JP2000053575A - 老化の予防及び/または治療用組成物 - Google Patents
老化の予防及び/または治療用組成物Info
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Abstract
障害等の症状で現れる老化現象を予防・治療・改善する
組成物を提供する。 【構成】 蕎麦の種子、蕎麦種子の抽出物または蕎麦種
子抽出物の分画物を含有する老化の予防及び/または治
療用組成物。
Description
効成分とする老化の予防及び/または治療用組成物に関
する。さらに詳しく言えば、蕎麦種子それ自体、蕎麦種
子からの抽出物、または蕎麦種子抽出物を分画して得ら
れる画分を含有する老化の予防及び/または治療用組成
物に関する。本発明に係る老化の予防及び/または治療
用組成物は、種々の症状で現れる老化現象、特に脳機能
老化現象を予防あるいは改善する作用、すなわち(1)痴
呆症、アルツハイマー症候群等の脳の病的障害を予防、
治療あるいは改善する作用、(2)学習能力、記憶・思考
能力、言語・時空間・抽象的事象等の認知・弁別能力等
の脳の活動機能を活性化し、向上させる作用を有し、更
に生体内の過酸化脂質生成抑制、高脂血症や糖尿病の改
善、中性脂肪やコレステロールの低下等の作用を有する
ものであり、老化の予防及び/または治療用組成物とし
て利用することができる。
イマー症候群等の脳疾患患者の一層の増大が危惧されて
いる。脳疾患に罹患していないまでも、モノ忘れが激し
くなった、度忘れすることが多くなった等の事象は人々
が日常多く経験するところである。これらは脳疾患の形
を取る老化現象の前兆と思われる場合が少くない。脳疾
患をはじめ各種疾病の要因には、一般に生体内で生成さ
れる活性酸素種が関与すると言われる。しかし、その関
連性は完全に解明されておらず、活性酸素種の生成を完
全に抑制し、これを制御する技術も開発されていないこ
とから、脳疾患等に有効、確実な予防、治療技術は現状
では存在しないと言わざるを得ない。
天然物質についての関心が世界的に高まっており、実用
化されている例も少くない。本発明者らは、我国で古来
より食されている蕎麦種子に着目して研究を続け、既に
蕎麦殻より抽出したエキスあるいはその分画物を有効成
分とする過酸化脂質抑制剤、コレステロール低下剤、中
性脂肪低下剤及び高脂血症改善剤を発明し、特許出願し
ている(特願平9-25082号)。
食品の一つで、引越し蕎麦、年越し蕎麦等で親しまれる
ほか、高血圧症予防、中性脂肪低下等の民間療法的効用
も知られている。蕎麦種子の成分としては、ルチン、ケ
ルセチン等のフラボノイド類、プロアントシアニジン等
のポリフェノール類等が知られており、そのうちルチン
の利用が一般的に知られている。
物であり、植物界に普遍的かつ多種、多量に存在するこ
とが知られ、多彩な生理活性を示すため薬学、植物化学
等の分野では以前から注目されてきた。健康食品分野で
最近着目されている茶ポリフェノール、特にカテキン類
は、抗菌、抗ウイルス、抗突然変異、抗酸化、血圧上昇
抑制、血中コレステロール低下、抗う蝕、抗アレルギ
ー、腸内フローラ改善、消臭等の様々な作用を持つこと
が知られている。
れ、ポリフェノール化合物の生理活性効果に言及した報
告も見られるが、蕎麦種子中の成分の脳機能改善効果に
着目し、その利用を図った例はこれまで知られていな
い。
として長期間利用され、安全性が確認されている蕎麦種
子に含まれる生理活性成分を老化現象の予防及び/また
は治療に利用しようとするものである。すなわち、痴
呆、アルツハイマー症候群等、脳の病的障害等を予防、
治療、改善する作用、学習能力、記憶・思考能力、言語
・時空間・抽象的事象等を認知、弁別する能力等、脳の
活動機能の活性化あるいは向上作用を有する、老化現象
の予防及び/または治療用組成物の提供を目的とするも
のである。
フェノール化合物その他の有用成分を効率的に分取し、
それらを本発明の課題を解決するための組成物として利
用すべく、本発明者らは蕎麦種子の抽出、分離、分取、
分画処理等の試験、動物及びヒトへの投与試験等につい
て鋭意検討を重ねた。その結果、蕎麦種子それ自体、蕎
麦種子から抽出したエキス、このエキスの分画・精製物
等に脳機能改善効果等のあることを確認して、老化現象
の予防及び/または治療用組成物に係る本発明を完成し
た。本発明の組成物は脳機能改善作用などを持つ老化現
象の予防及び/または治療用組成物として利用でき、同
時に生体内の過酸化脂質生成抑制、高脂血症改善、中性
脂肪低下、コレステロール低下、糖尿病改善等の作用を
有する組成物としても利用することができる。
または治療用組成物、 2)蕎麦の種子、蕎麦種子の抽出物または蕎麦種子抽出
物の分画物を含有する前記1記載の老化の予防及び/ま
たは治療用組成物、 3)分子量1万以下である蕎麦種子抽出物の分画物を含
有する前記2記載の老化の予防及び/または治療用組成
物、 4)脳機能改善作用を有する前記1乃至3のいずれかに
記載の老化の予防及び/または治療用組成物、 5)痴呆症の予防及び/または改善作用を有する前記1
乃至4のいずれかに記載の老化の予防及び/または治療
用組成物、 6)アルツハイマー症候群の予防及び/または改善作用
を有する前記1乃至4のいずれかに記載の老化の予防及
び/または治療用組成物、及び 7)過酸化脂質抑制作用、高脂血症改善作用、中性脂肪
低下作用及び/またはコレステロール低下作用を有する
前記1乃至6のいずれかに記載の老化の予防及び/また
は治療用組成物に関する。
る老化の予防及び/または治療用組成物の有効成分は、
蕎麦種子それ自体または必要により適宜粉末化したも
の、あるいは蕎麦種子を水、アルコールその他の溶媒で
抽出して得たエキス、あるいはこのエキスを更に適宜の
手段により分画、精製して得た特定の画分のいずれかを
含有するものである。通常、蕎麦種子は薄膜で被覆され
た子実、すなわち蕎麦粉を採取する部分の外側を、蕎麦
殻と呼ばれる表皮で覆った構造からなるが、本発明で言
う蕎麦種子とは、このような構造の種子全体、あるいは
その一部(子実、薄膜、あるいは殻等)を指し、必要に
よりこれらを単独で、あるいは2種以上を併用する。
砕、篩別等の処理を施した粉末として用いる。粉砕、篩
別処理の前後には、必要により加熱、加圧その他の物理
的処理を行ってもよい。粉砕、篩別その他の処理には、
通常一般的に使用される機器類を、通常の条件で使用す
ればよい。
しては、通常、水系溶媒(水、または酸、塩、塩基、ア
ルコール等の水溶液)、有機溶媒、あるいはこれらの混
合物が用いられる。エキス抽出は常圧または加圧下で、
常温ないし60℃程度で1〜3時間程度行われるが、必
要により70〜150℃程度としてもよく、時間も1時
間以下に短縮、あるいは3〜5時間程度に延長してもよ
い。いずれの条件でも所要の品質の抽出エキスの回収が
可能であり、抽出条件は作業性や経済性等を考慮して適
宜選択すればよい。抽出処理後、ろ過、遠心分離等適宜
の手段で抽出液を回収し、必要により溶媒除去、エキス
分の濃縮、乾燥、粉末化等の処理を行う。濃縮エキスの
乾燥、粉末化に際し、適宜の賦形剤を使用してもよい。
透等の膜処理、または各種クロマトグラフィー処理する
ことにより、目的とする活性画分が得られる。吸着剤と
しては、スチレン・ジビニルベンゼン系やメタクリル酸
系等の吸着剤、親水性ビニルポリマー、修飾デキストラ
ンゲル、ポリアクリルアミドゲル、逆相系シリカゲル、
イオン交換樹脂等が用いられる。吸着画分は、含水アル
コール、アルコール、アセトン等で溶出して回収され
る。画分の主成分はポリフェノール化合物であるが、こ
れ以外にも生理活性を有する数種類の物質が存在する。
内へ吸収されると言われるが、蕎麦種子の抽出エキスを
限外ろ過により分子量1万で分画したとき、分子量1万
以下の画分に高い脳機能改善活性が認められた。
たところ、脳中のプロテインキナーゼC(PKC)の活
性向上、学習能力改善等の脳機能改善効果が確認され
た。更に、本発明の医薬組成物をヒトに投与した場合
も、学習能力の改善、向上効果が認められると同時に、
イライラ感の減少、不眠の解消、落着き回復等、脳機能
に関連すると考えられる諸状態が改善された。その上、
活性酸素種による生体内物質の酸化的変性が原因と考え
られる、血中の過酸化脂質の低下、SOD(スーパーオ
キシドジスムターゼ)活性の上昇等が認められた。
たは治療用組成物は脳機能改善作用、すなわち、痴呆
症、アルツハイマー症候群等、脳の病的障害を予防・治
療・改善する効果、及び学習能力、記憶・思考能力、言
語・時空間・抽象的事象等を認知、弁別する能力等、脳
の活動機能の活性化・向上作用が期待でき、同時に生体
内の過酸化脂質の生成抑制、SOD活性の上昇等の効果
をも期待することができる。
種により生じる生体内物質の酸化的変性を抑えるため、
生体内での過酸化脂質の生成が引金となると考えられる
高脂血症や糖尿病等を改善し、中性脂肪やコレステロー
ル等を低下させる効果をも有する。また、食品や化粧品
中の脂質の酸化を抑え、これを安定化することも可能で
ある。
全く認められず、安全に使用することができる。
られる。投与量は年齢、体重、症状、目的の治療効果、
投与方法等により変動があるが、経口的使用の場合は通
常、成人一人あたり一回につき、100〜600mgが
適当である。一般に、錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、
顆粒剤、シロップ剤等の形で投与されるが、必要により
注射剤、塗布剤等で用いる場合もある。更に、造粒、錠
剤化あるいはシロップ剤、塗布剤等調製の際、必要によ
り適宜の補助資材(澱粉類、デキストリン、甘味料類、
色素、香料等)を使用することもできる。
治療用組成物の製造例、試験例等を掲げて本発明を具体
的に説明するが、本発明はこれらの範囲内に限定される
ものではない。下記の説明中の%は、特に記載がない限
り重量%を表す。 製造例1:蕎麦種子粉砕物、抽出エキス、エキス分画物
試料の製造 蕎麦種子(北海道産)を水洗、乾燥した後、以下の試料
1〜6を調製した。 (1)試料1:蕎麦種子全体を40メッシュ以下に粉砕、
篩別した粉末、 (2)試料2:(1)の粉末1kgに水20リットルを加え、
加圧下120℃、1時間撹拌抽出処理した後、抽出液を
減圧下で濃縮、乾固したエキス(収量264.6g)、 (3)試料3:(2)のエキス50gを水1リットルに溶解、
限外ろ過膜(アドバンテックウルトラフィルターQ10
0,分画分子量1万)で適宜水を加えつつ分画した膜不
通過部分(分子量1万以上の画分)の減圧濃縮物(収量
19.8g)、 (4)試料4:(3)の方法で分画した膜通過部分(分子量1
万以下の画分)の減圧濃縮物(収量29.2g)、 (5)試料5:(2)のエキス50gを水100mlに溶解
し、セファデックスLH−20(ファルマシア社製,修
飾デキストランゲル)に吸着させた後、吸着成分を水で
溶出し凍結乾燥した水溶出画分(収量29.4g)、 (6)試料6:(5)のデキストランゲル吸着成分を50%ア
セトン水溶液で溶出し凍結乾燥したアセトン溶出画分
(収量18.6g)。
ール含有量をフォリン・デニス法ににしたがって測定し
た。フォリン・デニス法は、試料水溶液にフォリン試薬
を加えて700nmの吸光度を測定し、カテキンを用い
た検量線を用いてポリフェノール量を求めるものであ
る。結果を表1に示す。
ゼC(PKC)の活性化試験 8週齢ddY系雄マウスを下記の7試験区(1群5匹)
に分け、製造例1の試料1〜6を配合した飼料で14日
間飼育(期間中、飼料及び水は自由摂取)の後、各試験
区とも15日目に解剖して脳の摘出及び血液採取を行
い、脳中のPKC量、血液中の過酸化脂質量とSOD活
性等を下記の方法で測定した。
クレア社製のマウス等用飼料CE−2)、 試験区(2):通常食に対して試料1(蕎麦種子粉末)5
%添加、 試験区(3):通常食に対して試料2(抽出エキス)0.75
%添加、 試験区(4):通常食に対して試料3(分子量1万以上の
画分)0.75%添加、 試験区(5):通常食に対して試料4(分子量1万以下の
画分)0.75%添加、 試験区(6):通常食に対して試料5(ゲル吸着成分,水
溶出部)0.75%添加、 試験区(7):通常食に対して試料6(ゲル吸着成分,ア
セトン溶出部)0.75%添加。
液を加えてホモジナイズした試料(マウスの脳)につ
き、PKC測定用キット(PIERCE社製,Pierce Colorim
etric PKC AssayKit,SpinZyme Format)を用いて測定
した。結果を図1に示す(図中の縦軸のUは単位を表
す。)。試験区(2)、(3)、(4)、(6)、すなわち蕎麦種子
粉末、蕎麦種子抽出エキス、分子量1万以下のエキス分
画物、エキスの修飾デキストランゲル吸着成分のアセト
ン水溶液溶出部(ポリフェノール化合物を多く含む画
分)を投与した試験区ではコントロールに比べて、脳中
のPKC量が上昇していることが観察された。一方、分
子量1万以上のエキス分画物、エキスの修飾デキストラ
ンゲル吸着物の水溶出部(ポリフェノール化合物の少い
画分)ではコントロールと大きな差異は認められなかっ
た。
いた学習能力改善試験 15週齢の、雌性老化促進モデルマウスSAM−P/8
(生後8ケ月齢で、神経細胞の脱落に起因する、著しい
学習・記憶障害を示すマウス)をコントロール群(通常
食)、蕎麦種子抽出エキス群(通常食に0.5%のエキス
添加)の2試験区(1試験区4匹)に分け8週間飼育
(餌料及び水は自由摂取)した。学習能力改善効果の判
定は、八方放射状迷路を用いる試験法によった。この方
法は、透明(内外から観察可能)な八本の通路を放射状
に設け、各通路末端に餌を置き、試験開始15時間前か
ら絶食させたマウスを放射状通路の中心、すなわち各通
路の入口が集中する場所に置いて、マウスが八方向通路
末端それぞれに置かれた餌を食べ切るまでの時間、及び
誤った通路(すなわち、既に餌を食べ終り、餌の存在し
ない通路)への侵入回数(誤回答回数)を測定するもの
である。八方向放射状迷路は一定環境の室内に常設して
おき、全ての試験をそこで行った。試験は各試験区の試
料投与0日目に開始し、以後所定の日をおいて試験を行
った。結果を表2及び表3に示す。
方迷路試験では蕎麦種子エキス群の正回答時間、誤回答
回数は、コントロール群に比し良好な傾向にあり、蕎麦
種子エキスに記憶能力改善効果のあることを窺わせるも
のである。
に水100リットルを加え、加圧下、150℃で30分
間撹拌抽出を行った。抽出液をろ過、減圧濃縮して得た
エキス濃縮物に、固形分50%となるようにデキストリ
ンを加えて凍結乾燥し、乾燥粉末2102.7gを得て、これ
を1カプセル当り250mgのハードカプセルに充填し
てヒト試験用試料とした。
上等の試験 ヒト試験は31名の健常なボランティア(年齢20〜3
5歳の女子11名、年齢22〜69歳の男子20名)を
対象とし、製造例2で得た250mg入りカプセルを各
人に1日4個ずつ、朝、夕の2回に分けて(原則として
食後)14日間投与した。試料の投与直前、及び14日
間の投与終了後に被検者各人の記憶能力試験を行い、ま
た採血を行って血液中の過酸化脂質量及びSOD活性を
測定した。試験法及び測定法は以下の通りである。
げて記憶させ、全単語の読上げ終了3分後に、記憶して
いる単語を用紙に記入させる。 (2)数列記憶:数字、アルファベットが混在する15ケ
タの数列を15秒間掲示して記憶させ、記憶した数列を
用紙に記入させる。
(TBA)法によった。この方法は、試料(血液)に硫
酸酸性下でリンタングステン酸溶液を加えて生じた沈殿
(タンパクと過酸化脂質)を遠心分離、洗浄して類似呈
色物質を除き、過酸化脂質を含む沈殿をTBAと共に酸
性条件下で加熱して得た赤色の反応生成物のブタノール
抽出物を515nmの光で励起し、波長553nm付近
の蛍光強度を測定するものであり、八木法、蛍光法など
とも呼ばれている。
た。この方法は、キサンチンにキサンチンオキシダーゼ
を作用させて生成するスーパーオキシドアニオンが、ニ
トロブルーテトラゾリウムを還元して形成するジホルマ
ザンを測定するもので、試料中にSODあるいはSOD
様活性が存在すると、ジホルマザン形成が減少するの
で、その程度を阻害率としてSOD活性を求めるもので
ある。記憶能力試験、血液中の過酸化脂質量及びSOD
活性測定の結果を表4及び表5に示す。
験では単語記憶、数列記憶ともに投与前に比べ投与後が
優れており、能力改善効果が認められる。この記憶能力
改善効果を裏付けるように、投与後の血液中過酸化脂質
量は投与前に比して低下し、同じくSOD活性は上昇し
活性が高まっている。従って、本試験例は本発明組成物
に脳機能改善作用のあることを示している。
安定化効果試験 健常なボランティア8名(14〜68歳の女子6名、3
4歳及び40歳の男子2名)に、試験例2で得た250
mg入りカプセルを各人に1日4個ずつ、朝、夕の2回
に分けて2ケ月間投与し、投与前後の感情・心情面の状
態変化(例えば、落着き・安心/不安感・圧迫/切迫感
・高揚/抑鬱感・虚脱感・焦燥/イライラ感等の有
無)、身体面の状態変化(例えば、不眠/寝付けない・
頭痛/頭が重い等の有無)を各人に自己評価させ、記録
させた。その結果をまとめて以下に示す。
カプセル服用を開始した後、次第に気持ちが落着いて仕
事のみならず、何事にも気持を集中できるようになっ
た。 (2)男子(40歳,品質管理) 夜半、熟睡中に目が醒め、音楽を聞かないと寝付けない
ことが多かった。カプセルの服用後はそのようなことも
なく、安眠、熟睡できるようになった。 (3)女子(45、51、58歳,いずれも主婦) 長年、不眠症で悩んでいたが、カプセル服用を始めてか
らは良く眠れるようになり、不眠症が解消したと大変に
喜んでいる。
とも多かった。カプセルを飲み始めてからは気持に落着
を取り戻し、今では進んでカプセルを飲むようになっ
た。 (5)女子(21歳,無職) 数年の間拒食症・過食症を繰返し、両親を心配させてい
た。カプセル服用後は少しづつ落着きが出て、自動車運
転免許を取れる状態にまでなり、両親も非常に安心して
いる。 (6)女子(68歳,無職) イライラすることが多く、物事の判断も感情に左右され
勝ちだったのが、カプセルを飲み始めてからそのような
ことも無くなり、物事を公平に見られるようになった。
このカプセルは、今後の人生をより豊かに過ごすため
に、不可欠のものと信じている。
物を投与することにより、落着き・集中力等の獲得、維
持、イライラ感の解消、不眠症の解消等の諸効果が確認
された。これらの効果は、本発明に係る組成物の、ヒト
の脳及び神経系への作用に基くものと考えられる。
定結果を示す。
Claims (7)
- 【請求項1】 蕎麦種子の成分を有効成分とする老化の
予防及び/または治療用組成物。 - 【請求項2】 蕎麦の種子、蕎麦種子の抽出物または蕎
麦種子抽出物の分画物を含有する請求項1記載の老化の
予防及び/または治療用組成物。 - 【請求項3】 分子量1万以下である蕎麦種子抽出物の
分画物を含有する請求項2記載の老化の予防及び/また
は治療用組成物。 - 【請求項4】 脳機能改善作用を有する請求項1乃至3
のいずれかに記載の老化の予防及び/または治療用組成
物。 - 【請求項5】 痴呆症の予防及び/または改善作用を有
する請求項1乃至4のいずれかに記載の老化の予防及び
/または治療用組成物。 - 【請求項6】 アルツハイマー症候群の予防及び/また
は改善作用を有する請求項1乃至4のいずれかに記載の
老化の予防及び/または治療用組成物。 - 【請求項7】 過酸化脂質抑制作用、高脂血症改善作
用、中性脂肪低下作用及び/またはコレステロール低下
作用を有する請求項1乃至6のいずれかに記載の老化の
予防及び/または治療用組成物。
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