リン溶液中の凝集物は、例えば補体系の制御されない活
性化を引き起こし、かつ重大な副作用をもまねく。アル
ブミン凝集物については、極めて迅速に循環から消滅
し、おそらくRES系を遮断し、かつ組織体をショック
状態に対して敏感にすることが記載されている。したが
って、タンパク質溶液中の凝集物は極端な場合、どんな
事情があっても回避されなければならない生命に関わる
状況を招きうる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】血漿タンパク質の極め
て広い使用範囲により、タンパク質の安全性、相容性お
よび生物活性が改善されうるような方法への極めて高い
需要がある。付加的に、このような方法は経済的かつ簡
単に使用されうるべきである。
【0007】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、本発明
によれば、例えば考えられる感染性汚染物を除去するた
め実施される熱処理が、予め行われるか、または後で行
われる分離工程によって改善される場合、減少した凝集
物含量を有するタンパク質製剤が製造されることがで
き、その結果、最終生成物中では変性および/または凝
集物形成は傑出して減少されているか、または阻止され
ていることが確認された。引続き熱処理されるべきであ
るタンパク質またはタンパク質混合物は、分離工程によ
り所望の活性作用物質および天然作用物質に関連して増
量される。したがって本発明の対象は、熱処理を含む、
減少された凝集物含量を有するタンパク質製剤を製造す
るための方法であり、この場合、この方法は熱処理の前
および/または後に、タンパク質製剤中に存在する凝集
物、変性したタンパク質および/または汚染物の分離を
行うことによって特徴付けられる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明による方法は、殊に血漿タ
ンパク質の製剤を製造するために適しているが、しかし
それに限定されるものではない。血漿タンパク質は、有
利にプラスミノゲン、アルブミン、第VIII因子、第
IX因子、フィブロネクチン、免疫グロブリン、キニノ
ーゲン、アンチトロンビンIII、α−1−アンチトリ
プシン、プレカリクレイン、フィブリノーゲン、トロン
ビン、(アポ−)リポタンパク質、および1つまたは複
数のこれらのタンパク質を含有する血漿タンパク分画か
らなる群から選択される。特に好ましくは、アルブミ
ン、免疫グロブリンまたは(アポ−)リポタンパク質か
らなる製剤、および最も好ましくはアルブミン製剤が製
造される。
【0009】本発明による方法によって製造された、減
少した凝集物含量を有するアルブミン製剤は、医学的使
用のためには公知技術水準の調製物よりも、傑出して良
好である。本発明によるアルブミン製剤は、血漿増量剤
として使用されてよいか、あるいは熱傷の場合の治療に
も使用されることができる。その上、殊にわずかな濃度
の高活性タンパク質またはペプチド、例えば今日ではし
ばしば組み換え技術を用いて製造されるホルモン、ケモ
キン(Chemokine)、サイトカイニンまたは酵素が重要で
ある場合には、他の使用、例えば超音波画像または、安
定剤としてタンパク質溶液への添加も可能である。
【0010】特に本発明による方法は、化学的に変性さ
れたタンパク質の製剤の製造にも適当であり、この場
合、タンパク質の官能基、殊に官能側鎖の変性が実施さ
れる。化学的に変性されたタンパク質、例えばアルブミ
ンは、例えば、生体内で所望の組織区分中には到達しな
いか、または遊離した形では望ましい活性を有していな
い官能分子の担体として、使用されてもよい。有利に化
学的変性は、ポリエチレングリコール変性、ヨウ化、ア
シル化、例えばアセチル化、例えば過酸化物を用いた酸
化、ニトロキシル化および、例えば二感応性リンカーを
用いた交差架橋からなる群から選択される。
【0011】本発明による方法にとって本質的な工程、
すなわち熱処理前および/または熱処理後の凝集物、変
性したタンパク質および/または汚染物の少なくとも部
分的な分離は、公知の方法により、例えば遠心分離によ
る、沈殿した凝集物の分離と接続している、例えば硫酸
アンモニウム、エタノールまたはポリエチレングリコー
ルを用いた沈殿を含んでいてよい。その上、分離は、例
えばフラクトゲル(Fractogel)EMD Bio SEC
(メルク(Merck))または他のゲル濾過媒体、例えばセ
ファデックス(Sephadex)またはセファローズ(Sepharos
e)(ファルマシア(Pharmacia))を用いたゲル濾過も含ん
でいてよい。しかし有利に、分離は膜に適した孔径度、
例えば30〜1000kDおよび殊に100〜500k
Dの排除尺度(Ausschlussgroesse)の使用下に膜濾過に
よって行われ、この場合、排除尺度を上回る分子量を有
する望ましくない成分は分離される。さらに分離には、
例えばウイルスの減損のために、例えば濾過材料DV2
0またはDV50(Pall Corp., ニューヨーク、USA
在)またはプラノバ(Planova)15N(Asaki、東京、日
本在)の使用下に使用される微小濾過(Nanofiltration)
も、含まれてよい。
【0012】分離前、または有利に分離後に実施される
熱処理には、有利に長時間に亘る温度上昇、例えば公知
の方法で行われてよい低温殺菌工程が含まれる。常法に
よれば熱処理は、感染性汚染物を少なくとも十分に失活
させるため、タンパク質溶液を少なくとも55℃に十分
な時間で加熱することを含む。加熱時間は有利に少なく
とも5時間、特に好ましくは約10時間である。加熱の
際の温度は、有利に60〜65℃の範囲内にある。タン
パク質の失活を阻止するため、アルブミンの場合には熱
処理は有利に公知の安定剤、例えばN−アセチルトリプ
トファネートまたはナトリウムカプリレートの存在下に
実施される。
【0013】多くのタンパク質混合物の場合、前記の分
離工程が既に凝集物、変性したタンパク質および/また
は汚染物の形成の本来十分な減少を生じさせるけれど
も、他の場合には所望の結果は、分離前にタンパク質製
剤中に存在する、凝集しうるか、および/または変性し
うる成分が分離可能な状態に移行されるような前処理工
程が実施されることによってのみ得ることができる。有
利に前処理工程は、製剤中に既に存在する変性された分
子、部分的に変性された分子または敏感な分子、または
汚染物を凝集させるか、または他の方法で、引続く分離
工程を用いて除去されることができる状態にもたらされ
るため、タンパク質製剤中の物理化学的パラメーターの
変化、殊に応力処理を含む。この物理化学的パラメータ
ーの変化は、例えばpH値の変化、温度の変化、殊に上
昇、イオン強度または誘電率の変化、剪断力の導入、ま
たはこれらの2つまたはそれ以上の方法の組合せを含ん
でいてよい。
【0014】特に有利に、この前処理工程はタンパク質
製剤の温度上昇を含む。この温度上昇の程度および時間
は、その都度のタンパク質製剤もしくはその敏感性に依
存する。一方では、できるだけ大部分の凝集しうる成分
を分離可能な状態へと移行させるため、温度上昇および
その時間は十分であるべきであるが;他方では、望まれ
る製剤中のタンパク質の失活をできるだけ十分に阻止す
るため、条件は過度に激烈に選択されてはならない。多
数のタンパク質、例えばアルブミンに関しては、タンパ
ク質製剤を40〜70℃、殊に45〜65℃の温度に、
30分ないし4時間、殊に1時間ないし2.5時間にわ
たって加熱することが有効であることが判明した。
【0015】最後に本発明はなお、本発明による方法に
よって製造された、減少した凝集物含量を有するタンパ
ク質製剤にも関する。このタンパク質製剤は、殊に医学
的使用に関して、公知技術水準の製剤よりも著しく好適
であり、それというのも、本発明によるタンパク質製剤
が医療用の使用の際に著しく少ない非相容性反応を生じ
るからである。
【0016】最後に、さらに次の例につき本発明を詳説
する。
【0017】
【実施例】例1 アルブミン溶液(10ミリモル/lのNaCl中で10
%)を45℃で90分間インキュベートした。引続き、
300kDの分子量カットオフを有するカセットを通し
てダイアフィルトレーションした(diafiltrieren)。主
にモノマーアルブミンを含有する限外濾液は、安定剤
(16ミリモル/lのNa−カプリレート、16ミリモ
ル/lのアセチルトリプトファン)の存在下に、60℃
で10時間低温殺菌した。
【0018】結果:凝集物含量は、前インキュベート後
2%、限外濾過後(限外濾液)中で0.1%を上回り、
および低温殺菌後0.6%であった。限外濾過の残留物
中では、凝集物の著しい増量が測定された(80%を上
回る)。前インキュベーションおよび引き続くダイアフ
ィルトレーションなしで低温殺菌後、6%の凝集物含量
が測定された。結果は、アルブミンの前インキュベーシ
ョン中に安定剤(N−アセチルトリプトファネートおよ
びナトリウムカプリレート)を添加することによって本
質的に影響を及ぼされたわけではない。
【0019】同様の試験を、商業的に入手できるアルブ
ミン溶液(140ミリモル/lのNaCl、12ミリモ
ル/lのN−アセチルトリプトファネートおよびNa−
カプリレート中20%)を用いて実施した。実験中の溶
液の挙動および結果は、出発材料としてのアルブミン溶
液10%と本質的に同一であった。
【0020】溶液中の凝集物の測定:高性能ゲル濾過(H
igh Performance Gel Filtration)により、pH7.0、
70ミリモル/lのリン酸カリウム−緩衝剤中スペロー
ズ(Superose)HR10/30カラム(ファルマシア(Pha
rmacia) )上で、1.0ml/分の流れを用いて、タン
パク質1mgを分離した。280nmの場合に吸収を測
定することによって、検出を行った。試験体のモノマー
含量もしくは凝集物含量を、タンパク質ピークの平面を
介して計算した。
【0021】例2 アルブミン溶液(10%、それぞれ8ミリモル/lの安
定剤を含有する)を、1モル/lのNaOHを用いてp
H10.5に調節し、引続き、65℃で2時間加熱し
た。その後、溶液を室温に冷却し、1モル/lのHCl
を用いてpH値を7に逆滴定した。
【0022】選択的沈殿により、形成された凝集物を次
のように除去した: (a)溶液に、25%、30%または35%の飽和に至
るまで硫酸アンモニウムを添加した。その後生じる混濁
を、遠心分離により除去し、かつ残滓をゲル濾過により
セファデックス(Sephadex)G−25(PD−10、ファ
ルマシア(Pharmacia))上で、150ミリモル/lのN
aCl中で再平衡化した。引続き、安定剤(Na−カプ
リレート、N−アセチルトリプトファネート、それぞれ
8ミリモル/l)の存在下に、60℃で10時間低温殺
菌した。
【0023】(b)溶液に、6.1%、7.1%または
8.3%の最終濃度になるまで、ポリエチエレングリコ
ール(PEG)3000を添加し、およびこれに起因す
る混濁を遠心分離により除去した。引続き、残滓を
(a)と同様に再平衡化し、かつ最終生成物を取得する
ため安定剤の存在下に低温殺菌した。
【0024】結果:
【0025】
【表1】
【0026】例3 PEGの活性化:塩化シアヌール5.5gを、炭酸ナト
リウム10gを含有する無水ベンゾール400ml中に
溶解した。PEG1900 19gを混合物に添加し、
室温で一晩中攪拌した。溶液を濾過し、石油エーテル6
00mlをゆっくり添加した。懸濁液を濾過し、かつ沈
殿物をベンゾール400ml中に溶解した。遊離塩化シ
アヌールを除去するため、沈殿工程および濾過工程を、
数回繰り返した。
【0027】アルブミンでの活性化したPEGの形成:
pH9.2、0.1モル/lのテトラホウ酸ナトリウム1
00ml中にアルブミン1gを溶解した。4℃で、活性
化したPEG8gを添加し、かつpH値を1時間の間
9.2に維持した。このように第1アミノ基80〜90
%をPEGを用いて変性した。反応後ダイアフィルトレ
ーション(10kD遮断膜)により過剰のPEGを除去
し、かつ10ミリモル/lのNaClに対して溶液を再
緩衝させた。引続き、溶液を例1の場合と同様に45℃
で前インキュベートし、300kDカセットを通してダ
イアフィルトレーションし、安定剤の存在下に60℃で
10時間低温殺菌した。
【0028】結果:前インキュベーションなしで、PE
G変性されたアルブミン中で10%の凝集物含量が測定
された。前インキュベーションおよび引き続くダイアフ
ィルトレーションによって、凝集物含量は4.5%に低
減されることができた。
【0029】例4 20%のアルブミン溶液を、pH9.5、0.1モル/l
のホウ酸塩緩衝剤を用いて、10%に希釈し、かつ0℃
に冷却した。引続き、20%(v/v)の冷えたKJ
溶液を添加し、0℃で30分インキュベートした。Na
SO(1モル/l)数滴を添加することによって、反
応を停止し、タンパク質溶液を60℃で2時間インキュ
ベートし、かつ冷却した。一定部分を60℃で8時間イ
ンキュベートした(凝集物形成の判定のため)。
【0030】溶液の残りを、300kD膜を介して、1
40ミリモル/lのNaCl 4.5回量に対してダイ
アフィルトレーションした。最後に、残留物を20%の
タンパク質濃度に蒸発濃縮した。限外濾液を、10kD
のダイアフィルトレーションにより再緩衝した:140
ミリモル/lのNaCl 10回量に対するダイアフィ
ルトレーション、および引続く15〜20%のタンパク
質含量への10kDaダイアフィルトレーション膜での
濃縮。生じるタンパク質溶液を、例1の場合のように、
安定剤の存在下に低温殺菌した。
【0031】前処理(前インキュベーション、300k
Dダイアフィルトレーション)を用いて、ヨウ化したア
ルブミン中では5.2%の凝集物含量が達成され、前処
理なしでは、12.7%の凝集物含量が測定され、すな
わち約59%の低減が達成されることができた。
【0032】例5 アルブミン(20%)を、pH7.5の飽和したNa−
アセテート溶液を用いて1:2に希釈し、0℃に冷却し
た。1時間で、無水酢酸を分けて添加した(予じめ装入
したタンパク質と同一の重量)。引続き、pH値を7.
5に調節し、試験体を1.2μmのフィルターを通して
濾過し、かつ10kDのダイアフィルトレーションによ
り再緩衝した(140ミリモル/lのNaCl 30回
量に対して)。
【0033】タンパク質溶液を、60℃で2時間インキ
ュベートし、次に冷却し、かつ300kD膜を介して、
140ミリモル/lのNaCl 4回量に対してダイア
フィルトレーションした。最後に、残留物を約20%に
蒸発濃縮した。限外濾液を、10kDのダイアフィルト
レーションにより再緩衝し(150ミリモル/lのNa
Cl 10回量に対するダイアフィルトレーション)、
および15〜20%のタンパク質含量へと同一膜で濃縮
した。引続き、アセチル化したアルブミンの溶液を、例
1の場合のように、安定剤の存在下に低温殺菌した。
【0034】前処理(前インキュベーション、300k
D、ダイアフィルトレーション)を用いて、最終生成物
中では、62%の凝集物含量を測定し、前処理なしで
は、アセチル化した生成物がゲル化し、すなわち可溶性
タンパク質はもはや存在しなかった。
【0035】例6 0.5ミリモル/lのEDTAを有するアルブミン溶液
(10%)を、0.1モルの過クロル酸を用いてpH3.
2に調節し、かつ30℃に加熱した。タンパク質溶液
に、0.5ミリモル/lのHを添加した。引続
き、30℃で2時間インキュベートした。インキュベー
ション後、140ミリモル/lのNaCl4回量に対し
て10kDのダイアフィルトレーションを行った。残留
物を300kD膜を介して、140ミリモル/lのNa
Cl 2回量に対してダイアフィルトレーションし、最
後に、残留物を15〜20%のタンパク質濃度に蒸発濃
縮した。
【0036】限外濾液を、10kDのダイアフィルトレ
ーションにより再緩衝し(140ミリモル/lのNaC
l 10回量)、および同一膜で10〜15%のタンパ
ク質含量へと濃縮した。引続き、酸化したアルブミンの
溶液を、例1の場合のように、安定剤の存在下に低温殺
菌した。
【0037】前処理(300kDダイアフィルトレーシ
ョン)を用いて、最終生成物中では1.1%の凝集物含
量が測定された。前処理なしでは、酸化したアルブミン
は11.1%の凝集物含量を有した。したがって、凝集
物含量は約90%低減されることができた。
【0038】例7 アルブミン溶液(10%、20ml)を、NaOHを用
いてpH8.5〜9.0に調節した。その上、トリエタノ
ールアミン2ml中に懸濁したジメチル−スベリミダー
ト50mgをpH9.7で添加し、かつ室温で2時間イ
ンキュベートした。pH8.5、0.1モル/lのトリス
10%(v/v)を添加することによって、反応を停止
させた。引続き、タンパク質溶液を60℃で2時間イン
キュベートし、その後冷却した。この溶液15mlを、
300kD膜を介して、ダイアフィルトレーションした
(140ミリモル/lのNaCl 12回量に対し
て)。最後に、残留物をできるだけ高濃度に蒸発濃縮し
た。
【0039】限外濾液を、10kDのダイアフィルトレ
ーションにより140ミリモル/lのNaCl 30回
量に対して再緩衝し、引続き、140ミリモル/lのN
aClに対する真空透析により、15〜20%のタンパ
ク質含量へと濃縮した。引続き、架橋剤によって変性さ
れたアルブミン溶液を、例1の場合のように、安定剤の
存在下に低温殺菌した。
【0040】前処理(インキュベーション、300kD
ダイアフィルトレーション)を用いて、最終生成物中で
は2.5%の凝集物含量が測定された。前処理なしで
は、変性されたアルブミンは20.5%の凝集物含量を
有した。したがって、凝集物含量は約88%低減される
ことができた。
【0041】例8 アルブミン溶液(タンパク質10%、エタノール10%
中)に、4−(2−ブロムアセトアミド)−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン−1−オキシ(BrA
cTPO;エタノール中に溶解、500mg/ml)を
添加した(BrAcTPO 0.177g/gタンパク
質)。溶液を45℃に加熱し、pH値をNaOHを用い
て9.5に調節し、苛性アルカリ溶液を連続的に添加す
ることによって、2〜3時間この数値に維持した。引続
き、HClを用いてpH値を7.2に逆滴定し、溶液を
60℃に90分加熱した。その後、140ミリモル/l
のNaCl 15回量を用いて300kDダイアフィル
トレーションを行った。限外濾液を、10kD、140
ミリモル/lのNaCl 5〜10回量を用いてダイア
フィルトレーションし、および最後に同一膜で20%の
タンパク質含量へと、濃縮した。溶液を、例1の場合の
ように、安定剤の存在下に低温殺菌した。
【0042】前処理(インキュベーション、300kD
ダイアフィルトレーション)を用いて、ポリニトロキシ
ル化したアルブミン中では0.1%の凝集物含量が測定
された。前処理なしでは、変性されたアルブミンは5.
5%の凝集物含量を有した。したがって、凝集物含量は
90%を上回って低減されることができた。
【0043】例9 アポリポタンパク質A−1の溶液(10g/l、10ミ
リモル/NaCl中)を、pH5.0で、60℃、2時
間でインキュベートした。引続き、pH値を7.5に調
節し、グアニジン−HClを2モル/lの濃度になるま
で添加し、かつ45℃で2時間インキュベートした。こ
の溶液を、300kD膜を介してダイアフィルトレーシ
ョンし(10ミリモル/lのNaCl 10回量)、引
続き、10kD膜を用いてダイアフィルトレーション
し、かつ10g/lに濃縮した。
【0044】前処理なしでは(4試験)、アポリポタン
パク質A−1溶液中で2.4%〜5.4%の凝集物含量が
測定され、前処理を用いて(3試験)、凝集物含量は
0.4〜0.8%に低減されることができた。
【0045】例10 免疫グロブリンGの溶液(20g/l、3ミリモルNa
Cl/L以上)を、pH7.0、45℃で12時間イン
キュベートした。凝集物の含量は、前処理中に0.1未
満〜1.0%に上昇した。引続き、アクリルゲル(セフ
ァリル(Sepharyl)S−300HR)を介してゲル濾過
し、pH値をHClを用いて5.3に調節し、かつ10
kD膜を用いて120g/lに濃縮した。凝集物含量は
0.2%であり、かつ6ヶ月に亘る貯蔵の間37℃で安
定したままであった。処理されていない比較溶液中で
は、含量は同一条件下で0.8%に上昇した。
【0046】
【発明の効果】本発明による方法は、特に減少した凝集
物含量を有する医療用のタンパク質製剤を製造するため
に好適である。有利に凝集物含量は、分離工程を用いな
い1つのタンパク質製剤 − 他の場合には同一のタン
パク質製剤 − に対して少なくとも約10%、特に好
ましくは少なくとも約30%、および最も好ましくは少
なくとも約50%減少される。場合によっては、むしろ
約90%またはそれ以上の凝集物含量の減少が達成され
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター ゲー レルヒ スイス国 ベルン ローゼンヴェーク 20

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱処理を含む、減少した凝集物含量を有
    するタンパク質製剤の製造法において、熱処理前および
    /または熱処理後、タンパク質製剤中に存在する凝集
    物、変性したタンパク質および/または汚染物の分離を
    行うことを特徴とする、減少した凝集物含量を有するタ
    ンパク質製剤の製造法。
  2. 【請求項2】 血漿タンパク質の製剤を製造する、請求
    項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 血漿タンパク質を、プラスミノゲン、ア
    ルブミン、第VIII因子、第IX因子、フィブロネク
    チン、免疫グロブリン、キニノーゲン、アンチトロンビ
    ンIII、α−1−アンチトリプシン、プレカリクレイ
    ン、フィブリノーゲン、トロンビン、(アポ−)リポタ
    ンパク質、および1つまたは複数のこれらのタンパク質
    を含有する血漿タンパク分画からなる群から選択する、
    請求項1または2記載の方法。
  4. 【請求項4】 アルブミン、免疫グロブリンまたは(ア
    ポ−)リポタンパク質の製剤を製造する、請求項1から
    3までのいずれか1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 化学的に変性されたタンパク質の製剤を
    製造する、請求項1から4までのいずれか1項記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 化学的変性を、ポリエチレングリコール
    変性、ヨウ化、アシル化、酸化、ニトロキシル化、およ
    び交差架橋からなる群から選択する、請求項5記載の方
    法。
  7. 【請求項7】 感染性汚染物を少なくとも十分に除去す
    るため、熱処理が、タンパク質製剤を少なくとも55℃
    に十分な時間に亘って加熱することを含む、請求項1か
    ら6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 熱処理時間が少なくとも5時間である、
    請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 熱処理を安定剤の存在下に実施する、請
    求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
  10. 【請求項10】 分離が沈殿工程を含む、請求項1から
    9までのいずれか1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 沈殿を、硫酸アンモニウム、エタノー
    ルまたはポリエチレングリコールを添加することによっ
    て行う、請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 分離がゲル濾過工程を含む、請求項1
    から11までのいずれか1項記載の方法。
  13. 【請求項13】 分離が微小濾過を含む、請求項1から
    12までのいずれか1項記載の方法。
  14. 【請求項14】 分離が膜濾過を含む、請求項1から1
    3までのいずれか1項記載の方法。
  15. 【請求項15】 膜濾過のため、30〜1000kDの
    排除尺度を選択する、請求項14記載の方法。
  16. 【請求項16】 分離の前に前処理工程を実施し、その
    際にタンパク質製剤中に存在する凝集しうる成分および
    /または変性しうる成分を、分離可能な状態に移行させ
    る、請求項1から15までのいずれか1項記載の方法。
  17. 【請求項17】 前処理工程が、タンパク質製剤中の物
    理化学的パラメーターの変化を含む、請求項16記載の
    方法。
  18. 【請求項18】 物理化学的パラメーターの変化が、p
    H値の変化、温度上昇、イオン強度または誘電率の変
    化、剪断力の導入、またはこれらの方法の2つまたはそ
    れ以上の組合せを含む、請求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 タンパク質製剤の温度を上昇させる、
    請求項18記載の方法。
  20. 【請求項20】 タンパク質製剤を30分〜4時間に亘
    って40〜70℃の温度に加熱する、請求項19記載の
    方法。
  21. 【請求項21】 タンパク質製剤を1時間〜2.5時間
    に亘って45〜65℃の温度に加熱する、請求項20記
    載の方法。
  22. 【請求項22】 減少した凝集物含量を有する医療用タ
    ンパク質製剤を製造するための、請求項1から21まで
    のいずれか1項記載の方法の使用。
  23. 【請求項23】 凝集物含量が、分離工程を用いないタ
    ンパク質製剤に対して、少なくとも約10%減少されて
    いる、請求項22記載の使用。
  24. 【請求項24】 凝集物含量が少なくとも約50%減少
    されている、請求項23記載の使用。
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