JP2000050660A - アクチュエータ駆動回路及びアクチュエータ駆動装置 - Google Patents

アクチュエータ駆動回路及びアクチュエータ駆動装置

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JP2000050660A
JP2000050660A JP10219221A JP21922198A JP2000050660A JP 2000050660 A JP2000050660 A JP 2000050660A JP 10219221 A JP10219221 A JP 10219221A JP 21922198 A JP21922198 A JP 21922198A JP 2000050660 A JP2000050660 A JP 2000050660A
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Japan
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frequency
actuator
pulse signal
drive
driving
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JP10219221A
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English (en)
Inventor
Kotaro Kawabe
浩太郎 川邉
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/02Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors
    • H02N2/06Drive circuits; Control arrangements or methods
    • H02N2/065Large signal circuits, e.g. final stages
    • H02N2/067Large signal circuits, e.g. final stages generating drive pulses
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02NELECTRIC MACHINES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H02N2/00Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction
    • H02N2/02Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors
    • H02N2/021Electric machines in general using piezoelectric effect, electrostriction or magnetostriction producing linear motion, e.g. actuators; Linear positioners ; Linear motors using intermittent driving, e.g. step motors, piezoleg motors
    • H02N2/025Inertial sliding motors

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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
  • Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 うなりの周波数をずらすことでうなりの静音
化を図る。 【解決手段】 DC−DCコンバータ2はスイッチング
レギュレータ回路21を備え、電源部1の電圧を昇圧す
る。CPU3はスイッチングレギュレータ回路21のス
イッチング周波数と駆動パルス信号生成回路4の駆動パ
ルス信号の周波数との関係が下記式になるようにスイッ
チングレギュレータ回路21を制御する。駆動パルス信
号生成回路4はDC−DCコンバータ2からの出力電圧
とCPU3からのパルス信号とを用いて生成した駆動パ
ルス信号により圧電アクチュエータ5を駆動する。但
し、下記式において、m,nは所定値以下の正の整数、
f1はスイッチング周波数、f2は駆動パルス信号の周波数
である。 4000<|m・f1−n・f2|

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アクチュエータを
駆動するときに、うなりによる音の発生を防止するアク
チュエータ駆動回路及びこのアクチュエータ駆動回路を
備えたアクチュエータ駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、圧電素子などの電気機械変換素子
に駆動部材を固定し、この電気機械変換素子に鋸歯状波
パルス信号からなる駆動電圧を印加して電気機械変換素
子を伸縮させることにより駆動部材を往復変位させ、こ
の駆動部材に摩擦結合させた移動部材を伸縮方向に移動
させるようにしたアクチュエータ(以下「圧電アクチュ
エータ」という。)が知られている。
【0003】図14は圧電アクチュエータの駆動回路の
一例を示すブロック図である。圧電アクチュエータの動
作には30V程度の電圧が用いられる。従って、図14に
示すように、電源部100の電圧が5Vの場合には、ス
イッチングレギュレータ回路101を有するDC−DC
コンバータ102からの出力電圧を30Vに昇圧してい
る。
【0004】そして、CPU103のパルス発生回路1
04で発生したパルス信号はパルス分周回路105によ
って所要周波数に分周され、このパルス信号と30Vの出
力電圧とから、駆動パルス信号生成回路106において
鋸歯状波の駆動パルス信号が生成され、圧電アクチュエ
ータ107に印加される。
【0005】図15は図14のスイッチングレギュレー
タ回路101の一例を示す回路図、図16は図15の各
部の電圧波形を示すタイミングチャートである。ドライ
ブ回路110からのPWM駆動電圧DRIVE によって電界
効果トランジスタQがオンオフされ、このオンオフによ
って、コイルLへのエネルギーの蓄積及びコイルLに蓄
積されたエネルギーの解放が連続的に行われ、そのエネ
ルギーによってコンデンサCが充電されて、図16に示
すように、出力電圧VOUTが増大する。
【0006】一方、出力電圧VOUTの分圧電圧と基準電圧
VREFとの差が誤差アンプ111によって増幅されたフィ
ードバック信号FBが得られ、更に、所定周波数の同期パ
ルス信号SYNCを用いて鋸歯状波生成回路112から鋸歯
状波信号SAW が出力される。そして、フィードバック信
号FBと鋸歯状波信号SAW とがPWMコンパレータ113
によって比較されてPWM信号が出力され、ドライブ回
路110からのPWM駆動電圧DRIVE が制御されること
でトランジスタQのオンオフデューティ比が制御される
ことによって、出力電圧VOUTが所定レベルに維持されて
いる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図15のスイッチング
レギュレータ回路では、図16の出力電圧VOUTの電圧波
形に示すように、トランジスタQのオフによってコイル
Lに蓄積されたエネルギーが解放されるときに、電源ノ
イズが発生する。そして、この電源ノイズが配線を介し
て出力電圧に影響を及ぼし、出力電圧波形にリップル
(波打ち)が生じたり、図16に示すようにスパイク電
圧SPが乗ることとなる。このスパイク電圧SPが生じてい
る駆動電圧からなる鋸歯状波の駆動パルス信号を圧電ア
クチュエータ107に印加すると、このスパイク電圧SP
に同期して圧電アクチュエータ107が微小に伸縮する
こととなり、この伸縮により音が発生する。
【0008】トランジスタQのオンオフによるスイッチ
ング周波数と、圧電アクチュエータ107に供給される
駆動パルス信号の周波数とは、両方とも超音波周波数が
用いられる場合には、圧電アクチュエータ107の駆動
パルス信号による伸縮やスパイク電圧による伸縮によっ
て発生する音は人間の可聴範囲外になる。しかし、駆動
パルス信号による伸縮とスパイク電圧による伸縮とが干
渉すると、いわゆる「うなり」が生じる。このとき、可
聴周波数の「うなり」が生じると、騒音となって人間に
不快感を与えることになる。
【0009】なお、特開平8−80075号公報には、
駆動周波数が超音波周波数である超音波アクチュエータ
を複数個備えた機器において、アクチュエータ間での機
械的なうなりが生じないように各駆動周波数を設定した
ものが記載されている。
【0010】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
電源ノイズがアクチュエータを駆動する駆動パルス信号
に重畳することに起因してアクチュエータ自体から生じ
るうなりの周波数をずらすことでうなりの静音化を図る
ようにしたアクチュエータ駆動回路及びこのアクチュエ
ータ駆動回路を備えたアクチュエータ駆動装置を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、アクチュエー
タに所定の超音波周波数の駆動パルス信号を供給するア
クチュエータ駆動手段と、電源部からの電力供給を受け
て上記駆動パルス信号を生成するための駆動電圧を上記
アクチュエータ駆動手段に供給する駆動電圧発生手段と
を備え、この駆動電圧発生手段から周期的に発生し、上
記駆動電圧に重畳する電源ノイズの周波数と上記駆動パ
ルス信号の周波数との関係が下記式になるように設定し
たものである。
【0012】4000<|m・f1−n・f2| ここで、m:所定値以下の正の整数 n:所定値以下の正の整数 f1:電源ノイズの周波数 f2:駆動パルス信号の周波数 この構成によれば、電源部からの電力供給を受けて駆動
電圧発生手段からアクチュエータ駆動手段に駆動電圧が
供給され、この駆動電圧からアクチュエータ駆動手段に
より所定の超音波周波数の駆動パルス信号が生成され、
この駆動パルス信号がアクチュエータに供給されてアク
チュエータが駆動される。このとき、駆動電圧発生手段
から周期的な電源ノイズが発生すると、この電源ノイズ
は駆動電圧に重畳されてアクチュエータに作用し、アク
チュエータを微小駆動させる。
【0013】駆動パルス信号によるアクチュエータの駆
動と、電源ノイズによるアクチュエータの微小駆動とに
よってうなりが生じるが、電源ノイズの周波数と駆動パ
ルス信号の周波数との関係が上記式になるように設定さ
れることにより、電源ノイズと駆動パルス信号の所定次
数以下の高調波によって生じるうなりの音が人間の耳に
聞こえにくくなり、アクチュエータの駆動による不快感
が防止されることとなる。なお、m,nは高調波の次数
を表わすが、m,nの所定値として、それぞれうなりが
聞こえにくくなる程度に振幅が小さくなる次数に設定す
ればよい。
【0014】また、請求項1記載のアクチュエータ駆動
回路において、上記電源ノイズの周波数と上記駆動パル
ス信号の周波数との関係が下記式になるように設定した
ものである。
【0015】f1/k=f2/j 4000<(f1/k) ここで、j:所定の正の整数 k:jと互いに素の所定の正の整数 f1:上記電源ノイズの周波数 f2:上記駆動パルス信号の周波数 この構成によれば、jを所定の正の整数に設定し、kを
jと互いに素の所定の正の整数に設定し、f1/k=f2/j
とすることにより、電源ノイズと駆動パルス信号とが同
期することとなり、駆動電圧及び駆動パルス信号を簡易
な構成で生成することが可能になる。また、発生するう
なりの周波数は、 f1/kの整数倍になるので、4000<(f
1/k)とすることにより、うなりが聞こえにくくなる。
【0016】また、請求項1又は2記載のアクチュエー
タ駆動回路において、上記駆動電圧発生手段は、スイッ
チング素子と、このスイッチング素子を所定の周波数で
オンオフさせるスイッチ駆動手段とを備えたスイッチン
グ電源回路からなるもので、上記電源ノイズは、上記ス
イッチング素子のオンオフにより上記周波数で発生する
ものである。
【0017】この構成によれば、電源部からの電力供給
を受けて、スイッチング素子が所定の周波数でオンオフ
することにより駆動電圧が発生するが、このとき、スイ
ッチング素子のオンオフにより、このオンオフ周波数で
電源ノイズが発生し、この電源ノイズは駆動電圧に重畳
されてアクチュエータに作用し、アクチュエータを微小
駆動させる。
【0018】そして、電源ノイズの周波数と駆動パルス
信号の周波数との関係が上記式になるように設定される
ことにより、電源ノイズと駆動パルス信号の所定次数以
下の高調波によって生じるうなりの音が人間の耳に聞こ
えにくくなり、アクチュエータの駆動による不快感が防
止されることとなる。
【0019】また、請求項3記載のアクチュエータ駆動
回路において、所定周波数のパルス信号を発生するパル
ス信号発生手段を備え、上記アクチュエータ駆動手段
は、上記パルス信号を分周して上記駆動パルス信号を生
成するもので、上記スイッチ駆動手段は、上記パルス信
号を分周して得られる信号に同期して上記スイッチング
素子をオンオフさせるものである。
【0020】この構成によれば、所定周波数のパルス信
号がパルス信号発生手段により発生され、このパルス信
号を分周して得られる信号に同期して駆動パルス信号が
生成されるとともに、上記パルス信号を分周して得られ
る信号に同期してスイッチング素子がオンオフされるこ
とにより、駆動パルス信号の周波数とスイッチング素子
のオンオフ周波数との関係が精度良く、かつ容易に設定
されることとなる。
【0021】また、請求項1〜4のいずれかに記載のア
クチュエータ駆動回路において、上記アクチュエータ
は、電圧印加によって伸縮する電気機械変換素子からな
るもので、上記アクチュエータ駆動手段は、上記駆動パ
ルス信号としてパルス電圧を上記電気機械変換素子に印
加するものである。
【0022】この構成によれば、電気機械変換素子に駆
動パルス信号としてパルス電圧が印加され、このパルス
電圧の印加によって電気機械変換素子が伸縮することに
より、駆動パルス信号による電気機械変換素子の伸縮
と、電源ノイズによる電気機械変換素子の伸縮とによっ
てうなりが生じるが、このうなりが人間の耳に聞こえに
くくされることとなる。
【0023】また、請求項5記載のアクチュエータ駆動
回路において、上記アクチュエータは、上記電気機械変
換素子からなる超音波モータである。この構成によれ
ば、同様に、電気機械変換素子に駆動パルス信号からな
るパルス電圧が印加され、このパルス電圧の印加によっ
て電気機械変換素子が伸縮することにより、駆動パルス
信号による電気機械変換素子の伸縮と、電源ノイズによ
る電気機械変換素子の伸縮とによってうなりが生じる
が、このうなりが人間の耳に聞こえにくくされることと
なる。
【0024】また、請求項1〜6のいずれかに記載のア
クチュエータ駆動回路において、上記アクチュエータ
は、カメラに配設されたレンズを合焦のために光軸に沿
って移動させるものである。
【0025】この構成によれば、駆動パルス信号がアク
チュエータに供給されてアクチュエータが駆動され、カ
メラに配設されたレンズが合焦のために光軸に沿って移
動する。このとき、駆動パルス信号によるアクチュエー
タの駆動と、電源ノイズによるアクチュエータの微小駆
動とによってうなりが生じるが、電源ノイズの周波数と
駆動パルス信号の周波数との関係が上記式になるように
設定されることにより、電源ノイズと駆動パルス信号の
所定次数以下の高調波によって生じるうなりの音が人間
の耳に聞こえにくくなり、アクチュエータの駆動による
不快感が防止されることとなる。
【0026】また、請求項5記載のアクチュエータ駆動
回路と、上記電気機械変換素子の上記伸縮方向の一方端
に固定された駆動部材と、この駆動部材に摩擦結合され
た摩擦部材とを備え、上記アクチュエータ駆動手段が上
記電気機械変換素子に印加するパルス電圧は、電圧レベ
ルが急速に変化する部分とこの急速な変化と反対向きに
緩やかに変化する部分とを有するものである。
【0027】この構成によれば、例えば電圧レベルの急
速な立上りの間には、電気機械変換素子の急激な伸長又
は短縮の変位により駆動部材が急に移動し、摩擦部材の
慣性力が摩擦部材と駆動部材との摩擦結合力に打ち勝っ
て、摩擦部材は停止しており、一方、電圧レベルの緩や
かな立下りの間には、電気機械変換素子の緩やかな短縮
又は伸長の変位により駆動部材が緩やかに移動し、摩擦
部材と駆動部材との摩擦結合によって、摩擦部材は駆動
部材にしたがって移動する。
【0028】この場合において、駆動パルス信号による
電気機械変換素子の駆動と、電源ノイズによる電気機械
変換素子の微小駆動とによってうなりが生じるが、電源
ノイズの周波数と駆動パルス信号の周波数との関係が上
記式になるように設定されることにより、電源ノイズと
駆動パルス信号の所定次数以下の高調波によって生じる
うなりの音が人間の耳に聞こえにくくなり、電気機械変
換素子の駆動による不快感が防止されることとなる。
【0029】また、請求項8記載のアクチュエータ駆動
装置において、上記摩擦部材は、レンズに固定されたも
ので、上記電気機械変換素子は、上記伸縮方向が上記レ
ンズの光軸に平行になるように配設されたものである。
【0030】この構成によれば、同様に、電源ノイズと
駆動パルス信号の所定次数以下の高調波によって生じる
うなりの音が人間の耳に聞こえにくくなり、レンズの駆
動による不快感が防止されることとなる。
【0031】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るアクチュエー
タ駆動回路の一実施形態を示すブロック図である。この
アクチュエータ駆動回路10は、電源部1、DC−DC
コンバータ(駆動電圧発生手段)2、CPU3及び駆動
パルス信号生成回路(アクチュエータ駆動手段)4を備
え、アクチュエータとして圧電アクチュエータ5を駆動
するものである。DC−DCコンバータ2は、スイッチ
ングレギュレータ回路21を備え、電源部1の電源電圧
5Vを30Vに昇圧するものである。
【0032】CPU3は、水晶やセラミックの振動子を
有するパルス発生回路(パルス信号発生手段)31と、
このパルス発生回路31で発生したパルス信号を所定の
周波数に分周するパルス分周回路32とを備え、それぞ
れ所定の周波数のパルス信号をスイッチングレギュレー
タ回路21及び駆動パルス信号生成回路4に出力し、ス
イッチングレギュレータ回路21のスイッチング周波数
及び駆動パルス信号生成回路4の駆動パルス信号の周波
数を設定するものである。
【0033】駆動パルス信号生成回路4は、DC−DC
コンバータ2からの出力電圧とCPU3からのパルス信
号とを用いて鋸歯状波の駆動パルス信号を生成し、この
駆動パルス信号を供給して圧電アクチュエータ5を駆動
するものである。圧電アクチュエータ5は、電気機械変
換素子(本実施形態では例えば圧電素子)からなり、そ
の伸縮により移動部材を伸縮方向に移動させるものであ
る。なお、その移動作用については後述する。
【0034】図2は図1のアクチュエータ駆動回路の具
体的な回路の一例を示す回路図である。電源部1は、電
圧5Vの直流電源である。DC−DCコンバータ2は、
コイルL、電界効果トランジスタQ、ダイオードD、コ
ンデンサC、抵抗素子R1〜R3、ドライブ回路21、
誤差アンプ22、鋸歯状波生成回路23及びPWMコン
パレータ24を備えている。駆動パルス信号生成回路4
は、電界効果トランジスタF1〜F4、NPNトランジ
スタQ1〜Q6及び抵抗素子群を備えている。
【0035】CPU3は、以下の機能を有する。 (1) 出力端子P1〜P6から駆動パルス信号生成回路4
への出力信号によって、圧電アクチュエータ5に供給す
る駆動パルス信号を生成する機能。なお、駆動パルス信
号の周波数は、人間の可聴周波数の上限値(約20 kHz)
以上に設定されている。
【0036】(2) 出力端子P7から基準電圧信号VREF
を出力する機能。 (3) 出力端子P8から同期パルス信号VSYNCを出力する
機能。なお、この同期パルス信号VSYNCの周波数は、圧
電アクチュエータ5の駆動パルス信号の周波数より高い
周波数であって、後述する所定の周波数に設定されてい
る。
【0037】次に、図2を用いてDC−DCコンバータ
2について説明する。DC−DCコンバータ2は、スイ
ッチング電源回路で、上記図15と同様の構成になって
いる。すなわち、電源部1の正極にコイルLの一端が接
続され、このコイルLの他端とアースとの間にトランジ
スタQが接続され、更に、コイルLの他端に、コイルL
からの電力を整流するダイオードDが接続され、このダ
イオードDで整流された電力を蓄積するコンデンサCが
接続されており、ダイオードDのカソードに接続された
ラインが出力電圧ラインになる。
【0038】また、この出力電圧ラインとアースとの間
に直列接続された抵抗R1,R2の接続点が誤差アンプ
22の反転入力端子に接続され、CPU3の出力端子P
7が誤差アンプ22の非反転入力端子に接続されてい
る。誤差アンプ22の出力端子は、PWMコンパレータ
24の非反転入力端子に接続されるとともに、フィード
バック抵抗R3を介して反転入力端子に接続されてい
る。CPU3の出力端子P8は鋸歯状波生成回路23に
接続され、この鋸歯状波生成回路23はPWMコンパレ
ータ24の反転入力端子に接続され、PWMコンパレー
タ24の出力端子はドライブ回路21に接続されて、ド
ライブ回路21の出力端子はトランジスタQのゲートに
接続されている。
【0039】そして、DC−DCコンバータ2は上記図
16と同様に動作する。すなわち、ドライブ回路21か
らのPWM駆動電圧信号によって電界効果トランジスタ
Qがオンオフされ、トランジスタQがオンのときにコイ
ルLにエネルギーが蓄積され、トランジスタQがオフの
ときにコイルLに蓄積されたエネルギーが解放され、こ
のコイルLから解放されたエネルギーによってコンデン
サCが充電される。このコイルLのエネルギーの蓄積及
び解放が繰り返されてコンデンサCが充電されることに
よって、電源部1の電源電圧より高い出力電圧VOUT が
得られる。
【0040】このとき、出力電圧VOUT が抵抗R1,R
2によって分圧された電圧と、CPU3の出力端子P7
から出力される基準電圧VREF との差が誤差アンプ22
によって増幅されたフィードバック信号が出力される。
また、CPU3の出力端子P8から出力される所定周波
数のパルス信号VSYNCを用いて鋸歯状波生成回路23か
ら鋸歯状波信号が出力される。そして、フィードバック
信号と鋸歯状波信号とがPWMコンパレータ24によっ
て比較されてPWM信号が出力され、このPWM信号を
用いてドライブ回路21から出力されるPWM駆動電圧
信号が制御されることで、トランジスタQのオンオフデ
ューティ比が制御されることによって、出力電圧VOUT
が所定レベルに維持される。
【0041】次に、図2〜図5を用いて、圧電アクチュ
エータ5の駆動原理について説明する。図3は各端子の
出力信号及び駆動パルス信号の電圧波形を示すタイミン
グチャート、図4、図5は圧電アクチュエータ5による
移動部材の移動動作を説明する図である。
【0042】図4、図5において、圧電アクチュエータ
5の右側の先端部(一方端部)には駆動軸(駆動部材)
52が固定され、圧電アクチュエータ5の左側の基端部
は固定部材51に固定されており、駆動軸52は図中、
左右方向に移動可能になっており、駆動軸52には、移
動部材(摩擦部材)53が摩擦結合されている。
【0043】まず、図4を用いて、移動部材53を右方
向に移動させる場合について説明する。最初は、図4
(a)に示す状態になっている。まず、出力端子P2か
らハイレベル信号を出力してトランジスタF2をオンに
し、圧電アクチュエータ5の左端側を接地する(図3
中、t1時点)。そして、出力端子P6からハイレベル
信号を出力してトランジスタQ6をオンにし、これによ
ってトランジスタF3をオンにして圧電アクチュエータ
5を急速に充電し、出力電圧(ここでは30V)まで充電
した後、出力端子P6からの出力信号をローレベルに切
り換えて、トランジスタF3をオフにする(図3中、t
2時点〜t3時点)。
【0044】このように、圧電アクチュエータ5に印加
される鋸歯状波の駆動パルス信号の急速な立上りの間に
は、図4(b)に示すように、圧電アクチュエータ5が
急速に図中、左方向に短縮する変位を行うが、移動部材
53は、その位置に留まろうとする慣性力が摩擦結合力
に打ち勝つため、初期位置で停止している。
【0045】次いで、出力端子P4からハイレベル信号
を出力し、トランジスタQ3,Q4をオンにして、トラ
ンジスタQ3,Q4からなる定電流回路を駆動し、圧電
アクチュエータ5の電荷を緩やかに放電する(図3中、
4時点〜t5時点)。
【0046】このように、圧電アクチュエータ5に印加
される鋸歯状波の駆動パルス信号の緩やかな立下りの間
には、圧電アクチュエータ5が緩やかに伸長変位を行う
ため、駆動軸52に摩擦結合している移動部材53は、
図4(c)に示すように、駆動軸52とともに右方向に
移動する。そして、移動部材53が右方向に所望の距離
だけ移動する回数だけ駆動パルス信号の供給を繰り返し
た後(図3では4回)、出力端子P2からの出力信号を
ローレベルに切り換えてトランジスタF2をオフにする
(図3中、t6時点)。
【0047】次に、図5を用いて、移動部材53を左方
向に移動させる場合について説明する。最初は、図5
(a)に示す状態になっている。まず、出力端子P5か
らハイレベル信号を出力してトランジスタF4をオンに
し、圧電アクチュエータ5の右端側を接地する(図3
中、t11時点)。そして、出力端子P1からハイレベル
信号を出力してトランジスタQ5をオンにし、これによ
ってトランジスタF1をオンにして圧電アクチュエータ
5を急速に充電し、出力電圧(ここでは−30V)まで充
電した後、出力端子P1からの出力信号をローレベルに
切り換えて、トランジスタF1をオフにする(図3中、
12時点〜t13時点)。
【0048】このように、圧電アクチュエータ5に印加
される鋸歯状波の駆動パルス信号の急速な立下りの間に
は、図5(b)に示すように、圧電アクチュエータ5が
急速に図中、右方向に伸長する変位を行うが、移動部材
53は、慣性力が摩擦結合力に打ち勝つため、初期位置
で停止している。
【0049】次いで、出力端子P3からハイレベル信号
を出力し、トランジスタQ1,Q2をオンにして、トラ
ンジスタQ1,Q2からなる定電流回路を駆動し、圧電
アクチュエータ5の電荷を緩やかに放電する(図3中、
14時点〜t15時点)。
【0050】このように、圧電アクチュエータ5に印加
される鋸歯状波の駆動パルス信号の緩やかな立上りの間
には、圧電アクチュエータ5が緩やかに短縮変位を行う
ため、駆動軸52に摩擦結合している移動部材53は、
図5(c)に示すように、駆動軸52とともに左方向に
移動する。そして、移動部材53が左方向に所望の距離
だけ移動する回数だけ駆動パルス信号の供給を繰り返し
た後(図3では4回)、出力端子P5からの出力信号を
ローレベルに切り換えてトランジスタF4をオフにする
(図3中、t16時点)。
【0051】ここで、駆動パルス信号の周波数が超音波
周波数に設定されているので、圧電アクチュエータ5の
伸縮や移動部材53の移動による音は、人間に聞こえ
ず、動作時に音が発生しないこととなる。また、同期パ
ルス信号VSYNC(図2)の周波数、すなわちトランジス
タQ(図2)のオンオフ周波数は、圧電アクチュエータ
5の駆動パルス信号の周波数により高い周波数に設定さ
れているので、DC−DCコンバータ2から圧電アクチ
ュエータ5の駆動に対して確実に電力供給を行えること
となる。
【0052】図6、図7はアクチュエータ駆動回路10
を備えたアクチュエータ駆動装置60の構成例を示す図
で、図6は分解した状態、図7は組み立てた状態を示し
ている。
【0053】アクチュエータ駆動装置60は、静止部材
61、圧電素子5とアクチュエータ駆動回路50とを接
続するケーブル62、駆動軸63、スライダ(摩擦部
材)64などから構成され、スライダ64には図略の被
駆動部材が固定される。静止部材61と駆動軸63と
は、駆動軸63の方が、静止部材61よりも質量が小さ
くなるように構成されている。
【0054】静止部材61は、ほぼ円筒形状で、その一
端部61aが図略の装置本体に取り付けられている。静
止部材61には、圧電素子5を収納する孔61b及びス
ライダ64を収納する孔61cが形成されており、孔6
1bと孔61cとの間には仕切り板61gが、静止部材
61の孔61c側の端部には端板61hが形成されてい
る。
【0055】圧電素子5は、静止部材61の孔61cに
収納されるとともに、その一方端部は駆動軸63の端部
63aに接着固定され、他方端部は静止部材61の孔6
1bの一方の壁面61fに接着固定される。
【0056】駆動軸63は、静止部材61の仕切り板6
1gに設けた軸受孔61dと端板61hに設けた軸受孔
61eにより軸方向に移動自在に支持されており、圧電
素子5の厚さ方向の伸縮により駆動軸63は軸方向に往
復移動する。
【0057】板ばね67は、静止部材61の一端の軸受
孔61eから僅かに突出している駆動軸63を軸方向に
押え込むように、ビス69により静止部材61の端板6
1hに固定されている。これにより、駆動軸63は所要
の力で圧電素子5に押し付けられ、その押付力は、ビス
69の締め加減により調整することができる。
【0058】スライダ64は、駆動軸63に摩擦接触す
る本体部64aと、図略の被駆動部材を固定する取付部
64eとを備えている。本体部64aは、その中央部分
に切欠き部64bが形成されるとともに、切欠き部64
bの左右の壁面部には、駆動軸63が貫通する孔64d
が設けられている。また、切欠き部64bには、駆動軸
63のほぼ下半分に接触する断面半円形状の溝64cが
形成されている。取付部64eには、その下面に被駆動
部材を取り付けるビスが貫通する取付孔64fが設けて
ある。
【0059】切欠き部64bには、孔64dを貫通する
駆動軸63に対して上から接触する挾み込み部材65が
嵌挿されるようになっている。この挾み込み部材65の
下面には駆動軸63のほぼ上半分に接触する断面半円形
状の溝65aが形成されており、挾み込み部材65は、
切欠き部64bの左右の壁面に緩みなく嵌合するように
構成されている。
【0060】また、挾み込み部材65の上面には突部6
5bが設けられ、ビス68でスライダ64の本体部64
aに固定される板ばね66によって突部65bが下方に
押し付けられ、スライダ64及び挾み込み部材65は、
駆動軸63に所要の押付力で摩擦結合する。なお、この
押付力はビス68の締め加減により調整することができ
る。
【0061】このような構成において、上記図4、図5
における移動部材53はスライダ64に相当し、上記図
4、図5を用いて説明した駆動原理にしたがって圧電素
子5の伸縮によりスライダ64が移動し、これによって
スライダ64に取り付けられる図略の被駆動部材が移動
するようになっており、アクチュエータ駆動装置60は
直進型アクチュエータを構成している。
【0062】次に、図8を用いて駆動パルス信号に対す
る電源ノイズの影響について説明する。図8は電源ノイ
ズによるスパイク電圧が乗った駆動パルス信号の波形を
示すタイミングチャートである。
【0063】電源ノイズは、トランジスタQ(図2)の
オフ時、すなわち図8に示すように、同期パルス信号V
SYNCの立上りに発生するので、電源ノイズの周波数は、
同期パルス信号VSYNCの周波数に等しくなる。そして、
ダイオードD(図2)のカソードに接続された出力ライ
ンに乗った電源ノイズによって、図8に示すように、駆
動パルス信号にスパイク電圧が現れる。
【0064】この同期パルス信号VSYNCの周波数、すな
わちトランジスタQ(図2)のオンオフのスイッチング
周波数は、圧電アクチュエータ5の駆動パルス信号の周
波数により高い周波数に設定されているので、電源ノイ
ズの周波数も超音波領域にあることとなる。従って、電
源ノイズや駆動パルス信号による振動の音は聞こえな
い。しかし、図8に示す駆動パルス信号のように、2つ
の波が合成される場合には、波の干渉作用によってうな
りが生じる。
【0065】
【数1】f0=|m・f1−n・f2| うなりの周波数f0は、上記数1で表わされる。但し、f1
は駆動パルス信号の周波数、f2はトランジスタQのスイ
ッチング周波数、m,nは正の整数である。上記数1に
おいて、m,nが2以上のときは、右辺の各項は、各周
波数f1,f2の高調波を表わすこととなる。
【0066】人間の聴覚の感度は、一般に、1kHz付近で
最も高い。従って、うなりの周波数が1kHzに比べて充分
高ければ、聴覚の感度が低下するために、うなりは聞こ
えにくくなる。一方、圧電アクチュエータ5の駆動パル
ス信号の周波数は、その圧電アクチュエータ5の特性に
よって決まっている。
【0067】そこで、CPU3は、駆動パルス信号の周
波数f1と、トランジスタQのスイッチング周波数f2との
関係が、下記数2になるように、トランジスタQのスイ
ッチング周波数f2を設定している。
【0068】
【数2】4000<f0=|m・f1−n・f2| 但し、mは1≦m≦Mの整数、nは1≦n≦Nの整数
で、2≦m,2≦nのm,nは高調波の次数を表わす。
また、M,Nは、それぞれ、うなりが聞こえにくくなる
程度に振幅が小さくなる次数になる所定の正の整数に設
定すればよい。これによって、うなりの周波数f0が1kHz
に対して2オクターブ以上高くなるので、人間の耳に聞
こえにくくなる。
【0069】次に、表1、表2を用いて、駆動パルス信
号の周波数f1に対してトランジスタQのスイッチング周
波数f2を変えたときのうなりの周波数について説明す
る。表1、表2は、各周波数f1,f2から上記数1に従っ
て求めたうなりの周波数f0を示すもので、1≦m≦8,
1≦n≦4の範囲について示している。なお、本実施形
態では、駆動パルス信号の周波数f1を 25kHzに設定して
いる。
【0070】
【表1】
【0071】表1では、CPU3により、スイッチング
周波数f2を、駆動パルス信号の周波数f1の 4.4倍である
110kHzに設定している。この場合には、各周波数f1,f2
の高調波によるうなりの周波数は、1≦m≦8、1≦n
≦4の範囲では、m=4,n=1のときに最も低い周波
数の 10kHzになっている。従って、全てのうなりの周波
数は、人間の聴覚が鈍い領域内にあるので、このうなり
による音は、振幅が大きくない限り殆ど聞こえることが
ない。
【0072】なお、一般に高次の高調波成分は振幅が小
さいので、8<m,4<nの範囲の高調波によるうなり
の音が大きくなることは殆どなく、ここではM=8,N
=4としている。
【0073】
【表2】
【0074】これに対して、表2は比較例を示すもの
で、スイッチング周波数f2を、駆動パルス信号の周波数
f1の3.95倍である98.75kHzに設定している。この場合に
は、うなりの周波数は、m=4,n=1のときに1.25kH
z、m=8,n=2のときに2.5kHz になっており、人間
の可聴域にあり、上記数2を満足していない。また、こ
れらは1次〜8次の低次高調波であるが、一般に低次数
の高調波成分は振幅が大きい。これらのことから、表2
の場合には、うなりの音が聞こえる可能性は高いことと
なる。
【0075】このように、本実施形態によれば、CPU
3により、駆動パルス信号の周波数f1と、トランジスタ
Qのスイッチング周波数f2との関係が、上記数2になる
ように、スイッチング周波数f2を設定しているので、電
源ノイズと駆動パルス信号とのうなりによる音の発生を
防止することができ、駆動回路の静音化を図ることがで
きる。
【0076】また、圧電アクチュエータ5に供給する駆
動パルス信号と、トランジスタQのスイッチングのタイ
ミングを設定するパルス信号とを、単一のパルス発生回
路31を用いて生成することにより、駆動パルス信号の
周波数f1に対して、トランジスタQのスイッチング周波
数f2を精度良く、かつ容易に設定することができる。
【0077】なお、本発明は、上記実施形態に限られる
ものではなく、以下の変形形態を採用することができ
る。
【0078】(1)図1に示すスイッチングレギュレー
タ回路21に代えて、図9に示すように、発振回路2
3、コンデンサ及び可変抵抗素子を有するスイッチング
レギュレータ22を備えるようにして、DC−DCコン
バータ2のスイッチングのタイミングをCPU3に代え
て発振回路23によって行うようにしてもよい。この形
態によれば、コンデンサの容量値及び可変抵抗素子の抵
抗値を調整することにより、上記実施形態と同様の効果
を得ることができる。また、この場合には、スイッチン
グレギュレータ回路22として、レギュレータ機能を有
する一般的なICを用いることができる。
【0079】(2)CPU3により、駆動パルス信号の
周波数f1と、トランジスタQのスイッチング周波数f2と
の関係が、上記数2に代えて下記数3になるように、ト
ランジスタQのスイッチング周波数f2を設定するように
してもよい。
【0080】
【数3】fc<f0=|m・f1−n・f2| 但し、fcは人間の可聴周波数の上限値である。この形
態によれば、うなりの周波数が可聴周波数の範囲外にな
るので、更に良好にうなりによる音の発生を防止するこ
とができる。
【0081】(3)CPU3により、圧電アクチュエー
タ5の駆動パルス信号とトランジスタQのスイッチング
とのタイミングを、下記数4に示すように同期させるよ
うにしてもよい。
【0082】
【数4】f1/k=f2/j 但し、jは1≦j≦Jの整数、kは1≦k≦Kの整数、
J,Kはそれぞれ所定の正の整数で、jとkとは互いに
素である。この数4を上記数2に代入すると下記数5が
得られる。
【0083】
【数5】 4000<f0=|m・f1−n・f2| =|m・k/j−n|・f2 =|m・k−n・j|・f2/j 上記数5において、|m・k−n・j|は0以上の整数をとる
ので、発生するうなりの周波数f0は、(f2/j)の整数倍
の周波数成分を持つことになる。
【0084】従って、CPU3の出力端子P8(図2)
から出力するパルス信号の周波数を制御して、下記数6
を満足するように、トランジスタQ(図2)のスイッチ
ング周波数f2を制御することにより、上記実施形態と同
様に、うなりの音を聞こえにくくすることができる。
【0085】
【数6】4000<(f2/j) なお、m・k=n・jのときは、上記数5より、うなりの周波
数f0が0になるが、この場合はうなりが発生しないこと
を示している。
【0086】また、この形態において、上記数6に代え
て、CPU3により下記数7を満足するように制御する
ことにより、うなりの周波数が可聴周波数の範囲外にな
るので、更に良好にうなりによる音の発生を防止するこ
とができる。
【0087】
【数7】fc<(f2/j) 下記表3は、上記表1、表2と同様に、駆動パルス信号
の周波数f1を 25kHzに設定しており、更に、スイッチン
グ周波数f2を、駆動パルス信号の周波数f1の 4倍である
100kHzに設定している。すなわち、上記数4において、
k=1,j=4である。
【0088】
【表3】
【0089】表3に示すように、m=4,n=1のとき
及びm=8,n=2のときに、うなりの周波数が0にな
っている。これは、うなりが直流であり、うなりによる
振動が発生しないことを示している。また、これら以外
のうなりの周波数は、全て可聴周波数の上限値以上、す
なわち超音波の周波数であるので、うなりによる音が発
生することはない。なお、ここでも、上記表1と同様
に、M=8,N=4としている。
【0090】(4)アクチュエータ駆動装置60は、上
記図6、図7に示すものに限られない。図10、図11
はアクチュエータ駆動装置60の別の構成例を示す図
で、図10は駆動ユニット80を取り外した状態の斜視
図、図11は駆動ユニット80を装着した状態の側面図
である。
【0091】このアクチュエータ駆動装置60は、基台
71、基台71上に設けられた案内部材72,73、案
内部材(摩擦部材)72,73により挾まれて配置され
る駆動ユニット80から構成される。
【0092】案内部材73には、断面がほぼV字状の溝
が形成され、案内部材72とともに駆動ユニット80の
円筒体85(後述)を挾持するように、案内部材72,
73は所定の間隔75を隔てて配置されている。また、
案内部材73は、ばね74により案内部材72に向けて
付勢されている。
【0093】駆動ユニット80は、フレーム81、フレ
ーム81上に一体的に形成された支持部材82,83、
駆動軸(駆動部材)84、円筒体(駆動部材)85及び
圧電素子5から構成される。駆動軸84と円筒体85
は、フレーム81よりも質量が小さくなるように構成さ
れている。圧電素子5の一方端部には駆動軸84が接着
固定され、他方端部はフレーム81の側壁に接着固定さ
れている。
【0094】駆動軸84は、支持部材82により軸方向
に移動可能に支持され、その中央部には円筒体85が一
体的に固定されており、圧電素子5の厚さ方向の伸縮に
より駆動軸84及び円筒体85は軸方向に往復移動する
ようになっている。また、フレーム81は、図略の被駆
動部材を固定するための取付孔81aを備えている。
【0095】駆動ユニット80のフレーム81及び支持
部材82,83は、基台71や案内部材72,73には
接触せず、円筒体85のみが案内部材72,73に接触
しており、これによって、図11に示すように、駆動ユ
ニット80は基台71から浮いた状態で保持される。
【0096】このように、円筒体85は案内部材72,
73に挾持されており、円筒体85に固定された駆動軸
84は、円筒体85を介して、ばね74の付勢力による
所要の摩擦力で案内部材72,73に摩擦結合してい
る。
【0097】次に、この形態における動作を説明する。
圧電素子5に図3に示すような駆動パルス信号を印加す
ると、駆動パルス信号の急速な立上りの間には、圧電素
子5が急速に短縮する変位を行うが、フレーム81がそ
の位置に留まろうとする慣性力が、円筒体85と案内部
材72,73との摩擦結合力に打ち勝ち、円筒体85と
案内部材72,73との間に滑りを生じるため、フレー
ム81は移動せず、初期位置で停止している。
【0098】次いで、駆動パルス信号の緩やかな立下り
の間には、圧電素子5が緩やかに伸長変位を行い、円筒
体85と案内部材72,73との摩擦結合により円筒体
85は案内部材72,73に対して移動せず、フレーム
81が矢印方向に移動する。
【0099】これを繰り返すことによって、フレーム8
1に固定された被駆動部材が矢印方向に移動することと
なる。
【0100】また、駆動パルス信号として、急速な立下
りと緩やかな立上りとを圧電素子5に印加することによ
って、矢印方向と反対方向にフレーム81を移動させる
ことができる。
【0101】このように、本変形形態のアクチュエータ
駆動装置60は自走形の直進型アクチュエータを構成し
ている。
【0102】(5)アクチュエータ駆動装置60が駆動
する被駆動部材としてレンズを駆動する形態について説
明する。図12はレンズの光軸方向に沿った断面図、図
13は図12のX−X線断面図である。
【0103】レンズ鏡胴91の左端には第1レンズL1
の保持枠92が固定され、その右端91aは第3レンズ
L3の保持枠を形成している。レンズ鏡胴91の内部に
は、第2レンズL2のレンズ保持枠(摩擦部材)93が
光軸方向に移動可能に配置されている。
【0104】駆動軸(駆動部材)94は、第2レンズL
2のレンズ保持枠93を光軸方向に駆動するもので、そ
の断面は図13に示すように正方形になっており、レン
ズ鏡胴91の第1のフランジ部91bと保持枠92のフ
ランジ部92bとにより光軸方向に移動自在に支持され
ている。圧電素子5は、厚さ方向に変位して駆動軸94
を軸方向に変位させるもので、その一方端は駆動軸94
に接着固定され、他方端はレンズ鏡胴91の第2のフラ
ンジ部91cに接着固定されている。
【0105】第2レンズL2のレンズ保持枠93は、そ
の下方に延びた接触部材93bを備えておいる。この接
触部材93bには駆動軸94が貫通しており、その下面
には切欠き溝が形成されている。接触部材93bと駆動
軸94は、図13に示すように、切欠き溝と接触部材9
3bの上面との間に嵌入された圧接ばね93cにより圧
接されており、所要の摩擦力で摩擦結合している。
【0106】レンズ保持枠93には指標95が固定され
ており、レンズ鏡胴91に設けられたスリット96を通
して外部から観察することができるようになっている。
指標95は、レンズ鏡胴91に対する第2レンズL2の
位置を示すが、この位置はレンズが被写体に合焦したと
きの被写体距離に対応しており、レンズ鏡胴91のスリ
ット96には、透明材料からなるカバー97が取り付け
られている。
【0107】以上の構成において、図略の焦点検出回路
から出力される被写体に対する焦点検出情報に基づき、
アクチュエータ駆動回路10から圧電素子5に駆動パル
ス信号が印加され、上記実施形態と同様にして駆動軸9
4と摩擦結合するレンズ保持枠93が移動することによ
って、焦点調節が行われる。
【0108】(6)上記実施形態では、アクチュエータ
は、その伸縮により移動部材を伸縮方向に移動させる圧
電アクチュエータとしているが、これに限られず、圧電
素子の伸縮によりロータを回転させる超音波モータや、
圧電素子に印加される振動を検出する加速度センサでも
よい。
【0109】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
アクチュエータに所定の超音波周波数の駆動パルス信号
を供給するアクチュエータ駆動手段と、電源部からの電
力供給を受けて上記駆動パルス信号を生成するための駆
動電圧を上記アクチュエータ駆動手段に供給する駆動電
圧発生手段とを備え、この駆動電圧発生手段から周期的
に発生し、上記駆動電圧に重畳する電源ノイズの周波数
と上記駆動パルス信号の周波数との関係が下記式になる
ように設定したので、電源ノイズと駆動パルス信号の所
定次数以下の高調波によって生じるうなりの音が人間の
耳に聞こえにくくすることができ、これによってアクチ
ュエータの駆動による不快感を防止することができる。
【0110】4000<|m・f1−n・f2| ここで、m:所定値以下の正の整数 n:所定値以下の正の整数 f1:電源ノイズの周波数 f2:駆動パルス信号の周波数 また、電源ノイズの周波数と駆動パルス信号の周波数と
の関係が下記式になるように設定することにより、電源
ノイズと駆動パルス信号とが同期することとなり、駆動
電圧及び駆動パルス信号を簡易な構成で生成することが
できる。また、発生するうなりの周波数は、f1/kの整
数倍になるので、4000<(f1/k)とすることにより、う
なりを聞こえにくくすることができ、これによってアク
チュエータの駆動による不快感を防止することができ
る。
【0111】f1/k=f2/j 4000<(f1/k) ここで、j:所定の正の整数 k:jと互いに素の所定の正の整数 f1:電源ノイズの周波数 f2:駆動パルス信号の周波数 また、上記駆動電圧発生手段は、スイッチング素子と、
このスイッチング素子を所定の周波数でオンオフさせる
スイッチ駆動手段とを備えたスイッチング電源回路から
なるもので、上記電源ノイズは、上記スイッチング素子
のオンオフにより上記周波数で発生するものであるとす
ることにより、スイッチング素子のオンオフ周波数で電
源ノイズが発生するが、電源ノイズの周波数と駆動パル
ス信号の周波数との関係が上記式になるように設定され
ることにより、電源ノイズと駆動パルス信号の所定次数
以下の高調波によって生じるうなりを人間の耳に聞こえ
にくくすることができ、これによってアクチュエータの
駆動による不快感を防止することができる。
【0112】また、所定周波数のパルス信号を発生する
パルス信号発生手段を備え、上記アクチュエータ駆動手
段は、上記パルス信号を分周して上記駆動パルス信号を
生成するもので、上記スイッチ駆動手段は、上記パルス
信号を分周して得られる信号に同期して上記スイッチン
グ素子をオンオフさせるものであるとすることにより、
駆動パルス信号の周波数とスイッチング素子のオンオフ
周波数との関係を精度良く、かつ容易に設定することが
できる。
【0113】また、上記アクチュエータは、電圧印加に
よって伸縮する電気機械変換素子からなるもので、上記
アクチュエータ駆動手段は、上記駆動パルス信号として
パルス電圧を上記電気機械変換素子に印加するものであ
るとすることにより、駆動パルス信号による電気機械変
換素子の伸縮と、電源ノイズによる電気機械変換素子の
伸縮とによってうなりが生じるが、このうなりを人間の
耳に聞こえにくくすることができ、これによってアクチ
ュエータの駆動による不快感を防止することができる。
【0114】また、上記アクチュエータは、上記電気機
械変換素子からなる超音波モータであるとすることによ
り、同様に、駆動パルス信号による電気機械変換素子の
伸縮と、電源ノイズによる電気機械変換素子の伸縮とに
よってうなりが生じるが、このうなりを人間の耳に聞こ
えにくくすることができ、これによってアクチュエータ
の駆動による不快感を防止することができる。
【0115】また、上記アクチュエータは、カメラに配
設されたレンズを合焦のために光軸に沿って移動させる
ものであるとすることにより、駆動パルス信号がアクチ
ュエータに供給されてアクチュエータが駆動され、カメ
ラに配設されたレンズを合焦のために光軸に沿って移動
させるときに、駆動パルス信号によるアクチュエータの
駆動と、電源ノイズによるアクチュエータの微小駆動と
によってうなりが生じるが、このうなりを人間の耳に聞
こえにくくすることができ、これによってアクチュエー
タの駆動による不快感を防止することができる。
【0116】また、請求項5記載のアクチュエータ駆動
回路と、上記電気機械変換素子の上記伸縮方向の一方端
に固定された駆動部材と、この駆動部材に摩擦結合され
た摩擦部材とを備え、上記アクチュエータ駆動手段が上
記電気機械変換素子に印加するパルス電圧は、電圧レベ
ルが急速に変化する部分とこの急速な変化と反対向きに
緩やかに変化する部分とを有するものであるとすること
により、電源ノイズと駆動パルス信号の所定次数以下の
高調波によって生じるうなりの音を人間の耳に聞こえに
くくすることができ、これによって電気機械変換素子の
駆動による不快感を防止するようにした装置を実現する
ことができる。
【0117】また、請求項8記載のアクチュエータ駆動
装置において、上記摩擦部材は、レンズに固定されたも
ので、上記電気機械変換素子は、上記伸縮方向が上記レ
ンズの光軸に平行になるように配設されたものであると
することにより、同様に、レンズの駆動による不快感を
防止するようにした装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るアクチュエータ駆動回路の一実施
形態を示すブロック図である。
【図2】図1のアクチュエータ駆動回路の具体的な回路
の一例を示す回路図である。
【図3】各端子の出力信号及び駆動パルス信号の電圧波
形を示すタイミングチャートである。
【図4】(a)〜(c)は圧電アクチュエータによる移
動部材の移動動作を説明する図である。
【図5】(a)〜(c)は圧電アクチュエータによる移
動部材の移動動作を説明する図である。
【図6】アクチュエータ駆動回路を備えたアクチュエー
タ駆動装置の分解した状態を示す構成図である。
【図7】図6においてアクチュエータ駆動装置を組み立
てた状態を示す図である。
【図8】電源ノイズによるスパイク電圧が乗った駆動パ
ルス信号の波形を示すタイミングチャートである。
【図9】アクチュエータ駆動回路の変形形態を示すブロ
ック図である。
【図10】アクチュエータ駆動装置の別の構成例を示す
図で、駆動ユニットを取り外した状態の斜視図である。
【図11】駆動ユニットを装着した状態の図10の側面
図である。
【図12】レンズの光軸方向に沿った断面図である。
【図13】図12のX−X線断面図である。
【図14】従来の圧電アクチュエータの駆動回路の一例
を示すブロック図である。
【図15】図14のスイッチングレギュレータ回路の一
例を示す回路図である。
【図16】図15の各部の電圧波形を示すタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1 電源部 2 DC−DCコンバータ 21 スイッチングレギュレータ回路 3 CPU 4 駆動パルス信号生成回路 5 圧電アクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H043 AA25 AA27 AB02 AB10 AD06 AD23 2H044 BE01 BF02 DA01 DB02 DC10 DD02 5H680 AA08 AA18 BB01 BB07 BB13 BC00 BC01 DD01 DD23 DD37 DD53 DD59 DD73 DD83 DD95 EE07 FF04 FF08 FF25 FF30 FF31 FF32 FF38

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータに所定の超音波周波数の
    駆動パルス信号を供給するアクチュエータ駆動手段と、 電源部からの電力供給を受けて上記駆動パルス信号を生
    成するための駆動電圧を上記アクチュエータ駆動手段に
    供給する駆動電圧発生手段とを備え、 この駆動電圧発生手段から周期的に発生し、上記駆動電
    圧に重畳する電源ノイズの周波数と上記駆動パルス信号
    の周波数との関係が下記式になるように設定したことを
    特徴とするアクチュエータ駆動回路。 4000<|m・f1−n・f2| ここで、m:所定値以下の正の整数 n:所定値以下の正の整数 f1:電源ノイズの周波数 f2:駆動パルス信号の周波数
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアクチュエータ駆動回路
    において、上記電源ノイズの周波数と上記駆動パルス信
    号の周波数との関係が下記式になるように設定したこと
    を特徴とするアクチュエータ駆動回路。 f1/k=f2/j 4000<(f1/k) ここで、j:所定の正の整数 k:jと互いに素の所定の正の整数 f1:電源ノイズの周波数 f2:駆動パルス信号の周波数
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載のアクチュエータ駆
    動回路において、上記駆動電圧発生手段は、スイッチン
    グ素子と、このスイッチング素子を所定の周波数でオン
    オフさせるスイッチ駆動手段とを備えたスイッチング電
    源回路からなるもので、上記電源ノイズは、上記スイッ
    チング素子のオンオフにより上記周波数で発生するもの
    であることを特徴とするアクチュエータ駆動回路。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のアクチュエータ駆動回路
    において、所定周波数のパルス信号を発生するパルス信
    号発生手段を備え、 上記アクチュエータ駆動手段は、上記パルス信号を分周
    して上記駆動パルス信号を生成するもので、 上記スイッチ駆動手段は、上記パルス信号を分周して得
    られる信号に同期して上記スイッチング素子をオンオフ
    させるものであることを特徴とするアクチュエータ駆動
    回路。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のアクチ
    ュエータ駆動回路において、上記アクチュエータは、電
    圧印加によって伸縮する電気機械変換素子からなるもの
    で、上記アクチュエータ駆動手段は、上記駆動パルス信
    号としてパルス電圧を上記電気機械変換素子に印加する
    ものであることを特徴とするアクチュエータ駆動回路。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のアクチュエータ駆動回路
    において、上記アクチュエータは、上記電気機械変換素
    子を有する超音波モータであることを特徴とするアクチ
    ュエータ駆動回路。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のアクチ
    ュエータ駆動回路において、上記アクチュエータは、カ
    メラに配設されたレンズを合焦のために光軸に沿って移
    動させるものであることを特徴とするアクチュエータ駆
    動回路。
  8. 【請求項8】 請求項5記載のアクチュエータ駆動回路
    と、上記電気機械変換素子の上記伸縮方向の一方端に固
    定された駆動部材と、この駆動部材に摩擦結合された摩
    擦部材とを備え、上記アクチュエータ駆動手段が上記電
    気機械変換素子に印加するパルス電圧は、電圧レベルが
    急速に変化する部分とこの急速な変化と反対向きに緩や
    かに変化する部分とを有するものであることを特徴とす
    るアクチュエータ駆動装置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のアクチュエータ駆動装置
    において、上記摩擦部材は、レンズに固定されたもの
    で、上記電気機械変換素子は、上記伸縮方向が上記レン
    ズの光軸に平行になるように配設されたものであること
    を特徴とするアクチュエータ駆動装置。
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