JP2000052448A - カーカスコードの貼付け装置およびタイヤの製造方法 - Google Patents

カーカスコードの貼付け装置およびタイヤの製造方法

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JP2000052448A JP10366363A JP36636398A JP2000052448A JP 2000052448 A JP2000052448 A JP 2000052448A JP 10366363 A JP10366363 A JP 10366363A JP 36636398 A JP36636398 A JP 36636398A JP 2000052448 A JP2000052448 A JP 2000052448A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ小型にして高速化を可能とし、ま
た、カーカスコードの繰出し作動を常に円滑かつ確実な
ものとする。 【解決手段】 コア1を周方向に割出し作動させなが
ら、その外周面上にカーカスコードをコア1の軸線方向
に延在させて貼着するものであり、アーム17の先端に
設けた糸道21をコア子午線方向に往復運動させる揺動
繰出し機構5を設けるとともに、糸道21の往復運動の
折返し部分で、カーカスコードを巻掛け支持するピンお
よび、そのピンに対する進出変位によってカーカスコー
ドの巻掛け部分をコア1に押付ける押圧部を有し、コア
1の割出し作動に伴ってその割出し方向へスイングする
とともに、前記ピンのコアからの離隔後に元位置に復帰
する押圧機構7を設けてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、製品タイヤの内
周面形状と対応するもしくはそれに近似する外周面形状
を有する、可撓性のまたは高剛性のコア上でカーカスを
自動的に形成するカーカスコードの貼付け装置およびそ
れを用いたタイヤの製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のカーカスコード貼付け装
置としては、たとえば特開平6−155628号公報に
開示されたものがある。これは、剛性コアを取り囲んだ
滑車上に装着されたエンドレスチェーンに固定したアイ
レットを用い、このアイレットをコアの外周面上でその
子午線方向に往復運動させて、その往路および復路のそ
れぞれで、コア外周面上にカーカスコードの弓形形成部
分を順次に並べて配置するものであり、カーカスコード
の折返し部分を、フォーク部材とハンマーとからなる押
圧装置をもってコアに圧着させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、かかる従来
技術にあっては、装置全体としての構造の複雑化および
大型化が余儀なくされる他、とくには、コードの折返し
部分もしくはその近傍部分に、相互の関連の下にともに
進退変位するフォーク部材およびハンマーのそれぞれ
を、相互に独立させて別個に配設することが必要となる
ことにより、押圧装置の構造および作動が複雑になるこ
とに加え、その押圧装置もまた大型化するという問題が
あり、しかも、エンドレスチェーンに取り付けたアイレ
ットに貫通して延びるカーカスコードに張力が作用した
場合に、そのエンドレスチェーンに捩れが生じて、チェ
ーンの円滑な作動が妨げられるという問題もあった。
【0004】この発明は、従来技術が抱えるこのような
問題点を解決することを課題として検討した結果なされ
たものであり、それの目的とするところは、装置の全体
構造を簡単にするとともに、装置の小型化および高速化
を実現し、また、カーカスコードの折返し部分の、コア
への適正なる貼着をもたらす押圧機構をも簡単な構造と
するとともに小型化し、さらには、カーカスコードの繰
出し作動を常に円滑かつ確実ならしめる、カーカスコー
ドの貼付け装置およびそれを用いたタイヤの製造方法を
提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明の、カーカスコ
ードの貼付け装置は、全体としてほぼドーナツ状をなす
コアを周方向に割出し作動させながら、その外周面上
に、糸道から繰出したカーカスコードをコアの子午線方
向に延在させて貼着するものであり、たとえば、回動も
しくは揺動アームとすることができるアームの先端に設
けた糸道を、コアの外周面に沿ってコア子午線方向に往
復運動させる揺動繰出し機構を設けるとともに、糸道の
往復運動の折返し部分で、進出姿勢にあってカーカスコ
ードの巻掛けを許容しそして支持するピンおよび、たと
えばそのピンを取り囲んで位置して、ピンに対する進出
変位によってカーカスコードの巻掛け部分、いいかえれ
ば折返し部分をコアに押し付ける押圧部を有し、コアの
割出し作動に伴ってその割出し方向へスイングするとと
もに、前記ピンの、コアからの離隔後に、スイング前の
元位置に復帰する押圧機構を設けたものである。
【0006】この装置では、揺動繰出し機構のアームの
回動もしくは揺動運動に基づいて、コアの割出し作用下
で、糸道を所定の角度範囲で往復運動させることで、揺
動繰出し装置それ自身についてはもちろん、それの駆動
手段をもまた簡単かつ小型のものとして、カーカスコー
ドを、コアの外周面上に、それの周方向に所定の間隔を
おいて直線状に配置することができる。
【0007】またここでは、糸道の往復運動に基づいて
カーカスコードに発生する折返し部分を、進出姿勢とし
たピンに巻掛けて支持することで、糸道の往復変位に当
たっても、その折返し部分を所期した通りに維持するこ
とができ、そして、そのピンに対して進出変位する押圧
部をもって、その折返し部分をコアに押し付けて、その
折返し部分をコアに密着させることで、そこへの乱れの
発生を十分に防止することができる。
【0008】ここで、ピンと押圧部とを、たとえば、進
退ロッドの先端に押圧部を取り付けるとともに、その押
圧部に、ピンを進出方向に付勢して取り付けた相対関係
とし、進退ロッドの第1段階の進出によってピンのコア
への当接をもたらし、第2段階の進出によって押圧部の
コアへの当接をもたらす場合には、押圧機構の主要部分
の構成および作動を極めて単純化し、併せてその部分を
十分に小型化することができる。
【0009】しかも、ここにおける押圧機構は、ピンも
しくは押圧部の、コアへの当接状態の下でのそのコアの
割出し作動に伴ってその割出し方向へスイングすること
ができるので、先に述べたピンおよび押圧部を、この割
出し作動中にも機能させることができ、その結果とし
て、タクトタイムが有効に短縮されることになる。
【0010】ところで、このような装置においてより好
ましくは、揺動繰出し機構および押圧機構のそれぞれを
一の駆動モータに連結し、これによって、装置の一層の
小型化および低廉化をもたらす。
【0011】また好ましくは、糸道の開口近傍に、そこ
から繰出されるカーカスコードの案内ローラを配設す
る。これによれば、カーカスコード、とくには引張力の
作用状態にあるカーカスコードの繰出しを、その案内ロ
ーラの回転によって十分円滑ならしめることができる。
【0012】この一方で、糸道を、コアの外周面に近接
させて往復運動させる場合には、前記案内ローラを、カ
ーカスコードの圧着ローラとしても機能させることによ
り、カーカスコードの直線状延在部分で、糸道から繰出
されたそのカーカスコードをコア外周面上に直ちに、か
つ確実に貼着させることができる。
【0013】なお、以上のような装置の揺動繰出し機構
は、糸道をコア外周面から比較的離れた位置で往復運動
させるものとすることの他、上述したように、糸道をコ
ア外周面に近接させて往復運動させるとともに、カーカ
スコードを、糸道から繰出しつつコア外周面に貼着させ
るものとすることもでき、前者の機構によれば、カーカ
スコードの配設をより高速で行うことが、そして、後者
の機構によれば、カーカスコードのより確実な貼着が可
能となる。
【0014】ここで、前者の揺動繰出し機構を採用する
場合には、糸道から繰出したカーカスコードを、コアの
外周面上の所定位置に案内するガイドプレートを設ける
ことが好ましく、これによれば、糸道の移動速度、ひい
ては、カーカスコードの繰出し速度を一層速めてなお、
そのカーカスコードを所期した位置に正確に配設するこ
とができる。
【0015】そしてまた、装置の揺動繰出し機構は、糸
道の往復運動経路を、糸道を設けたアームの、カム溝へ
の掛合によって特定するものとする他、糸道を設けたク
ランク状の回動アームの、回動中心から糸道までの半径
距離によって特定するものとすることもでき、前者の機
構によれば、とくに、糸道から繰出されたカーカスコー
ドを、コアの外周面に直接的に貼着させるに当たり、た
とえば圧着ローラによるカーカスコードの押圧反力を、
カム溝によって有効に支持し得る利点があり、後者の機
構によれば、とくに、糸道をコア外表面から離隔させて
往復運動させる場合に、運動速度をさらに高めることが
可能となる。
【0016】かかる揺動繰出し機構は、モータにクラン
クを介して連結したコネクティングロッドにより、所要
の角度範囲にわたって回動される大歯車および、この大
歯車に噛合する小歯車を具える駆動手段に連結すること
が好ましく、これによれば、駆動系の構造を簡単に、そ
して駆動系それ自体を小型にすることができる。
【0017】このような駆動手段を用いる場合には、糸
道を設けたクランク状の回動アームに前記小歯車を直接
に取り付けることで、そのアームを所定の角度範囲にわ
たって回動運動させることができる。また同様の場合
に、揺動繰出し機構に、糸道を設けたアームと前記小歯
車との間接的な駆動連結をもたらしてその糸道を往復運
動させるヨークを設けることもでき、この場合には、ヨ
ークに設けた長孔が許容する範囲内で、アームおよび糸
道を、ヨークの支点に対して半径方向内外へ移動させる
ことが可能となるので、そのアームを、前述したように
カム溝に掛合させた場合にあっても、糸道に所期した通
りの往復運動を行わせることができる。
【0018】この一方で、装置の押圧機構においては、
ピンおよび押圧部を取り付けたベースプレートを、コア
軸線と直交する向きのヒンジピンによって固定部材に枢
支して、たとえば水平面内でスイング可能ならしめ、ま
た、コアの割出し作動に伴ってその割出し方向にスイン
グしたベースプレートの、元位置への復帰手段を設ける
ことが好ましい。この復帰手段は、たとえば、カム、リ
ターンスプリング等にて構成することができるが、これ
らのいずれにあっても、ベースプレートの戻りすぎを阻
止するストッパ等を設けることが好適である。
【0019】そしてまた、このようなベースプレートを
設けた場合には、そのベースプレート上に、コアに対し
て進退変位可能なロッドを後退方向に付勢して配設し、
このロッドの先端に押圧部を設けるとともに、その押圧
部内に、ピンを進出方向に付勢して配設することが好ま
しく、これによれば、ピンと押圧部とを簡単な構造をも
って同軸上にコンパクトに構成することができ、しか
も、ロッドの進退作動のみにてピンおよび押圧部を所期
した通りに機能させることができる。
【0020】ところで、ロッドの進退作動は、共通のモ
ータの出力軸に、ロッドの後端に当接するカムを設ける
ことにより行うことができる。なお、ベースプレート
の、前述したようなスイング状態の下での、ピンおよび
押圧部の少なくとも一方の進出作動または、進出状態へ
の維持は、上記カムを、ユニバーサルジョイントの作用
下でベースプレートのスイングに追従させることによっ
て対処することができる。
【0021】ここで、この発明のタイヤの製造方法は、
カーカスコードを、ほぼドーナツ状をなすコアの外周面
上に、それの全体にわたって連続させて貼付け、その上
に、ビードリング、トレッドゴム、その他の補強部材お
よびゴム部材を装着してタイヤを成型するに当たって、
カーカスコードを、コアの周方向割出し作動に基づい
て、コアの子午線方向の一端から他端に、また、その他
端から一端に向けて直線状に延在させて配設するととも
に、各端部でのカーカスコード折返し部分をピンに巻き
掛けて支持し、その後、ピン上のその折返し部分を、ピ
ンに対して進出変位させた押圧部でコアに貼着するもの
である。
【0022】なお、ここにおける、コアの周方向割出し
作動は、押圧部の進出変位下で、その押圧部の、コアと
同方向への変位をもたらしながら行うことができ、ま
た、その割出し作動を、カーカスコードの折返し部分の
形成に先だって、ピンの、コアと同方向への変位をもた
らしながら行ない、その割出し作動の終了後に、前記折
返し部分を形成することもできる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下にこの発明の実施の形態を図
面に示すところに基づいて説明する。図1はこの発明の
実施の形態を示す略線斜視図であり、これは、糸道を、
コア外周面から比較的離れた位置で往復運動させるもの
である。
【0024】図中1は、全体としてほぼドーナツ状をな
すコアを示し、このコア1は、図では矢印Aで示す方向
へ所定角度ずつ割出し作動される。また3は、各機構に
共通の駆動源としての一のギァードモータを示し、この
ギァードモータ3の出力は、揺動繰出し機構5および押
圧機構7のそれぞれに伝達される。なお、図に示すとこ
ろからは明らかではないが、押圧機構7は、コア1の両
側部に配設する。
【0025】これがため、ここでは、ギァードモータ3
の出力軸を、クランク9および、二個のユニバーサルシ
ョイント11を介して、各押圧機構7の後述する二個の
カムに駆動連結し、併せて、そのクランク9に連結した
コネクティングロッド13を介して大歯車15に連結
し、そしてこの大歯車15を、揺動繰出し機構5の、ク
ランク状をなす回動アーム17に取り付けた小歯車19
に噛合させる。なおこのような駆動系において、必要が
ある場合には、減速機、歯車等を中間部に適宜に介装す
ることができる。
【0026】ところで、図に示すところでは、クランク
9のアーム長さ、大歯車直径等の選択により、たとえ
ば、クランク9の一回転によって、大歯車15を±60
°の角度範囲で回動させることができ、また、大歯車1
5と小歯車19との歯数比を2:1とすることで、クラ
ンク9の一回転を、小歯車19の±120°の角度範囲
の回転運動に変換することができる。
【0027】ここで、揺動繰出し機構5は、ほぼクラン
ク状をなす回動アーム17の、図では後方側の回動中心
に対し、前方側部分を所要距離偏心させて位置させると
ともに、その先端に、図2に示すところから明らかなよ
うな糸道21を設けてなる。なお、ここにおける偏心量
は、たとえば、コア1の子午線断面内の外輪郭形状が円
弧形状である場合には、コア外周面の極く近傍で糸道2
1が往復運動するよう選択することができる他、コア1
の前記外輪郭形状が単純な円弧形状であると否とにかか
わらず、糸道21がコア外周面から比較的離れた位置で
往復運動するよう選択することもできる。またここで
は、回動アーム17を中空構造とすることで、その全体
をカーカスコードの案内部材として機能させて先端開口
部分を糸道21としているも、回動アーム17の先端部
分に別体構成の糸道を取り付けることも可能である。
【0028】ところで、糸道21からのカーカスコード
の繰出しは図2(a)に示すように直接的に行うことも
可能であるが、図1および図2(b)に示すように、糸
道21の近傍に配設されて糸道21の往復運動に際して
自由に回転する一対の案内ローラ23を介して行うこと
もでき、後者によれば、引張力の作用下でのカーカスコ
ードの繰出しをより円滑に行うことができる。
【0029】揺動繰出し機構5をこのように構成した場
合には、ギァードモータ3の回転運動に基づく、たとえ
ば、大歯車15の±60°の回動運動および、小歯車1
9の±120°の回動運動により、糸道21は、図3
に、コア1の子午線断面図とともに示すように、アーム
17の後方側の回動中心Oの周りで、それに対する偏心
量Rを半径として、コア外周面から比較的離れた位置
で、±120°の角度範囲にわたって往復運動すること
ができ、これによりその糸道21から繰出されたカーカ
スコードは、コア1の所要の一端から他端まで、子午線
方向に直線状に延在させて配置されることになる。
【0030】糸道21をこのように往復運動させる場合
には、その糸道21の移動速度、ひいては、糸道21か
らのカーカスコードの繰出し速度が、往動から復動、ま
たは復動から往動に変わる部分でとくに遅くなるので、
後述する押圧機構のピンをもって、そのカーカスコード
の折返し部分を巻き掛け支持するに際してのカーカスコ
ードの破断のおそれを十分に取り除くことができる。
【0031】このように、糸道21をコア外周面から離
れた位置で往復運動させる場合には、図4に示すよう
に、その糸道21とコア外周面との間にガイドプレート
25を配設することができ、たとえば二枚一対のガラス
板25aその他を所定の間隔で配置してなるこのガイド
プレート25によれば、その内周面をコア1の外周面に
沿わせて、また好ましくは、外周面を糸道21の運動軌
跡に沿わせてそれぞれ形成することで、糸道21をより
高速で往復運動させて、カーカスコードcaに、コア周
方向のうねり等が生じたり、糸道21の移動経路にばら
つきが生じたりしても、そのカーカスコードcaをコア
外周面上の所要位置に正確に案内することができる。
【0032】ここで、一対のガラス板25aにてガイド
プレート25を構成する場合には、それらの間隔を、少
なくとも外周縁近傍部分では、カーカスコードcaの太
さより幾分大きくすることが好ましい。なお、ガイドプ
レート25は、一枚のガラス板その他の剛性板にて構成
することもでき、この場合は、糸道21から繰出された
カーカスコードcaは、そのガイドプレート25の一方
の側面に案内されてコア外周面の所要位置に達すること
になる。
【0033】図5は、この発明に係る装置の他の実施形
態、なかでも揺動繰出し機構を示す要部略線斜視図であ
り、図6はそれの駆動系までを示す部分断面図である。
【0034】ここに示す揺動繰出し機構31では、後端
を球面軸受33を介して固定部材に連結したアーム35
の先端に、前述したと同様の糸道37を設けるととも
に、そのアーム35の前方側部分35aを、ヒンジ部3
5bの作用下で、コア1の外周面に接近する方向に回動
可能ならしめるとともに、その前方側部分35aを、図
6に示すようなコイルばね、鋏形ばねその他とすること
ができるばね手段39をもってコア1の外周面側に付勢
する。またここでは、このようなアーム35を、後述す
る駆動手段によって支点の周りに回動運動されるヨーク
41の長孔41aに掛合させるとともに、ヨーク41の
長さ方向に延在させて設けたその長孔41a内で変位自
在とする。この一方で、アーム35の、ヨーク41への
掛合部より前方部分を、固定カム板43に形成されて、
好ましくは、コア1の子午線断面輪郭線とほぼ相似形状
をなすカム溝45に、カムフォロア47を介して掛合さ
せ、これによって、前記ヨーク41の回動運動に基く、
アーム35、ひいては、糸道37の往復運動経路を特定
する。ここで、固定カム板43は、コア1の子午線方向
に延在してコア1の外周面から幾分の間隔をおいて位置
する。
【0035】ところで、糸道37の開口近傍には、先に
述べたと同様の一対の案内ローラ49を配設し、これら
の案内ローラ49により、カーカスコードcaの繰出し
を円滑ならしめるとともに、それらの両案内ローラ49
を、ばね手段39の作用によってコア外周面に所要の力
で押圧することで、糸道37の往復運動に伴ってそこか
ら繰出されるカーカスコードcaの、コア外周面への圧
着、ひいては、貼付けを可能ならしめる。従って、この
場合には案内ローラ49は圧着ローラとして機能するこ
とになる。
【0036】なお、このような一対の案内ローラ49
は、糸道37の開口中心の周りに一体的に回動し得るよ
う構成することも可能であるが、図示のように、アーム
35に固定もしくは固着したカムフォロア47の作用下
で、それの前方側部分35aが、ばね手段39によって
常にコア1の外周面側に付勢されるように、アーム35
の往復運動姿勢をコントロールする場合には、このこと
は必ずしも必要ではない。
【0037】そして、ここにおける駆動手段は、前述の
場合と同様に、ギァードモータ3の出力軸を、クランク
9およびコネクティングロッド13を介して大歯車15
に連結するとともに、この大歯車15を小歯車19に噛
合させることによって構成することができ、その小歯車
19の出力軸上に前記ヨーク41を取付けることで、そ
のヨーク41は、出力軸の軸芯の周りに所要の角度範囲
で回動することができる。
【0038】図7は、このような駆動系の作動と、揺動
繰出し機構31の作動との関連を示す模式図であり、た
とえば、クランク9の作動によって、大歯車15が±6
0°回動し、それに噛合する小歯車19が±120°回
動するとした場合、ヨーク41もまた、小歯車19の出
力軸とともに±120°の角度範囲で回動し、その結果
として、糸道37もまた、コア1の外周面に沿って、±
120°の角度範囲で往復運動することになり、案内ロ
ーラ49は、その角度範囲のほぼ全体にわたって、カー
カスコードcaをコア外周面に貼付けることになる。
【0039】図8は、後に詳述する押圧機構の構成およ
び作動を考慮して、上記揺動繰出し機構31のこのよう
な作動を、それと押圧機構との干渉のおそれなしにより
円滑に、かつ確実に行わせるべく、カム機構に改善を加
えたものである。
【0040】このカム機構は、図5に示すところに加
え、カム溝45の、半径方向内端部分を拡幅部分45a
とし、この拡幅部分45aの外側、いいかえれば、コア
1から離れた側で、カム板43に、上下に長いほぼ眉形
状のカム51の中間部分を枢支するとともに、そのカム
51を、下端部がカム溝45に近づく向きの所定の傾斜
姿勢となるようにばね付勢し、さらに、アーム35の中
間分岐部の先端に、カム51の周面に接触する補助カム
フォロア53を設けたものである。
【0041】このような構成によれば、カムフォロア4
7がカム溝45に案内されてそれの拡幅部分45aの下
端に達するに際し、拡幅部分45aの近傍にては、図9
(a)に示すように、補助カムフォロア53が、カム5
1のカム溝側表面に案内されることに基いてカムフォロ
ア47は拡幅部分45aの内周側縁に倣って下降変位さ
れ、この結果として、案内ローラ49による、コア外周
面へのカーカスコードの貼付けが継続される。
【0042】この一方で、カムフォロア47が拡幅部分
45aの下端から上昇変位するに当っては、カム51が
ばねの作用によって所定の傾斜姿勢に復帰することによ
り、補助カムフォロア53は、図9(b)に示すよう
に、カム51の、カム溝45から離れた側の表面に案内
されることになり、カムフォロア47は、拡幅部分45
aの外周側縁に倣って上昇変位されることになる。従っ
て、拡幅部分45aの形成領域内では、案内ローラ49
は、その拡幅部分45aの幅に応じた距離だけコア外周
面から離隔して上昇することになり、その間は、カーカ
スコードの貼付けは行われない。
【0043】なお、案内ローラ49のコア外周面からの
このような離隔を確実ならしめるためには、図6に関連
して述べたばね手段39の作用に制限を加え、アーム3
5の前方側部分35aが、アーム本体部分に対して所定
の角度以上には折れ曲がらない構成とすることが必要で
ある。
【0044】図10は、コアのそれぞれの側部に配設さ
れる押圧機構の斜視図であり、この押圧機構7は、先に
述べたいずれの揺動繰出し機構5、31にも適用し得る
ものである。
【0045】図中55は、機構部を支持するベースプレ
ートを示し、このベースプレート55は、コア1から離
れた後端部を、コア軸線と直交する方向に延びるヒンジ
ピン57によって固定部材59に枢支することにより、
その前端側を、コア1の割出し作動方向A側へ、図では
実質的に水平な面内でスイングさせることができる。し
かるに、このベースプレート55の、前記割出し作動方
向Aとは逆方向へのスイングは、図示しないストッパ等
によって阻止される。
【0046】ここでは、かかるベースプレート55上
に、好ましくは回り止めを施したロッド61を、軸受け
63を介して、コア1に対して進退変位可能に支持する
とともに、そのロッド61を、たとえばコイルばね65
をもって後退方向へ付勢する。そしてこのロッド61の
先端には全体としてほぼシリンダ状をなす押圧部67を
取付け、さらにこの押圧部内に、進出方向へばね付勢し
たピン69を配設する。
【0047】ここで好ましくは、ロッド61とピン69
との両者の軸線を、ピン軸線に対してロッド軸線がコア
1の割出し作動方向A側へ幾分偏った相対姿勢とし、ま
た好ましくは、押圧部67の後端部の、少なくとも、上
記割出し作動方向Aとは反対側のショルダ部分を、角を
落とて丸みを付けたいわゆるラウンドショルダとする。
【0048】またここでは、このような押圧部67およ
びピン69の所要に応じた進退変位をもたらすべく、ロ
ッド61の後端に設けたカムフォロア71を、たとえ
ば、図1に示すギァードモータ3の出力軸に、クランク
9およびユニバーサルジョイント11を介して連結した
カム73の周面を接触させる。なおこのカム73は、駆
動軸73aを図示しない軸受けをもって固定部材側に支
持することで、所定の位置に位置決めされる。
【0049】かかるカム73は、ロッド61の押圧によ
って押圧部67およびピン69のそれぞれを進出変位さ
せて、ピン69をコア側面に当接させるとともに、その
ロッド61のさらなる押圧によって、ピン69に対する
押圧部67の進出変位をもたらし、ついには、その押圧
部67の先端面をもコア1の側面に当接させるべく機能
する。
【0050】ところで、カム73のこのような機能は、
図示のような、ベースプレート55のスイング前の状態
のみならず、それのスイング中およびスイング後におい
てもなお、継続することが必要になるので、ここでは、
カム73の厚みを十分厚くして、カムフォロワ71の、
カム表面への常時の接触を、カム73の厚み方向へのカ
ムフォロワ71の相対変位をもって担保することで、カ
ム73を、ベースプレート55のスイング運動に対応可
能ならしめる。
【0051】なおここで、押圧部67のコア側面への当
接はそもそも、先に述べた揺動繰出し機構5,31によ
って繰出されたカーカスコードcaのU字状の折返し部
分を、コア1の外周面に確実に貼付けるための必須の工
程であるも、この場合、通常はコア1の外周面にコーテ
ィングされるインナーライナーゴムおよびカーカスコー
ドcaのコーティングゴム等のゴム種によっては、押圧
部67による単なる押圧のみにてはゴムコーティングさ
れたカーカスコードcaを、そのインナーライナーゴム
に十分な強度をもって貼着させ得ないおそれもあるの
で、そのようなときには、図11に示すように、押圧部
67を、たとえば遠赤外線ヒータとすることができる固
定式の外部加熱手段75をもって予め加熱することで、
直接的には、カーカスコードコーティングゴムの、イン
ナーライナーゴムへの貼着力を高めることが好ましい。
また、このような固定式外部加熱手段75を用いる場合
には、ゴムコーティングカーカスコードcaのU字状の
折返し部分を一時的に巻掛け支持するピン69を不要に
加熱するおそれがほとんどなく、併せて、配線等の切断
のおそれもない。
【0052】そしてさらには、コア側部へのピン69
の、または、ピン69および押圧部67の当接下でのコ
ア1の割出し作動に起因して、ベースプレート55が、
それらのピン69および押圧部67とともにその割出し
方向へスイングした後、より正確には、そのスイングの
後における、押圧部67およびピン69の作用の終了後
の、ベースプレート55の、図10に示す元位置への復
帰は、たとえば、ベースプレート55のスイング作動を
阻害しない程度の比較的小さいばね力のリターンスプリ
ングの作用に基き、押圧部67およびピン69がともに
コア外周面から離隔した後に、そのベースプレート55
を、たとえばストッパに当接する位置まで引き戻すこと
によって行うことができる他、図12に示すように、カ
ム73の作動、ひいては押圧部67およびピン69の作
動とタイミングを合わせて作動するカム77によってベ
ースプレート55を積極的に押し戻すことにより行うこ
ともでき、この後者の場合のカム77の作動は、ロッド
61の作用をもたらすカム73の駆動軸73aに歯車対
79を介して駆動連結した被動軸77aを、かさ歯車対
81によってカム77に連結することによって行わせる
ことができる。
【0053】このように構成してなる押圧機構7は、た
とえば以下のようにして機能させることができる。図1
または図5に示す揺動繰出し機構の作用下で、糸道21
もしくは37から繰出したカーカスコードcaを、その
コア1の子午線方向の一端から他端に、また、その他端
から一端に向けて直線状に延在させて配設するに当っ
て、コア1の周方向割出し作動に基いて、上記各端部に
発生する、カーカスコードcaのU字状の折返し部分を
コア外周面に適正に、かつ確実に貼付けるべく、ここで
ははじめに、たとえば糸道21から繰出されたカーカス
コードcaが、図13(a)および(b)に部分略線平
面図および部分略線側面図で示すように、子午線方向の
一端に達した後、カム73の作動に基いて、押圧部67
およびピン69を、図14(a)に示すような後退姿勢
から、図14(b)に示すように進出変位させて、ピン
69をコア外周面に当接させる。図15(a),(b)
はこの状態を示す図13と同様の図であり、ここでは、
カーカスコードcaは、相互にオフセットして位置する
ロッド61とピン69との間に延在することになる。
【0054】その後は、糸道21を、進出状態にある押
圧部67の背面側を経て、それの往路とほぼ同一の経路
を辿って復動変位させ、この復動変位に伴って繰出され
るカーカスコードcaを、押圧部67のラウンドショル
ダ上に滑らせることにより、図16に示すように、カー
カスコードcaにU字状の折返し部分を形成するととも
に、その折返し部分の、ピン69への巻掛けをもたら
す。
【0055】ところで、カーカスコードcaの、ピン6
9へのこのような巻掛けを実現するに当り、そのカーカ
スコードcaを、図5に示すような揺動繰出し機構31
により、案内ローラ49をもってコア外周面に貼着させ
つつ配設する場合には、たとえば案内ローラ49の往路
では、その案内ローラ49を、図9(a)に関連して述
べたカム溝45の作用下で、子午線方向の一端に達する
まで、図17(a)にコアの子午線方向の略線断面図で
示すように、コア外周面に接触もしくは十分接近させて
変位させ、そして、図17(b)に示すような、コア外
周面へのピン69の当接後の、案内ローラ49の復動変
位に際しては、図9(b)について述べたようなカム溝
45の作用に基き、図17(c)に示すように、案内ロ
ーラ49を、押圧部67の背後を経て変位させ、これに
より、押圧部67のラウンドショルダの作用下で、カー
カスコードcaの折返し部分を、図16に示すようにピ
ン69に巻掛ける。
【0056】従って、カーカスコードcaのU字状折返
し部分の、ピン69への巻掛けは、揺動繰出し機構が図
1に示すものであると、図5に示すものであるとの別な
く、ほぼ同様に行われることになる。
【0057】なお図18(a),(b),(c)はこれ
らの一連の工程を示す略線断面斜視図であり、糸道37
から繰出されたカーカスコードcaは、それを挟んで位
置する一対の案内ローラ49のいずれか一方によってコ
ア外周面に適宜貼着されることになる。なお、図中83
は、コア1の両側部に予め配設したビードコードを示
す。
【0058】なお、図5に示す揺動繰出し機構31で
は、案内ローラ49の、その後に続く復動変位は、これ
もカム溝45の作用下で、図17(d)に示すように、
コア外周面に接触させた状態にて行われ、繰出されたカ
ーカスコードcaの、コア外周面への十分なる貼着が確
保されることになる。
【0059】以上のようにして、ピン69へのカーカス
コードcaの巻掛けを行った後は、図14(c)に示す
ように、カム73をもって、予め加熱したまたは否加熱
の押圧部67を、ピン69のための圧縮ばね69aのば
ね力に抗してさらに進出変位させ、これにより、ピン6
9に加えて、その押圧部67の先端面をもまたコア外周
面に当接させる。
【0060】図19はこのことを示す略線平面図および
略線側面図であり、ここでは、押圧部67を上述のよう
にしてコア外周面に当接させるに際し、その押圧部67
は、ピン69に巻掛け支持されている、カーカスコード
caの折返し部分を伴ってコア外周面に十分大きな力で
当接することになり、この結果として、カーカスコード
折返し部分のコア外周面への所要の貼付けが行われるこ
とになる。
【0061】ここで、押圧部67による、カーカスコー
ド折返し部分のこのような貼付けを確実なものとすると
ともに、糸道21のその後の復動運動に起因する、コー
ドの乱れ等の発生のおそれを十分に除去するためには、
押圧部67による上述のようなコード押圧を、糸道21
の復動運動経路の確保のための、コア1の割出し作動の
終了に至るまで継続するこが好適であるので、ここで
は、押圧部67およびピン69の、図14(c)に示す
ようなコア1への当接状態を維持したままで、コア1に
所定量の割出し作動を行わせる。この場合、押圧部67
およびピン69はともに、コア外周面に対し、大きな摩
擦力で接触しているので、コア1のその割出し作動に伴
って、それら、ひいては、それらを支持するベースプレ
ート55は、図10に矢印Bで示すように、ヒンジピン
57の周りで、上記割出し作動方向へ、その割出し作動
量と対応する量だけスイングすることになる。
【0062】図20は、コア1のこのような割出し作動
の終了後の状態を示す図であり、その割出し作動によっ
て、常に一定位置で往復運動を行う糸道21の、往動経
路から所定の間隔をおく復動経路が確保されることにな
る。
【0063】しかる後は、糸道21に、図21に示すよ
うな復動運動を行わせ、その復動運動の終端位置にて、
上述したところと同様の工程を繰返す。
【0064】この一方で、一のコード折返し部分に対す
る所要の貼着作業を終えた押圧機構7は、それの押圧部
67およびピン69のそれぞれを、カム73の作用下
で、図14(a)に示す元位置に後退変位させるととも
に、スイング状態にあるベースプレート55を、たとえ
ば他のカム77をもって、スイング前の姿勢に復帰させ
ることで、次の作業を待機することができる。
【0065】以上、コア1の割出し作動を、図19に示
すように、押圧部67およびピン69の両者をともにコ
ア外周面に当接させた後に行う場合について説明した
が、その割出し作動を、図15に示すように、ピン69
だけをコア外周面に当接させた状態の下にて行うことも
でき、後者によれば、糸道21の復動経路がより早期に
確保されることから、その糸道21の復動運動を、前者
に比して早いタイミングで開始することができ、これに
より、サイクルタイムの短縮が可能となる。
【0066】しかも後者によれば、押圧機構7のロッド
61の軸線と、ピン69の軸線とをオフセットさせるこ
とは必ずしも必要ではなく、また、コア1の割出し作動
量との関連において、押圧部67の後端部ショルダ部分
のラウンドショルダ化を省略することも可能となり、こ
のことによつてもなお、カーカスコードcaのU字状折
返し部分の、ピン69への巻掛けが可能となる。
【0067】図22〜24は、以上に述べた各種機構部
の基本構造を組込んでなる装置の全体を示す図であり、
コア1の、所定角度毎の割出し作動は、図22に正面図
で示すように、それの支持軸85を、掛脱自在のカップ
リング87を介して、たとえばサーボモータ89に連結
することによって実現することができる。
【0068】またこのコア1は、それに対する事前の、
または事後の処理を可能ならしめるべく、カップリング
87の離脱下で、直動ガイド91の作用によって紙面と
直交する方向へ、たとえば揺動繰出し機構93、押圧機
構95等ととも水平移動させることができる。
【0069】ここで、揺動繰出機構93の駆動系は、図
23に示すように、ベースフレーム97上に配設したギ
ァードモータ3の出力軸をクランク9およびコネクティ
ングロッド13を介して大歯車15に連結し、そして、
その大歯車15に噛合させた小歯車19を、回動アーム
17に連結することによって構成することができ、これ
によって回動アーム17は、図1に示すものと同様に作
動することができる。
【0070】一方、ここに示す押圧機構95の駆動系
は、先に述べたところとは幾分相違するものであり、ギ
ァードモータ3の出力軸に設けた歯車99に歯車101
を噛合させるとともに、この歯車101に連結したたと
えばプーリ103をベルト105を介して、カム73の
駆動軸73aに取付けたプーリ107に連結したもので
ある。この駆動系によれば、先に述べたユニバーサルジ
ョィント11を不要ならしめることができる。なお、、
図示のプーリ103,107とベルト105との組合わ
せ構造は、鎖伝動構造に変更することも可能である。
【0071】そしてさらに、ここにおける揺動繰出し機
構93のコード繰出し部は、図24に示すところから明
らかなように、支持台109上で回動されるアーム17
の先端に、ブロック111を介してコード通路113を
取付け、このコード通路113の先端の糸道115を隔
てて一対の案内ローラ117を配設するとともに、コー
ド通路それ自体を、ブロック111内に配置したばね手
段119をもって図の下方へ付勢し、併せて、ブロック
111の前後を、それぞれのカムフォロア121,12
3を介して、固定カム板125,127に設けたそれぞ
れのカム溝129,131に掛合させるとともに、その
ブロック111の中間部を、そこに固定したブラケット
133およびコードガイド135を介して配設したロー
ラ137をもって、先端側固定カム板125の外周面に
掛合させてなり、前記ばね手段119は、案内ローラ1
17のコア外周面への、好ましくは常時の当接をもたら
すべく機能し、また、カムフォロア121,123、ロ
ーラ137その他は、ブロック111、ひいては糸道1
15の、所期した通りの正確な移動を担保する。
【0072】
【発明の効果】以上に述べたところから明らかなよう
に、この発明によれば、揺動繰出し機構および押圧機構
のそれぞれをともに、簡単な構造の小型なものとするこ
とで、装置全体の小型化および高速化を十分に実現する
ことができ、また、それらの両機構の作動を常に円滑な
らしめて、コア外周面上へのカーカスコードの繰出し配
置および、カーカスコードの折返し部分の、コア外周面
への貼着を、所期した通りに確実に行わせて、コードの
乱れ等の発生を十分に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施形態を示す略線斜視図であ
る。
【図2】 カーカスコードの繰出し態様を示す斜視図で
ある。
【図3】 コアの子午線断面に対する糸道の揺動領域を
示す図である。
【図4】 ガイドプレートおよびそれの適用状態を示す
図である。
【図5】 この発明の他の実施形態を示す要部略線斜視
図である。
【図6】 図5に示す装置の駆動系までを示す部分断面
図である。
【図7】 図6に示す装置の駆動系の作動と、揺動繰出
の機構の作動との関連を示す模式図である。
【図8】 カム機構の改善例を示す要部斜視図である。
【図9】 図8に示すカム機構の作動説明図である。
【図10】 押圧機構の斜視図である。
【図11】 押圧部の加熱状態を例示する斜視図であ
る。
【図12】 ベースプレートの戻しカム機構を示す略線
斜視図である。
【図13】 コア子午線方向の一端へのカーカスコード
の配設状態を示す略線平面図および略線側面図である。
【図14】 押圧機構の作用を示す要部断面図である。
【図15】 押圧機構のピンの作用を示す図13と同様
の図である。
【図16】 コード折返し部分のピンへの巻掛け状態を
示す図13と同様の図である。
【図17】 図5に示す装置の案内ローラの移動経路を
示す工程図である。
【図18】 図17に示す工程の略線断面斜視図であ
る。
【図19】 押圧機構の押圧部の作用を示す図13と同
様の図である。
【図20】 糸道の復動経路の確保状態を示す図13と
同様の図である。
【図21】 糸道の復動経路を示す図13と同様の図で
ある。
【図22】 装置の全体を示す正面図である。
【図23】 駆動系を示す拡大側面図である。
【図24】 コード繰出部を示す拡大側面図である。
【符号の説明】
1 コア 3 ギァードモータ 5,31,93 揺動繰出し機構 7,95 押圧機構 9 クランク 11 ユニバーサルジョイント 13 コネクティングロッド 15 大歯車 17 回動アーム 19 小歯車 21,37,115 糸道 23,49,117 案内ローラ 25 ガイドプレート 25a ガラス板 33 球面軸受 35 アーム 35a 前方側部分 35b ヒンジ部 39,119 ばね手段 41 ヨーク 41a 長孔 43,125,127 固定カム板 45,129,131 カム溝 45a 拡幅部分 47,121,123 カムフォロア 51 カム 53 補助カムフォロア 55 ベースプレート 57 ヒンジピン 59 固定部材 61 ロッド 63 軸受け 65 コイルばね 67 押圧部 69 ピン 71 カムフォロア 73 カム 73a 駆動軸 75 外部加熱手段 77 カム 77a 被動軸 79 歯車対 81 かさ歯車対 83 ビードコード 85 支持軸 87 カップリング 89 サーボモータ 91 直動ガイド 97 ベースフレーム 99,101 歯車 103,107 プーリ 105 ベルト 109 支持台 111 ブロック 113 コード通路 133 ブラケット 135 コードガイド 137 ローラ ca カーカスコード

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全体としてほぼドーナツ状をなすコアを
    周方向に割出し作動させながら、その外周面上に、糸道
    から繰出したカーカスコードをコアの子午線方向に延在
    させて貼着する装置であって、 アームの先端に設けた糸道を、コアの外周面に沿ってコ
    ア子午線方向に往復運動させる揺動繰出し機構を設ける
    とともに、 糸道の往復運動の折返し部分で、カーカスコードを巻掛
    け支持するピンおよび、そのピンに対する進出変位によ
    ってカーカスコードの巻掛け部分をコアに押し付ける押
    圧部を有し、コアの割出し作動に伴ってその割出し方向
    へスイングするとともに、前記ピンのコアからの離隔後
    に元位置に復帰する押圧機構を設けてなるカーカスコー
    ドの貼付け装置。
  2. 【請求項2】 揺動繰出し機構および押圧機構のそれぞ
    れを一の駆動モーターに連結してなる請求項1に記載の
    カーカスコードの貼付け装置。
  3. 【請求項3】 糸道の近傍に、そこから繰出されるカー
    カスコードの案内ローラを配設してなる請求項1もしく
    は2に記載のカーカスコードの貼付け装置。
  4. 【請求項4】 糸道をコア外周面から比較的離れた位置
    で往復運動させる揺動繰出し機構を設けてなる請求項1
    〜3のいずれかに記載のカーカスコードの貼付け装置。
  5. 【請求項5】 糸道から繰出されたカーカスコードをコ
    ア外周面上へ案内するガイドプレートを設けてなる請求
    項4に記載のカーカスコードの貼付け装置。
  6. 【請求項6】 糸道をコア外周面に近接させて往復運動
    させるとともに、カーカスコードを、糸道から繰出しつ
    つコア外周面に貼着する揺動繰出し機構を設けてなる請
    求項1〜3のいずれかに記載のカーカスコードの貼付け
    装置。
  7. 【請求項7】 糸道の往復運動経路を、糸道を設けたア
    ームの、カム溝への掛合によって特定する揺動繰出し機
    構を設けてなる請求項1〜6のいずれかに記載のカーカ
    スコードの貼付け装置。
  8. 【請求項8】 糸道の往復運動経路を、糸道を設けたク
    ランク状の回動アームの、回動中心から糸道までの半径
    距離によって特定する揺動繰出し機構を設けてなる請求
    項1〜5のいずれかに記載のカーカスコードの貼付け装
    置。
  9. 【請求項9】 揺動繰出し機構を、モータにクランクを
    介して連結したコネクティングロッドにより、所要の角
    度範囲にわたって回動される大歯車および、この大歯車
    に噛合する小歯車を具える駆動手段に連結してなる請求
    項1〜8のいずれかに記載のカーカスコードの貼付け装
    置。
  10. 【請求項10】 揺動繰出し機構に、糸道を設けたアー
    ムと前記小歯車との駆動連結をもたらしてその糸道を往
    復運動させるヨークを設けてなる請求項9に記載のカー
    カスコードの貼付け装置。
  11. 【請求項11】 前記押圧機構において、ピンおよび押
    圧部を取り付けたベースプレートを、コア軸線と直交す
    る向きのヒンジピンによって固定部材に枢支するととも
    に、コアの割出し方向にスイングしたそのベースプレー
    トの元位置への復帰手段を設けてなる請求項1〜10い
    ずれかに記載のカーカスコードの貼付け装置。
  12. 【請求項12】 前記押圧機構において、ベースプレー
    ト上に、コアに対して進退変位可能なロッドを後退方向
    に付勢して配設し、このロッドの先端に押圧部を設ける
    とともに、その押圧部内に、ピンを進出方向に付勢して
    配設してなる請求項11に記載のカーカスコードの貼付
    け装置。
  13. 【請求項13】 モータの出力軸に、前記ロッドの後端
    に当接して、そのロッドを進出変位させるカムを設けて
    なる請求項12に記載のカーカスコードの貼付け装置。
  14. 【請求項14】 カーカスコードを、ほぼドーナツ状を
    なすコアの外周面上に、それの全体にわたって連続させ
    て貼付け、その上に、ビードリング、トレッドゴム、そ
    の他の補強部材およびゴム部材を装着してタイヤを成型
    するに当たり、 カーカスコードを、コアの周方向割出し作動に基づい
    て、コアの子午線方向の一端から他端に、また、その他
    端から一端に向けて直線状に延在させて配設するととも
    に、各端部でのカーカスコード折返し部分をピンに巻き
    掛けて支持し、その後、ピン上のその折返し部分を、ピ
    ンに対して進出変位させた押圧部でコアに貼着すること
    を特徴とするタイヤの製造方法。
  15. 【請求項15】 コアの周方向割出し作動を、押圧部の
    進出変位下で、その押圧部の、コアと同方向への変位を
    もたらしながら行うことを特徴とする請求項14に記載
    のタイヤの製造方法。
  16. 【請求項16】 コアの周方向割出し作動を、カーカス
    コードの折返し部分の形成に先だって、ピンの、コアと
    同方向への変位をもたらしながら行ない、その割出し作
    動の終了後に、前記折返し部分を形成することを特徴と
    する請求項14に記載のタイヤの製造方法。
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