JP2000051276A - 電動乗用車の緊急停止機構 - Google Patents

電動乗用車の緊急停止機構

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JP2000051276A
JP2000051276A JP10219473A JP21947398A JP2000051276A JP 2000051276 A JP2000051276 A JP 2000051276A JP 10219473 A JP10219473 A JP 10219473A JP 21947398 A JP21947398 A JP 21947398A JP 2000051276 A JP2000051276 A JP 2000051276A
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哲生 飯田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 誤操作によりアクセルレバーを操作ハンドル
へ引き寄せたときの操作感覚を高めるとともに、アクセ
ルレバーを押し下げる通常の操作性を高め、スプリング
のばね定数を最適なものにする。 【解決手段】 電動乗用車は、アクセルレバー44を押
し下げることで、車速を増加させることができるととも
に、誤操作によりアクセルレバーを操作ハンドルへ引き
寄せたときにのみ緊急停止させるものである。スライド
ベース42の中央から左右対称に左・右の長孔52L,
52Rを設け、これら長孔に対する左・右のピン51
L,51Rを支持板41に設け、スライドベースを後方
へ押出すスプリング62を支持板に取付け、スイッチ手
段71を支持板の中央CLに取付けた。アクセルレバー
を引き寄せると、右のピン51Rを支点にしてスライド
ベースが右回転する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電動乗用車の緊急停
止機構、特に、電動式車椅子に好適な緊急停止機構に関
する。
【0002】
【従来の技術】電動式車椅子は、高齢者や身体障害者等
の歩行困難な人でも楽に操縦できる電動乗用車である。
このために電動乗用車の操作機構は、簡便なスイング式
アクセルレバーとブレーキレバーとで構成する。アクセ
ルレバーを押し下げることで、車速を増加させることが
でき、アクセルレバーを放してブレーキレバーを握るこ
とで、車両を停止させることができる。ところで、アク
セルレバーを押し下げて走行しているときに、前方に急
に障害物が現れるような緊急時には、運転者は咄嗟の行
動として、ブレーキレバーを握る代りに、誤操作により
アクセルレバーを操作ハンドルへ引き寄せることがあり
得る。誤操作があっても車両を緊急停止できる操作機構
が求められ、この種の操作機構としては、例えば、特開
平5−338475号公報「小型電動車」がある。
【0003】上記従来の技術は、その公報の図1によれ
ば、アクセルレバー10(番号は公報に記載されたもの
を引用した。以下同じ。)の握り部10aを押し下げる
ことで、車速を増加させることができるとともに、誤操
作により握り部10aを操縦ハンドルのグリップ部9へ
引き寄せたときにのみ、アクセルレバー10の変位をリ
ミットスイッチ式検出手段18で検出し、この検出信号
に基づいて車両を緊急停止できるというものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図9(a)〜(c)は
上記従来の技術を説明するために、その公報に示す図1
の一部を変えて再掲したところの、操縦ハンドルの説明
図である(符号は公報に記載されたものと相違する)。
(a)は、支持ブラケット101の左右の切り欠き部1
02L,102Rに車幅方向に延びるロッド状の中間部
103を嵌め、中間部103を左右のスプリング104
L,104Rで切り欠き部102L,102Rの谷に押
圧することで弾性的に支持し、中間部103の右端や左
端にアクセルレバー105の握り部106L,106R
を取付けた操作機構100を示す。
【0005】左の握り部106Lをグリップ部107へ
引き寄せると、中間部103は左のスプリング104L
の引張り力に抗し、右の切り欠き部102Rを支点とし
て傾く。中間部103(アクセルレバー105)の傾き
を検出手段108が検出する。この検出信号に基づい
て、車両を緊急停止させることができる。このように、
左の握り部106Lを引き寄せた場合には、アクセルレ
バー105は右の切り欠き部102Rを支点として傾
く。すなわち、支点となる右の切り欠き部102Rから
一方側に、検出手段108と左のスプリング104Lと
左の握り部106Lとの、全てを配列したものである。
このことに伴う作用を以下に説明する。
【0006】(b)は上記(a)を模式的に表した図で
ある。ここで、支点となる右の切り欠き部102Rから
検出手段108までの距離をX、検出手段108から左
のスプリング104Lまでの距離をY、左のスプリング
104Lから左の握り部106Lの作用点までの距離を
Zとする。左の握り部106Lを引き寄せる力(引寄せ
力)をW10とし、このときに左のスプリング104Lを
引張る力(作用力)をF10としたとき、F10は次式(1
1)で表すことができる。 F10=W10×(X+Y+Z)/(X+Y) ……(11) 式(11)から明らかなように、作用力F10はX+Y+
Zが大きいほど大きい。作用力F10が大きいと、ばね定
数の大きいスプリング104Lを使用することになる。
【0007】(c)は上記(b)を更に模式的に表した
図である。ここで、アクセルレバー105の傾きを検出
手段108が検出するのに必要な検出部108aのスト
ロークをS11とし、この時の左の握り部106Lの引寄
せ操作量をS12としたとき、S12は次式(12)で表す
ことができる。 S12=S11×(X+Y+Z)/X ……(12) 従って、引寄せ量がS12であるときに、握り部106L
を引き寄せたことを検出手段108が検出することにな
る。距離Xに対して距離X+Y+Zが極めて大きいの
で、式(12)から明らかなように、検出部108aの
ストロークS11に対して、引寄せ操作量S12は極めて大
きい。引寄せ操作量S12が大きいほど、握り部106L
の引き寄せ開始から引き寄せ完了までの時間がかかる。
この結果、握り部106Lを引き寄せ始めてから、検出
手段108が検出するまでの時間がかかる。引き寄せ開
始タイミングと検出タイミングとがずれるので、操作感
覚に違和感が生じ易い。しかも、大きな引寄せ量S12を
見込んで、握り部106Lとグリップ部107との間の
離間距離Uを設定するので、この離間距離Uが大きくな
り、握り部106Lを押し下げる通常の操作性が劣る。
これらのことから、距離X+Y+Zを小さくしたいが、
上記(a)の構成では限界があり、改良の余地がある。
【0008】そこで本発明の目的は、誤操作によりアク
セルレバーを操作ハンドルへ引き寄せたときの、操作感
覚を高めるとともに、アクセルレバーを押し下げる通常
の操作性をも高め、しかも、最適なばね定数のスプリン
グを使用した緊急停止機構を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1は、操作ハンドルの中央に支持板を取付け、
この支持板にほぼ車体前後方向にスライド可能にスライ
ドベースを取付け、このスライドベースに車幅方向に延
びるロッドを取付け、このロッドの右端又は左端にアク
セルレバーを取付け、このアクセルレバーを押し下げる
ことで、車速を増加させることができるとともに、誤操
作によりアクセルレバーを操作ハンドルへ引き寄せたと
きにのみスライドベースがスライドし、このスライドを
スイッチ手段で検出し、この検出信号に基づいて車両を
緊急停止させることのできる緊急停止機構を備えた電動
乗用車であって、スライドベースの中央から左右対称に
左・右の長孔又は左・右のピンを設け、これら長孔又は
ピンに対するピン又は長孔を支持板に設け、スライドベ
ースを後方へ押出すスプリングを支持板に取付け、スイ
ッチ手段を支持板の中央に取付け、アクセルレバーを右
に取付けた場合には、右のピンを支点にしてスライドベ
ースが右回転し、アクセルレバーを左に取付けた場合に
は、左のピンを支点にしてスライドベースが左回転する
ように構成したことを特徴とする。
【0010】支点からスイッチ手段までの距離に対し
て、支点からアクセルレバーの作用点までの距離を比較
的小さくできるので、アクセルレバーの引き寄せ操作量
は小さい。このため、誤操作によるアクセルレバーの引
き寄せ開始タイミングと、スイッチ手段の検出タイミン
グとは、ほとんど同一であり、操作感覚は高まる。引き
寄せ操作量が小さい分、アクセルレバーと操作ハンドル
との間を狭めることによって、アクセルレバーの押し下
げ操作性は高まる。さらに、支点からアクセルレバーの
作用点までの距離と、支点からスプリングまでの距離と
を、バランス良く設定することによって、最適なばね定
数のスプリングを使用することができる。また、スプリ
ングとスイッチ手段の両部材を支持板の中央に取付けた
場合には、アクセルレバーが左右どちらにあっても、支
点からアクセルレバーの作用点までの距離と、支点から
スプリング並びにスイッチ手段までの距離の関係が同じ
なので、常に、アクセルレバーの引き寄せ操作感覚並び
に押し下げ操作性を高め、最適なばね定数のスプリング
を使用できる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、
「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向
に従い、Frは前側、Rrは後側、Lは左側、Rは右
側、CLは車幅中心を示す。また、図面は符号の向きに
見るものとする。図1は本発明に係る電動乗用車の側面
図であり、前後各2輪の4輪車形式の電動乗用車1を示
す。電動乗用車1は、車体フレーム2と、車体フレーム
2のヘッドパイプ3に取付けたステアリングシャフト4
と、ステアリングシャフト4の上端に連結した操作ハン
ドル5と、ステアリングシャフト4の下部に連結したス
テアリング機構6と、ステアリング機構6で操舵するべ
く車体フレーム2の前部に取付けた左右の前輪7,7
(この図では左のみ示す。以下同じ。)と、車体フレー
ム2の後部に取付けた後輪駆動用モータ8と、モータ8
に連結した減速機9と、減速機9に連結した差動装置1
1と、差動装置11に連結した左右の後輪駆動軸12,
12と、後輪駆動軸12,12に連結した左右の後輪1
3,13と、車体フレーム2の後部に搭載したバッテリ
14と、バッテリー14の上に搭載したコントローラ1
5と、車体フレーム2の後部上部に取付けたシート16
と、車体フレーム2を覆うボディカバー20とからな
る、電動式車椅子である。
【0012】ボディカバー20は、ステアリング機構6
周りを覆うフロントカバー21と、前輪7,7の上部に
被せるフロントフェンダ22,22と、運転者の足を載
せる低床式のステップフロア23と、ステップフロア2
3から後方へ延びてモータ8、減速機9、差動装置1
1、バッテリー14並びにコントローラ15を覆うリヤ
カバー24と、後輪13,13の上部に被せるリヤフェ
ンダ25,25とからなる。図中、17はヘッドラン
プ、26は操作ハンドル用下部カバー、27は操作ハン
ドル用上部カバーである。
【0013】図2は本発明に係る操作ハンドル周りの平
面図であり、操作ハンドル用上部カバーを外した状態を
示す。操作ハンドル5は、平面視で後中央部を切欠いた
横長矩形ループ状ハンドルであり、このハンドルの中央
(車幅中心)CLに設けた基板31を介して、ステアリ
ングシャフト4の上端に取付けるとともに、後部左右に
グリップ32L,32Rを備え、これらのグリップ32
L,32Rを想像線にて示す両手LH,RH又は片手で
握って操舵するものである。さらに操作ハンドル5は、
基板31に操作機構40の支持板41を取付け、操作機
構40のアクセルレバー44をループ内でグリップ32
Rに沿わせて配置するとともに、アクセルレバー44を
配置した側にブレーキレバー33を取付けたものであ
る。34はキー形式のスタータスイッチ、35,35は
支持板取付用ボルトである。
【0014】図3は本発明に係る操作機構の平面図であ
る。操作機構40は、平面視略矩形状の支持板41と、
支持板41の上にほぼ車体前後方向にスライド可能に取
付けたスライドベース42と、スライドベース42に回
転可能に取付けたロッド43と、ロッド43の右端又は
左端に取付けたアクセルレバー44と、ロッド43の回
転角を決定するストッパ45と、ロッド43をこの図に
示す中立位置に自動復帰させるリターンスプリング(ね
じりばね)46と、ロッド43に取付けた駆動ギヤ47
と、駆動ギヤ47に噛み合う従動ギヤ48と、従動ギヤ
48に連結したポテンショメータ(ボリューム)49
と、スライドベース42を後方へ押出すべく支持板41
に取付けた押出しスプリング(スプリング)62と、押
出しスプリング62のばね力を調整する調整ボルト64
と、スライドベース42のスライドを検出するべく支持
板41に取付けたスイッチ手段71とを、主要な構成要
素とする。
【0015】詳しくは、スライドベース42の取付構造
は、支持板41の中央CLから左右対称位置に左・右の
ピン51L,51Rを設け、スライドベース42の中央
CLから左右対称位置に左・右の長孔52L,52Rを
設け、これらの長孔52L,52Rにピン51L,51
Rを嵌合することで、支持板41にスライドベース42
を車体前後方向にスライド可能に取付けるようにしたも
のである。スライドベース42は、水平なベース板部4
2aと、ベース板部42aの左右両端から起立させた支
持用起立部42b,42bと、ベース板部42aの中央
CLから起立させた検出用起立片部42cとからなる、
鋼板プレス成形品である。支持用起立部42b,42b
は、ブッシュ53,53を介して、車幅方向に延びたロ
ッド43を回転可能に取付けるものである。
【0016】ロッド43は、スライドベース42から車
幅方向へ突出し、その突出した右端と左端とに車体前後
方向に貫通したボルト孔43a,43aを開けるととも
に、ボルト孔43a,43a位置の後端面に平坦なレバ
ー取付座43b,43bを設け、右又は左のレバー取付
座43b,43bにアクセルレバー44の基端44aを
当ててボルト54にて取付けたものである。アクセルレ
バー44は平面視L字状レバー(図2参照)であり、運
転者の利き手に応じて、若しくは好みに応じて、ロッド
43の右端又は左端に任意に取付けることができる。ロ
ッド43の右端又は左端にアクセルレバー44の基端4
4aをボルト止めする構造なので、スライドベース42
からロッド43を外すことなく、極めて簡単にアクセル
レバー44の取付け位置を変えることができる。
【0017】従動ギヤ48は、ポテンショメータ49の
図示せぬ入力軸に嵌合するとともに、ギヤ間のバックラ
シをなくする方向に弾発する、ねじりばね55を備え
る。ポテンショメータ49はスライドベース42に取付
けたものであり、ロッド43の回転角、すなわち、アク
セルレバー44のスイング角を検出する役割を果たす。
押出しスプリング62並びにスイッチ手段71は、支持
板41の中央CLに取付けたものである。56,56は
止め輪である。
【0018】操作機構40は、支持板41と、スライド
ベース42と、押出しスプリング62と、調整ボルト6
4と、スイッチ手段71と、ピン51L,51R並びに
長孔52L,52Rとの組合せ構造からなる、緊急停止
機構80を備えたことを特徴とする。このような緊急停
止機構80を備えたことにによって、誤操作によりアク
セルレバー44を操作ハンドル5へ引き寄せたときにの
み、電動乗用車を緊急停止させることができる。
【0019】図4は図3の4−4線断面図であり、支持
板41の下段に押出しスプリング62を取付け、上段に
スイッチ手段71を取付けたことを示す。詳しくは、支
持板41は水平な基板部41aと、基板部41aの中央
から起立させたばね受用起立片部41bと、ばね受用起
立片部41bの上端から後方へ水平に延した上部水平片
部41cとからなる、鋼板プレス成形品である。スライ
ドベース42の検出用起立片部42cは、前面にナット
65を溶接し、背面をばね受用起立片部41bの前面に
隣接又は当接させたものである。各起立片部41b,4
2cはナット65を取付けた位置に、貫通したボルト孔
41d,42dを有する。
【0020】押出しスプリング62の取付構造は、ばね
受用起立片部41bの背面に、第1リテーナ61、圧縮
コイルばねからなる押出しスプリング62、第2リテー
ナ63の順に重ね、背面から調整ボルト64を貫通し、
この調整ボルト64をナット65にねじ込んだものであ
る。これにより、押出しスプリング62は、調整ボルト
64で押し付けられた状態で、ばね受用起立片部41b
の背面に取付けられることになる。スイッチ手段71
は、例えば、進退可能(出没可能)な検出ロッド71a
を備えたリミットスイッチであり、検出ロッド71aが
検出用起立片部42cで押されて退縮した状態で、上部
水平部41cの上面にビス72にて取付けたものであ
る。
【0021】図5は図3の5−5線断面図であり、ボル
トからなるピン51R(51L)を支持板41に溶接
し、カラー57を介して長孔52R(52L)に嵌合す
るとともに、ナット58をねじ込むことで抜け止めした
ことを示す。ところで、この図に示す中立状態におい
て、ピン51R(51L)はカラー57を介して長孔5
2R(52L)の前端に当っている。このため、スライ
ドベース42は車体後方(図の右)へスライドすること
はできない。また、この図は、駆動ギヤ47と従動ギヤ
48の噛み合わせ状態を示す。41eは支持板取付用ボ
ルト孔、49aはポテンショメータの入力軸、59はス
プリングワッシャである。
【0022】次に、上記構成の操作機構40の作用につ
いて説明する。図6は本発明に係る操作機構の作用説明
図(その1)である。この図に示す中立状態において
は、モータ8が停止しているので、図示せぬ電動乗用車
も停止状態にある。この状態から、リターンスプリング
46のばね力に抗してアクセルレバー44を右手RHで
押し下げると(矢印)、アクセルレバー44がスイン
グするので(矢印)、ロッド43が右回転し、駆動ギ
ヤ47と従動ギヤ48を介してポテンショメータ49の
入力軸49aが回転する。ポテンショメータ49はアク
セルレバー44の押し下げ操作量、すなわち、スイング
角を検出して検出信号を発する。コントローラ15はポ
テンショメータ49の検出信号に応じた制御信号を発し
て、モータ8の回転数を増加させる。この結果、電動乗
用車の車速は、アクセルレバー44の押し下げ操作量に
応じて増加する。その後、アクセルレバー44から右手
RHを放すと、リターンスプリング46のばね力によっ
て、アクセルレバー44は中立位置に自動復帰する。従
って、モータ8は停止する。
【0023】図7(a),(b)は本発明に係る操作機
構の作用説明図(その2)である。(a)に示す中立状
態では、押出しスプリング62は調整ボルト64を介し
て、スライドベース42を後方へ押出している。この状
態では、検出ロッド71aが検出用起立片部42cで押
されるので、スイッチ手段71は検出信号を発しない。
スイッチ手段71の検出信号がないので、コントローラ
15はモータ8の通常の回転制御をする。左右のピン5
1L,51Rが長孔52L,52Rの前端に当っている
ので、スライドベース42は車体後方へスライドするこ
とはない。
【0024】この状態から、アクセルレバー44をグリ
ップ32Rへ引き寄せると(矢印)、矢印方向の引
寄せ力がアクセルレバー44からロッド43→スライド
ベース42→ナット65→調整ボルト64の経路で、押
出しスプリング62に圧縮力として作用する。検出用起
立片部42cは、押出しスプリング62のばね力に抗し
て、ばね受用起立片部41bから離れようとする(矢印
)。所定の引寄せ力に達すると、スライドベース42
は右のピン51Rを支点にして右回転する(矢印)。
すなわち、スライドベース42は前方にスライドするこ
とになる。
【0025】この結果、(b)に示すように検出用起立
片部42cは、ばね受用起立片部41bから離れるとと
もに、検出ロッド71aからも離れる。このため、検出
ロッド71aが図示せぬスプリングによって所定ストロ
ークだけ進出することにより、スイッチ手段71は、ス
ライドベース42が前方へスライドしたことを検出し、
検出信号を発する。コントローラ15は、スイッチ手段
71の検出信号に基づいて、モータ8を緊急停止させ
る。従って、電動乗用車は緊急停止する。その後、アク
セルレバー44から右手RHを放すと、押出しスプリン
グ62のばね力によって、スライドベース42、ロッド
43並びにアクセルレバー44は(a)の中立位置に自
動復帰する。
【0026】このように、アクセルレバー44を操作ハ
ンドル5へ引き寄せたときにのみスライドベース42が
前方へスライドし、このスライドをスイッチ手段71で
検出し、この検出信号に基づいて電動乗用車を緊急停止
させることができる。従って、アクセルレバー44を押
し下げ操作して電動乗用車を走行中において、前方に急
に障害物が現れたような緊急時に、運転者がブレーキレ
バーを握る代りに、誤操作によりアクセルレバー44を
操作ハンドル5へ引き寄せた場合であっても、電動乗用
車を緊急停止させることができる。
【0027】なお、左・右の長孔52L,52Rは車体
前後方向に延びるストレート孔である。このストレート
孔は、スライドベース42が一方のピン51L又は51
Rを支点として回転した際に、他方のピン51R又は5
1Lが、孔内を円滑に移動可能な大きさに設定されたも
のである。
【0028】次に、押出しスプリング62のばね力調整
要領を、図7(a)に基づき説明する。押出しスプリン
グ62は、ばね受用起立片部41bの背面に調整ボルト
64で押し付けられつつ、取付けられた状態にある。ナ
ット65に対して調整ボルト64を締め込むと、押出し
スプリング62を圧縮する力が増大するので、スライド
ベース42を後方へ押出すばね力は増す。ナット65に
対して調整ボルト64を緩めると、押出しスプリング6
2を圧縮する力が減少するので、スライドベース42を
後方へ押出すばね力は減る。このようにして、押出しス
プリング62のばね力を、調整ボルト64で任意に調整
することができる。押出しスプリング62のばね力を調
整することで、検出用起立片部42cをばね受用起立片
部41b側に引き寄せる力が変わる。この結果、アクセ
ルレバー44をグリップ32R側に引き寄せる力、いわ
ゆる引寄せ力を調整することができる。従って、緊急停
止信号を出力するのに必要な引寄せ力を、各運転者の握
力や好みに応じて、任意に且つ容易に調整することがで
きる。
【0029】図8は本発明に係る緊急停止機構の作用説
明図であり、緊急停止機構80を模式的に表した図であ
る。支持板の中央CLに押出しスプリング62並びにス
イッチ手段71を取付けたので、回転支点となる右のピ
ン51Rの右にアクセルレバー44があり、支点の左に
押出しスプリング62並びにスイッチ手段71がある。
このように支点の左右に、アクセルレバー44と、押出
しスプリング62並びにスイッチ手段71とを振り分け
た。ここで、支点P1となる右のピン51Rから、作用
点P2となる押出しスプリング62の中心並びに検出ロ
ッド71aの中心までの距離をA、右のピン51Rから
アクセルレバー44の作用点P3までの距離をBとす
る。アクセルレバー44を引き寄せる力(引寄せ力)を
Wとし、このときに押出しスプリング62を圧縮する力
(作用力)をFとしたとき、Fは次式(1)で表すこと
ができる。 F=W×B/A ……(1) アクセルレバー44を押し下げる通常の操作では、アク
セルレバー44が引き寄せられないように、引寄せ力W
を設定する。
【0030】また、アクセルレバー44が引寄せ力Wに
よって傾いたこと、すなわち、スライドベース42が前
方へスライドしたことを、スイッチ手段71が検出する
のに必要な、検出ロッド71aのストロークをS1と
し、この時のアクセルレバー44の引寄せ操作量をS2
としたとき、S2は次式(2)で表すことができる。 S2=S1×B/A ……(2) 従って、引寄せ操作量がS2であるときに、アクセルレ
バー44を引き寄せたことをスイッチ手段71が検出す
る。
【0031】従来のように、支点P1から一方側に作用
点P2と作用点P3とを配列したのでは、距離Bが長くな
らざるを得ない。本発明は、支点P1の左右に作用点P2
と作用点P3とを振り分けたので、従来よりも距離Bを
小さく設定することができる。距離Bが小さいので、上
記式(2)から明らかなように、ストロークS1のとき
の引寄せ操作量S2は小さい。引寄せ操作量S2が小さい
ので、誤操作によるアクセルレバー44の引き寄せ開始
から引き寄せ完了までの時間は、極めて短い。この結
果、引き寄せ開始タイミングと検出タイミングとは、ほ
とんど同一であり、操作感覚に違和感はない。しかも、
引寄せ操作量S2が小さいので、アクセルレバー44と
グリップ32Rとの間の離間距離が小さくてすみ、アク
セルレバー44を押し下げる通常の操作性も高まる。
【0032】以上の説明から明らかなように、本発明
は、距離Aと距離Bとをバランス良く設定することがで
きるので、誤操作によりアクセルレバー44を引き寄せ
たときの操作感覚を高めることができるとともに、アク
セルレバー44を押し下げる通常の操作性も高めること
ができ、しかも、最適なばね定数の押出しスプリング6
2を使用することができる。さらに、押出しスプリング
62の取付け位置を、支持板41の幅方向に適宜設定す
ることにより、支点P1から押出しスプリング62の中
心までの距離と、距離Bとの比率を設定すれば、押出し
スプリング62のばね定数を一層最適な値に設定するこ
とができる。
【0033】ところで、本発明は、ロッド43の右端又
は左端にアクセルレバー44を自由に取付けることがで
きる。アクセルレバー44をロッド43の左端に取付け
た場合には、回転支点となる左のピン51Lの左にアク
セルレバー44があり、支点の右に押出しスプリング6
2並びにスイッチ手段71がある。この場合には、左の
ピン51Lを支点にしてスライドベース42が左回転す
る。押出しスプリング62とスイッチ手段71の両部材
を、支持板41の中央に取付けた場合には、アクセルレ
バー44が左右どちらにあっても、距離Aと距離Bの関
係は常に一定である。従って、アクセルレバー44を左
に取付けたときと右に取付けたときの、どちらにおいて
も、アクセルレバー44を引き寄せたときの操作感覚を
高め、アクセルレバー44を押し下げる通常の操作性を
高め、最適なばね定数の押出しスプリング62を使用で
きる。
【0034】なお、上記本発明の実施の形態において、
(1)支持板41に左・右の長孔52L,52Rを設
け、スライドベース42に左・右のピン51L,51R
を設けてもよい。 (2)アクセルレバー44はロッド43の右端又は左端
に取付けたものであればよく、上記図3に示す着脱可能
な構造の他に、一体構造であってもよい。一体構造とし
た場合には、ロッド43を左右反転してスライドベース
42に取付ければ、アクセルレバー44も左右反転す
る。 (3)押出しスプリング62は、支持板41の中央CL
に取付けた構成に限定されるものではなく、最適なばね
定数にするために、取付け位置を適宜設定すればよい。
また、押出しスプリング62は、1個に限定されるもの
でもない。例えば、支持板41の中央CLから左右対称
に取付けた2個の押出しスプリング62で、スライドベ
ース42を後方へ押出すようにしてもよい。さらに、押
出しスプリング62は、スライドベース42を後方へ押
出すものであればよい。従って、押出しスプリング62
の取付け構造としては、上記図3及び図4に示すように
支持板41の後部に取付ける他に、支持板41の前部に
取付けてもよい。 (4)スイッチ手段71も、上記図3及び図4に示すよ
うに支持板41の後部に取付ける他に、支持板41の前
部に取付けて、スライドベース42のスライドを検出す
るようにしてもよい。 (5)緊急停止機構80によって電動乗用車1を緊急停
止させる方式としては、モータ8を停止させる他に、図
示せぬブレーキ(電磁ブレーキ等)を作動させる方式で
あってもよい。
【0035】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、スライドベースの中央から左右対称
に左・右の長孔又は左・右のピンを設け、これら長孔又
はピンに対するピン又は長孔を支持板に設け、スライド
ベースを後方へ押出すスプリングを支持板に取付け、ス
イッチ手段を支持板の中央に取付け、アクセルレバーを
右に取付けた場合には、右のピンを支点にしてスライド
ベースが右回転し、アクセルレバーを左に取付けた場合
には、左のピンを支点にしてスライドベースが左回転す
るように構成したので、支点からアクセルレバーの作用
点までの距離と、支点からスプリング並びにスイッチ手
段までの距離とを、バランス良く設定することができ
る。すなわち、支点からスイッチ手段までの距離に対し
て、支点からアクセルレバーの作用点までの距離を比較
的小さくすることができる。この結果、アクセルレバー
の引き寄せ操作量を小さくできるので、誤操作によるア
クセルレバーの引き寄せ開始タイミングと、スイッチ手
段の検出タイミングとが、ほとんど同一になり、操作感
覚を高めることができる。しかも、引き寄せ操作量が小
さい分、アクセルレバーと操作ハンドルとの間を狭める
ことができ、この結果、アクセルレバーの押し下げ操作
性を高めることができる。さらに、支点からアクセルレ
バーの作用点までの距離と、支点からスプリングまでの
距離とを、バランス良く設定することによって、最適な
ばね定数のスプリングを使用することができる。
【0036】また、スプリングとスイッチ手段の両部材
を支持板の中央に取付けた場合には、アクセルレバーが
左右どちらにあっても、支点からアクセルレバーの作用
点までの距離と、支点からスプリング並びにスイッチ手
段までの距離の関係が、常に一定である。従って、アク
セルレバーを左に取付けたときと右に取付けたときの、
どちらにおいても、アクセルレバーを引き寄せたときの
操作感覚を高めることができるとともに、アクセルレバ
ーを押し下げる通常の操作性も高めることができ、しか
も、最適なばね定数のスプリングを使用できる。さらに
また、スライドベースを後方へ押出すスプリングを支持
板の中央に取付けた場合には、スプリングが1個だけで
すみ、部品数を少なくできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動乗用車の側面図
【図2】本発明に係る操作ハンドル周りの平面図
【図3】本発明に係る操作機構の平面図
【図4】図3の4−4線断面図
【図5】図3の5−5線断面図
【図6】本発明に係る操作機構の作用説明図(その1)
【図7】本発明に係る操作機構の作用説明図(その2)
【図8】本発明に係る緊急停止機構の作用説明図
【図9】従来の操縦ハンドルの説明図
【符号の説明】
1…電動乗用車、5…操作ハンドル、8…後輪駆動用モ
ータ、15…コントローラ、32L,32R…グリッ
プ、41…支持板、41b…ばね受用起立片部、41c
…上部水平片部、42…スライドベース、42c…検出
用起立片部、43…ロッド、44…アクセルレバー、4
9…ポテンショメータ、51L,51R…左・右のピ
ン、52L,52R…左・右の長孔、57…カラー、6
2…スプリング(押出しスプリング)、64…調整ボル
ト、71…スイッチ手段、71a…検出ロッド、80…
緊急停止機構、F…押出しスプリングを圧縮する力、S
1…スイッチ手段の検出ロッドのストローク、S2…アク
セルレバーの引寄せ量、W…アクセルレバーを引き寄せ
る力。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3D037 EA01 EA07 EA08 EB01 EB03 EB04 EB07 EB16 EB25 EC05 EC07 5H115 PG06 PI13 PI29 TO21 TZ06 UI15

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作ハンドルの中央に支持板を取付け、
    この支持板にほぼ車体前後方向にスライド可能にスライ
    ドベースを取付け、このスライドベースに車幅方向に延
    びるロッドを取付け、このロッドの右端又は左端にアク
    セルレバーを取付け、このアクセルレバーを押し下げる
    ことで、車速を増加させることができるとともに、誤操
    作によりアクセルレバーを操作ハンドルへ引き寄せたと
    きにのみスライドベースがスライドし、このスライドを
    スイッチ手段で検出し、この検出信号に基づいて車両を
    緊急停止させることのできる緊急停止機構を備えた電動
    乗用車であって、前記スライドベースの中央から左右対
    称に左・右の長孔又は左・右のピンを設け、これら長孔
    又はピンに対するピン又は長孔を前記支持板に設け、ス
    ライドベースを後方へ押出すスプリングを支持板に取付
    け、前記スイッチ手段を支持板の中央に取付け、前記ア
    クセルレバーを右に取付けた場合には、右のピンを支点
    にしてスライドベースが右回転し、アクセルレバーを左
    に取付けた場合には、左のピンを支点にしてスライドベ
    ースが左回転するように構成したことを特徴とする電動
    乗用車の緊急停止機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006102003A (ja) * 2004-10-01 2006-04-20 Suzuki Motor Corp 小型電動車両の緊急停止装置
WO2007058029A1 (ja) * 2005-11-16 2007-05-24 Honda Motor Co., Ltd. 小型電動車両の操縦装置

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